JP3030968B2 - 光磁気記録用磁気ヘッド - Google Patents

光磁気記録用磁気ヘッド

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JP3030968B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光磁気記録用磁気ヘッ
ドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光磁気ディスクの記録方式として
は、旧信号上に新信号を重ね書きするオーバーライトを
可能にした磁界変調型光磁気記録方式が知られている。
この記録方式は、図8に示すように垂直磁化膜による光
磁気記録層を有する光磁気ディスク1を挟んで、一方に
レーザ光2を照射する光ピックアップを、他方にレーザ
スポットと同期して移動する磁界発生手段即ち磁気ヘッ
ド3を配し、磁気ヘッド3に流す電流の方向を変化させ
ることによって磁界方向を変化させる。そして、記録信
号に対応した磁界がレーザスポット付近に形成されるこ
とで、ディスク1の書き換え希望部分1Aがレーザスポ
ット2aによりキュリー温度以上に加熱されて消磁した
後、レーザスポット2aから移動してキュリー温度以下
に低下したときに上記の磁界方向に磁化させて記録する
ようにしている。
【0003】従来の光磁気ディスク1は非接触メディア
であり、従って磁気ヘッド3はディスク1から必要十分
な間隔dだけ離れて配される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本出願人は、先に超小
型光磁気ディスクによるデジタル記録、再生が可能な超
小型デジタル記録再生機を開発した。この記録再生機
は、磁界変調型光磁気記録方式を採用し、オーバーライ
トを可能にしている。
【0005】ところで、従来の光磁気ディスクは前述し
たように非接触で記録するため、光磁気記録用の磁気ヘ
ッド3はディスク1から離れた状態で回転によって発生
するディスク1の面振れに追従するように電磁サーボ機
構に取付けられている。この為、光磁気ディスクに対し
て非接触方式をとる記録再生機では、消費電力の低減
化、機器の小型化(特に機器の厚さを小さくすること)
等に限界がある。
【0006】そこで、今までの発想を逆転し、磁気ヘッ
ドを光磁気ディスクに接触摺動させる接触方式とすれ
ば、磁気ヘッドの支持は単純な弾性支持体のみで済み、
従来の容積をとる電磁サーボ機構を省略することがで
き、記録再生機の消費電力の低減化、機器の小型化等に
有利になる。
【0007】しかし、光磁気ディスク1自体は、図に示
すように、ベース5上に垂直磁化膜による光磁気記録層
6を形成し、さらにその上に紫外線硬化型樹脂による保
護膜7を形成して構成されている。このような光磁気デ
ィスク1にフェライトコアによる磁気ヘッド3を接触摺
動させた場合、フェライトコアと保護膜7との相性が悪
いために、光磁気ディスク1を傷つけてしまう懼れがあ
った。
【0008】本発明は、上述の点に鑑み、磁界変調光磁
気記録方式に用いる磁気ヘッドにおいて、記録媒体に損
傷を与えずに接触摺動できるようにし、併せて、製造、
組立工数の削減、組立精度の向上等を可能にした光磁気
記録用磁気ヘッドを提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る光磁気記録
用磁気ヘッド11は、記録媒体1と対接する摺動部15
を有し、磁性コア12にコイル13を巻装したボビン1
4を装着してなるヘッド本体16を、弾性支持体17に
保持してなり、上記の摺動部15とボビン14と弾性支
持体17を一体成形で形成して構成する。
【0010】また、本発明に係る光磁気記録用磁気ヘッ
ド11は、記録媒体1と対接する摺動部15を有し、磁
性コア12にコイル13を巻装したボビン14を装着し
てなるヘッド本体16を、弾性支持体17に保持してな
り、上記のコイル13を含んでボビン14と摺動部15
と弾性支持体17を一体成形で形成して構成する。
【0011】
【作用】本発明に係る光磁気記録用磁気ヘッド11によ
れば、記録媒体1と対接する摺動部15を設けることに
より、磁性コア12の記録媒体1への接触が避けられ、
磁気ヘッド11を記録媒体に対して傷つけることなく接
触摺動させることができる。そして、かかる磁気ヘッド
において、その摺動部15とボビン14と弾性支持体1
7を一体成形で形成するので、磁気ヘッドを構成する部
品点数が減り、ヘッド組立工数を減らすことがてきると
共に、部品精度、ヘッドの信頼性が向上する。
【0012】さらに、コイル13を含んでボビン14、
摺動部15及び弾性支持体17を一体成形で形成すると
きは、更に部品点数、組立工数が減り、部品精度、ヘッ
ドの信頼性が向上する。
【0013】
【実施例】以下、図1〜図7を参照して本発明による光
磁気記録用磁気ヘッドの実施例を説明する。
【0014】図1〜図4は本発明の一例を示すもので、
同図において、1は光磁気ディスク、11はこの光磁気
ディスク1に接触摺動する本例に係る光磁気記録用磁気
ヘッドを示す。光磁気ディスク1は、ベース5上に垂直
磁化膜による光磁気記録層6を形成し、この記録層6上
に紫外線硬化型樹脂による保護膜7を形成して構成され
る。
【0015】磁気ヘッド11は、磁性コア12、この磁
性コア12に装着されコイル13が巻回されたボビン1
4及びこのボビン14の端部に之と一体に形成され光磁
気ディスク1に対接する摺動部15からなる磁気ヘッド
本体16と、この磁気ヘッド本体16を支持する弾性支
持体(いわゆるジンバル)17とを有して成る。
【0016】磁性コア12は、例えばフェライトコアか
らなり、図4に示すように適当形状本例では平面的に長
方形のベースコア部12Aの上面中央に之と一体に垂直
方向に延びる中心コア部12Bを有して形成される。
【0017】ボビン14は、適当形状、本例では平面的
にみて長方形をなすベース部18の上面中央に巻芯部1
9を有し、そのベース部18にベースコア部12Aが丁
度挿入され得る形状、大きさの挿入孔20が形成される
と共に、この挿入孔20から巻芯部19内を貫通するよ
うな中心孔21(図3参照)が形成される。
【0018】摺動部15はディスク1に接触する摺動面
15aが曲面、本例では球面となるように形成され、ボ
ビン14の巻芯部19の上端に配される。摺動面15a
の曲率半径はR=50mm〜100mm程度に設定され
る。
【0019】磁気ヘッド本体16を支持する弾性支持体
17は、平板状をなしてその長手方向に沿ってコイル1
4の端末が接続されるリード端子23A及び23Bを埋
込んで形成される。
【0020】しかして、図2及び図3に示すように、本
例では、リード端子23A,23Bを含んで樹脂の射出
成形により、弾性支持体17とボビン14と摺動部15
とを一体成形し、1部品(一体成形部品)24として形
成する。この場合、摺動部15はディスク1の紫外線硬
化型樹脂による保護膜7に対して潤滑性のよい、即ち傷
を付けない例えばフッ素系、ポリアセタール系、ナイロ
ン系等の自己潤滑性樹脂を用い、ボビン14には例えば
ABS樹脂等の成形性の良い樹脂を用い、弾性支持体1
7にはPPS(ポリフェニレンサルファイド),PEE
K(ポリエーテルエーテルケトン),LCP(液晶ポリ
マー)等のエンジニアリングプラスチック材を用いた所
謂3色成形により一体成形することができる。之によっ
て、成形精度のよいボビン14、バネ性を有する弾性支
持体17が得られると共に、ディスク1の保護膜7に対
して潤滑性のよい摺動部15が得られる。その他、2色
成形或いは1種の樹脂で一体成形することも可能であ
る。例えばポリアセタール系樹脂は自己潤滑性と成形性
の両方の性質を有しているので、このポリアセタール系
樹脂を用いればボビン14及び摺動部15を共に成形で
きる。
【0021】かかる一体成形部品24の巻芯部19にコ
イル13を巻回し、そのコイル端末を弾性支持体15内
を貫通するリード端子23A及び23Bの各一端25に
からげて接続し、また、磁性コア12をボビン14内の
中心孔21及び挿入孔20に装着して本実施例の接触摺
動型の光磁気記録用磁気ヘッド11が構成される。
【0022】上述の実施例によれば、磁性コア12の中
心コア部12Bの先端を覆うようにボビン14と一体に
ディスク1と接触する摺動部15を設けることにより、
磁性コア12のディスク1への接触が避けられ、ディス
ク1の保護膜7を傷つけることなく磁気ヘッド11をデ
ィスク1に対して円滑に接触摺動させることができる。
また、摺動部15のディスク1に接触する摺動面にアー
ルを付すことにより、ディスク1に対してソフトコンタ
クトが可能になり、且つごみのラッセル効果(ごみをか
き集める効果)による摺動面へのごみの附着が回避され
る。そして、リード端子23A及び23Bを含めて弾性
支持体17とボビン14と摺動体15の3者を樹脂の射
出成形により一体成形部品24として形成することによ
り、磁気ヘッド11を構成する部品点数が減り、ヘッド
組立工数を減らすことができると共に、部品精度を向上
することができ、小型且つ信頼性の高い接触摺動型の光
磁気記録用磁気ヘッド11が得られる。樹脂による弾性
支持体17内に埋設するリード端子23A,23Bをバ
ネ性を有する金属材で形成するときは、弾性支持体17
としてのバネ性がさらに良好となる。
【0023】図5〜図7は、本発明の他の例を示す。本
例においては、前述の図1の構成において、さらに、コ
イル13をも含むように樹脂の射出成形により、コイル
13と、リード端子23A,23Bを有する弾性支持体
17と、ボビン14と、摺動部15とを一体成形し、コ
イル13を保護層27で包み込んだ接触摺動型の光磁気
記録用磁気ヘッド11を構成する。
【0024】この実施例によれば、ボビン14と之に巻
装されたコイル13と、摺動部15と、リード端子23
A,23B及び弾性支持体17との全てが射出成形によ
る一体形成部品26として形成されるので、さらに磁気
ヘッド11を構成する部品点数が減り、即ち、一体成形
部品26と磁性コア12の2点となり、より組立工数が
削減され、小型で信頼性の高い接触摺動型の光磁気記録
用磁気ヘッドが得られる。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、光磁気ディスクを傷つ
けることのない信頼性の高い光磁気記録用磁気ヘッドが
得られる。併せて、ボビン、摺動部及び弾性支持体を1
部品として、更にはコイルを含めた状態の1部品として
形成することにより、部品点数を減らし、組立工数を削
減することができ、信頼性の高い接触摺動型の光磁気記
録用磁気ヘッドを提供できる。従って、例えば磁界変調
オーバーライト方式を用いた超小型デジタル記録再生機
の光磁気記録用磁気ヘッドに適用して好適ならしめる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光磁気記録用磁気ヘッドの一例を
示す断面図である。
【図2】図1の要部の斜視図である。
【図3】図1の要部の斜視図である。
【図4】磁性コアの一例を示す斜視図である。
【図5】本発明による光磁気記録用磁気ヘッドの他の例
を示す断面図である。
【図6】図5の要部の斜視図である。
【図7】図5の要部の斜視図である。
【図8】磁界変調型光磁気記録方式の構成図である。
【図9】光磁気ディスクの例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 光磁気ディスク 2 レーザ光 3 磁気ヘッド 5 ベース 6 光磁気記録層 7 保護膜 11 光磁気記録用磁気ヘッド 12 磁性コア 13 コイル 14 ボビン 15 摺動部 16 磁気ヘッド本体 17 弾性支持体 24,26 一体成形部品
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−35714(JP,A) 特開 昭63−58605(JP,A) 特開 平1−102760(JP,A) 特開 平2−227812(JP,A) 特開 平1−236412(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 11/105 561 G11B 5/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体と対接する摺動部を有し、磁性
    コアにコイルを巻装したボビンを装着してなるヘッド本
    体が、弾性支持体に保持されてなり、上記摺動部と上記
    ボビンと上記弾性支持体が一体成形されて成る光磁気記
    録用磁気ヘッド。
  2. 【請求項2】 記録媒体と対接する摺動部を有し、磁性
    コアにコイルを巻装したボビンを装着してなるヘッド本
    体が弾性支持体に保持されてなり、上記コイルを含んで
    上記ボビンと上記摺動部と上記弾性支持体が一体成形さ
    れて成る光磁気記録用磁気ヘッド。
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JP2508955B2 (ja) * 1992-04-20 1996-06-19 ソニー株式会社 光磁気記録用摺動型磁気ヘッド
JP2806208B2 (ja) * 1993-06-11 1998-09-30 日本ケミコン株式会社 磁界変調ヘッドの支持・接続機構
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US5825592A (en) * 1993-10-25 1998-10-20 Sony Corporation Magnetic head with bobbin attached to a slidable contact body

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