JPH0589542A - 光磁気記録用磁気ヘツド - Google Patents

光磁気記録用磁気ヘツド

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Publication number
JPH0589542A
JPH0589542A JP24925891A JP24925891A JPH0589542A JP H0589542 A JPH0589542 A JP H0589542A JP 24925891 A JP24925891 A JP 24925891A JP 24925891 A JP24925891 A JP 24925891A JP H0589542 A JPH0589542 A JP H0589542A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magneto
magnetic head
optical recording
bobbin
elastic support
Prior art date
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Pending
Application number
JP24925891A
Other languages
English (en)
Inventor
Norio Yagi
紀雄 八木
Shusaku Tani
周作 谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP24925891A priority Critical patent/JPH0589542A/ja
Publication of JPH0589542A publication Critical patent/JPH0589542A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光磁気記録用磁気ヘッドにおいて、光磁気デ
ィスクに接触摺動させたときの光磁気ディスクの損傷を
防止し、併せて磁気ヘッド本体を保持する弾性支持体を
信頼性よく且つ安価に作る。 【構成】 光磁気ディスク1と対接する摺動部16を有
すると共に、磁性コア12にコイル12を巻装したボビ
ン14を装着してなる磁気ヘッド本体17をエンジニア
リングプラスチック材からなる弾性支持体18に保持す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光磁気記録用磁気ヘッ
ドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光磁気ディスクの記録方式として
は、旧信号上に新信号を重ね書きするオーバライトを可
能にした磁界変調型光磁気記録方式が知られている。こ
の記録方式は、図8に示すように垂直磁化膜による光磁
気記録層を有する光磁気ディスク1を挟んで一方にレー
ザ光2を照射する光ピックアップを、他方にレーザスポ
ットと同期して移動する磁界発生手段、即ち磁気ヘッド
3を配し、磁気ヘッド3に流す電流の方向を変化させる
ことによって磁界方向を変化させる。そして、記録信号
に対応した磁界がレーザスポット付近に形成されること
で、ディスク1の書き換え希望部分1Aが、レーザスポ
ット2aによりキュリー温度以上に加熱されて消磁した
後、レーザスポット2aから移動してキュリー温度以下
に低下したときに上記の磁界方向に磁化させて記録する
ようにしている。
【0003】従来の光磁気ディスク1は非接触メディア
であり、従って磁気ヘッド3はディスク1から必要十分
な間隔dだけ離れて配される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本出願人は、先に超小
型光磁気ディスクによるデジタル記録、再生が可能な超
小型デジタル記録再生機を開発した。この記録再生機
は、磁界変調型光磁気記録方式を採用し、オーバライト
を可能にしている。
【0005】ところで、従来の光磁気ディスクは前述し
たように非接触で記録するため、光磁気記録用の磁気ヘ
ッド3は、ディスク1から離れた状態で回転によって発
生するディスク1の面振れに追従するように電磁サーボ
機構に取付けられている。この為、光磁気ディスクに対
して非接触方式をとる記録再生機では、消費電力の低減
化、機器の小型化(特に機器の厚さを小さくすること)
等に限界がある。
【0006】そこで、今までの発想を逆転し、磁気ヘッ
ドを光磁気ディスクに接触摺動させる接触方式とすれ
ば、磁気ヘッドの支持は単純な弾性支持体のみで済み、
従来の容積をとる電磁サーボ機構を省略することがで
き、記録再生機の消費電力の低減化、機器の小型化等に
有利になる。
【0007】しかし、光磁気ディスク1自体は、図9に
示すように、ベース5上に垂直磁化膜による光磁気記録
層6を形成し、さらにその上に紫外線硬化型樹脂による
保護膜7を形成して構成されている。このような光磁気
ディスク1にフェライトコアによる磁気ヘッド3を接触
摺動させた場合、フェライトコアと保護膜7との相性が
悪いために、光磁気ディスク1を傷つけてしまう懼れが
あった。一方、磁気ヘッドは弾性支持体(いわゆるジン
バル)に保持されるが、この弾性支持体としては、光磁
気ディスクの変位(面振れ)によく追従できると共に、
安価に製造できることが望まれる。
【0008】本発明は、上述の点に鑑み、磁界変調光磁
気記録方式に用いる磁気ヘッドにおいて、記録媒体に損
傷を与えずに、接触摺動できるようにし、併せて記録媒
体の変位に対する追従性を確保し、安価に製造できるよ
うにした接触摺動型の光磁気記録用磁気ヘッドを提供す
るものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る光磁気記録
用磁気ヘッド11は、記録媒体1と対接する摺動部16
を有すると共に、磁性コア12にコイル13を巻装した
ボビン14を装着してなるヘッド本体17を、エンジニ
アリングプラスチック材からなる弾性支持体18に保持
して構成する。
【0010】
【作用】本発明に係る光磁気記録用磁気ヘッド11によ
れば、記録媒体1と対接する摺動部16を有することに
より、磁性コア12の記録媒体1への接触が避けられ、
磁気ヘッド11を記録媒体1に対して傷つけることなく
接触摺動させることができる。また、ヘッド本体17を
保持する弾性支持体18をエンジニアリングプラスチッ
ク材で形成することにより、記録媒体1の面振れに対す
るヘッド本体17の追従性が確保されると共に、射出成
形で弾性支持体18の形成が可能となるため、弾性支持
体18が安価に得られ、全体として接触摺動型の光磁気
記録用磁気ヘッドが安価に提供できる。
【0011】
【実施例】以下、図1〜図7を参照して本発明による光
磁気記録用磁気ヘッドの実施例を説明する。
【0012】図1及び図2は本発明の一例を示すもの
で、同図において、1は光磁気ディスク、11はこの光
磁気ディスク1に接触摺動する本例に係る光磁気記録用
磁気ヘッドを示し、この磁気ヘッド11は磁気ヘッド本
体17と之を保持する弾性支持体(いわゆるジンバル)
18から成る。光磁気ディスク1は、ベース5上に垂直
磁化膜による光磁気記録層6を形成し、この記録層6上
に紫外線硬化型樹脂による保護膜7を形成して構成され
る。
【0013】磁気ヘッド本体17は磁性コア12と、こ
の磁性コア12に装着されコイル13が巻回されたボビ
ン14と、ボビン14の端部に之と一体に形成され光磁
気ディスク1に対接する摺動部16とを有してなる。磁
性コア12は中心コア12aと之を囲う周側コア12b
からなる断面E字形のフェライトコアで形成される。ボ
ビン14は一端にフランジ部15を有し、他端に摺動部
16が一体に形成されてなり、このフランジ部15と摺
動部16間にコイル13が巻装される。そして、このコ
イル13を巻装したボビン14が、その中心孔14a内
に中心コア12aを挿入するようにして磁性コア12に
装着される。このとき中心コア12a及び周側コア12
bの端部は摺動部16によって覆われ、外部に露出され
ない。
【0014】摺動部16のディスク1に接触する摺動面
16aはR=50mm〜100mm程度のアールを付し
た曲面に形成される。この曲面としては球面又は摺動方
向に彎曲した円筒面とすることができる。本例では球面
としている。
【0015】フランジ部15を有するボビン14と摺動
部16とは樹脂の射出成形により一体に形成される。こ
の場合、摺動部16にはディスク1の紫外線硬化型の保
護膜7に対して潤滑性のよい、即ち傷を付けない例えば
フッ素系、ポリアセタール系、ナイロン系等の自己潤滑
性樹脂を用い、ボビン14には例えばABS樹脂等の成
形性の良い樹脂を用いた所謂2色成形により一体成形す
ることができる。之によって、成形精度のよいボビン1
4が得られると共に、ディスク1の保護膜7に対して潤
滑性のよい摺動部16が得られる。またフランジ部15
を有するボビン14と摺動部16を共に自己潤滑性樹脂
にて一体成形することも可能である。例えばポリアセタ
ール系樹脂は自己潤滑性と成形性の両方の性質を有して
いるので、このポリアセタール系樹脂を用いればボビン
14及び摺動部16を一体成形できる。
【0016】一方、弾性支持体18は、図2に示すよう
に例えば磁気ヘッド本体17を直接取付けるジンバル部
18Aと、ジンバル部18Aの両側に連結されたキャリ
ッジ部18Bを一体に有して成り、例えばPPS(ポリ
フェニレンサルファイド)、PEEK(ポリエーテルエ
ーテルケトン)、LCP(液晶ポリマー)等のエンジニ
アリングプラスチック材の射出成形で形成される。図3
は弾性支持体18の他の例を示す。この例では少なくと
もエンジニアリングプラスチック材によるジンバル部2
1を設け、このジンバル部21を樹脂成形によるキャリ
ッジ22に取付けるようになし、ジンバル部21の中央
に磁気ヘッド本体17が取付けられる。さらに弾性支持
体18の他の例としては、図4に示すように田の字状に
形成したジンバル部18A、或は図5に示すように凸状
に折曲し、両折曲側板部に開口23を有せしめたジンバ
ル部18Aをエンジニアリングプラスチック材で形成す
るようになしてもよい。この場合、ジンバル部18Aに
延長して鎖線で示すようにキャリッジ部18Bを一体に
成形するようにしてもよい。
【0017】一方、磁気ヘッド本体17は、上例に限ら
ない。例えば図6及び図7に示すように構成することも
可能である。この例では、磁性コア12が平面的にみて
長方形をなし両端を円弧とするベースコア25の上面中
央に之と一体に垂直方向に延びる中心コア26を有して
形成される。ボビン14は、平面的にみて円形をなすベ
ース部27の上面中央に巻芯部28を一体に有してな
り、そのベース部27には磁性コア12のベースコア2
5が丁度挿入され得る挿入溝29が形成されると共に、
この挿入溝29から巻芯部28内を貫通するような中心
孔30が形成される。摺動部16はボビン14のベース
部27と略同径でディスク1に接触する摺動面16aが
曲面、本例では球面となるように形成され、ボビン14
の巻芯部28の上部に一体に形成される。このボビン1
4と摺動部16が樹脂の射出成形により一体に形成され
る。そして、ボビン14の巻芯部28にコイル13を巻
回し、磁性コア12をボビン14内に装着して磁気ヘッ
ド本体17を形成する。
【0018】上述の実施例によれば、磁性コア12の先
端部を覆うようにボビン14と一体にディスク1と接触
する摺動部16を設けることにより、磁性コア12のデ
ィスク1への接触が避けられ、ディスク1の保護膜7を
傷つけることなく、磁気ヘッド11をディスク1に対し
て円滑に接触摺動させることができる。この磁気ヘッド
11では摺動部16をボビン14と一体に形成するの
で、磁気ヘッド11を構成する部品点数を減らすことが
でき、製造、組立てを容易にすることができる。また、
摺動部16及びボビン14の一体成形に際して例えば2
色成形を用いて摺動部16を自己潤滑性樹脂で成形し、
ボビン14を成形容易な樹脂で形成するときは、磁気ヘ
ッドのディスク1に対する接触摺動性が向上し、ディス
ク1に傷を付けない信頼性の高い磁気ヘッド11を安価
に提供できる。また、摺動部16のディスク1に接触す
る摺動面16aにアールを付すことにより、ディスク1
に対してソフトコンタクトが可能になり、且つごみのラ
ッセル効果(ごみをかき集める効果)によるヘッドの摺
動面へのごみの付着が回避される。
【0019】さらに、弾性支持体18をエンジニアリン
グプラスチック材の射出成形で形成することにより、デ
ィスク1の面振れに対するヘッドの追従性を確保するこ
とができると共に、之を安価に作成することができる。
従って、安価に、且つ信頼性の高い小型化された接触摺
動型の光磁気記録用磁気ヘッド11を得ることができ
る。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、記録媒体を傷つけるこ
となく、且つ安価に弾性支持体を作成することができ、
信頼性の高い接触摺動型の光磁気記録用磁気ヘッドが得
られる。従って、例えば磁界変調オーバライト方式を用
いた超小型デジタル記録再生機の光磁気記録用磁気ヘッ
ドに適用して好適ならしめる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光磁気記録用磁気ヘッドの一例を
示す構成図である。
【図2】本発明に係る弾性支持体の例を示す斜視図であ
る。
【図3】本発明に係る弾性支持体の他の例を示す分解斜
視図である。
【図4】本発明に係る弾性支持体の更に他の例を示す斜
視図である。
【図5】本発明に係る弾性支持体の更に他の例を示す斜
視図である。
【図6】本発明に係る磁気ヘッド本体の他の例を示す断
面図である。
【図7】本発明に係る磁気ヘッド本体の他の例を示す分
解斜視図である。
【図8】磁界変調型光磁気記録方式の構成図である。
【図9】光磁気ディスクの例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 光磁気ディスク 2 レーザ光 3 磁気ヘッド 5 ベース 6 光磁気記録層 7 保護膜 11 光磁気記録用磁気ヘッド 12 磁性コア 13 コイル 14 ボビン 16 摺動部 17 磁気ヘッド本体 18 弾性支持体 18A ジンバル部 18B キャリッジ部 22 キャリッジ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体と対接する摺動部を有すると共
    に、磁性コアにコイルを巻装したボビンを装着してなる
    ヘッド本体がエンジニアリングプラスチック材からなる
    弾性支持体に保持されて成る光磁気記録用磁気ヘッド。
JP24925891A 1991-09-27 1991-09-27 光磁気記録用磁気ヘツド Pending JPH0589542A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24925891A JPH0589542A (ja) 1991-09-27 1991-09-27 光磁気記録用磁気ヘツド

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JP24925891A JPH0589542A (ja) 1991-09-27 1991-09-27 光磁気記録用磁気ヘツド

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Publication Number Publication Date
JPH0589542A true JPH0589542A (ja) 1993-04-09

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ID=17190288

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JP24925891A Pending JPH0589542A (ja) 1991-09-27 1991-09-27 光磁気記録用磁気ヘツド

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JP (1) JPH0589542A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0768655B1 (en) * 1992-04-20 2009-03-25 Sony Corporation Sliding-type magnetic head for magnetooptical recording

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP0768655B1 (en) * 1992-04-20 2009-03-25 Sony Corporation Sliding-type magnetic head for magnetooptical recording

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