JPH02173908A - 磁気ヘッド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［ａ業上の利用分野］ 本発明は磁気ヘッドに関し、特にフロントコアに対しバ
ックコアを弾性部材により圧接して構成さＪする磁気コ
アと、この磁気コアを固定して支持する支持板を有した
磁気ヘッドに関するものである。

［従来の技術］ この種の磁気ヘッドとして、磁気記録媒体のフロッピー
ディスクに情報の記録、再生を行うＦＤＤ（フロッピー
ディスクドライブ）装置用の磁気ヘッドが有る。ＦＤＤ
装置で特にトラッキングをサーボ方式で機械的に行う装
着に用いられる磁気ヘッドの従来構造を第４図及び第５
図に示す。

第４図は磁気ヘッド本体の構造を示している。

第４図において符号１ａ、ｌｂ及び２はそれぞれ磁気コ
アを構成するフロントコア及びバックコアであり、それ
ぞれ丁字形、矩形、直方形に形成さねでいる。記録再生
を行う磁気ギャップ３を介してフロントコアｌａ、ｌｂ
を接合し、両コアｌａ、ｌｂの図中下端部にバックコア
２を弾性部材である板ばね４の抑圧により圧接し、接着
等により固定して記録再生用の磁気コア（以下記録再生
コアという）１が構成される。

又第４図において符号５．６はそれぞれスライダであり
、記録再生コア１を挟持して補強し、記録再生コア１と
ともに記録再生時にディスクに摺動接触して摺動を安定
化する部材である。

又符号７はコイルボビンであり、コイル８が巻回される
。

磁気ヘッド本体の組み立て工程では、まず磁気ギャップ
３を介して接合したフロントコアｌａ。

１ｂの両側にスライダ５．６の接合面５ａ、６ａを接合
する６次にコイルボビン７を一方のフロントコア１ａに
嵌合する。次にフロントコアｌａ。

１ｂとスライダ５との藺にバックコア２と板ばね４を圧
入し、板ばね４の押圧によりバックコアをフロントコア
ｌａ、ｌｂに圧接させ、バックコア２を接着等によりフ
ロントコアｌａ、ｌｂに固定する。

このようにして第５図に符号１１で示す磁気ヘッド本体
が構成される。そして第５図に示すように磁気ヘッド本
体１１はこれを弾性的に支持する支持板９上に接着によ
り固定される。更に磁気ヘッドと外部との接続を行なう
ための不図示のフレキシブルプリント基板を支持板９に
接合し、コイル８のコイル端末８ａをフレキシブルプリ
ント基板のリード線のパターンに接続して磁気ヘッド１
２が構成される。

尚静電ノイズを防止するために記録再生コア１を接地す
る必要がある。この接地のため上記の不図示のフレキシ
ブルプリント基板にはＦＤＤ装置本体側に接地を行なう
ための接地パターンが設けられる。又支持板９は導電性
の材料から形成される。そして記録再生コア１のバック
コア２と支持板９の間及び支持板９と上記フレキシブル
プリント基板の接地パターンの間が導電性接着材等で接
続され、この接続を介して記録再生コア１が接地パター
ンに接続される。

以上のような構造で第５図に示す磁気ヘッド本体１１の
図中上面を摺動面として不図示の回転するディスクに対
して摺動接触して情報の記録再生を行なうようになフて
いる。

［発明が解決しようとする課題］ ところが上述した第４図、第５図の磁気ヘッドの構造で
は、バックコア２を圧接するための板ばね４を位置決め
する手段が設けられていないので、板ばね４を適当な位
置に正確に位置決めするのが困難だった。板ばね４の位
置がずれていると、バックコア２にかかる板ばね４の押
圧力が左右又は上下に不均等になり、その結果フロント
コアｌａ、ｌｂとバックコア２の間にバックギャップが
発生し、磁気ヘッドの特性が劣化するという問題があっ
た。

そこで本発明の課題はこの種の磁気ヘッドにおいてバッ
クコアをフロントコアに圧接するための弾性部材を簡単
に正確に位置決めできるようにすることにある。

［課題を解決するための手段］ 上記課題を解決するため本発明によれば、フロントコア
に対しバックコアを弾性部材により圧接して構成される
磁気コアと、この磁気コアを固定して支持する支持板を
有した磁気ヘッドにおいて、前記弾性部材と支持板に互
いに係合し合う係合部を設け、この係合部どうしを係合
させることにより前記弾性部材を位置決めするようにし
た構造を採用した。

［作用］ 上記の構造によれば弾性部材と支持板の係合部どうしを
係合させることにより、弾性部材を位置決めするので、
弾性部材を簡単に正確に位置決めすることができる。

［実施例］ 以下、図を参照して本発明の実施例の詳細を説明する。

第１図〜第３図は本発明の詳細な説明するものであり、
先述の従来例と同タイプのＦＤＤ装置用磁気ヘッドにお
いて記録再生コアのフロントコアにバックコアを圧接す
るための弾性部材の板ばねの位置決め構造を説明するも
のである。

第１図は磁気ヘッドの下面を示し、第２図はバックコア
圧接用の板ばねの構造を示し、第３図は磁気ヘッド本体
を支持する支持板の構造を示している。これらの図にお
いて、従来例の第４図、第５図中と共通も１ノくは対応
する部分には共通の符号が付してあり、共通部分の説明
は省略する。

本実施例の磁気ヘッドでは第１図に示す記録再生コア１
を構成するフロントコアＩａ、ｌｂ及びバックコア２、
スライダ５，６及びコイル８を巻回したコイルボビン７
は先述の従来例と共通であり、板ばね４と支持板９の構
造が異なっている。

即ち第２図に示す板ばね４は導電性の金属から円弧状に
湾曲した細長い矩形の板状に形成されており、図中上側
縁の中央部には板ばね４を位置決めするための係合部と
記録再生コア１を接地するための接続を行なう接続端子
を兼ねた矩形の位置決め用端子４ａが板ばね４に一体に
突設されている。

一方第３図に示す支持板９においては、記録再生コア１
を臨ませるために中央部に形成された矩形の開口部９ｂ
において、板ばね４が配置される側の側縁の中央部に同
様に位置決め用の係合部と接地用の接続端子を兼ねた矩
形の位置決め用端子９ａが突設されている。尚支持板９
も導電性の金属から構成される装置決め用端子９ａは支
持板９に一体に形成されるものとする。

このような構造の下に、磁気ヘッドの組み立て工程でフ
ロントコアｌａ、ｌｂに対してバックコア２を板ばね４
で圧接させる際に板ばね４はバックコア２とスライダ５
の間に圧入さね、第１図に示すように位置決め用端子４
ａ、９ａどうしを係合させることにより、図示の位置に
位置決めされる。そして不図示のハンダによって位置決
め用端子４ａ、９ａどうしをハンダ付げすることにより
、板ばね４が支持板９に対して固定されるとともに電気
的に接続される。そして支持板９が先述した不図示のフ
レキシブルプリント基板の接地用パターンに電気的に接
続されることにより、記録再生コア１が板ばね４、支持
板９を介して前記接地パターンに接続される。

以上のような本実施例の構造によれば位置決め用端子４
ａ、９ａどうしを係合させることにより、板ばね４を極
めて容易に正確に位置決めすることができ、バックコア
２にかかる板ばね４の押圧力のバランスを適当なものと
することができる。そｌ、てこれによりフロントコア１
ａ、１ｂとバックコアの間にバックギャップが発生する
のを防止でき、磁気ヘッドの特性を向上できる。

尚以上の構造で、位置決め用端子４ａ、９ａのそれぞれ
である凸部は板ばね４の位置決めのための係合部として
のみ機能するものとし、記録再生コア１の接地のための
接続端子としては用いず、接地のための接続は別に行な
うようにしても良い。

［発明の効果］ 以上の説明から明らかなように本発明によれば、フロン
トコアに対しバックコアを弾性部材により圧接して構成
される磁気コアと、この磁気コアを固定して支持する支
持板を有した磁気ヘッドにおいて、前記弾性部材と支持
板に互いに係合し合う係合部を設け、この係合部どうし
を係合させることにより前記弾性部材を位置決めするよ
うにした構造を採用したので、弾性部材を極めて簡単に
正確に位置決めすることができ、フロントコアとバック
コア間のバックギャップの発生を防止でき、磁、気ヘッ
ドの特性を向」−できるという優れた効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例による磁気ヘッドにおいてバッ
クコア圧接用の板ばねの位置決め構造を示す磁気ヘッド
の下面図、第２図は第１図中の板ばねの構造を示す斜視
図、第３図は第１図中の支持板の構造を示す平面図、第
４図は従来の磁気ヘッド本体の構造を示す分解斜視図、
第５図は従来の磁気ヘッドの構造を示す斜視図である。 １・・・記録再生コア ｌａ、ｌｂ・・・フロントコア ２・・・バックコア　　　４・・・板ばね４ａ・・・位
置決め用端子 ５．６・・・スライダ　　７・・・コイルボビン８・・
・コイル　　　　　９・・・支持板９ａ・・・位置決め
用端子

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）フロントコアに対しバックコアを弾性部材により圧
   接して構成される磁気コアと、この磁気コアを固定して
   支持する支持板を有した磁気ヘッドにおいて、前記弾性
   部材と支持板に互いに係合し合う係合部を設け、この係
   合部どうしを係合させることにより前記弾性部材を位置
   決めするようにしたことを特徴とする磁気ヘッド。 ２）前記弾性部材と支持板の互いに係合し合う係合部を
   接続端子として構成し、この接続端子どうしの接続を介
   して磁気コアが接地されるようにしたことを特徴とする
   請求項第１項記載の磁気ヘッド。