JPH05250825A - ヘッドアームの支持機構 - Google Patents

ヘッドアームの支持機構

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JPH05250825A
JPH05250825A JP4545092A JP4545092A JPH05250825A JP H05250825 A JPH05250825 A JP H05250825A JP 4545092 A JP4545092 A JP 4545092A JP 4545092 A JP4545092 A JP 4545092A JP H05250825 A JPH05250825 A JP H05250825A
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JP
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head
head arm
support
actuator
support base
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JP4545092A
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Takahisa Ueno
▲隆▼久 上野
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は小型な磁気ディスク装置等に用いる
集積型の記録・再生用のヘッドアームの支持機構に関
し、回転軸に装着した複数枚の記録媒体間へのヘッドア
ームの組入れを容易にし、かつヘッド素子部を媒体面に
所定押圧力で押し付けるように弾性支持部を所定に傾斜
させた状態に支持することを目的とする。 【構成】 ヘッド素子部12と弾性支持部13を一体構成し
た細長形状の絶縁性屈曲体からなるヘッドアーム31をア
クチュエータ37の回転軸に支持するヘッドアームの支持
機構であって、前記ヘッドアーム31の弾性支持部13側の
取付け端部を半リング形状とし、そのヘッドアーム31の
半リング形状の取付け端部を、部分的に上下に切り欠き
部を有するリング形状の固定金具35で鋏んでアクチュエ
ータ37に固定し、該切り欠き部とヘッドアーム31の支持
基部上に弾性支持部13を所定に傾斜させる突出部を有す
る傾斜止め具40を付設するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は小型な磁気ディスク装置
やフロッピイディスク装置等に用いられる集積型の記録
・再生用のヘッドアームの支持機構に関するものであ
る。
【0002】近年、磁気ディスク装置やフロッピイディ
スク装置等の小型化、高密度記録化に伴って薄膜磁気ヘ
ッド部と弾性支持部とを組み合わせた薄膜磁気ヘッド組
立体の小型化と低荷重化が要求されている。このため、
小型化と低荷重化とを同時に達成することができる薄膜
磁気ヘッド組立体として、記録媒体に対して滑動するヘ
ッド素子部と弾性支持部とを一体に構成した細長形状の
絶縁性屈曲体中に電磁変換素子と信号導体線等を薄膜形
成技術により積層状に埋設した集積型の記録・再生用の
ヘッドアームが提案されている。
【0003】このような小型なヘッドアームは、ヘッド
位置決め用のアクチュエータ側の支持アームにヘッド素
子部を記録媒体に所定の押圧力で押し付けるように傾斜
させた状態で接着剤等により取り付けることが難しく、
また、該アクチュエータ側の支持アームに傾斜した状態
に取り付けたヘッドアームと記録媒体との組み合わせが
煩雑化する傾向にある。
【0004】このため、簡単な組立構成によりヘッドア
ームのヘッド素子部を記録媒体に所定の押圧力で押し付
けるように所定の傾きを持たせて記録媒体と組み合わす
ことが容易なアクチュエータへのヘッドアームの支持機
構が必要とされている。
【0005】
【従来の技術】従来の小型な集積型の薄膜磁気ヘッド、
即ち、ヘッドアーム11は図11の要部側断面図に示すよう
に、記録媒体面に滑動する Al2O3膜等からなるヘッド素
子部12と弾性支持部13とを一体に構成した細長形状の絶
縁性屈曲体のヘッド素子部12内に、媒体滑動面12a に垂
直に露出する電磁変換用のL字状の主磁極14と、該主磁
極14に沿うようにヘリックス形の薄膜コイル15と該主磁
極14の近傍より平行で、その後端に磁気的に接続する磁
束リターンヨーク16とが積層状に埋設すると共に、該絶
縁性屈曲体内のヘッド素子部12から弾性支持部13に跨が
って薄膜コイル15から導出する信号導体線17が埋設され
ている。
【0006】また、上記した構成のヘッドアーム11の後
端部は図11の要部側断面図及び図12の要部斜視図に示す
ように、例えばヘッド位置決め用の揺動型のアクチュエ
ータ20に支持された支持アーム19に接着剤等により固定
され、前記信号導体線17の接続パッド18にはシステム側
へ引き出すフラットケーブル21、或いはフレキシブルプ
リント板等の端子パッド22が半田付け等により接続され
ている。
【0007】そして前記ヘッドアーム11は、高透磁率な
軟磁性層上に垂直記録層を積層した2層膜構造の記録媒
体23と組み合わせ、該記録媒23体の軟磁性層を前記ヘッ
ドアーム11における主磁極14と磁束リターンヨーク16と
の間の磁路に利用し、記録・再生時の磁束の閉磁路の一
部とすることで、前記記録媒体23の垂直記録層に対して
高密度な垂直磁気記録・再生を可能にしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
ヘッドアーム11は小型化が容易であるが、小型になるほ
ど該ヘッドアーム11を前記アクチュエータ20に支持され
た支持アーム19にヘッド素子部12を記録媒体23に所定の
押圧力で押し付けるように所定の角度θで傾斜させた状
態に接着剤等により取り付けることは困難であった。
【0009】また、図12の要部斜視図に示すように前記
アクチュエータ20に支持された複数の支持アーム19にそ
れぞれ傾斜した状態に支持される各ヘッドアーム11を、
ディスク回転軸に所定間隔で装着された複数枚の記録媒
体23間に組入れ、該記録媒体23と組み合わせて装置内に
実装する際に、その傾斜した各ヘッドアーム11のヘッド
素子部12が記録媒体23面に衝突しないように弾性支持部
13をその傾斜幅分だけ一時的に吊り上げるようにして組
み合わせる必要があり、その組み合わせ作業が煩雑化す
るという問題があった。
【0010】本発明は上記した従来の問題点に鑑み、ヘ
ッドアームをアクチュエータに取り付ける構成の改良に
より、該ヘッドアームのディスク回転軸に所定間隔で装
着された複数枚の記録媒体間への組入れを容易にし、か
つヘッド素子部を記録媒体に所定の押圧力で押し付ける
ようにヘッドアームを所定の傾きを持たせた状態で支持
することを可能としたヘッドアームの支持機構を提供す
ることを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するため、ヘッド素子部と弾性支持部とを一体に構
成した絶縁性屈曲体からなるヘッドアームをアクチュエ
ータの回転軸に支持するヘッドアームの支持機構であっ
て、前記ヘッドアームの弾性支持部側の取付け端部を半
リング形状とし、該ヘッドアームの取付け端部を、部分
的に上下に切り欠き部を備えたリング形状の固定金具に
より該切り欠き部にヘッドアームの支持基部が対応する
ように挟んで前記アクチュエータの回転軸に固定し、該
固定金具の切り欠き部に対向するヘッドアームの支持基
部上に、該支持基部を固定金具の切り欠き部に圧接して
前記弾性支持部を所定角度に傾斜しヘッド素子部を記録
媒体面に押圧する突出部を有する止め具を付設した構成
とする。
【0012】また、前記ヘッドアームの半リング形状の
取付け端部に信号導体線の端子パッドを設け、該端子パ
ッド上に外部引出し用のフラットケーブル、若しくはフ
レキシブル回路板の導体パッドを重ね合わせた取付け端
部を前記切り欠き部を備えたリング形状の固定金具で挟
んで前記アクチュエータの回転軸に固定すると共に、前
記パッド間を電気的に接続するように構成する。
【0013】また、前記ヘッドアームの支持基部に信号
導体線の端子パッドを設け、該ヘッドアームの取付け端
部を、前記切り欠き部を備えたリング状の固定金具によ
り該切り欠き部とヘッドアームの支持基部が対応するよ
うに挟んで前記アクチュエータの回転軸に固定すると共
に、該ヘッドアームの支持基部の端子パッド上に外部引
出し用のフラットケーブル、若しくはフレキシブル回路
板の導体パッドを重ね合わせ、その支持基部に、該支持
基部を固定金具の切り欠き部に圧接して前記弾性支持部
を所定角度に傾斜しヘッド素子部を記録媒体面に押圧す
る突出部を有する止め具を付設した構成とする。
【0014】更に、前記アクチュエータの回転軸に支持
するヘッドアームを2本1組にしてその1組のヘッドア
ームの取付け端部を、部分的に上下に切り欠き部を備え
たリング形状の固定金具により該切り欠き部に前記1組
のヘッドアームの支持基部が対応するように挟んで前記
アクチュエータの回転軸に固定し、その固定した1組の
ヘッドアームの支持基部間に、その各支持基部を固定金
具の切り欠き部に圧接して各支持基部にそれぞれ連なる
前記弾性支持部を所定角度に傾斜しヘッド素子部を記録
媒体面に押圧する突出部を有する止め具を付設した構成
とする。
【0015】
【作用】本発明では、上下の端部を部分的に所定の傾斜
角度で切り欠いた切り欠き部を備えたリング形状の固定
金具により前記ヘッドアームの半リング形状の取付け端
部を、その支持基部(ヘッドアームの弾性支持部と半リ
ング形状の取付け端部との基部)が該切り欠き部と対応
するように挟んでヘッド位置決め用のアクチュエータの
回転軸に固定した状態で該ヘッドアームを記録媒体と組
み合わせ、前記固定金具の切り欠き部に対向するヘッド
アームの支持基部上に突出部を有する止め具を付設し、
該突出部により該支持基部を固定金具の切り欠き部に圧
接することにより、該ヘッドアームの弾性支持部が所定
角度に傾斜されてヘッド素子部を記録媒体面の所定位置
に押圧させた状態で支持することが容易となる。
【0016】また、前記ヘッドアームの半リング形状の
取付け端部に信号導体線の端子パッドを設け、該端子パ
ッド上に外部引出し用のフラットケーブル、若しくはフ
レキシブル回路板の導体パッドを重ね合わせ、その取付
け端部を前記切り欠き部を備えたリング形状の固定金具
で挟んで前記アクチュエータの回転軸に固定支持するこ
とにより前記両パッド間も同時に電気的に接続すること
ができる。
【0017】また、前記ヘッドアームの支持基部に信号
導体線の端子パッドを設け、該ヘッドアームの取付け端
部を前記切り欠き部を備えたリング形状の固定金具によ
り該切り欠き部とヘッドアームの支持基部が対応するよ
うに挟んで前記アクチュエータの回転軸に固定すると共
に、該ヘッドアームの支持基部の端子パッド上に外部引
出し用のフラットケーブル、若しくはフレキシブル回路
板の導体パッドを重ね合わせ、その支持基部上に突出部
を有する止め具を付設し、該突出部により該支持基部を
固定金具の切り欠き部に圧接することにより、前記ヘッ
ドアームの弾性支持部が所定角度に傾斜されてヘッド素
子部を記録媒体面の所定位置に押圧した状態に支持する
と共に、前記両パッド間も同時に圧着されて電気的に接
続することができる。
【0018】更に、2本のヘッドアームを1組とし、そ
の1組のヘッドアームの取付け端部を部分的に上下を所
定角度で切り欠いた切り欠き部を備えたリング形状の固
定金具により該切り欠き部に前記1組のヘッドアームの
各支持基部が対応するように挟んでヘッド位置決め用の
アクチュエータの回転軸に固定した状態で各へッドアー
ムを記録媒体と組み合わせ、その1組のヘッドアームの
支持基部間に突出部を有する止め具を付設し、該突出部
により前記各支持基部を固定金具の対向する切り欠き部
に圧接することにより、各ヘッドアームの弾性支持部が
所定角度に傾斜されてその各ヘッド素子部を上下の記録
媒体面の所定位置にそれぞれ押圧させた状態で支持する
ことが容易となる。
【0019】その結果、ヘッド位置決め用のアクチュエ
ータの回転軸に固定支持されたヘッドアームをディスク
回転軸に所定間隔で装着された複数枚の記録媒体間に容
易に挿入して組合わせることができ、かつヘッド素子部
を記録媒体面に所定の押圧力で押し付けるようにヘッド
アームを所定の傾きを持たせた状態で支持することが可
能となる。
【0020】
【実施例】以下図面を用いて本発明の実施例について詳
細に説明する。図1は本発明に係るヘッドアームの支持
機構の一実施例を示す要部斜視図である。
【0021】図において、31は Al2O3膜等からなるヘッ
ド素子部12と弾性支持部13とを一体に構成した細長形状
の絶縁性屈曲体のヘッド素子部12内に従来例と同様に、
媒体滑動面に垂直に露出する電磁変換用のL字状の主磁
極と、該主磁極に沿うようにヘリックス形の薄膜コイル
と該主磁極の近傍より平行で、その後端に磁気的に接続
する磁束リターンヨークとが積層状に埋設されると共
に、該絶縁性屈曲体内のヘッド素子部12から弾性支持部
13に跨がって薄膜コイルから導出する信号導体線が埋設
されてなるヘッドアームである。
【0022】また、そのヘッドアーム31の後端部は、ヘ
ッド位置決め用の揺動型のアクチュエータ37の回転軸に
直接的に取付けるために、図2の要部平面図に示すよう
に半リング形状に形成され、その半リング形状の取付け
端部32には前記薄膜コイルから導出する信号導体線17の
端子パッド33が配設されている。
【0023】そして前記ヘッドアーム31の取付け端部32
に設けた端子パッド33上に外部引出し用のフラットケー
ブル (若しくはフレキシブル回路板等) 34の導体パッド
を重ね合わせてその取付け端部32を、図1の要部斜視図
と図3の要部断面図に示すように、上下の端部を部分的
に所定の傾斜角度で切り欠いた切り欠き部36a, 36bを設
けたリング形状の固定金具35により、該ヘッドアーム31
の取付け端部32と前記弾性支持部13との基部、即ち、支
持基部32a が前記固定金具35の切り欠き部36a,36b と対
応するように挟んで前記ヘッド位置決め用の揺動型のア
クチュエータ37の回転軸38に取付け、ねじ39等により螺
着固定した構成とすることにより、前記ヘッドアーム31
が揺動型のアクチュエータ37に支持されると共に、該ヘ
ッドアーム31側の端子パッド33と外部引出し用のフラッ
トケーブル (若しくはフレキシブル回路板等) 34の導体
パッドも同時に圧着されて電気的に接続される。
【0024】なお、このような構成において、固定金具
35で挟まれて圧着により電気的に接続される前記ヘッド
アーム31側の端子パッド33と外部引出し用のフラットケ
ーブル (若しくはフレキシブル回路板等) 34の導体パッ
ドとの接触は、ヘッドアーム31及びフラットケーブル34
の弾力性により維持されているが、その重ね合わせた端
子パッド33及び導体パッドと対応する各固定金具35との
間にゴム材等の弾性部材を介在させて圧着することによ
って、両パッドのより確実な接触の維持と、固定金具35
の圧着力による前記端子パッド33、或いは導体パッドの
破壊等を防止することができる。
【0025】また、前記ヘッドアーム31の取付け端部32
と、該取付け端部32を挟んで揺動型のアクチュエータ37
の回転軸に固定する切り欠き部36a, 36bを有する固定金
具35の上下の面には、該ヘッドアーム31の支持基部32a
が上側と下側の固定金具35の切り欠き部36a, 36bと対応
するように位置合わせを行う位置決め用の複数の突起部
とこれが嵌合する穴及び凹部を設けて置くことにより、
これら三者の位置合わせが精度良く容易に行うことがで
きる。
【0026】そして前記揺動型のアクチュエータ37に支
持された複数のヘッドアーム31をディスク回転軸に所定
間隔で装着された複数枚の記録媒体23間に挿入して組み
合わせた後、前記固定金具35の切り欠き部36a と対向す
るヘッドアーム31の支持基部32a 上に、楔形状の突出部
41を備えた傾斜止め具40を用いてその楔形状の突出部41
を圧接してその傾斜止め具40を前記揺動型のアクチュエ
ータ37の回転軸38に取り付けた固定金具35にねじ止め等
により固定した構成とすることにより、前記ヘッドアー
ム31の弾性支持部13が所定角度に傾斜されてヘッド素子
部12を対向する記録媒体23面の所定位置に規定の押圧力
で接触させた状態に容易に支持することが可能となる。
【0027】なお、以上の実施例ではヘッドアーム31の
取付け端部32に設けた端子パッド33上に外部引出し用の
フラットケーブル34等の導体パッドを重合わせ、そのヘ
ッドアーム31の取付け端部32を、切り欠き部36a, 36bを
有する固定金具35により挟んで前記揺動型のアクチュエ
ータの回転軸に固定することにより、該ヘッドアーム31
側の端子パッド33と外部引出し用のフラットケーブル34
等の導体パッドも同時に電気的に接続した場合の例につ
いて説明したが、本発明はそのような実施例の他に、例
えば図4の要部平面図で示すように、前記ヘッドアーム
31の取付け端部32と前記弾性支持部13との基部、即ち、
支持基部32a 上に前記薄膜コイルから導出する信号導体
線17の端子パッド51を設ける。
【0028】そして、図5の要部側断面図に示すように
該ヘッドアーム31の取付け端部32を、上下の端部を部分
的に所定の傾斜角度に切り欠いた切り欠き部36a, 36bを
設けたリング形状の固定金具35により該切り欠き部36a,
36bとヘッドアーム31の支持基部32a が対応するように
挟んで図示しない前記揺動型のアクチュエータの回転軸
に固定し、そのアクチュエータに支持されたヘッドアー
ム31をディスク回転軸に所定間隔で装着された複数枚の
記録媒体間に挿入して組み合わせた後、前記固定金具35
の切り欠き部36a と対向するヘッドアーム31の支持基部
32a に設けた前記端子パッド51上に外部引出し用のフラ
ットケーブル52等の導体パッドを重ね合わせ、それら両
パッドを含む前記支持基部32a 上に、傾斜止め具53に備
えた楔形状の突出部54を圧接してその傾斜止め具53を前
記揺動型のアクチュエータの回転軸に取り付けた固定金
具35にねじ止め等により固定する。
【0029】このような構成とすることによっても、前
記図1による実施例と同様に前記ヘッドアーム31の弾性
支持部13を所定角度に傾斜されてヘッド素子部12を対向
する記録媒体面に規定の押圧力で接触させた状態に支持
すると共に、該ヘッドアーム31の支持基部32a に設けた
端子パッド51と外部引出し用のフラットケーブル52等の
導体パッドとも同時に電気的に接続することができる。
【0030】更に、以上の実施例では固定金具35の切り
欠き部36a と対向するヘッドアーム31の支持基部32a 上
に圧接配置して該ヘッドアーム31の弾性支持部13を所定
角度に傾斜させる傾斜止め具53の突出部を楔形状とした
場合の例について説明したが、本発明はそのような形状
の傾斜止め具に限定されるものではなく、以下に説明す
るような形状の傾斜止め具も適用できる。
【0031】即ち、図6(a) に示すようにヘッドアーム
31の取付け端部32を、上下の端部を部分的に所定の傾斜
角度で切り欠いた切り欠き部36a, 36bを設けたリング形
状の固定金具35によって挟んで、図示しない揺動型のア
クチュエータの回転軸に取付けた該固定金具35の切り欠
き部36a と対向するヘッドアーム31の支持基部32a 上
に、図6(b) に示すように止め具本体62に2本の突出棒
63を配設したアーム止め具61を用い、その2本の突出棒
63を圧接して該アーム止め具61を前記固定金具35にねじ
止め等により固定した構成とすることによっても、前記
ヘッドアーム31の弾性支持部13が所定角度に傾斜されて
ヘッド素子部12を対向する図示しない記録媒体面の所定
位置に規定の押圧力で接触させた状態に容易に支持する
ことが可能となる。
【0032】また、図7に示すように突出部72の先端を
その幅方向に円筒面形状とした傾斜止め具71を用い、該
傾斜止め具71の円筒面形状の突出部72をヘッドアーム31
の取付け端部32を挟んで、図示しない揺動型のアクチュ
エータの回転軸に取付けたリング形状の固定金具35の切
り欠き部36a,36b 間のヘッドアーム31の支持基部32aと
切り欠き部36b との間に圧接してその傾斜止め具71を前
記固定金具35にねじ止め等により固定した構成とするこ
とによっても、前記ヘッドアーム31の弾性支持部13が所
定角度に傾斜されてヘッド素子部12を対向する図示しな
い記録媒体面の所定位置に規定の押圧力で接触させた状
態に容易に支持することが可能となる。
【0033】また、図8(a) の要部側断面図に示すよう
にヘッドアーム31の取付け端部32を挟んで、図示しない
揺動型のアクチュエータの回転軸に取付けたリング形状
の固定金具81の上下の端部をR面を有する段差形状に切
り欠いた切り欠き部82a と82b とし、そのヘッドアーム
31の支持基部32a と切り欠き部82b との間に、アーム止
め具として先端をその幅方向に円筒面形状とした突出部
84を有するアーム止め具83を用いて圧接し、そのアーム
止め具83を前記固定金具81にねじ止め等により固定した
構成とすることにより、前記ヘッドアーム31の弾性支持
部13が前記固定金具81の切り欠き部82a の段差分だけ下
方向に平行移動されてヘッド素子部12を対向する図示し
ない記録媒体面の所定位置に平行に規定の押圧力で接触
させた状態に容易に支持することが可能となる。
【0034】更に、図8(b) の要部側断面図に示すよう
にヘッドアーム31の取付け端部32を挟んで、図示しない
揺動型のアクチュエータの回転軸に取付けたリング形状
の固定金具91の上端部を傾斜面を有する段差形状に切り
欠いた切り欠き部92とし、その切り欠き部92の段差面に
対向するヘッドアーム31の支持基部32a 上に、下面が平
坦な面を有する突出部94を備えたアーム止め具93を用い
てその突出部94を圧接し、該アーム止め具93を前記固定
金具91にねじ止め等により固定した構成とすることによ
り、前記ヘッドアーム31の弾性支持部13が前記固定金具
91の切り欠き部92の段差分だけ下方向に平行移動されて
ヘッド素子部12を対向する図示しない記録媒体面の所定
位置に平行に規定の押圧力で接触させた状態に容易に支
持することが可能となる。
【0035】更に、図9は本発明に係るヘッドアームの
支持機構の他の実施例を示す要部側断面図であり、図3
と同等部分には同一符号を付している。この図で示す実
施例が図3の実施例と異なる点は、前記ヘッド位置決め
用揺動型のアクチュエータの回転軸に支持するヘッドア
ーム31を2本1組にし、その1組のヘッドアーム31を互
いに背中合わせにしてその両取付け端部32を、上下に部
分的に所定の傾斜角度で切り欠いた切り欠き部102 と10
3 を設けたリング形状の各固定金具101 により、該両切
り欠き部102 と103 に前記1組のヘッドアーム31の各支
持基部32a が対応するように挟んで前記アクチュエータ
の回転軸に取り付けて固定する。
【0036】そして該アクチュエータに支持された前記
2本1組のヘッドアーム31をディスク回転軸に所定間隔
で装着された記録媒体間に挿入して組み合わせた後、前
記各固定金具101 の切り欠き部102 と103 と対向する各
ヘッドアーム31の支持基部32a 間に楔形状の突出部105
を備えた傾斜止め具104 を用いてその突出部105 を圧接
し、該傾斜止め具104 を前記固定金具101 にねじ止め等
により固定した構成としたことである。
【0037】この実施例の構成によれば、ヘッド位置決
め用のアクチュエータの回転軸に固定支持された2本1
組のヘッドアーム31を、ディスク回転軸に所定間隔で装
着された複数枚の記録媒体間に容易に挿入して組合わせ
ることができ、かつ両ヘッドアーム31のヘッド素子部12
を上下の記録媒体面に所定の押圧力で押し付けるように
弾性支持部13を所定の傾きを持たせた状態で支持するこ
とが可能となる。
【0038】なお、前記2本を1組としてリング形状の
固定金具101 により挟んで前記アクチュエータの回転軸
に取り付けるヘッドアーム31としては、図10の斜視図で
示すように各ヘッドアーム31の弾性支持部13と取付け端
部32との基部、即ち、支持基部32a の何れか一方の側部
に引分け片106 を設け、該引分け片106 を設けた2本1
組のヘッドアーム31を互いに背中合わせにして前記リン
グ形状の固定金具101により挟んで前記アクチュエータ
の回転軸に取り付けることにより、各ヘッドアーム31の
前記引分け片106 が左右に振り分けられた形になる。
【0039】従って、この左右の各引分け片106 を利用
して前記固定金具101 により挟まれて前記アクチュエー
タの回転軸に取り付けられた両ヘッドアーム31の支持基
部32a 間を開くようにして傾斜止め具104 の楔形状の突
出部105 を挿入圧接することにより、該支持基部32a 間
への傾斜止め具104 の楔形状の突出部105 の挿入が容易
になる。
【0040】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係るヘッドアームの支持機構によれば、ヘッドアーム
のヘッド位置決め用揺動型のアクチュエータの回転軸へ
の取り付け構造が簡単となり、また、前記アクチュエー
タの回転軸に取り付けて支持されたヘッドアームの記録
媒体面への組み合わせ配置においても、記録媒体面等を
損傷させることなく容易にヘッドアームの弾性支持部が
所定角度に傾斜されてヘッド素子部を対向する図示しな
い記録媒体面の所定位置に規定の押圧力で接触させた状
態に支持することが可能となる等、実用上優れた効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のヘッドアームの支持機構を示す要部
斜視図である。
【図2】 本発明のヘッドアームを説明するための要部
平面図である。
【図3】 本発明のヘッドアームの支持機構を説明する
ための要部斜視図である。
【図4】 本発明のヘッドアームの変形例を説明するた
めの要部平面図である。
【図5】 本発明のヘッドアームの変形例を用いた支持
機構を示す要部側断面図である。
【図6】 本発明のヘッドアームの支持機構の変形例を
示す図である。
【図7】 本発明のヘッドアームの支持機構の他の変形
例を示す要部側断面図である。
【図8】 本発明のヘッドアームの支持機構の更に他の
変形例を示す要部側断面図である。
【図9】 本発明のヘッドアームの支持機構の他の実施
例を示す要部側断面図である。
【図10】 本発明のヘッドアームの他の実施例を示す要
部側断面図である。
【図11】 従来のヘッドアームを説明するための要部側
断面図である。
【図12】 従来のヘッドアームの支持機構を説明するた
めの要部斜視図である。
【符号の説明】
12 ヘッド素子部 13 弾性支持部 17 信号導体線 23 記録媒体 31 ヘッドアーム 32 取付け端部 32a 支持基部 33,51 端子パッド 34,52 フラットケーブル 35,81,91,101 固定金具 36a,36b,82a,82 b,92,102,10
3 切り欠き部 37 アクチュエータ 38 回転軸 39 ねじ 40,53,71,104 傾斜止め具 41,54,72,84,94,105 突出部 61,83,93 アーム止め具 62 止め具本体 63 突出棒 106 引分け片

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッド素子部(12)と弾性支持部(13)とを
    一体に構成した絶縁性屈曲体からなるヘッドアーム(31)
    をアクチュエータ(37)の回転軸(38)に支持するヘッドア
    ームの支持機構であって、 前記ヘッドアーム(31)の弾性支持部(13)側の取付け端部
    (32)を半リング形状とし、該ヘッドアーム(31)の取付け
    端部(32)を部分的に上下に切り欠き部(36a,36b) を備え
    たリング形状の固定金具(35)により該切り欠き部(36a,
    36b)にヘッドアーム(31)の支持基部(32a) が対応するよ
    うに挟んで前記アクチュエータ(37)の回転軸(38)に固定
    し、該固定金具(35)の切り欠き部(36a, 36b)に対向する
    ヘッドアーム(31)の支持基部(32a) 上に、該支持基部(3
    2a) を固定金具(35)の切り欠き部(36a, 36b)に圧接して
    前記弾性支持部(13)を所定角度に傾斜しヘッド素子部(1
    2)を記録媒体(23)面に押圧する突出部(41)を有する止め
    具(40)を付設したことを特徴とするヘッドアームの支持
    機構。
  2. 【請求項2】 前記ヘッドアーム(31)の半リング形状の
    取付け端部(32)に信号導体線17の端子パッド(33)を設
    け、該端子パッド(33)上に外部引出し用のフラットケー
    ブル(34)、若しくはフレキシブル回路板の導体パッドを
    重ね合わせた取付け端部(32)を前記切り欠き部(36a, 36
    b)を備えたリング形状の固定金具(35)で挟んで前記アク
    チュエータ(37)の回転軸(38)に固定すると共に、前記パ
    ッド間を電気的に接続したことを特徴とする請求項1の
    ヘッドアームの支持機構。
  3. 【請求項3】 前記ヘッドアーム(31)の支持基部(32a)
    に信号導体線の端子パッド(51)を設け、該ヘッドアーム
    (31)の取付け端部(32)を前記切り欠き部(36a, 36b)を備
    えたリング形状の固定金具(35)により該切り欠き部(36
    a, 36b)とヘッドアーム(31)の支持基部(32a) が対応す
    るように挟んで前記アクチュエータ(37)の回転軸(38)に
    固定すると共に、該支持基部(32a) の端子パッド(51)上
    に外部引出し用のフラットケーブル(52)、若しくはフレ
    キシブル回路板の導体パッドを重ね合わせ、その支持基
    部(32a) 上に、該支持基部(32a) を固定金具(35)の切り
    欠き部(36a, 36b)に圧接して前記弾性支持部(13)を所定
    角度に傾斜しヘッド素子部(12)を記録媒体面に押圧する
    突出部(54)を有する止め具(53)を付設したことを特徴と
    する請求項1のヘッドアームの支持機構。
  4. 【請求項4】 前記アクチュエータの回転軸に支持する
    ヘッドアーム(31)を2本1組にしてその1組のヘッドア
    ーム(31)の取付け端部(32)を上下に部分的に切り欠いた
    切り欠き部(102, 103)を備えたリング形状の固定金具(1
    01) により該切り欠き部(102, 103)に前記1組のヘッド
    アーム(31)の支持基部(32a) が対応するように挟んで前
    記アクチュエータの回転軸に固定し、その固定した1組
    のヘッドアーム(31)の支持基部(32a) 間に、各支持基部
    (32a) を固定金具(101) の切り欠き部(102, 103)に圧接
    して各支持基部(32a) にそれぞれ連なる前記弾性支持部
    (13)を所定角度に傾斜しヘッド素子部(12)を記録媒体面
    に押圧する突出部(105)を有する止め具(104) を付設し
    たことを特徴とする請求項1のヘッドアームの支持機
    構。
JP4545092A 1992-03-03 1992-03-03 ヘッドアームの支持機構 Withdrawn JPH05250825A (ja)

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