JPH09180380A - 磁気ディスク装置およびその組立方法 - Google Patents

磁気ディスク装置およびその組立方法

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JPH09180380A
JPH09180380A JP34069495A JP34069495A JPH09180380A JP H09180380 A JPH09180380 A JP H09180380A JP 34069495 A JP34069495 A JP 34069495A JP 34069495 A JP34069495 A JP 34069495A JP H09180380 A JPH09180380 A JP H09180380A
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JP
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magnetic
connection pad
magnetic disk
connection
arms
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JP34069495A
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English (en)
Inventor
Nobuyuki Tanaka
信行 田中
Masaya Uematsu
昌哉 上松
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】組立作業性に優れているとともに接続不良等の
発生を防止可能な磁気ディスク装置を提供することにあ
る。 【解決手段】キャリッジアッセンブリ14の各アームに
は中継フレキシブルフラットケーブル(中継FFC)5
0が貼り付けられ、その一端に形成された第1の接続パ
ッド50aにヘッドリード線46が接続されている。中
継FFCの他端に形成された第2の接続パッドは、軸受
組立体18の積層部内に位置している。基板ユニット1
7から延出した接続フレキシブルフラットケーブル(接
続FFC)56の先端部は複数に分岐され、各分岐部に
接続パッドが形成されている。各分岐部は、対応する中
継FFC先端部と共に軸受組立体の積層部に挟み込ま
れ、接続パッドは中継FFCの第2の接続パッドに接触
し接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、複数の磁気ヘッ
ドを備えた磁気ディスク装置およびその組立方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータ、ラップ
トップ型コンピュータ、ブック型コンピュータ等のコン
ピュータにおいては、大量の情報を保存するためのメモ
リとして磁気ディスク装置が広く使用されている。
【0003】この種の磁気ディスク装置は、一般に、積
層状態で配設された複数枚の磁気ディスクと、磁気ディ
スクに対して情報の記録再生を行なう複数の磁気ヘッド
を有する磁気ヘッド組立体と、これらの磁気ヘッド組立
体を磁気ディスクに対して移動自在に支持したキャリッ
ジと、キャリッジを回動させて磁気ヘッドを磁気ディス
ク上の所望のトラック位置へ移動させるボイスコイルモ
ータと、を備えている。
【0004】複数枚の磁気ディスクは、スピンドルモー
タのハブに固定され、互いに同軸的にかつ、所定の間隔
をおいて積層状態に支持されている。そして、スピンド
ルモータを駆動することにより、磁気ディスクは所定の
速度で回転される。
【0005】磁気ヘッドを有する磁気ヘッド組立体は、
一枚の磁気ディスクに対して2つ設けられ、それぞれ磁
気ディスクの上面および下面に対向して位置している。
例えば、2枚の磁気ディスクを有する磁気ディスク装置
においては、4つの磁気ヘッド組立体が設けられてい
る。
【0006】各磁気ヘッド組立体は、磁気ヘッドの形成
されたスライダと、磁気ヘッドに所定の荷重を印加する
サスペンションと、を有している。キャリッジは、軸受
組立体と、この軸受組立体から延出した複数本のアーム
と、を備え、磁気ヘッド組立体は、それぞれ対応するア
ームに固定されている。
【0007】また、磁気ディスク装置は、磁気ヘッドに
対する信号を処理する回路基板を有し、この回路基板は
以下の構成によって複数の磁気ヘッドに電気的に接続さ
れている。
【0008】すなわち、回路基板からフレキシブルフラ
ットケーブルが延出し、その先端部はキャリッジの軸受
組立体部分に固定されている。また、フレキシブルフラ
ットケーブルの先端には、軸受組立体の軸方向に沿って
並んだ複数のパッドが形成されている。
【0009】一方、各磁気ヘッドからは例えば2本のリ
ード線が延出している。これらリード線はサスペンショ
ンおよびアームに沿って軸受組立体の近傍まで延び、そ
の延出端はフレキシブルケーブルの対応するパッドに半
田付けされている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】近年、磁気ディスク装
置を搭載するパーソナルコンピュータ等の小型、高性能
化に伴い、磁気ディスク装置に対する小型化、大容量化
の要求も年々高まつている。磁気ディスク装置の大容量
化を達成するためには、磁気ヘッドの個数および磁気デ
ィスク枚数の増加、あるいは、高性能磁気ヘッドおよび
高性能磁気ディスクの利用等が挙げられる。
【0011】一方では、小型化の要求により磁気ディス
ク装置の構成部品の高密度化が進んでおり、製造性悪化
等の問題も発生している。特に磁気ヘッドのリード線と
回路基板との接続が問題となる。
【0012】すなわち、大容量化達成のため、磁気ヘッ
ドの個数および磁気ディスク枚数を増加した場合、ヘッ
ドリード線の本数が増加する。同様に、従来の磁気ヘッ
ドは1個あたりのリード線本数は2本であったが、高性
能磁気ヘッドを使用する場合には、磁気ヘッド1個あた
りの3ないし4本のリード線が必要となり、全体のリー
ド線の本数が増加する。
【0013】しかしながら、上述したように、従来の磁
気ディスク装置においては、各リード線は、回路基板か
ら延出したフレキシブルフラットケーブル先端部に並ん
で設けられらパッドに半田付けされる構成であり、磁気
ディスク全体の外形寸法を増大することなくフレキシブ
ルフラットケーブル先端部の面積を増加することは困難
となる。従って、リード線の数が増加した場合には、こ
れらのリード線を接続するため、パッド面積を縮小およ
びパッド間隔を減少させることが必要になる。
【0014】そして、パッド面積を縮小およびパッド間
隔を減少さた場合、各パッドへのリード線の接続作業が
面倒であり、組立作業性が悪化するとともに、接続場所
の誤り等による接続不良が発生する可能性もあった。
【0015】この発明は以上の点に鑑みなされたもの
で、その目的は、組立作業性に優れているとともに接続
不良等の発生を防止可能な磁気ディスク装置およびその
組立方法を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明に係る磁気ディスク装置は、所定の間隔を
置いて積層された複数の磁気ディスクと、各磁気ディス
クの上面および下面にそれぞれ対向して設けられ磁気デ
ィスクに対して情報の記録、再生を行う複数の磁気ヘッ
ドと、上記磁気ヘッドを上記磁気ディスクに対して移動
可能に支持したキャリッジアッセンブリと、上記キャリ
ッジアッセンブリを回動させ上記磁気ヘッドを磁気ディ
スク上の所望の位置へ移動させる駆動手段と、上記磁気
ヘッドに対して読み取り信号および書き込み信号を入出
力する基板ユニットと、を備えている。
【0017】上記キャリッジアッセンブリは、フランジ
の形成された一端とねじ部の形成された他端とを有する
回転自在なハブ、および上記ねじ部に螺合されたナット
を備えた軸受組立体と、それぞれ上記ハブが挿通された
透孔を有し、上記フランジ上に積層されているとともに
上記ハブから延出した複数のアームと、各アームの延出
端に固定されているとともに上記磁気ヘッドを含んだ磁
気ヘッド組立体と、上記ハブの外周に装着されて隣接す
る2つのアーム間に位置し、上記複数のアームと共に上
記軸受組立体のフランジとナットとの間に挟持されたス
ペーサと、上記各アーム上に設けられているとともに、
上記アームの延出端近傍に位置した第1の接続パッドと
上記軸受組立体の近傍に位置した第2の接続パッドとを
有する中継フレキシブルフラットケーブルと、上記各磁
気ヘッドから延出し上記第1の接続パッドに接続された
ヘッドリード線と、を備えている。
【0018】上記基板ユニットは、基板本体と、基板本
体から延出した接続フレキシブルフラットケーブルと、
を備えているとともに、上記接続フレキシブルフラット
ケーブルは、上記磁気ヘッドの数に応じて分岐し複数の
分岐部を形成した延出端部と、各分岐部に設けられた接
続パッドと、を有している。
【0019】そして、上記各分岐部は、対応するアーム
に設けられた上記中継フレキシブルフラットケーブルの
第2の接続パッドに重なった状態で上記アームとスペー
サとの間に挟持され、上記接続パッドを介して第2の接
続パッドに電気的に接続されていることを特徴としてい
る。
【0020】上記のように構成された磁気ディスク装置
によれば、組立時、接続フレキシブルフラットケーブル
の各分岐部を、対応するアームとスペーサとの積層部に
挿入し、中継フレキシブルフラットケーブルの第2の接
続パッドに重ねて配置する。この状態で、軸受組立体の
ナットを締め付けることにより、各分岐部の接続パッド
と第2の接続パッドとが互いに圧接し、電気的に接続さ
れる。それにより、各磁気ヘッドは、ヘッドリード線、
中継フレキシブルフラットケーブル、および接続フレキ
シブルフラットケーブルを介して基板ユニットに電気的
に接続される。
【0021】また、この発明に係る組立方法は、所定の
間隔を置いて積層された複数の磁気ディスクと、各磁気
ディスクの上面および下面にそれぞれ対向して設けられ
磁気ディスクに対して情報の記録、再生を行う複数の磁
気ヘッドと、上記磁気ヘッドを上記磁気ディスクに対し
て移動可能に支持したキャリッジアッセンブリと、上記
キャリッジアッセンブリを回動させ上記磁気ヘッドを磁
気ディスク上の所望の位置へ移動させる駆動手段と、上
記磁気ヘッドに対して読み取り信号および書き込み信号
を入出力する基板ユニットと、を備えた磁気ディスク装
置の組立方法において、磁気ヘッドを含む磁気ヘッド組
立体の取り付けられた複数のアームを用意し、上記各ア
ーム上に、アームの延出端近傍に位置した第1の接続パ
ッドとアームの基端部に位置した第2の接続パッドとを
有する中継フレキシブルフラットケーブルを取付け、上
記複数のアームと隣接する2つのアーム間に位置したス
ペーサとを軸受組立体のハブの外周に嵌合し、上記基板
ユニットから延出した接続フレキシブルフラットケーブ
ルの延出端部に形成された複数の分岐部を、それぞれ対
応するアームに設けられた上記中継フレキシブルフラッ
トケーブルの第2の接続パッドに重ねた状態で、上記ア
ームとスペーサとの間に挿入し、上記ハブのねじ部にナ
ットを締め込んで上記複数のアームおよびスペーサを上
記ハブのフランジと上記ナットとの間に挟持し、同時
に、上記各分岐部に形成された接続パッドを上記第2の
接続パッドに圧接して電気的に接続することを特徴とし
ている。
【0022】
【発明の実施の形態】以下図面を参照しながら、この発
明の磁気ディスク装置をハードディスクドライブ(以下
HDDと称する)に適用した実施の形態について詳細に
説明する。図1に示すように、磁気ディスク装置は、上
面の開口した矩形箱状のケース10と、複数のねじによ
りケースにねじ止めされてケースの上端開口を閉塞する
図示しないトップカバーと、を有している。
【0023】ケース10内には、磁気記録媒体としての
2枚の磁気ディスク12a、12b、これらの磁気ディ
スクを支持および回転させるスピンドルモータ13、磁
気ディスクに対して情報の記録、再生を行なう複数の磁
気ヘッド、これらの磁気ヘッドを磁気ディスク12a、
12bに対して移動自在に支持したキャリッジアッセン
ブリ14、キャリッジアッセンブリを回動および位置決
めするボイスコイルモータ(以下VCMと称する)1
6、プリアンプ等を有する基板ユニット17が収納され
ている。
【0024】また、ケース10の外面には、基板ユニッ
ト18を介してスピンドルモータ13、ボイスコイルモ
ータ16、および磁気ヘッドの動作を制御する図示しな
いプリント基板がねじ止めされ、ケースの底壁と対向し
て位置している。
【0025】各磁気ディスク12a、12bは、直径65
mm(2.5 インチ)に形成され、上面および下面に磁気記
録層を有している。2枚の磁気ディスク12a、12b
は、スピンドルモータ13の図示しないハブに互いに同
軸的に嵌合され、ハブの軸方向に沿って所定の間隔をお
いて積層されている。そして、磁気ディスク12a、1
2bは、スピンドルモータ13により所定の速度で回転
駆動される。
【0026】図1ないし図4に示すように、キャリッジ
アッセンブリ14は、ケース10の底壁上に固定された
軸受組立体18を備えている。この軸受組立体18は、
ケース10の底壁に立設された枢軸20と、枢軸に一対
の軸受21を介して回転自在に支持された円筒形状のハ
ブ22と、を有している。ハブ22の上端には環状のフ
ランジ23が形成され、下端部外周にはねじ部24が形
成されている。
【0027】また、キャリッジアッセンブリ14は、ハ
ブ22に取り付けられた4本のアーム26a、26b,
26c,26dおよび2つのスペーサリング27a、2
7bと、各アームに支持された4つの磁気ヘッド組立体
28と、を備えている。
【0028】アーム26aないし26dの各々は、例え
ば、SUS304等のステンレス系の材料により、板厚
0.3mm以下の薄い平板状に形成され、その一端、つま
り、基端には円形の透孔31が形成されている。
【0029】各磁気ヘッド組立体28は、板ばねによっ
て形成された細長いサスペンション30と、サスペンシ
ョンに固定された磁気ヘッド32と、を備えている。サ
スペンション30は、その基端がスポット溶接あるいは
接着によりアーム26aないし26dの先端に固定され
アームから延出している。
【0030】各磁気ヘッド32は、図示しないほぼ矩形
状のスライダとこのスライダに形成された記録再生用の
薄膜ヘッドとにより構成され、サスペンション30の先
端部に形成されたいジンバル部に固定されている。な
お、サスペンション30は、アームと同一の材料により
アームと一体的に形成されていてもよい。
【0031】各磁気ヘッド32からは例えば2本ヘッド
リード線46が延出し、アームの先端まで延びている。
また、例えば、アーム26dを代表して説明すると、こ
のアーム26d上には細長い中継フレキシブルフラット
ケーブル(以下中継FFCと称する)50が貼り付けら
れアームの先端から基端まで延びている。
【0032】中継FFC50は、その先端部に一対の矩
形状の第1の接続パッド50aを有し、これら第1の接
続パッドにヘッドリード線46が半田付けされている。
また、中継FFC50はその基端部に一対の矩形状の第
2の接続パッド50bを有している。これら第2の接続
パッド50bはそれぞれ導線を介して第1の接続パッド
50aに導通しているとともに、透孔31の近傍に位置
している。
【0033】そして、磁気ヘッド組立28の固定された
アーム26aないし26dは、透孔31にハブ22を挿
通することにより、フランジ23上に積層された状態で
ハブの外周に嵌合されている。また、スペーサリング2
7aは、アーム26a、26b間、およびスペーサリン
グ27bは、アーム26c、26d間にそれぞれ挟まれ
た状態でハブ22の外周に嵌合されている。更に、ハブ
22には支持リング34が嵌合され、アーム26b、2
6c間に挟持されている。
【0034】図4からよく分かるように、各スペーサリ
ング27a、27bは、その上面および下面の外周部に
環状の凹所25を有し、各凹所には、弾性体、例えばゴ
ムによって形成された環状のゴムリング29が固定され
ている。そして、これらのゴムリング29は、アームに
取り付けられた中継FFC50の第2の接続パッド50
bと対向している。
【0035】ハブ22の外周に嵌合された4本のアーム
26aないし26d、2つのスペーサリング27a、2
7b、および支持リング32は、ハブ22のねじ部24
に螺合されたナット36とフランジ23との間に挟持さ
れ、ハブ22の外周上に固定保持されている。それによ
り、4本のアーム26aないし26dは、間隔を置いて
互いに平行に位置しているとともにハブ22から同一の
方向へ延出している。
【0036】アーム26a、26bに取り付けられた磁
気ヘッド組立体28の磁気ヘッド32は互いに向かい合
って位置し、同様に、アーム26c、26dに取り付け
られた磁気ヘッド組立体28の磁気ヘッド32は互いに
向かい合って位置している。そして、アーム46aない
し46dおよびこれらのアームに固定された磁気ヘッド
組立体28は、ハブ22と一体的に回動可能となってい
る。
【0037】また、支持リング34は、アーム26aな
いし26dと反対方向へ延出した2本の支持フレーム3
8を有し、これらの支持フレーム上にVCM16の一部
を構成するコイル44が固定されている。
【0038】図4からよくわかるように、上記のように
構成されたキャリッジアッセンブリ14をケース10に
組み込んだ状態において、磁気ディスク12aはアーム
26a、26b間に位置し、磁気ディスク12bはアー
ム26c、26d間に位置している。そして、アーム2
6a、26bに取り付けられた磁気ヘッド組立体28の
磁気ヘッド32は、磁気ディスク12aの上面および下
面にそれぞれ接触し、磁気ディスク12aを両面側から
挟持している。
【0039】同様に、アーム26c、26dに取り付け
られた磁気ヘッド組立体28の磁気ヘッド32は、磁気
ディスク12bの上面および下面にそれぞれ接触し、磁
気ディスク12bを両面側から挟持している。各磁気ヘ
ッド32は、サスペンション30のばね力により所定の
ヘッド荷重が印加され、磁気ディスクの停止状態におい
て磁気ディスク表面に押しつけられている。
【0040】一方、図1および図2に示すように、キャ
リッジアッセンブリ14をケース10に組み込んだ状態
において、支持フレーム38に固定されたコイル44
は、ケース10上に固定された一対のヨーク48間に位
置し、これらのヨークおよび一方のヨークに固定された
図示しない磁石とともにVCM16を構成する。従っ
て、コイル44に通電することにより、キャリッジアッ
センブリ14が回動し、磁気ヘッド32は磁気ディスク
12a、12bの所望のトラック上に移動および位置決
めされる。
【0041】基板ユニット17は、ケース10の底壁上
に固定された矩形状の基板本体52を有し、この基板本
体上には、複数の電子部品53およびコネクタ54等が
実装されている。また、基板ユニット17は、基板本体
52とキャリッジアッセンブリ14とを電気的に接続し
た接続フレキシブルフラットケーブル(以下接続FFC
と称する)56を有している。接続FFC56は基板本
体52から延出し、その先端部はキャリッジアッセンブ
リ14上の複数の中継FFC50に接続されている。な
お、接続FFC56は、フレキシブルプリント基板によ
り基板本体52と一体的に形成されている。
【0042】詳細に述べると、図2、図4、および図5
に示すように、接続FFC56は互いに平行に延びる合
計8本の導線58を有している。また、接続FFC56
の先端部60は、4つに分岐され第1ないし第4の分岐
部60a、60b、60c、60dを形成している。
【0043】第1および第4の分岐部60a、60d
は、接続FFC56から上方および下方にそれぞれ直角
に延出し、また、第2のおよび第4の分岐部60b、6
0cは、クランク状に形成され上方および前方、並びに
下方および前方へ延出している。
【0044】各分岐部には、導線58が2本づつ延び、
各導線の先端には例えば円形の接続パッド62が形成さ
れている。そして、第1ないし第4の分岐部60aない
し60dは、図6に示す破線に沿ってキャリッジアッセ
ンブリ14側へ直角に折曲げられている。第2および第
3の分岐部60b、60cの先端部は、破線に沿って更
に180度折り返されている。
【0045】上記構成の接続FFC56は、第1ないし
第4の分岐部60aないし60dをキャリッジアセンブ
リ14の積層部に挟み込むことにより、キャリッジアッ
センブリに固定され、かつ対応する中継FFC50に電
気的に接続されている。
【0046】つまり、キャリッジアセンブリ14を組み
立てる際、第1の分岐部60aは、アーム26aの基端
部とスペーサリング27aとの間に挟まれる。そして、
軸受組立体18のナット36を締め付けることにより、
接続パッド62はアーム26aに固定された中継FFC
50の第2の接続パッド50bに押し付けられ、電気的
に接続される。
【0047】また、第2の分岐部60bは、アーム26
bの基端部とスペーサリング27aとの間に挟まれ、そ
の接続パッド62はアーム26bに固定された中継FF
C50の第2の接続パッド50bに押し付けられ、電気
的に接続される。 第3の分岐部60cは、アーム26
cの基端部とスペーサリング27bとの間に挟まれ、そ
の接続パッド62はアーム26cに固定された中継FF
C50の第2の接続パッド50bに押し付けられ、電気
的に接続される。更に、第4の分岐部60dは、アーム
26dの基端部とスペーサリング27bとの間に挟ま
れ、その接続パッド62はアーム26dに固定された中
継FFC50の第2の接続パッド50bに押し付けら
れ、電気的に接続される。
【0048】図7および図8は、接続FFC56側の接
続パッド62とアーム側の接続パッド50bとの接続状
態を示したもので、一対の接続パッド62および一対の
接続パッド50bはそれぞれ互いに対向した状態で接触
し、電気的に導通している。また、スペーサリング27
aのゴムリング29は、分岐部および中継FFC50の
積層厚さ分だけ弾性変形し、これらの分岐部とFFCと
を互いに圧接する方向に弾性的に押圧している。
【0049】このように、接続FFC56の第1ないし
第4の分岐部60aないし60dに設けられた接続パッ
ド62を、対応するアームに取り付けられた中継FFC
50の第2の接続パッド50bに導通させることによ
り、4つの磁気ヘッド32は、それぞれベッドリード線
46、中継FFC50、接続FFC56を介して基板本
体52に電気的に接続されている。そして、各磁気ヘッ
ド32の読み取り信号が基板本体52に入力されるとと
もに、基板本体から各磁気ヘッドへ書き込み信号が出力
される。
【0050】以上のように構成された、HDDによれ
ば、各磁気ヘッド32のヘッドリード線46は、各アー
ム上に取り付けられた中継FFC50に予め接続されて
いるため、HDDの組立時に接続FFC56先端の各分
岐部をキャリッジアッセンブリ14の積層部に挟み込む
だけの簡単な動作により、接続FFCを中継FFC50
に接続し、磁気ヘッド32と基板ユニット17とを電気
的に接続することができる。従って、ヘッドリード線を
半田付け等によって接続FFC56に接続する必要がな
く、HDDの大容量化のために磁気ヘッドの個数を増加
した場合でも接続作業を容易に、かつ、確実に行うこと
が可能となる。
【0051】また、接続FFC56の先端部を複数に分
岐して各分岐部に接続パッドを設けるとともに、各分岐
部をキャリッジアッセンブリ14の積層部に挟み込む構
成としたことから、HDDの大容量化のために磁気ヘッ
ドおよび接続パッドの個数を増加させた場合でも、各接
続パッドの面積および間隔を充分に大きく確保すること
ができる。同時に、各分岐部を各アームの磁気ヘッド毎
に接続することができる。従って、接続作業性の向上を
図ることができるとともに、接続箇所の誤り等による接
続不良の発生を防止することができる。
【0052】更に、各スペーサリング27a、27b
は、接続FFC56と中継FFC50との接続部に当接
するゴムリング29を備えているため、このゴムリング
の弾性変形により、ナット36の締め付け力によって各
アームが変形することを防止でき、その結果、磁気ディ
スクに対する磁気ヘッドの浮上量の変動を防止すること
ができる。
【0053】なお、スペーサリング27a、27bは、
図9に示すように構成されていてもよい。すなわち、こ
の変形例によれば、各スペーサリングには、ゴムリング
に代って一対のスリット64が形成されている。各スリ
ット64はスペーサリングの外周面から中心に向かって
所定の深さを有しているとともに、全周に亘って延びて
いる。それにより、各スペーサリング27a、27bの
上面外周部および下面外周部はそれぞればね性を有し、
アームおよびスペーサリングの積層方向に沿って弾性変
形可能な当接部を構成している。
【0054】このような構成においても、キャリッジア
ッセンブリ14の組立時に、各スペーサリングとアーム
との間に接続FFC56の分岐部および中継FFC50
の基端部を挟み込んだ場合、スペーサリングの外周部が
弾性変形するため、ナット36の締め付け力によって各
アームが変形することを防止でき、その結果、磁気ディ
スクに対する磁気ヘッドの浮上量の変動を防止すること
ができる。
【0055】図10ないし図13は、他の実施の形態に
係るHDDの要部を示すもので、この実施の形態によれ
ば、各アーム26aないし26dの基端部において、透
孔31の周囲の部分は他の部分よりも厚く形成され、環
状の積層部66を構成している。この積層部66の一部
には、接続FFC56の分岐部および中継FFC50の
先端部を収容するための凹所67が形成されているとと
もに、凹所内には位置決め用の突起68が突設されてい
る。
【0056】凹所67の深さは、接続FFC56の分岐
部および中継FFC50の先端部の厚さの合計よりも僅
かに小さく形成されている。また、突起68も凹所67
の深さと同一に形成されている。
【0057】一方、接続FFC56の第1ないし第4の
分岐部60aないし60dには、それぞれ対応するアー
ムの突起68に係合可能な切欠70が形成されている。
これらの切欠70はアーム側の凹所67および突起68
とともに、この発明における位置決め手段を構成してい
る。
【0058】各アーム26aないし26dにおいて、中
継FFC50の基端部は凹所67に位置した状態に固定
され、第2の接続パッド50bも凹所67内に位置して
いる。そして、HDDの組立時、接続FFC56の第1
ないし第4の分岐部60aないし60dは、それぞれ切
欠70を対応するアームの突起68に係合させた状態
で、中継FFC50の先端部に重ねて凹所67内に配置
される。それにより、各分岐部に形成された接続パッド
62は、中継FFC50の第2の接続パッド50bに対
して正確に位置決めされ、確実に対向および接触する。
【0059】この状態で、軸受組立体18のナット36
を締め付けることにより、接続FFC56の各分岐部お
よび中継FFC50の先端部はスペーサリングとアーム
との間に挟持され、各接続パッド62と第2の接続パッ
ド50bとが電気的に接続される。
【0060】なお、他の構成は前述した実施の形態と同
一であり、同一の部分には同一の参照符号を付してその
詳細な説明を省略する。上記のように構成されたHDD
においても、前述した実施の形態と同様な作用効果を得
ることができる。また、各アーム側に設けられた凹所6
7および突起68、並びに接続FFC56側に設けられ
た切欠70によって、接続FFCの接続パッド62を対
向するアームの第2の接続パッドに正確かつ容易に位置
決めすることができる。従って、接続作用を一層容易に
かつ確実に行うことが可能となる。
【0061】また、凹所67の深さは、接続FFC56
の分岐部および中継FFC50の先端部を重ね合わせた
厚さよりも僅かに小さく形成されているため、組立時、
ナット36の締め付け力によって各アームが変形するこ
とを防止でき、その結果、磁気ディスクに対する磁気ヘ
ッドの浮上量の変動を防止することができる。
【0062】図14ないし図17は、更に他の実施の形
態に係るHDDの要部を示すもので、この実施の形態に
よれば、各アーム26aないし26dの基端部におい
て、透孔31の周囲の部分は他の部分よりも厚く形成さ
れ、環状の積層部66を構成している。この積層部66
の一部には、接続FFC56の分岐部および中継FFC
50の先端部を収容するための凹所67が形成されてい
る。凹所67の深さは、接続FFC56の分岐部および
中継FFC50の先端部の厚さの合計よりも僅かに小さ
く形成されている。
【0063】また、凹所67は、接続FFC56の分岐
部先端を位置決めするための位置決め部67aを有して
いる。位置決め部67aは、積層部66の径方向に沿っ
て延びているとともに、分岐部先端よりも僅かに大きな
幅に形成されている。
【0064】一方、接続FFC56の第1ないし第4の
分岐部60aないし60dは、前述した他の実施の形態
の場合よりも大きく突出して形成され、対応するアーム
に形成された凹所67の位置決め部67a内に配置可能
となっている。この分岐部先端部および凹所67の位置
決め部67aは、この発明における位置決め手段を構成
している。
【0065】各アーム26aないし26dにおいて、中
継FFC50の基端部は凹所67に位置した状態に固定
され、第2の接続パッド50bも凹所67内に位置して
いる。そして、HDDの組立時、接続FFC56の第1
ないし第4の分岐部60aないし60dは、それぞれ先
端部を対応するアームの位置決め部67aに係合させた
状態で、中継FFC50の先端部に重ねて凹所67内に
配置される。それにより、各分岐部に形成された接続パ
ッド62は、中継FFC50の第2の接続パッド50b
に対して正確に位置決めされ、確実に対向および接触す
る。
【0066】この状態で、軸受組立体18のナット36
を締め付けることにより、接続FFC56の各分岐部お
よび中継FFC50の先端部はスペーサリングとアーム
との間に挟持され、各接続パッド62と第2の接続パッ
ド50bとが電気的に接続される。
【0067】なお、他の構成は前述した実施の形態と同
一であり、同一の部分には同一の参照符号を付してその
詳細な説明を省略する。上記のように構成されたHDD
においても、前述した実施の形態と同様な作用効果を得
ることができる。また、各アーム側に設けられた凹所6
7の位置決め部67aおよび接続FFC56の分岐部先
端部によって、接続FFCの接続パッド62を対向する
アームの第2の接続パッドに正確かつ容易に位置決めす
ることができる。従って、接続作用を一層容易にかつ確
実に行うことが可能となる。
【0068】また、凹所67の深さは、接続FFC56
の分岐部および中継FFC50の先端部を重ね合わせた
厚さよりも僅かに小さく形成されているため、組立時、
ナット36の締め付け力によって各アームが変形するこ
とを防止でき、その結果、磁気ディスクに対する磁気ヘ
ッドの浮上量の変動を防止することができる。
【0069】なお、この発明は上述した実施の形態に限
定されることなく、この発明の範囲内で種々変形可能で
ある。例えば、磁気ヘッドの数は4個に限らず、磁気デ
ィスクの枚数に応じて増減可能である。また、接続FF
Cの接続パッドと中継FFCの接続パッドとの電気的接
続を一層確実なものとするために、これらの接続パッド
間に異方性導電接着剤を塗布し、あるいは、少なくとも
一方の接続パッドに予備半田を印刷してリフロー半田付
けを行うようにしてもよい。
【0070】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、キャリッジアッセンブリの各アームに磁気ヘッドの
ヘッドリード線に接続された中継フレキシブルフラット
ケーブルを設けるとともに、基板ユニット側の接続フレ
キシブルフラットケーブルの先端部を複数に分岐し、こ
れらの分岐部をキャリッジアッセンブリの積層部に挟み
込んで中継フレキシブルフラットケーブルと電気的に接
続する構成とすることにより、組立作業性に優れている
とともに接続不良等の発生を防止可能な磁気ディスク装
置および組立方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係るHDDの内部を示
す斜視図。
【図2】上記HDDのキャリッジアッセンブリ、VCM
および基板ユニットを示す斜視図。
【図3】上記キャリッジアッセンブリの分解斜視図。
【図4】上記キャリッジアッセンブリの断面図および一
部を拡大して示す断面図。
【図5】上記基板ユニットの斜視図。
【図6】上記基板ユニットの接続FFCの先端部を展開
して示す平面図。
【図7】上記接続FFCの分岐部と中継FFCとの接続
部を拡大して示す平面図。
【図8】上記キャリッジアッセンブリの積層部を拡大し
て示す断面図。
【図9】変形例に係るスペーサリングを備えた上記キャ
リッジアッセンブリにの断面図および一部を拡大して示
す断面図。
【図10】この他の実施の形態に係るHDDの上側アー
ムの平面図および断面図。
【図11】上記他の実施の形態に係るHDDの下側アー
ムの平面図および断面図。
【図12】上記他の実施の形態に係るHDDの接続FF
Cの先端部を展開して示す平面図。
【図13】上記他の実施の形態に係るHDDのアームの
平面図およびアームの接続部分の拡大して示す平面図。
【図14】この更に他の実施の形態に係るHDDの上側
アームの平面図および断面図。
【図15】上記更に他の実施の形態に係るHDDの下側
アームの平面図および断面図。
【図16】上記更に他の実施の形態に係るHDDの接続
FFCの先端部を展開して示す平面図。
【図17】上記更に他の実施の形態に係るHDDのアー
ムの平面図およびアームの接続部分の拡大して示す平面
図。
【符号の説明】
12a、12b…磁気ディスク 14…キャリッジアッセンブリ 16…ボイスコイルモータ 17…基板ユニット 18…軸受組立体 22…ハブ 23…フランジ 24…ねじ部 26a、26b、26c、26d…アーム 27a、27b…スペーサリング 28…磁気ヘッド組立体 29…ゴムリング 32…磁気ヘッド 36…ナット 50…中継フレキシブルフラットケーブル 50a…第1の接続パッド 50b…第2の接続パッド 56…接続フレキシブルフラットケーブル 60a…第1の分岐部 60b…第2の分岐部 60c…第3の分岐部 60d…第4の分岐部 62…接続パッド 67…凹所 67a…位置決め部 68…突起 70…切欠

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の間隔を置いて積層された複数の磁気
    ディスクと、 各磁気ディスクの上面および下面にそれぞれ対向して設
    けられ磁気ディスクに対して情報の記録、再生を行う複
    数の磁気ヘッドと、 上記磁気ヘッドを上記磁気ディスクに対して移動可能に
    支持したキャリッジアッセンブリと、 上記キャリッジアッセンブリを回動させ上記磁気ヘッド
    を磁気ディスク上の所望の位置へ移動させる駆動手段
    と、 上記磁気ヘッドに対して読み取り信号および書き込み信
    号を入出力する基板ユニットと、を備え、 上記キャリッジアッセンブリは、 フランジの形成された一端とねじ部の形成された他端と
    を有する回転自在なハブ、および上記ねじ部に螺合され
    たナットを備えた軸受組立体と、 それぞれ上記ハブが挿通された透孔を有し、上記フラン
    ジ上に積層されているとともに上記ハブから延出した複
    数のアームと、 各アームの延出端に固定されているとともに上記磁気ヘ
    ッドを含んだ磁気ヘッド組立体と、 上記ハブの外周に装着されて隣接する2つのアーム間に
    位置し、上記複数のアームと共に上記軸受組立体のフラ
    ンジとナットとの間に挟持されたスペーサと、 上記各アーム上に設けられているとともに、上記アーム
    の延出端近傍に位置した第1の接続パッドと上記軸受組
    立体の近傍に位置した第2の接続パッドとを有する中継
    フレキシブルフラットケーブルと、 上記各磁気ヘッドから延出し上記第1の接続パッドに接
    続されたヘッドリード線と、を備え、 上記基板ユニットは、基板本体と、基板本体から延出し
    た接続フレキシブルフラットケーブルと、を備え、 上記接続フレキシブルフラットケーブルは、上記磁気ヘ
    ッドの数に応じて分岐し複数の分岐部を形成した延出端
    部と、各分岐部に設けられた接続パッドと、を有し、 上記各分岐部は、対応するアームに設けられた上記中継
    フレキシブルフラットケーブルの第2の接続パッドに重
    なった状態で上記アームとスペーサとの間に挟持され、
    上記接続パッドを介して第2の接続パッドに電気的に接
    続されていることを特徴とする磁気ディスク装置。
  2. 【請求項2】上記スペーサは、上記分岐部に対向した凹
    所と、上記凹所に嵌合さ上記分岐部に弾性的に押圧した
    弾性部材と、を備えていることを特徴とする請求項1に
    記載の磁気ディスク装置。
  3. 【請求項3】上記スペーサは、上記分岐部に当接し上記
    アームおよびスペーサの積層方向に弾性変形可能な当接
    部と備えていることを特徴とする請求項1に記載の磁気
    ディスク装置。
  4. 【請求項4】上記各アームは、上記中継フレキシブルフ
    ラットケーブルの先端部および上記分岐部を収容した凹
    所と、上記分岐部を上記第2の接続パッドに対して位置
    決めする位置決め手段と、を備え、上記凹所は、上記中
    継フレキシブルフラットケーブルの先端部および上記分
    岐部を重ねた厚さとほぼ等しい深さを有していることを
    特徴とする請求項1に記載の磁気ディスク装置。
  5. 【請求項5】上記位置決め手段は、上記凹所に形成され
    た突起と、上記分岐部に形成され上記突起と係合した切
    欠と、を有していることを特徴とする請求項4に記載の
    磁気ディスク装置。
  6. 【請求項6】上記位置決め手段は、上記分岐部先端部と
    ほぼ等しい幅を有して上記凹所内に形成されているとと
    もに上記分岐部先端部が係合した位置決め部を備えてい
    ることを特徴とする請求項4に記載の磁気ディスク装
    置。
  7. 【請求項7】上記各分岐部の接続パッドと上記第2の接
    続パッドとの間に接続用の半田が介在されていることを
    特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の磁
    気ディスク装置。
  8. 【請求項8】上記各分岐部の接続パッドと上記第2の接
    続パッドとの間に異方性導電接着剤が介在されているこ
    とを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載
    の磁気ディスク装置。
  9. 【請求項9】所定の間隔を置いて積層された複数の磁気
    ディスクと、各磁気ディスクの上面および下面にそれぞ
    れ対向して設けられ磁気ディスクに対して情報の記録、
    再生を行う複数の磁気ヘッドと、上記磁気ヘッドを上記
    磁気ディスクに対して移動可能に支持したキャリッジア
    ッセンブリと、上記キャリッジアッセンブリを回動させ
    上記磁気ヘッドを磁気ディスク上の所望の位置へ移動さ
    せる駆動手段と、上記磁気ヘッドに対して読み取り信号
    および書き込み信号を入出力する基板ユニットと、を備
    えた磁気ディスク装置の組立方法において、 磁気ヘッドを含む磁気ヘッド組立体の取り付けられた複
    数のアームを用意し、 上記各アーム上に、アームの延出端近傍に位置した第1
    の接続パッドとアームの基端部に位置した第2の接続パ
    ッドとを有する中継フレキシブルフラットケーブルを取
    付け、 上記複数のアームと隣接する2つのアーム間に位置した
    スペーサとを軸受組立体のハブの外周に嵌合し、 上記基板ユニットから延出した接続フレキシブルフラッ
    トケーブルの延出端部に形成された複数の分岐部を、そ
    れぞれ対応するアームに設けられた上記中継フレキシブ
    ルフラットケーブルの第2の接続パッドに重ねた状態
    で、上記アームとスペーサとの間に挿入し、 上記ハブのねじ部にナットを締め込んで上記複数のアー
    ムおよびスペーサを上記ハブのフランジと上記ナットと
    の間に挟持し、同時に、上記各分岐部に形成された接続
    パッドを上記第2の接続パッドに圧接して電気的に接続
    することを特徴とする磁気ディスク装置の組立方法。
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Cited By (8)

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