JP4852164B1 - ヘッドジンバルアッセンブリおよびこれを備えたディスク装置 - Google Patents

ヘッドジンバルアッセンブリおよびこれを備えたディスク装置 Download PDF

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Abstract

【課題】リミッタ部の大型化を生じることなくインターリーブ構造を設置することができ、高転送レートに対応した高性能かつ高信頼性のヘッドジンバルアッセンブリおよびディスク装置を提供する。
【解決手段】実施形態によれば、ディスク装置のヘッドジンバルアッセンブリ30は、ロードビームと、ロードビームに取付けられリミッタ部36fを有するジンバル36を構成する金属板61と、金属板上に絶縁層66を介して形成された複数の配線を有するフレクシャ40と、ヘッドを有し、前記ジンバルに取付けられたスライダと、配線の一部によりリミッタ部に形成され、スライダを位置決めするための位置決め基準マーク70と、を備え、複数の配線は、位置決め基準マークと金属板を通して導通し、インターリーブ構造を構成する配線を含んでいる。
【選択図】 図9

Description

この発明の実施形態は、ディスク装置に用いるヘッドジンバルアッセンブリ、およびこれを備えたディスク装置に関する。
近年、コンピュータの外部記録装置や画像記録装置として磁気ディスク装置、光ディスク装置などのディスク装置が広く用いられている。
ディスク装置として、例えば、磁気ディスク装置は、一般に、ケース内に配設された磁気ディスク、磁気ディスクを支持および回転駆動するスピンドルモータ、磁気ヘッドを支持したヘッドアクチュエータ、回路基板ユニット等を備えている。ヘッドアクチュエータは、ヘッドジンバルアッセンブリを有し、このヘッドジンバルアッセンブリは、磁気ヘッドを支持したサスペンションと、磁気ヘッドを回路基板ユニットに電気的に接続する配線トレースと、を有している。
近年、光ディスク装置等のディスク装置において、高転送レートに対応するため、低インピーダンス化が可能なインターリーブ構造が配線トレースに導入されている。インターリーブ構造を採用し、電流が逆方向に流れる配線を交互に並列に配置することにより、配線インピーダンスの低減を図ることが可能となる。
特開2005−268649号公報
上記のようなインターリーブ構造を磁気ディスク装置に適用する場合、配線トレースにおいて、スライダ近傍のリミッタ部にインターリーブ構造を設置し、サスペンション上の伝送路すべてをインターリーブ構造とすることが最もインピーダンス低減効果を得られると考えられる。しかしながら、インターリーブ構造は信号線を中継する金属板が必要となるため、インターリーブ構造を設置すると、配線トレースのリミッタ部が大型化してしまう。それにより、磁気ヘッドのアンロード時や非動作衝撃時のリミッタ部の振動振幅が増大することや、組み立て時の部品干渉の関係から、ランプの小型化を妨げる要因となる。
この発明は以上の点に鑑みなされたもので、リミッタ部の大型化を生じることなくインターリーブ構造を設置することができ、高転送レートに対応した高性能かつ高信頼性のヘッドジンバルアッセンブリおよびこれを備えたディスク装置を提供することにある。
実施形態によれば、ヘッドジンバルアッセンブリは、ロードビームと、前記ロードビームに取付けられリミッタ部を有するジンバルを構成する金属板と、前記金属板上に絶縁層を介して形成された複数の配線を有するフレクシャと、ヘッドを有し、前記ジンバルに取付けられたスライダと、前記配線の一部により前記リミッタ部に形成され、前記スライダを位置決めするための位置決め基準マークと、を備え、前記配線は、前記位置決め基準マークと前記金属板を通して導通し、インターリーブ構造を構成する配線を含んでいる。
図1は、第1の実施形態に係るハードディスクドライブ(HDD)をトップカバーを取り外して示す斜視図。 図2は、前記HDDのヘッドスタックアッセンブリを示す斜視図。 図3は、前記ヘッドスタックアッセンブリのヘッドジンバルアッセンブリを示す平面図。 図4は、前記ヘッドジンバルアッセンブリの先端部を拡大して示す平面図。 図5は、図4の線A−Aに沿ったヘッドジンバルアッセンブリ先端部分の断面図。 図6は、磁気ヘッドがアンロードされ、前記ヘッドジンバルアッセンブリの先端部がランプに係合した状態を示す前記ヘッドジンバルアッセンブリおよびランプの断面図。 図7は、前記ヘッドジンバルアッセンブリの配線トレースのリミッタ部を拡大して示す平面図。 図8は、図7の線B−Bに沿ったリミッタ部の断面図。 図9は、前記リミッタ部を含む前記ジンバルおよび配線トレースを拡大して模式的に示す平面図。 図10は、前記配線トレースを構成する金属板部分を示す平面図。 図11は、前記配線トレースを構成する絶縁層を示す平面図。 図12は、前記配線トレースを構成する配線(Cu層)を示す平面図。 図13は、前記配線トレースを構成する配線(Cu層)の内、書込み信号配線(ライター配線)のみを抜き出して示す平面図。 図14は、前記配線トレースを構成するカバー層を示す平面図。 図15は、第2の実施形態に係るHDDのヘッドジンバルアッセンブリにおけるリミッタ部の断面図。
以下図面を参照しながら、第1の実施形態に係る磁気ディスク装置(HDD)について詳細に説明する。図1は、トップカバーを外してHDDの内部構造を示している。図1に示すように、HDDは筐体10を備えている。筐体10は、上面の開口した矩形箱状のベース12と、複数のねじによりベースにねじ止めされてベースの上端開口を閉塞する図示しないトップカバーと、を有している。ベース12は、矩形状の底壁12aと、底壁の周縁に沿って立設された側壁12bとを有している。
筐体10内には、記録媒体としての2枚の磁気ディスク16、および磁気ディスクを支持および回転させる駆動部としてのスピンドルモータ18が設けられている。スピンドルモータ18は、底壁12a上に配設されている。各磁気ディスク16は、例えば、直径65mm(2.5インチ)に形成され、上面および下面に磁気記録層を有している。磁気ディスク16は、スピンドルモータ18の図示しないハブに互いに同軸的に嵌合されているとともにクランプばね27によりクランプされ、ハブに固定されている。これにより、磁気ディスク16は、ベース12の底壁12aと平行に位置した状態に支持されている。そして、磁気ディスク16は、スピンドルモータ18により所定の速度、例えば、5400rpmあるいは7200rpmの速度で回転される。
筐体10内には、磁気ディスク16に対して情報の記録、再生を行なう複数の磁気ヘッド17、これらの磁気ヘッドを磁気ディスク16に対して移動自在に支持したヘッドスタックアッセンブリ(以下、HSAと称する)22、HSAを回動および位置決めするボイスコイルモータ(以下VCMと称する)24、磁気ヘッド17が磁気ディスク16の最外周に移動した際、磁気ヘッドを磁気ディスクから離間したアンロード位置に保持するランプロード機構25、HDDに衝撃等が作用した際、HSAを退避位置に保持するラッチ機構26、およびプリアンプ等を有する基板ユニット21が収納されている。
ベース12の底壁12a外面には、図示しないプリント回路基板がねじ止めされている。プリント回路基板は、基板ユニット21を介してスピンドルモータ18、VCM24、および磁気ヘッド17の動作を制御する。ベース12の側壁には、可動部の稼動によって筐体内に発生した塵埃を捕獲する循環フィルタ23が設けられ、磁気ディスク16の外側に位置している。また、ベース12の側壁には、筐体10内に流入する空気から塵埃を捕獲する呼吸フィルタ48が設けられている。
図2は、HSA22を示す斜視図である。図1および図2に示すように、HSA22は、回転自在な軸受ユニット28と、この軸受ユニット28に積層状態で取付けられた複数のスタック部材とを備えている。スタック部材は、4本のヘッドジンバルアッセンブリ(以下、HGAと称する)30と、HGA間にそれぞれ積層配置された2つのスペーサリングとを含んでいる。
軸受ユニット28は、ベース12の長手方向に沿って磁気ディスク16の回転中心から離間して位置しているとともに、磁気ディスク16の外周縁近傍に配置されている。軸受ユニット28は、ベース12の底壁12aに立設される枢軸と、枢軸に軸受を介して回転自在に支持された円筒形状のスリーブと、を有している。
図1、図2、図3に示すように、各HGA30は、軸受ユニット28から延出したアーム32、アームから延出したサスペンション34、およびサスペンションの延出端にジンバルを介して支持された磁気ヘッド17を有している。
アーム32は、例えば、ステンレス、アルミニウム、ステンレスを積層して薄い平板状に形成され、その一端、つまり、基端には円形の透孔が形成されている。サスペンション34は、細長い板ばね状のロードビーム34aおよびこのロードビームに取付けられる後述のジンバル36により構成され、その基端がスポット溶接あるいは接着によりアーム32の先端に固定され、アームから延出している。サスペンション34およびアーム32は、同一材料で一体に形成してもよい。なお、HGA30は、アームを含まない概念としてもよい。
アーム32およびロードビーム34a上には配線トレースとしてフレクシャ(flexure)40が設置され、磁気ヘッド17は、このフレクシャ40を介して後述するメインFPC21bに電気的に接続される。
図1および図2に示すように、4本のHGA30およびスペーサリングは、アーム32の透孔およびスペーサリングの透孔に軸受ユニット28のスリーブが挿通された状態でスリーブの外周に嵌合され、スリーブの軸方向に沿って積層配置されている。4本のアーム32は、所定の間隔を置いて互いに平行に位置しているとともに軸受ユニット28から同一の方向へ延出している。上側2本のアーム32は所定の間隔を置いて互いに平行に位置し、これらのアームに取付けられたサスペンション34および磁気ヘッド17は互いに向かい合って位置している。また、下側2本のアーム32は所定の間隔を置いて互いに平行に位置し、これらのアームに取付けられたサスペンション34および磁気ヘッド17は互いに向かい合って位置している。
一方のスペーサリングには、合成樹脂からなる支持フレーム43が一体的に成形されている。支持フレーム43は、軸受ユニット28からアーム32と反対の方向へ延出している。支持フレーム43には、VCM24の一部を構成するボイスコイル41が埋め込まれている。
図1からよくわかるように、上記のように構成されたHSA22をベース12上に組み込んだ状態において、軸受ユニット28は、その枢軸の下端部がベース12に固定され、スピンドルモータ18のスピンドルとほぼ平行に立設されている。各磁気ディスク16は2本のHGA30間に位置する。HDDの動作時、アーム32に取付けられた磁気ヘッド17は、磁気ディスク16の上面および下面にそれぞれ対向し、磁気ディスクを両面側から挟持する。支持フレーム43に固定されたボイスコイル41は、ベース12上に固定された一対のヨーク44間に位置し、これらのヨークおよび一方のヨークに固定された図示しない磁石とともにVCM24を構成している。
図1に示すように、基板ユニット21は、フレキシブルプリント回路基板により形成された本体21aを有し、この本体21aはベース12の底壁12aに固定されている。本体21a上にはヘッドアンプ等の図示しない電子部品が実装されている。本体21aの底面には、プリント回路基板と接続するための図示しないコネクタが実装されている。
基板ユニット21は本体21aから延出したメインフレキシブルプリント回路基板(以下、メインFPCと称する)21bを有している。メインFPC21bの延出端は接続端部42を構成している。後述するように、接続端部42は、複数の接続パッドを有し、HSA22の軸受ユニット28近傍に固定される。各HGA30のフレクシャ40は、接続端部42に機械的かつ電気的に接続されている。これにより、基板ユニット21は、メインFPC21bおよびフレクシャ40を介して磁気ヘッド17に電気的に接続されている。
図1に示すように、ランプロード機構25は、ベース12の底壁12aに設けられているとともに磁気ディスク16の外側に配置されたランプ45と、各サスペンション34の先端から延出したタブ46(図2、図3参照)と、を備えている。HSA22が軸受ユニット28の周りで回動し、磁気ヘッド17が磁気ディスク16の外側の退避位置まで移動する際、各タブ46は、ランプ45に形成されたランプ面45a(図6参照)と係合し、その後、ランプ面の傾斜によって引き上げられる。これにより、磁気ヘッド17が磁気ディスク16からアンロードされ、退避位置に保持される。後述するように、ランプ45は、ジンバルのリミッタ部と対向してジンバルの過度の変位を規制するステップ状のジンバル押さえ45b(図6参照)を有している。
次に、HGA30について詳細に説明する。図4は、サスペンション34の先端部および磁気ヘッドを拡大して示し、図5は、サスペンション先端部の断面図である。
図3ないし図5に示すように、ロードビーム34aのディスク対向側に、ジンバル36が取付けられている。ジンバル36は、例えば、ステンレスの薄板により細長い帯状に形成されている。ジンバル36は、平坦な矩形状のヘッド取付け部36a、ヘッド取付け部からアーム32の基端側に向かって二股状に延出する弾性部36b、この弾性部からアームの基端側に向かって延びる帯状の固定部36cを有している。ヘッド取付け部36aは、ロードビーム34aの先端部に隙間をおいて対向し、その中心軸がロードビーム34aの中心軸とほぼ整列して位置している。弾性部36bは、ヘッド取付け部36aの両側を隙間を置いて延びている。固定部36cは、例えば、スポット溶接によりロードビーム34aに固定されている。
ジンバル36は、ヘッド取付け部36から先端側に延出したトレーリング側のリミッタ部36fを一体に有している。図6に示すように、磁気ヘッド17がアンロードされ、ヘッドジンバルアッセンブリ30のタブ46がランプ45のランプ面45a上に支持された際、リミッタ部36fは、ランプ45のジンバル押さえ45bに対向あるいは当接し、ジンバル36および磁気ヘッド17の過度の変位を規制する。
図4および図5に示すように、ジンバル36は、ヘッド取付け部36aから基端側へ延出したリーディング側のリミッタ36dを有している。このリミッタ36dは、ロードビーム34aに形成された透孔34bを通してロードビーム34aの上面側に延出し、その延出端部は、ロードビームの上面と隙間を置いて対向している。リミッタ36dは、ヘッド取付け部36aが磁気ディスク16側へ大きく移動した際、ロードビーム34aに当接し、ヘッド取付け部36aの過度の移動を規制する。
図3ないし図5に示すように、ジンバル36のヘッド取付け部36aに磁気ヘッド17が取付けられている。磁気ヘッド17は、ほぼ矩形状のスライダ50とこのスライダに形成されたヘッド部52とを有している。ヘッド部52は、例えば、記録素子および再生用のMR(磁気抵抗)素子を有している。スライダ50は、ヘッド取付け部36aに対応する大きさに形成され、その背面側がヘッド取付け部36aに固定、例えば、接着されている。
ロードビーム34aにおいて、ジンバル36のヘッド取付け部36aと対向する位置、すなわち、磁気ヘッド17の中心部と対向する位置、に、ディンプル、ここでは、磁気ヘッド側に突出するほぼ半球状の突起37が形成されている。突起37は、磁気ヘッド17の背面側で、ヘッド取付け部36aに当接している。ヘッド取付け部36は、弾性部36bの弾性により、突起37に弾性的に押し付けられている。ジンバル36のヘッド取付け部36aおよび磁気ヘッド17は、弾性部36bの弾性変形により、突起37の回りで、ピッチ方向、ロール方向に変位し、あるいは、上下方向に変位することができる。更に、磁気ヘッド17はサスペンション34のばね力により磁気ディスク16表面に向かって所定のヘッド荷重が印加される。
図3および図4に示すように、フレクシャ40は、サスペンション34の内面に取付けられ、サスペンションの先端からアーム32の基端部まで延びている。フレクシャ40は、ステンレス等の金属薄板61と、この金属薄板上に形成された絶縁層と、絶縁層上に例えば、銅箔により形成された配線パターン(複数の配線)と、配線パターンを覆うカバーとで構成されている。フレクシャ40は、全体として細長い帯状に形成され、複数の配線の先端は磁気ヘッド17の図示しない電極に電気的に接続されている。フレクシャ40の他端部は、アーム32から外側に延出し、接続部54を構成している。各接続部54は、メインFPC21bの接続端部42に電気的、機械的に接続される。
フレクシャ40は、金属薄板61側がアーム32およびサスペンション34に貼付あるいはピボット溶接されている。金属薄板61のサスペンション34側の端部は、ジンバル36と一体に形成されている。
図7は、フレクシャ40のサスペンション先端側の部分を拡大して模式的に示し、図8は、フレクシャのインターリーブ構造部分および位置決め基準マークを示す断面図である。更に、図9は、フレクシャ40のサスペンション先端側の部分の全体構成を示し、図10、図11、図12、図13、図14は、フレクシャの構成要素を金属薄板、絶縁層、配線パターン、書込み用信号線パターン、カバーに分けて、それぞれ示している。
図7ないし図10に示すように、ジンバル36を兼ねるフレクシャ40の金属薄板61は、リミッタ部36fの中央部に形成された開口62と、この開口内に隙間を置いて位置した浮島部64と、を有している。浮島部64には、円形の透孔64aが形成されている。
図7ないし図9および図11に示すように、絶縁層66が金属薄板61の大部分に重ねて、ここでは、少なくともリミッタ部36fおよび取付け部36aの一部に重ねて、設けられている。絶縁層66には、浮島部64の透孔64aと同芯の透孔66a、同じく浮島部の透孔64aと同芯で、かつ、透孔64aよりも大径の環状の開口66b、および、ジンバル36の中心軸線D上で、透孔66aと並んで位置した透孔66cがそれぞれ形成されている。
図7ないし図9および図12に示すように、Cu層からなる配線パターンにより、絶縁層66に重ねて複数本の配線が形成されている。これら複数の配線は、例えば、書込み用の正極および負極信号線W+、W−、読取り用の正極および負極信号線R+、R−、ヒータ制御用の正極および負極信号線DFH+、DFH−、並びに、センサー制御用の正極および負極信号線S+、S−の8種類の配線を含んでいる。これら配線に繋がった8つの電極が、取付け部36aの端縁に沿って並んで設けられている。そして、ジンバル36の取付け部36aに取付けられたスライダ50に設けられている図示しない複数の電極は、配線の電極にそれぞれハンダ付けされ、電気的に接続されている。
複数の配線の内、例えば、読取り用の正極信号線R+、ヒータ制御用の正極および負極信号線DFH+、DFH−、並びに、センサー制御用の正極および負極信号線S+、S−は、電極から一方側に引き出され、スライダの50の片側側方を通ってサスペンション34の基端側に延出している。読取り用の正極信号線R−は、リミッタ部36f側に引き出され、後述する位置決め基準マークの外側を回った後、スライダの50の反対側側方を通ってサスペンション34の基端側に延出している。
複数の配線の内、例えば、書込み用の正極および負極信号線W+、W−は、それぞれ電極から2本の分岐し、2本の正極分岐信号線W+1、W+2、および2本の負極分岐信号線W−1、W−2を形成している。
正極分岐信号線W+2の端部は、電極から離間しているとともに、円形に形成され、位置決め基準マーク70を構成している。この位置決め基準マーク70は、金属薄板61の浮島部64に重ねて、かつ、浮島部の透孔64aおよび絶縁層66の透孔66aと同芯に形成され、更に、絶縁層66の開口66bを通して浮島部64に電気的に導通している。位置決め基準マーク70の中心には、透孔70aが形成されている。正極分岐信号線W+2は、位置決め基準マーク70からスライダの50の反対側側方を通ってサスペンション34の基端側に延出している。
なお、位置決め基準マーク70は、スライダ50をジンバル36の取付け部36aに取付ける際、画像認識装置等で位置決め基準マーク70を撮像し、スライダの位置決め基準として用い、また、フレクシャ40自身の寸法測定基準として利用することができる。
正極分岐信号線W+1は、電極からリミッタ部36f側に引き出され、位置決め基準マーク70の外側を回った後、スライダの50の反対側側方を通ってサスペンション34の基端側に延出している。負極分岐信号線W+1の一部は、接続部72を形成し、この接続部72は、絶縁層66の透孔66cを通して金属薄板61の浮島部64に電気的に導通している。接続部72は、ジンバル36の中心軸線D上で位置決め基準マーク70と並んで位置している。これにより、負極分岐信号線W+1は、浮島部64を通して、正極分岐信号線W+1の位置決め基準マーク70部分に電気的に導通している。なお、浮島部64は、金属薄板61の他の部分と電気的に分離させていることから、正極分岐信号線W+1、W+2が他の信号線と導通することはない。
負極分岐信号線W−1は、電極からリミッタ部36f側に引き出され、正極分岐信号線W+1、W+2の間を通り、位置決め基準マーク70の外側を回った後、スライダの50の反対側側方を通って、かつ、正極分岐信号線W+1、W+2の間を通って、サスペンション34の基端側に延出している。負極分岐信号線W−2は、電極から分岐した後、正極分岐信号線W+2と並んで延び、スライダの50の反対側側方を通ってサスペンション34の基端側に延出している。これにより、4本の正極分岐信号線W+1、W+2、負極分岐信号線W−1、W−2は、正極、負極が交互に並列に並んで延び、インターリーブ構造を構成している。
図7ないし図9および図14に示すように、カバー76は、例えば、透明な絶縁材料で形成され、配線の電極部分を除き、配線パターン全体に重ねて設けられている。カバー76には円形の透孔76aが形成され、この透孔76aは、位置決め基準マーク70の中心部に重ねて配置されている。
以上のように構成されたHDDおよびヘッドジンバルアッセンブリ30によれば、フレクシャにおける配線、すなわち、リミッタ部36fに配置された位置決め基準マーク70と信号線のインターリーブ構造と、を信号線で兼ねることにより、インターリーブ構造と位置決め基準マークとを独立してリミッタ部に設ける必要がなく、リミッタ部35fのコンパクト化を図ることができる。これにより、磁気ヘッドのアンロード時や非動作衝撃時のリミッタ部の振動振幅の増加を防ぎ、ランプの小型化が可能となる。これにより、HDD全体の小型化を図ることが可能となる。同時に、フレクシャの配線をインターリーブ構造とすることにより、高転送レートに対応した高性能かつ高信頼性のヘッドジンバルアッセンブリおよび磁気ディスク装置を提供することができる。
位置決め基準マーク70は、円形に限らず、多角形、楕円形等、他の任意の形状とすることができる。また、位置決め基準マーク70は、図15に示す第2の実施形態のように、ほぼ円環状とし、その中央部分が、金属薄板61の浮島部64に導通する構成としてもよい。第2の実施形態において、前述した第1の実施形態と同一の部分には、同一の参照符号を付してその詳細な説明を省略する。
本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
例えば、インターリーブ構造とする信号線は、書込み用の正極および負極信号線に限らず、他の信号線に適用してもよい。また、信号線の接続部は、ジンバルの中心軸線からずれて配置されていてもよい。フレクシャの信号線は、8種類としたが、これに限らず、必要に応じて、増減可能である。
上述した実施形態において、HGAのアームは、互いに独立した板状のアームを用いたが、これに限らず、いわゆるEブロック形状の複数のアームと軸受スリーブとが一体に形成されたものを適用してもよい。磁気ディスクは、2.5インチに限らず、他の大きさの磁気ディスクとしてもよい。磁気ディスクは2枚に限らず、1枚あるいは3枚以上としてもよく、HGAの数も磁気ディスクの設置枚数に応じて増減すればよい。
10…筐体、12…ベース、16…磁気ディスク、17…磁気ヘッド、
18…スピンドルモータ、21…基板ユニット、
22…ヘッドスタックアッセンブリ(HSA)、
30…ヘッドジンバルアッセンブリ(HGA)、
32…アーム、34…サスペンション、34a…ロードビーム、36…ジンバル、
36a…ヘッド取付け部、36f…リミッタ部、40…フレクシャ、50…スライダ、
52…ヘッド部、61…金属薄板、62…開口部、64…浮島部、66…絶縁層、
70…位置決め基準マーク、72…接続部、W+…書込み用の正極信号線、
W−…書込み用の負極信号線W+1、W+2…正極分岐信号線、
W−1、W−2…負極分岐信号線

Claims (6)

  1. ロードビームと、
    前記ロードビームに取付けられリミッタ部を有するジンバルを構成する金属板と、
    前記金属板上に絶縁層を介して形成された複数の配線を有するフレクシャと、
    ヘッドを有し、前記ジンバルに取付けられたスライダと、
    前記配線の一部により前記リミッタ部に形成され、前記スライダを位置決めするための位置決め基準マークと、を備え、
    前記複数の配線は、前記位置決め基準マークと前記金属板を通して導通し、インターリーブ構造を構成する配線を含んでいるヘッドジンバルアッセンブリ。
  2. 前記金属板は、開口部と、この開口部内に隙間を置いて位置する浮島部と、を有し、前記インターリーブ構造を構成する配線および前記位置決め基準マークは、前記浮島部を中継して導通している請求項1に記載のヘッドジンバルアッセンブリ。
  3. 前記配線は、前記ヘッドにそれぞれ接続される書込み用の正極信号線および負極信号線を有し、前記正極信号線は、前記磁気ヘッドから2本に分岐して延びる正極分岐信号線を有し、前記負極信号線は前記磁気ヘッドから2本に分岐して延びる負極分岐信号線を有し、前記2本の正極分岐信号線および2本の負極分信号岐線は、交互に並列に並んで延び、前記正極分岐信号線および負極分岐信号線の1つは、前記ヘッド側の端部で前記位置決め基準マークを形成し、他の分岐信号線の1つは、前記金属板を通して前記位置決め基準マークに導通する接続部を有している請求項1又は2に記載のヘッドジンバルアッセンブリ。
  4. 前記位置決め基準マークおよび前記分岐信号線の接続部は、前記ジンバルの中心軸線に沿って並んで位置している請求項3に記載のヘッドジンバルアッセンブリ。
  5. 前記基準位置決めマークは、円形に形成され、その中央部に透孔を有している請求項1ないし4のいずれか1項に記載のヘッドジンバルアッセンブリ。
  6. ディスク状の記録媒体と、
    前記記録媒体を支持し回転する駆動モータと、
    前記記録媒体に対して情報処理するヘッドを前記記録媒体に対して移動可能に支持するヘッドスタックアッセンブリと、を備え、
    前記ヘッドスタックアッセンブリは、軸受部と、前記軸受部に支持された複数のヘッドジンバルアッセンブリと、を有し、
    各ヘッドジンバルアッセンブリは、ロードビームと、前記ロードビームに取付けられリミッタ部を有するジンバルを構成する金属板と、前記金属板上に絶縁層を介して形成された複数の配線を有するフレクシャと、ヘッドを有し、前記ジンバルに取付けられたスライダと、前記配線の一部により前記リミッタ部に形成され、前記スライダを位置決めするための位置決め基準マークと、を有し、前記複数の配線は、前記位置決め基準マークと前記金属板を通して導通し、インターリーブ構造を構成する配線を含んでいるディスク装置。
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