JPH04355259A - 磁気ヘッド装置 - Google Patents
磁気ヘッド装置Info
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- JPH04355259A JPH04355259A JP18149791A JP18149791A JPH04355259A JP H04355259 A JPH04355259 A JP H04355259A JP 18149791 A JP18149791 A JP 18149791A JP 18149791 A JP18149791 A JP 18149791A JP H04355259 A JPH04355259 A JP H04355259A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、フロッピーデ
ィスク等に対して情報信号を書込み或いは読出しを行う
のに好適な磁気ヘッド装置に関する。
ィスク等に対して情報信号を書込み或いは読出しを行う
のに好適な磁気ヘッド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、フロッピーディスク用の磁気ヘッ
ド装置としては、例えば図9に示すように構成されたも
のが提案されている。この磁気ヘッド装置は、記録再生
用磁気ギャップg1 と消去用磁気ギャップg2 を有
するフロントコアにバックコアが駆動コイルを巻装した
コイルボビン内で重ね合わされて磁気回路部を構成する
磁気ヘッド素子101が、フロッピーディスクとの当た
り特性を確保する一対のスライダ102,103によっ
て挾み込まれて構成される磁気ヘッド部104と、この
磁気ヘッド部104を搭載するジンバル105とを有し
て構成されている。
ド装置としては、例えば図9に示すように構成されたも
のが提案されている。この磁気ヘッド装置は、記録再生
用磁気ギャップg1 と消去用磁気ギャップg2 を有
するフロントコアにバックコアが駆動コイルを巻装した
コイルボビン内で重ね合わされて磁気回路部を構成する
磁気ヘッド素子101が、フロッピーディスクとの当た
り特性を確保する一対のスライダ102,103によっ
て挾み込まれて構成される磁気ヘッド部104と、この
磁気ヘッド部104を搭載するジンバル105とを有し
て構成されている。
【0003】通常、この種の磁気ヘッド装置では、外部
からの漏れ磁束が上記磁気ギャップg1 ,g2 に入
り込まないようにするために、例えば第10図に示すよ
うな高透磁率材料よりなる枠体として形成される磁気シ
ールド部材106が上記磁気ヘッド部104の外周囲に
被せられるようになっている。かかる磁気シールド部材
106が設けられる磁気ヘッド装置としては、例えば実
開昭63−52104号公報や実開昭62−36410
号公報等に挙げられるものが提案されている。
からの漏れ磁束が上記磁気ギャップg1 ,g2 に入
り込まないようにするために、例えば第10図に示すよ
うな高透磁率材料よりなる枠体として形成される磁気シ
ールド部材106が上記磁気ヘッド部104の外周囲に
被せられるようになっている。かかる磁気シールド部材
106が設けられる磁気ヘッド装置としては、例えば実
開昭63−52104号公報や実開昭62−36410
号公報等に挙げられるものが提案されている。
【0004】ところで、上述の磁気ヘッド装置において
上記磁気シールド部材106は、いずれもジンバル10
5のフロッピーディスクとの対向面となるヘッド搭載面
105aに搭載された後、当該磁気シールド部材106
の両側壁106a,106bとヘッド搭載面105aと
に亘って塗布される瞬間接着剤或いは紫外線硬化樹脂、
エポキシ樹脂等の接着剤107によって接着固定される
。
上記磁気シールド部材106は、いずれもジンバル10
5のフロッピーディスクとの対向面となるヘッド搭載面
105aに搭載された後、当該磁気シールド部材106
の両側壁106a,106bとヘッド搭載面105aと
に亘って塗布される瞬間接着剤或いは紫外線硬化樹脂、
エポキシ樹脂等の接着剤107によって接着固定される
。
【0005】上記接着剤107は、磁気シールド部材1
06とジンバル105との接合強度を考慮するとなるべ
く多く塗布する必要がある。しかしながら、上記接着剤
107は、ジンバル形状の制約上、樹脂を塗布するスペ
ースが少ないため、より多くの接着剤107を塗布しよ
うとすると磁気ヘッド部104が搭載されるヘッド搭載
部108の連結部109にまで流れる虞れがある。この
ため、磁気ヘッド部104を可動可能に変位させるジン
バル105の機能が低下する不都合が生じる。また、磁
気ヘッド装置を製造する場合にも、ジンバル105より
はみ出した接着剤107が上記磁気ヘッド部104をジ
ンバル105の所定位置に搭載するための位置決め治具
に付着する等の不都合が生ずる。
06とジンバル105との接合強度を考慮するとなるべ
く多く塗布する必要がある。しかしながら、上記接着剤
107は、ジンバル形状の制約上、樹脂を塗布するスペ
ースが少ないため、より多くの接着剤107を塗布しよ
うとすると磁気ヘッド部104が搭載されるヘッド搭載
部108の連結部109にまで流れる虞れがある。この
ため、磁気ヘッド部104を可動可能に変位させるジン
バル105の機能が低下する不都合が生じる。また、磁
気ヘッド装置を製造する場合にも、ジンバル105より
はみ出した接着剤107が上記磁気ヘッド部104をジ
ンバル105の所定位置に搭載するための位置決め治具
に付着する等の不都合が生ずる。
【0006】また、上記磁気ヘッド装置は、図11に示
すように、カートリッジ110に開設された平面長方形
状をなす記録再生用開口部111内に上記磁気ヘッド部
104が臨ませられ、この磁気ヘッド部104の摺動面
104aが上記カートリッジ110内に回転可能に収納
されるフロッピーディスク112に接触するようにして
設けられる。そして、この磁気ヘッド部104は、上記
フロッピーディスク112の回転操作に伴って当該フロ
ッピーディスク112の径方向(シーク方向)に亘って
移動操作され、該フロッピーディスク112に対して情
報信号の記録再生を行う。
すように、カートリッジ110に開設された平面長方形
状をなす記録再生用開口部111内に上記磁気ヘッド部
104が臨ませられ、この磁気ヘッド部104の摺動面
104aが上記カートリッジ110内に回転可能に収納
されるフロッピーディスク112に接触するようにして
設けられる。そして、この磁気ヘッド部104は、上記
フロッピーディスク112の回転操作に伴って当該フロ
ッピーディスク112の径方向(シーク方向)に亘って
移動操作され、該フロッピーディスク112に対して情
報信号の記録再生を行う。
【0007】ところが、上記接着剤107が多量に塗布
されていると、フロッピーディスク112の記録領域の
最外周または最内周において図12に示すように、当該
接着剤107が上記カートリッジ110の記録再生用開
口部111の開口周縁部と接触することがある。特に、
接着剤107の塗布量が必要以上多い場合には、フロッ
ピーディスク112のデータ領域全域に亘る記録再生が
行えなくなる他、上記記録再生用開口部111の開口周
縁部との接触時にフロッピーディスク112を傷つける
等の事故を招く虞れがある。これを防止するため、接着
剤107の塗布量を抑えてしまうと、今度は磁気ヘッド
部104のジンバル105に対する接合強度が取れなく
なり信頼性が低下する。したがって、これまでは、接着
剤107の塗布量を厳しく管理する必要があり、その塗
布作業を非常に厳しい条件下で行う必要があった。
されていると、フロッピーディスク112の記録領域の
最外周または最内周において図12に示すように、当該
接着剤107が上記カートリッジ110の記録再生用開
口部111の開口周縁部と接触することがある。特に、
接着剤107の塗布量が必要以上多い場合には、フロッ
ピーディスク112のデータ領域全域に亘る記録再生が
行えなくなる他、上記記録再生用開口部111の開口周
縁部との接触時にフロッピーディスク112を傷つける
等の事故を招く虞れがある。これを防止するため、接着
剤107の塗布量を抑えてしまうと、今度は磁気ヘッド
部104のジンバル105に対する接合強度が取れなく
なり信頼性が低下する。したがって、これまでは、接着
剤107の塗布量を厳しく管理する必要があり、その塗
布作業を非常に厳しい条件下で行う必要があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、上述
の従来の実情に鑑みて提案されたものであって、磁気ヘ
ッド部を搭載するジンバルのヘッド搭載面に接着剤を極
力無くすことを目的とするとともに、磁気シールド部材
のジンバルへの接着固定を確実なものとすることが可能
な磁気ヘッド装置を提供することを目的とする。
の従来の実情に鑑みて提案されたものであって、磁気ヘ
ッド部を搭載するジンバルのヘッド搭載面に接着剤を極
力無くすことを目的とするとともに、磁気シールド部材
のジンバルへの接着固定を確実なものとすることが可能
な磁気ヘッド装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明の磁気ヘッド装置は、磁気ギャップを介し
て閉磁路を構成する磁気コアとこの磁気コアに嵌合配設
されるコイルボビンとからなる磁気ヘッド部と、上記磁
気ヘッド部の外周囲に嵌合して設けられる磁気シールド
部材と、上記磁気ヘッド部を搭載するジンバルとを備え
てなり、上記磁気シールド部材は、ジンバルに対して上
記磁気ヘッド部を搭載する面とは反対側の面から供給さ
れる接着剤によって固定されていることを特徴とするも
のである。
めに、本発明の磁気ヘッド装置は、磁気ギャップを介し
て閉磁路を構成する磁気コアとこの磁気コアに嵌合配設
されるコイルボビンとからなる磁気ヘッド部と、上記磁
気ヘッド部の外周囲に嵌合して設けられる磁気シールド
部材と、上記磁気ヘッド部を搭載するジンバルとを備え
てなり、上記磁気シールド部材は、ジンバルに対して上
記磁気ヘッド部を搭載する面とは反対側の面から供給さ
れる接着剤によって固定されていることを特徴とするも
のである。
【0010】
【作用】本発明にかかる磁気ヘッド装置においては、磁
気シールド部材がジンバルに対して磁気ヘッド部を搭載
する面とは反対の面より供給される接着剤によって固定
されているので、磁気ヘッド部が搭載される面には接着
剤がほんの僅かしか存在することはない。
気シールド部材がジンバルに対して磁気ヘッド部を搭載
する面とは反対の面より供給される接着剤によって固定
されているので、磁気ヘッド部が搭載される面には接着
剤がほんの僅かしか存在することはない。
【0011】
【実施例】以下、本発明を適用した具体的な実施例につ
いて図面を参照しながら説明する。なお、本実施例は、
フロッピーディスクに対して情報信号の記録再生を行う
フロッピーディスク用の磁気ヘッド装置に適用した例で
ある。本実施例の磁気ヘッド装置は、図1に示すように
、記録再生用磁気ギャップと消去用磁気ギャップを有し
てなる磁気ヘッド部1がプリント配線基板2が設けられ
たジンバル3に搭載されてなる。
いて図面を参照しながら説明する。なお、本実施例は、
フロッピーディスクに対して情報信号の記録再生を行う
フロッピーディスク用の磁気ヘッド装置に適用した例で
ある。本実施例の磁気ヘッド装置は、図1に示すように
、記録再生用磁気ギャップと消去用磁気ギャップを有し
てなる磁気ヘッド部1がプリント配線基板2が設けられ
たジンバル3に搭載されてなる。
【0012】上記磁気ヘッド部1は、図2に示すように
、磁気ギャップを介して閉磁路を構成する磁気コアとな
るフロントコア4とバックコア5およびこれらフロント
コア4とバックコア5に嵌合配設される駆動コイルが巻
装されたコイルボビン6,7よりなる磁気ヘッド素子と
、これらフロントコア4、バックコア5の磁気的結合を
図るコア押さえ部材8と、フロッピーディスクに対する
当たりを確保するための一対のスライダ9,10とから
構成される。
、磁気ギャップを介して閉磁路を構成する磁気コアとな
るフロントコア4とバックコア5およびこれらフロント
コア4とバックコア5に嵌合配設される駆動コイルが巻
装されたコイルボビン6,7よりなる磁気ヘッド素子と
、これらフロントコア4、バックコア5の磁気的結合を
図るコア押さえ部材8と、フロッピーディスクに対する
当たりを確保するための一対のスライダ9,10とから
構成される。
【0013】上記フロントコア4は、磁気的に干渉しな
いように非磁性材11を介して接合された一対の棒状の
センターコア部12,13の両側に、それぞれ略L字状
をなすサイドコア部14,15が突き合わされ、当該突
合わせ面にそれぞれ第1の磁気ギャップと第2の磁気ギ
ャップを有している。この第1の磁気ギャップは、記録
再生用磁気ギャップとして動作し、第2の磁気ギャップ
は消去用磁気ギャップとして動作するようになされてい
る。
いように非磁性材11を介して接合された一対の棒状の
センターコア部12,13の両側に、それぞれ略L字状
をなすサイドコア部14,15が突き合わされ、当該突
合わせ面にそれぞれ第1の磁気ギャップと第2の磁気ギ
ャップを有している。この第1の磁気ギャップは、記録
再生用磁気ギャップとして動作し、第2の磁気ギャップ
は消去用磁気ギャップとして動作するようになされてい
る。
【0014】一方、バックコア5は、上記フロントコア
4のコア形状に対応して形成された一対のコア部材16
,17が非磁性材18を介して側面側で接合されること
によって構成されている。上記コア部材16,17は、
上記フロントコア4のセンターコア部12,13および
サイドコア部14,15と対向する位置にそれぞれセン
ター脚部19,20およびサイド脚部21,22を有し
、連結部材23,24にて連結され平面形状が略コ字状
とされている。したがって、上記センター脚部19,2
0とサイド脚部21,22を設けることにより、フロン
トコア4の奥行き方向での長さを長くするコア同士の接
合面積を確保することが可能となり、電磁変換特性の向
上が図れる。
4のコア形状に対応して形成された一対のコア部材16
,17が非磁性材18を介して側面側で接合されること
によって構成されている。上記コア部材16,17は、
上記フロントコア4のセンターコア部12,13および
サイドコア部14,15と対向する位置にそれぞれセン
ター脚部19,20およびサイド脚部21,22を有し
、連結部材23,24にて連結され平面形状が略コ字状
とされている。したがって、上記センター脚部19,2
0とサイド脚部21,22を設けることにより、フロン
トコア4の奥行き方向での長さを長くするコア同士の接
合面積を確保することが可能となり、電磁変換特性の向
上が図れる。
【0015】上記コイルボビン6,7は、フープ材を打
ち抜き加工して形成した外部端子25,26にインサー
ト成型して作製されてなる。消去用磁気ギャップが構成
される側のフロントコア4のサイドコア部14を挿通さ
せるコイルボビン6には、一本の駆動コイル27が所定
数巻回され、その巻始めと巻終わりが外部端子25にそ
れぞれ巻き付けられている。一方、記録再生用磁気ギャ
ップが構成される側のフロントコア4のサイドコア部1
5を挿通させるコイルボビン7には、2本の駆動コイル
28が所定数それぞれ巻回され、巻始めと巻終わりおよ
び共通部(コモン)がそれぞれ3本の外部端子26に巻
き付けられている。なお、このコイルボビン6,7には
、磁気ヘッド素子の背面側に設けられる磁気ヘッド支持
機構(図示は省略する。)のヘッド押圧部材である突起
部(ピボット)に対する受けとなる受け部6b,7bが
突出形成されている。
ち抜き加工して形成した外部端子25,26にインサー
ト成型して作製されてなる。消去用磁気ギャップが構成
される側のフロントコア4のサイドコア部14を挿通さ
せるコイルボビン6には、一本の駆動コイル27が所定
数巻回され、その巻始めと巻終わりが外部端子25にそ
れぞれ巻き付けられている。一方、記録再生用磁気ギャ
ップが構成される側のフロントコア4のサイドコア部1
5を挿通させるコイルボビン7には、2本の駆動コイル
28が所定数それぞれ巻回され、巻始めと巻終わりおよ
び共通部(コモン)がそれぞれ3本の外部端子26に巻
き付けられている。なお、このコイルボビン6,7には
、磁気ヘッド素子の背面側に設けられる磁気ヘッド支持
機構(図示は省略する。)のヘッド押圧部材である突起
部(ピボット)に対する受けとなる受け部6b,7bが
突出形成されている。
【0016】そして、上記フロントコア4とバックコア
5とは、上記コイルボビン6,7の貫通孔6a,7a内
でフロントコア4のサイドコア部14,15とバックコ
ア5のサイド脚部21,22とが接触していわゆる段重
ね状態で重ね合わされる。すなわち、サイドコア部14
の一側面14aとサイド脚部21の一側面21aとが接
触されるとともに、サイドコア部15の一側面15aと
サイド脚部22の一側面22aとが接触されて磁気的結
合が図られ、閉磁路が構成される。したがって、これら
フロントコア4、バックコア5、コイルボビン6,7と
によって、記録再生用磁気ギャップとして動作する第1
の磁気ギャップを有した磁気ヘッド素子,つまり記録再
生ヘッドと、消去用磁気ギャップとして動作する第2の
磁気ギャップを有した磁気ヘッド素子,つまり消去ヘッ
ドが構成される。
5とは、上記コイルボビン6,7の貫通孔6a,7a内
でフロントコア4のサイドコア部14,15とバックコ
ア5のサイド脚部21,22とが接触していわゆる段重
ね状態で重ね合わされる。すなわち、サイドコア部14
の一側面14aとサイド脚部21の一側面21aとが接
触されるとともに、サイドコア部15の一側面15aと
サイド脚部22の一側面22aとが接触されて磁気的結
合が図られ、閉磁路が構成される。したがって、これら
フロントコア4、バックコア5、コイルボビン6,7と
によって、記録再生用磁気ギャップとして動作する第1
の磁気ギャップを有した磁気ヘッド素子,つまり記録再
生ヘッドと、消去用磁気ギャップとして動作する第2の
磁気ギャップを有した磁気ヘッド素子,つまり消去ヘッ
ドが構成される。
【0017】また、上記コイルボビン6,7の貫通孔6
a,7a内には、上記フロントコア4とバックコア5を
磁気的に結合させるためのコア押さえ部材8の一対のコ
ア押さえ片29,30が挿入されている。このコア押さ
え部材8は、板厚の薄い金属板よりなり、上記フロント
コア4のサイドコア部14,15およびバックコア5の
サイド脚部21,22と共にコイルボビン6,7内に挿
入されるコア押さえ片29,30と、これを連結する連
結部材31とを有している。上記コア押さえ片29,3
0は、上記連結板31の長手方向の両端部より上記フロ
ントコア4方向に垂下して設けられ、この連結板31に
一体的に設けられるようになっている。そして、上記コ
ア押さえ片29,30の先端部は、上記バックコア5を
フロントコア4に押圧付勢するように折曲形成されてい
る。
a,7a内には、上記フロントコア4とバックコア5を
磁気的に結合させるためのコア押さえ部材8の一対のコ
ア押さえ片29,30が挿入されている。このコア押さ
え部材8は、板厚の薄い金属板よりなり、上記フロント
コア4のサイドコア部14,15およびバックコア5の
サイド脚部21,22と共にコイルボビン6,7内に挿
入されるコア押さえ片29,30と、これを連結する連
結部材31とを有している。上記コア押さえ片29,3
0は、上記連結板31の長手方向の両端部より上記フロ
ントコア4方向に垂下して設けられ、この連結板31に
一体的に設けられるようになっている。そして、上記コ
ア押さえ片29,30の先端部は、上記バックコア5を
フロントコア4に押圧付勢するように折曲形成されてい
る。
【0018】したがって、上記コイルボビン6,7内に
おいては、上記コア押さえ片29,30の先端部に設け
られる折曲形成部29a,30aの弾性力によって上記
バックコア5のサイド脚部21,22がフロントコア4
側へ押圧付勢せしめられ、このバックコア5のサイド脚
部21,22とフロントコア4のサイドコア部14,1
5とが押圧支持される。この結果、これらフロントコア
4とバックコア5間の磁気的、機械的結合が確実なもの
となる。したがって、上記フロントコア4とバックコア
5間には、隙間が生ずることがなく、しかも磁気ヘッド
の駆動時に上記隙間がバックギャップとして動作するこ
ともない。
おいては、上記コア押さえ片29,30の先端部に設け
られる折曲形成部29a,30aの弾性力によって上記
バックコア5のサイド脚部21,22がフロントコア4
側へ押圧付勢せしめられ、このバックコア5のサイド脚
部21,22とフロントコア4のサイドコア部14,1
5とが押圧支持される。この結果、これらフロントコア
4とバックコア5間の磁気的、機械的結合が確実なもの
となる。したがって、上記フロントコア4とバックコア
5間には、隙間が生ずることがなく、しかも磁気ヘッド
の駆動時に上記隙間がバックギャップとして動作するこ
ともない。
【0019】そして上記構成の磁気ヘッド素子は、フロ
ッピーディスクとの当たり特性を確保するための一対の
スライダ9,10によって挟み込まれることによって、
磁気ヘッド部1を構成する。すなわち、磁気ヘッド素子
の記録再生用磁気ギャップと消去用磁気ギャップが設け
られるフロントコア4のフロッピーディスクとの摺動面
側の両側面に一対のスライダ9,10が設けられること
により磁気ヘッド部1が構成される。
ッピーディスクとの当たり特性を確保するための一対の
スライダ9,10によって挟み込まれることによって、
磁気ヘッド部1を構成する。すなわち、磁気ヘッド素子
の記録再生用磁気ギャップと消去用磁気ギャップが設け
られるフロントコア4のフロッピーディスクとの摺動面
側の両側面に一対のスライダ9,10が設けられること
により磁気ヘッド部1が構成される。
【0020】上記一対のスライダ9,10のうち一方の
スライダ9は、上記フロントコア4のセンターコア部1
2,13と各サイドコア部14,15にそれぞれ接触し
てこれらコア部の機械的強度を補強するコア補強脚部3
2,33,34を有している。なお、このコア補強脚部
32,33,34は、上記サイドコア部14,15と共
にコイルボビン6,7に挿入される。一方、他方のスラ
イダ10は、上記フロントコア4のセンターコア部12
,13と各サイドコア部14,15にそれぞれ対応した
位置にジンバル3との接合を図るための接合用脚部35
,36,37を有している。
スライダ9は、上記フロントコア4のセンターコア部1
2,13と各サイドコア部14,15にそれぞれ接触し
てこれらコア部の機械的強度を補強するコア補強脚部3
2,33,34を有している。なお、このコア補強脚部
32,33,34は、上記サイドコア部14,15と共
にコイルボビン6,7に挿入される。一方、他方のスラ
イダ10は、上記フロントコア4のセンターコア部12
,13と各サイドコア部14,15にそれぞれ対応した
位置にジンバル3との接合を図るための接合用脚部35
,36,37を有している。
【0021】そして、上記のようにして構成された磁気
ヘッド部1の外周囲には、外部からの漏洩磁束が上記磁
気ギャップg1 ,g2 へ入り込まないように遮蔽す
るための磁気シールド部材38が設けられている。上記
磁気シールド部材38は、例えば高透磁率材料よりなり
、上記磁気ヘッド部1をその内部に収納するに足る大き
さの平面四角形状の枠体として形成されている。そして
上記磁気シールド部材38のジンバル3との対向側には
、この磁気シールド部材38の開口周縁に沿って上記ジ
ンバル3と面接触する平坦面38aを有したフランジ部
49が設けられている。
ヘッド部1の外周囲には、外部からの漏洩磁束が上記磁
気ギャップg1 ,g2 へ入り込まないように遮蔽す
るための磁気シールド部材38が設けられている。上記
磁気シールド部材38は、例えば高透磁率材料よりなり
、上記磁気ヘッド部1をその内部に収納するに足る大き
さの平面四角形状の枠体として形成されている。そして
上記磁気シールド部材38のジンバル3との対向側には
、この磁気シールド部材38の開口周縁に沿って上記ジ
ンバル3と面接触する平坦面38aを有したフランジ部
49が設けられている。
【0022】一方、ジンバル3は、平板状をなす板厚の
薄い金属板よりなり、その中央部に上記磁気ヘッド部1
を搭載させるヘッド搭載部39を有するとともに、この
ヘッド搭載部39に搭載した磁気ヘッド部1を衝撃等に
対して前後左右方向に可動可能となすように切り欠かれ
た複数のスリット40,41を有している。上記ヘッド
搭載部39には、上記フロントコア4のセンターコア部
12,13およびサイドコア部14,15とそれぞれ対
応した位置にこれらコア部の先端の一部を臨ませるため
の切り欠き部42a,42b,42cが設けられるとと
もに、一方のスライダ10に設けられる中央部の接合用
脚部36と対応する位置にこの接合用脚部36の先端の
一部を臨ませるための平面矩形状をなす切り欠き部42
dが設けられている。
薄い金属板よりなり、その中央部に上記磁気ヘッド部1
を搭載させるヘッド搭載部39を有するとともに、この
ヘッド搭載部39に搭載した磁気ヘッド部1を衝撃等に
対して前後左右方向に可動可能となすように切り欠かれ
た複数のスリット40,41を有している。上記ヘッド
搭載部39には、上記フロントコア4のセンターコア部
12,13およびサイドコア部14,15とそれぞれ対
応した位置にこれらコア部の先端の一部を臨ませるため
の切り欠き部42a,42b,42cが設けられるとと
もに、一方のスライダ10に設けられる中央部の接合用
脚部36と対応する位置にこの接合用脚部36の先端の
一部を臨ませるための平面矩形状をなす切り欠き部42
dが設けられている。
【0023】そしてさらに、上記ジンバル3においては
、上記磁気ヘッド部1をこのジンバル3に固定する接着
剤を供給するための接着剤供給部43a,43b,43
cが所定位置に設けられている。上記接着剤供給部43
aは、図3に示すように、円形状をなす小さな小孔44
が板厚を貫通して複数設けられてなる。上記接着剤供給
部43a,43b,43cは、図4に示すように、それ
ぞれ磁気シールド部材38のフランジ部49に設けられ
た平坦面38aと上記ヘッド搭載面39aとの接触部分
のうちコーナ部分及びこれらコーナ部の間の部分、フロ
ントコア4のセンターコア部12,13およびサイドコ
ア部14,15とそれぞれ接合されたスライダ9のコア
補強脚部32,33,34との接触部分、他方のスライ
ダ10の接合用脚部35,36,37との接触部分に設
けられている。
、上記磁気ヘッド部1をこのジンバル3に固定する接着
剤を供給するための接着剤供給部43a,43b,43
cが所定位置に設けられている。上記接着剤供給部43
aは、図3に示すように、円形状をなす小さな小孔44
が板厚を貫通して複数設けられてなる。上記接着剤供給
部43a,43b,43cは、図4に示すように、それ
ぞれ磁気シールド部材38のフランジ部49に設けられ
た平坦面38aと上記ヘッド搭載面39aとの接触部分
のうちコーナ部分及びこれらコーナ部の間の部分、フロ
ントコア4のセンターコア部12,13およびサイドコ
ア部14,15とそれぞれ接合されたスライダ9のコア
補強脚部32,33,34との接触部分、他方のスライ
ダ10の接合用脚部35,36,37との接触部分に設
けられている。
【0024】そして、上記磁気ヘッド部1及び磁気シー
ルド部材38とジンバル3とは、図5に示すように、上
記ヘッド搭載部39のヘッド搭載面39aとは反対側の
面39bより上記各接着剤供給部43a,43b,43
cに供給された瞬間接着剤で仮止めされた後に、これら
磁気ヘッド部1及び磁気シールド部材38とジンバル3
との接合強度をアップさせるための紫外線硬化樹脂45
が同様にヘッド搭載面39aとは反対側の面39bより
それぞれの接着剤供給部43a,43b,43cに供給
されて固定されるようになっている。
ルド部材38とジンバル3とは、図5に示すように、上
記ヘッド搭載部39のヘッド搭載面39aとは反対側の
面39bより上記各接着剤供給部43a,43b,43
cに供給された瞬間接着剤で仮止めされた後に、これら
磁気ヘッド部1及び磁気シールド部材38とジンバル3
との接合強度をアップさせるための紫外線硬化樹脂45
が同様にヘッド搭載面39aとは反対側の面39bより
それぞれの接着剤供給部43a,43b,43cに供給
されて固定されるようになっている。
【0025】なお、図示は省略するが上記フロントコア
4の各コア部12,13,14,15と、消去用磁気ギ
ャップが設けられる側のコイルボビン6の空き端子とヘ
ッド搭載部39には、上記紫外線硬化樹脂45が塗布さ
れる前に上記フロントコア4をプリント配線基板2の接
地用導体パターンと接続してドライブ回路上に接地する
ための導電性常温硬化型接着剤が塗布される。
4の各コア部12,13,14,15と、消去用磁気ギ
ャップが設けられる側のコイルボビン6の空き端子とヘ
ッド搭載部39には、上記紫外線硬化樹脂45が塗布さ
れる前に上記フロントコア4をプリント配線基板2の接
地用導体パターンと接続してドライブ回路上に接地する
ための導電性常温硬化型接着剤が塗布される。
【0026】上記瞬間接着剤を含めた紫外線硬化樹脂4
5は、図6に示すように、ヘッド搭載面39aとは反対
側の面39bより上記各接着剤供給部43a,43b,
43cに供給され、これら接着剤供給部43a,43b
,43cの複数の小孔44を通して上記ヘッド搭載面3
9a側へ流出し、この小孔44に臨むフロントコア4、
スライダ9,10、磁気シールド部材38に至る。 そして、この小孔44に充填される瞬間接着剤を含めた
紫外線硬化樹脂45がこれらフロントコア4、スライダ
9,10、磁気シールド部材38とジンバル3とを接着
固定する。特に、本実施例の磁気シールド部材38にお
いては、ジンバル3に対してフランジ部49の平坦面3
8aが面接触することからこの接触部分での紫外線硬化
樹脂45の塗布量が増大し、上記ジンバル3に対する接
合強度が大幅に向上する。また、磁気シールド部材38
には、フランジ部49が設けられていることから、紫外
線硬化樹脂45のヘッド搭載面39aへの流出が極力避
けられる。
5は、図6に示すように、ヘッド搭載面39aとは反対
側の面39bより上記各接着剤供給部43a,43b,
43cに供給され、これら接着剤供給部43a,43b
,43cの複数の小孔44を通して上記ヘッド搭載面3
9a側へ流出し、この小孔44に臨むフロントコア4、
スライダ9,10、磁気シールド部材38に至る。 そして、この小孔44に充填される瞬間接着剤を含めた
紫外線硬化樹脂45がこれらフロントコア4、スライダ
9,10、磁気シールド部材38とジンバル3とを接着
固定する。特に、本実施例の磁気シールド部材38にお
いては、ジンバル3に対してフランジ部49の平坦面3
8aが面接触することからこの接触部分での紫外線硬化
樹脂45の塗布量が増大し、上記ジンバル3に対する接
合強度が大幅に向上する。また、磁気シールド部材38
には、フランジ部49が設けられていることから、紫外
線硬化樹脂45のヘッド搭載面39aへの流出が極力避
けられる。
【0027】そして、上述のようにして磁気ヘッド部1
,磁気シールド部材38が接着固定されたジンバル3に
プリント配線基板2が取付けられ、この磁気ヘッド部1
のコイルボビン6,7に設けられる各外部端子25,2
6とプリント配線基板2の各導体パターン46とがハン
ダ接続されて磁気ヘッド装置が構成される。
,磁気シールド部材38が接着固定されたジンバル3に
プリント配線基板2が取付けられ、この磁気ヘッド部1
のコイルボビン6,7に設けられる各外部端子25,2
6とプリント配線基板2の各導体パターン46とがハン
ダ接続されて磁気ヘッド装置が構成される。
【0028】上記構成の磁気ヘッド装置は、図11に示
すフロッピーディスク112が収納されたカートリッジ
110の記録再生用開口部111に臨み、このフロッピ
ーディスク112に対して径方向(シーク方向)に移動
操作されて情報信号の記録再生が行われる。このとき、
この磁気ヘッド装置では、シーク向における磁気シール
ド部材38の外壁面とジンバル3とに亘って流出固定さ
れた紫外線硬化樹脂45がほんの僅かな量となっている
ため、磁気ヘッド部1がフロッピーディスク112の最
外周まはた最内周に移動操作されたときにこの接着部分
が上記記録再生用開口部111の開口周縁部と接触する
ようなことがない。したがって、本実施例の磁気ヘッド
装置においては、フロッピーディスク112のデータ領
域全域に亘る記録再生が良好に行えるとともに、当該フ
ロッピーディスク112に衝撃等を与えるようなことも
ない。
すフロッピーディスク112が収納されたカートリッジ
110の記録再生用開口部111に臨み、このフロッピ
ーディスク112に対して径方向(シーク方向)に移動
操作されて情報信号の記録再生が行われる。このとき、
この磁気ヘッド装置では、シーク向における磁気シール
ド部材38の外壁面とジンバル3とに亘って流出固定さ
れた紫外線硬化樹脂45がほんの僅かな量となっている
ため、磁気ヘッド部1がフロッピーディスク112の最
外周まはた最内周に移動操作されたときにこの接着部分
が上記記録再生用開口部111の開口周縁部と接触する
ようなことがない。したがって、本実施例の磁気ヘッド
装置においては、フロッピーディスク112のデータ領
域全域に亘る記録再生が良好に行えるとともに、当該フ
ロッピーディスク112に衝撃等を与えるようなことも
ない。
【0029】また、本実施例の磁気ヘッド装置を作製す
るに当たっては、磁気ヘッド部1が設けられるヘッド搭
載面39aとは反対側の面39bより接着剤を塗布し磁
気ヘッド部1及び磁気シールド部材38とジンバル3と
をそれぞれ接着固定しているので、接着剤の塗布量を厳
しく管理する必要がないばかりか、その塗布作業も非常
に簡単に行え、生産性が向上する。
るに当たっては、磁気ヘッド部1が設けられるヘッド搭
載面39aとは反対側の面39bより接着剤を塗布し磁
気ヘッド部1及び磁気シールド部材38とジンバル3と
をそれぞれ接着固定しているので、接着剤の塗布量を厳
しく管理する必要がないばかりか、その塗布作業も非常
に簡単に行え、生産性が向上する。
【0030】なお、上述の実施例では、接着剤供給部4
3a,43b,43cに設けた小孔44は単に円形状を
なすストレート形状の貫通孔としたが、磁気ヘッド部1
及び磁気シールド部材38とジンバル3との接合強度を
さらに向上させる目的で、図7に示すようにヘッド搭載
面39aとは反対側の面39b側の開口がヘッド搭載面
39aの開口よりも広くなるような断面階段状をなす孔
47としてもよい。このようにすれば、この孔47に充
填される接着剤48の量が増えるとともに、この孔47
の段差部によって磁気ヘッド部1側への外力に対して強
度が増す。
3a,43b,43cに設けた小孔44は単に円形状を
なすストレート形状の貫通孔としたが、磁気ヘッド部1
及び磁気シールド部材38とジンバル3との接合強度を
さらに向上させる目的で、図7に示すようにヘッド搭載
面39aとは反対側の面39b側の開口がヘッド搭載面
39aの開口よりも広くなるような断面階段状をなす孔
47としてもよい。このようにすれば、この孔47に充
填される接着剤48の量が増えるとともに、この孔47
の段差部によって磁気ヘッド部1側への外力に対して強
度が増す。
【0031】また、前述の例では、磁気シールド部材3
8に設けたフランジ部49は、開口周縁部全体に亘って
設けたが、例えば図8に示すように、ジンバル3に接触
する部分にのみフランジ部50を設けるようにしても同
様の作用効果がある。
8に設けたフランジ部49は、開口周縁部全体に亘って
設けたが、例えば図8に示すように、ジンバル3に接触
する部分にのみフランジ部50を設けるようにしても同
様の作用効果がある。
【0032】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明の磁気ヘッド装置においては、磁気シールド部材がジ
ンバルに対して磁気ヘッド部が設けられる面とは反対側
の面より供給される接着剤によって固定されているので
、ヘッド搭載面側には接着剤がほんの僅かしか存在しな
い。したがって、この磁気ヘッド装置を用いてカートリ
ッジ内に収納された磁気記録媒体に対し記録再生を行っ
た場合、記録再生領域の最外周および最内周において、
シーク方向のヘッド搭載面側に僅かに流出する接着剤の
上記カートリッジの記録再生用開口部の開口周縁部への
接触が回避される。
明の磁気ヘッド装置においては、磁気シールド部材がジ
ンバルに対して磁気ヘッド部が設けられる面とは反対側
の面より供給される接着剤によって固定されているので
、ヘッド搭載面側には接着剤がほんの僅かしか存在しな
い。したがって、この磁気ヘッド装置を用いてカートリ
ッジ内に収納された磁気記録媒体に対し記録再生を行っ
た場合、記録再生領域の最外周および最内周において、
シーク方向のヘッド搭載面側に僅かに流出する接着剤の
上記カートリッジの記録再生用開口部の開口周縁部への
接触が回避される。
【0033】また、本発明の磁気ヘッド装置では、ジン
バルに対して面接触するフランジ部を磁気シールド部材
に設けているので、ジンバルに対する磁気シールド部材
の接合強度を大幅に向上させることができる。
バルに対して面接触するフランジ部を磁気シールド部材
に設けているので、ジンバルに対する磁気シールド部材
の接合強度を大幅に向上させることができる。
【0034】また、本発明の磁気ヘッド装置を製造する
に際しては、磁気ヘッド部が搭載される面とは反対側の
面より接着剤を供給して上記磁気ヘッド部及び磁気シー
ルド部材とジンバルとを接着固定しているので、接着剤
の塗布量の管理が簡単になるとともに、塗布作業の簡略
化が望める。したがって、歩留りよく磁気ヘッド装置を
製造することができる。
に際しては、磁気ヘッド部が搭載される面とは反対側の
面より接着剤を供給して上記磁気ヘッド部及び磁気シー
ルド部材とジンバルとを接着固定しているので、接着剤
の塗布量の管理が簡単になるとともに、塗布作業の簡略
化が望める。したがって、歩留りよく磁気ヘッド装置を
製造することができる。
【図1】本発明を適用した磁気ヘッド装置の一例を示す
分解斜視図である。
分解斜視図である。
【図2】磁気ヘッド部の分解斜視図である。
【図3】ヘッド搭載部に設けた接着剤供給部を拡大して
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図4】磁気ヘッド部及び磁気シールド部材とジンバル
の対応位置関係を示す斜視図である。
の対応位置関係を示す斜視図である。
【図5】磁気シールド部材をジンバルに接着固定した状
態を示す斜視図である。
態を示す斜視図である。
【図6】磁気ヘッド部とジンバルの接着状態を示す要部
拡大断面図である。
拡大断面図である。
【図7】接着剤供給部に設けた小孔の他の例を示す要部
拡大断面図である。
拡大断面図である。
【図8】磁気シールド部材の他の例を示す斜視図である
。
。
【図9】従来の磁気ヘッド装置の一例を示す斜視図であ
る。
る。
【図10】従来の磁気シールド部材の一例を示す斜視図
である。
である。
【図11】従来の磁気ヘッド装置でカートリッジに収納
したフロッピーディスクに記録再生する状態を示す斜視
図である。
したフロッピーディスクに記録再生する状態を示す斜視
図である。
【図12】従来の磁気ヘッド装置でカートリッジに収納
したフロッピーディスクに記録再生を行っている状態を
示す要部拡大断面図である。
したフロッピーディスクに記録再生を行っている状態を
示す要部拡大断面図である。
1・・・磁気ヘッド部
2・・・プリント配線基板
3・・・ジンバル
38・・・磁気シールド部材
39・・・ヘッド搭載部
39a・・・ヘッド搭載面
45・・・紫外線硬化樹脂
49,50・・・フランジ部
Claims (1)
- 【請求項1】 磁気ギャップを介して閉磁路を構成す
る磁気コアとこの磁気コアに嵌合配設されるコイルボビ
ンとからなる磁気ヘッド部と、上記磁気ヘッド部の外周
囲に嵌合して設けられる磁気シールド部材と、上記磁気
ヘッド部を搭載するジンバルとを備えてなり、上記磁気
シールド部材は、ジンバルに対して上記磁気ヘッド部を
搭載する面とは反対側の面から供給される接着剤によっ
て固定されていることを特徴とする磁気ヘッド装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18149791A JPH04355259A (ja) | 1991-05-31 | 1991-05-31 | 磁気ヘッド装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18149791A JPH04355259A (ja) | 1991-05-31 | 1991-05-31 | 磁気ヘッド装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04355259A true JPH04355259A (ja) | 1992-12-09 |
Family
ID=16101796
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18149791A Withdrawn JPH04355259A (ja) | 1991-05-31 | 1991-05-31 | 磁気ヘッド装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04355259A (ja) |
-
1991
- 1991-05-31 JP JP18149791A patent/JPH04355259A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19980806 |