JPH06274842A - フロッピーディスク用磁気ヘッドの電気特性測定方法 - Google Patents

フロッピーディスク用磁気ヘッドの電気特性測定方法

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JPH06274842A
JPH06274842A JP8690393A JP8690393A JPH06274842A JP H06274842 A JPH06274842 A JP H06274842A JP 8690393 A JP8690393 A JP 8690393A JP 8690393 A JP8690393 A JP 8690393A JP H06274842 A JPH06274842 A JP H06274842A
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JP
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core
head
magnetic
magnetic head
floppy disk
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JP8690393A
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English (en)
Inventor
Koki Hino
幸喜 日野
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 フロッピーディスク用磁気ヘッドの電気特性
測定方法において、磁気ヘッドを組立てる前に、バック
コア5とコイルボビン6,7を電気特性測定治具46に
設置した後、上記コイルボビン6,7にヘッドコア4を
組み込んでこれらヘッドコア4とバックコア5を磁気的
に結合させた状態でヘッドの電気特性を測定する。 【効果】 磁気ヘッドの組立て前にヘッドの電気特性を
測定することができ、組立て工数の無駄を無くすことが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばフロッピーディ
スク用磁気ヘッドの電気特性測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】フロッピーディスクに対して情報信号の
書込み又は読出し或いはその両方を可能なものとするフ
ロッピーディスク用磁気ヘッドとしては、例えば図11
に示すように構成されものが提案されている。
【0003】かかる磁気ヘッドは、主として記録再生用
磁気ギャップと消去用磁気ギャップを有するヘッドコア
101と、このヘッドコア101とにより閉磁路を構成
するバックコア102と、これらヘッドコア101とバ
ックコア102とによって磁気回路部を構成する一対の
コイルボビン103,104とから構成されている。
【0004】上記ヘッドコア101は、磁路を構成する
フロントコア105と、このフロントコア105を厚み
方向から挾み込む一対のスライダ106,107とから
なっている。上記ヘッドコア101とバックコア102
は、フロントコア105の両側脚部105a,105b
及びバックコア102の両側脚部102a,102bを
各コイルボビン103,104に挿入し、これと同時に
バネ材からなるコア押さえ部材108の折曲形成部10
8a,108bを圧入することにより、当該コイルボビ
ン103,104内において磁気的に接続されるように
なされている。
【0005】そして、上記ヘッドコア101とバックコ
ア102及びコイルボビン103,104とによって磁
気回路部を構成する磁気ヘッド部には、外部からの漏れ
磁束が記録再生用磁気ギャップと消去用磁気ギャップに
入り込まないように防止するための磁気シールド部材1
09が取付けられている。磁気シールド部材109は、
例えば高透磁率材料よりなる平面矩形状をなす枠体とし
て形成され、上記磁気ヘッド部の外周囲を取り囲むよう
にして設けられている。
【0006】ところで、上述の磁気ヘッドを組立てるに
は、コイルボビン103,104にバックコア102を
挿入し、そのバックコア102の挿入方向と反対側より
ヘッドコア101をコア押さえ部材109と共に圧入す
る。そして、これらヘッドコア101,バックコア10
2,コイルボビン103,104よりなる磁気ヘッド部
の外周囲に磁気シールド部材109を被せる。
【0007】しかる後、図12に示すように、上記磁気
ヘッド部110をジンバル111に搭載し、その搭載面
と反対側の面にコイルボビン103,104に設けられ
た端子と電気的に接続させる配線パターンが設けられて
なるプリント配線基板112を取付けることにより磁気
ヘッドを完成する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の磁気
ヘッドの電気特性を測定するには、図12に示すような
上面が平らな電気特性測定用治具113の上に磁気ヘッ
ド部110を載置し、この磁気ヘッド部110に接続さ
れるプリント配線基板112の端末112aを、電気特
性測定機114のコネクタ115に接続する。そして、
この磁気ヘッド部110によって、ディスクカートリッ
ジ116に回転可能に収納されたフロッピーディスク1
17に対して所定の情報信号を記録し、またこれを読み
出し、或いは書き込んだ情報信号を消去したりする等し
てオーバーライト特性等の如き電気特性を測定する。
【0009】ところが、上記磁気ヘッドの電気特性を測
定するには、ヘッドを組み立ててからでなければ測定す
ることができない。このため、例えば規格を外れた磁気
ヘッドについては、その組立て工数が全て無駄になって
しまう。また、組み立てた部品のうち再生できる部品は
ほとんどない。さらには、組立て後にしか特性が判らな
いため、使用に合わなければいくら良品の磁気ヘッドで
も無駄になる場合がある。
【0010】そこで本発明は、上述の従来の実情に鑑み
て提案されたものであって、磁気ヘッドの組立て前にヘ
ッドの電気特性測定が行え、組立てによる工数の無駄を
無くすことができるフロッピーディスク用磁気ヘッドの
電気特性測定方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明は、記録再生用磁気ギャップと消去用磁気
ギャップを有するヘッドコアにバックコアが駆動コイル
を巻装したコイルボビン内で重ね合わされて磁気回路部
を構成するフロッピーディスク用磁気ヘッドの電気特性
測定方法において、磁気ヘッドを組み立てる前に、バッ
クコアとコイルボビンを電気特性測定治具に設置した
後、上記コイルボビンにヘッドコアを組み込んでこれら
ヘッドコアとバックコアを磁気的に結合させた状態でヘ
ッドの電気特性を測定することを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明の方法においては、電気特性測定治具を
用いて磁気ヘッドを組み立てる前に、磁気ヘッドの電気
特性が測定されるので、特性の良いヘッドコアのみ用い
てヘッドを組み立てることが可能となり、無駄な工数の
削減が図れるとともにその他の部品も必要最小限で済
む。また、予めヘッドコアを選別することで組立て前か
らヘッドの仕様に合った部品を使用して磁気ヘッドの組
立てが行える。
【0013】
【実施例】以下、本発明を適用した具体的な実施例につ
いて図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本実施
例は、フロッピーディスクに対して情報信号の記録再生
を行うフロッピーディスク用磁気ヘッドに適用した例で
ある。本実施例の磁気ヘッドは、図1及び図2に示すよ
うに、記録再生用磁気ギャップg1 と消去用磁気ギャッ
プg2 ,g3 を有してなる磁気ヘッド部1がプリント配
線基板2に設けられたジンバル3に搭載されてなる。
【0014】上記磁気ヘッド部1は、図3に示すよう
に、ヘッドコア4、バックコア5、コイルボビン6,7
により磁気回路部を構成する磁気ヘッド素子と、これら
ヘッドコア4、バックコア5の磁気的結合を図るための
コア押さえ部材8と、外部からの漏れ磁束が記録再生用
磁気ギャップg1 と消去用磁気ギャップg2 ,g3 に入
り込まないようにするための磁気シールド部材9とから
構成される。
【0015】上記ヘッドコア4は、記録再生用磁気ギャ
ップg1 と消去用磁気ギャップg2,g3 を有するフロ
ントコア10と、このフロントコア10を厚み方向から
挾み込む一対のスライダ11,12とから構成される。
【0016】上記フロントコア10は、磁気的に干渉し
ないように非磁性材13を介して接合された一対の棒状
のセンターコア部14,15の両側に、それぞれ略L字
状をなすサイドコア部16,17が突き合わされ、当該
突合わせ面にそれぞれ記録再生用磁気ギャップg1 と消
去用磁気ギャップg2 ,g3 を有している。
【0017】一方、バックコア5は、上記フロントコア
10のコア形状に対応して形成された一対のコア部材1
8,19が非磁性材20を介して側面側で接合されるこ
とによって構成されている。上記コア部材18,19
は、上記フロントコア10のセンターコア部14,15
及びサイドコア部16,17と対向する位置にそれぞれ
センター脚部21,22及びサイド脚部23,24を有
し、連結部材25,26にて連結され平面形状が略コ字
状とされている。したがって、上記センター脚部21,
22とサイド脚部23,24を設けることにより、フロ
ントコア10の奥行き方向での長さを長くするコア同士
の接合面積を確保することが可能となり、電磁変換特性
の向上が図れる。
【0018】上記コイルボビン6,7は、フープ材を打
ち抜き加工して形成した外部端子27,28にインサー
ト成型して作製されてなる。消去用磁気ギャップg2
3が構成される側のフロントコア10のサイドコア部
16を挿通させるコイルボビン6には、一本の駆動コイ
ル29が所定数巻回され、その巻始めと巻終わりが外部
端子27にそれぞれ巻き付けられている。
【0019】一方、記録再生用磁気ギャップg1 が構成
される側のフロントコア4のサイドコア部17を挿通さ
せるコイルボビン7には、2本の駆動コイル30が所定
数それぞれ巻回され、巻始めと巻終わり及び共通部(コ
モン)がそれぞれ3本の外部端子28に巻き付けられて
いる。なお、このコイルボビン6,7には、磁気ヘッド
素子の背面側に設けられる磁気ヘッド支持機構(図示は
省略する。)のヘッド押圧部材である突起部(ピボッ
ト)に対する受けとなる受け部6b,7bが突出形成さ
れている。
【0020】そして、上記フロントコア10とバックコ
ア5とは、上記コイルボビン6,7の貫通孔6a,7a
内でフロントコア4のサイドコア部16,17とバック
コア5のサイド脚部23,24とが接触していわゆる段
重ね状態で重ね合わされる。すなわち、サイドコア部1
6の一側面16aとサイド脚部23の一側面23aとが
接触されるとともに、サイドコア部17の一側面17a
とサイド脚部24の一側面24aとが接触されて磁気的
結合が図られ、閉磁路が構成される。したがって、これ
らフロントコア4、バックコア5、コイルボビン6,7
とによって、記録再生用磁気ギャップg1 を有した磁気
ヘッド素子,つまり記録再生ヘッドと、消去用磁気ギャ
ップg2 ,g3 を有した磁気ヘッド素子,つまり消去ヘ
ッドが構成される。
【0021】また、上記コイルボビン6,7の貫通孔6
a,7a内には、上記フロントコア4とバックコア5を
磁気的に結合させるためのコア押さえ部材8の一対のコ
ア押さえ片31,32が挿入されている。このコア押さ
え部材8は、板厚の薄い金属板よりなり、上記フロント
コア4のサイドコア部16,17及びバックコア5のサ
イド脚部23,24と共にコイルボビン6,7内に挿入
されるコア押さえ片31,32と、これを連結する連結
部材33とを有している。
【0022】上記コア押さえ片31,32は、上記連結
部材33の長手方向の両端部より上記フロントコア10
方向に垂下して設けられ、この連結部材33に一体的に
設けられるようになっている。そして、上記コア押さえ
片31,32の先端部は、上記バックコア5をフロント
コア4に押圧付勢するように折曲形成されている。
【0023】したがって、上記コイルボビン6,7内に
おいては、上記コア押さえ片31,32の先端部に設け
られる折曲形成部31a,32aの弾性力によって上記
バックコア5のサイド脚部23,24がフロントコア1
0側へ押圧付勢せしめられ、このバックコア5のサイド
脚部23,24とフロントコア10のサイドコア部1
6,17とが押圧支持される。この結果、これらフロン
トコア10とバックコア5間の磁気的、機械的結合が確
実なものとなる。したがって、上記フロントコア10と
バックコア5間には、隙間が生ずることがなく、しかも
磁気ヘッドの駆動時に上記隙間がバックギャップとして
動作することもない。
【0024】そして、上記構成のフロントコア10は、
フロッピーディスクとの当たり特性を確保するための一
対のスライダ11,12によって挟み込まれることによ
って、磁気ヘッド部1を構成する。すなわち、上記フロ
ントコア10の厚み方向から当該フロントコア10を挾
み込むようにして一対のスライダ9,10が設けられる
ことにより磁気ヘッド部1が構成されている。
【0025】上記一対のスライダ11,12のうち一方
のスライダ11は、上記フロントコア10のセンターコ
ア部14,15と各サイドコア部16,17にそれぞれ
接触してこれらコア部の機械的強度を補強するコア補強
脚部34,35,36を有している。なお、このコア補
強脚部34,35,36は、上記サイドコア部16,1
7と共にコイルボビン6,7に挿入される。一方、他方
のスライダ12は、上記フロントコア10のセンターコ
ア部14,15と各サイドコア部16,17にそれぞれ
対応した位置にジンバル3との接合を図るための接合用
脚部37,38,39を有している。
【0026】そして、上記のようにして構成された磁気
ヘッド部1の外周囲には、外部からの漏洩磁束が上記記
録再生用磁気ギャップg1 と消去用磁気ギャップg2
3へ入り込まないように遮蔽するための磁気シールド
部材9が設けられている。上記磁気シールド部材9は、
例えば高透磁率材料よりなり、上記磁気ヘッド部1をそ
の内部に収納するに足る大きさの平面四角形状の枠体と
して形成されている。
【0027】一方、ジンバル3は、図2に示すように、
平板状をなす板厚の薄い金属板よりなり、その中央部に
上記磁気ヘッド部1を搭載させるヘッド搭載部40を有
するとともに、このヘッド搭載部40に搭載した磁気ヘ
ッド部1を衝撃等に対して前後左右方向に可動可能とな
すように切り欠かれた複数のスリット41,42を有し
ている。上記ヘッド搭載部40には、上記フロントコア
10のセンターコア部14,15及びサイドコア部1
6,17とそれぞれ対応した位置にこれらコア部の先端
の一部を臨ませるための切り欠き部43a,43b,4
3cが設けられるとともに、一方のスライダ12に設け
られる中央部の接合用脚部38と対応する位置にこの接
合用脚部38の先端の一部を臨ませるための平面矩形状
をなす切り欠き部43dが設けられている。
【0028】そして、上記のようして形成されたジンバ
ル3のヘッド搭載面40aには、図1に示すように、磁
気シールド部材9が外周囲を覆う形で設けられた磁気ヘ
ッド部1が搭載される。かかる磁気ヘッド部1は、磁気
シールド部材9の側壁面とヘッド搭載面40aとに亘っ
て塗布されるエポキシ樹脂等からなる接着剤45によっ
て接着固定されるようになっている。一方、ジンバル3
のヘッド搭載面40aとは反対側の面40bには、プリ
ント配線基板2が取付けられ、このプリント配線基板2
に形成される各導体パターン44と磁気ヘッド部1のコ
イルボビン6,7に設けられる各外部端子27,28と
がハンダ接続される。
【0029】上述のように構成された磁気ヘッドは、デ
ィスクカートリッジに開設された平面長方形状をなす記
録再生用開口部内に磁気ヘッド部1を臨ませ、この磁気
ヘッド部1の摺動面1aを上記ディスクカートリッジ内
に回転可能に収納されるフロッピーディスクに接触させ
るようにして設けられる。そして、この磁気ヘッド部1
は、上記フロッピーディスクの回転操作に伴ってこのフ
ロッピーディスクの径方向(シーク方向)に亘って移動
操作され、当該フロッピーディスクに対して情報信号の
記録再生を行う。
【0030】ところで、上述の磁気ヘッドの電気特性を
測定するには、図1に示すようにヘッドを組立てた後に
測定するのではなく、図3で示すフロントコア10,バ
ックコア5,コイルボビン6,7の各パーツの状態で測
定を行う。各パーツの状態で磁気ヘッドの電気特性を測
定するには、図4及び図5に示す電気特性測定治具46
に、バックコア5とコイルボビン6,7を設置した後、
上記コイルボビン6,7にヘッドコア4を組み込んで、
フロントコア10とバックコア5を磁気的に結合させた
状態で測定を行う。
【0031】電気特性測定治具46は、バックコア5と
コイルボビン6,7を設置するヘッド設置部47と、こ
のヘッド設置部47を支持する基台48と、上記ヘッド
設置部47に設置されたコイルボビン6,7に組み込ま
れるヘッドコア4をバックコア5に押し付けるための3
本のヘッドコア押し付けピン49,50,51とを有し
て構成される。
【0032】上記ヘッド設置部47は、図6に示すよう
に、上端面が階段状となされた長方体として形成され、
その下端側を基台48に固定することで、当該基台48
に取付けられている。このヘッド設置部47の階段状と
なされた上端面には、バックコア5とコイルボビン6,
7を設置するためのヘッド設置突起部52が設けられて
いる。そして、このヘッド設置突起部52の上面52a
には、コイルボビン6,7が設置されるようになされて
いる。一方、ヘッド設置突起部52の上面52aと直交
する垂直面52bには、バックコア5が設置されるよう
になされている。これらバックコア5とコイルボビン
6,7は、いずれも接着剤等によって接着固定される。
【0033】なお、上記ヘッド設置部47の上端面に
は、上記ヘッド設置突起部52に隣接してヘッドコア4
をコイルボビン6,7に組み込んだときに、当該ヘッド
コア4の接合用脚部37,38,39が上記ヘッド設置
部47に接触しないようにするための逃げ溝53が設け
られている。
【0034】上記ヘッドコア押し付けピン49,50,
51は、フロントコア10のセンターコア部14,15
をバックコア5のセンター脚部21,22に対し、また
フロントコア10のサイドコア部16,17をバックコ
ア5のサイド脚部23,24に対して、通常の組立てで
用いられているコア押さえ部材8の弾発力と同程度若し
くはそれ以上の弾発力を持って押し付けるようになされ
ている。
【0035】すなわち、上記ヘッドコア押し付けピン4
9,50,51は、ヘッド設置部47の側面にボルト5
4等によって図5中矢印X方向に回動可能に取付けられ
たヘッドコア押し付けピン保持部材55の上端側に設け
られ、このヘッドコア押し付けピン保持部材55と基台
48との間に配されたコイルスプリング56の弾発力に
より、それぞれの先端部をセンターコア部14,15及
びセンター脚部21,22に対し、またサイドコア部1
6,17及びサイド脚部23,24に対して押し付ける
ようになっている。
【0036】なお、センターコア部14,15とセンタ
ー脚部21,22は、図7及び図8に示すように、真ん
中のヘッドコア押し付けピン50によって押し付けら
れ、サイドコア部16,17とサイド脚部23,24は
両側のヘッドコア押し付けピン49,51によって押し
付けられるようになっている。また、これらヘッドコア
押し付けピン49,50,51には、それぞれスプリン
グ57が取付けられている。
【0037】また、上記ヘッド設置部47には、ヘッド
コア押し付けピン49,50,51が必要以上にフロン
トコア10をバックコア5に対して押し付けないように
するための押し付け力規制ピン58が埋め込まれてい
る。かかる押し付け力規制ピン58は、上記ヘッドコア
押し付けピン49,50,51が必要以上の押し付け力
でフロントコア10をバックコア5に押し付けたとき
に、これ以上の押し付け力が加わらないように、その先
端部で上記ヘッドコア押し付けピン保持部材55を受け
止めるようになっている。
【0038】上記のように構成された電気特性測定治具
46を用いて、パーツの状態で磁気ヘッドの電気特性を
測定するには、以下の手順に従って行う。先ず、バック
コア5をヘッド設置部47に設けられるヘッド設置突起
部52の垂直面52bに接着剤等を用いて固定する。次
に、このバックコア5の各サイド脚部23,24にコイ
ルボビン6,7を組み付け、当該コイルボビン6,7を
ヘッド設置突起部52の上面52aにやはり接着剤等に
よって固定する。
【0039】次いで、図4に示すように、各コイルボビ
ン6,7に設けられる外部端子27,28に配線59の
一端を絡げ、その配線59の端末に設けられたコネクタ
60を、電気特性測定機61に接続されるコネクタ62
に接続する。なお、外部端子27,28をプリント配線
基板2に設けられた導体パターン44に接続した後、そ
の導体パターン44の端末を電気特性測定機61のコネ
クタ62に接続するようにしてもよい。
【0040】次に、上記ヘッド設置突起部52に設置さ
れた各コイルボビン6,7にヘッドコア4を組込む。ヘ
ッドコア4を組込むに際しては、各コイルボビン6,7
の貫通孔6a,7aに、当該ヘッドコア4を構成するフ
ロントコア10のサイドコア部16,17をそれぞれ挿
入する。
【0041】そして、ヘッドコア押し付けピン保持部材
55を操作して、このヘッドコア押し付けピン保持部材
55に設けられるヘッドコア押し付けピン49,50,
51をそれぞれに対応するフロントコア10のセンター
コア部14,15及びサイドコア部16,17に所定の
弾発力を持って押圧せしめる。
【0042】すると、このヘッドコア押し付けピン4
9,50,51の弾発力によって、フロントコア10の
センターコア部14,15がバックコア5のセンター脚
部21,22を押圧せしめ、またフロントコア10のサ
イドコア部16,17がバックコア5のセンター脚部2
1,22を押圧する。この結果、これらフロントコア1
0とバックコア5間の磁気的,機械的結合が確実なもの
となり、これらフロントコア10とバックコア5及びコ
イルボビン6,7とによって磁気回路部が構成される。
【0043】このように電気特性測定治具46上に組み
付けられた磁気ヘッド部によって、ディスクカートリッ
ジに収納されたフロッピーディスク63に対して所定の
情報信号を書込み又はその情報信号を読出し或いは書き
込まれた情報信号を消去する等して、オーバーライト特
性等の如き各種ヘッドの電気特性を測定する。
【0044】以上のように、磁気ヘッドの組立て前のパ
ーツの状態でヘッドの電気特性を測定することができる
ので、測定結果に基づいて特性の良いヘッドコア4のみ
用いて磁気ヘッドを組み立てることができる。したがっ
て、従来のように組立てた後にヘッドの電気特性を測定
するものとは異なり、無駄な工数を削減することができ
るとともに、その他の部品も必要最小限で済ませること
ができる。また、予めヘッドコア4を選別することで組
立て前からヘッドの仕様に合った部品を使用して磁気ヘ
ッドを組立てることもできる。
【0045】なお、上述の実施例では、フロントコア1
0とバックコア5の磁気的,機械的接合を図るのに、コ
イルスプリング56による弾発力を用いたが、例えば図
9に示すように基台48とヘッドコア押し付けピン保持
部材55との間にエアシリンダ64を設け、当該エアシ
リンダ64によって上記フロントコア10とバックコア
5の磁気的,機械的接合を図るようにしてもよい。
【0046】また、図10に示すように、ヘッド設置部
47にコンタクトプローブ65,66を設け、このコン
タクトプローブ65,66にコイルボビン6,7の外部
端子27,28を接続させるようにしてもよい。このよ
うにすれば、いちいち外部端子27,28に配線59の
端末を絡げる作業をしなくて済み、ヘッドの電気特性測
定をより簡単に行うことができる。
【0047】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明の測定方法においては、バックコアとコイルボビンを
電気特性測定治具に設置した後に、このコイルボビンに
記録再生用磁気ギャップと消去用磁気ギャップを有して
なるヘッドコアを組込み、これらヘッドコアとバックコ
アを磁気的に結合させた状態でヘッドの電気特性を測定
するので、磁気ヘッドの組立て前の状態で、当該磁気ヘ
ッドの電気特性を測定することができる。したがって、
特性の良いヘッドコアのみを用いて磁気ヘッドを組み立
てることができるとともに、予めヘッドコアを選別する
ことで組立て前からヘッドの仕様にあった部品を用いて
磁気ヘッドを組立てることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】フロッピーディスク用磁気ヘッドの斜視図であ
る。
【図2】フロッピーディスク用磁気ヘッドの分解斜視図
である。
【図3】磁気ヘッド部の分解斜視図である。
【図4】電気特性測定治具に設置されたバックコアとコ
イルボビンにヘッドコアを組み付ける状態を示す図であ
る。
【図5】電気特性測定治具の一例を示す側面図である。
【図6】電気特性測定治具に設置したバックコアとコイ
ルボビンにヘッドコアを組み付けた状態を一部破断して
示す要部拡大側面図である。
【図7】ヘッドコア押し付けピンとフロントコア及びバ
ックコアの相対位置関係を示す斜視図である。
【図8】ヘッドコア押し付けピンとフロントコア及びバ
ックコアの相対位置関係を示す背面図である。
【図9】電気特性測定治具の他の例を示す側面図であ
る。
【図10】ヘッド設置部にコイルボビンの外部端子と接
続するコンタクトプローブを設けた例を一部破断して示
す図である。
【図11】従来のフロッピーディスク用磁気ヘッドの分
解斜視図である。
【図12】フロッピーディスク用磁気ヘッドを完成した
後に、電気特性測定治具に磁気ヘッドを載置して電気特
性測定機によってヘッドの電気特性を測定する例を示す
図である。
【符号の説明】
1・・・磁気ヘッド部 2・・・プリント配線基板 3・・・ジンバル 4・・・ヘッドコア 5・・・バックコア 6,7・・・コイルボビン 46・・・電気特性測定治具 47・・・ヘッド設置部 48・・・基台 49,50,51・・・ヘッドコア押し付けピン 52・・・ヘッド設置突起部 55・・・ヘッドコア押し付けピン保持部材 61・・・電気特性測定機

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録再生用磁気ギャップと消去用磁気ギ
    ャップを有するヘッドコアにバックコアが駆動コイルを
    巻装したコイルボビン内で重ね合わされて磁気回路部を
    構成するフロッピーディスク用磁気ヘッドの電気特性測
    定方法において、 磁気ヘッドを組み立てる前に、バックコアとコイルボビ
    ンを電気特性測定治具に設置した後、上記コイルボビン
    にヘッドコアを組み込んでこれらヘッドコアとバックコ
    アを磁気的に結合させた状態でヘッドの電気特性を測定
    することを特徴とするフロッピーディスク用磁気ヘッド
    の電気特性測定方法。
JP8690393A 1993-03-23 1993-03-23 フロッピーディスク用磁気ヘッドの電気特性測定方法 Withdrawn JPH06274842A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2009044490A1 (ja) * 2007-10-05 2011-02-03 東芝ストレージデバイス株式会社 ヘッド試験方法およびヘッド試験装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPWO2009044490A1 (ja) * 2007-10-05 2011-02-03 東芝ストレージデバイス株式会社 ヘッド試験方法およびヘッド試験装置

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