JPH05307726A - フレキシブルディスク用磁気ヘッド装置 - Google Patents

フレキシブルディスク用磁気ヘッド装置

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JPH05307726A
JPH05307726A JP13777992A JP13777992A JPH05307726A JP H05307726 A JPH05307726 A JP H05307726A JP 13777992 A JP13777992 A JP 13777992A JP 13777992 A JP13777992 A JP 13777992A JP H05307726 A JPH05307726 A JP H05307726A
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JP
Japan
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magnetic
head
core
head device
gimbal
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JP13777992A
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Hiroshi Suzuki
鈴木  寛
Kazuyuki Kikuchi
和之 菊池
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Sony Corp
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Sony Corp
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディスク駆動装置の薄型化を図る上で好適な
フレキシブルディスク用磁気ヘッド装置を提供する。 【構成】 記録再生用磁気コア及び消去用磁気コアがガ
ード材9,10に埋め込まれてなるヘッド本体1の周囲
にシールド材35が嵌合されるとともに、このヘッド本
体1の背面側に該ヘッド本体1を支持するためのヘッド
支持板3が配される。ここで、前記ヘッド支持板3とし
て、パーマロイ等の高透磁率材料(透磁率2000以
上)を使用することにより、上記ヘッド本体1のフレキ
シブルディスクとの摺動面とは反対側の面からの外部磁
束の入り込みを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばフロッピーディ
スク等に対して情報信号の書込み或いは読み出しを行う
のに好適なフレキシブルディスク用磁気ヘッド装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、フロッピーディスク用の磁気ヘッ
ド装置としては、例えば図5に示すように構成されたも
のが提案されている。この磁気ヘッド装置106は、記
録再生用磁気ギャップg1 と消去用磁気ギャップg2
有するフロントコアにバックコアが駆動コイルを巻装し
た一対のコイルボビン内で重ね合わされて磁気回路部を
構成する磁気ヘッド素子101が、フロッピーディスク
との良好な当たり特性を確保するための一対のスライダ
102,103によって挟み込まれて構成されるヘッド
本体104と、該ヘッド本体104を可動自在に搭載し
てなるジンバル107とを有してなる。
【0003】この磁気ヘッド装置106において、上記
ヘッド本体104は、断面矩形状をなす枠体として形成
されるシールド材105に嵌合された状態で複数のスリ
ットが設けられた上記ジンバル107のヘッド搭載面に
搭載されて支持される。そして、上記コイルボビンに取
り付けられた外部端子が上記ジンバル107のスリット
を介して上記ヘッド搭載面の裏面側に突出するようにな
されるとともに、該外部端子が上記ジンバル107の裏
面に位置決めされて設けられるプリント配線基板108
の各導体パターンと電気的に接続されている。
【0004】このように構成されてなる磁気ヘッド装置
106は、例えば図6に示すように、上記ジンバル10
7を介してフロッピーディスク駆動装置に搭載されるヘ
ッド支持部材109,109に取り付けられる。そし
て、記録再生に際して、一対のヘッド本体104,10
4がカートリッジ110内に回転可能に収納されてなる
フロッピーディスク111を挟んで上下に対向するよう
に配設され、該フロッピーディスク111の回転操作に
伴って、上記磁気ヘッド装置106が上記フロッピーデ
ィスク111の径方向(図中X方向)に移動操作される
ことにより、上記カートリッジ110に開設された記録
再生用開口部110aを介して上記フロッピーディスク
111上のデータ領域全域に亘って記録再生がなされて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記磁気ヘ
ッド装置106においては、外部からの漏れ磁束が上記
磁気ギャップg1 ,g2 に入り込まないようにするため
に、上記ヘッド本体104の周囲が磁気的に遮蔽された
構成とされる必要がある。このために、上述のようにヘ
ッド本体104の外周囲に高透磁率材料よりなる上記シ
ールド材105が嵌合配設されているのであるが、更に
低ノイズ化を図るためには、このシールド材105を配
設するだけでは不十分であり、上記ヘッド本体104の
摺動面の反対側の面においても磁気的な遮蔽がなされる
ことが望まれる。
【0006】これに対して、上記ヘッド本体104の摺
動面の反対側の面側には、上記磁気ヘッド装置106を
支持してなる上記ジンバル107が配されるが、このジ
ンバル107の構成材料としては、上記磁気ヘッド装置
106のフロッピーディスク111のディスク面に対す
る良好な追従性を確保するために、Be−Cu板,ステ
ンレス板等の非磁性板が一般に使用されている。従っ
て、上述のように上記ヘッド本体104の摺動面の反対
側の面からの漏れ磁束の入り込みを防止するためには、
この面側に上記シールド材105と同様の効果を有する
磁気遮蔽板を配設しなければならない。
【0007】しかしながら、十分な磁気遮蔽効果を確保
するためには、上記磁気遮蔽板にある程度の厚みをもた
せることが要求される。このために、特にフロッピーデ
ィスク駆動装置の薄型化を図る場合には、上記磁気遮蔽
板の厚み分が枷となり、薄型化に支障をきたすことにな
る。そこで、本発明は、上述の従来の実情に鑑みて提案
されたものであって、ディスク駆動装置の薄型化を図る
上で好適なフレキシブルディスク用磁気ヘッド装置を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のフレキシブルデ
ィスク用磁気ヘッド装置は、上述の目的を達成するため
に提案されたものである。即ち、本発明は、記録再生用
磁気コア及び消去用磁気コアがスライダに埋め込まれて
なるヘッド本体と、前記ヘッド本体の周囲に嵌合される
シールド材と、前記ヘッド本体が搭載されるヘッド支持
板とを備えてなるフレキシブルディスク用磁気ヘッド装
置において、前記ヘッド支持板が磁性体からなることを
特徴とするものである。
【0009】
【作用】ヘッド支持板が磁性体から構成されることによ
り、このヘッド支持板に搭載されるヘッド本体の摺動面
とは反対側の面より該ヘッド本体に形成された記録再生
用磁気ギャップ及び消去用磁気ギャップに外部からの漏
れ磁束が入り込むのを防止するための磁気遮蔽板を設け
なくても、該磁気遮蔽板を配設した場合と同様の効果が
得られる。
【0010】
【実施例】以下、本発明を適用した具体的な実施例につ
いて図面を参照しながら詳細に説明する。本実施例は、
フロッピーディスクに対して情報信号の記録再生を行う
フロッピーディスク用磁気ヘッド装置の例である。
【0011】この磁気ヘッド装置は、図1に示すよう
に、磁気ギャップを介して閉磁路を構成する磁気コアと
この磁気コアに嵌合配設されるコイルボビンとからなる
ヘッド本体1と、該ヘッド本体1を可動自在に搭載する
ジンバル3と、該ジンバル3のヘッド搭載面とは反対側
の面に設けられ、上記コイルボビンの外部端子と電気的
に接続される導体パターンを有するプリント配線基板2
とからなっている。
【0012】上記ヘッド本体1は、図2に示すように、
磁気ギャップを介して閉磁路を構成する磁気コアとなる
フロントコア4とバックコア5、及びこれらフロントコ
ア4とバックコア5に嵌合配設される駆動コイルが巻装
されたコイルボビン6,7よりなる磁気ヘッド素子と、
フロッピーディスクに対する当たりを確保するための一
対のスライダ9,10から構成される。
【0013】上記フロントコア4は、磁気的に干渉しな
いように非磁性材11を介して接合された一対の棒状の
センターコア部12,13の両側に、それぞれ略L字状
をなすサイドコア部14,15が突き合わされ、当該突
き合わせ面にそれぞれ第1の磁気ギャップg1 と第2の
磁気ギャップg2 を有している。この第1の磁気ギャッ
プg1 は、記録再生用磁気ギャップとして動作し、第2
の磁気ギャップg2 は消去用磁気ギャップとして動作す
るようになされている。
【0014】一方、バックコア5は、上記フロントコア
4のコア形状に対応して形成された一対のコア部材1
6,17が非磁性材18を介して側面側で接合されるこ
とによって構成されている。上記コア部材16,17
は、上記フロントコア4のセンターコア部12,13及
びサイドコア部14,15と対向する位置にそれぞれセ
ンター脚部19,20及びサイド脚部21,22を有
し、連結部材23,24にて連結され平面形状が略コ字
状とされている。従って、上記センター脚部19,20
とサイド脚部21,22を設けることにより、フロント
コア4の奥行き方向での長さを長くするコア同士の接合
面積を確保することが可能となり、電磁変換特性の向上
が図られる。
【0015】上記コイルボビン6,7は、フープ材を打
ち抜き加工して形成した外部端子25,26にインサー
ト成型して作製されてなるもので、駆動コイル27,2
8を巻装する胴体部と、この胴体部に巻装される駆動コ
イル27,28の巻装位置を高さ方向で規制する上下一
対のフランジ部とを有してなる。記録再生用磁気ギャッ
プ(第1の磁気ギャップg1 )が構成される側のフロン
トコア4のサイドコア部14を挿通させるコイルボビン
6には、一対の駆動コイル27が所定数巻回され、その
巻始めと巻終わりが外部端子27にそれぞれ巻き付けら
れている。一方、消去用磁気ギャップ(第2の磁気ギャ
ップg2 )が構成される側のフロントコア4のサイドコ
ア部15を挿通させるコイルボビン7には、2本の駆動
コイル28が所定数それぞれ巻回され、巻始めと巻終わ
り及び共通部(コモン)がそれぞれ3本の外部端子28
にそれぞれ巻き付けられている。
【0016】そして、上記フロントコア4とバックコア
5とは、上記コイルボビン6,7に設けられる貫通孔6
a,7a内でフロントコア4のサイドコア部14,15
とバックコア5のサイド脚部21,22とが接触してい
わゆる段重ね状態で重ね合わされる。即ち、サイドコア
部14の一側面14aとサイド脚部21の一側面21a
とが接触されて磁気的結合が図られるとともに、サイド
コア部15の一側面15aとサイド脚部22の一側面2
2aとが接触されて磁気的結合が図られ、閉磁路が構成
される。従って、これらフロントコア4、バックコア
5、コイルボビン6.7とによって、上記第1の磁気ギ
ャップを有した磁気ヘッド素子、つまり記録再生ヘッド
と、上記第2の磁気ギャップを有した磁気ヘッド素子、
つまり消去ヘッドが構成される。
【0017】また、上記コイルボビン6,7の貫通孔6
a,7a内には、上記フロントコア4とバックコア5と
を磁気的に結合させるためのコア押さえ部材8の一対の
コア押さえ片29,30が挿入されている。上記コア押
さえ部材8は、磁気ヘッド素子の背面側に設けられる図
示しない磁気ヘド支持機構のヘッド押圧部材(ピポッ
ト)に対する受け部31と、上記サイドコア部14,1
5及びサイド脚部21,22と共にコイルボビン6,7
内に挿入されるコア押さえ片29,30とを有してなっ
ている。
【0018】上記受け部31は、上記押圧部材の受け面
31aを有する連結板32の略中央部に押圧部材の当接
方向に垂下して設けられ、該押圧部材の衝撃に対する支
え台となされている。一方、コア押さえ片29,30
は、上記連結板32の一側縁に沿った両端部に薄板状の
板が上記受け部31と同方向に垂下して該連結板32に
一体的に設けられてなっいる。そのコア押さえ片29,
30の先端部は、略円弧状とされ、上記コイルボビン
6,7内への挿入を容易ならしめ、作業性の向上が図れ
るようになされている。なお、このコア押さえ部材8
は、上記ヘッド押圧部材からの衝撃を緩和する役割を果
たすものであるため、ポリアセタール樹脂やABS樹脂
等のように比較的塑性を有するプラステックにより成型
することが好ましい。
【0019】また、上記コア押さえ片29,30の磁気
ヘッド素子との対向面と反対側の面、即ちバックコア5
のサイド脚部21,22との対向面と反対側の面には、
上記フロントコア4とバックコア5を密着させるための
半円錐上の突起部33,34が成形されている。従っ
て、上記コイルボビン6,7内においては、上記コア押
さえ片29,30に設けられた突起部33,34がコイ
ルボビン6,7の内壁面に当接して上記コア押さえ片2
9,30が上記バックコア5側へ弾性変形させ、この弾
性力で該コア押さえ片29,30が上記バックコア5の
サイド脚部21,22を押圧支持する。この結果、上記
バックコア5のサイド脚部21,22とフロントコア4
のサイドコア部14,15とが密着して押圧支持せしめ
られ、これらフロントコア4とバックコア5間の磁気
的、機械的結合が確実なものとなる。よって、上記フロ
ントコア4とバックコア5間には、隙間が生じることが
なく、しかも磁気ヘッドの駆動時に上記隙間がバックギ
ャップとして動作することもない。
【0020】このような磁気ヘッド素子の第1の磁気ギ
ャップと第2の磁気ギャップが設けられるフロントコア
4のフロッピーディスクとの摺動面側の両側面には、断
面略L字状を有する一対のスライダ9,10が設けら
れ、これによりフロッピーディスクとの良好な当たり特
性を確保するようになされている。そして、これらスラ
イダ9,10と磁気ヘッド素子によりヘッド本体1が構
成される。
【0021】このように、上記磁気ヘッド素子が一対の
スライダ9,10によって挟み込まれてなるヘッド本体
1は、断面略矩形状をなす枠体として形成されるシール
ド材35に嵌合された状態で上記ジンバル3の一方のヘ
ッド搭載面3aに搭載されて支持されるようになってい
る。上記ジンバル3は、上記ヘッド本体1を搭載するヘ
ッド搭載部36を有するとともに、このヘッド搭載部3
6に搭載されたヘッド本体1を衝撃等に対して前後左右
方向に可動可能となすように切り欠かれた複数のスリッ
ト37,38を有している。また、上記ヘッド搭載部3
6には、上記磁気ヘッド素子のセンターコア部12,1
3及びサイドコア部14,15の先端部の一部を臨ませ
るための切り欠き部36a,36b,36cが設けられ
ている。
【0022】このジンバル3に対して上記ヘッド本体1
は、上記スライダ9,10、フロントコア4のセンター
コア部12,13及びサイドコア部14,15のそれぞ
れの先端部が上記ヘッド搭載部36に接触するようにし
て設けられ、このヘッド本体1の外周囲に嵌合されたシ
ールド材35の側壁とジンバル3とに亘り塗布される接
着剤によって固定される。これにより、上記コイルボビ
ン6,7に設けられた外部端子25,26は、これと対
向するスリット37,38より上記ヘッド本体1のヘッ
ド搭載面3aと反対側の面3b側に突出される。また、
上記センターコア部12,13及びサイドコア部14,
15のそれぞれの先端部の一部がこれと対向する切り欠
き部36a,36b,36cより望み、この部分を覆っ
て導電塗料が塗布されることによって電気的にジンバル
3との接続が図られる。更に、上記フロントコア4のサ
イドコア部14及びバックコア5のサイド脚部21を挿
通させるコイルボビン6に設けられる空き端子には、ジ
ンバル3とに亘って導電材料が塗布され、同様に電気的
にジンバル3との接続が図られる。従って、上記フロン
トコア4は、ジンバル3を介して空き端子と電気的に接
続されるようになっている。
【0023】このようなジンバル3として、本実施例で
は、例えばパーマロイ等からなる磁性体が使用される。
これにより、上記ヘッド本体1のヘッド搭載面3aと反
対側の面3b側が磁気的に遮蔽された構造とされ、上記
フロントコア4のフロッピーディスクとの摺動面とは反
対側の面から該フロントコア4に形成された第1の磁気
ギャップと第2の磁気ギャップに外部からの漏れ磁束が
入り込むのが防止され、ノイズ特性の向上が図られる。
従って、この磁気ヘッド装置では、通常の磁気ヘッド装
置のように上記ヘッド搭載面3aと反対側の面3b側に
磁気遮蔽板を配設する必要がないので、少なくとも上記
磁気遮蔽板の厚み分薄型化が可能とされ、該磁気ヘッド
装置を搭載するフロッピーディスク駆動装置の薄型化に
十分対応することができる。
【0024】このジンバル3を構成してなる磁性体とし
ては、透磁率が2000以上を示す高透磁率材料が使用
可能とされる。具体的に例示すれば、パーマロイ、PC
材、PB材、クラット材等が挙げられ、なかでもパーマ
ロイ(透磁率が20000)が好適である。この他、例
えば低透磁率材料の表面にメッキ法や蒸着法等の薄膜形
成技術により高透磁率材料が被着形成せしめられてなる
ものであっても良く、少なくとも表面が上述のような高
透磁率材料から構成されていれば何れも使用可能であ
る。
【0025】なお、本実施例では、ジンバル3が上記高
透磁率材料からなる構成としたが、この他上記ヘッド本
体1のヘッド搭載面3aと反対側の面3b側に配設さ
れ、その構成材料として磁性体への変換が可能な部材
(プレート等)についても高透磁率材料を使用すること
により一層ノイズ特性の向上を図ることができる。
【0026】一方、このジンバル3を介して上記コイル
ボビンの外部端子との電気的な接続がなされるプリント
配線基板2は、ヘッド搭載面3aとは反対側の面3bに
突出するそれぞれの外部端子25,26と対応する位置
にこれら外部端子25,26を挿通させるスルーホール
を有したランド部40,41を有している。これらラン
ド部40,41は、何れもそれぞれの導体パターン42
に接続される接続部分が幅広く形成されており、はんだ
時における断線が防止されるようになっている。
【0027】また、上記ランド部40,41のスルーホ
ールと上記外部端子25,26とは、クリアランスが小
さなものとなされており、上記ランド部40,41のス
ルーホールに上記外部端子25,26が挿通されること
で、上記プリント配線基板2のジンバル3への位置が決
まるようになっている。つまり、上記ランド部40,4
1のスルーホールに上記外部端子25,26を挿入した
時点で、ジンバル3に対するプリント配線基板2の位置
が決まる。
【0028】そして、これら外部端子25,26とラン
ド部40,41とは、ハンダによって電気的に接続され
る。なお、上記外部端子25のうちの空き端子と接続さ
れる導体パターン42は、ドライブ回路上に接地される
接地用の導体パターンとなされている。従って、上記フ
ロントコア4は、上記空き端子を介してドライブ回路上
に接地されることになる。
【0029】このようにフロントコア4の接地を上記コ
イルボビン6の空き端子を介してプリント配線基板2の
接地用導体パターンと電気的に接続して行えば、接地用
ノアースランドをわざわざ設ける必要がなくなり、この
接地用導体パターンのランド部を通常の外部端子と接続
されるランド部形状と同一形状とすることができる。従
って、プリント配線基板2の方向性が無くなり、同一形
状のプリント配線基板2で1〜2Mバイトと4Mバイト
の磁気ヘッド装置に対応できる。即ち、1〜2Mバイト
の磁気ヘッド装置と4Mバイトの磁気ヘッド装置では、
記録再生用磁気ヘッドと消去用磁気ヘッドが逆になる
が、何れも接地をとるための空き端子となるのは消去側
のコイルボビンの空いている端子となるため、この空き
端子に接地用導体パターンを接続させれば、プリント配
線基板2を共通化できる。また、空き端子と接地用導体
パターンとは、上述のようにハンダによって接続される
ため、この部分の接合強度が高くなり信頼性が向上す
る。
【0030】そこで、このような構成を有する磁気ヘッ
ド装置において、上記ジンバルを構成してなる磁性体の
透磁率を変化させた場合の再生出力特性を調べた。図3
及び図4は、磁性体の透磁率μとウィンズマージン及び
ノイズ特性の関係をそれぞれ示す図である。図3より、
本実施例のように、透磁率μが2000以上の磁性材料
をジンバルの構成材料として使用することにより、ノイ
ズのゆれ幅を示すウィンズマージンが有効な範囲内にあ
ることが判った。
【0031】また、図4より、上記ジンバルを構成して
なる磁性体の透磁率μが高いほど、ノイズが抑えられ、
良好なシールド効果が得られることが判った。
【0032】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明では、ヘッド本体を支持してなるヘッド支持板の構成
材料としてパーマロイ等の磁性体が使用されるので、従
来の磁気ヘッド装置のように上記ヘッド本体のフロッピ
ーディスクとの摺動面とは反対側の面に磁気遮蔽板を設
けなくても、この面側から上記ヘッド本体の磁気コアに
形成された記録再生用磁気ギャップ及び消去用磁気ギャ
ップに外部からの漏れ磁束が入り込むのが防止され、良
好なノイズ特性を確保することができる。従って本発明
によれば、少なくとも上記磁気遮蔽板の厚み分薄型化が
可能であり、該磁気ヘッド装置を搭載するフレキシブル
ディスク駆動装置の薄型化に非常に有利となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した磁気ヘッド装置の一例の構成
を示す分解斜視図である。
【図2】本発明を適用した磁気ヘッド装置のヘッド本体
の構成を示す要部拡大分解斜視図である。
【図3】ジンバルの構成材料の透磁率とウィンズマージ
ンの関係を示す特性図である。
【図4】ジンバルの構成材料の透磁率とノイズ特性の関
係を示す特性図である。
【図5】従来の磁気ヘッド装置のヘッド本体を摺動面側
より見た場合の構成を示す斜視図である。
【図6】従来の磁気ヘッド装置がフロッピーディスク駆
動装置に搭載された状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1・・・ヘッド本体 2・・・プリント配線基板 3・・・ジンバル 4・・・フロントコア 5・・・バックコア 6,7・・・コイルボビン 9,10・・・スライダ 35・・・シールド材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録再生用磁気コア及び消去用磁気コア
    がスライダに埋め込まれてなるヘッド本体と、前記ヘッ
    ド本体の周囲に嵌合されるシールド材と、前記ヘッド本
    体が搭載されるヘッド支持板とを備えてなるフレキシブ
    ルディスク用磁気ヘッド装置において、 前記ヘッド支持板が磁性体からなることを特徴とするフ
    レキシブルディスク用磁気ヘッド装置。
  2. 【請求項2】 上記ヘッド支持板が透磁率2000以上
    の高透磁率材料からなることを特徴とする請求項1記載
    のフレキシブルディスク用磁気ヘッド装置。
  3. 【請求項3】 上記ヘッド支持板がパーマロイからなる
    ことを特徴とする請求項1記載のフレキシブルディスク
    用磁気ヘッド装置。
JP13777992A 1992-04-30 1992-04-30 フレキシブルディスク用磁気ヘッド装置 Withdrawn JPH05307726A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006190449A (ja) * 2004-12-28 2006-07-20 Samsung Electronics Co Ltd ヘッドスライダおよびそれを備えたハードディスクドライブ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006190449A (ja) * 2004-12-28 2006-07-20 Samsung Electronics Co Ltd ヘッドスライダおよびそれを備えたハードディスクドライブ

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