JPH05305857A - ワイパ駆動用モータ - Google Patents

ワイパ駆動用モータ

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Publication number
JPH05305857A
JPH05305857A JP4110241A JP11024192A JPH05305857A JP H05305857 A JPH05305857 A JP H05305857A JP 4110241 A JP4110241 A JP 4110241A JP 11024192 A JP11024192 A JP 11024192A JP H05305857 A JPH05305857 A JP H05305857A
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JP
Japan
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contact
motor
contact plate
wiper
gear
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Application number
JP4110241A
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English (en)
Inventor
Mitsuo Odagiri
光生 小田切
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asmo Co Ltd
Original Assignee
Asmo Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構造でかつ低コストによりワイパを間
欠的に静かに作動させることができ、適用箇所の選択の
自由度も高いワイパ駆動用モータを得る。 【構成】 モータ回転軸と共に回転する回転ギヤホイー
ルと同軸的に配置されたコンタクトプレート24には、
移動接点40が設けられており、これに接触する各コン
タクトレバー50、52、54、56と共に間欠回転用
の電気回路を構成する。コンタクトプレート24にはギ
ヤ58が噛み合っており、さらにギヤ58にはスプリン
グ60が連結されている。モータ10が発電制動した後
には、ギヤ58によってコンタクトプレート24が徐々
に(ゆっくりと)回転され、この回転時間がモータ間欠
回転における停止時間となる。したがって、簡単な構造
で間欠回転時間を制御することができ、低コストで適用
範囲も拡大する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両用ワイパをワイパス
イッチの操作に応じて作動させるためのワイパ駆動用モ
ータに係り、特に、ワイパを間欠的に作動させることが
できるワイパ駆動用モータに関する。
【0002】
【従来の技術】車両用ワイパを作動させるためのワイパ
駆動用モータでは、モータ回転軸にウオームギヤが形成
されており、このウオームギヤにはギヤホイールが歯合
されている。さらに、このギヤホイールの回転軸にはワ
イパ駆動用のクランクアームが連結されており、これに
より、モータ回転軸の回転がクランクアームへ伝達され
て回転する。
【0003】ここで、このようなモータによってワイパ
を間欠的に作動させる場合には、モータを間欠的に回転
させる必要がある。このため、従来では、モータ駆動電
源制御用のリレー及びその作動時間設定回路(コントロ
ーラ)をモータとは別に設けることにより、あるいはモ
ータに内蔵することにより、モータを間欠的に回転させ
ていた。すなわち、設定時間毎にリレーがON/OFF
されてモータへの通電が切り換えられ、モータが設定時
間毎に間欠的に回転され、ワイパが間欠的に作動される
構成である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
この種のワイパ駆動用モータでは、前述の如くワイパを
間欠的に作動させるために不可欠なモータ間欠回転用の
リレーや作動時間設定回路が高価であり、さらに電気的
な配線接続作業も煩雑であるため、全体としてコスト高
になる欠点があった。
【0005】さらに、このようなリレーに配置されたリ
レー接点は、ワイパの間欠作動時(モータ間欠回転時)
に「接」、「断」が繰り返して多数回行なわれるため、
耐久性が低く(寿命が短く)、また騒音の原因でもあっ
た。さらに、フロントウインドワイパ用の大型のモータ
には大容量のリレーを用いる必要があり、適用箇所の選
択の自由度も低い(例えば、リヤウインドワイパにしか
用いることができない)等の欠点もあった。
【0006】本発明は上記事実を考慮し、簡単な構造で
かつ低コストによりワイパを間欠的にかつ静かに作動さ
せることができ、適用箇所の選択の自由度も高いワイパ
駆動用モータを得ることが目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るワイパ駆動
用モータは、間欠モードを有するワイパスイッチの操作
に応じてワイパを作動させるためのワイパ駆動用モータ
であって、モータ回転軸と共に回転しワイパが連結され
た回転ギヤホイールと、前記回転ギヤホイールと同軸的
でかつ相対回転可能に配置されたコンタクトプレート
と、前記コンタクトプレートを前記回転ギヤホイールの
一方向の回転に連動して回転させる作動手段と、前記回
転ギヤホイールの停止状態において前記コンタクトプレ
ートを所定の時間を費やして強制的に回転させる遅動手
段と、一端部が前記コンタクトプレート方向へ延出され
前記ワイパスイッチに接続された固定接点と、前記コン
タクトプレートに設けられて前記固定接点に接触し、前
記ワイパスイッチの間欠モードが選択された場合に、前
記作動手段による前記コンタクトプレートの回転によっ
て前記固定接点との接続状態が変更されてモータへの給
電を停止すると共に前記遅動手段によるコンタクトプレ
ートの回転によって再び前記固定接点との接続状態が変
更されてモータへの給電を行なう電気回路を構成するパ
ターン状の移動接点と、を備えたことを特徴としてい
る。
【0008】
【作用】上記構成のワイパ駆動用モータでは、回転ギヤ
ホイールが回転すると、作動手段によってコンタクトプ
レートが回転ギヤホイールと共に回転される。
【0009】ここで、ワイパスイッチの間欠モードが選
択されワイパを間欠作動させる際、すなわち、モータが
間欠回転する際には、回転ギヤホイールと共に回転する
コンタクトプレートが所定位置に達すると、固定接点と
移動接点の接続状態が変更され、自動的にモータへの通
電が一時的に停止されて、回転ギヤホイール及びコンタ
クトプレートの回転が停止される。
【0010】次いで、遅動手段によってコンタクトプレ
ートが所定の時間を費やして回転される。これにより、
再び固定接点と移動接点の接続状態が元の状態に変更さ
れて自動的にモータへの給電が再開される。以後は順次
これが繰り返される。
【0011】このように、モータは、モータコントロー
ラ等の他の部品を用いることなく、ワイパスイッチに応
じて自動的に間欠的に回転する。また、簡単な構成でコ
ンタクトプレート(移動接点)の回転時間、すなわちモ
ータへの通電再開時間を設定することができ、低コスト
で適用箇所の選択の自由度も高くなる。
【0012】
【実施例】図1には本発明に係るワイパ駆動用のモータ
10の一部破断した全体構成図が示されており、図2に
はこのモータ10の要部分解斜視図が示されている。ま
た、図7にはモータ10の全体斜視図が示されている。
【0013】モータ10は、モータ部10Aとこのモー
タ部10Aに連結するギヤ部10Bとによって構成され
ている。モータ部10Aの回転軸12はギヤ部10B内
へ延出されており、先端にはウオームギヤ14が形成さ
れている。このウオームギヤ14は、ギヤ部10B内に
配置された回転ギヤホイール16に噛み合っている。
【0014】図3及び図4にも示す如く、回転ギヤホイ
ール16は、ギヤ部10Bのハウジング18に回転可能
に支持されており、軸20の先端部にはクランクアーム
22が連結されている。このため、モータ部10Aが作
動して回転軸12が回転すると、この回転力がウオーム
ギヤ14を介して回転ギヤホイール16へ伝達されて回
転ギヤホイール16が回転し、さらにこれに伴ってクラ
ンクアーム22が軸20周りに回転する構成である。
【0015】ハウジング18に固着されて内部を被覆す
るプレートカバー23と回転ギヤホイール16との間に
は、コンタクトプレート24が配置されている。コンタ
クトプレート24は略円板形で、中心部にはプレートカ
バー23方向へ突出する突出部26が形成されている。
突出部26には透孔28が形成されており、この透孔2
8内にプレートカバー23から突出する支持軸30が嵌
まり込み、さらにティースワッシャー32が支持軸30
に圧入されて、コンタクトプレート24がプレートカバ
ー23に対し回転可能に支持される構成である。したが
ってコンタクトプレート24は、回転ギヤホイール16
に対しても相対回転可能となっている。なお、このコン
タクトプレート24はプレートカバー23に設けられた
後述する固定接点の押圧力により、不用意な回転が阻止
されている。
【0016】図5にも示す如く、コンタクトプレート2
4の突出部26の側壁部分には、後述するギヤ58に噛
み合うギヤ部33が全周に渡って形成されている。
【0017】また、コンタクトプレート24の回転ギヤ
ホイール16側の面には、作動手段を構成し当接部とし
ての凸部34が回転ギヤホイール16方向へ突出して形
成されている。一方、回転ギヤホイール16のコンタク
トプレート24側の面には、図6にも示す如く、凸部3
4に対応して作動手段を構成する突起38がコンタクト
プレート24方向へ突出して形成されている。この突起
38は、回転ギヤホイール16の回転に伴って前記凸部
34に係合可能となっており、したがって、突起38が
凸部34に当接した状態でさらに回転ギヤホイール16
が回転すると、これに伴ってコンタクトプレート24も
回転ギヤホイール16と共に回転するようになってい
る。
【0018】コンタクトプレート24のプレートカバー
23側(凸部34と反対側)の面には、移動接点40が
設けられている。図5に詳細に示す如く、移動接点40
はパターン状に形成されており、コンタクトプレート2
4と共に回転移動する。
【0019】移動接点40には、半径方向外側の外周一
部に、周方向に沿った第1切欠き部42が形成されてお
り、さらにこの第1切欠き部42の周方向一端部には、
第2切欠き部44が形成されている。一方、この第1切
欠き部42に対応する半径方向内側の内周一部には、半
径方向内側へ向けて突出部46が形成されている。
【0020】この移動接点40は後述する固定接点とに
よってワイパスイツチ48(図8参照)に応じた電気回
路を構成する。
【0021】コンタクトプレート24の移動接点40と
プレートカバー23との間には、固定接点としての4本
のコンタクトレバー、すなわち、Gコンタクトレバー5
0、Sコンタクトレバー52、INTコンタクトレバー
54、及びOFFコンタクトレバー56が配置されてい
る。各コンタクトレバーは、一端部がプレートカバー2
3の内周壁に固着されており、他端部が前記コンタクト
プレート24方向へ延出し先端部が移動接点40(また
は、コンタクトプレート24の表面)に当接している。
【0022】一方、プレートカバー23の上面には、前
述のコンタクトプレート24の突出部26に対応してギ
ヤ58が配置されている。ギヤ58は、下面から突出す
る支軸59が、プレートカバー23に形成された透孔6
1内に嵌まり込み、さらにティースワッシャー64が支
軸59に圧入されて、ギヤ58がプレートカバー23に
対し回転可能に支持されている。このギヤ58は突出部
26のギヤ部33に噛み合っており、したがって、ギヤ
58が回転すると突出部26すなわちコンタクトプレー
ト24も回転される構成である。なお、ギヤ58とギヤ
部33の歯数(減速比)は1:1に設定されており、こ
のため一方が1回転すれば他方も1回転する構成となっ
ている。
【0023】このギヤ58の上面にはスプリング60の
一端部が連結されており、さらにスプリング60の他端
部はプレートカバー23に支持されている。これによ
り、ギヤ58はスプリング60によって付勢されてい
る。
【0024】なお、図9に示す如く、4本のコンタクト
レバーが移動接点40の第1切欠き部42及び突出部4
6に対応した状態において、スプリング60のプレート
カバー23への取付位置とギヤ58の中心とを結ぶ仮想
線に対して、スプリング60のギヤ58への取付位置が
角度αずれた状態となるように、各部の寸法等が設定さ
れている。
【0025】次に電気回路の構成を説明する。図8に
は、ワイパスイッチ48を含んだモータ10の全体的な
電気回路の構成が概略的に示されている。また、図9乃
至図14には各コンタクトレバーの接続状態が示されて
いる。
【0026】Gコンタクトレバー50はグランドアース
されており、先端部はコンタクトプレート24の移動接
点40の突出部46に接触可能である(換言すれば、突
出部46に対応しており、この位置でのみ突出部46と
接触状態となる)。Sコンタクトレバー52は、ワイパ
スイッチ48を介してモータ10(モータ部10A)の
LOW端子62に接続されており、先端部は常に移動接
点40に接触している。INTコンタクトレバー54
は、ワイパスイッチ48を介して電源+側に接続されて
おり、先端部は移動接点40に接触可能である(換言す
れば、第1切欠き部42に対応しており、この位置では
非接触状態となる)。OFFコンタクトレバー56は、
ワイパスイッチ48を介して電源+側に接続されてお
り、先端部は移動接点40に接触可能である(換言すれ
ば、第2切欠き部44に対応しており、この位置では非
接触状態となる)。
【0027】なおここで、図8に示すワイパスイッチ4
8は、「○」印に対応した部分における接続線が閉路さ
れることを示している。例えば、ワイパスイッチ48を
「LOW」位置にした場合には、LOW端子62が電源
+側に接続されて閉路されることを示している。
【0028】次に本実施例の作用を説明する。図9乃至
図14には、モータ10が間欠回転する場合の回転ギヤ
ホイール16のコンタクトプレート24及び移動接点4
0、ギヤ58、スプリング60等の作動状態が示されて
いる。
【0029】図9は、ワイパスイッチ48が「INT」
位置に切り換えられてモータ10(モータ部10A)が
発電制動して停止した状態を示している。この状態で
は、Gコンタクトレバー50は移動接点40の突出部4
6に接触状態となっており、また、INTコンタクトレ
バー54及びOFFコンタクトレバー56は、共に移動
接点40とは非接触状態となっている。このため、モー
タ部10AのLOW端子62は、Sコンタクトレバー5
2、移動接点40、及びGコンタクトレバー50を介し
てグランドアースされている。したがって、モータ部1
0Aは停止状態である。
【0030】またこの発電制動によるモータ10の停止
状態においては、前述の如く、ギヤ58はスプリング6
0の取付位置が角度αとなる状態で伸長されており、ギ
ヤ58を付勢している。
【0031】次いで、図10に示す如く、スプリング6
0の付勢力によってギヤ58が矢印CCW方向へ回転し
始め、これにより、ギヤ58に噛み合うコンタクトプレ
ート24も矢印CW方向へ回転され始める。ここで、テ
ィースワッシャー64によって保持されるギヤ58は急
激な回転が制限されており、さらにコンタクトプレート
24もティースワッシャー32及び各コンタクトレバー
の押圧力により急激な回転が制限されているため、コン
タクトプレート24は徐々に(ゆっくりと)回転され
る。
【0032】なお、この場合、コンタクトプレート24
の凸部34は回転ギヤホイール16の突起38から離間
する方向へ移動するため、コンタクトプレート24の回
転が阻害されることはない。
【0033】コンタクトプレート24が回転すると、図
10に示す如く、移動接点40の突出部46に接触して
いたGコンタクトレバー50が突出部46から離間して
非接触状態となる。このため、モータ部10AのLOW
端子62はニュートラル状態となる。
【0034】さらにコンタクトプレート24が回転する
と、図11に示す如く、INTコンタクトレバー54が
第1切欠き部42から移動して移動接点40に接触す
る。このため、モータ部10AのLOW端子62は、S
コンタクトレバー52、移動接点40、及びINTコン
タクトレバー54を介して電源+側に接続されたことに
なり、LOW端子62は「+」状態となる。またこの時
点では、Gコンタクトレバー50は、移動接点40の突
出部46から既に離間して非接続状態であるため、グラ
ンドアースされることがなく、ショートすることはな
い。
【0035】このため、モータ部10Aが作動し始め、
回転ギヤホイール16がクランクアーム22と共に図1
1の時計方向(矢印CW方向)へ回転し始める。したが
って、ワイパも作動され始める。
【0036】また、モータ部10Aの作動により回転ギ
ヤホイール16が回転すると、回転ギヤホイール16の
突起38がコンタクトプレート24の凸部34に当接し
てこれを押圧し、これにより、図12及び図13に示す
如く、回転ギヤホイール16の回転に伴ってコンタクト
プレート24も共に回転される。
【0037】回転ギヤホイール16によってコンタクト
プレート24が略1回転すると、図14に示す如く、I
NTコンタクトレバー54が第1切欠き部42へ移動し
て移動接点40との接触が解除される。このため、モー
タ部10AのLOW端子62は、電源+側との接続が解
除されたことになり、LOW端子62はニュートラル状
態となって、発電制動の準備状態となる。
【0038】さらにその直後に、Gコンタクトレバー5
0が移動接点40の突出部46に接触する。これによ
り、前述した図1に示す状態に戻り、モータ部10Aの
LOW端子62は、Sコンタクトレバー52、移動接点
40、及びGコンタクトレバー50を介してグランドア
ースされた状態となり、モータ10(モータ部10A)
は自動的に発電制動する。このとき、ワイパはウインド
シールドガラス下端に位置する下反転位置で間欠停止す
る。
【0039】以後は前述の行程が繰り返されてモータ1
0が自動的に間欠回転し、ワイパを間欠的に作動させる
ことができる。
【0040】以上の如く、Gコンタクトレバー50が移
動接点40の突出部46に接触してモータ10(モータ
部10A)が発電制動した後に、スプリング60の付勢
力によってギヤ58が回転してコンタクトプレート24
が回転し、INTコンタクトレバー54が移動接点40
に接触してモータ部10AのLOW端子78に電源+側
が接続されるまでの間が、モータ10の間欠回転におけ
る停止時間となる。
【0041】なお、このモータ10を停止(オート停
止)させる場合には、ワイパスイッチ48を「OFF」
位置に切り換えることにより自動的に実施できる。
【0042】すなわち、ワイパスイッチ48が「OF
F」位置に切り換えられると、INTコンタクトレバー
54と電源+側との接続が解除され、これに代わって、
OFFコンタクトレバー56がワイパスイッチ48を介
して電源+側に接続された状態となる。これにより、モ
ータ10(モータ部10A)は暫く(1回転以下)回転
した後に前述と同様に発電制動する。
【0043】モータ10が発電制動した後には、スプリ
ング60の付勢力によってギヤ58が回転してコンタク
トプレート24が回転するが、図11に示す如く、スプ
リング60が最も縮長した状態(スプリング60のプレ
ートカバー23への取付位置とギヤ58の中心とを結ぶ
仮想線に対してスプリング60のギヤ58への取付位置
が一致した状態)になると、このスプリング60の付勢
力によってはそれ以上ギヤ58すなわちコンタクトプレ
ート24は回転しない。ここで、OFFコンタクトレバ
ー56は、移動接点40の第2切欠き部44に対応して
いるため、移動接点40とは非接触状態である。したが
って、モータ部10AのLOW端子62は、Sコンタク
トレバー52を介して移動接点40には接続されている
ものの、OFFコンタクトレバー56とは非接触状態で
あるため電源+側には非接続状態となり、モータ10は
停止状態で維持される。
【0044】このように、モータ10の間欠回転時にも
停止時にも、LOW端子62は、ワイパスイッチ48を
介してSコンタクトレバー52に接続されるが、間欠回
転時にはINTコンタクトレバー54を電源+側に接続
し、停止時にはOFFコンタクトレバー56を電源+側
に接続することにより、モータ10の間欠回転及び停止
を制御している。
【0045】また、モータ10では、ワイパスイッチ4
8を「OFF」位置にしてワイパを停止させた際に、ワ
イパに外力が加わり回転ギヤホイール16が逆転して
も、コンタクトプレート24は回転ギヤホイール16の
一方向の回転にしか連動しないので、コンタクトプレー
ト24の移動接点40と各コンタクトレバーとの接触位
置が変更されることはなく、影響を受けることはない。
【0046】以上説明した如く、モータ10では、ワイ
パスイッチ48の間欠モードが選択されモータ10が間
欠回転する際には、回転ギヤホイール16と共に回転す
るコンタクトプレート24が所定位置に達すると、各コ
ンタクトレバーと移動接点40の接続状態が変更され、
自動的にモータへの通電が一時的に停止されて、回転ギ
ヤホイール16及びコンタクトプレート24の回転が停
止される。次いで、スプリング60の付勢力によってギ
ヤ58が回転されてコンタクトプレート24が所定の時
間を費やして回転される。これにより、再び各コンタク
トレバーと移動接点40の接続状態が元の状態に変更さ
れて自動的にモータ10への給電が再開される。
【0047】このように、モータ10は、従来のワイパ
駆動用モータでは不可欠であった高価なモータコントロ
ーラやリレー等の他の部品を用いることなく、ワイパス
イッチ48に応じて自動的に間欠的に回転できるため、
極めて低コストとなり、また騒音の原因となることもな
い。さらに、モータコントローラ等の電気部品を用いな
いため、環境温度変化による間欠回転時間のばらつきを
生じることがなく、信頼性も向上する。また、コンタク
トプレート24の回りトルク(ティースワッシャー32
と各コンタクトレバーの押圧力に起因する)と、スプリ
ング60の付勢力を調節することで簡単にコンタクトプ
レート24(移動接点40)の回転時間、すなわちモー
タ10(モータ部10A)への通電再開時間を設定する
ことができ、低コストで適用箇所の選択の自由度も高く
なる。
【0048】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係るワイパ駆
動用モータは、簡単な構造でかつ低コストによりワイパ
を間欠的に作動させることができ、適用箇所の選択の自
由度も高いという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るワイパ駆動用のモータの一部破断
した全体構成図である。
【図2】モータのギヤ部の分解斜視図である。
【図3】モータのギヤ部の断面図である。
【図4】モータのギヤ部の図3に対応する分解した断面
図である。
【図5】コンタクトプレートの平面図である。
【図6】回転ギヤホイールの平面図である。
【図7】モータの全体斜視図である。
【図8】ワイパスイッチを含んだモータの全体的な電気
回路の構成図である。
【図9】モータが間欠回転する場合のコンタクトプレー
ト、移動接点、ギヤ、及びスプリング等の作動状態を示
す作動図である。
【図10】モータが間欠回転する場合のコンタクトプレ
ート、移動接点、ギヤ、及びスプリング等の作動状態を
示す作動図である。
【図11】モータが間欠回転する場合のコンタクトプレ
ート、移動接点、ギヤ、及びスプリング等の作動状態を
示す作動図である。
【図12】モータが間欠回転する場合のコンタクトプレ
ート、移動接点、ギヤ、及びスプリング等の作動状態を
示す作動図である。
【図13】モータが間欠回転する場合のコンタクトプレ
ート、移動接点、ギヤ、及びスプリング等の作動状態を
示す作動図である。
【図14】モータが間欠回転する場合のコンタクトプレ
ート、移動接点、ギヤ、及びスプリング等の作動状態を
示す作動図である。
【符号の説明】
10 モータ 10A モータ部 10B ギヤ部 12 回転軸 16 回転ギヤホイール 24 コンタクトプレート 34 凸部(作動手段) 38 作動突起(作動手段) 40 移動接点 48 ワイパスイツチ 50 Gコンタクトレバー(固定接点) 52 Sコンタクトレバー(固定接点) 54 INTコンタクトレバー(固定接点) 56 OFFコンタクトレバー(固定接点) 58 ギヤ(遅動手段) 60 スプリング(遅動手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 間欠モードを有するワイパスイッチの操
    作に応じてワイパを作動させるためのワイパ駆動用モー
    タであって、 モータ回転軸と共に回転しワイパが連結された回転ギヤ
    ホイールと、 前記回転ギヤホイールと同軸的でかつ相対回転可能に配
    置されたコンタクトプレートと、 前記コンタクトプレートを前記回転ギヤホイールの一方
    向の回転に連動して回転させる作動手段と、 前記回転ギヤホイールの停止状態において前記コンタク
    トプレートを所定の時間を費やして強制的に回転させる
    遅動手段と、 一端部が前記コンタクトプレート方向へ延出され前記ワ
    イパスイッチに接続された固定接点と、 前記コンタクトプレートに設けられて前記固定接点に接
    触し、前記ワイパスイッチの間欠モードが選択された場
    合に、前記作動手段による前記コンタクトプレートの回
    転によって前記固定接点との接続状態が変更されてモー
    タへの給電を停止すると共に前記遅動手段によるコンタ
    クトプレートの回転によって再び前記固定接点との接続
    状態が変更されてモータへの給電を行なう電気回路を構
    成するパターン状の移動接点と、 を備えたことを特徴とするワイパ駆動用モータ。
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