JPH02205B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は車輌屋根用の傾動自在な摺動カバーの
ための駆動装置に関する。

従来の摺動カバーの駆動装置は、電動機で駆動
するピニオンと、このピニオンに噛合わされるね
じ込み式ケーブルが設けられ、また、電動機の電
気回路中にコンタクトアーム付スイツチが挿入さ
れ、ケーブルに連結された摺動屋根の閉鎖位置に
おいて、ピニオンと連動して連続的に動くカムに
より、コンタクトアーム付スイツチが作動して電
動機を停止させるものであつた。

上記従来の駆動装置では、ピニオンと連動する
カムは連続的に動くため、ピニオンの動きとカム
の動きの時間的ズレが大きくなると、正確に閉鎖
位置でコンタクトアーム付スイツチを作動させる
ことができなくなるので、ピニオンやカム等の各
部材の製作精度を厳しくする必要があつた。

しかし、製作精度を厳しくしても、周囲温度の
影響等で摺動カバーの動きの滑らかさが相違する
ことで、カムの動きと摺動カバーの動きとの時間
的ズレが大きくなり、リミツトスイツチが閉鎖位
置で作動せず、摺動カバーが閉鎖位置を越えて異
常な動きををするようなことがあつた。

そこで、ピニオンとリミツトホイールとの速度
差を大きくし、リミツトホイールの動きを低速と
することで、ピニオンの動きとカムの動きとの時
間的ズレが大きくなるのを防止することが考えら
れる。しかし、通常の歯車伝動により速度差を大
きくしようとすれば、リミツトホイールが大形化
し、スペース的に制限された車輌屋根にに装備で
きなくなつてしまう。

また、短絡スイツチを用いたり、極性を変えた
り、あるいはまた電磁ブレーキを作動させること
により電動機を閉鎖位置付近において低速とし、
リミツトスイツチを時間的余裕を持つて作動させ
るようにすることは基本的には可能である。しか
し、これらの電磁装置を用いて解決する方法は費
用が嵩み結果は必ずしも満足のゆくものとは限ら
ない。

本発明は、リミツトスイツチに完全な切換動作
を行わしめ、それによりスイツチの誤動作を防止
し、同時に特に構造が簡単で、空間の節約がで
き、従つて費用の節減が可能となるような駆動装
置を創造するという課題に基づく。この課題は、
電動機で駆動するシヤフトに、歯車状のスイツチ
ホイールとピニオンンとが固定され、該ピニオン
と噛合の少くとも１本のねじ込み式ケーブルが設
けられ、コンタクトアーム付きスイツチが電動機
の電気回路内に挿入されており、該スイツチが、
ケーブルに連結された摺動屋根の閉鎖位置におい
て電動機の電源用しや断器としてリミツトホイー
ルのカムと協働して電動機を停止させ、同リミツ
トホイールが前記スイツチホイールと噛合する歯
車状をなし、摺動カバーが全収納位置から閉鎖位
置を越え全傾動位置まで１回移動する間リミツト
ホイールが最大360゜回転するようスイツチホイー
ルとリミツトホイールとの変速比が設定され、摺
動カバーの閉鎖位置への途上で前記リミツトホイ
ール２２が間欠的に一定回転角度だけ回転するよ
うに、前記歯車とリミツトホイールとが噛合する
という本発明により解決される。

本発明により、コンタクトアーム付スイツチ
は、間欠的に一定回転角度ずつ回転するリミツト
ホイールのカムにより作動されるため、その作動
はピニオンの速度に大きくは影響されず充分な時
間的余裕をもつて確実になされ、また、摺動カバ
ーの開閉の難易度にも大きく影響を受けることは
なく、摺動カバーの閉位置において、電動機に対
する電力の供給を確実に遮断することが可能であ
る。さらに、スイツチホイールはピニオンと同一
のシヤフトに固定されているため、ピニオンとス
イツチホイールとの間に余計な歯車を介在させる
必要はない。これにより、そのような余計な歯車
が介在すれば生じるであろう回転伝達の誤差がな
く、ピニオンに噛合するケーブルに連結された摺
動カバーの停止タイミングと、スイツチホイール
に噛合するリミツトホイールによるスイツチとの
作動タイミングのずれの拡大が防止されている。
また、各部材は左程の厳しい製作精度を要せず完
全に機能することができる。従つて、リミツトス
イツチのその後の調節も不必要である。

特許請求の範囲第２項により建設的にして特に
簡単な解決が得られる。相互作用型カムをリミツ
トホイールの円周上に取付けた場合、リミツトス
イツチのコンタクトアームに生じる応力を特に低
減することができる。

本発明の他の改良品において、リミツトホイー
ルは更に電動機用変速スイツチ作動用のカムを有
し、同カムにより電動機は、摺動カバー操作時高
速に切換えでき、更に閉鎖位置前の摺動の直前部
分および伸展時には低速に切換えできる。これに
よりリミツトスイツチ作動用タイムスパンを拡げ
るのみならず、摺動カバーの作動の精密制御が可
能となる。

全開位置に達する前に摺動操作の最終部におい
て低速への切換えも行われるようカムを適当な形
状に形成することにより有利にすることができ
る。この方法にて摺動カバーが最終位置に軽く到
達できる。

以下好ましい実施例を参照しつつ本発明を詳述
する。

第１図および第２図の主回路において、切換ス
イツチ１は、ばね装置（図示せず））により第１
図の零位置に自動的に戻り、一側にて接点２，３
に対して、他側にて接点４，５に対して切換えで
きる。接点３，４は、車輌蓄電池のプラス極１５
に接続し、接点２，５はマイナス極１６に接続し
ている。切換スイツチのコンタクトアーム１１，
１２は、第１および第２接続線１８，２１を介し
て、１台の電動機６の接続端子に接続している。
電動機６は、切換スイツチ１の切換位置により一
回転方向または他の回転方向に操作できる。これ
により図３乃至５に示す摺動カバー１０が、歯車
群２５、少なくとも１本の非圧縮性ケーブル７、
トランスポートブリツジ８およびレバーリンク９
を介して、屋根開口部２４から伸展または引出さ
れる。

第１の接続線１８にはラツチリレー１７により
作動されるスイツチ１４が設けてある。リレー１
７の制御巻線は、一側にて第１接続線１９により
スイツチ１４およびコンタクトアーム１１間の第
１接続線１８に接続し、他側にて第２接続線２０
により接続線２１に接続している。接続線２０に
はリミツトスイツチ１３が設けてあり、同リミツ
トスイツチは、２２にて概略的に示すリミツトホ
イールにより作動する。リミツトホイール２２は
電動機６により駆動し、また、ネガテイブカム２
２ａを有し、該カム２２ａは、摺動カバー１０の
閉鎖位置にて、ラツチリレー１７と接続線２１を
接続するように、リミツトスイツチ１３を作動す
る（図１）。

電動機６の上流には、抵抗２６があり、スイツ
チ接点２７にてバイパス可能である。スイツチ接
点２７が開の場合には、抵抗２６は電動機６の減
速を行う。

切換スイツチ１を接点２および３に切換えると
（第２図）、ラツチリレー１７は先ず第１図に示す
位置にあるリミツトスイツチから電力を受け、そ
れによりスイツチ１４を閉じ、電動機６を電極１
５，１６に接続する。電動機６は、歯車群２５を
介してケーブル７を駆動する。摺動カバー１０は
第４図に示す閉位置から第３図の開位置へ押し戻
される。同時に、リミツトホイール２２は、リミ
ツトスイツチ１３が開くようにシフトされる。切
換スイツチ１が作動状態のままにある場合は、摺
動カバー１０はその終端位置に引き戻される。

摺動カバーを再び閉じる場合には、切換スイツ
チ１を切換える。電動機６の回転方向が逆とな
る。そして、カバー１０が閉位置に至ると、ネガ
テイブカム２２ａがリミツトスイツチ１３のコン
タクトアームを第１図に示す位置に動かす。ラツ
チリレー１７は通電状態となりスイツチ１４が開
き、それにより電動機６が停止する。

第１図の状態から切換スイツチ１を接点４およ
び５に切換えると、ラツチリレー１７は再び通電
状態となる。スイツチ１４が閉じる。電動機６
は、摺動カバー１０が第５図により傾動する回転
方向に駆動される。次に、リミツトホイール２２
が回転し、スイツチ１３が開く。

特に第６図、第９図、第１０図に示すように、
歯車群２５はギヤハウジング３０を有し、同ハウ
ジング上に電動機６がフランジを介して取付けて
ある。そのギヤハウジング３０内に突出する電動
機軸３１は、スパイラルホイール３３と噛合うつ
る巻歯車３２を持ち、スパイラルホイール３３は
ギヤハウジング３０内で自由に回転可能な軸３４
上に固定されている。

また、ギヤハウジング３０内に取付けた偏心軸
３５上には、回転自由な中間歯車３６がある。第
６図に示す位置において、該中間歯車３６は、ス
パイラルホイール３３とサイドギヤ３７とに噛合
する。また、偏心軸３５は、スパイラルホイール
３３とサイドギヤ３７とへのサイドギヤ３７の噛
合を解除できるように、レバー３８（第６図）に
より手動にて動かすことができる。これにより、
電動機６からサイドギヤ３７への動力伝達は、万
一故障の際には切断され、必要な場合には摺動カ
バー１０を手動クランク（図示せず）にて動かす
ことができる。すなわち、手動クランクは、サイ
ドギヤ３７に固く接続されているサイドシヤフト
４０の六角開口部３９へ挿入できる。そのサイド
シヤフト４０には、ばね座金４２とロツクワツシ
ヤ４３間に固定した駆動ピニオン４１が取付けて
ある。そのばね座金４２はケーブルダクト４４上
に設けてあり、このケーブルダクト４４は駆動ピ
ニオン４１と噛合う前記トランスポートブリツジ
８に接続した２本の非圧縮性ケーブル７，７′を
支持している（第９図）。

スイツチホイール４６が、駆動ピニオン４１と
は反対側のサイドシヤフト４０に固く接続されて
おり、同スイツチホイール４６は、リミツトホイ
ール２２と共に、ギヤハウジング３０内にて回転
自由に取付けてある。

スイツチホイール４６は、第１１図および第１
２図に示すように、直径が図示ｄで示される小径
部５１と、直径が図示Ｄで示される大径部５２と
を有し、また、その円周上には、小径部５１と大
径部５２の双方に亘る２本の長歯４８，４９にて
形成された歯間隙５０を有する。さらに、大径部
Ｄには、各長歯４８，４９にそれぞれ隣接する短
歯５３，５４がそれぞれ１個設けてある。なお、
小径部５１の径ｄは歯間隙５０の歯元円直径に大
体において相当する。

スイツチホイール４６には、リミツトホイール
２２が噛み合わされる。このリミツトホイール２
２は、第７図、第８図に示すように、歯形成部６
１と、この歯形成部６１の下端から径外方に突出
するカラー６２と、このカラー６２の下面から下
向延出するカム６５とを有する。

歯形成部６１は外周に、３個の中間長歯５６，
５７，５８と、長歯５９と、短歯６０とを有す
る。３個の中間長歯車５６，５７，５８は相隣接
し、外側中間長歯５６，５８の外側に短歯６０が
配置され、長歯５９と短歯６０とは周方向に交互
に配置される。

そして、第９図に示すように、リミツトホイー
ル２２はハウジング３０に、歯形成部６１を上方
として取付けられ、これに対しスイツチホイール
４６はハウジング３０に対し大径部５２を上方と
して取付けられる。ここで、スイツチホイール４
６の小径部５１の軸方向寸法は、リミツトホイー
ル２２の短歯６０の軸方向寸法に相当し、スイツ
チホイール４６の長歯４８，４９はリミツトホイ
ール２２の長歯５９、短歯６０および中間長歯５
６，５７，５８に噛合し、スイツチホイール４６
の短歯５３，５４はリミツトホイール２２の長歯
５９および中間長歯５６，５７，５８に噛合する
ものとされている。

カラー６２には、第１図および第２図に示すよ
うに、リミツトスイツチ１３のスイツチノブがコ
ンタクトアーム６４として取付けてある。そし
て、その外周一部が凹所とされてネガテイブカム
２２ａとされている。第２図によれば、同スイツ
チは正常時開位置にある。スイツチ１３は、コン
タクトアーム６４がネガテイブカム２２ａと対向
する位置にある時第１図に示す閉鎖位置に入る。

カム６５は、スイツチ６７を形成するスイツチ
コンタクト２７のスイツチアーム６６を作動す
る。該カム６５は、カバー閉鎖位置に到達する直
前部において、全開カバー位置に到達する前の摺
動操作の最終部分にある間、および摺動カバー１
０の傾動中、スイツチ接点２７が摺動カバーの操
作に適する高速から低速へと変速可能であるよう
な形状に作られている。

もし、例えば摺動カバー１０が第３図のように
開位置にあるとすれば、また、逆極性スイツチ１
の作動により電動機６が摺動カバー１０の閉め操
作に従う回転方向に回転するとすれば、スイツチ
ホイール４６は、第６図に示す歯車３２、スパイ
ラルホイール３３、中間歯車３６および駆動歯車
３７等を介して時計方向に連続回転する。

そして、スイツチホイール４６の歯間隙５０に
リミツトホイール２２の長歯５９の内の１本が入
つているとき、リミツトホイール２２は間欠的に
回転するものとされている。本実施例では、スイ
ツチホイール４６の１回転でリミツトホイール２
２は回転角度24゜だけ間欠的に回転する。第１３
図は、スイツチホイール４６の回転数とリミツト
ホイール２２の回転角度との関係を示すもので、
リミツトホイール２２が回転角度312゜だけ回転す
ると、摺動カバー１０は閉鎖する。この閉鎖位置
で、リミツトスイツチ１３のコンタクトアーム６
４がネガテイブカム２２ａにより動かされ、電動
機６が停止する。

次に、スイツチ１の作動により、電動機６を摺
動カバー１０が傾動する回転方向に駆動する。そ
うすると、スイツチホイール４６の短歯５３，５
４と長歯４８，４９とがリミツトホイール２２の
中間長歯５６，５７，５８と噛合することによ
り、スイツチホイール４６の１回転でリミツトホ
イール２２は回転角度24゜だけ間欠的に回転する。
そして、リミツトホイール２２が回転角度48゜だ
け回転すると、リミツトスイツチ１３のコンタク
トアーム６４がネガテイブカム２２ａにより動か
され、電動機６が停止する。従つて、ネガテイブ
カム２２ａを形成するため、カラー６２を凹ませ
る部分の周方向長さは、スイツチホイール４６の
中心に対し中心角48゜の長さに相当する。

上記構成により、リミツトスイツチ１３は、摺
動カバー１０の閉鎖位置において、例えば摺動カ
バーの動きが比較的円滑に速く行われる場合で
も、一定回転角度ずつ回転するリミツトホイール
２２のカム２２ａにより充分な時間的容裕をもつ
て確実に作動する。また、摺動カバー１０の傾動
が円滑でない場合でも（第５図および第１３図の
図表の左側）、傾動操作中のスイツチホイール４
６の１回転はリミツトホイール２２の一定回転角
度に相当し、リミツトスイツチ１３の作動タイミ
ングが大きくずれることはない。

第３図の開位置または第５図の傾動位置におけ
る電動機６の停止は種々異なつた方法にて行え
る。例えば、電流検出器を取付けて機械的停止装
置にて設定した最終位置に摺動カバー１０が達す
るや否や電動機電流の上昇を記録することができ
る。これにより、この場合電動機６への電力供給
がしや断される。必要な場合には、電動機と駆動
ピニオン４１間のスリツプカプリングを用いるこ
とも可能である。更に、リミツトホイール２２の
付加カムを介してリミツトスイツチ１３を作動す
ることによりカバー最終位置にて電動機６を停止
することも可能である。後者の場合、カバー最終
位置のために、リミツトホイール２２に中間長歯
（歯５６乃至５８に相当）を付加し、リミツトホ
イール２２の間欠的な動きを増加することで可能
である。

直列抵抗を速度切換のため第１図および第２図
の主回路図にて用いる一方、逆極性電動機を用い
ることもでき、その場合、極性をスイツチ接点２
７のスイツチを介して逆にする。

本発明は第１図および第２図によるラツチリレ
ー１７の使用に限定するものではない。例えば、
電動機回路中に直接リミツトスイツチ１３を取付
けることも可能であり、更に、必要ならばオープ
ンリミツトスイツチのバイパスが可能な手動式ス
イツチを設けることも可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は摺動カバーの閉鎖位置における適当な
スイツチ位置を示す駆動装置の主回路図、第２図
は摺動カバーの収納中間位置に等しいスイツチ位
置を示す第１図のの主回路図、第３図は収納位置
における摺動カバーを示す車輌屋根の概略図、第
４図は摺動カバーが閉位置にある第３図による屋
根を示す図、第５図は伸展した摺動カバーを示す
第３図による屋根の図、第６図は本発明による駆
動装置の平面図、第７図は第６図の下側より見た
スイツチホイールの拡大図、第８図は第７図によ
るスイツチホイールの側面図、第９図は第６図の
線−についての断面図、第１０図は第６図の
線―についての断面図、第１１図はカム歯車
の側面図、第１２図は第１１図によるカム歯車の
平面図、第１３図はスイツチホイールの回転数と
リミツトホイールの回転角度との関係を示す図で
ある。 ６……電動機、７……ケーブル、１０……摺動
カバー、１１，１２……コンタクトアーム、１３
……リミツトスイツチ、２２……リミツトホイー
ル、２２ａ……ネガテイブカム、４０……ピニオ
ン軸、４６……スイツチホイール、４８，４９…
…長歯、５０……間〓、５３，５４……短歯（歯
車要素）、５６，５７，５８……歯（歯車要素）、
６４……コンタクトアーム、６５……駆動カム。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 電動機で駆動するシヤフト４０に、歯車状の
   スイツチホイール４６とピニオン４１とが固定さ
   れ、該ピニオン４１と噛合の少くとも１本のねじ
   込み式ケーブル７が設けられ、コンタクトアーム
   ６４付きスイツチ１３が電動機の電気回路内に挿
   入されており、該スイツチ１３が、ケーブル７に
   連結された摺動屋根の閉鎖位置において電動機の
   電源用しや断器としてリミツトホイール２２のカ
   ム２２ａと協働して電動機を停止させ、同リミツ
   トホイール２２が前記スイツチホイール４６と噛
   合する歯車状をなし、摺動カバー１０が全収納位
   置から閉鎖位置を越え全傾動位置まで１回移動す
   る間リミツトホイール２２が最大360゜回転するよ
   うスイツチホイール４６とリミツトホイール２２
   との変速比が設定され、摺動カバー１０の閉鎖位
   置への途上で前記リミツトホイール２２が間欠的
   に一定回転角度だけ回転するように、前記スイツ
   チホイール４６とリミツトホイール２２とが噛合
   すること特徴とする車輌屋根用の傾動自在な摺動
   カバーのための駆動装置。 ２ 電動機で駆動する歯車（スイツチホイール）
   ４６の周縁部に、２個の長歯４８，４９と、これ
   ら長歯４８，４９間で歯１本分の間隔５０とが形
   成され、相手歯車としてのリミツトホイール２２
   に長歯４８，４９と噛合せ可能な長歯６０がリミ
   ツトホイールの間欠回転角度に対応して設けられ
   ていることを特徴とする特許請求の範囲第１項に
   記載の車輌屋根用の傾動自在な摺動カバーのため
   の駆動装置。 ３ コンタクトアーム６４のリミツトスイツチ１
   ３と協働しているカムがリミツトホイール２２の
   円周に設けてあることを特徴とする特許請求の範
   囲第１項又は第２項に記載の車輌屋根用の傾動自
   在な摺動カバーのための駆動装置。 ４ リミツトホイール２２が、電動機６に属する
   変速装置２７，６７駆動カム６５を有し、同カム
   により電動機６の回転数を適当に上げ摺動カバー
   １０を移動することができ、また直前の摺動操作
   のカバー閉鎖位置に達する時および傾動操作中低
   速へ変速できることを特徴とする特許請求の範囲
   第１項乃至第３項のうちいずれか１つに記載の車
   輌屋根用の傾動自在な摺動カバーのための駆動装
   置。 ５ カバーの全開位置に到達する前に摺動操作の
   最終部においても低速への変速が行えるような形
   状にカム６５が製作してあることを特徴とする特
   許請求の範囲第４項に記載の車輌屋根用の傾動自
   在な摺動カバーのための駆動装置。