JP2529570Y2 - アクチュエータにおける回転体の支持構造 - Google Patents

アクチュエータにおける回転体の支持構造

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JP2529570Y2
JP2529570Y2 JP2650492U JP2650492U JP2529570Y2 JP 2529570 Y2 JP2529570 Y2 JP 2529570Y2 JP 2650492 U JP2650492 U JP 2650492U JP 2650492 U JP2650492 U JP 2650492U JP 2529570 Y2 JP2529570 Y2 JP 2529570Y2
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shaft
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rotating body
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housing
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二三雄 小林
重松  孝一
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Ohi Seisakusho Co Ltd
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Ohi Seisakusho Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ハウジングに枢着さ
れ、かつモータにより正逆回転可能な回転体を備えたア
クチュエータにおける回転体の支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】上述のような、従来のアクチュエータに
おける回転体の支持構造としては、例えば特開昭60-144
479号公報に開示されているようなものがある。上述の
装置は、モータの出力により正逆回転可能で、かつ側面
にピンを突設した回転体(中間減速歯車)をハウジングに
枢着するとともに、ドアロックに往復運動動作を伝達す
る作動部材(揺動部材)に回転体のピンが係合するカム溝
を形成することによって、モータの出力による回転体の
回動に伴いピンがカム溝を移動して、作動レバーが往復
運動するようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来の装置は、回転体をハウジングの蓋体に設けた突部
と、回転体と作動レバーとの間に設けたブラケットによ
り狭持して、ハウジングに回転可能に支持した構造を採
用しているため、ブラケットがピン及びカム溝と干渉し
ないような形状にしなければならないことから、ブラケ
ットの形状が複雑になり、構造が複雑になる問題点があ
る。
【0004】本考案は、従来の技術が有する上記のよう
な問題点に鑑み、簡単な構造により回転体をハウジング
に回転可能に支持することができ、しかも防水性に優れ
たアクチュエータにおける回転体の支持構造を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本考案は、ハウジングに枢着され、かつモータによ
り正逆回転可能な回転体と、ドアロックに往復回動動作
を伝達する作動レバーとを有し、前記回転体と作動レバ
ーとのいずれか一方に係合部、他方に係合部が係合する
カム溝が形成され、回転体の回動により、係合部とカム
溝との係合によって、作動レバーが往復運動するように
したアクチュエータにおける回転体の支持構造であっ
て、前記回転体を、ハウジングに突設した筒軸に回転自
在に外嵌し、回転体を筒軸から抜け止めする鍔部が一端
に連設された弾性変形可能な材料よりなる抜け止めピン
の軸部の外周に、前記筒軸の孔部の内面に圧接する環状
の突状部を設け、前記軸部を筒軸の孔部に圧嵌するとと
もに、前記軸部の他端に設けた爪部を、筒軸の孔部の端
部に係合させることにより、軸部を孔部より抜け止めし
たことを特徴としている。
【0006】
【作用】回転体を、ハウジングに突設した筒軸に回転可
能に外嵌し、抜け止めピンの軸部を、爪部が筒軸の孔部
の端部に係合するまで筒軸の孔部に圧嵌することによ
り、突状部が孔部の内周面に圧接して、孔部が確実に密
封され、ハウジング内への雨水進入を確実に防止すると
ともに、爪部が筒軸の孔部の端部に係合することによ
り、抜け止めピンが筒軸から抜け止めされ、かつ抜け止
めピンの鍔部が回転体の一側面に当接することにより、
回転体が筒軸から抜け止めされる。また、回転体と作動
レバーとの間には、何等邪魔になる部材が介在しないの
で、構造を簡単にして、カム溝と係合部とを容易に係合
させることができる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の一実施例を、添付図面に基づ
いて説明する。(1)は、カバー(2)とケース(3)とから
なるハウジング内に収納された正逆回転可能なモータ、
(4)は、一側面に円柱状のピン(係合部)(4a)が突設さ
れ、かつ中心に形成された孔部(4b)が、ケース(3)に
一体として突設された筒軸(3a)に外嵌されたウォーム
ホイール(回転体)で、モータ(1)の回転軸と一体的に回
転するウォーム(1a)に噛合して、モータ(1)の回転に
より、図5及び図6に示す中立位置から正逆回転するこ
とができる。
【0008】抜け止めピン(5)は、図2に示すように、
弾性変形可能な合成樹脂材料で成形されるとともに、中
空の軸部(5d)の一端に拡径の鍔部(5a)が、また軸部
(5d)の他端外周に爪部(5b)がそれぞれ形成され、かつ
軸部(5d)の他端から軸方向にかけて所定の長さのすり
割り(5c)が形成され、さらに軸部(5d)の外周面に、環
状の突状部(5e)が形成されている。突状部(5e)の外径
は、筒軸(3a)の孔部(3e)の内径より若干大きめに形成
され、軸部(5d)をケース(3)の筒軸(3a)の孔部(3e)
に圧嵌することにより、突状部(5d)が孔部(3e)の内面
に圧接した状態で、鍔部(5a)が筒軸(3a)の端面及びウ
ォームホイール(4)の一側面に当接することにより、ウ
ォームホイール(4)が筒軸(3a)から抜け止めされ、か
つ爪部(5c)がケース(3)の筒軸(3a)の段部(3b)に係
合することにより、抜け止めピン(5)自体が筒軸(3a)
の孔部(3b)から抜け止めされている。また突状部(5d)
が筒軸(3a)の孔部(3b)の内面に圧接することにより、
孔部(3b)が密封され、孔部(3e)を介してのハウジング
内への雨水の進入を確実に防止する。
【0009】(6)は、弾性変形可能な合成樹脂材料によ
り成形された作動レバーで、一端部には、ケース(3)に
形成された軸受部(3c)に挿入されることにより、作動
レバー(6)をハウジングに揺動可能に支持する出力軸部
(7)が一体的に形成されるとともに、ウォームホイール
(4)の一側面に重合する側面には、ピン(4a)が移動可
能に係合するカム溝(8)が凹設されている。作動レバー
(6)は、ウォームホイール(4)の回動に伴うピン(4a)
の移動によって、ドアロックの施解錠レバーの作動スト
ロークに相当するストロークを移動可能であって、図6
に示す施錠位置と図5に示す解錠位置とに移動すること
ができる。カム溝(8)は、出力軸部(7)を中心にしてド
アロックの施解錠レバーの作動ストロークに相当する長
さを有する円弧状の空振り溝部(8a)と、空振り溝部(8
a)の中央から放射方向に延出した係合溝部(8b)とを有
してほぼY字形に形成されている。出力軸部(7)の外周
面の軸方向には、係合溝部(7a)が形成され、中心に
は、孔部(7b)が貫通するように形成されている。孔部
(7b)は、カバー(2)に形成された突部(2a)に回動可能
に嵌合している。
【0010】(9)は、弾性変形可能な合成樹脂材料で形
成された出力レバーで、その基端部には、出力軸部(7)
の先端部に外嵌された筒部(10)が一体的に形成され、ま
た先端部には、ドアロックの施解錠レバー(図示略)に連
結される連結部(9a)が形成されている。この出力レバ
ー(9)は、作動レバー(6)とともに図6に示す施錠位置
と図5に示す解錠位置とに移動可能であって、施解錠レ
バーの作動ストロークに相当する作動ストロークを移動
する。ドアロックの施解錠レバーは、ドアロック装置の
解除操作を不能にする施錠位置と、解除操作を可能にす
る解錠位置とに移動する。
【0011】筒部(10)には、出力レバー(9)と作動レバ
ー(6)とが一体になって回動するように、出力軸部(7)
の係合溝部(7a)に対して係合する3個の係合突部(10a)
が設けられている。係合突部(10a)は、先端に向かうに
したがい厚みが漸減するとともに、先端には、軸受部
(3c)の一端に形成された段部(3d)に係合することによ
り、筒部(10)を軸受部(3c)から抜け止めする爪部(10b)
が形成されている。(11)は、出力軸部(7)のまわりであ
って、かつケース(3)の軸受部(3c)と筒部(10)との間
に介設されたシール部材で、ハウジング内への雨水進入
を防止する。
【0012】(12)は、ウォームホイール(4)とケース
(3)との間に設けられた中立検出スイッチで、ウォーム
ホイール(4)の中立位置を検出して、モータ(1)への給
電を停止して、ウォームホイール(4)を中立位置に停止
させるものである。
【0013】次に、本考案の実施例の作用について説明
する。ウォームホイール(4)の孔部(4b)を筒軸(3a)に
回転可能に外嵌した後、抜け止めピン(5)の軸部(5d)
を筒軸(3a)の孔部(3e)に圧嵌することにより、突状部
(5e)が孔部(3e)の内周面に圧接した状態で、鍔部(5
a)がウォームホイール(4)の孔部(4b)のまわりの一側
面に当接するとともに、爪部(5b)が筒軸(3a)孔部(3e)
の端部に係合することにより、ウォームホイール(4)と
抜け止めピン(5)は、ともに筒軸(3a)より抜け止めさ
れる。突状部(5e)が筒軸(3a)の孔部(3e)の内周面に
圧接することにより、孔部(3e)が確実に密封され、ハ
ウジング内への雨水進入が確実に防止される。また、従
来のように、ウォームホイール(4)と作動レバー(6)と
の間にブラケットを要しないので、カム溝(8)とピン
(4a)との関係に対して、ブラケットが邪魔をすること
がない。
【0014】図6に示すように、ウォームホイール(4)
が中立位置にあって、かつピン(4a)が作動レバー(6)
のカム溝(8)の空振り溝部(8a)の一端に位置する施錠
状態において、施解錠レバーに連結された手動用のロッ
クノブを解錠操作することにより、ドアロックの施解錠
レバーに連動して、出力レバー(9)は、図6に示す施錠
位置から図5に示す解錠位置に移動するとともに、出力
軸部(7)の係合溝(7a)と筒部(10)の係合突部(10a)との
係合によって、作動レバー(6)は、出力レバー(9)と一
体になって、解錠位置に移動し、それに伴って、ピン
(4a)が相対的にカム溝(8)の空振り溝部(8a)の一端か
ら他端に移動する。また、作動レバー(6)及び出力レバ
ー(9)が解錠位置に位置する解錠状態からロックノブを
施錠操作すると、出力レバー(9)及び作動レバー(6)
は、それぞれ施錠位置に移動して、ピン(4a)が空振り
溝部(8a)の他端から一端に相対的に移動する。従っ
て、減速機構を逆転させることなく、手動操作を軽快に
行うことができる。
【0015】図6に示す施錠状態から、車内または車外
の操作スイッチを電動解錠操作すると、モータ(1)が正
転して、ウォームホイール(4)は、反時計方向に回動
し、ピン(4a)が係合溝(8b)に進入することにより、作
動レバー(6)は、解錠位置に移動するとともに、出力レ
バー(9)は、出力軸部(7)及び筒部(10)の係合により、
作動レバー(6)と一体になって解錠位置に移動する。次
いで、ウォームホイール(4)がさらに回転を続けて、再
びピン(4a)が空振り溝部(8a)内に進入し、ウォームホ
イール(4)が中立位置に達することにより、中立検出ス
イッチ(12)が中立位置を検出して、モータ(1)への給電
を停止し、ウォームホイール(4)は中立位置に停止す
る。
【0016】また、図5に示す解錠状態から、電動施錠
操作すると、モータ(1)が逆転して、ウォームホイール
(4)が時計方向に回動することにより、ピン(4a)が係
合溝(8b)に進入して、作動レバー(6)及び出力レバー
(9)は、施錠位置に移動する。その後、ウォームホイー
ル(4)がさらに回転して、再びピン(4a)が空振り溝部
(8b)内に進入し、ウォームホイール(4)が中立位置に
達すると、中立検出スイッチ(12)が中立位置を検出し
て、ウォームホイール(4)は中立位置に停止する。
【0017】
【考案の効果】以上から明らかなように、本考案は、ハ
ウジングに突設した筒軸の孔部に、抜け止めピンの軸部
を圧嵌することにより、筒軸に外嵌した回転体と抜け止
めピン自体とを筒軸から抜け止めすることにより、構造
簡単にして、回転体をハウジングに回転可能に支持する
ことができ、しかも抜け止めピンの軸部の外周に、筒軸
の孔部に圧接する環状の突状部を設けたことにより、ハ
ウジング内への雨水の進入を確実に防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の要部の拡大断面図である。
【図2】同じく抜け止めピン斜視図である。
【図3】同じくアクチュエータ装置全体の背面図であ
る。
【図4】図3におけるA−A線断面図である。
【図5】ケースを外した状態のアクチュエータ装置の正
面図である。
【図6】図5と異なる状態を示す図5と同様の正面図で
ある。
【符号の説明】
(1)モータ (3)ケース (3a)筒軸 (3b)段部 (3e)孔部 (4)ウォームホイ
ール(回転体) (4a)ピン(係合部) (4b)孔部 (5)抜け止めピン (5a)鍔部 (5b)爪部 (5d)軸部 (5e)突状部 (6)作動レバー (7)出力軸部 (8)カム溝 (9)出力レバー (10)筒部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングに枢着され、かつモータによ
    り正逆回転可能な回転体と、ドアロックに往復回動動作
    を伝達する作動レバーとを有し、前記回転体と作動レバ
    ーとのいずれか一方に係合部、他方に係合部が係合する
    カム溝が形成され、回転体の回動により、係合部とカム
    溝との係合によって、作動レバーが往復運動するように
    したアクチュエータにおける回転体の支持構造であっ
    て、前記回転体を、ハウジングに突設した筒軸に回転自
    在に外嵌し、回転体を筒軸から抜け止めする鍔部が一端
    に連設された弾性変形可能な材料よりなる抜け止めピン
    の軸部の外周に、前記筒軸の孔部の内面に圧接する環状
    の突状部を設け、前記軸部を筒軸の孔部に圧嵌するとと
    もに、前記軸部の他端に設けた爪部を、筒軸の孔部の端
    部に係合させることにより、軸部を孔部より抜け止めし
    たことを特徴とするアクチュエータにおける回転体の支
    持構造。
JP2650492U 1992-03-31 1992-03-31 アクチュエータにおける回転体の支持構造 Expired - Lifetime JP2529570Y2 (ja)

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JPH0578852U JPH0578852U (ja) 1993-10-26
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