JPH05294525A - 情報通信装置 - Google Patents

情報通信装置

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Publication number
JPH05294525A
JPH05294525A JP4104200A JP10420092A JPH05294525A JP H05294525 A JPH05294525 A JP H05294525A JP 4104200 A JP4104200 A JP 4104200A JP 10420092 A JP10420092 A JP 10420092A JP H05294525 A JPH05294525 A JP H05294525A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
roller
recording
drive
moving
Prior art date
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Pending
Application number
JP4104200A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Yadera
努 矢寺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic System Solutions Japan Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Graphic Communication Systems Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Graphic Communication Systems Inc filed Critical Matsushita Graphic Communication Systems Inc
Priority to JP4104200A priority Critical patent/JPH05294525A/ja
Publication of JPH05294525A publication Critical patent/JPH05294525A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 受信記録系1の記録ローラ4と送信読取系5
の給紙ローラ7及び読取ローラ8を単一のモータ30で
駆動可能とする。 【構成】 モータ30で駆動される駆動ギア33と同軸
状に、移動ギアベース34を旋回可能に設け、その移動
ギアベース34には駆動ギア33に噛み合うように第一
移動ギア35と第二移動ギア36を保持させておき、モ
ータ30によって駆動ギア33が矢印C方向に回転する
時には移動ギアベース34も矢印C方向に旋回して第一
移動ギア35が記録ローラギア26に、第二移動ギア3
6が読取ローラギア28に噛み合い、モータ30を逆転
させた場合には第一移動ギア35が中間ギア29に、第
二移動ギア36が給紙ローラギア27に噛み合うように
構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、受信記録系と送信読取
系とを備えた情報通信装置に関し、特に、記録紙及び原
稿の搬送駆動源として単一のモータを用いた情報通信装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に情報通信装置は、受信情報を記録
紙に記録する受信記録系と、原稿を読み取って送信する
送信読取系とを有しており、受信記録系における記録紙
搬送と、送信読取系における原稿搬送に、それぞれ別個
のモータを用いている。しかしながら、2個のモータを
使用するとコスト高となるという欠点がある。
【0003】そこで、単一のモータを用いて受信記録系
と送信読取系とを駆動するように構成した情報通信装置
が提案されている。図11はその従来例を概略的に示す
ものである。1は受信記録系であり、記録紙2に記録を
行うサーマルヘッド等の記録ヘッド3及び記録紙2を搬
送する記録ローラ4等を備えている。5は送信読取系で
あり、セットされた原稿6を給紙する給紙ローラ7、原
稿読取を行う密着イメージセンサ等の読取ユニット8、
原稿6を搬送する読取ローラ9等を備えている。10は
駆動装置であり、正逆回転可能なモータ11と、そのモ
ータ11の駆動軸に固定されたモータギア12と、それ
に噛み合うワンウェイクラッチ付のギア13と、そのギ
ア13を保持した中間軸14と、中間軸14の回転を記
録ローラ4に伝達するギア15、16と、モータギア1
2に噛み合うワンウェイクラッチ付のギア17と、その
ギア17を保持した中間軸18と、その中間軸18の回
転を給紙ローラ7及び読取ローラ9に伝達するギア1
9、ワンウェイクラッチ付ギア20、ギア21、22等
を有している。
【0004】この構成の情報通信装置において、受信記
録する際には、モータ11が矢印Aで示す時計方向に回
転し、その回転が記録ローラ4に伝達され、記録ローラ
4が記録紙2を搬送する。この時、モータ11の回転は
ギア17に設けているワンウェイクラッチの作用によ
り、送信読取系5には伝達されない。一方、送信時に
は、モータ11が矢印Bで示す反時計方向に回転し、そ
の回転が給紙ローラ7及び読取ローラ9に伝達され、原
稿搬送が行われる。この時、モータ11の回転はギア1
3に設けているワンウェイクラッチの作用により、受信
記録系1には伝達されない。この情報通信装置を用いて
コピーを行う場合には、モータ11を送信時と同様に矢
印B方向に回転させ、コピーすべき原稿を読取位置に通
して読み取り、その読取情報をメモリに蓄積し、その
後、モータ11を逆転させて記録ローラ4を駆動し、メ
モリに蓄積した読取情報を記録紙に記録していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる構成で
は、原稿送りと記録紙送りとを同時に行うことができ
ず、このためコピー動作を行うには、原稿を一旦読み取
ってその内容をメモリに記憶させねばならず、時間がか
かるという問題があった。また、コストの高いメモリを
必要とし、かつギア13、17にそれぞれワンウェイク
ラッチを付ける必要があり、装置全体が高価となるとい
う問題もあった。
【0006】本発明は、上述の問題点に鑑みて為された
もので、単一のモータを使用しながら、原稿と記録紙の
同時送りが可能であり、しかもワンウェイクラッチをあ
まり使用する必要のない情報通信装置を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の問題点を解決する
ため、本願の請求項1に記載の発明は、駆動モータで駆
動される駆動ギアと同軸状に第一移動ギアベースを旋回
可能に設け、その第一移動ギアベースには前記駆動ギア
と噛み合う第一移動ギアを保持させると共に、その第一
移動ギアベースが、記録ローラを駆動する記録ローラギ
アの方向に旋回した時には前記第一移動ギアがその記録
ローラギアに噛み合い、反対方向に旋回した時には前記
第一移動ギアが読取ローラを駆動する読取ローラギアに
噛み合う中間ギアに噛み合うように構成し、更に、前記
駆動ギアの回転時に前記第一移動ギアベースが駆動ギア
の回転方向に旋回するようにトルクを付与する手段を設
けている。また、その駆動ギアと同軸状に第二移動ギア
ベースを旋回可能に設け、その第二移動ギアベースには
前記駆動ギアと噛み合う第二移動ギアを保持させると共
に、その第二移動ギアベースが、読取ローラを駆動する
読取ローラギアの方向に旋回した時には前記第二移動ギ
アがその読取ローラギアに噛み合い、反対方向に旋回し
た時には前記第二移動ギアが給紙ローラを駆動する給紙
ローラギアに噛み合うように構成し、更に、前記駆動ギ
アの回転時に前記第二移動ギアベースが駆動ギアの回転
方向に旋回するようにトルクを付与する手段を設けてい
る。
【0008】ここで、請求項2に記載のように、前記し
た第一移動ギアベースと第二移動ギアベースとを一体構
造とし、その第一移動ギアベースと第二移動ギアベース
が一方向に旋回して第一移動ギアが記録ローラギアに噛
み合った時、第二移動ギアが読取ローラギアに噛み合
い、反対方向に旋回して第一移動ギアが中間ギアに噛み
合った時、第二移動ギアが給紙ローラギアに噛み合うよ
うに構成することが好ましい。
【0009】なお、本発明は、上記したように一つの駆
動ギアに対して第一移動ギアと第二移動ギアとを噛み合
わせる場合のみに限定されず、請求項3に記載のよう
に、一つの駆動モータによって駆動される二つの駆動ギ
ア、すなわち、第一の駆動ギアと第二の駆動ギアとを設
け、第一の駆動ギアにはそれに同軸状に旋回可能に設け
た第一移動ギアベースに保持させた第一移動ギアを噛み
合わせ、第二の駆動ギアにはそれに同軸状に旋回可能に
設けた第二移動ギアベースに保持させた第二移動ギアを
噛み合わせるように構成することも可能である。この
時、第一の駆動ギアと第二の駆動ギアとはそれぞれの軸
線が平行となるように配置してもよいし、或いは同軸状
としてもよい。
【0010】本願の請求項4に記載の発明は、記録ロー
ラを駆動するように連結された記録ローラギアと、その
記録ローラギアに駆動連結され記録ローラギアとは反対
方向に回転する伝達ギアと、給紙ローラ及び読取ローラ
を駆動するように連結された読取ローラギアとから等距
離の位置に駆動軸を配置し、その駆動軸を単一の駆動モ
ータによって正逆方向に駆動するように構成すると共
に、その駆動軸には駆動ギアを固定して設け、且つ、そ
の駆動ギアに噛み合う複数の移動ギアを保持した移動ギ
アベースを駆動軸の逆方向の回転のみを伝達するワンウ
ェイクラッチを介して回転可能に設け、その移動ギアベ
ースに対する移動ギアの取付位置を、前記移動ギアベー
スを回転させることにより、いずれか一つの移動ギアが
記録ローラギア、伝達ギア、読取ローラギアのいずれか
一つのみに噛み合うことができ、且つ二つの移動ギアが
同時に記録ローラギアと読取ローラギアに噛み合うこと
ができるように定め、更に、前記駆動軸の正転時に前記
移動ギアベースを回転しないように保持する拘束手段を
設けるという構成を備えたものである。
【0011】
【作用】本願の請求項1〜3に記載の発明は、上述の構
成になるので、受信記録時には、駆動モータが一方向
(記録紙搬送方向)に回転し、駆動ギアを一方向(記録
紙搬送方向)に回転させることによって第一移動ギアベ
ースと第二移動ギアベースが旋回し、それぞれに保持し
ている第一移動ギアと第二移動ギアがそれぞれ記録ロー
ラギアと読取ローラギアに噛み合い、記録ローラと読取
ローラとを駆動し、これにより、記録紙を搬送して受信
記録を行うことができる。なお、この時読取ローラも回
転するが、給紙ローラは回転しないので、原稿が送り込
まれることはなく、読取ローラが回転してもなんら支障
はない。
【0012】送信読取時には、駆動モータが逆方向(原
稿搬送方向)に回転し、駆動ギアを逆方向(原稿搬送方
向)に回転させることによって第一移動ギアベースと第
二移動ギアベースが旋回し、それぞれに保持している第
一移動ギアと第二移動ギアがそれぞれ中間ギアと給紙ロ
ーラギアに噛み合い、読取ローラと給紙ローラとを駆動
し、これにより、原稿を搬送して原稿読取及び送信を行
うことができる。
【0013】コピー時には、まず、駆動モータが、送信
読取時と同様に逆方向(原稿搬送方向)に回転し、それ
によって読取ローラと給紙ローラとを駆動して原稿を給
紙ローラによって送り込むことができ、その原稿の先端
が読取ローラに到達した時点で駆動モータの回転方向を
反転させることによって、受信記録時と同様に、その駆
動モータで記録ローラと読取ローラとを駆動でき、原稿
と記録紙とを同時に送り読み取った情報を記録紙に記録
することでコピーを行うことができる。
【0014】本願の請求項4に記載の発明は上述の構成
になるので、受信記録時には、駆動モータによって駆動
軸を逆方向に回転させ、移動ギアベースを回転させて、
それに保持している移動ギアの一つが記録ローラギアに
噛み合う位置に位置決めして停止させることができる。
その後は、駆動モータによって駆動軸を正方向に回転さ
せると、移動ギアベースが拘束手段によってその位置に
保持された状態で、駆動軸の回転が駆動ギア、移動ギ
ア、記録ローラギアを介して記録ローラに伝達され、こ
れにより、記録紙を搬送して受信記録を行うことができ
る。なお、記録終了後、駆動軸を逆転させて移動ギアベ
ースを回転させ、移動ギアを伝達ギアに噛み合わせ、そ
の状態で駆動軸を正方向に回転させることにより、記録
ローラを逆方向に回転させて、記録紙の先端を記録ヘッ
ド位置に引き戻し、次の記録に備えることができる。
【0015】送信読取時には、駆動モータによって駆動
軸を逆方向に回転させ、移動ギアベースを、それに保持
している移動ギアの一つが読取ローラギアに噛み合う位
置に位置決めして停止させ、その後、駆動モータによっ
て駆動軸を正方向に回転させることにより、駆動軸の回
転を駆動ギア、移動ギア、読取ローラギアを介して給紙
ローラ及び読取ローラに伝達し、原稿を搬送して原稿読
取及び送信を行うことができる。
【0016】コピー時には、駆動モータによって駆動軸
を逆方向に回転させ、移動ギアベースを、それに保持し
ている移動ギアの二つが同時に記録ローラギアと読取ロ
ーラギアに噛み合う位置に位置決めして停止させ、その
後、駆動モータによって駆動軸を正方向に回転させるこ
とにより、駆動軸の回転を記録ローラ、給紙ローラ及び
読取ローラに伝達できる。これにより、原稿と記録紙と
を同時に搬送し、読み取った情報を記録紙に記録するこ
とでコピーを行うことができる。
【0017】
【実施例】図1は本願の請求項1に記載の発明の一実施
例による情報通信装置の概略構成を示すものであり、図
11に示す従来例と同一部品には同一符号を付けて示し
ている。図1において、1は受信記録系であり、記録紙
2に記録を行うサーマルヘッド等の記録ヘッド3及び記
録紙2を搬送する記録ローラ4等を備えている。5は送
信読取系であり、原稿6を読取位置に給紙する給紙ロー
ラ7、原稿読取を行う密着イメージセンサ等の読取ユニ
ット8、原稿6を搬送する読取ローラ9等を備えてい
る。
【0018】25は、記録ローラ4、給紙ローラ7、読
取ローラ9を駆動する駆動装置である。この駆動装置2
5は、記録ローラ4を駆動するように連結された記録ロ
ーラギア26と、給紙ローラ7を駆動するように連結さ
れたワンウェイクラッチ付の給紙ローラギア27と、読
取ローラ9を駆動するように連結された読取ローラギア
28と、その読取ローラギア28に噛み合うように設け
られた中間ギア29と、正逆回転可能な駆動モータ30
と、所定位置に設けられた支持軸31と、その支持軸3
1に回転可能に保持され、駆動モータ30のモータギア
32に噛み合って駆動される駆動ギア33と、支持軸3
1に旋回自在に保持され、第一移動ギアベース34a及
び第二移動ギアベース34bを有する移動ギアベース3
4と、第一移動ギアベース34aに回転自在に保持さ
れ、駆動ギア33に噛み合う第一移動ギア35と、第二
移動ギアベース34bに回転自在に保持され、駆動ギア
33に噛み合う第二移動ギア36等を備えている。
【0019】ここで、支持軸31の位置及び第一移動ギ
ア35、第二移動ギア36の取付位置は、第一移動ギア
ベース34aが記録ローラギア26の方向に旋回し、第
二移動ギアベース34bが読取ローラギア28の方向に
旋回した時、第一移動ギア35が記録ローラギア26に
噛み合い、同時に第二移動ギア36が読取ローラギア2
8に噛み合い(図2参照)、その反対方向に旋回した時
には、第一移動ギア35が中間ギア29に噛み合い、同
時に第二移動ギア36が給紙ローラギア28に噛み合う
(図3参照)ように定められている。
【0020】更に、図4に示すように、第一移動ギアベ
ース34aとそれに回転可能に保持された第一移動ギア
35の間には、コイルスプリング38が挿入され、第一
移動ギア35の回転時に適度な摩擦抵抗を与えるように
なっている。これにより、駆動ギア33が回転して第一
移動ギア35を回転させる際、駆動ギア33の回転方向
のトルクを第一移動ギアベース34aに付与することが
できる。換言すれば、このコイルスプリング38は、移
動ギアベース34に駆動ギア33の回転方向のトルクを
付与するトルク付与手段を構成する。なお、このコイル
スプリング38を省略し、第二移動ギアベース34bと
第二移動ギア36の間に同様なコイルスプリングを設け
てもよく、更にはその両方にコイルスプリングを配置し
てもよい。また、駆動ギア33と移動ギアベース34と
の間に適当なトルク伝達手段を配置してもよい。
【0021】以上のように構成された情報通信装置につ
いて、以下その動作を説明する。受信記録モードの時に
は、駆動モータ30が図1で時計方向(記録紙搬送方
向)に回転し、それにより駆動ギア33が矢印Cで示す
反時計方向(記録紙搬送方向)に回転する。この駆動ギ
ア33の回転により、移動ギアベース34が反時計方向
に旋回し、図2に示すように、第一移動ギア35が記録
ローラギア26に噛み合い、同時に第二移動ギア36が
読取ローラギア28に噛み合う。その後も駆動モータ3
0が同方向に回転を続けることにより、その回転が記録
ローラ4及び読取ローラ9に伝達され、記録ローラ4及
び読取ローラ9が矢印で示すように回転し、記録紙2を
搬送して受信記録を行う。なお、この時、読取ローラ9
も回転するが、給紙ローラ7は駆動されていないため、
原稿6が給紙位置にセットされていても、原稿6が繰り
込まれることはなく、読取ローラ9は空転するのみで何
ら支障はない。
【0022】次に、送信読取モードの時には、駆動モー
タ30が図1で反時計方向(原稿搬送方向)に回転し、
それにより駆動ギア33が矢印Dで示す時計方向(原稿
搬送方向)に回転する。この駆動ギア33の回転によ
り、移動ギアベース34が時計方向に旋回し、図3に示
すように、第一移動ギア35が中間ギア29に噛み合
い、同時に第二移動ギア36が給紙ローラギア27に噛
み合う。その後も駆動モータ30が同方向に回転を続け
ることにより、その回転が給紙ローラ7及び読取ローラ
9に伝達され、給紙ローラ7及び読取ローラ9が矢印で
示すように回転し、原稿6を読取位置に送り込み、読取
送信が行われる。なお、この時は記録ローラ4が駆動さ
れていないため、記録紙が無駄に送られるということは
ない。
【0023】コピーモードの場合には、まず、送信読取
時と同様に駆動モータ30が図1で反時計方向に回転
し、図3に示すように、第一移動ギア35が中間ギア2
9に噛み合い、同時に第二移動ギア36が給紙ローラギ
ア27に噛み合う。これによって、給紙ローラ7が駆動
され、原稿6が読み取り位置に送り込まれる。この原稿
6の先端が読取ヘッド8と読取ローラ9との間に噛み込
まれた時点で、駆動モータ30が逆転し、図2に示すよ
うに、第一移動ギア35が記録ローラギア26に噛み合
い、同時に第二移動ギア36が読取ローラギア28に噛
み合う。その後も、記録ローラ4及び読取ローラ9が矢
印Cで示す方向に回転駆動され、原稿6と記録紙2とを
同時送りし、読取ヘッド8で原稿6を読み取り、その読
取情報を記録ヘッド3で記録紙2に記録することで、コ
ピーが行われる。連続コピーの場合はこの動作を繰り返
す。
【0024】なお、上記実施例では、支持軸31に第一
移動ギアベース34aと第二移動ギアベース34bを一
体とした構造の移動ギアベース34を旋回自在に取付け
たが、本発明はこの構成に限らず、第一移動ギアベース
34aと第二移動ギアベース34bとをそれぞれ別部品
とし、それぞれが独立して旋回可能としてもよい。ま
た、上記実施例では、駆動ギア33を支持軸31に回転
可能に設けモータギア32で駆動する構成としている
が、駆動ギア33の駆動方式はこの例に限らず、適宜変
更可能であり、例えば、支持軸31を駆動モータ30で
回転駆動するように構成し、その支持軸31に駆動ギア
33を固定してもよい。この場合にも、第一移動ギアベ
ース34aと第二移動ギアベース34bは、その支持軸
31に対して旋回可能としておけばよい。更に、上記実
施例では一つの駆動ギア33に対して第一移動ギア35
と第二移動ギア36とを噛み合わせているが、本発明は
この場合に限らず、支持軸31に二つの駆動ギアを取付
け、その第一の駆動ギアを第一移動ギア35に、第二の
駆動ギアを第二移動ギア36に噛み合わせる構成として
もよく、更には、支持軸31を2本設け、その一方には
第一の駆動ギアを保持させると共にその駆動ギアに噛み
合う第一移動ギアを保持した第一移動ギアベースを旋回
可能に保持させ、他方には第二の駆動ギアを保持させる
と共にその駆動ギアに噛み合う第二移動ギアを保持した
第二移動ギアベースを旋回可能に保持させ、両駆動ギア
を共に共通の駆動モータ30で駆動する構成としてもよ
い。
【0025】また、上記実施例では、記録ローラギア2
6、給紙ローラギア27、読取ローラギア28をそれぞ
れ、記録ローラ4、給紙ローラ7、読取ローラ9の軸に
固定し、直接、対応するローラを駆動する構成としてい
るが、この代わりに、これらの記録ローラギア26、給
紙ローラギア27、読取ローラギア28の回転を、ギア
等の適当な駆動連結手段を用いて対応するローラに伝達
するように構成してもよい。
【0026】次に、図5は本願の請求項4に記載の発明
の実施例による情報通信装置の概略構成を示すものであ
り、図1に示す実施例と同一部品には同一符号を付けて
示している。すなわち、1は受信記録系であり、記録紙
2に記録を行うサーマルヘッド等の記録ヘッド3及び記
録紙2を搬送する記録ローラ4等を備えている。5は送
信読取系であり、原稿6を読取位置に給紙する給紙ロー
ラ7、原稿読取を行う密着イメージセンサ等の読取ユニ
ット8、原稿6を搬送する読取ローラ9等を備えてい
る。
【0027】45は、記録ローラ4、給紙ローラ7、読
取ローラ9を駆動する駆動装置である。この駆動装置4
5は、記録ローラ4を駆動するように連結された記録ロ
ーラギア46と、その記録ローラギア46に中間ギア4
7、48を介して駆動連結され記録ローラギア46とは
反対方向に回転する伝達ギア49と、給紙ローラ7及び
読取ローラ9を駆動するように連結された読取ローラギ
ア50と、これらの記録ローラギア46、伝達ギア4
9、読取ローラギア50から等距離の位置に配置された
駆動軸52と、その駆動軸52を矢印Eで示す正方向と
矢印Fで示す逆方向に駆動する単一の駆動モータ53等
を備えている。この駆動軸52には、図9、図10に示
すように、先端に駆動ギア55が固定して設けられてお
り、また、中間位置に、移動ギアベース56が、駆動軸
の逆方向の回転のみを伝達するワンウェイクラッチ57
を介して回転可能に取付けられている。この移動ギアベ
ース56には3個の移動ギア58A、58B、58C
(図5参照)が回転自在に保持され、且つ中央の駆動ギ
ア55に噛み合っている。
【0028】図5において、移動ギアベース56に保持
された3個の移動ギア58A、58B、58Cは同一直
径のものであり、且つ、移動ギアベース56の矢印F方
向の回転によって、各移動ギアが駆動ギア55と記録ロ
ーラギア46の間、駆動ギア55と伝達ギア49の間、
或いは駆動ギア55と読取ローラギア50の間に位置し
た時、記録ローラギア46、伝達ギア49、或いは読取
ローラギア50に噛み合うことができる直径のものであ
る。更に、この3個の移動ギア58A、58B、58C
の、移動ギアベース56に対する取付位置は、移動ギア
ベース56を回転させることにより、いずれか一つの移
動ギアが記録ローラギア、伝達ギア、読取ローラギアの
いずれか一つのみに噛み合うことができ、かつ二つの移
動ギアが同時に記録ローラギアと読取ローラギアに噛み
合うことができるように定められている。すなわち、移
動ギアベース56を図5に示す位置とした時には、二つ
の移動ギア58A、58Bがそれぞれ記録ローラギア4
6、読取ローラギア50に噛み合い、その移動ギアベー
ス56を図6に示す位置に回転させた時には、一つの移
動ギア58Cのみが伝達ギア49に噛み合い、図7に示
す位置に回転させた時には、一つの移動ギア58Aのみ
が読取ローラギア50に噛み合い、図8に示す位置に回
転させた時には、一つの移動ギア58Cのみが記録ロー
ラギア46に噛み合うように定められている。
【0029】図9において、駆動モータ53を取付けて
いる支持板60と移動ギアベース56との間には、摩擦
板62とそれを移動ギアベース56に押し付けるばね6
3等を有する拘束手段61が設けられている。この拘束
手段61は、移動ギアベース56に対して適当な摩擦力
を与え、駆動軸52の正方向の回転時に移動ギアベース
56が動かないように保持するものであり、駆動軸52
が逆方向に回転した時には、その回転がワンウェイクラ
ッチ57を介して移動ギアベース56に伝達され、移動
ギアベース56は、拘束手段61による摩擦力に打ち勝
って回転することができる。なお、拘束手段61は図示
実施例に示すような、移動ギアベース56に適当な摩擦
力を加える機構のものに限定されず、移動ギアベース5
6に所定値以上のトルクが加わるまでは、その移動ギア
ベース56を動かないように保持しうる任意の構造のも
のを使用可能であり、例えば、移動ギアベース56に半
球状の凹部を形成し、その凹部に、定位置で往復動のみ
を可能に保持された球をばねで押し込むように構成した
位置決め機構を用いてもよい。
【0030】なお、図5において、65は読取ローラギ
ア50に噛み合う被駆動ギア、66はその被駆動ギア6
5と同一軸上に設けられたギア、67はギア66に噛み
合う給紙ローラギアであり、ワンウェイクラッチ68を
介して給紙ローラ7に連結されている。
【0031】以上のように構成された情報通信装置につ
いて、以下その動作を説明する。受信記録モードの時に
は、駆動モータ53が逆方向に回転し、駆動軸52を図
5で矢印Fで示す逆方向に回転させ、その回転を移動ギ
アベース56に伝達し、移動ギアベース56を矢印F方
向に回転させる。そして、移動ギアベース56が図8に
示す位置に回転し、移動ギア58Cが記録ローラギア4
6に噛み合うと、駆動モータ53が停止し、移動ギアベ
ース56をその位置に停止させる。次いで、駆動モータ
53が正方向に回転し、駆動軸52を矢印Eで示す正方
向に回転させる。この時、駆動軸52の回転はワンウェ
イクラッチ57があるため、移動ギアベース56には伝
達されず、従って移動ギアベース56はその位置に保持
されている。駆動軸52の正方向の回転は、駆動ギア5
5、移動ギア58C、記録ローラギア46を介して記録
ローラ4(図5参照)に伝達され、記録ローラ4を正方
向(記録紙送り方向)に回転させる。これにより、記録
紙2を搬送して受信記録を行うことができる。
【0032】受信記録終了後は、駆動モータ53が再び
逆方向に回転して、移動ギアベース56を矢印F方向に
回転させ、図6に示す位置で停止させる。この位置で
は、移動ギア58Cが伝達ギア49に噛み合っている。
この状態で駆動モータ53が正方向に回転し、その回転
が、駆動ギア55、移動ギア58C、伝達ギア49、記
録ローラギア46等を介して記録ローラ4(図5参照)
に伝達され、今度は記録ローラ4を逆方向(記録紙引き
戻し方向)に回転させ、記録紙先端の未記録部分を記録
位置(記録ヘッドと記録ローラとの接触位置)に引き戻
す。そして、記録紙先端が記録位置まで戻ると、駆動モ
ータ53が停止し、次の受信のために待機する。
【0033】次に、送信読取モードの時には、駆動モー
タ53が逆方向に回転して、移動ギアベース56を矢印
F方向に回転させ、図7に示す位置で停止させる。この
位置では、移動ギア58Aが読取ローラギア50に噛み
合っている。この状態で駆動モータ53が正方向に回転
し、その回転が、駆動ギア55、移動ギア58A、読取
ローラギア50等を介して給紙ローラ7、読取ローラ8
(図5参照)に伝達され、給紙ローラ7、読取ローラ8
を正方向に回転させる。これにより、原稿6を繰り込ん
で原稿読取を行うことができる。
【0034】コピーモードの場合には、まず、送信読取
モードの時と同様に、図7に示す状態で駆動モータ53
が正方向に回転して、給紙ローラ7を正方向に回転さ
せ、原稿を繰り込む。この原稿の先端が読取ヘッド8と
読取ローラ9との間に噛み込まれた時点で、駆動モータ
53が停止し、次いで逆方向に回転して移動ギアベース
56を矢印F方向に回転させ、図5に示す位置に停止さ
せる。この位置では、移動ギア58Aが読取ローラギア
46に噛み合い、移動ギア58Bが読取ローラギア50
に噛み合っている。次いで、駆動モータ53が正方向に
回転し、その回転が、駆動ギア55、移動ギア58C、
記録ローラギア46を介して記録ローラ4に伝達され、
同時に、駆動ギア55、移動ギア58A、読取ローラギ
ア50等を介して給紙ローラ7、読取ローラ8に伝達さ
れる。これにより、原稿6と記録紙2とが同時に搬送さ
れ、読取ヘッド8で原稿6を読み取り、その読取情報を
記録ヘッド3で記録紙2に記録することで、コピーを行
うことができる。連続コピーの場合はこの動作を繰り返
せばよい。なお、コピー終了時にも、受信記録終了時と
同様に、移動ギアベース56を図6に示す位置に移動さ
せ、記録ローラ4を逆方向に回転させて記録紙先端を引
き戻し、次の受信或いはコピー動作に備える。
【0035】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本願の
請求項1〜3に記載の情報通信装置は、単一の駆動モー
タを用い、その駆動モータで駆動される駆動ギアと同軸
状に旋回可能な第一移動ギアベースを設け、その第一移
動ギアベースに第一移動ギアを前記駆動ギアに噛み合う
ように取付け、更に、前記駆動ギア若しくはそれとは別
の駆動ギアと同軸状に旋回可能な第二移動ギアベースを
設け、その第二移動ギアベースに第二移動ギアを前記駆
動ギアに噛み合うように取付け、しかも、前記駆動ギア
が一方向(記録紙搬送方向)に回転した時には、第一移
動ギアベースと第二移動ギアベースが一方向に旋回し
て、第一移動ギアが記録ローラギアに、第二移動ギアが
読取ローラギアに噛み合い、また、駆動ギアがその逆に
回転した時には、第一移動ギアベースと第二移動ギアベ
ースが逆に旋回して、第一移動ギアが読取ローラギアに
噛み合った中間ギアに、第二移動ギアが給紙ローラギア
に噛み合うように構成したので、駆動モータの駆動方向
の切替えにより、自動的に、記録ローラを駆動して記録
紙搬送を行う受信記録モードと、給紙ローラ及び読取ロ
ーラを駆動して原稿搬送を行う送信読取モードと、記録
ローラ及び読取ローラを駆動して原稿と記録紙の同時搬
送を行うコピーモードとすることができ、従来のよう
に、多くのワンウェイクラッチを用いる必要がなく、ま
たコピー時用のメモリを設ける必要がなく、装置のコン
パクト化及び低価格化を図ることができるという効果を
有している。
【0036】また、本願の請求項4に記載の発明は、記
録ローラを駆動するように連結された記録ローラギア
と、その記録ローラギアに駆動連結され記録ローラギア
とは反対方向に回転する伝達ギアと、給紙ローラ及び読
取ローラを駆動するように連結された読取ローラギアと
から等距離の位置に駆動軸を配置し、その駆動軸を単一
の駆動モータによって正逆方向に駆動するように構成す
ると共に、その駆動軸には駆動ギアを固定して設け、且
つ、その駆動ギアに噛み合う複数の移動ギアを保持した
移動ギアベースを駆動軸の逆方向の回転のみを伝達する
ワンウェイクラッチを介して回転可能に設け、その移動
ギアベースに対する移動ギアの取付位置を、前記移動ギ
アベースを回転させることにより、いずれか一つの移動
ギアが記録ローラギア、伝達ギア、読取ローラギアのい
ずれか一つのみに噛み合うことができ、且つ二つの移動
ギアが同時に記録ローラギアと読取ローラギアに噛み合
うことができるように定め、更に、前記駆動軸の正転時
に前記移動ギアベースを回転しないように保持する拘束
手段を設けるという構成を備えているので、駆動モータ
の逆回転によって、移動ギアベースを所望の位置に回転
させて停止させることができ、これにより、駆動軸の回
転を記録ローラに伝達する受信記録モードと、駆動軸の
回転を給紙ローラ及び読取ローラに伝達する送信読取モ
ードと、駆動軸の回転を記録ローラ、給紙ローラ及び読
取ローラに伝達するコピーモードに切り換えることがで
き、従来のように、多くのワンウェイクラッチを用いる
必要がなく、またコピー時用のメモリを設ける必要がな
く、装置のコンパクト化及び低価格化を図ることができ
るという効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願の請求項1に記載の発明の実施例による情
報通信装置の駆動系の概略構成を示す斜視図
【図2】上記実施例を受信記録モードの状態で示す概略
斜視図
【図3】上記実施例を送信読取モードの状態で示す概略
斜視図
【図4】図1のX−X矢視断面図
【図5】本願の請求項4に記載の発明の実施例による情
報通信装置の駆動系の概略構成を示す斜視図
【図6】図5の実施例における駆動装置を、記録紙引き
戻しモードの状態で示す概略側面図
【図7】図5の実施例における駆動装置を、送信読取モ
ードの状態で示す概略側面図
【図8】図5の実施例における駆動装置を、受信記録モ
ードの状態で示す概略側面図
【図9】図5の実施例における駆動装置の要部の概略断
面図
【図10】図5の実施例における駆動装置の要部の概略
斜視図
【図11】従来の情報通信装置の駆動系の概略構成を示
す斜視図
【符号の説明】
1 受信記録系 2 記録紙 3 記録ヘッド 4 記録ローラ 5 送信読取系 6 原稿 7 給紙ローラ 8 読取ヘッド 9 読取ローラ 25 駆動装置 26 記録ローラギア 27 給紙ローラギア 28 読取ローラギア 29 中間ギア 30 駆動モータ 31 支持軸 32 モータギア 33 駆動ギア 34 移動ギアベース 34a 第一移動ギアベース 34b 第二移動ギアベース 35 第一移動ギア 36 第二移動ギア 38 コイルスプリング 45 駆動装置 46 記録ローラギア 49 伝達ギア 50 読取ローラギア 52 駆動軸 53 駆動モータ 55 駆動ギア 56 移動ギアベース 58A、58B、58C 移動ギア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/00 108 Q 7046−5C 1/31 9186−5C

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録紙に記録を行う記録手段と、その記
    録紙を搬送する記録ローラと、セットされた原稿を給紙
    する給紙ローラと、原稿を読取のために搬送する読取ロ
    ーラと、その原稿を読み取る読取手段と、前記記録ロー
    ラ、給紙ローラ及び読取ローラを駆動する駆動装置とを
    備え、その駆動装置が、前記記録ローラを駆動するよう
    に連結された記録ローラギアと、前記給紙ローラを駆動
    するように連結された給紙ローラギアと、前記読取ロー
    ラを駆動するように連結された読取ローラギアと、その
    読取ローラギアに噛み合うように設けられた中間ギア
    と、単一の駆動モータと、その駆動モータによって駆動
    される駆動ギアと、その駆動ギアと同軸状に旋回自在に
    設けられた第一移動ギアベースと、その第一移動ギアベ
    ースに回転自在に保持され且つ前記駆動ギアと噛み合う
    第一移動ギアであって、第一移動ギアベースが前記記録
    ローラギアの方向に旋回した時その記録ローラギアに噛
    み合い、反対方向へ旋回した時前記中間ギアに噛み合う
    ように配置された第一移動ギアと、前記駆動ギアが回転
    した時、その回転方向のトルクを前記第一移動ギアベー
    スに与えるトルク付与手段と、前記駆動ギアと同軸状に
    旋回自在に設けられた第二移動ギアベースと、その第二
    移動ギアベースに回転自在に保持され且つ前記駆動ギア
    と噛み合う第二移動ギアであって、第二移動ギアベース
    が前記読取ローラギアの方向に旋回した時その読取ロー
    ラギアに噛み合い、反対方向へ旋回した時前記給紙ロー
    ラギアに噛み合うように配置された第二移動ギアと、前
    記駆動ギアが回転した時、その回転方向のトルクを前記
    第二移動ギアベースに与えるトルク付与手段とを有する
    ことを特徴とする情報通信装置。
  2. 【請求項2】 第一移動ギアベースと第二移動ギアベー
    スが一体構造に構成されており、その第一移動ギアベー
    スと第二移動ギアベースとが一方向に旋回して第一移動
    ギアが記録ローラギアに噛み合った時、第二移動ギアが
    読取ローラギアに噛み合い、反対方向に旋回して第一移
    動ギアが中間ギアに噛み合った時、第二移動ギアが給紙
    ローラギアに噛み合うように構成されていることを特徴
    とする請求項1記載の情報通信装置。
  3. 【請求項3】 記録紙に記録を行う記録手段と、その記
    録紙を搬送する記録ローラと、セットされた原稿を給紙
    する給紙ローラと、原稿を読取のために搬送する読取ロ
    ーラと、その原稿を読み取る読取手段と、前記記録ロー
    ラ、給紙ローラ及び読取ローラを駆動する駆動装置とを
    備え、その駆動装置が、前記記録ローラを駆動するよう
    に連結された記録ローラギアと、前記給紙ローラを駆動
    するように連結された給紙ローラギアと、前記読取ロー
    ラを駆動するように連結された読取ローラギアと、その
    読取ローラギアに噛み合うように設けられた中間ギア
    と、単一の駆動モータと、その駆動モータによって駆動
    される第一の駆動ギアと、その第一の駆動ギアと同軸状
    に旋回自在に設けられた第一移動ギアベースと、その第
    一移動ギアベースに回転自在に保持され且つ前記第一の
    駆動ギアと噛み合う第一移動ギアであって、第一移動ギ
    アベースが前記記録ローラギアの方向に旋回した時その
    記録ローラギアに噛み合い、反対方向へ旋回した時前記
    中間ギアに噛み合うように配置された第一移動ギアと、
    前記駆動ギアが回転した時、その回転方向のトルクを前
    記第一移動ギアベースに与えるトルク付与手段と、前記
    駆動モータによって駆動される第二の駆動ギアと、その
    第二の駆動ギアと同軸状に旋回自在に設けられた第二移
    動ギアベースと、その第二移動ギアベースに回転自在に
    保持され且つ前記第二の駆動ギアと噛み合う第二移動ギ
    アであって、第二移動ギアベースが前記読取ローラギア
    の方向に旋回した時その読取ローラギアに噛み合い、反
    対方向へ旋回した時前記給紙ローラギアに噛み合うよう
    に配置された第二移動ギアと、前記第二の駆動ギアが回
    転した時、その回転方向のトルクを前記第二移動ギアベ
    ースに与えるトルク付与手段とを有することを特徴とす
    る情報通信装置。
  4. 【請求項4】 記録紙に記録を行う記録手段と、その記
    録紙を搬送する記録ローラと、セットされた原稿を給紙
    する給紙ローラと、原稿を読取のために搬送する読取ロ
    ーラと、その原稿を読み取る読取手段と、前記記録ロー
    ラ、給紙ローラ及び読取ローラを駆動する駆動装置とを
    備え、その駆動装置が、前記記録ローラを駆動するよう
    に連結された記録ローラギアと、その記録ローラギアに
    駆動連結され記録ローラギアとは反対方向に回転する伝
    達ギアと、前記給紙ローラ及び読取ローラを駆動するよ
    うに連結された読取ローラギアと、前記記録ローラギ
    ア、伝達ギア、読取ローラギアから等距離の位置に配置
    された駆動軸と、その駆動軸を正逆方向に駆動する単一
    の駆動モータと、前記駆動軸に固定された駆動ギアと、
    前記駆動軸に、駆動軸の逆方向の回転のみを伝達するワ
    ンウェイクラッチを介して取付けられた移動ギアベース
    と、その移動ギアベースに回転自在に保持され且つ前記
    駆動ギアと噛み合う複数の移動ギアであって、前記移動
    ギアベースの回転により前記記録ローラギア、伝達ギ
    ア、読取ローラギアに噛み合う位置に移動可能な移動ギ
    アと、前記駆動軸の正転時に前記移動ギアベースを回転
    しないように保持する拘束手段とを備えており、前記移
    動ギアベースに対する複数の移動ギアの取付位置は、前
    記移動ギアベースを回転させることにより、いずれか一
    つの移動ギアが記録ローラギア、伝達ギア、読取ローラ
    ギアのいずれか一つのみに噛み合うことができ、かつ二
    つの移動ギアが同時に記録ローラギアと読取ローラギア
    に噛み合うことができるように定められていることを特
    徴とする情報通信装置。
JP4104200A 1992-04-23 1992-04-23 情報通信装置 Pending JPH05294525A (ja)

Priority Applications (1)

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JP4104200A JPH05294525A (ja) 1992-04-23 1992-04-23 情報通信装置

Applications Claiming Priority (1)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000048385A1 (fr) * 1999-02-15 2000-08-17 Rohm Co., Ltd. Dispositif de traitement d'images
WO2005060232A1 (ja) * 2003-12-19 2005-06-30 Sharp Kabushiki Kaisha 印刷装置

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WO2000048385A1 (fr) * 1999-02-15 2000-08-17 Rohm Co., Ltd. Dispositif de traitement d'images
US6948871B1 (en) 1999-02-15 2005-09-27 Rohm Co., Ltd. Image processing device
WO2005060232A1 (ja) * 2003-12-19 2005-06-30 Sharp Kabushiki Kaisha 印刷装置
US7614736B2 (en) 2003-12-19 2009-11-10 Sharp Kabushiki Kaisha Printing apparatus

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