JP3449511B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JP3449511B2
JP3449511B2 JP00896896A JP896896A JP3449511B2 JP 3449511 B2 JP3449511 B2 JP 3449511B2 JP 00896896 A JP00896896 A JP 00896896A JP 896896 A JP896896 A JP 896896A JP 3449511 B2 JP3449511 B2 JP 3449511B2
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の属する技術分野】本発明は複数の原稿を送信
部に所定間隔をおいて確実に送り込むことができるよう
にしたファクシミリ装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、ファクシミリ装置の一例として図
15に示すものがある。これは、送信部1と、受信部2
と、記録紙切断部3とを備えており、送信部1は、原稿
Gの搬送方向aに沿って所定間隔ごとに配列された給紙
ローラ5,5、送りローラ6、送信側プラテンローラ7
及び排紙ローラ8と、各給紙ローラ5,5に当接する弾
性体9と、読み取り装置部10とを有し、送りローラ6
及び排紙ローラ8に押さえローラ6a,8aが圧接され
ており、複数枚の原稿Gを差し込み口11に差し込む
と、それを検知するセンサー(図示せず)からの検知信
号に基づいて各ローラ5〜8が回転駆動され、各給紙ロ
ーラ5,5と弾性体9とでその両者間に供給された複数
枚の原稿Gが搬送方向aに沿って前後に若干位置ずれし
て分離され、その分離作用をうけて給紙ローラ5,5と
弾性体9との間を通過した原稿Gは、送りローラ6と押
さえローラ6aとにより挟まれて前方に送り込まれると
共に、送信側プラテンローラ7により読み取り装置部1
0に押し付けられ、該ヘッド10で原稿Gに記載されて
いる情報が読み取られた後、排紙ローラ8と押さえロー
ラ8aとによって取出し口12から外部に送り出され、
前記読み取り装置部10に読み取られた情報は直ちに送
信されるようになっている。 【0003】受信部2は、記録ヘッド13と、該ヘッド
13に当接する受信側プラテンローラ14とを有してお
り、記録ヘッド13により受信信号をロール紙から引き
出した記録紙Pに記録し、プラテンローラ14を回転駆
動することにより受信信号を記録した記録紙Pを筐体S
の送り出し口15から外部に送り出すようになってい
る。 【0004】記録紙切断部3は、支軸16に固着された
カッター17と、記録紙Pを挟んでカッター17に対向
する固定刃18とからなっており、支軸16を介してカ
ッター17を所定角度往復回動させることにより、その
カッター17と固定刃18とで受信部2から送り出され
てきた記録紙Pを切断して切り離すようになっている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】上記構成によれば、差
し込み口11に差し込んだ複数の原稿Gの1枚目と2枚
目との間の間隔を確保するため、給紙ローラ5,5を排
紙ローラ8よりも低速で回転させて、原稿Gの送り込み
速度を遅くしているが、このままでは、排紙ローラ8に
より原稿Gを送り出す際に、その原稿Gに接する給紙ロ
ーラ5,5がブレーキになり、原稿Gを円滑に送り出す
ことができなくなる。そこで、給紙ローラ5,5に一方
向クラッチを設けて、給紙ローラ5,5を空回りさせる
ようにしているが、その一方向クラッチが高価であるた
め、製作費が高くつく。 【0006】本発明は、上記難点に鑑み、構造が簡単で
製作費を安くすることができるファクシミリ装置を提供
することを目的としている。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、原稿を送り込むための給紙
ローラ、原稿の記録を読み取るための読み取り装置部及
び原稿を送り出すための排紙ローラを有する送信部と、
受信信号を記録紙に記録するための記録ヘッド及び受信
信号を記録した記録紙を送り出すためのプラテンローラ
を有する受信部と、該受信部から送り出された記録紙を
切り離すためのカッターを有する記録紙切断部とを備え
たファクシミリ装置において、前記給紙ローラ及び排紙
ローラを駆動モータに連動連結させると共に、給紙ロー
ラと駆動モータとの連動連結を解除するための遊星歯車
機構が設けられており、該遊星歯車機構は、排紙ローラ
に同心状に固定した排紙用歯車に連動連結された太陽歯
車と、該太陽歯車の支軸に揺動可能に枢支された揺動レ
バーと、該揺動レバーに枢着されて太陽歯車に噛合する
遊星歯車とを有し、前記遊星歯車が、給紙ローラに同心
状に固定した給紙用歯車と欠歯部を形成した中間歯車と
に択一的に噛合可能に構成され、前記中間歯車に同心状
に圧接する従動歯車が前記給紙用歯車に噛合され、前記
中間歯車に一体形成したカムに係合凹部が形成され、そ
の係合凹部に係合可能な突起部が前記揺動レバーに形成
されており、前記太陽歯車を回転させることにより、排
紙用歯車を介して排紙ローラを回転させると共に、太陽
歯車の回転に連動して移動する遊星歯車を中間歯車に噛
合させ、該中間歯車の回転により給紙用歯車を介して前
記給紙ローラを前記排紙ローラとほぼ同速度で回転させ
ることにより原稿を送り込んだ後、前記中間歯車が所定
角度回転されて前記欠歯部を遊星歯車に対向させること
により、遊星歯車と中間歯車との噛合状態を解除し、原
稿の送り込みに伴って回転する給紙ローラにより給紙用
歯車及び従動歯車を介して中間歯車が回転されると共
に、前記揺動レバーがカムに向かって回動され、該カム
の係合凹部に揺動レバーの突起部を嵌入させるようにし
たことを特徴としている。 【0008】上記構成において、複数の原稿を差し込み
口に差し込み、給紙モードにより1枚目の原稿を読み取
り位置まで搬送した後、送信モードまたはコピーモード
に切り換えることにより、遊星歯車機構により、給紙ロ
ーラ及び排紙ローラがほぼ同速度で回転されて、1枚目
の原稿が送り込まれ、その原稿の記録が読み取り装置部
により読み取られると共に、給紙ローラと駆動モータと
の連動連結が解除され、原稿が給紙ローラを通過するこ
とにより、該給紙ローラの回転が停止され、2枚目の原
稿が送り込まれるのを阻止する。1枚目の原稿が排紙ロ
ーラを通過した後、再び、上記操作が繰り返されて、2
枚目以降の各原稿が所定間隔をおいて送り込まれ、その
各原稿の記録が読み取り装置部により読み取られる。 【0009】この場合、給紙ローラ及び排紙ローラを回
転させて複数の原稿を送信部内に順次送り込むと共に、
遊星歯車機構により給紙ローラを一旦停止させて、その
各原稿間に所定の間隔を形成するようになっているの
で、前記給紙ローラに、従来のように高価な一方向クラ
ッチを設ける必要がなく、製作費を安くすることができ
る。 【0010】また、給紙ローラと排紙ローラとをほぼ同
速度で回転させることにより、原稿が排紙ローラに噛み
込むまで所定の送り量の読み取りができるので、従来必
要であった送りローラを省略することができ、その省略
した分だけ構造が簡単になり、製作費を安くすることが
できる。 【0011】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の実施の一形態であ
るファクシミリ装置を示すものであって、図15に示す
従来例と大略同じであるから、同一部分に同一符号を付
してその説明を省略する。なお、20はステッピングモ
ータ(駆動モータ)、21は受話器である。 【0012】図2は、給紙ローラ5、排紙ローラ8、受
信側プラテンローラ14及びカッター17のうち、その
適当なものを選択してステッピングモータ20に連動連
結するためのカム機構22と、該カム機構22に連動し
て作動する遊星歯車機構23とを基枠24に取り付けた
状態を示している。 【0013】前記カム機構22は、図2〜図5に示すよ
うに、一対のカム25,26を形成したカム用歯車27
と、該カム用歯車27の近傍に配置されてステッピング
モータ20により矢印b,c方向に回転される駆動歯車
28に噛合する太陽歯車29と、該太陽歯車29に固着
した小歯車29bと、その太陽歯車29の支軸29aに
揺動可能に枢支された一対の揺動レバー30,31と、
該各揺動レバー30,31に枢着されて太陽歯車29の
小歯車29bに噛合する一対の遊星歯車32,33とを
有し、カム用歯車27の近傍に設けた支軸35に一対の
カムレバー36,37が揺動可能に枢支され、その両カ
ムレバー36,37間に介装したばね38により、その
一方のカムレバー36に形成した突起部36aが一方の
カム25に押し付けられ、その他方のカムレバー37に
形成した突起部37aが他方のカム26に押し付けられ
ている。 【0014】前記カム用歯車27に噛合可能な一方の遊
星歯車32に対向して、受信側プラテンローラ14に歯
車機構40を介して連動連結されたプラテンローラ用従
動歯車41と、カッター17の支軸16にクランク機構
42及び歯車機構43を介して連動連結されたカッター
用従動歯車44とが配置され、また、他方の遊星歯車3
3に対向して、前記遊星歯車機構23の太陽歯車23a
に中間歯車46を介して連動連結された給排用第1従動
歯車47と、該給排用第1従動歯車47に噛合する給排
用第2従動歯車48とが配置されている。なお、図2
中、49は歯車機構43の1つの歯車に形成した円形カ
ム43aの切欠面43Aに対向して設けたカッター動作
検知用リミットスイッチ、図3中、35aは支軸35の
上端部に止着したカムレバー抜け止め用ストッパーリン
グである。 【0015】図3に示すように、前記一方のカムレバー
36には、一方の揺動レバー30の先端に突設した突起
部30aに対向して給紙及び送信用前段36A、受信及
びコピー用中段36B及び切断用後段36Cが形成さ
れ、また、図4(a)に示すように、一方のカムレバー
36の突起部36aに対向する一方のカム25には、給
紙及び送信用大径部25A、受信及びコピー用中径部2
5B及び切断用小径部25Cが形成されている。 【0016】また、図3に示すように、他方のカムレバ
ー37の中央部に、カム用歯車27の支軸27aに遊嵌
合する略長孔状の貫通孔50が形成され、そのカム用歯
車27と他方のカムレバー37とが互いに干渉しないよ
うに構成し、また、他方の揺動レバー31の先端に突起
部31aが突設され、該突起部31aに対向して基枠2
4にストッパー24aが切り起こして形成されており、
他方の揺動レバー31が略垂直状態から一方のカムレバ
ー36側に移動しないように構成している。更に、図4
(b)に示すように、他方のカムレバー37の突起部3
7aに対向する他方のカム26には、給紙用小径部26
A、送信及びコピー用中径部26B及び受信及び切断用
大径部26Cが形成されている。 【0017】上記構成において、図4(a)に示すよう
に、一方のカム25を矢印d方向に所定間隔ごとに間欠
回転させて、大径部25AのA及びB位置をカムレバー
36の突起部36aに対向させることにより、揺動レバ
ー30の突起部30aに給紙及び送信用前段36Aが対
向し(図6の給紙モード及び図7の送信モード参照)、
中径部25BのC及びD位置をカムレバー36の突起部
36aに対向させることにより、揺動レバー30の突起
部30aに受信及びコピー用中段36Bが対向し(図9
の受信モード及び図11のコピーモード参照)、小径部
25CのE位置をカムレバー36の突起部36aに対向
させることにより、揺動レバー30の突起部30aに切
断用後段36Cが対向するようになっている(図10の
切断モード参照)。 【0018】また、図4(b)に示すように、他方のカ
ム26を矢印d方向に所定間隔ごとに間欠回転させて、
小径部26AのF位置をカムレバー37の突起部37a
に対向させることにより、他方の遊星歯車33が給排用
第1従動歯車47に噛合するのを許容し(図6の給紙モ
ード参照)、中径部26BのG及びH位置をカムレバー
37の突起部37aに対向させることにより、該カムレ
バー37により揺動レバー31を押さえて、他方の遊星
歯車33が給排用第2従動歯車48に噛合するのを許容
し(図7の送信モード及び図11のコピーモード参
照)、大径部26CのI及びJ位置をカムレバー37の
突起部37aに対向させることにより、該カムレバー3
7により揺動レバー31を押さえて、他方の遊星歯車3
3が給排用第1、第2従動歯車47,48に噛合しない
ようにしている(図9の受信モード及び図10の切断モ
ード参照)。 【0019】前記遊星歯車機構23は、図2及び図5に
示すように、太陽歯車23aに固着した小歯車23b
と、その太陽歯車23aの支軸52に揺動可能(矢印
e,f方向)に枢支された揺動レバー53と、該揺動レ
バー53に枢着されて太陽歯車23aの小歯車23bに
噛合する遊星歯車54とを有し、前記太陽歯車23aは
排紙ローラ8に同心状に固定した排紙用歯車55に噛合
され、前記遊星歯車54は、給紙ローラ5に同心状に固
定した給紙用歯車56と約130°にわたって欠歯部5
7aを形成した中間歯車57とに択一的に噛合可能に構
成され、該中間歯車57は支軸58に回転可能に嵌合さ
れ、その中間歯車57と支軸58に回転可能に嵌合する
従動歯車59とがばね60により圧接され、その従動歯
車59は給紙用歯車56に噛合されている。 【0020】前記揺動レバー53は、二股状に形成され
ており、一対の突起部53a,53bを有している。ま
た、前記中間歯車57に一体形成したカム61に、前記
一方の突起部53aが係合する係合凹部61aと前記他
方の突起部53bが係合する係合凸部61bとが形成さ
れている。なお、図2中、62は揺動レバー53の回り
過ぎを防止するためのストッパーピン、図5中、52a
及び58aは支軸52,58の上端部にそれぞれ止着し
た抜け止め用ストッパーリングである。 【0021】上記構成において、図2に示す状態から太
陽歯車23aを矢印f方向に回転させると、それに連動
して揺動レバー53が同方向に移動して、係合凸部61
bから突起部53bが外れると共に、遊星歯車54が中
間歯車57に噛合され、給紙ローラ5が回転し、読み取
り装置部10により原稿Gが読み取られる。この時、給
紙ローラ5と排紙ローラ8とがほぼ同速で回転している
ので、正確に読み取ることができる。前記中間歯車57
が約230°回転した時点で、図8(a)に示すよう
に、遊星歯車54が欠歯部57aに対向し、太陽歯車2
3aと中間歯車57との連動連結が解除される。 【0022】次に、給紙ローラ5と弾性体9との間に挟
まれた原稿Gが排紙ローラ8と押さえローラ8aとによ
り矢印a方向に送り出されるのに連動して給紙ローラ5
が回転され、その給紙ローラ5の回転により給紙用歯車
56及び従動歯車59を介して中間歯車57が約60°
回転されることにより、図8(b)に示すように、揺動
レバー53の他方の突起部53aが係合凹部61aに嵌
入し、中間歯車57の回転が停止される。従って、これ
以後、原稿Gが給紙ローラ5と弾性体9との間を通過す
るまでは、従動歯車59が中間歯車57上を滑って空回
りする。従って、従来必要とされていた送りローラ6
(図15参照)を省略することができる。 【0023】原稿Gが給紙ローラ5と弾性体9との間を
通過することにより、給紙ローラ5の回転が停止される
ため、その給紙ローラ5の手前で待機する2枚目の原稿
Gが連続的に送り込まれる虞れがない。従って、従来、
給紙ローラ5に設けていた一方向クラッチが不要であ
る。 【0024】続いて、図8(c)に示すように、太陽歯
車23aを矢印e方向に回転させると、それに連動して
揺動レバー53が同方向に移動して、遊星歯車54が給
紙用歯車56に噛合され、太陽歯車23aの回転により
給紙用歯車56及び従動歯車59を介して中間歯車57
が回転され、係合突起部61aが他方の突起部53bに
対向して、図2に示す元の状態に戻る。 【0025】モード切換の動作を説明する。図2はモー
ド切換状態を示すものであって、一方の遊星歯車32が
カム用歯車27に噛合されており、この状態で、ステッ
ピングモータ20により駆動歯車28を矢印c方向に回
転させることにより、カム用歯車27を矢印d方向に所
定角度間欠回転させて、給紙モード(図6)、送信モー
ド(図7)、受信ーモード(図9)、切断モード(図1
0)及びコピーモード(図11)に切り換えることがで
きるようになっている。 【0026】図6は給紙モードを示すものであって、モ
ード切換状態(図2)で駆動歯車28を矢印b方向に回
転させることにより、それに連動して太陽歯車29を介
して両遊星歯車32,33が矢印g方向に移動され、そ
の一方の遊星歯車32は、一方の揺動レバー30の突起
部30aが一方のカムレバー36の前段36Aに当接さ
れることにより、カム用歯車27から離間した状態を保
持し、その他方の遊星歯車33は、他方の揺動レバー3
1が他方のカムレバー37に当接することにより、給排
用第1従動歯車47に噛合しており、それに連動して遊
星歯車機構23の太陽歯車23aが矢印e方向に回転さ
れ、遊星歯車54及び給紙用歯車56を介して給紙ロー
ラ5が回転され、その給紙ローラ5と弾性体9とで挟ま
れた原稿Gが矢印a方向に送り込まれる。 【0027】図7は送信モードを示すものであって、モ
ード切換状態(図2)で駆動歯車28を矢印c方向に回
転させることにより、一方のカム25の大径部25Aの
B位置を一方のカムレバー36の突起部36aに対向さ
せると共に、他方のカム26の中径部26BのG位置を
他方のカムレバー37の突起部37aに対向させる。次
に、駆動歯車28を矢印b方向に回転させることによ
り、それに連動して太陽歯車29を介して両遊星歯車3
2,33が矢印g方向に移動され、その一方の遊星歯車
32は、一方の揺動レバー30の突起部30aが一方の
カムレバー36の前段36Aに当接されることにより、
カム用歯車27から離間した状態を保持し、その他方の
遊星歯車33は、他方の揺動レバー31が他方のカムレ
バー37に当接することにより、給排用第2従動歯車4
8に噛合しており、それに連動して給排用第1従動歯車
47が給紙モードの場合とは逆に回転し、遊星歯車機構
23の太陽歯車23aが矢印f方向に回転され、遊星歯
車54も同方向に移動して中間歯車57に噛合し、その
中間歯車57の回転により、給紙用歯車56を介して給
紙ローラ5が回転され、その給紙ローラ5と弾性体9と
で挟まれた原稿Gが矢印a方向に送り出される。このと
き、排紙ローラ8が給紙モードの場合とは逆に矢印i方
向に回転されるので、その排紙ローラ8と押さえローラ
8aとの間に原稿Gが噛み込まれる。これによって、ほ
ぼ同速度で回転する給紙ローラ5と排紙ローラ8とによ
り原稿Gが送り出され、その原稿Gに記載されている記
録が読み取り装置部10により読み取られる。 【0028】続いて、図8(a)〜(c)に示す動作が
行われ、1枚目の原稿Gが給紙ローラ5と弾性体9との
間を通過すると、給紙ローラ5の回転が停止され、その
給紙ローラ5の手前で待機する2枚目の原稿Gが連続的
に送り込まれず、1枚目の原稿Gと2枚目の原稿Gとの
間に所定の間隙を形成することができる。 【0029】図9は受信モードを示すものであって、モ
ード切換状態(図2)で駆動歯車28を矢印c方向に回
転させることにより、一方のカム25の中径部25Bの
D位置を一方のカムレバー36の突起部36aに対向さ
せると共に、他方のカム26の大径部26CのI位置を
他方のカムレバー37の突起部37aに対向させる。次
に、駆動歯車28を矢印b方向に回転させることによ
り、それに連動して太陽歯車29を介して両遊星歯車3
2,33が矢印g方向に移動され、その一方の遊星歯車
32は、一方の揺動レバー30の突起部30aが一方の
カムレバー36の中段36Bに当接されることにより、
プラテンローラ用従動歯車41に噛合され、その他方の
遊星歯車33は、他方の揺動レバー31が他方のカムレ
バー37に当接することにより、給排用第1、2従動歯
車47,48から離間されており、前記プラテンローラ
用従動歯車41の回転に連動して歯車機構40を介して
受信側プラテンローラ14が回転され、記録ヘッド13
により受信信号を記録した記録紙Pを送り出すようにな
っている。 【0030】図10は切断モードを示すものであって、
モード切換状態(図2)で駆動歯車28を矢印c方向に
回転させることにより、一方のカム25の小径部25C
のE位置を一方のカムレバー36の突起部36aに対向
させると共に、他方のカム26の大径部26CのJ位置
を他方のカムレバー37の突起部37aに対向させる。
次に、駆動歯車28を矢印b方向に回転させることによ
り、それに連動して太陽歯車29を介して両遊星歯車3
2,33が矢印g方向に移動され、その一方の遊星歯車
32は、一方の揺動レバー30の突起部30aが一方の
カムレバー36の後段36Cに当接されることにより、
カッター用従動歯車44に噛合され、その他方の遊星歯
車33は、他方の揺動レバー31が他方のカムレバー3
7に当接することにより、給排用第1、2従動歯車4
7,48から離間されており、前記カッター用従動歯車
44の回転に連動して歯車機構43及びクランク機構4
2を介してカッター17が支軸16を中心に回転し、そ
のカッター17と固定刃18とにより記録紙Pが切断さ
れる。 【0031】図11はコピーモードを示すものであっ
て、モード切換状態(図2)で駆動歯車28を矢印c方
向に回転させることにより、一方のカム25の中径部2
5BのC位置を一方のカムレバー36の突起部36aに
対向させると共に、他方のカム26の中径部26BのH
位置を他方のカムレバー37の突起部37aに対向させ
る。次に、駆動歯車28を矢印b方向に回転させること
により、それに連動して太陽歯車29を介して両遊星歯
車32,33が矢印g方向に移動され、その一方の遊星
歯車32は、一方の揺動レバー30の突起部30aが一
方のカムレバー36の中段36Bに当接されることによ
り、プラテンローラ用従動歯車41に噛合され、その他
方の遊星歯車33は、他方の揺動レバー31が他方のカ
ムレバー37に当接することにより、給排用第2従動歯
車48に噛合されており、送信モードと受信モードとを
組み合わせたものであって、同速度で回転する給紙ロー
ラ5と排紙ローラ8とにより原稿Gが送り出され、その
原稿Gに記載されている記録が読み取り装置部10によ
り読み取られると共に、その読み取った情報が記録ヘッ
ド13により記録紙Pに記録され、その記録した記録紙
Pを送り出すようになっている。 【0032】ファクシミリ装置を制御するマイクロコン
ピュータからなる制御装置(図示せず)の作用を説明す
る。送信動作の場合は、図12に示すように、まず、差
し込み口11に原稿Gを差し込むことにより、それを検
知するセンサーの検知信号により駆動歯車28が矢印c
方向に回転され(S1)、モード切換状態(図2)から
給紙モード(図6)に切り換えられる(S2)。続い
て、駆動歯車28が矢印b方向に回転されることによ
り、給紙ローラ5と弾性体9とにより原稿Gが送り込ま
れる(S3)。次に、原稿Gが所定長さ送り込まれたな
らば(S4)、スタート釦を押すことにより、送信モー
ド(図7)に切り換えられ(S5)、駆動歯車28が矢
印b方向に回転されることにより、給紙ローラ5及び排
紙ローラ8により原稿Gを送り込み(S6)、読み取り
装置部10により原稿Gの記録を読み取って、その読み
取った信号を送信し(S7)、原稿Gを送り出す(S
8)。その後、差し込み口11に原稿Gが存在するか否
かが前記センサーにより検知され、原稿Gが存在すれ
ば、再びS1に戻り、前記操作を繰り返し、原稿Gが存
在しなければ(S9)、駆動歯車28が矢印c方向に回
転されて(S10)、モード切換状態(図2)に戻され
る(S11)。 【0033】受信動作を図13に基づいて説明すると、
まず、受信信号に基づいて駆動歯車28が矢印c方向に
回転され(S12)、モード切換状態(図2)から受信
モード(図9)に切り換えられる(S13)。続いて、
駆動歯車28が矢印b方向に回転されることにより、受
信側プラテンローラ14により記録紙Pが送り出される
と共に、受信信号が記録ヘッド13により記録紙Pに記
録される(S14)。次に、記録紙Pが所定長さ送り出
されたならば(S15)、駆動歯車28が矢印c方向に
回転され(S16)、切断モード(図10)に切り換え
られ(S17)、駆動歯車28が矢印b方向に回転され
ることにより(S18)、カッター17により記録紙P
を切断する(S19)。その後、受信信号があれば、再
びS12に戻り、前記操作を繰り返し、受信信号がなけ
れば(S20)、駆動歯車28が矢印c方向に回転され
て(S21)、モード切換状態(図2)に戻される(S
22)。 【0034】コピー動作を図14に基づいて説明する
と、まず、差し込み口11に原稿Gを差し込むことによ
り、それを検知するセンサーの検知信号により駆動歯車
28が矢印c方向に回転され(S23)、モード切換状
態(図2)から給紙モード(図6)に切り換えられる
(S24)。続いて、駆動歯車28が矢印b方向に回転
されることにより、給紙ローラ5と弾性体9とにより原
稿Gが送り込まれる(S25)。次に、原稿Gが所定長
さ送り込まれたならば(S26)、スタート釦を押すこ
とにより、コピーモード(図11)に切り換えられ(S
27)、駆動歯車28が矢印b方向に回転されることに
より、給紙ローラ5及び排紙ローラ8により原稿Gを送
り込み(S28)、読み取り装置部10により原稿Gの
記録を読み取り、その読み取った記録を記録ヘッド13
により受信側プラテンローラ14で送り出される記録紙
Pに記録し(S29)、原稿Gを送り出す。次に、記録
紙Pが所定長さ送り出されたならば(S30)、駆動歯
車28が矢印c方向に回転され(S31)、切断モード
(図10)に切り換えられ(S32)、駆動歯車28が
矢印b方向に回転されることにより(S33)、カッタ
ー17により記録紙Pを切断する(S34)。その後、
差し込み口11に原稿Gが存在するか否かが前記センサ
ーにより検知され、原稿Gが存在すれば、再びS23に
戻り、前記操作を繰り返し、原稿Gが存在しなければ
(S35)、駆動歯車28が矢印c方向に回転されて
(S36)、モード切換状態(図2)に戻される(S3
7)。 【0035】 【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、給紙ロー
ラ及び排紙ローラを回転させて複数の原稿を送信部内に
順次送り込むと共に、遊星歯車機構により給紙ローラを
一旦停止させて、その各原稿間に所定の間隔を形成する
ようになっているので、前記給紙ローラに、従来のよう
に高価な一方向クラッチを設ける必要がなく、製作費を
安くすることができる。 【0036】また、給紙ローラと排紙ローラとをほぼ同
速度で回転させることにより、従来必要であった送りロ
ーラを省略することができ、その省略した分だけ構造が
簡単になり、製作費を安くすることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施の一形態であるファクシミリ装置
の縦断面図である。 【図2】同カム機構のモード切換状態における側面図で
ある。 【図3】同カム機構の要部の分解斜視図である。 【図4】(a)及び(b)は同カム機構のカムの正面図
である。 【図5】同遊星歯車機構の分解斜視図である。 【図6】同カム機構の給紙モードにおける要部の側面図
である。 【図7】同カム機構の送信モードにおける要部の正面図
である。 【図8】(a)〜(c)は同遊星歯車機構の動作を示す
側面図である。 【図9】同カム機構の受信モードにおける要部の側面図
である。 【図10】同カム機構の切断モードにおける要部の側面
図である。 【図11】同カム機構のコピーモードにおける要部の側
面図である。 【図12】同送信動作を説明するためのフローチャート
である。 【図13】同受信動作を説明するためのフローチャート
である。 【図14】同コピー動作を説明するためのフローチャー
トである。 【図15】従来のファクシミリ装置を示す縦断面図であ
る。 【符号の説明】 1 送信部 2 受信部 3 記録紙切断部 5 給紙ローラ 8 排紙ローラ 10 読み取り装置部 13 記録ヘッド 14 プラテンローラ 17 カッター 20 ステッピングモータ(駆動モータ) 22 カム機構 23 遊星歯車機構 23a 太陽歯車 54 遊星歯車 56 給紙用歯車 57 中間歯車 57a 欠歯部 59 従動歯車 G 原稿 P 記録紙

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 原稿を送り込むための給紙ローラ、原稿
    の記録を読み取るための読み取り装置部及び原稿を送り
    出すための排紙ローラを有する送信部と、受信信号を記
    録紙に記録するための記録ヘッド及び受信信号を記録し
    た記録紙を送り出すためのプラテンローラを有する受信
    部と、該受信部から送り出された記録紙を切り離すため
    のカッターを有する記録紙切断部とを備えたファクシミ
    リ装置において、前記給紙ローラ及び排紙ローラを駆動
    モータに連動連結させると共に、給紙ローラと駆動モー
    タとの連動連結を解除するための遊星歯車機構が設けら
    れており、該遊星歯車機構は、排紙ローラに同心状に固
    定した排紙用歯車に連動連結された太陽歯車と、該太陽
    歯車の支軸に揺動可能に枢支された揺動レバーと、該揺
    動レバーに枢着されて太陽歯車に噛合する遊星歯車とを
    有し、前記遊星歯車が、給紙ローラに同心状に固定した
    給紙用歯車と欠歯部を形成した中間歯車とに択一的に噛
    合可能に構成され、前記中間歯車に同心状に圧接する従
    動歯車が前記給紙用歯車に噛合され、前記中間歯車に一
    体形成したカムに係合凹部が形成され、その係合凹部に
    係合可能な突起部が前記揺動レバーに形成されており、
    前記太陽歯車を回転させることにより、排紙用歯車を介
    して排紙ローラを回転させると共に、太陽歯車の回転に
    連動して移動する遊星歯車を中間歯車に噛合させ、該中
    間歯車の回転により給紙用歯車を介して前記給紙ローラ
    を前記排紙ローラとほぼ同速度で回転させることにより
    原稿を送り込んだ後、前記中間歯車が所定角度回転され
    て前記欠歯部を遊星歯車に対向させることにより、遊星
    歯車と中間歯車との噛合状態を解除し、原稿の送り込み
    に伴って回転する給紙ローラにより給紙用歯車及び従動
    歯車を介して中間歯車が回転されると共に、前記揺動レ
    バーがカムに向かって回動され、該カムの係合凹部に揺
    動レバーの突起部を嵌入させるようにしたことを特徴と
    するファクシミリ装置。
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