JPH07117888A - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置

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JPH07117888A
JPH07117888A JP28733193A JP28733193A JPH07117888A JP H07117888 A JPH07117888 A JP H07117888A JP 28733193 A JP28733193 A JP 28733193A JP 28733193 A JP28733193 A JP 28733193A JP H07117888 A JPH07117888 A JP H07117888A
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JP
Japan
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gear
paper
rotation
paper feed
feed roller
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JP28733193A
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English (en)
Inventor
Hiroto Shimizu
博人 志水
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一の駆動手段で、給紙と紙送りとを行うこと
ができて、装置全体の小型化とコストダウンとを図るこ
とができる給紙装置を得る。 【構成】 正逆両方向に回転可能な駆動手段10に、主
回転部材14を正逆両方向に回転自在に連結し、該主回
転部材14にその正逆両方向の回転のうちの一方向への
回転のみを伝達するクラッチ15を連結し、このクラッ
チ15の出力軸17にその上記一方向の回転に基づいて
複数の紙Pを順次送る給紙ローラ21を連結するととも
に、上記主回転部材14に、その正逆両方向の回転を一
方向への回転に変換する歯車機構30を連結し、この歯
車機構30にその上記一方向への回転に基づいて上記紙
Pを排出する方向に送る紙送りローラ37を連結した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種の印刷装置等にお
いて、予め蓄えられた複数枚の紙を順次供給し、かつ排
出するための給紙装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、レーザープリンタ、サーマルプ
リンタ等の各種印刷装置やファクシミリ等においては、
複数枚の紙を順次上記印刷装置の印刷部やファクシミリ
の読取り装置に供給するための給紙機構と、上記印刷部
や読取り装置から紙を排出する紙送り機構とからなる給
紙装置が設けられている。例えば、従来の印刷装置にお
いては、スタッカに蓄えられた複数枚の用紙を順次印刷
部側に送る給紙機構と、上記印刷部における印刷速度に
同期した速度で上記用紙を排出側に送る紙送り機構とか
らなる自動給紙装置(オート・シート・フィーダ)が設
けられている。ここで、上記給紙機構と紙送り機構と
は、互いに独立した機構であり、ちなみに上記給紙機構
は、スタッカの最下部の用紙を順次印刷部側に送るため
の給紙ローラと、この給紙ローラを減速歯車を有する一
連の歯車列を介して駆動する給紙モータとを備えたもの
であり、他方紙送り機構は、印刷部の下段に配設されて
上記用紙を排出側に送る紙送りローラと、この紙送りロ
ーラを一連の歯車列を介して駆動する紙送りモータとを
備えたものである。
【0003】このように、従来の印刷装置における給紙
装置が、給紙機構と紙送り機構とを個々のモータで駆動
する独立した機構によって構成している理由は、もっぱ
ら給紙と印刷に伴う紙送りとを、互いに異なったタイミ
ングで行う必要があるためである。すなわち、上記紙送
り機構が印刷部における印刷速度に同期した速度で用紙
を送る必要があるのに対して、給紙機構は、上記用紙の
印刷が終了した時点で次の用紙を印刷部に向けて間欠的
に送る必要があるためであり、また印刷中の用紙に、給
紙機構によって次の用紙が連続して送られてしまうと、
用紙の切れ目を検出することができず、よって円滑なペ
ージ送りが出来なくなってしまうという弊害があるため
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の印刷装置における給紙装置にあっては、上記給紙モ
ータと紙送りモータとの2つのモータを必要とするため
に、総じて部品点数が多くなってコストアップになると
いう問題点があった。しかも、それらを配置するための
スペースを印刷装置内に確保する必要があるために、印
刷装置全体の小型化を妨げる一因となっていた。
【0005】本発明は、上記従来の給紙装置が有する課
題を解決すべくなされたもので、一の駆動手段で、給紙
と紙送りとを行うことができ、よって装置全体の小型化
とコストダウンとを図ることができる給紙装置を提供す
ることを、その目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
に係る給紙装置は、正逆両方向に回転可能な駆動手段
に、主回転部材を正逆両方向に回転自在に連結し、上記
主回転部材にその正逆両方向の回転のうちの一方向への
回転のみを伝達するクラッチを連結し、このクラッチの
出力軸にその上記一方向の回転に基づいて複数の紙を順
次処理部側に送る給紙ローラを連結するとともに、上記
主回転部材に、その正逆両方向の回転を一方向への回転
に変換する歯車機構を連結し、この歯車機構にその上記
一方向への回転に基づいて上記処理部を通過した上記紙
を排出する方向に送る紙送りローラを連結してなるもの
である。
【0007】また、請求項2に記載の給紙装置は、請求
項1における主回転部材を、遊星歯車列を構成する太陽
歯車によって構成し、かつ上記歯車機構を、上記太陽歯
車に歯合する遊星歯車と、この遊星歯車が上記太陽歯車
の正方向への回転に伴って上記太陽歯車上を回動した際
に歯合して上記紙送りローラをその紙送り方向に回転さ
せる第1の歯車群と、上記遊星歯車が上記太陽歯車の逆
方向への回転に伴って回動した際に歯合して上記紙送り
ローラをその紙送り方向に回転させる第2の歯車群とに
よって構成したものである。
【0008】さらに、請求項3に記載の給紙装置は、上
記クラッチを、上記主回転部材と連結された入力軸と、
この入力軸に対して回転自在に設けられた出力軸と、こ
の出力軸に一端が係合するとともに他端が入力軸に係合
するコイルばねとを備えた構成とし、入力軸がコイルば
ねの巻線方向に回転した時に、コイルばねが締って回転
を出力軸に伝達し、入力軸がコイルばねの巻線方向と逆
方向に回転した時に、コイルばねが緩んで回転を出力軸
に伝達しないようにしたものである。
【0009】また、上記駆動手段と主回転部材および上
記クラッチと給紙ローラとを、それぞれ一連の歯車列に
よって連結し、かつ上記第1の歯車群をN個の歯車によ
って構成するとともに、第2の歯車群をN±1個の歯車
によって構成すれば好適である。
【0010】
【作用】本発明に係る給紙装置によれば、給紙ローラを
回転させて紙を処理部に給紙する際には、上記クラッチ
が回転を伝達する方向に回転するように、駆動手段を回
転させる。すると、この回転は主回転部材を経て上記ク
ラッチに伝達され、このクラッチの出力軸を介して給紙
ローラが回転駆動されて上記紙を処理部に供給する。こ
れと並行して、上記主回転部材の回転は、歯車機構を介
して紙送りローラに伝達され、該紙送りローラが回転し
て上記処理部を通過した紙を排出する。そこで次に、上
記紙の給紙が完了して上記紙に対する印刷等の処理を開
始する時点で、駆動手段の回転を逆方向に切換える。す
ると、主回転部材も逆方向に回転するため、この回転は
クラッチにおいて遮断されて給紙ローラには伝えられ
ず、よって紙の給紙が停止する。一方、上記主回転部材
の逆方向の回転は、これまでと同様に歯車機構を介して
紙送りローラに伝達され、供給された紙は処理部におけ
る処理と同期しつつ上記紙送りローラによって徐々に排
出されて行く。
【0011】次いで、上記紙に対する処理が完了した時
点で、再び駆動手段の回転方向を逆にすると、上述した
ように、再び主回転部材およびクラッチを介して給紙ロ
ーラが回転して、次の紙を処理部に向けて供給する。こ
れと並行して、処理が完了した紙は紙送りローラによっ
て完全に排出される。そして、上記紙の供給が完了した
後に、以上の駆動手段の回転方向の切替を順次繰り返す
ことにより、一の駆動手段によって給紙ローラと紙送り
ローラとが、それぞれのタイミングに応じて駆動され、
複数の紙が順次供給されて処理され、排出されて行く。
【0012】ここで、主回転部材の正逆両方向の回転を
一方向への回転に変換する歯車機構としては、例えば、
主回転部材として傘歯車を用い、この傘歯車の直径方向
に対向する一対の小傘歯車を移動自在に設けて、傘歯車
が逆転した際にこれと歯合する一方の傘歯車を他方の小
傘歯車に切換えるもの等、機構学上種々のものが考えら
れるが、主回転部材を太陽歯車とし、かつ上記歯車機構
として、太陽歯車に歯合する遊星歯車と、この遊星歯車
が上記太陽歯車の正逆方向への回転に伴ってそれぞれ上
記太陽歯車上を回動した際に歯合して、上記紙送りロー
ラをその紙送り方向に回転させる第1および第2の歯車
群とによって構成すれば、上記主回転部材の回転方向を
切換えた際に、自動的に歯車機構内における歯車列が切
換わるために、構造が簡易であって好適である。
【0013】また、上記駆動手段と主回転部材および上
記クラッチと給紙ローラとを、それぞれ一連の歯車列に
よって連結し、かつ上記第1の歯車群をN個の歯車によ
って構成するとともに、第2の歯車群をN±1個の歯車
によって構成すれば、回転の伝達に滑りを生じることが
なく、よってこれらの歯車列における減速比を適宜設定
することにより、容易に給紙ローラおよび紙送りローラ
の紙送り量を同一ピッチに設定することができる。
【0014】
【実施例】図1〜図4は、本発明の給紙装置を印刷装置
の給紙装置に適用した一実施例を示すもので、図中符号
1はこの印刷装置の複数枚の印刷用紙Pを収納するため
のスタッカ1であり、その上部には、スタッカ1の天板
1aと上記用紙Pとの間に介装されて上記用紙Pを下方
に押圧するためのスプリング2および押し板3からなる
圧着金具4が設けられている。また、図中符号5、5
は、上記スタッカから供給された用紙Pを案内する案内
板であり、この案内板5の中央には、用紙Pに対して印
刷を行うサーマルヘッド6およびプラテン7を備えた印
刷部(処理部)が設けられている。そして、これらスタ
ッカ1および印刷部の下方に、給紙装置が設けられてい
る。なお、図2においては、上記天板1a、スプリング
2、案内板5、サーマルヘッド6およびプラテン7は、
それぞれ省略して示してある。
【0015】図中符号10は、この給紙装置の駆動モー
タ(駆動手段)を示すものである。この駆動モータ10
は、正逆両方向に回転自在のもので、そのモータ軸歯車
11には、一対の歯車からなる減速歯車12が連結され
ている。そして、上記減速歯車12の出力歯車13に
は、正逆両方向に回転自在な太陽歯車(主回転部材)1
4が歯合されており、この太陽歯車14には、ワンウェ
イクラッチ(クラッチ)15の入力歯車(入力軸)16
が歯合されている。
【0016】このワンウェイクラッチ15は、図3およ
び図4に示すように、上記入力歯車16と、この入力歯
車16に対して回転自在に設けられた出力軸17と、こ
の出力軸17に一体的に固定された出力歯車18と、上
記出力軸17に一端が係止されるとともに他端19aが
入力歯車16の外周に係合するコイルばね19とからな
るものである。このワンウェイクラッチ15は、太陽歯
車14と歯合した上記入力歯車16がコイルばね19の
巻線方向に回転した場合には、上記コイルばね19が締
ることにより上記回転を出力軸17を介して出力歯車1
8に伝達し、これとは逆に上記入力歯車16がコイルば
ね19の巻線方向と逆方向に回転した場合には、コイル
ばね19が緩んで上記回転を出力軸17に伝達しないよ
うになっている。
【0017】そして、上記ワンウェイクラッチ15の出
力歯車18には、一連の伝達歯車列20を間に介して給
紙ローラ21の駆動歯車22が連結されている。この給
紙ローラ21は、その外周面が上記スタッカ1内の最下
部に位置する用紙Pの下面に当接するように、スタッカ
1の底面開口部に配設されている。
【0018】他方、太陽歯車14には、上記ワンウェイ
クラッチ15に加えて、その正逆両方向の回転を常に一
方向への回転に変換する歯車機構30が連結されてい
る。この歯車機構30は、上記太陽歯車14と歯合する
遊星歯車31と、上記太陽歯車14が図中A方向へ回転
した際に遊星歯車31が太陽歯車14上を回動して歯合
する小歯車32と、上記太陽歯車14がB方向へ回転し
た際に上記遊星歯車31が回動して歯合する反転歯車3
3およびこれと歯合する小歯車34と、これら小歯車3
2、34が歯合する大歯車35とからなるものである。
ここで、上記小歯車32および大歯車35により第1の
歯車群が構成され、反転歯車33、小歯車34および大
歯車35により第2の歯車群が構成されている。すなわ
ち、第1の歯車群は、2つの歯車によって構成され、第
2の歯車群は、2+1=3の歯車によって構成されてい
る。そして、上記大歯車35は、補助ローラ36ととも
に印刷される用紙Pを挟持してこれを排出するための紙
送りローラ37の駆動歯車38に歯合されている。
【0019】次に、以上の構成からなる給紙装置の作用
について説明する。先ず、給紙ローラ21を回転させて
紙を処理部に給紙する際には、駆動モータ10を図2中
B方向に回転させる。すると、減速歯車12を介して太
陽歯車14がB方向に回転する。この回転は、ワンウェ
イクラッチ15においてコイルばね19が締る方向の回
転であるために上記ワンウェイクラッチ15の出力軸1
7に伝達され、該出力軸17の出力歯車18から伝達歯
車列20を介して給紙ローラ21が回転駆動される。こ
れにより、スタッカ1に収納された用紙Pのうちの最下
部に位置する用紙Pが案内板5上に送られ、サーマルヘ
ッド6およびプラテン7による印刷可能な位置(用紙P
の先端が補助ローラ36および紙送りローラ37に挟ま
れた位置)となる。
【0020】次に、上記用紙Pの給紙が完了して、この
用紙Pに対する印刷を開始する時点で、駆動モータ10
の回転をこれまでとは逆の同図中A方向に切換える。す
ると、太陽歯車14もこれまでとは逆のA方向に回転す
る。この回転は、ワンウェイクラッチ15においてコイ
ルばね19が緩む方向の回転であるために、出力軸17
には回転が伝達されない。このため、太陽歯車14の回
転は、上記ワンウェイクラッチ15で遮断されて給紙ロ
ーラ21には伝えられず、この結果用紙Pの給紙が停止
する。一方、上記太陽歯車14がA方向に回転すると、
遊星歯車31は太陽歯車14上をA方向に回動して小歯
車32と歯合する。これにより、大歯車35を介して上
記紙送りローラ37は、補助ローラ36と協働して供給
された用紙Pを印刷部における印刷速度に同期した速度
で徐々に排出側に送って行く。
【0021】次に、上記用紙Pに対する印刷が終了して
次の用紙Pを給紙する際には、再び駆動モータ10を逆
転させてB方向に回転させる。すると、上述したよう
に、再び太陽歯車14およびワンウェイクラッチ15を
介して給紙ローラ21が回転し、次の用紙Pを案内板5
側に向けて供給する。これと並行して、上記太陽歯車1
4がB方向に回転すると、遊星歯車31は太陽歯車14
上を回動して、図中点線で示すように、反転歯車33と
歯合する。これにより、太陽歯車14の回転は、上記反
転歯車33および小歯車34に伝達され、大歯車35を
介して紙送りローラ37がこれまでと同じ方向に回転駆
動される。この結果、新たな用紙Pの供給と並行して、
印刷が終了した用紙Pが印刷装置から完全に排出され
る。そして、新たな用紙Pの供給が完了した後に、上述
した駆動モータ10の回転方向の切替を順次繰り返すこ
とにより、駆動モータ10によって給紙ローラ21と紙
送りローラ37とが、それぞれのタイミングに応じて駆
動され、複数の用紙Pが順次供給されて印刷処理され、
排出されて行く。
【0022】したがって、このような給紙装置によれ
ば、一の駆動モータ10で、給紙ローラ21と紙送りロ
ーラ37とを駆動して、被記録媒体である用紙Pの給紙
と紙送りおよび排出とを、それぞれ独立して行うことが
できるため、全体の部品点数を減少させて装置のコスト
ダウンを図ることができるとともに、これが組込まれる
印刷装置の小型化も達成することが可能となる。また、
太陽歯車14に遊星歯車31を歯合させ、上記太陽歯車
14がA−B方向へ回転させた際に、それぞれこの遊星
歯車31を太陽歯車14上に回動させて2つの歯車列か
らなる第1の歯車群または3つの歯車列からなる第2の
歯車群に連結させているので、特別な切替手段等を必要
とすることなく、簡易な構造で上記太陽歯車14の回転
方向を切換えた際に、自動的に歯車機構30内における
歯車列を、常に紙送り方向へ変換することができる。
【0023】また、上記駆動モータ10と太陽歯車1
4、ワンウェイクラッチ15と給紙ローラ21、および
太陽歯車14と紙送りローラ37を、それぞれ一連の歯
車列によって連結しているので、回転の伝達に滑りを生
じることがなく、よってこれらの歯車列における減速比
を適宜設定することにより、容易かつ確実に給紙ローラ
21と紙送りローラ37との紙送り量を同一ピッチに設
定することができる。
【0024】なお、上記実施例においては、本発明に係
る給紙装置を印刷装置に用いた場合について説明したが
これに限るものではなく、ファクシミリ等のような複数
の紙を順次処理部に給紙し、かつこれを排出する各種の
装置における給紙装置としても同様に用いることができ
る。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の給紙装置
は、正逆両方向に回転可能な駆動手段に、主回転部材を
正逆両方向に回転自在に連結し、上記主回転部材にその
正逆両方向の回転のうちの一方向への回転のみを伝達す
るクラッチを連結し、このクラッチの出力軸にその上記
一方向の回転に基づいて複数の紙を順次処理部側に送る
給紙ローラを連結するとともに、上記主回転部材に、そ
の正逆両方向の回転を一方向への回転に変換する歯車機
構を連結し、この歯車機構にその上記一方向への回転に
基づいて上記処理部を通過した上記紙を排出する方向に
送る紙送りローラを連結したので、一の駆動手段で、給
紙ローラと紙送りローラとを駆動して、紙の給紙と紙送
りおよび排出とを行うことができ、よって全体の部品点
数を減少させて装置のコストダウンを図ることができる
とともに、これが組込まれる装置全体の小型化をも達成
することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の給紙装置の一実施例の構成を示す側断
面図である。
【図2】図1の給紙装置の一部を省略して示す斜視図で
ある。
【図3】図1の給紙装置におけるクラッチを示す一部を
断面視した側面図である。
【図4】図3のクラッチを示す正面図である。
【符号の説明】
6 サーマルヘッド 7 プラテン 10 駆動モータ(駆動手段) 14 太陽歯車(主回転部材) 15 ワンウェイクラッチ(クラッチ) 16 入力歯車(入力軸) 17 出力軸 18 出力歯車 19 コイルばね 21 給紙ローラ 30 歯車機構 31 遊星歯車 32、34 小歯車 33 反転歯車 35 大歯車 37 紙送りローラ P 用紙(紙)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の紙を給紙ローラによって順次処理
    部に供給し、上記処理部を通過した上記紙を紙送りロー
    ラによって排出する給紙装置であって、 正逆両方向に回転可能な駆動手段に、主回転部材を正逆
    両方向に回転自在に連結し、上記主回転部材にその正逆
    両方向の回転のうちの一方向への回転のみを伝達するク
    ラッチを連結し、このクラッチの出力軸に、その上記一
    方向の回転に基づいて上記紙を上記処理部に送る給紙ロ
    ーラを連結するとともに、上記主回転部材に、その正逆
    両方向の回転を一方向への回転に変換する歯車機構を連
    結し、この歯車機構にその上記一方向への回転に基づい
    て上記紙を排出する方向に送る紙送りローラを連結して
    なることを特徴とする給紙装置。
  2. 【請求項2】 上記主回転部材は、遊星歯車列を構成す
    る太陽歯車であり、かつ上記歯車機構は、上記太陽歯車
    に歯合する遊星歯車と、この遊星歯車が上記太陽歯車の
    正方向への回転に伴って上記太陽歯車上を回動した際に
    歯合して上記紙送りローラをその紙送り方向に回転させ
    る第1の歯車群と、上記遊星歯車が上記太陽歯車の逆方
    向への回転に伴って回動した際に歯合して上記紙送りロ
    ーラをその紙送り方向に回転させる第2の歯車群とを有
    してなることを特徴とする請求項1に記載の給紙装置。
  3. 【請求項3】 上記クラッチは、上記主回転部材に連結
    された入力軸と、この入力軸に対して回転自在に設けら
    れた出力軸と、この出力軸に一端が係合するとともに他
    端が上記入力軸に係合するコイルばねとを備えてなり、
    上記入力軸が上記コイルばねの巻線方向に回転した時に
    上記コイルばねが締って上記回転を上記出力軸に伝達
    し、上記入力軸が上記コイルばねの巻線方向と逆方向に
    回転した時に上記コイルばねが緩んで上記回転を上記出
    力軸に伝達しないようにしたことを特徴とする請求項1
    または2に記載の給紙装置。
  4. 【請求項4】 上記駆動手段と上記主回転部材および上
    記クラッチと上記給紙ローラとは、それぞれ一連の歯車
    列によって連結され、かつ上記第1の歯車群はN個の歯
    車によって構成されるとともに、上記第2の歯車群はN
    ±1個の歯車によって構成されていることを特徴とする
    請求項2または請求項3に記載の給紙装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100449021B1 (ko) * 2002-08-16 2004-09-18 삼성전자주식회사 잉크젯 프린터의 용지이송장치
JP2015059031A (ja) * 2013-09-20 2015-03-30 セイコーエプソン株式会社 記録装置
CN116901595A (zh) * 2023-06-14 2023-10-20 珠海恒茂电子科技有限公司 一种自动进纸打印机

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