JPS61241178A - 熱転写型カラ−プリンタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔目　次〕 ・概要 ・産業上の利用分野 ・従来の技術（第４図） ・発明が解決しようとする問題点 ・問題点を解決するための手段 ・作用 ・実施例（第１，２，３図） ・発明の効果 〔概　要〕 単一の駆動源によって、プラテンローラとインクシート
ドライブローラとを共に駆動可能な正逆回転伝動機構を
設け、かつ該伝動機構にワンウェイクラッチを巧みに組
込み配置“して、インクシートドライブローラを所定の
一方向のみに回転駆動可能とする。

〔産業上の利用分野〕

本発明は、熱転写型カラープリンタに関し、特にカラー
インクシートの送り機構に関するものである。

一般に、熱転写型カラープリンタは、画信号を熱に変換
するサーマルヘッドとプラテンとが対向配置され、サー
マルヘッドをプラテンに所定圧で圧接し、この両者間に
カラーインクシートと記録用紙（普通紙）とを重ね合せ
て挟入送給し、熱と圧力によって用紙に画像を熱転写印
刷（ハードコピー）するように構成されている。カラー
インクシートとしてはイエロー、シアン、マゼンタの３
原色のインクを一連のシート上に面順次形にそれぞれ所
定間隔で塗布して形成されたものが多用されている。こ
の３原色の重ね合せにより７色カラーの印刷を行なうこ
とができる。

〔従来の技術〕

第４図は従来の熱転写型カラープリンタの用紙及びイン
クシートの送り機構を示す側面図である。

同図において、符号１１はライン型サーマルヘッドを示
し、このヘッド１１に対向しかつこれに圧接されて円柱
状のプラテンローラ１２が配置される。プラテンローラ
１２はプラテン支軸１２ａに挿着固定され、プラテン支
軸１２ａの端部に歯車１６−１が挿着固定される。プラ
テンローラ１２の外周面に圧接されて補助ローラ１３−
１　、１３−２が配置される。

記録用紙１４はプラテン１２と補助ローラ１３−１　。

１３−２相互間に挟入されかつプラテン１２の外周面上
に密着状に装着され、さらにプラテン１２とサーマルヘ
ッド１１相互間に挟入され、プラテン１２によって矢印
ａ方向（印刷送り方向）、又は矢印す方向（逆送り方向
）に必要に応じて移送される。カラーインクシート１５
はサーマルヘッド１１とプラテン１２相互間に挟入され
用紙１４と重ね合わされ、インクシートドライブローラ
１８と補助ローラ１３−３相互間に挟入されて矢印Ｃ方
向に移送される。第１の駆動モータ（パルスモータ）２
１は図中のサーマルヘッド１１に対して左手側に配置さ
れ、このモータ２１の駆動軸２１ａにタイミングプーリ
２２−１が挿着固定される。プリンタの側壁（図示なし
）に固定支持された支軸２３にタイミングプーリ２２−
２が回動自在に支承され、このブーｌ７２２−２とモー
タ２１側のプーリ２２−１とにタイミングベル）　２４
−１が掛着される。また、支軸２３にはプーリ２２−２
に隣接して歯車１６−２が回動自在に支承され、かつこ
の歯車１６−２はブーＩ７２２−２と互に固定結合され
プーリ２２−２と共動する。そして、歯車１６−２はプ
ラテン１２側の歯車１６−１と噛合して配設されている
。これにより、プラテン１２は第１の駆動モータ２１に
よって正・逆転方向に駆動される。第２の駆動モータ２
５は図中のサーマルヘッド１１に対して右手側に配置さ
れ、このモータ２５の駆動軸２５ａにタイミングプーリ
２２−３が挿着固定される。プリンタの側壁（図示なし
）に回動自在に支持された支軸１７にインクシートドラ
イブローラ１８とタイミングブーＩ７２２−４が隣接し
て挿着固定される。このブー’Ｊ２２−４と、モータ２
５側のプーリ２２−３とにタイミングベルト２４−２が
掛着される。一方、インクシートドライブローラ１８の
外周面上に圧接されて補助ローラ１３−３が配置される
。この補助ローラ１３−３とインクシートドライブロー
ラ１８相互間にインクシート１５が挟入される。これに
より、インクシートドライブローラ１８は時計方向（矢
印ｄ）に回転駆動され、インクシート１５を矢印Ｃ方向
に移送する。尚、このカラーインクシート１５はイエロ
ー、シアン、マゼンタの３原色のインクが所定間隔で面
順次形に塗布されているものである。

このように構成されたカラープリンタの印字動作は次の
如く行なわれる。先ず、プラテンローラ１２が反時計方
向、そしてインクシートドライブローラ１８が時計方向
に同時に回転して用紙１４を矢印ａ方向、インクシート
１５を矢印Ｃ方向に同時に移送し、これに伴ってサーマ
ルへラド１１の発熱でインクシー）１５のインク、例え
ばイエローのインクを熱と圧力によって用紙１４に転写
（印字）して第１色目の印字を行なう。この第１色目の
印字が終了すると、サーマルへラド１１をプラテンロー
ラ１２から若干退行させておき（この場合は下方に移動
させておく）、プラテンローラ１２を逆転（時計方向）
させて用紙１４を矢印す方向に逆送りして印字開始時の
初期位置に再セントする。尚、この間、インクシート１
５は停止されている。その後、第２色目の印字動作、例
えばシアンのインクの印字動作が上記第１色目の場合と
同様にして行なわれる。次に第３色目の印字動作、例え
ばマゼンタのインクの印字動作が上記第２色目の場合と
同様にして行なわれる。このように印字動作を３回繰返
して（但し、３回目は用紙１４の逆送りを行なわない）
、３原色の重ね合せで７色のカラー印刷（印字）を行な
うことができる。上述の如く、この種のカラープリンタ
においては、カラーインクシート１５は印刷時に移送さ
れ、用紙１４の逆送り時には停止する必要がある。この
ため、上記従来例は、第１と第２の２個のモータ２１　
、２５を用いて、用紙１４の正・逆送りと、インクシー
ト１５の一方向のみの間欠送りとを行なうように構成さ
れている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記従来技術においては、用紙（１４）の正・逆送りと
、インクシート（１５）の一方向のみの間欠送りを円滑
に行なうために、駆動源として２個の駆動モータ（２１
、２５）を用いて構成しているため、カラープリンタの
製造コストが高額であること、カラープリンタが大形化
されること等の問題がある。

本発明は、このような問題点にかんがみて創作されたも
ので、単一の駆動源で用紙の正・逆送りと、カラーイン
クシートの一方向のみの間欠送りとを共に行なうことが
可能な熱転写型カラープリンタを提供することを目的と
している。

〔問題点を解決するための手段〕

上記問題点を解決するため、本発明においては、サーマ
ルヘッド１１と、該サーマルヘッド１１に対向して配置
されたプラテンローラ１２と、該プラテンローラ１２近
傍に該プラテンローラ１２と平行状に配置されたインク
シートドライブローラ１８とを具備した熱転写型カラー
プリンタにおいて、単一の駆動源３１によって、前記プ
ラテンローラ１２とインクシートドライブローラ１８と
を共に回転駆動可能な正逆回転伝動機構を設け、前記正
逆回転伝動機構は複数個の伝動輪３２−１〜３２−８を
組合せて互に直接又は間接的に伝動可能に係合させて構
成され、前記インクシートドライブローラ１８の支軸１
７の軸受部と、該支軸１７に挿着固定された伝動輪３２
−２と係合して該伝動輪３２−２を駆動するための伝動
輪３２−８の支承部とにワンウェイクラッチ３３　、３
４をそれぞれ組込み配置して、前記インクシートドライ
ブローラ（１８）を所定の一方向のみに回転駆動可能に
構成したことを特徴とするものである。

〔作　用〕

上記熱転写型カラープリンタは、プラテンロー−７１２
及びインクシートドライブローラ１８を駆動するための
正逆回転伝動機構にワンウェイクラッチを組込み配置す
ることにより、単一の駆動源のみでプラテンローラ１２
の正逆回転駆動と、インクシートドライブローラ１８の
一方向のみの間欠送りとを共に行なうことができる。

〔実施例〕

第１，２，３図は本発明の詳細な説明するための図であ
り、第１図は本発明の実施例の要部を示す斜視図（但し
、プラテンローラ１２を離間して示す）、第２図は第１
図の矢印Ａ方向からみた側面図である。尚、これら両図
において、前述の第４図（従来例）と同一部分又は相当
部分は同一符号を付して示されている。従って、符号１
１はライン型サーマルヘッド、１２はプラテンローラ、
１２ａはプラテン支軸、１３−１　、１３−２はプラテ
ンローラ（１２）の補助ローラ、１３−３はインクシー
トドライブローラ（１８）の補助ローラ、１４は記録用
紙（普通紙）、１５はカラーインクシート、１７は支軸
、１８はインクシートドライブローラをそれぞれ示す。

第１，２図において、サーマルへラド１１に対向し、か
つこれに圧接されて円柱状のプラテンローラ１２が配置
される。プラテンローラ１２はプラテン支軸１２ａに挿
着固定され、この支軸１２ａの端部に歯車３２−１が挿
着固定される。プラテン１２の外周面に圧接されて補助
ローラ１３−１　、１３−２が配置される。記録用紙１
４はプラテン１２と補助ローラ１３−１　、１３−２相
互間に挟入され、かつプラテン１２の外周面上に密着状
に装着され、さらにプラテン１２とサーマルへラド１１
相互間に挟入され、プラテン１２によって矢印ａ（印刷
送り方向）又は矢印す方向（逆送り方向）に必要に応じ
て移送される（第２図参照）。尚、用紙１４及びインク
シート１５の装着操作は、第１図に示すように、プラテ
ン１２をサーマルヘッド１１から退行させて行なわれる
。プラテン１２の近傍にプラテン１２と平行状にインク
シートドライブローラ１８が配置される。このドライブ
ローラ１８は支軸１７に挿着固定される。支軸１７の一
方の端部側には、第１図に明示するように、インクシー
トドライブローラ１８の端面に隣接して歯車３２−２が
挿着固定される。そして、支軸１７の一方の端部は、第
１のワンウェイクラッチ３３を介してプリンタの側壁３
６に支承される（第３図参照）。この第１のワンウェイ
クラッチ３３は支軸１７を時計方向（矢印ｄ）には回転
自在に、そしてこれと逆の反時計方向（矢印ｅ）には固
定（ロック）するように組込み配置される。尚、支軸１
７の他方の端部は他方の側壁（図示なし）に回転自在に
支承されるか、又は上記ワンウェイクラッチ３３の場合
と同様にもう一つのワンウェイクラッチを介して支承さ
れる。これにより、インクシートドライブローラ１８及
び歯車３２−２は、支軸１７と同様に、時計方向（矢印
ｄ方向）のみ回転駆動され、これと逆方向にはロックさ
れる。インクシートドライブローラ１８外周面上に圧接
されて補助ローラ１３−３が配置される。カラーインク
シート１５はサーマルヘッド１１とプラテン１２相互間
に挟入され用紙１４と重ね合され、さらにインクシート
ドライブローラ１８と補助ローラ１３−３相互間に挟入
されて矢印Ｃ方向の一方向のみに間欠移送される。

駆動モータ（パルスモータ）３１は、第２図に示すよう
に、図中のサーマルヘッド１１に対して左手側に配置さ
れ、このモータ３１の駆動軸３１ａに歯車３２〜３が挿
着固定される。歯車３２−３と噛合する歯車３２−４　
（第１図には半分のみ図示）と、この歯車３２−４と一
体状に連結形成された歯車３２−５とは、側壁３６に固
設された支軸３５−１に回動自在に支承され、これら両
者は互に共動する。歯車３２−５に噛合して歯車３２−
６が配置される。歯車３２−６は、側壁３６に固設され
た支軸３５−２に回動自在に支承され、かつプラテン１
２側の歯車３２−１とも噛合する。歯車３２−６に噛合
して歯車３２−７が配置される。歯車３２−７は、側壁
３６に固設された支軸３５−３に回動自在に支承される
。

この歯車３２−７は、第３図に示すように、−棒状の中
空軸部３２−７ａが形成され、この中空軸部３２−７ａ
に第２のワンウェイクラッチ３４を介して歯車３２−８
が支承される。このワンウェイクラッチ３４はその内輪
３４ａが中空軸部３２−７ａに固着され、その外輪３４
ｂが歯車３２−８の内周面３２−８ａに固着されて配設
され、かつ歯車３２−７に対して歯車３２−８を反時計
方向（第１，２図、矢印ｅ方向）には固定（ロック）し
、時計方向（第１，２図、矢印ｄ方向）には回転自在に
なるように装着される。そして、歯車３２−８はインク
シートドライブローラ１８側の歯車３２−２と噛合して
配置される。

このように、本実施例においては、主として、歯車３２
−１〜３２−８から成る歯車列と、第１．第２のワンウ
ェイクラッチ３３　、３４とから正逆回転伝動機構が構
成され、単一のモータ３１によって、この伝動機構を介
してプラテン１２が正・逆回転駆動され、かつインクシ
ートドライブローラ１８が一定方向（この場合は矢印ｄ
方向）のみに間欠回転駆動される。尚、このカラーイン
クシート１５は、前述したようにイエロー、シアン、マ
ゼンタの３原色のインクが所定間隔で面順次形に塗布さ
れているものである。

さて、本実施例による印字動作は次の如くに行なわれる
。先ず、モータ３１の歯車３２−３が時計方向（矢印ｄ
方向）に回転すると、プラテンローラ１２が歯車３２−
３　、３２−４　、３２−５　、３２−６　、３２−１
を介して反時計方向（矢印ｅ方向）に回転駆動され、こ
れと同時にインクシートドライブローラ１８が歯車３２
−３〜３２−８及び３２−２を介して時計方向に回転駆
動される。この場合、歯車３２−７は反時計方向（矢印
ｅ）に回転され、歯車３２−８も第２のワンウェイクラ
ッチ３４によって同じく反時計方向に回転され、この歯
車３２−８によって歯車３２−２が時計方向に回転され
る。歯車３２−２は、前述したように支軸１７が第１の
ワンウェイクラッチ３３によって時計方向に回転自在に
支承されているので、時計方向には自由に回転される。

これにより、用紙１４は矢印ａ方向（印字方向）、そし
てインクシート１５は矢印Ｃ方向（印字方向）に同時に
移送され、これに伴ってサーマルヘッド１１の発熱でイ
ンクシート１５のインク、例えばイエローのインクが熱
と圧力によって用紙１４に転写“（印字）され、第１色
目の印字が行なわれる。この第１色目の印字が終了する
と、サーマルヘッド１１をプラテンローラ１２から若干
退行させておき（この場合は下方に移動させておく）、
プラテンローラ１２を逆転（時計方向、矢印ｄ）させて
用紙１４を矢印す方向に逆送りして印字開始の初期位置
に再セントする。このプラテンローラエ２の逆転時に、
歯車３２−７は時計方向（矢印ｄ）に回転されるが、第
２のワンウェイクラッチ３４の作用により、歯車３２−
８に対しては空転し、歯車３２−８に時計方向の回転力
を伝達しない。従って、歯車３２−８は歯車３２−２に
回転力を伝達しないことになる。そして、第２のワンウ
ェイクラッチ３４の摩擦抵抗等によって歯車３２−８が
歯車３２−２に反時計方向の若干の回転力を与えた場合
やインクシートの引込み力（矢印Ｃの逆方向）により回
転力を与えた場合、歯車３２−２は支軸１７が第１のワ
ンウェイクラッチ３３によって反時計方向にロックされ
るので、逆転（反時計方向）されることなく停止状態を
保つことができる。これにより、プラテンローラ１２の
逆転時において、インクシートドライブローラ１８は停
止状態に保たれることになり、インクシート１５を停止
固定している。さて、その後、第２色目の印字動作、例
えばシアンのインクの印字動作が上記第１色目の場合と
同様にして行なわれる。次に、第３色目の印字動作、例
えばマゼンタのインクの印字動作が上記第２色目の場合
と同様にして行なわれる。このようにして、印字動作を
３回繰返して（但し、３回目は用紙」４の逆送りを行な
わない）、３原色を重ね合せで７色のカラー印刷（印字
）を行なうことができる。

このように、本実施例は単一の駆動源（モータ３１）に
よって、用紙Ｉ４の正・逆送りと、インクシート１５の
一方向のみの間欠送りとを円滑に行なうことができるよ
うに構成されたものである。

尚、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、例
えば、タイミングプーリ及びタイミングベルト、あるい
はスプロケット及びチェーン等を用いて構成することも
可能である。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば、プラテンローラ
及びインクシートドライブローラを駆動するための正逆
回転伝動機構にワンウェイクラッチを巧みに組込み配置
してインクシート送り機構系を構成することにより、単
一の駆動源のみで記録用紙の正・逆送りと、インクシー
トの一方向のみの間欠送りとを円滑に行なうことができ
るので、カラープリンタの製造コストの低減化及び小形
化を実現することが可能であるという著しい効果が得ら
れる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例の要部を示す斜視図、第２図は
第１図の矢印入方向からみた側面図、第３図は第１図の
ワンウェイクラッチ（３３、３４）の配置構成を示す断
面図、 第４図は従来例を示す図である。 第１，２．３図において、 １１はライン型サーマルヘッド（サーマルヘッド）１２
はプラテンローラ、 １３−１　、１３−２　、１３−３は補助ローラ、１４
は記録用紙、 工５はカラーインクシート、 １７は支軸（インクシートドライブローラ用）、１８は
インクシートドライブローラ、 ３】は駆動モータ（駆動源）、 ３２−１〜３２−８は歯車（伝動輪）、３３は第１のワ
ンウェイクラッチ、 ３４は第２のワンウェイクラッチである。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、サーマルヘッド（１１）と、該サーマルヘッド（１
   １）に対向して配置されたプラテンローラ（１２）と、
   該プラテンローラ（１２）近傍に該プラテンローラ（１
   ２）と平行状に配置されたインクシートドライブローラ
   （１８）とを具備した熱転写型カラープリンタにおいて
   、 単一の駆動源（３１）によって、前記プラテンローラ（
   １２）とインクシートドライブローラ（１８）とを共に
   回転駆動可能な正逆回転伝動機構を設け、前記正逆回転
   伝動機構は複数個の伝動輪（３２−１〜３２−８）を組
   合せて互に直接又は間接的に伝動可能に係合させて構成
   され、 前記インクシートドライブローラ（１８）の支軸（１７
   ）の軸受部と、該支軸（１７）に挿着固定された伝動輪
   （３２−２）と係合して該伝動輪（３２−２）を駆動す
   るための伝動輪（３２−８）の支承部とにワンウェイク
   ラッチ（３３、３４）をそれぞれ組込み配置して、前記
   インクシートドライブローラ（１８）を所定の一方向の
   みに回転駆動可能に構成したことを特徴とする熱転写型
   カラープリンタ。