JP2820836B2 - プリンタ - Google Patents
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- JP2820836B2 JP2820836B2 JP14909092A JP14909092A JP2820836B2 JP 2820836 B2 JP2820836 B2 JP 2820836B2 JP 14909092 A JP14909092 A JP 14909092A JP 14909092 A JP14909092 A JP 14909092A JP 2820836 B2 JP2820836 B2 JP 2820836B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サーマルプリンタ、ド
ットインパクトプリンタ等のプリンタに関する。
ットインパクトプリンタ等のプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来サーマルプリンタは、印字の際に印
字ヘッドとプラテンローラで形成された印字部を圧接さ
せて印字を行い、印字を行わない際には印字ヘッドとプ
ラテンローラで形成された印字部を離反させていた。こ
の圧接と離反は、図19に示すように印字部駆動モータ
1でカム2を回転させそのカム2の変位でプラテンロー
ラ3上の印字ヘッド4を上下させて行っていた。また、
印字部駆動ソレノイドを設け、この印字部駆動ソレノイ
ドでカム2を回転させるものもある。
字ヘッドとプラテンローラで形成された印字部を圧接さ
せて印字を行い、印字を行わない際には印字ヘッドとプ
ラテンローラで形成された印字部を離反させていた。こ
の圧接と離反は、図19に示すように印字部駆動モータ
1でカム2を回転させそのカム2の変位でプラテンロー
ラ3上の印字ヘッド4を上下させて行っていた。また、
印字部駆動ソレノイドを設け、この印字部駆動ソレノイ
ドでカム2を回転させるものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来は、上述のように
印字部駆動のために印字部駆動モータや、印字部駆動ソ
レノイドを設けていたが、スペース効率等の点からこれ
らの印字部駆動モータや、印字部駆動ソレノイドを廃止
して、印字ヘッド付近に有る駆動力を利用して印字部を
駆動したい。
印字部駆動のために印字部駆動モータや、印字部駆動ソ
レノイドを設けていたが、スペース効率等の点からこれ
らの印字部駆動モータや、印字部駆動ソレノイドを廃止
して、印字ヘッド付近に有る駆動力を利用して印字部を
駆動したい。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、印字ヘッドとプラテンローラにより形成された印字
部と、印字部圧接部と印字部離反部とによりカム面が形
成され前記印字ヘッド又は前記プラテンローラに連結さ
れて前記印字ヘッドと前記プラテンローラとの圧接又は
離反を行う印字部駆動カムと、この印字部駆動カムに搬
送ローラの回転を断続するクラッチと、前記印字部駆動
カムに連結されて回転しクラッチオン部と前記印字部圧
接部と前記印字部離反部とに同期させたクラッチオフ部
とによりカム面が形成され前記クラッチに連結されて前
記クラッチの接続状態を保持又は切断するクラッチ駆動
カムと前記クラッチに連結されてクラッチオン動作をす
るクラッチ駆動手段とを備えたクラッチ制御機構とによ
り形成した。
は、印字ヘッドとプラテンローラにより形成された印字
部と、印字部圧接部と印字部離反部とによりカム面が形
成され前記印字ヘッド又は前記プラテンローラに連結さ
れて前記印字ヘッドと前記プラテンローラとの圧接又は
離反を行う印字部駆動カムと、この印字部駆動カムに搬
送ローラの回転を断続するクラッチと、前記印字部駆動
カムに連結されて回転しクラッチオン部と前記印字部圧
接部と前記印字部離反部とに同期させたクラッチオフ部
とによりカム面が形成され前記クラッチに連結されて前
記クラッチの接続状態を保持又は切断するクラッチ駆動
カムと前記クラッチに連結されてクラッチオン動作をす
るクラッチ駆動手段とを備えたクラッチ制御機構とによ
り形成した。
【0005】請求項2記載の発明では、印字部駆動カム
に連結される出力ギヤと搬送ローラの回転を伝達される
太陽歯車となる入力ギヤとクラッチ駆動カムにより駆動
されて前記出力ギヤに接続される位置と接続されない位
置とに選択的に位置決めされる遊星ギヤとによりクラッ
チを形成し、クラッチ駆動カムのクラッチオフ部に同期
させて、前記出力ギヤに前記遊星ギヤとの噛み合い離脱
部を設けた。
に連結される出力ギヤと搬送ローラの回転を伝達される
太陽歯車となる入力ギヤとクラッチ駆動カムにより駆動
されて前記出力ギヤに接続される位置と接続されない位
置とに選択的に位置決めされる遊星ギヤとによりクラッ
チを形成し、クラッチ駆動カムのクラッチオフ部に同期
させて、前記出力ギヤに前記遊星ギヤとの噛み合い離脱
部を設けた。
【0006】
【作用】請求項1記載の発明によれば、搬送ローラを回
転させると、搬送ローラの回転がクラッチを介して印字
部駆動カムに伝達され、印字部駆動カムおよびクラッチ
駆動カムが回転する。印字部駆動カムが回転してその印
字部圧接部が作用点に来ると印字部が圧接される。それ
と同時にクラッチ制御機構のクラッチ駆動カムのクラッ
チオフ部が作用点に来るためクラッチが切られ、搬送ロ
ーラの回転が印字部駆動カムとクラッチ駆動カムとに伝
達されなくなり、それらの印字部駆動カムおよびクラッ
チ駆動カムが回転を停止し、印字部の圧接状態が保持さ
れる。
転させると、搬送ローラの回転がクラッチを介して印字
部駆動カムに伝達され、印字部駆動カムおよびクラッチ
駆動カムが回転する。印字部駆動カムが回転してその印
字部圧接部が作用点に来ると印字部が圧接される。それ
と同時にクラッチ制御機構のクラッチ駆動カムのクラッ
チオフ部が作用点に来るためクラッチが切られ、搬送ロ
ーラの回転が印字部駆動カムとクラッチ駆動カムとに伝
達されなくなり、それらの印字部駆動カムおよびクラッ
チ駆動カムが回転を停止し、印字部の圧接状態が保持さ
れる。
【0007】つぎに、クラッチ制御機構のクラッチ駆動
手段を一瞬作動させるとクラッチがつながれ、搬送ロー
ラの回転が印字部駆動カムとクラッチ駆動カムとに伝達
されそれらが回転する。印字部駆動カムとクラッチ駆動
カムとが回転して、クラッチ駆動カムのクラッチオフ部
が作用点から抜けると作用点はクラッチオン部となり、
クラッチ駆動手段に替わってクラッチ駆動カムがクラッ
チのつながれた状態を保持する。クラッチのつながれた
状態が保持されたまま印字部駆動カムとクラッチ駆動カ
ムとが回転して、印字部駆動カムの印字部離反部が作用
点に来ると印字部が離反される。それと同時にクラッチ
駆動カムのクラッチオフ部が作用点に来るためクラッチ
が切られ、搬送ローラの回転が印字部駆動カムとクラッ
チ駆動カムとに伝達されなくなり、これらの印字部駆動
カムおよびクラッチ駆動カムが回転を停止し、印字部の
離反状態が保持される。
手段を一瞬作動させるとクラッチがつながれ、搬送ロー
ラの回転が印字部駆動カムとクラッチ駆動カムとに伝達
されそれらが回転する。印字部駆動カムとクラッチ駆動
カムとが回転して、クラッチ駆動カムのクラッチオフ部
が作用点から抜けると作用点はクラッチオン部となり、
クラッチ駆動手段に替わってクラッチ駆動カムがクラッ
チのつながれた状態を保持する。クラッチのつながれた
状態が保持されたまま印字部駆動カムとクラッチ駆動カ
ムとが回転して、印字部駆動カムの印字部離反部が作用
点に来ると印字部が離反される。それと同時にクラッチ
駆動カムのクラッチオフ部が作用点に来るためクラッチ
が切られ、搬送ローラの回転が印字部駆動カムとクラッ
チ駆動カムとに伝達されなくなり、これらの印字部駆動
カムおよびクラッチ駆動カムが回転を停止し、印字部の
離反状態が保持される。
【0008】ここでまた、クラッチ駆動手段を一瞬作動
させるとクラッチがつながれ、クラッチ駆動カムのクラ
ッチオフ部が作用点から抜け作用点がクラッチオン部に
なり、クラッチ駆動手段に替わってクラッチ駆動カムが
クラッチのつながれた状態を保持し、当初の印字部を圧
接する動作になる。
させるとクラッチがつながれ、クラッチ駆動カムのクラ
ッチオフ部が作用点から抜け作用点がクラッチオン部に
なり、クラッチ駆動手段に替わってクラッチ駆動カムが
クラッチのつながれた状態を保持し、当初の印字部を圧
接する動作になる。
【0009】請求項2記載の発明によれば、クラッチ駆
動カムにより駆動されて遊星ギヤが出力ギヤと接続され
る位置に位置決めされると、遊星ギヤが出力ギヤと噛み
合い入力ギヤの回転が遊星ギヤを介して出力ギヤに伝達
される。また、クラッチ駆動カムにより駆動されて遊星
ギヤが出力ギヤと接続されない位置に位置決めされる
と、噛み合い離脱部で噛み合っているためスムースに噛
み合いを離脱できる遊星ギヤと出力ギヤの噛み合いが離
脱して、入力ギヤの回転は出力ギヤに伝達されない。
動カムにより駆動されて遊星ギヤが出力ギヤと接続され
る位置に位置決めされると、遊星ギヤが出力ギヤと噛み
合い入力ギヤの回転が遊星ギヤを介して出力ギヤに伝達
される。また、クラッチ駆動カムにより駆動されて遊星
ギヤが出力ギヤと接続されない位置に位置決めされる
と、噛み合い離脱部で噛み合っているためスムースに噛
み合いを離脱できる遊星ギヤと出力ギヤの噛み合いが離
脱して、入力ギヤの回転は出力ギヤに伝達されない。
【0010】
【実施例】本発明の一実施例を図1ないし図18に基づ
いて説明する。従来例で示した部分と同一部分は同一符
号を用いて示す。本実施例はサーマルプリンタに適用し
たものであり、紙葉の搬送路5に沿わせてサーマルヘッ
ド4が配設され、このサーマルヘッド4に対向させてプ
ラテンローラ3が配設されて印字部7が形成され、搬送
路5を挾むように一対の搬送ローラ8,9と10,11
とが対向接触されて配設されている。前記サーマルヘッ
ド4の背面にはリボンカセット12が配設され、そのリ
ボン13がガイドポスト14にガイドされて前記印字部
7に通されている。
いて説明する。従来例で示した部分と同一部分は同一符
号を用いて示す。本実施例はサーマルプリンタに適用し
たものであり、紙葉の搬送路5に沿わせてサーマルヘッ
ド4が配設され、このサーマルヘッド4に対向させてプ
ラテンローラ3が配設されて印字部7が形成され、搬送
路5を挾むように一対の搬送ローラ8,9と10,11
とが対向接触されて配設されている。前記サーマルヘッ
ド4の背面にはリボンカセット12が配設され、そのリ
ボン13がガイドポスト14にガイドされて前記印字部
7に通されている。
【0011】前記プラテンローラ3はプラテンローラ軸
3aに支持され、このプラテンローラ軸3aは、搬送ロ
ーラ軸11aに間隔をおいて揺動可能に取り付けられた
てこ15,16の一端に掛け渡されて回転自在に取り付
けられている。てこ15,16の他端においては、てこ
軸17が前記てこ15,16に掛け渡されて取り付けら
れ、さらにバネ18が取り付けられて前記プラテンロー
ラ3を前記サーマルヘッド4に圧接する方向に付勢され
ている。ここで、前記搬送ローラ軸11aは、前記搬送
ローラ11を支持して固定フレーム19に回転自在に取
り付けられている。
3aに支持され、このプラテンローラ軸3aは、搬送ロ
ーラ軸11aに間隔をおいて揺動可能に取り付けられた
てこ15,16の一端に掛け渡されて回転自在に取り付
けられている。てこ15,16の他端においては、てこ
軸17が前記てこ15,16に掛け渡されて取り付けら
れ、さらにバネ18が取り付けられて前記プラテンロー
ラ3を前記サーマルヘッド4に圧接する方向に付勢され
ている。ここで、前記搬送ローラ軸11aは、前記搬送
ローラ11を支持して固定フレーム19に回転自在に取
り付けられている。
【0012】つぎに、前記固定フレーム19にカムギヤ
軸21aを介して回転自在にカムギヤ21が取り付けら
れ、前記搬送ローラ軸11aの一端に取り付けられた入
力ギヤ20の回転を前記カムギヤ21に伝達するクラッ
チとなる遊星ギヤ22が遊星フレーム23に取り付けら
れている。この遊星フレーム23は前記搬送ローラ軸1
1aに回動自在に取り付けられ、バネ24によって前記
遊星ギヤ22を前記カムギヤ21と接続されない位置に
位置決めするように付勢され、さらに、前記遊星ギヤ2
2を前記カムギヤ21と接続される位置に位置決めする
ように前記遊星フレーム23を回動させるクラッチ制御
機構のクラッチ駆動手段となるソレノイド25が連結さ
れている。
軸21aを介して回転自在にカムギヤ21が取り付けら
れ、前記搬送ローラ軸11aの一端に取り付けられた入
力ギヤ20の回転を前記カムギヤ21に伝達するクラッ
チとなる遊星ギヤ22が遊星フレーム23に取り付けら
れている。この遊星フレーム23は前記搬送ローラ軸1
1aに回動自在に取り付けられ、バネ24によって前記
遊星ギヤ22を前記カムギヤ21と接続されない位置に
位置決めするように付勢され、さらに、前記遊星ギヤ2
2を前記カムギヤ21と接続される位置に位置決めする
ように前記遊星フレーム23を回動させるクラッチ制御
機構のクラッチ駆動手段となるソレノイド25が連結さ
れている。
【0013】また、前記カムギヤ21の一面には、クラ
ッチ制御機構のクラッチ駆動カムとなる遊星フレーム駆
動カム26が一体として設けられ、前記遊星フレーム2
3に取り付けられたカムフォロア27がカム面に沿わさ
れている。
ッチ制御機構のクラッチ駆動カムとなる遊星フレーム駆
動カム26が一体として設けられ、前記遊星フレーム2
3に取り付けられたカムフォロア27がカム面に沿わさ
れている。
【0014】さらに、前記カムギヤ21の他面にはヘッ
ド部駆動カムとなるプラテンローラ駆動カム28が一体
として設けられ、レバー29に取り付けられたカムフォ
ロア30がカム面に沿わされている。このレバー29は
一端を前記てこ軸17に接触させ、他端を前記固定フレ
ーム19に取り付けられた固定軸31に回動自在に取り
付けられている。
ド部駆動カムとなるプラテンローラ駆動カム28が一体
として設けられ、レバー29に取り付けられたカムフォ
ロア30がカム面に沿わされている。このレバー29は
一端を前記てこ軸17に接触させ、他端を前記固定フレ
ーム19に取り付けられた固定軸31に回動自在に取り
付けられている。
【0015】ここで、前記プラテンローラ駆動カム28
は前記カムギヤ21の軸心から偏心された円筒で、正の
偏心最大点が印字部離反部28aとなり、負の偏心最大
点が印字部圧接部28bとなる。また、前記遊星フレー
ム駆動カム26は二個の凹部を設けられた円筒で、凹部
がクラッチオフ部26aとなり、その他の部分がクラッ
チオン部26bとなる。このクラッチオフ部26aは、
前記プラテンローラ駆動カム28の印字部圧接部28b
および印字部離反部28aが作用点に位置しているとき
に作用点に位置するように配設されている。
は前記カムギヤ21の軸心から偏心された円筒で、正の
偏心最大点が印字部離反部28aとなり、負の偏心最大
点が印字部圧接部28bとなる。また、前記遊星フレー
ム駆動カム26は二個の凹部を設けられた円筒で、凹部
がクラッチオフ部26aとなり、その他の部分がクラッ
チオン部26bとなる。このクラッチオフ部26aは、
前記プラテンローラ駆動カム28の印字部圧接部28b
および印字部離反部28aが作用点に位置しているとき
に作用点に位置するように配設されている。
【0016】また、前記カムギヤ21はギヤ面が段付き
カムとされており、その段付部21bは、前記遊星フレ
ーム駆動カム26のクラッチオフ部26aが作用点に位
置しているときに前記遊星ギヤ22との噛み合い面に位
置するように配設されている。
カムとされており、その段付部21bは、前記遊星フレ
ーム駆動カム26のクラッチオフ部26aが作用点に位
置しているときに前記遊星ギヤ22との噛み合い面に位
置するように配設されている。
【0017】また、モータ32が設けられ、前記搬送ロ
ーラ軸11aに取り付けられたプーリ33、前記搬送ロ
ーラ9に取り付けられた図示しないプーリ、前記モータ
32に取り付けられたモータプーリ32aに、ベルト3
4が巻回されている。さらに、前記プーリ33と前記プ
ラテンローラ軸3aに取り付けられたプーリ35とにベ
ルト36が巻回されている。
ーラ軸11aに取り付けられたプーリ33、前記搬送ロ
ーラ9に取り付けられた図示しないプーリ、前記モータ
32に取り付けられたモータプーリ32aに、ベルト3
4が巻回されている。さらに、前記プーリ33と前記プ
ラテンローラ軸3aに取り付けられたプーリ35とにベ
ルト36が巻回されている。
【0018】このような構成において、モータ32を右
回転させると、ベルト34を介して搬送ローラ9,11
が右回転し、ベルト36を介してプラテンローラ3が右
回転し、搬送路5内の紙葉が印字部7に供給される。ま
た、搬送ローラ軸11aに取り付けられた入力ギヤ20
も右回転する。
回転させると、ベルト34を介して搬送ローラ9,11
が右回転し、ベルト36を介してプラテンローラ3が右
回転し、搬送路5内の紙葉が印字部7に供給される。ま
た、搬送ローラ軸11aに取り付けられた入力ギヤ20
も右回転する。
【0019】ここで、図5,6に示した状態は、印字部
7を離反させている状態で、プラテンローラ駆動カム2
8の印字部離反部28aがカムフォロア30を押し上
げ、カムフォロア30の取り付けられているレバー29
が左回転し、このレバー29の先端がてこ軸17を押し
上げ、てこ15,16が右回転してプラテンローラ3が
サーマルヘッド4から離反されている。また、遊星フレ
ーム23に取り付けられたカムフォロア27が遊星フレ
ーム駆動カム26のクラッチオフ部26aに落ちこみ、
遊星ギヤ22がカムギヤ21に接続しない位置に位置決
めされて、入力ギヤ20に回転を伝達されている遊星ギ
ヤ22が空回りしている。
7を離反させている状態で、プラテンローラ駆動カム2
8の印字部離反部28aがカムフォロア30を押し上
げ、カムフォロア30の取り付けられているレバー29
が左回転し、このレバー29の先端がてこ軸17を押し
上げ、てこ15,16が右回転してプラテンローラ3が
サーマルヘッド4から離反されている。また、遊星フレ
ーム23に取り付けられたカムフォロア27が遊星フレ
ーム駆動カム26のクラッチオフ部26aに落ちこみ、
遊星ギヤ22がカムギヤ21に接続しない位置に位置決
めされて、入力ギヤ20に回転を伝達されている遊星ギ
ヤ22が空回りしている。
【0020】ここで、図7に示すようにソレノイド25
をオンしてこのソレノイド25のプランジャ部を引き込
む方向に作動させると、遊星フレーム23が右回転して
遊星ギヤ22がカムギヤ21に接続される位置に位置決
めされ、遊星ギヤ22に回転を伝達されてカムギヤ21
が回転する。すると、図9に示すようにカムフォロア2
7が遊星フレーム駆動カム26のクラッチオン部26b
に乗り上げ、ソレノイド25に替わってクラッチオン部
26bが遊星ギヤ22をカムギヤ21に接続される位置
に位置決め保持する。カムギヤ21によって遊星ギヤ2
2とカムギヤ21の接続状態が保持されてカムギヤ21
が回転しつづけると、図11に示すように、プラテンロ
ーラ駆動カム28の印字部圧接部28bが作用点に来
て、印字部離反部28aに押し上げられていたカムフォ
ロア30が低下し、カムフォロア30の取り付けられて
いるレバー29が右回転し、てこ軸17を押し上げてい
たレバー29の先端が低下し、バネ18に引き込まれて
てこ15,16が左回転してプラテンローラ3がヘッド
部2に押圧される。これと同時に、図12に示すように
遊星フレーム駆動カム26のクラッチオフ部26aにカ
ムフォロア27が落ちこみ、遊星フレーム23が左回転
して遊星ギヤ22とカムギヤ21の噛み合い(図13に
示すようにカムギヤ21の段付部21bで噛み合い、噛
み合い点が遠のきの噛み合いだけになっている)が離脱
され、遊星ギヤ22がカムギヤ21に接続されない位置
に位置決めされて空回りし、カムギヤ21が停止して印
字部7の圧接状態が保持される。
をオンしてこのソレノイド25のプランジャ部を引き込
む方向に作動させると、遊星フレーム23が右回転して
遊星ギヤ22がカムギヤ21に接続される位置に位置決
めされ、遊星ギヤ22に回転を伝達されてカムギヤ21
が回転する。すると、図9に示すようにカムフォロア2
7が遊星フレーム駆動カム26のクラッチオン部26b
に乗り上げ、ソレノイド25に替わってクラッチオン部
26bが遊星ギヤ22をカムギヤ21に接続される位置
に位置決め保持する。カムギヤ21によって遊星ギヤ2
2とカムギヤ21の接続状態が保持されてカムギヤ21
が回転しつづけると、図11に示すように、プラテンロ
ーラ駆動カム28の印字部圧接部28bが作用点に来
て、印字部離反部28aに押し上げられていたカムフォ
ロア30が低下し、カムフォロア30の取り付けられて
いるレバー29が右回転し、てこ軸17を押し上げてい
たレバー29の先端が低下し、バネ18に引き込まれて
てこ15,16が左回転してプラテンローラ3がヘッド
部2に押圧される。これと同時に、図12に示すように
遊星フレーム駆動カム26のクラッチオフ部26aにカ
ムフォロア27が落ちこみ、遊星フレーム23が左回転
して遊星ギヤ22とカムギヤ21の噛み合い(図13に
示すようにカムギヤ21の段付部21bで噛み合い、噛
み合い点が遠のきの噛み合いだけになっている)が離脱
され、遊星ギヤ22がカムギヤ21に接続されない位置
に位置決めされて空回りし、カムギヤ21が停止して印
字部7の圧接状態が保持される。
【0021】この印字部7を圧接させている状態で、図
14に示すようにソレノイド25をオンしてこのソレノ
イド25のプランジャ部を引き込む方向に再び作動させ
ると、遊星ギヤ22がカムギヤ21に接続される位置に
位置決めされ遊星ギヤ22に回転を伝達されてカムギヤ
21が回転し、図16に示すように遊星フレーム駆動カ
ム26のクラッチオン部26bがソレノイド25に替わ
ってカムギヤ21と遊星ギヤ22の噛み合いを保持す
る。遊星ギヤ22との噛み合いを保持されてカムギヤ2
1が回転しつづけると、図6に示すようにプラテンロー
ラ駆動カム28の印字部離反部28aがカムフォロア3
0を押し上げてプラテンローラ3がサーマルヘッド4か
ら離反されると共に、図5に示すように遊星フレーム2
3に取り付けられたカムフォロア27が遊星フレーム駆
動カム26のクラッチオフ部26aに落ちこみ、遊星ギ
ヤ22とカムギヤ21の噛み合いがカムギヤ21の段付
部21bで離脱し、遊星ギヤ22がカムギヤ21に接続
しない位置に位置決めされてカムギヤ21の回転が停止
し、印字部7の離反状態が保持される。
14に示すようにソレノイド25をオンしてこのソレノ
イド25のプランジャ部を引き込む方向に再び作動させ
ると、遊星ギヤ22がカムギヤ21に接続される位置に
位置決めされ遊星ギヤ22に回転を伝達されてカムギヤ
21が回転し、図16に示すように遊星フレーム駆動カ
ム26のクラッチオン部26bがソレノイド25に替わ
ってカムギヤ21と遊星ギヤ22の噛み合いを保持す
る。遊星ギヤ22との噛み合いを保持されてカムギヤ2
1が回転しつづけると、図6に示すようにプラテンロー
ラ駆動カム28の印字部離反部28aがカムフォロア3
0を押し上げてプラテンローラ3がサーマルヘッド4か
ら離反されると共に、図5に示すように遊星フレーム2
3に取り付けられたカムフォロア27が遊星フレーム駆
動カム26のクラッチオフ部26aに落ちこみ、遊星ギ
ヤ22とカムギヤ21の噛み合いがカムギヤ21の段付
部21bで離脱し、遊星ギヤ22がカムギヤ21に接続
しない位置に位置決めされてカムギヤ21の回転が停止
し、印字部7の離反状態が保持される。
【0022】このように本実施例は、搬送ローラ11の
回転をクラッチを介して伝達されて回転するプラテンロ
ーラ駆動カム28の変位でプラテンローラ3を駆動して
印字部7の圧接、離反をするようにしたので、印字部駆
動用のモータや、ソレノイドを設ける必要がなくスペー
ス効率の良いものとなる。また、遊星ギヤ22のカムギ
ヤ21への断続を遊星フレーム駆動カム26により行う
ようにしたので、遊星ギヤ22をカムギヤ21に接続さ
せるソレノイド25はカムフォロア27が遊星フレーム
駆動カム26のクラッチオン部26bに乗り上げるまで
の瞬間作動させるだけで良く電力を節約できるものとな
る。また、カムギヤ21と遊星ギヤ22の離反タイミン
グにあわせてカムギヤ21に段付部21bを設けたので
カムギヤ21と遊星ギヤ22の噛み合い点が遠のきの噛
み合い一点だけとなり噛み合いの離脱がスムースなもの
となる。
回転をクラッチを介して伝達されて回転するプラテンロ
ーラ駆動カム28の変位でプラテンローラ3を駆動して
印字部7の圧接、離反をするようにしたので、印字部駆
動用のモータや、ソレノイドを設ける必要がなくスペー
ス効率の良いものとなる。また、遊星ギヤ22のカムギ
ヤ21への断続を遊星フレーム駆動カム26により行う
ようにしたので、遊星ギヤ22をカムギヤ21に接続さ
せるソレノイド25はカムフォロア27が遊星フレーム
駆動カム26のクラッチオン部26bに乗り上げるまで
の瞬間作動させるだけで良く電力を節約できるものとな
る。また、カムギヤ21と遊星ギヤ22の離反タイミン
グにあわせてカムギヤ21に段付部21bを設けたので
カムギヤ21と遊星ギヤ22の噛み合い点が遠のきの噛
み合い一点だけとなり噛み合いの離脱がスムースなもの
となる。
【0023】また、本実施例ではプラテンローラ3を駆
動しているがこれに限るものではなく図18に示すよう
にサーマルヘッド4を駆動しても良い。
動しているがこれに限るものではなく図18に示すよう
にサーマルヘッド4を駆動しても良い。
【0024】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、搬送ロー
ラの回転を断続するクラッチを介して印字部駆動カムを
回転させそのカムの変位で印字部を駆動し圧接、離反さ
せるようにしたので、印字部駆動用のモータやソレノイ
ドが不用となりスペース効率を良くすることができる。
また、印字部駆動カムの回転を伝達されて回転するクラ
ッチ制御機構のクラッチ駆動カムの変位で、前記クラッ
チの断続を行うようにしたので、クラッチ制御機構のク
ラッチ駆動手段を常時作動させる必要がなくクラッチ駆
動手段がソレノイドなどの場合は消費電力を低減するこ
とができるものとなる。
ラの回転を断続するクラッチを介して印字部駆動カムを
回転させそのカムの変位で印字部を駆動し圧接、離反さ
せるようにしたので、印字部駆動用のモータやソレノイ
ドが不用となりスペース効率を良くすることができる。
また、印字部駆動カムの回転を伝達されて回転するクラ
ッチ制御機構のクラッチ駆動カムの変位で、前記クラッ
チの断続を行うようにしたので、クラッチ制御機構のク
ラッチ駆動手段を常時作動させる必要がなくクラッチ駆
動手段がソレノイドなどの場合は消費電力を低減するこ
とができるものとなる。
【0025】請求項2記載の発明によれば、印字部駆動
カムに連結される出力ギヤと搬送ローラの回転を伝達さ
れる入力ギヤとクラッチ駆動カムにより駆動されて前記
出力ギヤに接続される位置と接続されない位置とに選択
的に位置決めされる遊星ギヤとによりクラッチを形成
し、クラッチ駆動カムのクラッチオフ部に同期させて前
記出力ギヤに前記遊星ギヤとの噛み合い離脱部を設けた
ので、クラッチオフの際にスムースに従動ギヤと遊星ギ
ヤの噛み合いが外れるものとなる。
カムに連結される出力ギヤと搬送ローラの回転を伝達さ
れる入力ギヤとクラッチ駆動カムにより駆動されて前記
出力ギヤに接続される位置と接続されない位置とに選択
的に位置決めされる遊星ギヤとによりクラッチを形成
し、クラッチ駆動カムのクラッチオフ部に同期させて前
記出力ギヤに前記遊星ギヤとの噛み合い離脱部を設けた
ので、クラッチオフの際にスムースに従動ギヤと遊星ギ
ヤの噛み合いが外れるものとなる。
【図1】本発明の一実施例を示すもので、軸間を展開し
た平面図である。
た平面図である。
【図2】その側面図である。
【図3】図1におけるA−A線断面を示す断面図であ
る。
る。
【図4】図1におけるB−B線断面を示す断面図であ
る。
る。
【図5】印字部離反状態での遊星フレーム駆動カムを示
す側面図である。
す側面図である。
【図6】図5と同タイミングでのプラテンローラ駆動カ
ムを示す図1におけるA−A線断面図である。
ムを示す図1におけるA−A線断面図である。
【図7】ソレノイドの作動状態での遊星フレーム駆動カ
ムを示す側面図である。
ムを示す側面図である。
【図8】図7と同タイミングでのプラテンローラ駆動カ
ムを示す図1におけるA−A線断面図である。
ムを示す図1におけるA−A線断面図である。
【図9】印字部離反状態から印字部圧接状態に移行する
中間状態での遊星フレーム駆動カムを示す側面図であ
る。
中間状態での遊星フレーム駆動カムを示す側面図であ
る。
【図10】図9と同タイミングでのプラテンローラ駆動
カムを示す図1におけるA−A線断面図である。
カムを示す図1におけるA−A線断面図である。
【図11】印字部圧接状態でのプラテンローラ駆動カム
を示す図1におけるA−A線断面図である。
を示す図1におけるA−A線断面図である。
【図12】図11と同タイミングでの遊星フレーム駆動
カムを示す側面図である。
カムを示す側面図である。
【図13】段付部での噛み合いを示す側面図である。
【図14】ソレノイドの作動状態での遊星フレーム駆動
カムを示す側面図である。
カムを示す側面図である。
【図15】図14と同タイミングでのプラテンローラ駆
動カムを示す図1におけるA−A線断面図である。
動カムを示す図1におけるA−A線断面図である。
【図16】印字部圧接状態から印字部離反状態に移行す
る中間状態での遊星フレーム駆動カムを示す側面図であ
る。
る中間状態での遊星フレーム駆動カムを示す側面図であ
る。
【図17】図16と同タイミングでのプラテンローラ駆
動カムを示す図1におけるA−A線断面図である。
動カムを示す図1におけるA−A線断面図である。
【図18】印字ヘッド側を駆動する変形例を示す側面図
である。
である。
【図19】従来例を示す側面図である。
3 プラテンローラ 4 印字ヘッド 7 印字部 20 入力ギヤ 21 出力ギヤ 21b 噛み合い離脱部 22 クラッチ、遊星ギヤ 25 クラッチ駆動手段 26 クラッチ駆動カム 26a クラッチオフ部 26b クラッチオン部 28a 印字部離反部 28b 印字部圧接部 28 印字部駆動カム
Claims (2)
- 【請求項1】 印字ヘッドとプラテンローラにより形成
された印字部と、印字部圧接部と印字部離反部とにより
カム面が形成され前記印字ヘッド又は前記プラテンロー
ラに連結されて前記印字ヘッドと前記プラテンローラと
の圧接又は離反を行う印字部駆動カムと、この印字部駆
動カムに搬送ローラの回転を断続するクラッチと、前記
印字部駆動カムに連結されて回転しクラッチオン部と前
記印字部圧接部と前記印字部離反部とに同期させたクラ
ッチオフ部とによりカム面が形成され前記クラッチに連
結されて前記クラッチの接続状態を保持又は切断するク
ラッチ駆動カムと前記クラッチに連結されてクラッチオ
ン動作をするクラッチ駆動手段とを備えたクラッチ制御
機構とよりなることを特徴とするプリンタ。 - 【請求項2】 印字部駆動カムに連結される出力ギヤと
搬送ローラの回転を伝達される太陽歯車となる入力ギヤ
とクラッチ駆動カムにより駆動されて前記出力ギヤに接
続される位置と接続されない位置とに選択的に位置決め
される遊星ギヤとによりクラッチを形成し、クラッチ駆
動カムのクラッチオフ部に同期させて、前記出力ギヤに
前記遊星ギヤとの噛み合い離脱部を設けたことを特徴と
する請求項1記載のプリンタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14909092A JP2820836B2 (ja) | 1992-06-09 | 1992-06-09 | プリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14909092A JP2820836B2 (ja) | 1992-06-09 | 1992-06-09 | プリンタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05338314A JPH05338314A (ja) | 1993-12-21 |
JP2820836B2 true JP2820836B2 (ja) | 1998-11-05 |
Family
ID=15467483
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14909092A Expired - Fee Related JP2820836B2 (ja) | 1992-06-09 | 1992-06-09 | プリンタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2820836B2 (ja) |
-
1992
- 1992-06-09 JP JP14909092A patent/JP2820836B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05338314A (ja) | 1993-12-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |