JP3470202B2 - 熱転写画像形成装置 - Google Patents

熱転写画像形成装置

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JP3470202B2
JP3470202B2 JP4241794A JP4241794A JP3470202B2 JP 3470202 B2 JP3470202 B2 JP 3470202B2 JP 4241794 A JP4241794 A JP 4241794A JP 4241794 A JP4241794 A JP 4241794A JP 3470202 B2 JP3470202 B2 JP 3470202B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フルカラー印字におけ
る印字部のニップとその解除及び紙送り部のニップとそ
の解除とを簡単な機構によって行う熱転写画像形成装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、熱転写画像形成装置は、主走
査方向(用紙の幅方向)の最大画素数に等しい数の発熱
体が配設された印字ヘッドとこの印字ヘッドに対向する
プラテンとを備えている。印字の際は、送り装置が用紙
とこの用紙の幅にほぼ等しい幅のインクリボンとを上記
の対向部(印字部)へ搬送する。そして、印字部におい
て印字ヘッドの発熱体、インクリボン、用紙及びプラテ
ンの順に当接した状態で、制御部によって上記多数の発
熱体を印字情報に対応して選択的に発熱させることによ
り、インクリボンのインクを溶融又は昇華によって用紙
に転写して画像の印字を行っている。
【0003】多色刷り印字(フルカラー印刷)の場合
は、通常、減法混色の三原色Y(イエロー:黄色)、M
(マゼンタ:赤色染料)、及びC(シアン:緑味のある
青色)の三色、又はこれらに文字などの印字専用のBk
(ブラック:黒)を更に加えた四色のインクを、ベース
フィルム上に長手方向へ順次に並べて繰り返し塗布した
形状のインクリボンを用いる。そして、これらの色を種
々の割合で塗り重ねることにより混合して、様々な色合
いと階調とを表現する。この場合、一枚の用紙に一色を
印字する毎に、印字ヘッドの昇降、インクリボンの空送
りと位置合わせ、紙送りと紙戻しなどを行って次の色の
印字準備をしなければならない。
【0004】このように、フルカラー印字の場合、一頁
の印字に対して印字ヘッドの昇降(印字ヘッドとプラテ
ンとの接離)が頻繁に行われる。この印字ヘッドの昇降
には、一般に、DCモータやステッピングモータなどの
動力を用い、これらを随時、正逆両方向に回転させるこ
とにより制御している。この印字ヘッドをプラテンに圧
接するには極めて大きな力を必要とし、このため、上記
印字ヘッドの昇降機構に用いるモータには、サーマルプ
リンタ内では比較的大きなトルクを出せるモータを使用
している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、DCサーボ
モータは、本体は小型軽量であって小型の割りには大き
なトルクが得られるが、駆動回路及び制御回路が複雑で
あるという問題がある。そのうえ、正回転と逆回転に対
して、DCモータのように単に通電極性を切り替え制御
すればよい分けではなく、回路の機能する方向を全て切
り替えねばならないから、これを単一回路で行うのは容
易ではなく、通常、正逆両方向用にほぼ独立の二つの駆
動回路を必要とする。したがって、上記の印字ヘッドの
昇降機構にDCサーボモータを使用した場合、一台のモ
ータに対して、印字ヘッドの昇降のための正逆両方向の
回転用に、モータ二台分のドライブ回路と同等な回路構
成を必要とする。このため回路基板が大型化するばかり
でなく設計コストも上昇するという問題がある。
【0006】一方、ステッピングモータは、正逆両方向
回転の場合も単一方向回転の場合と同様の回路でよく、
回路が大型になることはない。しかし、DCモータの場
合と同じトルクを得るためには、本体がDCモータより
も大型なステッピングモータが必要であり、このため装
置全体が大型化するという問題がある。また、ステッピ
ングモータは比較的発熱量が多く、このため、充分に大
きなモータを用いて発熱を抑えるようにしないと周辺機
構が影響を受けて、これらの経時的な熱劣化が進行しや
すくなるという問題もある。
【0007】ところで、それらの印字ヘッドの昇降機構
に用いられるモータは、紙送り機構のロールの接離に併
用されることが多い。そして多色刷りでは、紙送りロー
ルの接離が一印刷シーケンス(一回の印刷における制御
手順)の中で一回であるのに対し、印字ヘッドの接離は
三回又は四回である。そして、これを同一のモータを駆
動して制御するための駆動伝達機構は、複数のギア、複
数の摩擦クラッチ等の噛み合わせ又は組み合わせを切り
替えて動作するようになっていて極めて複雑な構成とな
っている。このため、当初は円滑に動作したとしても時
間の経過に伴って故障が発生しやすく、また保守作業も
容易ではないという問題があった。
【0008】本発明の課題は、上記従来の実情に鑑み、
簡単な機構により印字ヘッド及び紙送りロールの接離の
動作ができる熱転写画像形成装置を提供することであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】以下に、本発明に係わる
熱転写画像形成装置の構成を述べる。本発明は、主走査
方向に複数の発熱体を有する発熱ヘッドとプラテンとを
対向配置し、副走査方向に複数色のインクが繰り返し設
けられたインクリボンと用紙とを重ねて上記発熱ヘッド
とプラテンとの対向部に搬送させ、上記発熱体へ通電し
てインクリボン上のインクを用紙に転写してドット画像
を形成する熱転写画像形成装置に適用される。
【0010】請求項1記載の熱転写画像形成装置は、上
記用紙を搬送する一対のロールをニップさせるニップ動
作手段と、上記発熱ヘッドとプラテンとをニップさせる
押圧手段と、上記ニップ動作手段と押圧手段による夫々
のニップ動作とその解除動作とを回転により実行させる
カム手段と、該カム手段の一回転の動作により上記複数
色による印字を終了させるべく制御する制御手段とから
構成される。
【0011】請求項2記載の熱転写画像形成装置は、上
記ニップ動作手段、押圧手段、カム手段、及び制御手段
に、更に上記カム手段の初期位置を検知する第1の検知
素子を加えて構成される。
【0012】請求項3記載の熱転写画像形成装置は、上
記ニップ動作手段、押圧手段、カム手段、及び制御手段
に、更に上記カム手段の上記複数色のインクに対応する
各印字プロセスに必要な位置を検知する第2の検知素子
を加えて構成される。
【0013】請求項6記載の熱転写画像形成装置は、上
記ニップ動作手段、押圧手段、カム手段、及び制御手段
に、更に上記発熱ヘッドと上記プラテンとが非ニップ状
態のとき上記インクリボンを搬送するリボン搬送手段を
加えて構成される。
【0014】そして、上記押圧手段は、例えば請求項4
記載のように、上記発熱ヘッドを上記プラテンに押圧す
る弾性部材を備えて構成される。また、上記ニップ動作
手段は、例えば請求項5記載のように、上記一対のロー
ルをニップさせる方向に押圧する弾性部材を備えて構成
される。
【0015】
【作用】この発明の熱転写画像形成装置は、ニップ動作
手段が一対のロールをニップさせる方向に押圧する弾性
部材により用紙を搬送する一対のロールをニップさせ、
押圧手段が発熱ヘッドをプラテンに押圧する弾性部材に
より発熱ヘッドとプラテンとをニップさせる。そして、
カム手段が上記ニップ動作手段と押圧手段による夫々の
ニップ動作とその解除動作とを回転により実行させ、制
御手段が上記カム手段の一回転の動作により複数色によ
る印字を終了させるべく制御する。このとき、第1の検
知素子は上記カム手段の初期位置を検知し、第2の検知
素子は上記カム手段の複数色のインクに対応する各印字
プロセスに必要な位置を検知する。また、リボン搬送手
段は、上記発熱ヘッドとプラテンとが非ニップ状態のと
き上記インクリボンを搬送する。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳述する。図1は、一実施例に関わる熱転写画像
形成装置の主要部の構成を示す側断面図である。同図に
示すように、熱転写画像形成装置(以下、本体装置とい
う)は、上下に移動自在なサーマルプリントヘッド(熱
印字ヘッド)1、これに対向して下方に固定配置された
プラテンロール2、これらの対向部の前方(図の右方)
近傍に配設され不図示の回転駆動機構により回転駆動さ
れる紙送りロール3、及びこの紙送りロール3に対向し
て接離自在に配設され印字時には紙送りロール3に対し
圧接されて従動する押し当てロール3′を備えている。
【0017】上記サーマルプリントヘッド1は、コの字
型に形成されたヘッドニップアーム4の一方の先端に固
定されており、このヘッドニップアーム4の他方の先端
にはピン4′が図面に垂直方向に図の手前側に取り付け
られている。ヘッドニップアーム4のほぼ中央にはピン
状の自由回転軸4″が配設されており、この自由回転軸
4″は、ヘッドニップアーム4を支持する支持アーム5
の軸承に嵌合している。ヘッドニップアーム4は、この
自由回転軸4″を中心にしてシーソー状又は天秤状に回
動して、サーマルプリントヘッド1とプラテンロール2
による接離(ニップとその解除)を行う。
【0018】支持アーム5は、その一端に設けられた支
点5′により本体装置に支持され、同図に示す水平位置
から、図の矢印Aで示す左上方向へ向かってほぼ90度
回動するように構成されている。この支持アーム5の他
端には不図示のラッチ機構が設けられ、このラッチ機構
により支持アーム5は同図に示す水平位置に固定され
る。そして、この支持アーム5には、上記サーマルプリ
ントヘッド1の上方位置で、支持アーム5からその側面
と直角に水平方向に突出しヘッドニップアーム4の先端
上部を超えて張り出すように、切り出し部5″が設けら
れている。この切出し部5″と上記サーマルプリントヘ
ッド1が固着しているヘッドニップアーム4先端部との
間に螺旋ばね6が配設される。この螺旋ばね6は、押し
付勢力を有してヘッドニップアーム4の先端部つまりサ
ーマルプリントヘッド1を、常時下方へ付勢している。
【0019】一方、紙送りロール3に接離する押し当て
ロール3′は、その回転軸3″によってロールニップア
ーム7の一方の先端近くで回転自在に嵌合して、ロール
ニップアーム7により支持されている。このロールニッ
プアーム7は、上記押し当てロール3′を支持している
回転軸嵌合部より更に先の端部に設けられた支点7″に
おいて、本体装置により回動自在に支持されている。ロ
ールニップアーム7は、この支点7″を中心にして上下
方向に回動し、押し当てロール3′と紙送りロール3に
よる接離(ニップとその解除)を行う。このロールニッ
プアーム7のほぼ中央部と本体装置の不図示の部材間に
螺旋ばね8が配設される。この螺旋ばね8は押し付勢力
を有して、ロールニップアーム7を常時上方へ付勢して
いる。このロールニップアーム7の他方の端部にはヘッ
ドニップアーム4同様のピン7′が図面に垂直方向に、
図の向こう側に取り付けられている。
【0020】このピン7′には、カム9が滑動自在に常
時当接している。このカム9は、回転軸10を中心とす
る円盤で、その円周1/4が大きく盛り上がった形状を
なしている。初期状態における基準位置では、その盛上
り部の先端が、同図に示すように、ピン7′に当接して
いる。
【0021】このカム9には、カム11が同軸に固定さ
れ又は一体に形成されて配設されている。このカム11
は、ヘッドニップアーム4のピン4′に滑動自在に常時
当接している。そして、このカム11も円盤で、その円
盤の円周のほぼ1/4が円弧であり、残り3/4の円周
はほぼ三等分されて夫々に緩やかな谷溝を描く切り込み
が形成されている。夫々の谷溝は、時計回り方向に、谷
底まで緩やかに切り込まれ谷底からやや急竣に立ち上っ
ている。初期状態における基準位置では、同図に示すよ
うに、上記1/4の円弧部分のほぼ中央でピン4′に当
接している。
【0022】上記カム9、11は時計回り方向にのみ、
且つ間欠的に回転する。特には図示していないが、カム
9の裏面の適宜の位置に、カム9の基準位置を示すため
の1個の位置決めピンが配設されている。また、これに
対応して、同図には示していないが、上記の位置決めピ
ンを検出する検知素子(カムスイッチSWI)が配設さ
れている。一方、カム11の裏面には、上記の円弧や各
谷溝の位置を示すための複数の位置決めピンが夫々適宜
の位置に配設されている。そして、これらの位置決めピ
ンを順次検出するために、これも同図には図示していな
い検知素子(カムスイッチSWII)が配設されている。
【0023】また、上記のサーマルプリントヘッド1の
前後には、インクリボンカセット12に保持されたイン
クリボン13が位置している。このインクリボンカセッ
ト12は、上述したヘッドニップアーム4が支持アーム
5によって左上方におよそ90度回動したとき、挿拔自
在に装着される。インクリボンカセット12が装着さ
れ、支持アーム5が水平位置に下りてくると、インクリ
ボンカセット12中央部のインクリボン13の張設部分
が、同図に示すように、サーマルプリントヘッド1に押
し下げられる。インクリボンカセット12の巻き取りコ
ア14は、不図示の滑り摩擦クラッチ及び駆動伝達部材
を介して回転駆動され、インクリボン13の使用済み部
分を後述する紙送りに同調して順次巻き取ることによ
り、未使用部のインクリボンを他方の供給コアから引き
出す。
【0024】サーマルプリントヘッド1先端と巻き取り
コア14との間のインクリボン13を挟む位置に、リボ
ンセンサ15(15′及び15″)が配設されている。
リボンセンサ15′は、適宜の波長の光を発光する発光
素子からなり、リボンセンサ15″は、その発光素子か
ら出射されてインクリボンを透過する光を受光し、その
受光した光量を電気信号に変換する受光素子例えばシリ
コンセンサなどからなる。
【0025】更に、上記インクリボンカセット12の巻
き取り側の下方に位置して、二枚の用紙ガイド16、1
7が上下に対向して水平に配設され、挿通される用紙に
対応する適宜なスリットを形成している。スリットの一
端は本体装置外側(図の右側)に開口している。用紙は
この開口部から頭部を外側に向け尾部を内側に向けて挿
入され、装置内部に搬入されて、印字終了後、この開口
部から排出される。また、上記スリットの他端は本体装
置内部の紙送りロール3と押し当てロール3′との対向
部近傍に開口する。この内部開口部には紙センサ18が
設けられている。この紙センサ18は、反射型フォトセ
ンサからなり、挿入された用紙の尾部を検出して用紙挿
入を後述する制御部に通知し、また、用紙の頭部を検出
して用紙の搬入完了(又は送り戻し完了)を制御部に通
知する。
【0026】上述のサーマルプリントヘッド1とプラテ
ンロール2との対向部(印字部)より後方(図の左方)
には、やや斜め下方に傾く配置で上下に対向する二枚の
用紙ガイド21、22が配設されて、後部スリット部を
形成している。本体装置に尾部から挿入(搬入)された
用紙の尾端部が、印字終了まで、上記の後部スリット部
内を数回往復する。
【0027】上記後部スリット部のほぼ中間点に位置し
て、下方の用紙ガイド22側に、ジャムセンサ23が配
設されている。このジャムセンサ23も、反射型フォト
センサであり、用紙尾部の搬入タイミングを検知して制
御部に通知する。
【0028】次に、上記構成の実施例の動作を、図2及
び図3に示す本体装置の状態図を用いて説明する。図2
は本体装置に用紙が挿入されつつある状態を示し、図3
は本体装置に用紙を搬入し終って印字を開始する状態を
示している。また、以下の説明には図4(a),(b) に示す
タイミングチャートを参照する。図4(a) は、上に、カ
ム11の回転に伴うピン4′とカム11との係合点の上
下方向の変位を示し、下二段に、カムスイッチSWI及
びカムスイッチSWIIの出力を示す。このタイミングチ
ャートに示す目盛りは、タイミングチャートの左方に示
すカム11に、等間隔に放射状に区切って示すカム11
の回転角度に対応している。尚、カム11の回転が間欠
的であるため、タイミングチャートの目盛り毎の経過時
間は同一ではない。そして、同図(b) は、カム9と、そ
の回転に伴うピン7′との係合点の上下方向の変位を示
している。このタイミングチャートに示す目盛りも、こ
のカム9と一体に回転するカム11の同図(a) に示す回
転角度に対応している。
【0029】先ず、図2において、用紙Pが尾部を先端
に、図の矢印Aで示す右方から左方向へ用紙ガイド1
6、17のスリットの外側開口部から挿入されると、紙
センサ18が用紙Pの尾部端を検知し、この検知に基づ
いて、カム9、11が回転して一旦停止する。これによ
り、カム9とピン7′との係合点が基準位置(図4(a)
のSTART/STOP及び同図(b) のT1 参照)か
ら、カム9の盛り上がり部の根元(図4(b) のT2 参
照)まで移動する。
【0030】即ち、この回転によりロールニップアーム
7のピン7′がカム9の基準位置における係合点から外
れ、螺旋ばね8の付勢力によってロールニップアーム7
が支点7″を中心にして図の矢印Bで示す上方向に回動
する。これによって紙送りロール3と押し当てロール
3′とが圧接し、即ちニップ状態となり、紙送りロール
3の回転によって用紙Pが本体装置内に搬入される。
【0031】図の矢印Aで示す右方から左方向への用紙
搬入方向は、フルカラー印字の際、色の重ね塗りをする
ための紙戻し方向でもある。このように用紙Pを装置内
に送り戻す方向でもあるため、このときの紙送りロール
3の回転方向を、以下、逆回転という。また、このとき
の用紙Pを搬送する動作を、以下、搬入又は送り戻しと
もいう。したがって、左方から右方へ搬送する場合を、
以下、搬出又は送り出しといい、この場合の紙送りロー
ル3の回転方向を、以下、正回転という。
【0032】同図は用紙Pがほぼ中間まで搬入されて、
その尾部端が後部スリット部の開口部に入り込み始めて
いる状態を示している。この状態で、カム9、11は一
旦停止している。そしてヘッドニップアーム4のピン
4′は、依然としてカム11の最初の円弧部分の端部に
係合している(図4(a) のリボン合わせ、給紙を参
照)。これは基準位置と同じ位置であり、したがって、
サーマルプリントヘッド1も基準位置に停止しており、
印字部のニップはまだ開始されていない。この状態で、
巻き取りコア14の回転によりインクリボン13のリー
ド部又は前回の印字で使用済みとなったインク部分が巻
き取られ、リボンセンサ15による色検知によって、最
初の印字色Yのリボン合わせが行われる。一方、用紙P
は更に内部に搬入(給紙)されて用紙Pの頭部(搬入持
の後端)が紙センサ18によって検知され、これによっ
て用紙Pの搬入が停止する。
【0033】次に、図3に示すように、上記用紙Pの搬
入が停止したタイミングでカム9、11が回転して停止
する。まずカム11の回転によって、ヘッドニップアー
ム4のピン4′がカム11の基準位置の円弧部分から外
れる。ピン4′のカム11との係止が外れたことによ
り、螺旋ばね6の付勢力によってヘッドニップアーム4
のサーマルプリントヘッド1固着部が回転軸4″を中心
に下方へ回動する。一方、ピン4′配設端が回転軸4″
を中心に上方へ回動する。この上方への回動により上記
一旦カム11との係止が外れたピン4′は、カム11の
最初の谷溝の谷部まで移動し、カム11の停止により、
この谷部に再び係止する(図4(a) Y参照)。この係止
によりヘッドニップアーム4の回動が停止し、サーマル
プリントヘッド1が所定の位置に停止し、この位置でサ
ーマルプリントヘッド1とプラテンロール2とがニップ
する。これによって、用紙Pの印字開始位置とインクリ
ボン13の印字開始位置とが重なって印字部にニップさ
れる。この間、ロールニップアーム7のピン7′は、カ
ム9の円周部分に係合して滑動し、係合点に変位はな
い。したがってロールニップアーム7は不動であり、即
ち紙送りロール3と押し当てロール3′とは用紙Pをニ
ップしたままの状態である。この状態はインクリボン1
3の三色Y,M,Cの印字終了まで継続する(図4(b)
参照)。したがって、以下、カム9の動作状態について
は三色Y,M,Cの印字終了まで説明を省略する。
【0034】上記カム11が停止している状態で、紙送
りロール3が正回転して用紙Pを送り出し、この用紙P
面に、サーマルプリントヘッド1が後述する制御部によ
る制御に基づいて色Yの印字を行う。
【0035】色Yの印字が終了した時点で、再びカム1
1が回転し、ピン4′を谷溝の緩やかな傾斜に沿って滑
動させ、ピン4′との係合点を基準位置と同じ位置まで
変位させて停止する(図4(a) の後退、リボン合わせ参
照)。これにより、ヘッドニップアーム4のピン4′配
設端が下方へ移動し、したがってサーマルプリントヘッ
ド1固着部が螺旋ばね6の付勢力に抗して上方へと回動
する。これによってサーマルプリントヘッド1とプラテ
ンロール2とのニップが解除される。これで本体装置
は、カム9、11の停止位置のみを別にすれば、図2に
示す状態に戻っている。この状態で、図2で説明した巻
き戻しコア14の回転によるインクリボン13の巻き取
りとリボンセンサ15によるリボン位置合わせ(この場
合は二番目の色Mの位置合わせ)及び紙送りロール3の
逆回転による用紙Pの後退(搬入、つまり送り戻し)と
紙センサ18による用紙Pの位置決めを行う。
【0036】続いて、カム11が回転して停止する。そ
して、ピン4′がカム11の急峻な傾斜を滑動して二つ
目の谷溝の谷に係止する。これにより再びヘッドニップ
アーム4のピン4′配設端が上方へ移動し、サーマルプ
リントヘッド1固着部が螺旋ばね6の付勢力により下方
へ回動する。これで本体装置は、カム9、11の停止位
置のみを別にすれば、図3に示す状態に戻っている。こ
の状態で、図3で説明した紙送りロール3の正回転によ
る用紙Pの搬出、つまり送り出し、及びサーマルプリン
トヘッド1による印字(この場合は色Mの印字)が行わ
れる。
【0037】上記色Mの印字終了後、再び図2及び図3
で説明した動作を繰り返して三番目の色Cの印字を行っ
て(図4(a) の後退、リボン合わせC参照)、この色C
の印字を終了する。
【0038】この最後の色Cの印字終了後、引き続き紙
送りロール3が正回転して用紙Pを搬出すると共に、カ
ム9、11が回転して、カム11によりサーマルプリン
トヘッド1とプラテンロール2とのニップを解除し、用
紙Pの搬出が終了したタイミングでカム9、11が基準
位置で停止し、カム9による紙送りロール3と押し当て
ロール3′とのニップを解除する。これによって、図1
に示す状態に戻る。
【0039】このように、印字部のニップ及び紙送り部
のニップは、付勢力の強力な螺旋ばね6及び8で行い、
モータのトルクで直接行ってはいないので、強力なトル
クを有するモータを用いる必要がない。また、ニップの
解除は、カム9、11からなる回転カムと、ヘッドニッ
プアーム4やロールニップアーアム7からなるテコ機構
を応用することによって行うので、使用する螺旋ばねの
強力な付勢力に対し比較的軽量なモータを用いて充分に
実現することができる。
【0040】続いて、図5に、上述した本体装置の動作
を制御する制御部の回路構成ブロック図を示す。同図に
示すように、制御部はCPU(Central Processing Uni
t) 25からなる。このCPU25の入力側ポートに
は、上述した紙センサ18、カムスイッチSWI26、
カムスイッチSWII27が接続されている。また、図に
は示していないが、ジャムセンサ23も接続されてい
る。また、CPU25の出力側ポートには、カム9及び
11を回転駆動するDCモータI28、インクリボン1
3の巻き取りコア14を回転駆動するDCモータII2
9、紙送りロール3を回転駆動するSPモータ(ステッ
ピングモータ)30及びヘッドドライバ31を介してサ
ーマルプリントヘッド1が接続されている。
【0041】上記ヘッドドライバ31は、シリアル/パ
ラレル変換回路、シフトレジスタ、ラッチ回路、NAN
D回路、アンプなどを内蔵しており、順次入力するシリ
アル印字データをシフトレジスタにより順次シフトして
パラレルデータに変換し、これをラッチ回路でラッチ
し、これをCPU25から出力される印字制御信号に基
づき、NAND回路、アンプなどを介してサーマルプリ
ントヘッド1の各発熱体に供給する。
【0042】次に、上記構成の制御部による制御の動作
を、図6に示すフローチャートを用いて説明する。尚、
この処理は、図5に示すCPU25が、紙センサ18、
カムスイッチSWI26、カムスイッチSWII27、ジ
ャムセンサ23などの入力信号に基づいて、DCモータ
I28、DCモータII29、SPモータ30、及びヘッ
ドドライバ31を駆動制御することによって実現する。
【0043】図6のフローチャートにおいて、CPU2
5は、先ずカムスイッチSWI26がオン(ON)して
いるか、即ちカム9、11の基準位置を示す位置決めピ
ンが検出されたか否か判別する(ステップS1)。そし
て、検出されていなければ(S1がNo)、カム9、1
1を回転させるなどのイニシャライズ処理を続行して
(ステップS2)、再びステップS1を行う。これを、
ステップS1でカムスイッチSWI26がオンになるま
で繰り返し、カムスイッチSWI26がオンになると
(S1がYes)、イニシャライズ処理を終了する。こ
れにより、カム9、11が基準位置(初期位置)に設定
され、一方のピン4′のカム係合位置が図4(a) に示す
「START、STOP」位置(イニシャライズ位置)
に、他方のピン7′のカム係合位置が図4(b) のT1 位
置に夫々設定され、図1に示した本体装置各部の基準状
態が設定される。
【0044】次に、紙センサ18がオンになった即ち用
紙Pが用紙ガイド16、17によるスリットの内側開口
部まで挿入されたか否か判別する(ステップS3)。そ
して紙センサ18がオフなら(S3がNo)、この判別
を繰り返して用紙Pの挿入を待機する。
【0045】用紙Pが挿入されて、紙センサ18がオン
したことを認識すると(S3がYes)、本体装置外側
の不図示の操作パネルに配設されたLED(発光ダイオ
ード)を点滅させて用紙Pの挿入確認を外部に報知し、
且つDCモータI28の回転駆動を開始する(ステップ
S4)。
【0046】続いて、カムスイッチSWI26がオフ
(OFF)になったこと即ちカム9、11が基準位置か
ら回転を始めたことを確認し(ステップS5)、次に、
カムスイッチSWII27がオン(ON)になるまで待機
する(ステップS6)。そして、カムスイッチSWII2
7がオンになったなら(S6がYes)、DCモータI
28を停止させる(ステップS7)。これにより、カム
9、11が最初(初期位置)から二番目の停止位置に設
定され、一方のピン4′のカム係合位置が図4(a) に示
す「リボン合わせ、給紙」位置に、他方のピン7′のカ
ム係合位置が図4(b) のT2 位置に夫々設定され、図2
に説明した本体装置各部の状態が設定される。
【0047】次に、SPモータ30を、紙戻し方向に回
転させる(ステップS8)。これにより、紙送りロール
3が逆回転を開始して用紙Pを内部に搬入する。続い
て、ジャムセンサ23がオンになったか否か、即ち用紙
Pの尾端部が後部スリット部まで搬入されたか否かを所
定時間監視する(ステップS9)。これにより、用紙P
の紙詰まりが監視される。同図には示していないが、ス
テップS9の監視を所定時間繰り返して、ジャムセンサ
23がオンを検出しない場合は、紙詰まりであると判断
して、紙詰まりの処理に移行する。
【0048】一方、ジャムセンサ23が所定時間内にオ
ンを検出した場合は(S9がYes)、次の平行処理を
行う。即ち一方では、先ず、紙センサ18がオフした
(用紙Pの頭部が通過した)か否か判別を繰り返し(ス
テップS10)、用紙Pの頭部が通過した(用紙Pが内
部に充分搬入された)ことを確認する(S10がYe
s)。次に、SPモータ30を更に10ステップだけ紙
戻し方向に駆動して用紙Pを更に内部方向に搬送して
(ステップS11)、SPモータ30を停止させる(ス
テップS12)。これによって用紙Pが印字動作の開始
位置に設定される。尚、ここで紙センサ18がオフして
から更に10ステップSPモータ30を回転させる理由
は、後述するSPモータ30を正転させて印字を行う際
に、SPモータ30から紙送りロール3までのギヤトレ
インのバックラッシュを充分に吸収しないうちに紙セン
サ18がオンすると印字先端がくるってしまうため、S
Pモータ30が正転して充分にバックラッシュを吸収し
た後に紙センサ18がオンするようにするためである。
【0049】そして他方では、先ず、DCモータII29
の回転駆動を開始する(ステップS13)。次に、リボ
ンセンサ15による色検出が色C(前回の用紙に印字し
た最後の色)から色Y(今回の用紙Pに印字する最初の
色)に変わったか否か判別を繰り返す(ステップS1
4)。そして、上記の色の検出が色Cから色Yに変わっ
ていれば(S14がYes)、DCモータII29を停止
させる(ステップS15)。これによってインクリボン
13が印字動作の開始位置に設定される。
【0050】このように、平行処理を終了した後、次
に、DCモータI28の回転駆動を開始する(ステップ
S16)。そして、カムスイッチSWII27がオフにな
った(現在の停止位置から回転を開始した)ことを確認
し(ステップS17)、続いて、同じくそのカムスイッ
チSWII27がオンした(次の停止位置決めピンを検出
した)か否か判別を繰り返す(ステップS18)。そし
て、カムスイッチSWII27がオンになったなら(S1
8がYes)DCモータI28を停止させる(ステップ
S19)。これにより、カム9、11が最初から三番目
の停止位置に設定され、一方のピン4′のカム係合位置
が図4(a) に示す「Y」位置に設定され、図3に示した
ように本体装置各部の状態が印字開始位置に設定され
る。この状態における他方のピン7′のカム係合位置
は、図3の状態図で説明したように、図4(b) のT2 位
置から変位がなく、このピン7′のカム係合位置の状態
は印字終了まで継続する。
【0051】上記に続き、DCモータII29を始動し、
滑り摩擦クラッチを介して巻き取りコア14を回転駆動
すると共に、SPモータ30を紙送り(正転)方向に回
転駆動して紙送りロール3を正回転させる(ステップS
20)。これにより、用紙Pが印字動作開始位置からイ
ンクリボン13と共に送り出される。
【0052】次に、紙センサ18がオンした(用紙Pの
頭部を検出した)か否か判別を繰り返す(ステップS2
1)。これにより、用紙Pの印字開始位置と印字部との
位置合わせが行われる。この時点ではSPモータ30か
ら紙送りロール3までのギヤトレインのバックラッシュ
は充分に吸収されているので、印字先端がくるうことは
ない。
【0053】そして、紙センサ18により用紙Pの頭部
が検出されたことを認識すると(S21がYes)、ヘ
ッドドライバ31に印字データを順次送出し、ヘッドド
ライバ31を介してサーマルプリントヘッド1を駆動し
て、用紙P一面分の印字を開始する(ステップS2
2)。これにより、先ず最初の色Yが用紙Pに印字され
る。
【0054】次に、上記用紙P一面分の印字を終了する
とDCモータII29及びSPモータ30を停止させる
(ステップS23)。これにより、インクリボン13の
巻き取り及び用紙Pの送り出しが停止する。
【0055】続いて、DCモータI28の回転駆動を開
始する(ステップS24)。これにより、カム9、11
が再び回転を開始する。先ず、カムスイッチSWII27
の出力を参照し、出力がオフになった(カム9、10が
回転している)ことを確認し(ステップS25)、続い
て、そのカムスイッチSWII27がオンした(次の位置
決めピンを検出した)ことを認識すると(ステップS2
6)、DCモータI28を停止させる(ステップS2
7)。これにより、カム9、11が、次の色の印字準備
位置に設定され、ピン4′のカム係合位置が図4(a) に
示す「後退、リボン合わせ」位置に設定され、カム9、
11の停止状態位置は異なるが、図2に説明した状態と
同様に本体装置各部の状態が設定される。
【0056】続いて、リボンセンサ15の出力に基づい
て、今終了した印字の色が色Cであったか否か判別する
(ステップS28)。これにより、用紙P一枚の印字が
全て終了したか否かが判断される。
【0057】上記判別で色Cの印字終了でなければ、上
記ステップS8に戻って、再びステップS8〜S28を
繰り返す。これにより、上述した紙戻しとその位置合わ
せ、リボン空送りとその位置合わせ、及び次の色(この
場合は色M)の印字が行われる。
【0058】そして、上記ステップS28で、再び色C
の印字終了でないことを判別し、再度ステップS8に戻
って、ステップS8〜S28を繰り返す。これにより、
再び上述した紙戻しとその位置合わせ、リボン空送りと
その位置合わせ、及び次の色(この場合は色C)の印字
が行われる。
【0059】次に、上記ステップS28で、色Cの印字
終了を判別すると、SPモータ30を回転駆動して、印
字済み用紙Pを排出させ(ステップS29)、さらに、
DCモータI28を始動してカム9、11を回転させる
(ステップS30)。これにより、用紙Pが排出される
と共にサーマルプリントヘッド1とプラテンロール2と
のニップが解除される。
【0060】続いて、カムスイッチSWI26がオンす
るまで待機し(ステップS31)、カムスイッチSWI
26がオンしたなら(S31がYes)、DCモータI
28を停止させる(ステップS32)。これにより、カ
ム9、11が、基準位置に設定され、ピン4′のカム係
合位置は図4(a) に示す「START、STOP」位置
に、ピン7′は同図(b) に示すT1 位置に再び設定さ
れ、図1に示した初期位置に再び本体装置各部の状態が
設定される。
【0061】このように、図1〜図3で説明した本体装
置各部の動作が制御される。尚、本実施例では、印字す
る色をY(イエロ)、M(マゼンタ)、及びC(シア
ン)の三色の場合で説明しているが、三色に限ることな
く、例えばBk(黒)を加えて四色にしてもよく、この
場合は、カム11の形状を、先ず円周を五等分して一つ
の部分を円弧、残る四つの部分を谷溝に形成し、これら
に対応する位置決めピンを配設するようにすればよい。
また、この場合は、フローチャートのステップS28の
判別では色Bkの印字終了であるか否かを判別するよう
すればよい。また、色数が更に増加した場合も、同様に
カム11の円周を「色数+1」等分し、一つの部分を円
弧、残る部分を谷溝に形成し、これらに対応する位置決
めピンを配設し、インクリボンの最後の色の検出で印字
終了を判別すればよい。
【0062】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、頻繁に繰り返されるサーマルプリントヘッドの接
離と一回の印字に一度行われる紙送りロールの接離と
を、一つのモータで同時駆動される二枚の回転カムと、
二本のニップアームと、二個の螺旋ばねとによって、容
易に制御することができるので、装置全体の機構が簡単
で平明となり、したがって、小型軽量で故障が無く、ま
た保守も容易な熱転写画像形成装置を提供することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の熱転写画像形成装置の主要部の構成
を示す側断面図である。
【図2】本体装置に用紙が挿入されつつある状態を示す
図である。
【図3】本体装置に用紙を搬入し終って印字を開始する
状態を示す図である。
【図4】(a) はヘッドニップアーム用のカムの回転動作
のタイミングチャート、(b) はロールニップアーム用の
カムの回転動作のタイミングチャートである。
【図5】制御部の回路構成ブロック図である。
【図6】制御部による制御の動作を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
1 サーマルプリントヘッド(熱印字ヘッド) 2 プラテンロール 3 紙送りロール 3′ 押し当てロール 3″ 回転軸 4 ヘッドニップアーム 4′ ピン 4″ 回転軸 5 支持アーム 5′ 支点 5″ 切り出し部 6 押し螺旋ばね 7 ロールニップアーム 7′ ピン 7″ 支点 8 螺旋ばね 9、11 カム 10 回転軸 12 インクリボンカセット 13 インクリボン 14 巻き取りコア 15 リボンセンサ(15′、15″) 16、17、21、22 用紙ガイド 18 紙センサ 23 ジャムセンサ 25 CPU(Central Processing Unit) 26 カムスイッチSWI 27 カムスイッチSWII 28 DCモータI 29 DCモータ 30 SPモータ(ステッピングモータ) 31 ヘッドドライバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 11/00 B41J 3/20 109 B41J 3/20 117 B41J 25/30

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主走査方向に複数の発熱体を有する発熱
    ヘッドとプラテンとを対向配置し、副走査方向に複数色
    のインクが繰り返し設けられたインクリボンと用紙とを
    重ねて前記発熱ヘッドと前記プラテンとの対向部に搬送
    させ、前記発熱体へ通電してインクリボン上のインクを
    用紙に転写してドット画像を形成する熱転写画像形成装
    置において、 前記用紙を搬送する一対のロールをニップさせるニップ
    動作手段と、 前記発熱ヘッドと前記プラテンとをニップさせる押圧手
    段と、 前記ニップ動作手段と前記押圧手段による夫々のニップ
    動作とその解除動作とを回転により実行させるカム手段
    と、 該カム手段の一回転の動作により前記複数色による印字
    を終了させるべく制御する制御手段と、 を有することを特徴とする熱転写画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記カム手段の初期位置を検知する第1
    の検知素子を更に有することを特徴とする請求項1記載
    の熱転写画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記カム手段の前記複数色のインクに対
    応する各印字プロセスに必要な位置を検知する第2の検
    知素子を更に有することを特徴とする請求項1又は2記
    載の熱転写画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記押圧手段は、前記発熱ヘッドを前記
    プラテンに押圧する弾性部材を有することを特徴とする
    請求項1記載の熱転写画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記ニップ動作手段は、前記一対のロー
    ルをニップさせる方向に押圧する弾性部材を有すること
    を特徴とする請求項1記載の熱転写画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記発熱ヘッドと前記プラテンとが非ニ
    ップ状態のとき前記インクリボンを搬送するリボン搬送
    手段を更に有することを特徴とする請求項1記載の熱転
    写画像形成装置。
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