JPH02208071A

JPH02208071A - プリンタのプラテン駆動装置

Info

Publication number: JPH02208071A
Application number: JP1028335A
Authority: JP
Inventors: Hideyuki Nanba; 秀行難波
Original assignee: Fujitsu Ltd
Current assignee: Fujitsu Ltd
Priority date: 1989-02-07
Filing date: 1989-02-07
Publication date: 1990-08-17
Also published as: DE69008567T2; EP0382640A2; EP0382640A3; DE69008567D1; EP0382640B1; US4989020A

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］この発明は、プラテンの周囲に複数の印字ヘツドを配置
したプリンタのプラテン駆動装置に関する。

２色以上の色で印字を行う場合１回転駆動されるプラテ
ンの周囲に、その回転方向に印字色の異なる複数の印字
ヘッドを配置し、そのプラテンの表面に用紙を密着して
搬送して、複数の印字ヘッドで順次印字を行うようにし
たものがある。この発明は、そのようなプリンタのプラ
テンを、モータにより減速歯車を介して回転駆動する駆
動装とに関するものである。

［従来の技術］第５図は従来のプリンタのプラテン駆動装置を示してお
り、プラテン９１の周囲に、その回転方向に複数の印字
へラド９２　（Ｙ　、Ｍ、　Ｃ、Ｂ）が配置され、印字
へラド９２別に、例えばイエロー、マゼンタ、シアン、
ブラックの各色で印字が行われる。プラテン９１には大
歯車９３が直結されており、モータ９４の回転が減速歯
車列９５で減速されて大歯車９３に伝達されて、プラテ
ン９１が矢印方向に回転駆動される。９６は印字用紙で
ある。

このような構成において、従来は、各印字ヘッド９２間
の間隔と歯車の回転数との関係については特に考慮され
ていなかった。

［発明が解決しようとする課題］しかし歯車には、機械加工の僅かなずれ等の影響で、全
く誤差のない理想歯車に対するピッチ誤差が発生する。

したがって、上述のように減速歯車列９５を用いて回転
を伝達する場合、各歯車のピッチ誤差が累積して、プラ
テンは不確定なピッチ誤差を発生しながら回転すること
になる。

第６図は、実際に各印字ヘッド９２（Ｙ、Ｍ。

Ｃ，Ｂ）で印字を行った場合の、印字の累積ピッチ誤差
を例示したものであり、例えば、Ａの位置においてはマ
ゼンタ（Ｍ）の印字が進み方向にずれ、シアンの印字が
遅れ方向にずれている。このように、歯車の累積ピッチ
誤差が進み方向に働いている印字ヘッドと遅れ方向に働
いている印字ヘッドとがあるので、印字ヘッド間の印字
のずれ量は、最大で歯車の累積ピッチ誤差の２倍の大き
さとなってあられれる。

なお、歯車のピッチのばらつきによる印字位置の変動は
、送り方向に印字濃淡のムラも発生するが、歯車のピッ
チ誤差程度の小さな変動の場合には、色ずれが特に目立
つ。

このような印字品質の低下をもたらす歯車のピッチ誤差
を解消するためには、歯車の機械加工の精度をシビアな
ものにすればよいが、それでは歯車加工だけのために膨
大なコストアップとなってしまう。

この発明は、そのような従来の欠点を解消し、歯車の加
工精度は従来のままでも、歯車のピッチ誤差に起因する
印字ヘッド間の印字のずれを大幅に減少させることがで
きるプリンタのプラテン駆動装置を提供することを目的
とする。

［課題を解決するための手段］上記の目的を達成するために、本発明のプリンタのプラ
テン駆動装置は、実施例を説明するための第１図に示さ
れるように、プラテン１の周囲に、その回転方向に複数
の印字へラド２を配置して、上記プラテンｌの表面に密
着して搬送される用紙３に上記複数の印字ヘッド２で印
字を行うプリンタであって、上記プラテンｌに第１の歯
車４を直結して、モータ５で駆動される第２の歯車６を
上記第１の歯車４に噛合させたものにおいて、上記複数
の各印字ヘッド２間の送り方向の間隔を、上記第２の歯
車６が整数回回転したときの上記用紙３の移動距離と等
しくしたことを特徴とする。

［作用］第２の歯車６が整数回回転したときの用紙３の移動距離
が、各印字ヘッド２間の送り方向の間隔と等しいので、
用紙３の同じ位置に各印字ヘッド２で順次印字が行われ
る際には、第２の歯車６は常に同じ歯が隣りの歯と噛み
合って同じ状態になっている。したがって第２の歯車６
にピッチ誤差があっても、それによって各印字ヘッドに
おける印字位置は全く同じように変動するので、相対的
な印字ずれは発生しない。

第４図は、プラテンｌに直結した第１の歯車４とモータ
５との間に２段の減速歯車列を介在させた場合に、各段
の歯車が印字ずれに及ぼす影響を示している。この図で
明らかなように、直結歯車（第１の歯車４）の回転が累
積ピッチ誤差に及ぼす影響は最も大きい、しかし、この
歯車はプラテン１に直結されているので、−そのピッチ
誤差を取り除くのは困難である。また、モータ５に近い
前段の歯車が累積ピッチ誤差に及ぼす影１は非常に小さ
い、したがって、前段の満車により生じる誤差は無視し
ても大きな影響は発生しない。

しかし、直結歯車（第１の歯車４）と噛み合う後段歯車
（第２の歯車６）のピッチ誤差は、印字位置の累積ピッ
チ誤差にかなり大きな影響を及ぼしている０本発明は、
少なくともこの後段歯車のピッチ誤差が印字ずれに及ぼ
す影響を完全に無くすものである。

［実施例］図面を参照して実施例を説明する。

ｗＩＪ２図は実施例のプリンタの全体的構成を示してお
り、図中、ｌは、外周面に熱転写プリント用紙（以下単
に「用紙」という）３を巻付けて搬送するプラテンであ
り、第２図には図示されていないモータ５によって回転
駆動されて、用紙３を印刷副走査方向に、印刷のタイミ
ングの整数倍（例えば８倍）のステップ数で送る。

また、プラテンｌの周囲には、用紙３がプラテンｌに巻
付いた状態で搬送されるように、用紙３をプラテンｌに
押し付けるピンチローラ１０とガイド板１１とが、各々
複数個設けられている。

プラテン１に用紙３を供給する用紙供給手段として、サ
イズの異なるカットシートをセットした２つの用紙カセ
ット２０．２１と、各用紙カセット２０．２１から用紙
３を繰り出すビック機構２２．２３と、ビック機構２２
．２３から送られてきた用紙３を一時待機させて用紙３
の斜行修正を行い且つ用紙の繰り出しタイミングを制御
するゲー）ＩＩ構２５とが設けられている。２２ａ。

２３ａはビックモータ、２２ｂ、２３ｂはピー／　クロ
ーラ、２５ａはゲートモータ、２５ｂはゲートローラ、
２５Ｃは用紙３の検出を行うゲートセンサである。

また、プラテンｌから用紙３を排出する用紙排出手段と
して、用紙３を排出する排出ローラ４０と、その排出ロ
ーラ４０を駆動する排出モータ４１と、排出された用紙
３をスタックするスタッカ４２などが設けられている。

そして、用紙３は、用紙供給手段から用紙排出手段まで
の間、プラテン１の外周面に、その周囲を一周しない範
囲で密着して搬送される。

プラテン１の周囲には、４つの熱転写ユニット１２Ｙ、
１２Ｍ、１２Ｃ，１２Ｂが１例えば約７０度間隔で配置
されている０本実施例において、１２Ｙはイエロー、１
２Ｍはマゼンタ、１２Ｇはシアン、１２Ｂはブラックの
各々異なる色で、入力エネルギに従った濃度階調で熱転
写プリント行うユニットである。各熱転写ユニットは、
熱転写リボン３１の色が異なるだけで４ユニツトとも同
じ構成であり１発熱素子を１ライン分配列したサーマル
ヘッド（印字ヘッド）２（Ｙ、Ｍ、Ｃ。

Ｂ）と、各色の熱転写リボン３１を保持して熱転写ユニ
ットから着脱自在に構成されたリボンカセット３２と、
印刷中にリボン３１の巻取りを行いルつその送りが安定
して行われるようにバックテンションを与えるリボン送
り機構と、印字へ一２ド２をプラテン面に向って逃道駆
動するヘッドアプローチ／エスケープ機構３４などによ
り構成されている。

第１図はプラテンｌを回転駆動する駆動部を示している
。プラテン１には大歯車（第１の歯車）４が直結されて
いて、一体となって回転する。６は、大歯車（第１の歯
車）と噛み合う後段の小歯車（ｆｊＩＪ２の歯車）であ
り、後段の中歯車５１と一体に回転する。５２は、その
中歯車５１と噛み合う前段の小歯車であり、前段の中歯
車５３と一体に回転する。そして、その前段の中歯車５
３が、モータ５の出力軸に固着された出力歯車５４と噛
み合っている。

このようにして、−群の歯車によって減速歯車列が構成
されており、これらの歯車列でモータ５の回転が減速さ
れてプラテンｌに伝達され、プラテンｌが矢印方向に回
転する。２（Ｙ、Ｍ、Ｃ。

Ｂ）はイエロー、マゼンタ、シアン、ブラック用の印字
色の異なる各印字ヘッドであり、プラテンｌの回転方向
に等間隔して配置されている。３は、プラテンｌの表面
に密着して搬送される用紙である。

本実施例のプリンタは、最初にイエローの印字ヘッド２
（Ｙ）で印字が開始されると、それから用紙３が距離り
移動するだけプラテンｌが回転したときに、次のマゼン
タの印字ヘッド２（Ｍ）で印字が開始され、以下同様の
ピッチでシアンの印字ヘッド２（Ｃ）及びブラックの印
字ヘッド２（Ｂ）で印字が開始される。

そして、用紙３が距離り移動するだけプラテンｌが回転
するときには、後段の小歯車（第２の歯車）６と中歯車
５１は１回転し、前段の小歯車５２と中歯車５３は４回
転し、モータ５の出力歯車５４は２００回転るように各
歯車の歯数が設定されている。つまり、各歯車がちょう
ど整数回回転する。

したがって、用紙３が距離りずつ進んで各印字へラド２
（Ｙ、Ｍ、Ｃ，Ｂ）で用紙３上の同じ位置に印字される
際には、大歯車（第１の歯車）４以外の歯車は、常に同
じ歯どうしが同じ状態に噛み合っている。その結果、各
歯車の持つピッチ誤差によって各印字ヘッドで印字位置
の誤差が生じても、その誤差は各印字ヘッドで全く同じ
方向に同じ量の誤差となってあられれるので、各印字ヘ
ッド２　（Ｙ、Ｍ、Ｃ，Ｂ）による相対的な印字位置に
はずれ（即ち、色ずれ）は発生しない、ただし、大歯車
（第１の歯車）４のもつピッチ誤差は解消できないので
、その誤差による印字のずれだけは発生する。

第３図は、本実施例における各歯車のピッチ誤差と、そ
のピッチ誤差のために生じる用紙３上の印字位置への影
響を示したものである。先に第６図の説明で述べたとお
り、印字ずれ（色ずれ）の最大量は印字位置への影響量
の２倍となる。したがって、従来ならば最大０．１１２
ｍｍ（５６ル×２）の印字ずれが発生していたのが、本
実施例では大歯車番のビー２チ誤差による０、０４４ｍ
ｍ（２２ＪＬＸ２）となり、最大印字ずれの量が約６０
％減少している。

なお、減速歯車列の歯車が印字ずれ（色ずれ）に及ぼす
影響は大歯車（第１の歯車）４と噛み合っている後段の
歯車６，５１が最も大きい０本発明は、少なくとも大歯
車（第１の歯車）４と噛み合う小歯車（第２の歯車）が
整数回回転するようにしたものであればよい、第３図に
示されるピッチ誤差を有する歯車列で後段の歯車の影響
だけがないようにすると、後段の歯車の１６井と８路の
ずれが解消されて、ずれ量は０．０６４ｇ＋■となり、
最大印字ずれ（色ずれ）の量は約４０％の減少となる。

なお、本実施例においては印字ヘッドは４つ設けたが、
本発明はそれに限定されるものではなく１つのプラテン
の周囲に、その回転方向に複数の印字ヘッドを設けたも
のであればよく、また、各印字ヘッドによる印字色が同
じであってもよい。

また、各印字ヘッド間の間隔は、プラテンに直結した第
１の歯車に噛み合う第２の歯車が整数回回転した距離と
同じであればよく、各印字ヘッド間の間隔が必ずしも同
じである必要はない。

［発明の効果］本発明のプリンタのプラテン駆動装置によれば、複数の
印字ヘッドによる印字のずれに対する影響の大きい第２
の歯車（プラテンに直結した歯車と噛み合う歯車）のピ
ッチ誤差が印字ずれに影響を及ぼさなくなるので、印字
のずれが大幅に減少し、カラープリンタの場合には色ず
れが大幅に減少して、印字品質が著しく向上する。しか
も。

印字ヘッド間の間隔と歯車の歯数とに特定の関係を持た
せるだけでよく、歯車の加工精度をあげる必要もないの
で、コストがかからず極めて経済性がよい。

【図面の簡単な説明】

第１図は実施例の構成図、第２図は実施例の構成図、第３図は実施例の歯車による印字誤差を示す図表、第４図は減速歯車の特性を示す線図、第５図は従来例の構成図、第６図は印字位置の累積ピッチ誤差を示す線図である。図中、１・・・プラテン。２・・・印字ヘッド、３・・・用紙、４・・・第１の歯車、５・・・モータ、６・・・第２の歯車。第１図実施例の歯車による印字誤差庖示す囚表第３図第４図第５図 Δ 堕字位置の累積ピンチ誤差を示す線図第６図

Claims

【特許請求の範囲】プラテン（１）の周囲に、その回転方向に複数の印字ヘ
ッド（２）を配置して、上記プラテン（１）の表面に密着して搬送される用紙（
３）に上記複数の印字ヘッド（２）で印字を行うプリン
タであって、上記プラテン（１）に第１の歯車（４）を直結して、モータ（５）で駆動される第２の歯車（６）を上記第１
の歯車（４）に噛合させたものにおいて、上記複数の各印字ヘッド（２）間の送り方向の間隔を、
上記第２の歯車（６）が整数回回転したときの上記用紙
（３）の移動距離と等しくしたことを特徴とするプリンタのプラテン駆動装置。