JP3053990B2 - 熱転写型カラーシリアルプリンタ - Google Patents
熱転写型カラーシリアルプリンタInfo
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- JP3053990B2 JP3053990B2 JP4655893A JP4655893A JP3053990B2 JP 3053990 B2 JP3053990 B2 JP 3053990B2 JP 4655893 A JP4655893 A JP 4655893A JP 4655893 A JP4655893 A JP 4655893A JP 3053990 B2 JP3053990 B2 JP 3053990B2
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- thermal head
- ink
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- ink ribbon
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、熱転写型カラーシリア
ルプリンタの改良に関するものである。
ルプリンタの改良に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】カラー画像記録方法としては、カラー熱
記録方法，カラーインクジェット記録方法，カラー電子
写真記録方法等が知られている。装置の小型化及びメン
テナンスの簡便性から、最近はカラー熱記録方法が着目
されている。このカラー熱記録方法には、感熱記録シー
トにカラー画像を直接に記録するカラー感熱記録と、イ
ンクフイルムのインクを記録紙に転写するカラー熱転写
記録とがある。このカラー熱転写記録には、溶融したイ
ンクを記録紙に転写する溶融型と、記録紙に転写される
インク量が熱エネルギーに応じて変化する昇華型とがあ
る。
記録方法，カラーインクジェット記録方法，カラー電子
写真記録方法等が知られている。装置の小型化及びメン
テナンスの簡便性から、最近はカラー熱記録方法が着目
されている。このカラー熱記録方法には、感熱記録シー
トにカラー画像を直接に記録するカラー感熱記録と、イ
ンクフイルムのインクを記録紙に転写するカラー熱転写
記録とがある。このカラー熱転写記録には、溶融したイ
ンクを記録紙に転写する溶融型と、記録紙に転写される
インク量が熱エネルギーに応じて変化する昇華型とがあ
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記熱転写記録方法を
用いるカラーシリアルプリンタでは、主走査方向に多数
の発熱素子を並べたサーマルヘッドを用い、このサーマ
ルヘッドの副走査方向への移動に連動させて、インクリ
ボンをサーマルヘッドの移動方向とは反対側に送り、イ
ンクリボンと記録用紙との相対速度が０になるようにし
ている。このため、インクリボンの送りが一方向に限定
されている従来のカラーシリアルプリンタでは、１行の
カラー記録にサーマルヘッドを３回往復動させる必要が
ある。したがって、プリント時間が長くなるという問題
がある。
用いるカラーシリアルプリンタでは、主走査方向に多数
の発熱素子を並べたサーマルヘッドを用い、このサーマ
ルヘッドの副走査方向への移動に連動させて、インクリ
ボンをサーマルヘッドの移動方向とは反対側に送り、イ
ンクリボンと記録用紙との相対速度が０になるようにし
ている。このため、インクリボンの送りが一方向に限定
されている従来のカラーシリアルプリンタでは、１行の
カラー記録にサーマルヘッドを３回往復動させる必要が
ある。したがって、プリント時間が長くなるという問題
がある。
【０００４】本発明は、上記課題を解決するためのもの
であり、インクリボンの送りを改善して、プリント時間
を短縮することができるようにした熱転写型カラーシリ
アルプリンタを提供することを目的とする。
であり、インクリボンの送りを改善して、プリント時間
を短縮することができるようにした熱転写型カラーシリ
アルプリンタを提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項１に記載した発明は、インクリボンを副走査
方向で選択的に順送り又は逆送りするリボン送り手段を
設け、各行の記録に際し、リボン送り手段によりサーマ
ルヘッドの往動側プリント開始位置に第１色の未使用イ
ンクエリアの順送り時始端をセットして、サーマルヘッ
ドの往動時にインクリボンを順送りして第１色を記録
し、この後、リボン送り手段によりサーマルヘッドの復
動側プリント開始位置に第２色の未使用インクエリアの
逆送り時始端をセットして、サーマルヘッドの復動時に
インクリボンを逆送りして第２色を記録し、この後、リ
ボン送り手段によりサーマルヘッドの往動側プリント開
始位置に第３色の未使用インクエリアの順送り時始端を
セットして、サーマルヘッドの往動時にインクリボンを
順送りして第３色を記録するものである。
に、請求項１に記載した発明は、インクリボンを副走査
方向で選択的に順送り又は逆送りするリボン送り手段を
設け、各行の記録に際し、リボン送り手段によりサーマ
ルヘッドの往動側プリント開始位置に第１色の未使用イ
ンクエリアの順送り時始端をセットして、サーマルヘッ
ドの往動時にインクリボンを順送りして第１色を記録
し、この後、リボン送り手段によりサーマルヘッドの復
動側プリント開始位置に第２色の未使用インクエリアの
逆送り時始端をセットして、サーマルヘッドの復動時に
インクリボンを逆送りして第２色を記録し、この後、リ
ボン送り手段によりサーマルヘッドの往動側プリント開
始位置に第３色の未使用インクエリアの順送り時始端を
セットして、サーマルヘッドの往動時にインクリボンを
順送りして第３色を記録するものである。
【０００６】また、請求項２に記載した発明は、請求項
１に記載した発明において、奇数行の記録に際し、サー
マルヘッドを復動させて第１色を、往動させて第２色
を、復動させて第３色を記録し、偶数行の記録に際し、
サーマルヘッドを復動させて第１色を、往動させて第２
色を、復動させて第３色を記録するものである。
１に記載した発明において、奇数行の記録に際し、サー
マルヘッドを復動させて第１色を、往動させて第２色
を、復動させて第３色を記録し、偶数行の記録に際し、
サーマルヘッドを復動させて第１色を、往動させて第２
色を、復動させて第３色を記録するものである。
【０００７】
【作用】サーマルヘッドの往動による第１色の記録後
に、リボン送り手段によりサーマルヘッドの復動側プリ
ント開始位置に第２色の未使用インクエリアの逆送り時
始端がセットされる。そして、サーマルヘッドの復動時
にもインクリボンを逆送りして第２色が記録される。こ
のように、サーマルヘッドの復動時にも熱転写記録され
るため、サーマルヘッドの往復動で１色を記録するもの
と比較して、プリント時間が短縮される。
に、リボン送り手段によりサーマルヘッドの復動側プリ
ント開始位置に第２色の未使用インクエリアの逆送り時
始端がセットされる。そして、サーマルヘッドの復動時
にもインクリボンを逆送りして第２色が記録される。こ
のように、サーマルヘッドの復動時にも熱転写記録され
るため、サーマルヘッドの往復動で１色を記録するもの
と比較して、プリント時間が短縮される。
【０００８】
【実施例】図２に示すように、記録紙１０はプラテンロ
ーラ１１とガイドローラ１２とにより挟持されており、
主走査方向に１行分ずつ間欠送りされる。プラテンロー
ラ１１には、記録紙１０及びインクリボン１３を挟むよ
うにしてサーマルヘッド１５が設けられている。
ーラ１１とガイドローラ１２とにより挟持されており、
主走査方向に１行分ずつ間欠送りされる。プラテンロー
ラ１１には、記録紙１０及びインクリボン１３を挟むよ
うにしてサーマルヘッド１５が設けられている。
【０００９】サーマルヘッド１５には、主走査方向に多
数の発熱素子１５ａ，１５ｂ，・・１５ｎ（図４参照）
がライン状に並べて形成されており、カセット取付台１
６の中央部先端位置に取り付けられている。このサーマ
ルヘッド１５は周知のヘッド駆動部１７により駆動され
る。本実施例では、熱溶融型のインクリボンを用いてい
るため、中間調画像を記録する場合には、面積階調方式
がとられる。
数の発熱素子１５ａ，１５ｂ，・・１５ｎ（図４参照）
がライン状に並べて形成されており、カセット取付台１
６の中央部先端位置に取り付けられている。このサーマ
ルヘッド１５は周知のヘッド駆動部１７により駆動され
る。本実施例では、熱溶融型のインクリボンを用いてい
るため、中間調画像を記録する場合には、面積階調方式
がとられる。
【００１０】カセット取付台１６は、プラテンローラ１
１の軸方向に移動自在に取り付けられており、シフト部
１８により往復動するようになっている。シフト部１６
は周知のようにパルスモータとこれにより正逆回転され
るタイミングベルトから構成されており、タイミングベ
ルトの一部がカセット取付台１６に固定されている。
１の軸方向に移動自在に取り付けられており、シフト部
１８により往復動するようになっている。シフト部１６
は周知のようにパルスモータとこれにより正逆回転され
るタイミングベルトから構成されており、タイミングベ
ルトの一部がカセット取付台１６に固定されている。
【００１１】インクリボン１３は、リボンカセット２０
内で第１及び第２の巻取軸２１，２２間で巻き取り収納
されている。未使用状態では第１の巻取軸２１にインク
リボン１３が巻き取られた状態になっている。そして、
使用済みのインクリボン１３は第２の巻取軸２２に巻き
取られる。
内で第１及び第２の巻取軸２１，２２間で巻き取り収納
されている。未使用状態では第１の巻取軸２１にインク
リボン１３が巻き取られた状態になっている。そして、
使用済みのインクリボン１３は第２の巻取軸２２に巻き
取られる。
【００１２】図３に示すように、インクリボン１３は、
イエローインクエリア２５，マゼンタインクエリア２
６，シアンインクエリア２７が順番に所定長さで形成さ
れたものであり、各エリアの境界には、これらエリアを
識別するための識別マーク２８ａ，２８ｂ，２８ｃが形
成されている。識別マーク２８ａ〜２８ｃは、反射率を
変えて各エリア２５〜２７を識別する他に、その幅を変
化させることで識別することもできる。各インクエリア
２５〜２７には、熱溶融型のインク層が設けられてい
る。
イエローインクエリア２５，マゼンタインクエリア２
６，シアンインクエリア２７が順番に所定長さで形成さ
れたものであり、各エリアの境界には、これらエリアを
識別するための識別マーク２８ａ，２８ｂ，２８ｃが形
成されている。識別マーク２８ａ〜２８ｃは、反射率を
変えて各エリア２５〜２７を識別する他に、その幅を変
化させることで識別することもできる。各インクエリア
２５〜２７には、熱溶融型のインク層が設けられてい
る。
【００１３】図２に示すように、リボンカセット２０は
カセット取付台１６にセットされる。カセット取付台１
６には、第１及び第２の回動軸３１，３２が突出して形
成されており、これら回動軸３１，３２は第１及び第２
の巻取軸２１，２２に嵌合され、これらを回動する。こ
のため、第１及び第２の回動軸３１，３２には遊星歯車
列からなる周知のクラッチ機構３３を介してモータ３４
が連係されている。クラッチ機構３３は、モータ３４が
正転する時に遊星歯車（図示せず）の変位により第２回
動軸３２側に駆動を伝達し、インクリボン１３を順送り
する。また、モータ３４が逆転する時に同様にして第１
回動軸３１側に駆動を伝達し、インクリボン１３を逆送
りする。なお、クラッチ機構３３とモータ３４とによる
インクリボンの正逆送りに代えて、モータを２個設けて
正逆送りしてもよい。
カセット取付台１６にセットされる。カセット取付台１
６には、第１及び第２の回動軸３１，３２が突出して形
成されており、これら回動軸３１，３２は第１及び第２
の巻取軸２１，２２に嵌合され、これらを回動する。こ
のため、第１及び第２の回動軸３１，３２には遊星歯車
列からなる周知のクラッチ機構３３を介してモータ３４
が連係されている。クラッチ機構３３は、モータ３４が
正転する時に遊星歯車（図示せず）の変位により第２回
動軸３２側に駆動を伝達し、インクリボン１３を順送り
する。また、モータ３４が逆転する時に同様にして第１
回動軸３１側に駆動を伝達し、インクリボン１３を逆送
りする。なお、クラッチ機構３３とモータ３４とによる
インクリボンの正逆送りに代えて、モータを２個設けて
正逆送りしてもよい。
【００１４】また、カセット取付台１６には、マークセ
ンサ３５が設けられており、前記エリア識別マーク２８
ａ〜２８ｃを検出する。このマーク検出信号はコントロ
ーラ３６に送られる。コントローラ３６は、このマーク
検出信号に基づきドライバ３４ａを介しモータ３４を正
逆回転制御して、インクエリアの始端をサーマルヘッド
の印字開始位置にセットする。
ンサ３５が設けられており、前記エリア識別マーク２８
ａ〜２８ｃを検出する。このマーク検出信号はコントロ
ーラ３６に送られる。コントローラ３６は、このマーク
検出信号に基づきドライバ３４ａを介しモータ３４を正
逆回転制御して、インクエリアの始端をサーマルヘッド
の印字開始位置にセットする。
【００１５】更に、カセット取付台１６にはキャプスタ
ンローラ４０，５０が設けられている。これらキャプス
タンローラ４０，５０はモータ４１，５１により回転駆
動され、インクリボン１３を一定速度で順方向及び逆方
向に送る。モータ４１はドライバ４１ａを介しコントロ
ーラ３６により回転制御され、モータ５１はドライバ５
１ａを介しコントローラ３６により回転制御される。こ
のキャプスタンローラ４０，５０により、カセット取付
台１６の往復動時に記録紙１０とインクリボン１３との
相対速度が「０」とされる。
ンローラ４０，５０が設けられている。これらキャプス
タンローラ４０，５０はモータ４１，５１により回転駆
動され、インクリボン１３を一定速度で順方向及び逆方
向に送る。モータ４１はドライバ４１ａを介しコントロ
ーラ３６により回転制御され、モータ５１はドライバ５
１ａを介しコントローラ３６により回転制御される。こ
のキャプスタンローラ４０，５０により、カセット取付
台１６の往復動時に記録紙１０とインクリボン１３との
相対速度が「０」とされる。
【００１６】リボンカセット２０には、リボン残量を示
すための残量表示窓４２が設けられている。そして、こ
の窓４２に近接する位置でカセット取付台１６には、イ
ンク残量センサ４３が設けられている。
すための残量表示窓４２が設けられている。そして、こ
の窓４２に近接する位置でカセット取付台１６には、イ
ンク残量センサ４３が設けられている。
【００１７】コントローラ３６は周知のマイクロコンピ
ュータから構成されており、画像データに応じてヘッド
駆動部１７を制御するとともに、各部をシーケンス制御
して、カラー画像を１行ずつ記録した後に１行分だけ記
録紙１０を送り、１フレーム分のカラー画像を熱記録す
る。この１行毎の熱記録に際して、本発明では、サーマ
ルヘッド１５の往動時のみならず、復動時にも熱記録す
るようにして、プリント時間を短縮している。
ュータから構成されており、画像データに応じてヘッド
駆動部１７を制御するとともに、各部をシーケンス制御
して、カラー画像を１行ずつ記録した後に１行分だけ記
録紙１０を送り、１フレーム分のカラー画像を熱記録す
る。この１行毎の熱記録に際して、本発明では、サーマ
ルヘッド１５の往動時のみならず、復動時にも熱記録す
るようにして、プリント時間を短縮している。
【００１８】コントローラ３６は、サーマルヘッド１５
の往動時には、インクリボン１３を第１の巻取軸２１か
ら第２の巻取軸２２に巻き取るように順送りして、熱転
写記録する。この送り時にはキャプスタンローラ４０に
よりインクリボン１３の送り速度が一定にされる。この
往動時の熱記録開始時には、マークセンサ３５によるマ
ーク検出後にインクリボン１３を一定量を送ることで、
図４に示すように、記録する色例えばイエローのインク
エリア２５の順送り時始端ＹＡＰA をサーマルヘッド１
５の往動側開始位置ＳＰA にセットする。この後、イン
クリボン１３の順送り状態でサーマルヘッド１５が往動
し、イエロー画像が１ライン分熱転写記録される。
の往動時には、インクリボン１３を第１の巻取軸２１か
ら第２の巻取軸２２に巻き取るように順送りして、熱転
写記録する。この送り時にはキャプスタンローラ４０に
よりインクリボン１３の送り速度が一定にされる。この
往動時の熱記録開始時には、マークセンサ３５によるマ
ーク検出後にインクリボン１３を一定量を送ることで、
図４に示すように、記録する色例えばイエローのインク
エリア２５の順送り時始端ＹＡＰA をサーマルヘッド１
５の往動側開始位置ＳＰA にセットする。この後、イン
クリボン１３の順送り状態でサーマルヘッド１５が往動
し、イエロー画像が１ライン分熱転写記録される。
【００１９】また、コントローラ３６は、サーマルヘッ
ド１５の復動時には、インクリボン１３を第２の巻取軸
２２から第１の巻取軸２１に巻き取るように逆送りす
る。このため、サーマルヘッド１５の復動時には、マー
クセンサ３５の信号に基づき、予め、次に印字する色例
えばマゼンタの未使用のインクエリア２６を１エリア分
だけ先に順送りし、この後、このエリア２６を逆送りし
てマゼンタ画像を１ライン分熱転写記録する。この先送
り時にも、マークセンサ３５によるマーク検出後にイン
クリボン１３を一定量を送ることで、マゼンタのインク
エリア２６の逆送り時始端ＭＡＰB をサーマルヘッド１
５の復動側開始位置ＳＰB にセットする。
ド１５の復動時には、インクリボン１３を第２の巻取軸
２２から第１の巻取軸２１に巻き取るように逆送りす
る。このため、サーマルヘッド１５の復動時には、マー
クセンサ３５の信号に基づき、予め、次に印字する色例
えばマゼンタの未使用のインクエリア２６を１エリア分
だけ先に順送りし、この後、このエリア２６を逆送りし
てマゼンタ画像を１ライン分熱転写記録する。この先送
り時にも、マークセンサ３５によるマーク検出後にイン
クリボン１３を一定量を送ることで、マゼンタのインク
エリア２６の逆送り時始端ＭＡＰB をサーマルヘッド１
５の復動側開始位置ＳＰB にセットする。
【００２０】このようにして、図１（Ａ）に示すよう
に、奇数行の熱記録では、サーマルヘッド１５の往動時
にイエロー画像を記録し、サーマルヘッド１５の復動時
にマゼンタ画像を記録し、サーマルヘッド１５の往動時
にシアン画像を記録する。また、偶数行の熱記録では、
サーマルヘッド１５の復動時にイエロー画像を記録し、
サーマルヘッド１５の往動時にマゼンタ画像を記録し、
サーマルヘッド１５の復動時にシアン画像を記録する。
に、奇数行の熱記録では、サーマルヘッド１５の往動時
にイエロー画像を記録し、サーマルヘッド１５の復動時
にマゼンタ画像を記録し、サーマルヘッド１５の往動時
にシアン画像を記録する。また、偶数行の熱記録では、
サーマルヘッド１５の復動時にイエロー画像を記録し、
サーマルヘッド１５の往動時にマゼンタ画像を記録し、
サーマルヘッド１５の復動時にシアン画像を記録する。
【００２１】次に、本実施例の作用を説明する。プリン
ト開始信号により、インクリボン１３は順送りされる。
そして、マークセンサ３５からのエリア識別マーク２８
ａの検出信号により、図４に示すように、未使用のイエ
ローインクエリア２５の順送り時始端ＹＡＰA がサーマ
ルヘッド１５の往動側開始位置ＳＰA にセットされる。
この後、シフト部１８によりサーマルヘッド１５が往動
されながら、画像データに基づきヘッド駆動部１７によ
りサーマルヘッド１５の各発熱素子１５ａ〜１５ｎが駆
動される。更に、サーマルヘッド１５の往動に連動して
インクリボン１３が順送りされる。これにより、イエロ
ー画像が１ライン分記録される。
ト開始信号により、インクリボン１３は順送りされる。
そして、マークセンサ３５からのエリア識別マーク２８
ａの検出信号により、図４に示すように、未使用のイエ
ローインクエリア２５の順送り時始端ＹＡＰA がサーマ
ルヘッド１５の往動側開始位置ＳＰA にセットされる。
この後、シフト部１８によりサーマルヘッド１５が往動
されながら、画像データに基づきヘッド駆動部１７によ
りサーマルヘッド１５の各発熱素子１５ａ〜１５ｎが駆
動される。更に、サーマルヘッド１５の往動に連動して
インクリボン１３が順送りされる。これにより、イエロ
ー画像が１ライン分記録される。
【００２２】このイエロー画像の記録後に、図５に示す
ように、次の未使用のマゼンタインクエリア２６が１エ
リア分、先に順送りされ、マークセンサ３５のマーク検
出信号により、マゼンタインクエリア２６の逆送り時始
端ＭＡＰB がサーマルヘッド１５の復動開始位置ＳＰB
にセットされる。このマゼンタの記録は、インクリボン
１３を逆送りするため、マゼンタインクエリア２６の逆
送り時始端ＭＡＰB は前記イエローインクエリア２５の
順送り時始端ＹＡＰA とは反対位置となっている。この
後、シフト部１８によりサーマルヘッド１５が復動され
ながら、画像データに基づきヘッド駆動部１７により各
発熱素子１５ａ〜１５ｎが駆動される。更に、サーマル
ヘッド１５の復動に連動してインクリボン１３が逆送り
される。これにより、マゼンタ画像が１ライン分記録さ
れる。
ように、次の未使用のマゼンタインクエリア２６が１エ
リア分、先に順送りされ、マークセンサ３５のマーク検
出信号により、マゼンタインクエリア２６の逆送り時始
端ＭＡＰB がサーマルヘッド１５の復動開始位置ＳＰB
にセットされる。このマゼンタの記録は、インクリボン
１３を逆送りするため、マゼンタインクエリア２６の逆
送り時始端ＭＡＰB は前記イエローインクエリア２５の
順送り時始端ＹＡＰA とは反対位置となっている。この
後、シフト部１８によりサーマルヘッド１５が復動され
ながら、画像データに基づきヘッド駆動部１７により各
発熱素子１５ａ〜１５ｎが駆動される。更に、サーマル
ヘッド１５の復動に連動してインクリボン１３が逆送り
される。これにより、マゼンタ画像が１ライン分記録さ
れる。
【００２３】このマゼンタ画像の記録後に、インクリボ
ン１３は順送りされる。そして、マークセンサ３５から
のエリア識別マーク２８ｃの検出信号により未使用のシ
アンインクエリア２７の順送り時始端ＣＡＰA がサーマ
ルヘッド１５の往動側開始位置ＳＰA にセットされる。
この後、シフト部１８によりサーマルヘッド１５が往動
されながら、画像データに基づきヘッド駆動部１７によ
り各発熱素子１５ａ〜１５ｎが駆動される。更に、サー
マルヘッド１５の往動に連動してインクリボン１３が順
送りされる。これにより、シアン画像が１ライン分記録
される。
ン１３は順送りされる。そして、マークセンサ３５から
のエリア識別マーク２８ｃの検出信号により未使用のシ
アンインクエリア２７の順送り時始端ＣＡＰA がサーマ
ルヘッド１５の往動側開始位置ＳＰA にセットされる。
この後、シフト部１８によりサーマルヘッド１５が往動
されながら、画像データに基づきヘッド駆動部１７によ
り各発熱素子１５ａ〜１５ｎが駆動される。更に、サー
マルヘッド１５の往動に連動してインクリボン１３が順
送りされる。これにより、シアン画像が１ライン分記録
される。
【００２４】同様にして、図１（Ａ）に示すように、サ
ーマルヘッド１５の往復動毎に２色の色が記録され、１
ラインについて３色の記録終了毎に、プラテンローラ１
１が所定量回転して、１ライン分だけ記録紙１０が送ら
れる。以下、同様の繰り返しにより、１フレーム分の画
像が記録される。
ーマルヘッド１５の往復動毎に２色の色が記録され、１
ラインについて３色の記録終了毎に、プラテンローラ１
１が所定量回転して、１ライン分だけ記録紙１０が送ら
れる。以下、同様の繰り返しにより、１フレーム分の画
像が記録される。
【００２５】なお、上記実施例では、熱溶融型インクリ
ボンを用いたが、この他に昇華型インクリボンを用いて
もよい。また、本発明は、カラーインクリボンを用いる
ドットインパクト方式のプリンタに実施してもよい。
ボンを用いたが、この他に昇華型インクリボンを用いて
もよい。また、本発明は、カラーインクリボンを用いる
ドットインパクト方式のプリンタに実施してもよい。
【００２６】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
サーマルヘッドの復動時前に、次に記録するインクエリ
アを１エリア分先に順送りした後に、逆送りして復動時
にも記録を行うから、サーマルヘッドの往復動で２色の
色を記録することができる。したがって、従来のよう
に、サーマルヘッドの１往復で１色を記録するものと異
なり、プリント時間を短縮することができる。
サーマルヘッドの復動時前に、次に記録するインクエリ
アを１エリア分先に順送りした後に、逆送りして復動時
にも記録を行うから、サーマルヘッドの往復動で２色の
色を記録することができる。したがって、従来のよう
に、サーマルヘッドの１往復で１色を記録するものと異
なり、プリント時間を短縮することができる。
【図１】（Ａ）は本発明を実施した熱転写型カラーシリ
アルプリンタにおける記録方法を示す説明図であり、
（Ｂ）は従来の記録方法を示す説明図である。
アルプリンタにおける記録方法を示す説明図であり、
（Ｂ）は従来の記録方法を示す説明図である。
【図２】熱転写型カラーシリアルプリンタの要部を示す
概略図である。
概略図である。
【図３】インクリボンを示す正面図である。
【図４】サーマルヘッドの往動時の熱記録状態を示す説
明図である。
明図である。
【図５】サーマルヘッドの復動時の熱記録状態を示す説
明図である。
明図である。
１０ 記録紙 １１ プラテンローラ １３ インクリボン １５ サーマルヘッド １５ａ，１５ｂ，・・１５ｎ 発熱素子 １６ カセット取付台 ２０ リボンカセット ２５ イエローインクエリア ２６ マゼンタインクエリア ２７ シアンインクエリア ２８ａ，２８ｂ，２８ｃ エリア識別マーク ３５ マークセンサ ４０，５０ キャプスタンローラ
Claims (2)
- 【請求項１】 複数の発熱素子を主走査方向に並べたサ
ーマルヘッドと、このサーマルヘッドを記録紙上で副走
査方向に往復動する手段と、記録紙を主走査方向に移動
する手段と、記録紙とサーマルヘッドとの間に配置さ
れ、少なくともイエロー，シアン，マゼンタの３色のイ
ンクエリアを順番に多数設けたインクリボンと、このイ
ンクリボンの各色のインクエリアの境界を検出する手段
とを有する熱転写型カラーシリアルプリンタにおいて、
インクリボンを副走査方向で選択的に順送り又は逆送り
するリボン送り手段を設け、各行の記録に際し、リボン
送り手段によりサーマルヘッドの往動側プリント開始位
置に第１色の未使用インクエリアの順送り時始端をセッ
トして、サーマルヘッドの往動時にインクリボンを順送
りして第１色を記録し、この後、リボン送り手段により
サーマルヘッドの復動側プリント開始位置に第２色の未
使用インクエリアの逆送り時始端をセットして、サーマ
ルヘッドの復動時にインクリボンを逆送りして第２色を
記録し、この後、リボン送り手段によりサーマルヘッド
の往動側プリント開始位置に第３色の未使用インクエリ
アの順送り時始端をセットして、サーマルヘッドの往動
時にインクリボンを順送りして第３色を記録することを
特徴とする熱転写型カラーシリアルプリンタ。 - 【請求項２】 複数の発熱素子を主走査方向に並べたサ
ーマルヘッドと、このサーマルヘッドを記録紙上で副走
査方向に往復動する手段と、記録紙を主走査方向に移動
する手段と、記録紙とサーマルヘッドとの間に配置さ
れ、少なくともイエロー，シアン，マゼンタの３色のイ
ンクエリアを順番に多数設けたインクリボンと、このイ
ンクリボンの各色のインクエリアの境界を検出する手段
とを有する熱転写型カラーシリアルプリンタにおいて、
インクリボンを副走査方向で選択的に順送り又は逆送り
するリボン送り手段を設け、奇数行の記録に際し、リボ
ン送り手段によりサーマルヘッドの往動側プリント開始
位置に第１色の未使用インクエリアの順送り時始端をセ
ットして、サーマルヘッドの往動時にインクリボンを順
送りして第１色を記録し、この後、リボン送り手段によ
りサーマルヘッドの復動側プリント開始位置に第２色の
未使用インクエリアの逆送り時始端をセットして、サー
マルヘッドの復動時にインクリボンを逆送りして第２色
を記録し、この後、リボン送り手段によりサーマルヘッ
ドの往動側プリント開始位置に第３色の未使用インクエ
リアの順送り時始端をセットして、サーマルヘッドの往
動時にインクリボンを順送りして第３色を記録し、偶数
行の記録では、サーマルヘッドを復動させて第１色を、
往動させて第２色を、復動させて第３色を記録すること
を特徴とする熱転写型カラーシリアルプリンタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4655893A JP3053990B2 (ja) | 1993-03-08 | 1993-03-08 | 熱転写型カラーシリアルプリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4655893A JP3053990B2 (ja) | 1993-03-08 | 1993-03-08 | 熱転写型カラーシリアルプリンタ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06255148A JPH06255148A (ja) | 1994-09-13 |
| JP3053990B2 true JP3053990B2 (ja) | 2000-06-19 |
Family
ID=12750660
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4655893A Expired - Fee Related JP3053990B2 (ja) | 1993-03-08 | 1993-03-08 | 熱転写型カラーシリアルプリンタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3053990B2 (ja) |
-
1993
- 1993-03-08 JP JP4655893A patent/JP3053990B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06255148A (ja) | 1994-09-13 |
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