JPS62264979A - 画像形成装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 Ａ、産業上の利用分野 本発明は、プラテンに巻き付けられた被転写材を一方向
に１色毎に１回転させて転写材の色材を転写し、この操
作を繰り返すことにより多色またはカラー画像を形成す
る画像形成装置に関する。

Ｂ、従来の技術 この種の画像形成装置の代表例として熱転写式カラープ
リンタがある。このカラープリンタでは、被転写材、す
なわち受像紙の一端がプラテンに固定されて巻き付けら
れ、プラテンに押圧されるサーマルヘッドと受像紙との
間に、イエロー、マゼンタ、シアンの各色が面順次で塗
布されている転写材が供給される。プラテンは、ステッ
ピングモータの出力を多段減速装置で減速して回転され
る。

そして画像形成にあたっては、まずサーマルへラドをプ
ラテンに押圧させつつプラテンを一方向に一回転させて
転写材のイエローの色材を受像紙に転写し、次にプラテ
ンを同方向に一回転させてマゼンタの色材を受像紙に転
写し、最後に同様にしてシアンの色材を受像紙に転写し
てカラー画像が形成される。

Ｃ６発明が解決しようとする問題点 ところで、この種の画像形成装置では従来から各色毎の
ずれ（色ずれ）の問題があり、そのため種々の改良が重
ねられてきた。従来のこの種のカラープリンタの解像度
をより高めた高精度なカラー画像を得る場合、従来まで
の改良では限界があり、従来の解像度では問題とならな
かったような色ずれをも抑制する必要が生じ、本発明者
らは、色ずれの要因について詳細に検討した。その結果
、従来のカラープリンタでは、プラテン駆動用の減速装
置の最終段の歯車比、すなわち、プラテンに直結された
歯車と、それに噛合する減速装置の歯車との歯車比が整
数ではなく、従って互いに噛み合う歯同士がプラテン１
回転ごとにいつも異っている点に着目した。このような
歯車の噛み合いでは、歯車のピッチ誤差や歯車を構成す
る各歯毎の歯形がもつ誤差等に起因して、プラテンの動
きは１回転ごとに同一の動きをしない。このプラテンの
動きの１回転ごとの再現性の乏しさが１回転ごとに１色
の転写を行なった場合、微細な色ずれの原因となってい
ることが判明した。

本発明の目的は、プラテンの動きを１回転ごとに再現性
を良くし、色ずれの問題点を解消した画像形成装置を提
供することにある。

Ｄ０問題点を解決するための手段 本発明の画像形成装置においては、減速装置５０の最終
段の歯車７と、プラテン２に直結した歯車６との歯車比
を整数とした。

８０作用 減速装置５０の最終段の一方の歯車７を構成する各歯は
、最終段の他方の歯車、すなわちプラテン２に直結した
歯車６を構成する各歯と噛合するが、常に同じ歯同士が
互いに噛合し、ピッチ誤差や各歯形の誤差に起因した位
置ずれはプラテン２の１回転ごとに常に規則的に生ずる
。従って、被転写材１上の所定の位置に二色以上の色材
を重ねて又は所定量ずらして転写する場合、１色目の色
材が所定の印字位置からある誤差をもって転写されても
、２色目の色材もその所定の印字位置から同じ誤差をも
って転写されるので、常に同じ位置に各色材が転写され
色ずれが防止される。

Ｆ、実施例 第１図および第２図は本発明を熱転写式カラープリンタ
に適用した一実施例を示す、第１因において、被転写材
である受像紙ｌはプラテン２に巻き付けられ、その一端
がプラテン２に設けられた固定爪５で固定されている。

サーマルヘッド３は図示しない保持装置に保持され、転
写位置Ｐにおいて所定の圧力でプラテン２に抑圧可能と
されている。サーマルヘッド３はプラテン２の長手方向
に所定ピッチで配設された発熱体３ａを有し、図示しな
い駆動回路からの記録信号により発熱される。イエロー
、マゼンタ、シアンの各色が面順次で塗布されている転
写材すなわちインクシート４は、ローラ１３に巻かれプ
ラテン２に所定の圧力で押圧可能な一対のガイドローラ
１４と１５とにより受像紙ｌの上に巻き付けられて巻取
リローラ１６に巻取られるように構成されている。従っ
て、転写位置Ｐにおいては、プラテン２上で重ね合わさ
れた受像紙ｌとインクシート４とがサーマルヘッド３に
より押圧されるようになっている。

第２図はプラテン２を回転制御する駆動系を示し、図示
しない制御回路によって駆動制御されるステッピングモ
ータ１２の出力は、歯車６〜１１から成る多段減速装置
５０によって減速されてプラテン２に伝達されるように
構成されている。

ここで、減速装置５０の各歯車の歯数およびモジュール
は次表のようにされている。

この表かられかるとおり、減速装置５０の最終段の歯車
６（プラテン２に直結されている歯車で減速装置５０の
最終段を構成する）と歯車７との歯車比は８８／２２＝
　４の整数とされ、初段および中間段の歯車比は７５／
２１　＊　１．７５の小数とされている。

従って、ステッピングモータ１２の出力が１／２５に減
速されてプラテン２に伝達される。

このように構成されたカラープリンタでは次のようにし
て受像紙１に画像が形成される。

まず、転写位置Ｐに受像紙ｌの初期記録位置がくるよう
にステッピングモータ１２が所定量だけ回転される。ス
テッピングモータ１２の回転は減速装置５０で減速され
、モータ回転角度の１７２５だけプラテン２が回転され
て受像紙ｌの初期位置がサーマルヘッド３の発熱体３ａ
と対向する０次いで、発熱体３ａを構成する各素子が記
録信号に応じて発熱されインクシート４を加熱して１色
目であるイエローが受像紙ｌに転写される。これにより
、ｌラインの記録が完了する。そして記録信号に応じた
ステッピングモータ１２の回転によりプラテン２が回転
して受像紙ｌが所定ピッチだけ送られ、同様に次のライ
ンにイエローが転写される。以上の操作をプラテン２が
１回転する間材なってイエローの転写が終了する。

次いで、受像紙ｌの初期記録位置が再び発熱体３ａと対
向するように、ステッピングモータ１２が所定量だけ回
転され、イエローと同様にして２色目であるマゼンタが
受像紙ｌの初期記録位置に重ねて転写される。以下、ス
テッピングモータ１２によりプラテン２が１回転される
間にマゼンタが順次に転写される。

更に、同様にして３色目のシアンが受像紙１に転写され
て所望のカラー画像が得られる。

ここで、減速装置５０の各歯車の精度がプラテン２の回
転精度に影響を与えるが、最終段の歯車６．７による影
響が最も大きい０例えば、プラテン２の周面上における
受像紙ｌの１ライン送りピッチを　１２５　用ｍとし、
ｌライン送るためのステッピングモータ１２の回転角度
を５．４度とすると、歯車６．７をＪＩＳ　Ｂ　１７０
２の４級の精度で製造する場合、ピッチ誤差による重ね
転写の誤差は３４ＩＬｍとなる。本実施例のように、少
なくとも歯車６，７の歯車比を整数比にしておけば、各
歯車を構成する各歯は常に同一の歯同士で噛合すること
になり、上述したピッチ誤差３４＃Ｌｍはプラテン２の
回転に伴ない常に規則的に表われるので、イエローにお
けるｌラインの送りピッチに含まれる誤差は、マゼンタ
およびシアンにおけるｌラインの送りピッチに含まれる
誤差と常に相等しくなり、従って、各色材毎に色ずれが
おきるおそれはない、なお、各歯毎の歯形の誤差等に起
因した色ずれも同様の理由により防止される。

以上では、減速装置５０の最終段の歯車比のみ整数とし
たが、中間段や初段の歯車比を整数としてもよい、また
、カラープリンタ以外に多色刷のプリンタにも本発明を
適用できる。更にまた、熱転写式以外でも、プラテンの
１回転毎に１色づつ色を重ねてカラーまたは多色画像を
形成する他のカラープリンタにも本発明が適用できる。

Ｇ０発明の効果 本発明は以上のように構成したから、高精度の歯車を用
いることなく色ずれが防止されて従来よりも解像度の高
いカラーまたは多色画像が得られる。特に、プラテンの
径が大きくｌラインの送り角度が小さい場合に本発明は
より効果的である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明が適用される熱転写式カラープリンタの
概略構成図、第２図はプラテンの駆動系を示す図である
。 ｌ：受像紙（被転写材） ２ニブラテン ３：サーマルヘッド ４：インクシート（転写材） ６〜１１：歯車 １２ニスチツピングモータ ５０：減速装置 出　願　人　　日本光学工業株式会社 代理人弁理士　　　永　井　冬　紀 第 ２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. モータ出力を多段減速装置で減速してプラテンを回転さ
   せ、プラテンに巻き付けられた被転写材を一方向に１色
   毎に１回転させて転写材の色材を転写し、この操作を繰
   り返すことにより多色又はカラー画像を得る画像形成装
   置において、少なくとも前記減速装置の最終段の歯車と
   、プラテンに直結した歯車との歯車比を整数としたこと
   を特徴とする画像形成装置。