JPS61182951A - オフセツト輪転印刷機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、オフセット輪転印刷機、詳しくは板胴、ブラ
ンケット胴などの印刷胴を駆動する装置に関するもので
ある。

従来の技術 オフセット印刷は、版面の画線をブランケット面に転写
し、しかる後に、ブランケット向に転写された画線を料
紙面へ再転写して印刷するのが基本原理である◎ そして、オフセット輪転印刷機としては、例えば第９図
に示すように、版を装着した第１板胴１とブランケット
を装着した第１プ２ンケツト胴２と第２ブランケツト胴
３と第２板胴４とを相隣接して順次並設すると共に、第
１ブランケツト胴２と第２ブランケツト胴３との間に料
紙５を送り込みし、Ｍ１板胴１と第１プランケット胴２
と第２ブランケツト胴３と第２板胴４、つまり相隣接す
る印刷胴を同一回転数で相反する向きに回転して印刷す
るようにしたオフセット輪転印刷機が知られている。

前記各印刷胴を駆動する装置としては、例えばｍ１０図
に示すように、各印刷胴の胴軸６゜７．８．９に図示し
ないキーなどでピッチ円径、歯数等が同一である歯車Ｉ
Ｑ、ｌ　＋、１２．１３を相互に噛合するように固着し
、一つの胴軸６に重両ｊｌｊ１４ｔ−固着すると共に、
この傘歯車１４には図示しない駆動源に連結する竪軸１
５に固惰した傘歯車１６を噛合させ、相隣接する印刷胴
が１０１−回転数で相反する向きに回転する様に各印刷
胴に動力伝達するものが知られている。

つまり、オフセット輪転印刷機の印刷胴を駆動する装置
としては、駆動源側から第１番目に動力伝達される第１
の印刷胴、第１０図では第１板胴１を印刷胴配列順の最
上位とし、以下隣接並設順に下位置とする印刷胴配列の
順に従い上位から下位へ順次動力伝達を行うものが知ら
れている。

なお、第２板胴４の胴軸９に車面Ｊｉｊ１４ｔ−固着し
て歯車１３側より動力を伝達しても良いが、第１、第２
ブランケット月同２，３の胴軸７，８に傘歯車１４を固
着することは胴軸７，８が、各印刷胴の接触を開放する
胴トリップの際移動するので好ましくなく、あまり行な
われていない。

発明が解決しようとする問題点 上述の通り、オフセット輪転印刷機では版力同とブラン
ケット胴が１対１０回転比で回転する様に歯車によって
駆動されているが、一般に歯車は、その噛合わせ回転を
滑らかに行い得る様バックラッシュが設けられている為
、噛合って回転する歯車のうち従動側の歯車は何らかの
外力を受けると駆動側の歯車に対して前記バックラッシ
ュの分だけ自由に動き得る。

一方、オフセット輪転印刷機において、板胴仕立径、つ
まり板胴に版を装着した時の版面までの径とブランケッ
ト胴仕立径、つまりブランケット胴にプランケラ）を装
着した時のブランケット面までの径とを僅かではあるが
異らしめることは、例えば等後注やトルーローリング法
等周知である。

この様に、胴仕立径の僅かに異なる板胴とブランケット
胴が画線転写の為の接触圧によって連れ回りで回転する
と、板胴とブランケット・胴の局長が異なるから両者の
回転角が僅かずつ異なることになるが、これを歯車駆動
により強制補正しながら回転させるので、歯車に大きな
力となって作用する。

従って、第１０図において第１、第２ブランケット胴２
，３の胴仕立径が第１、！２板胴１゜４の胴仕立径より
も僅かに大きい場合には、第１１図に示すように、第１
板胴１と連れ回シ回転する第１ブランケツト胴２は第１
板胴１よりも遅く回転しようとするので歯車１００回転
方向先行側歯面１０αが歯車１１の回転方向後行側歯肉
１１Ａに圧接し、第２ブランケツト胴３で連れ回り回転
される第２板胴４は第２ブランケツト胴３よりも速く回
転しようとするから第１２図に示すように歯ＪＩ１２の
回転方向後行側歯面１２ｂＫ歯車１３の回転方向先行側
歯面１３αが圧接して第２板胴４の回転を歯車１３と歯
車１２とで規制して強制補正し、第２板胴４は歯車１３
の７２２２２７１５分だけ先行して回転することになる
。

つまり、相隣接する印刷胴のうち胴仕立径の大きな印刷
胴の方が胴仕立径の小さな印刷胴よよも動力伝達におい
て上流側（駆動源側）である場合には胴仕立径の小さな
印刷ｆ１１は歯車のバックラッシュ分だけ先行して回転
する。

しかしながら、印刷胴の接触圧による連れ回りでの回転
は、瞬時の接触圧の変化によっても変化し得るため確定
性がなく、胴仕立径の小さな印刷胴、纂１０図では第２
板胴４は歯車による強制補正のきかないバックラッシュ
分の範囲で自由に位置を変えながら回転する。

つまり、接触圧の変化によって第２板胴４の連れ回り回
転力が小さくなると駆動側歯車、第１０図では歯車１２
０回転方向先行側歯車１２αと従動側歯車、第１０□□
□では歯車１３の回転方向後行側歯車＋１６とが圧接し
て駆動歯車で第２版／ｌ１１１１４が回転されるように
変わるから、第２板胴４は歯車１３のバックラッシュ分
だけ自由に回転する。

このことにより、必然的に接触回転する印刷胴の接触位
置も確定性を失ない、版面からブランケット面への画線
の転写の際に、ブランケット面上に残留する先行転写画
線と新規の転写画線とがブランケット胴周方向にずれを
生じ、従ってブランケット面から料紙面への転写ではブ
ランケット面上のずれた新旧２つの画線がダブり画線と
なって印刷される問題があった。

問題点を解決するための手段及び作用 胴仕立径の大きな印刷胴を胴仕立径の小さな印刷胴より
も駆動源側に位置した場合、その胴仕立径の大きな胴軸
に駆動源に連結した中間歯車を回転自在に装着し、かつ
その胴軸にｍｌの歯車を固着し、この中間歯車と第１の
歯車とを胴仕立径の小さな印刷胴の胴軸に固着した第２
の歯車にそれぞれ噛合させて、前記駆動源から中間歯車
を経て第２の歯車を駆動すると共に、その第２の歯車で
第１の歯車を駆動して第２の歯車の歯面両側を中間歯車
と第１の歯車とで規制し、相隣接する印刷胴の接触圧が
変化しても胴仕立径の小さな印刷胴が第２の歯車のバッ
クラッシュ分だけ自由に位置を変えることがないように
したものである。

実施例 第１図は斜視図であり、従来と同一部材は符号を同一と
して詳細な説明を省略する。

第２ブラケツト胴３の胴軸８には中間歯車２０を回転自
在に装着すると共に、歯車１２ｔ−固着し、中間歯ｊｌ
！２０を歯車１１と歯車１３とに噛合すると共に、歯車
１３を広巾として歯車１２とも噛合させて印刷胴駆動装
置を晴成している。

なお、第１、第２ブラケット胴２．３の胴仕立径は第１
、Ｍ２板胴１．４の胴仕立径よりも僅かに大きくなって
いる。

この様であるから、歯車１１より中間歯車２０を介して
歯単１３に動力が伝達され、歯車１３より歯車１２に動
力が伝達されるので、歯車１２と歯車１３との噛合い状
態ばｍ２図に示すように、第２板胴４が第２ブランケツ
ト胴３よりも速く回転しようとするから歯車１２の回転
方向後行側歯面１２ｂが歯車１３の回転方向先行側画面
１３αに圧接し、かつ歯車Ｉ３から歯車１２に動力が伝
達されるようになり、第２ブランケツト胴３と第２板胴
４との接触圧が瞬時に変位して第２板胴４の第２ブラン
ケツト胴３との連れ回りによる回転力が減少しても中間
歯車２０を介して回転力が常時伝達されているので、歯
車１３はバックラッシュ分だけ自由に位置を変えること
はない。

また、中間歯車２０Ｆｉ胴軸８に対して回転自在であっ
て第２ブラケツト胴３の回転とは関係なしに歯単１１で
駆動されると共に、歯車１３に噛合しているから、中間
歯車２０と歯車１３との噛合い状態は第３図に示すよう
に、中間歯車２０の回転方向先行側歯面２０αが歯車１
３の回転方向後行歯面１３ｈ’を押して回転するように
なる。

したがって、歯車１３は同一の胴軸ｇＫ設は念中間歯車
２０と歯単１２の２枚の歯単により、回転方向先行側歯
面１３αと回転方向後行側歯面１３Ａの歯面両側を同時
に規制されて回転しており、実質上バックラッシュがな
い噛合い回転と同等であって、接触圧が変化しても胴仕
立径が小さな第２板胴４が回転中にバックラッシュ分だ
け自由に位ｔ、を変えることはないから、印刷胴の接触
部の不確定さ全−掃してダブり印刷を無くすことができ
る。

なお、整軸１５より胴軸９が最初に動力伝達を受ける場
合は、第１ブラケツト胴２の胴軸７に中間歯車２０を回
転自在に設けると共に、第１板胴１の胴軸６に設けた歯
車１０を広幅として中間歯車２０と歯車１１とが噛合す
るようにすれば良い。

また、第１、ｍ２板胴１，４の胴仕立径が第１、第２ブ
ランケット胴２，３の胴仕立径よりも僅かに大きな場合
には、第４図に示すように第１板胴１の胴軸６に傘歯車
軸２１を回転自在に連結し、この傘歯車軸２１に中間歯
車２０を固着し、中間歯車２０と歯車１０とを胴軸７に
固着した広幅なる歯ｉ１１に噛合して、中間歯車２０で
歯車１１を回転駆動し、その歯車１１で歯車１０を駆動
するようにすれば良い。

この様にすれは、第５図に示すように中間歯車２０の回
転方向先行歯面２０αが歯車１１の回転方向後行歯面１
１Ａに圧接し、第６図に示すように歯車１０の回転方向
後行側歯面１０ｂが歯車１１の回転方向先行側歯面１１
αに圧接するから、前述と同様に歯車１１の回転方向先
行側歯面１１αと回転方向後行側歯面１１６の歯面両側
を同時に規制できて接触圧が変化しても胴仕立径の小さ
な第１ブラケツト胴２が歯車１１のバックラッシュ分だ
け自由に位置ｔｉ位させることがない。

つまり、胴仕立径の大きな第１の印刷胴が胴仕立径の小
さな第２の印刷胴よりも動力伝達の上位に位置する場合
に、第１の印刷胴の胴軸に中間歯車を回転自在に設け、
この中間歯車を第２の印刷胴の胴軸に固着した歯車に噛
合して第２の印刷胴に動力を伝達し、その歯車を第１の
印刷胴の胴軸に固着した歯車に噛合して第２の印刷胴か
ら第１の印刷胴に動力を伝達するようにすれば良い。

また、第７図に示すように第１、第２プラ／ケット胴２
，３に圧胴２２を圧接したオフセット輪転印刷機の場合
には、動力の入力する位置及びブランケット胴と板胴の
胴仕立径によって第１又は第２の実施例のような動力伝
達の仕方を行なえば良く、第８図に示すように１つの圧
胴２２に複数のブランケット胴を圧接したオフセット輪
転印刷機の場合には、通常圧胴２２に動力を入力するの
で、ブランケット胴の胴仕立径が大きい場合に第１の実
施例のような動力伝達の仕方とすれば良い。

なお、第１図において広巾の歯車（３及び第４図におい
て広巾の歯車１１を、狭巾の２つの歯車より構成して胴
軸９及び胴軸７にキャーやボルト等で固着しても良い。

発明の効果 動力伝達の下流側に位置する胴仕立径の小さな印刷胴の
胴軸に固着した第２の歯車は、動力伝達の上流側に位置
する胴仕立径の大きな印刷胴の胴軸に装着した中間歯車
を経て駆動され、その第２の歯車で前記胴軸に固着した
第１の歯車を駆動するので、動力伝達の下流側の印刷胴
の胴軸に固着した第２の歯車の歯面両側は１つの胴軸に
設けた中間歯車と第１の歯車とで規制され、相隣接する
印刷胴の接触圧が変化しても胴仕立径の小さな印刷胴が
歯車のバックラッシュ分だけ自由に変位することがない
。

したがって、板胴の版面とブランケット胴のブランケッ
ト面間の画線転写にずれを生ずることがなくなり、ダブ
り印刷による損紙を無くすはかりでなく、印刷品質の大
きな向上をも果たし得る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す斜視図、第２図、第３図
は歯車の噛合状態の説明図、第４図は第２実施例の斜視
図、第５図、第６図は歯車の噛合状態の説明図、第７図
、第８図、第９図は異なるオフセット輪転印届（］機の
概略説明図、第１０図は従来例の斜視図、第１１図、第
１２図は歯車の噛合状態説明図である。 １は第１板胴、２はｍ１ブランケツト胴、３は第２ブラ
ンケツト胴、４は第２板胴、５は料紙、ＩＱ、Ｉ　１，
１２．１３は歯車、２０は中間歯車。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 版を装着した板胴より成る印刷胴とブランケットを装着
   したブランケット胴より成る印刷胴を相隣接して並設す
   ると共に、相隣接する印刷胴をピッチ円径、歯数等が同
   一である歯車により同一回転数で相反する向きに回転し
   、かつ両印刷胴の胴仕立径を僅かに異ならせて版面の画
   線をブランケット面に転写し、しかる後にブランケット
   面に転写された画線を料紙面へ再転写して印刷し、しか
   も、前記相隣接する両印刷胴における胴仕立径が大きな
   印刷胴が胴仕立径の小さな印刷胴よりも駆動源側に位置
   するオフセット輪転印刷機において、前記の胴仕立径の
   大きな印刷胴の胴軸に、駆動源に連結した中間歯車を回
   転自在に装着し、かつその胴軸に第１の歯車を固着する
   と共に、この中間歯車と第１の歯車とを前記胴仕立径の
   小さな印刷胴の胴軸に固着した第２の歯車にそれぞれ噛
   合させた印刷胴駆動装置を設けたことを特徴とするオフ
   セット輪転印刷機。