JP2991693B2 - 輪転印刷機の印刷装置のための駆動装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、請求項１のプレア
ンブル（「おいて書き」部分）に記載の輪転印刷機の印
刷装置のための駆動装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】欧州特許公開公報第０６４４０４８号に
は、版胴および転写胴を有する印刷装置の駆動装置が示
されている。前記公開公報によれば、前記印刷装置は歯
車ベルト装置を介して前記転写胴を駆動する独自のモー
タを有する。前記転写胴と版胴とは、それらの胴のジャ
ーナルに設けられた胴歯車を介して駆動結合されてい
る。前記モータを前記転写胴に直接連結する方法、ある
いは歯車を用いて連結する方法も記載されている。

【０００３】電気モータを転写胴に直接連結する構成
は、欧州特許公開公報第０６２１１３３号に記載されて
いる。印刷を作動させたり停止させたりする際に追従す
るため、ステータも前記転写胴と同様に偏心的に軸受け
されている。位置調整の際には、これらの偏心ブッシュ
が共に作動される。このような装置はコストがかかる。

【０００４】前記駆動モータを歯車で連結させる場合、
駆動側平歯車によって前記転写胴の胴歯車の駆動に組み
込むことが考えられる。このやり方においては、前記版
胴の周囲を回動するように設けられている前記転写胴を
停止のために移動させる際、前記駆動側平歯車への軸方
向の距離が不利な影響を及ぼす。これらの歯車は重なり
が不足したり、完全に噛合がはずれたりする恐れがあ
る。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、転写
胴を調整移動する際に歯車の噛合に持続的な影響が残ら
ないような、電気モータと転写胴の歯車による連結を提
供することである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本課題は、本発明により
請求項１の特徴を用いることによって解決される。前記
転写胴のジャーナルに平歯車を設けることにより、前記
転写胴の位置調整のための任意の調整曲線に関して、前
記電気モータの前記駆動側平歯車のための好適な噛合点
を選択することが可能となる。このように選択された領
域において噛合すると駆動側平歯車と平歯車との距離の
変化が少なく保持されるので、前記印刷装置に対して好
適な駆動条件が与えられ、それらの駆動条件は印刷品質
に好適な影響を与える。前記駆動モータは、フレームに
固定して設けることができ、必ずしも操作側に設ける必
要はない。前記噛合領域における胴歯車に手が届く場合
は、該胴歯車が前記平歯車の機能も兼ねることができ
る。

【０００７】さらなる特徴および有利点は、詳細な説明
に関連して下位請求項に記載される。

【０００８】以下に本発明をいくつかの実施の形態に基
づいて詳細に説明する。図に示すのは以下の通りであ
る。

【０００９】図１は二重印刷装置の胴の配置を示す正面
図；図２は図１の側断面図；図３は図２の他の実施の形
態を示す側断面図；図４は図３の他の実施の形態を示す
側断面図；図５は他の二重印刷装置の胴の配置を示す正
面図；図６は図５の側断面図；図７はレバーに軸受けさ
れた転写胴を有する二重印刷装置を示す正面図である。

【００１０】図１は印刷装置１，２を備えた二重印刷装
置の胴の配置を示している。各印刷装置１，２は、版胴
３，４および転写胴５，６を有している。これらの胴３
〜６は、それらのジャーナル７〜１０によって側壁に軸
受けされているが、図２に示された側面図では、駆動側
の側壁１１の領域のみが以下に説明する駆動装置と共に
示されている。

【００１１】個々の版胴および転写胴３〜６は、それら
のジャーナル７〜１０に平歯車を有しており、それらを
以下に胴歯車１２〜１５と記載する。前記胴歯車１２，
１４は一つの平面に設けられ、互いに噛合している。そ
れに対して互いに噛合している胴歯車１３，１５は別の
平面に設けられている。従って、前記胴歯車１４，１５
は互いに噛合していない。前記胴歯車１４，１５を一つ
の平面に設けて、噛合を避けるために相応に負の修正を
施すことも可能であろう。前記胴歯車１２〜１５は、好
適に垂直に歯が設けられているため、側方向のレジスタ
調整を行う際に周方向のレジスタが影響を受けないよう
にする措置を講ずる必要がない。前記個々の印刷装置
１，２は、独自の駆動モータである電気モータ１６，１
７を有している。該電気モータは、該モータの駆動側平
歯車１８，１９によって、前記転写胴５，６のジャーナ
ル９，１０に設けられた平歯車２０，２１を駆動する。
前記平歯車２０，２１は互いに噛合していない。前記平
歯車２０，２１は、そのために前記胴歯車１４，１５よ
りもやや小さい基準ピッチ円直径を有し、例えば同じモ
ジュールになるよう歯の数を少なくして形成されてい
る。前記平歯車２０，２１はまた相応に負の修正を施し
て、あるいは二つの異なる平面に設けることもできる
が、その場合前記平歯車２０，２１は、前記胴歯車１
４，１５の歯数を有することもできる。前記駆動側平歯
車１８あるいは１９と前記平歯車２０あるいは２１との
歯車比は、１：１あるいは１以上にすることができる。
歯車比が１以上の場合は、寸法が比較的小さな電気モー
タを選択できる。実施の形態では、前記歯車比は好適に
ｉ＝２に選択されている。歯車比をさらに高くして遅く
することもできる。歯車の段は平歯か、特別な走行品質
を目的とした場合は斜歯に設けられる。

【００１２】前記転写胴５，６は、該胴のジャーナル
９，１０によって偏心ブッシュ２２，２３に軸受けさ
れ、図１にのみ示されている。このような軸受けは当業
者に周知のものであるので、詳細な説明は不要である。
このような軸受けは、例えば独国特許出願第１９７０８
７２８．０号にも記載されているので、この出願の内容
は、本明細書に組み込まれるものとみなされる。前記偏
心ブッシュ２２，２３において、ジャーナル７，８は、
前記偏心ブッシュ２２，２３の外部直径に対して偏心性
を有して軸受けされている。位置Ａにおいては、前記転
写胴５，６は印刷作動位置にある。前記偏心ブッシュ２
２は、角度α分だけ印刷停止位置である位置Ｂに回動可
能であり、前記位置Ｂにおいては、前記転写胴５は前記
版胴３および転写胴６から離間される。前記駆動側平歯
車１８は、転写胴５の中心点から前記転写胴５の回動調
整の角度αの頂点Ｓに向かって存在し、前記版胴３の方
に向いた前記平歯車２０の円周領域において噛合し、前
記駆動側平歯車１８が、印刷作動位置Ａにおいて、前記
回動調整角度αの角二等分線Ｈから前記転写胴５および
前記版胴３の中心を結んだ線Ｎに至る領域に設けられて
いる。それによってゴム胴が印刷作動および停止のため
の移動を行う際、これらの平歯車１８，２０の軸方向の
距離は許容できないほどは大きくならない。実施の形態
においては、前記駆動側平歯車１８は印刷作動位置Ａに
おける前記版胴３と前記転写胴５の中心を結んだ線Ｎ上
にあるが、前記角度αの二等分線Ｈ上に、あるいは線Ｎ
とＨの間の領域に好適に設けることもできる。角度二等
分線Ｈ上に配置した場合は、印刷作動位置Ａにおいても
印刷停止位置Ｂにおいても前記平歯車１８，２０の間に
わずかな円周方向のバックラッシュが同じように生じ
る。このような構成は、前記駆動側平歯車１９の配置に
も同様に当てはまるので繰り返して説明することは省略
する。

【００１３】前記電気モータ１６，１７は、駆動側（Ｓ
ＩＩ）のフレームに固定されて設けられている。可能な
別の方法として、前記電気モータは軸受け板２４にネジ
留めされ、該軸受け板は支持ボルト２５によって前記側
壁１１に固定される。前記側壁を例えば箱型壁のように
形成し、所望の距離にネジ留め面を設けることも可能で
ある。前記電気モータ１６，１７の固定の詳細について
はこのように反復されるが、以下の実施形態で再び述べ
ることはない。

【００１４】電気モータ１６は、前記駆動側平歯車１８
によって前記平歯車２０を駆動し、それによって前記転
写胴５を駆動する。該転写胴は、前記胴歯車１４，１２
によって形成される平歯車段によって前記版胴３を駆動
する。印刷装置２の駆動も電気モータ１７を用いて前記
歯車１９，２１，１５および１３を介して同様に、また
独立的に行われる。

【００１５】以下の実施の形態においては、反復された
り、原理的に同一の構成部材に対しては簡潔さを期して
従来の位置記号がそのまま用いられる。図３は印刷装置
１および２を備えた二重印刷装置を示しており、該印刷
装置の版胴および転写胴３〜６は、それらのジャーナル
７〜１０によって側壁１１に軸受けされている。前記ジ
ャーナル７および８には、それぞれ平歯の歯車１２，１
３が軸受けされている。これらの歯車は、それぞれ前記
ジャーナル９，１０に固定された幅広歯車２８，２９と
噛合している。前記幅広歯車２８，２９は、噛合から外
れるために相応の負の転位量を有している。このような
転位量のファクターは、それぞれおよそＸ＝−１にな
る。前記幅広歯車２８，２９には、それぞれ電気モータ
１６，１７の駆動側歯車３０，３１が噛合している。前
記転写胴５，６を軸受けするための偏心ブッシュは図１
と同様に設けられているので、図には示さない。前記駆
動側歯車３０が噛合する平歯車、本図では幅広歯車２８
に噛合するが、該歯車の円周領域の可能な選択も、図１
および図２に示された実施形態と同様に行われる。前記
胴歯車１２に対しては同心的な位置が選択されている。
前記駆動側歯車３０と前記幅広歯車２８との歯車比ｉ
は、好適に１あるいはそれ以上である。

【００１６】前記電気モータ１６は、前記駆動側歯車３
０および前記幅広歯車２８を介して前記転写胴５を駆動
し、前記幅広歯車２８から前記胴歯車１２を介して前記
版胴３を駆動する。本明細書の説明は前記印刷装置２に
も同様に該当する。

【００１７】図４に示された二重印刷装置の印刷装置
１，２も図３の印刷装置とよく似ている。主な相違点
は、前記電気モータ１６，１７の駆動側平歯車３２，３
３が前記版胴３，４のジャーナル７，８に軸受けされて
いることである。実際には前記電気モータ１６，１７は
ハーフカップリング３４，３５を有し、該ハーフカップ
リングはカップリングディスク３６，３７を介して駆動
に従って前記駆動側平歯車３２，３３に結合されてい
る。

【００１８】前記電気モータ１６は、前記ハーフカップ
リング３４、カップリングディスク３６、駆動側平歯車
３２、および前記幅広歯車２８を介して前記転写胴５を
駆動する。前記転写胴は、前記幅広歯車２８および前記
胴歯車１２によって前記版胴３を駆動する。前記印刷装
置２の駆動も前記電気モータ１７から、前記ハーフカッ
プリング３５、カップリングディスク３７、駆動側平歯
車３３、および前記幅広歯車２９および前記軸歯車１３
を介して行われる。

【００１９】図５は二つの印刷装置３８，３９を備えた
二重印刷装置を示している。これらの印刷装置は、それ
ぞれ版胴および転写胴４０〜４３を有している。これら
の胴４０〜４３は、該胴のジャーナル４４〜４７によっ
て側壁１１に軸受けされている（図６）。前記ジャーナ
ル４４〜４７には、それぞれ胴歯車４８〜５１が軸受け
され、該胴歯車によって印刷装置３８，３９の版胴およ
び転写胴４０，４２あるいは４１，４３がそれぞれ駆動
結合している。その際前記印刷装置３８の前記胴歯車４
８，５０は、前記印刷装置３９の前記胴歯車４９，５１
とは異なった平面に設けられている。前記転写胴４２，
４３が駆動結合しないように、すでに説明したような前
記胴歯車５０，５１に負の断面修正を行う方法も用いる
ことができる。

【００２０】先に説明した実施形態に対して、図５では
前記版胴および転写胴４０〜４３がほぼ一つの平面に設
けられている。このことによって印刷を停止した場合、
本図の場合、転写胴４３のように固定したまま保たれる
胴は一つだけで三つの胴４０〜４２を調整しなければな
らないことになる。前記版胴４０，４１および転写胴４
２は、図１に示されるような方法で偏心ブッシュにより
回動可能であるので、繰り返して説明することはしな
い。異なるのは、前記転写胴４２の中心点から前記転写
胴４２の回動移動角度αの頂点Ｓへの方向である。この
ような方向に存在する前記胴歯車５０の円周領域は前記
胴歯車４８によって遮断されないので、前記電気モータ
１６の前記駆動側歯車５２は前記胴歯車５０に直接噛合
でき、前記ジャーナル４６にさらなる平歯車を設ける必
要がない。前記駆動側歯車５２は、好適に前記角度αの
二等分線Ｈ上に設けられている。前記駆動側歯車５２
は、前記二等分線Ｈから離れて前記転写胴４３に向かっ
て前記転写胴４２に設けることもできるが、その際は前
記転写胴４２が印刷停止位置Ｂにある場合、駆動側歯車
５２と胴歯車５０との間の円周方向のバックラッシュが
大きくなる点は甘受しなければならない。前記駆動側歯
車５２を前記二等分線Ｈの上側に（すなわち前記版胴４
０に向かうように）設けるのは好適ではない。そのよう
な配置で印刷作動位置Ａに切り替えた場合、前記駆動側
歯車５２と前記転写胴４２との距離が大きくなり、それ
にともなって円周方向のバックラッシュも増大するから
である。前記電気モータ１７は、駆動側平歯車５３によ
って前記軸歯車５１を駆動する。この場合前記転写胴４
３は固定されているので、噛合点は任意に選択できる。
前記軸歯車４８〜５１および前記駆動側平歯車５２，５
３には、好適に平歯が設けられている。これらの平歯車
５２および５０あるいは５３および５１によって形成さ
れる歯車段の歯車比は、例えばｉ＝２で選択されてい
る。

【００２１】図７は印刷装置５４および５５を備えた二
重印刷装置を示している。それぞれの印刷装置５４，５
５は、版胴および転写胴５６〜５９を有している。転写
胴５８，５９は、本図においてそれらのジャーナルによ
る位置調整のために偏心ブッシュではなく回動可能なレ
バー６０，６１に軸受けされている。側壁にこのような
レバー６０，６１を設ける方法は、前記の独国特許出願
第１９７０８７２８．０号に記載されているので詳細な
説明は省く。図２と同様に版胴５６および転写胴５８は
胴歯車６２，６３によって、版胴５７および転写胴５９
は胴歯車６４，６５によって噛合している。前記転写胴
５８，５９は駆動結合されておらず、これらの胴の胴歯
車６３，６５は例えば二つの異なる平面に設けられてい
る。

【００２２】前記レバー６０，６１により、前記転写胴
５８，５９に対して大きな調整角度が可能となるので、
このような印刷装置は押し込み装置（Eindruckwerk）と
して好適に用いられる（独国特許出願第１９７０８７２
８．０号参照）。前記回動調整角度αは、図７において
前記レバー６０に対して表されている。さらに、前記回
動位置における前記転写胴５８，５９は二点鎖線で表さ
れている。前記転写胴５８はさらに一方のジャーナルに
平歯車６６を有し、該平歯車の、前記転写胴５８の中心
点から前記角度αの頂点に向かって存在する円周領域に
おいてモータ１６の駆動側平歯車６７が噛合している
（図２の駆動側平歯車１８および平歯車２０と同様）。
前記駆動側平歯車６７は、前記角度αの二等分線Ｈ上に
好適に設けられているが、前記二等分線Ｈの左手側の領
域に設けることもできる。その場合は前記転写胴５８が
離間される（位置Ｂ）と、円周方向のバックラッシュが
比較的大きくなる。位置Ｂにおいては前記印刷装置５４
は印刷版交換などのために停止される。前記転写胴５９
の駆動も同様に行われる。該転写胴は平歯車６８を有
し、該平歯車に電気モータ１７の駆動側平歯車６９が噛
合する。電気モータ１６，１７は図に示されていない
が、距離を有して側壁に固定された軸受け板に好適に取
り付けられている。

【００２３】前記印刷装置５４の駆動は、前記モータ１
６から該モータの駆動側平歯車６７によって前記平歯車
６６に対して行われる。このように駆動される前記転写
胴５８は、胴歯車６３および６２を介して前記版胴５６
を駆動する。同様に前記印刷装置５５の駆動は、モータ
１７から該モータの駆動側平歯車６９、前記平歯車６８
および胴歯車６５および６４を介して行われる。

【００２４】前記印刷装置１，２，３８，３９，５４，
５５は、前記の実施形態においてオフセット印刷装置で
あって、該印刷装置は、前記転写胴５，６，４２，４
３，５８，５９の間を通されるウェブ７０に両面印刷を
行う。前記版胴３，４，４０，４１，５６，５７に当接
するインキング装置あるいは場合によっては湿し装置は
図に示されていない。前記インキング装置あるいは場合
によっては湿し装置は前記版胴と駆動結合しているの
で、これらの装置は前記版胴を停止させるように働き、
前記胴歯車１２〜１５、２８、２９、４８〜５１、６２
〜６５の駆動側の歯の断面が常に当接しているようにす
る。この点はさらに前記電気モータ１６，１７にまで至
る歯車についても当てはまる。さらに衛星歯車を用い
て、前記胴歯車１２〜１５、２８、２９、４８〜５１、
６２〜６５に対して歯の断面の変化（Zahnflankenwechs
el）を防止することも選択的に可能である。

【００２５】図に示された駆動装置は、間接的なグラビ
ア印刷のような、他の間接的な印刷方法によって作動す
る印刷装置に対して用いることもできる。このような場
合は、前記版胴３，４，４０，４１，５６，５７にはオ
フセット印刷版ではなくグラビア印刷版が設けられ、該
グラビア印刷版には、例えばチャンバドクターによって
インク付けが行われる。

【００２６】前記印刷装置１，２，３８，３９，５４，
５５を同種の印刷装置１，２，３８，３９，５４，５５
によって補完して二重印刷装置とする代わりに、圧胴を
一つだけ補って３本胴の印刷装置とすることもできる。
前記圧胴は遊星胴でもよく、該遊星胴にそれぞれが版胴
および転写胴を有する複数の印刷装置が設けられる。全
ての場合において前記圧胴を独自の電気モータによって
駆動することが可能であり、あるいは前記圧胴のジャー
ナルに胴歯車が設けられ、該胴歯車は前記転写胴５，
６，４２，４３，５８，５９の胴歯車１４，１５，２
８，２９，５０，５１，６３，６５に噛合している。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明の一実施の形態を示す図であって、二
重印刷装置の胴の配置を示す正面図である。

【図２】 同図１の側断面図である。

【図３】 本発明の他の実施の形態を示す側断面図であ
る。

【図４】 本発明の他の実施の形態を示す側断面図であ
る。

【図５】 本発明の他の実施の形態を示す図であって、
二重印刷装置の胴の配置を示す正面図である。

【図６】 同図５の側断面図である。

【図７】 本発明の他の実施の形態を示す図であって、
レバーに軸受けされた転写胴を有する二重印刷装置を示
す正面図である。

【符号の説明】

１ 印刷装置 ２ 印刷装置 ３ 版胴 ４ 版胴 ５ 転写胴 ６ 転写胴 ７ ジャーナル ８ ジャーナル ９ ジャーナル １０ ジャーナル １１ 側壁 １２ 胴歯車 １３ 胴歯車 １４ 胴歯車 １５ 胴歯車 １６ 電気モータ １７ 電気モータ １８ 駆動側平歯車 １９ 駆動側平歯車 ２０ 平歯車 ２１ 平歯車 ２２ 偏心ブッシュ ２３ 偏心ブッシュ ２４ 軸受け板 ２８ 幅広歯車 ２９ 幅広歯車 ３０ 駆動側平歯車 ３１ 駆動側平歯車 ３２ 駆動側平歯車 ３３ 駆動側平歯車 ３８ 印刷装置 ３９ 印刷装置 ４０ 版胴 ４１ 版胴 ４２ 転写胴 ４３ 転写胴 ４４ ジャーナル ４５ ジャーナル ４６ ジャーナル ４７ ジャーナル ４８ 胴歯車 ４９ 胴歯車 ５０ 胴歯車 ５１ 胴歯車 ５２ 駆動側平歯車 ５３ 駆動側平歯車 ５４ 印刷装置 ５５ 印刷装置 ５６ 版胴 ５７ 版胴 ５８ 転写胴 ５９ 転写胴 ６０ レバー ６１ レバー ６２ 胴歯車 ６３ 胴歯車 ６４ 胴歯車 ６５ 胴歯車 ６６ 平歯車 ６７ 駆動側平歯車 ６８ 平歯車 ６９ 駆動側平歯車

Claims (19)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 版胴（３，４，４０，４１，５６，５
   ７）、転写胴（５，６，４２，４３，５８，５９）およ
   び圧胴を有して成る輪転印刷機の印刷装置（１，２，３
   ８，３９，５４，５５）のための駆動装置であって、 前記転写胴（５，６，４２，４３，５８，５９）がある
   角度分だけ調整可能であり、さらに前記版胴（３，４，
   ４０，４１，５６，５７）および前記転写胴（５，６，
   ４２，４３，５８，５９）が、それらの胴のジャーナル
   （７〜１０、４４〜４７）に固定された胴歯車（１２〜
   １５、２８、２９、４８〜５１、６２〜６５）と噛合
   し、別個の電気モータ（１６，１７）が駆動側平歯車
   （１８、１９、３０〜３３、５２、５３、６７、６９）
   によって前記転写胴（５，６，４２，４３，５８，５
   ９）を駆動し、 前記駆動側平歯車（１８，１９，３０〜３３，５２，５
   ３，６７，６９）が、前記転写胴（５，６，４２，４
   ３，５８，５９）の前記ジャーナル（９，１０，４６，
   ４７）に設けられた平歯車（２０，２１，２８，２９，
   ５０，５１，６６，６８）に、前記転写胴（５，６，４
   ２，４３，５８，５９）の中心点から前記転写胴（５，
   ６，４２，４３，５８，５９）の回動調整角度（α）の
   頂点（Ｓ）に向かって存在し、前記版胴（３，４，４
   ０，４１，５６，５７）の方に向いた前記平歯車（２
   ０，２１，２８，２９，５０，５１，６６，６８）の円
   周領域において噛合し、 前記駆動側平歯車（１８，１９，３０〜３３，５２，５
   ３，６７，６９）が、印刷作動位置（Ａ）において、前
   記回動調整角度（α）の角二等分線（Ｈ）から前記転写
   胴（５，６）および前記版胴（３，４）の中心を結んだ
   線（Ｎ）に至る領域に設けられている ことを特徴とする
   駆動装置。
2. 【請求項２】 前記駆動側歯車（５２，５３，６７，６
   ９）が、前記回動調整角度（α）の角二等分線（Ｈ）上
   に設けられていることを特徴とする請求項１に記載の駆
   動装置。
3. 【請求項３】 前記駆動側歯車（１８、１９、３０〜３
   ３）が、前記転写胴（５，６）および前記版胴（３，
   ４）の中心を結んだ線（Ｎ）上に設けられていることを
   特徴とする請求項１に記載の駆動装置。
4. 【請求項４】 前記駆動側歯車（３０〜３３）が、前記
   版胴（３，４）の前記胴歯車（１２，１３）に対して同
   心的に設けられていることを特徴とする請求項３に記載
   の駆動装置。
5. 【請求項５】 前記駆動側平歯車（３２，３３）が、前
   記版胴（３，４）の前記ジャーナル（７，８）に回転可
   能に軸受けされていることを特徴とする請求項４記載の
   駆動装置。
6. 【請求項６】 前記駆動側歯車（１８、１９、３０〜３
   ３、６７、６９）が、前記胴歯車（１２〜１５、６２〜
   ６５）の平面に並んで一つの平面に設けられていること
   を特徴とする請求項１から５のいずれか一つに記載の駆
   動装置。
7. 【請求項７】 前記転写胴（５，６）の胴歯車と、前記
   胴歯車（１２，１３）および前記駆動側平歯車（３０〜
   ３３）の平面にわたって延在する幅広歯車（２８，２
   ９）の前記平歯車が形成されていることを特徴とする請
   求項６に記載の駆動装置。
8. 【請求項８】 前記駆動側歯車（５２，５３）が、前記
   胴歯車（４８〜５１）の平面に設けられ、前記転写胴
   （４２，４３）の前記胴歯車（５０，５１）と噛合する
   ことを特徴とする請求項１または２に記載の駆動装置。
9. 【請求項９】 前記駆動側平歯車（１８，１９，５２，
   ５３，６７，６９）および前記平歯車（２０，２１，５
   ０，５１，６６，６８）が、歯車比ｉ＞１で形成されて
   いることを特徴とする請求項１から８のいずれかに記載
   の駆動装置。
10. 【請求項１０】 同種の独自の駆動装置を備えたさらな
    る印刷装置（１，２，３８，３９，５４，５５）の前記
    転写胴（５，６，４２，４３，５８，５９）が圧胴とし
    て働き、前記転写胴（５，６，４２，４３，５８，５
    ９）の前記ジャーナル（９，１０，４６，４７）上に設
    けられた前記胴歯車（１４，１５，２８，２９，５０，
    ５１，６３，６５）および平歯車（２０，２１，２８，
    ２９，６６，６８）が互いに噛合していないことを特徴
    とする請求項１から９のいずれかに記載の駆動装置。
11. 【請求項１１】 前記胴歯車（２８，２９）および前記
    平歯車（２８，２９）が、それらの歯車の歯先円が距離
    をおいて設けられるような転位量を有していることを特
    徴とする請求項１０に記載の駆動装置。
12. 【請求項１２】 前記胴歯車（１４，１５，５０，５
    １）および平歯車が、異なる平面に設けられていること
    を特徴とする請求項１０に記載の駆動装置。
13. 【請求項１３】 前記平歯車（２０，２１）が、前記胴
    歯車（１４，１５）よりも小さな基準ピッチ円直径を有
    して形成されていることを特徴とする請求項１０に記載
    の駆動装置。
14. 【請求項１４】 前記圧胴が一方のジャーナルに胴歯車
    を有し、該胴歯車によって前記圧胴が前記転写胴（５，
    ６，４２，４３，５８，５９）の胴歯車（１４，１５，
    ２８，２９，５０，５１，６３，６５）と噛合すること
    を特徴とする請求項１から９のいずれかに記載の駆動装
    置。
15. 【請求項１５】 前記転写胴（５，６，４２，４３）
    が、これらの回動する偏心ブッシュ（２２，２３）に設
    けられて前記側壁（１１）に軸受けされていることを特
    徴とする請求項１から１４のいずれか一つに記載の駆動
    装置。
16. 【請求項１６】 前記転写胴（５８，５９）は、回動す
    るためにレバー（６０，６１）に軸受けされており、該
    レバーは、回動可能に前記側壁（１１）に設けられてい
    ることを特徴とする請求項１から１４のいずれか一つに
    記載の駆動装置。
17. 【請求項１７】 前記電気モータ（１６，１７）が、前
    記側壁（１１）に設けられた軸受け板（２４）に固定さ
    れていることを特徴とする請求項１から１６のいずれか
    に記載の駆動装置。
18. 【請求項１８】 前記印刷装置（１，２，３８，３９，
    ５４，５５）が、オフセット印刷法によって作動するこ
    とを特徴とする請求項１から１７のいずれかに記載の駆
    動装置。
19. 【請求項１９】 前記印刷装置（１，２，３８，３９，
    ５４，５５）が、グラビア印刷法によって作動すること
    を特徴とする請求項１から１７のいずれかに記載の駆動
    装置。