JP2015059031A - 記録装置 - Google Patents

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【課題】装置本体に対して着脱可能なカセットを備えた記録装置において、カセット引き抜き時に装置本体に用紙が残留する問題を、コストアップを抑えつつ解消する。【解決手段】プリンター1は、記録用紙Pを収容する用紙カセット4と、用紙カセット4に設けられた分離ローラー10と、用紙カセット4の装着状態において分離ローラー10との間で記録用紙Pをニップするとともに回転することにより記録用紙Pを給送する第2給送ローラー17と、第2給送ローラー17にモーター20の駆動力を伝達する動力伝達手段21と、を備えている。モーター20の停止時において、動力伝達手段21が、第2給送ローラー17が記録用紙Pを給送する際の回転方向とは逆方向への第2給送ローラー17の回転を許容する遊びを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、装置本体に対し着脱可能な、被記録媒体を収容するカセットを備えた記録装置に関する。
記録装置の一例としてのプリンターにおいて、装置本体に対して着脱可能な給紙カセットは従来から広く用いられており、またこの給紙カセットに、用紙の分離を行う分離ローラーを備えるものもある(特許文献1)。分離ローラーは、給紙カセットが装置本体に装着された際に装置本体側の給送ローラーと接し、送り出される用紙を給送ローラーと分離ローラーとの間でニップすることにより、用紙の分離を行う。
特開2006−315832号公報
上記構成において、分離された(重送が止められた)用紙が給送ローラーと分離ローラーとの間でニップされた状態のままとなることがある。この様な状態で給紙カセットを装置本体から引き抜くと、ニップされた用紙が給紙カセットから抜け出て、装置本体に残ってしまう場合があった。この様な状態になると、装置本体に残った用紙を引き抜く必要があり、その際に用紙を破いてしまう虞がある。また、途中まで引き抜いた給紙カセットを再び押し込むと、装置本体内に残った用紙を押し潰してしまう虞もある。
この様な問題は、分離ローラーとの間で用紙をニップする給送ローラーが動力源により駆動される関係上、外力によって給送ローラーを停止状態から回転(逆転)させる為には比較的大きいトルクが必要なことから生じる。
一方、この様な問題を解消する為に、電気的に動作するクラッチを設け、用紙の給紙終了後に給送ローラーと動力源との間の動力伝達経路を切断することも考え得るが、この場合装置構成の複雑化とコストアップを招くこととなる。
そこで本発明はこの様な状況に鑑みなされたものであり、その目的は、装置本体に対して着脱可能なカセットを備えた記録装置において、カセット引き抜き時に装置本体に用紙が残留する問題を、コストアップを抑えつつ解消することにある。
上記課題を解決する為の、本発明の第1の態様に係る記録装置は、被記録媒体に記録を行う記録手段と、被記録媒体を収容する、着脱可能なカセットと、前記カセットに設けられた第1ローラーと、前記カセットの装着状態において前記第1ローラーとの間で被記録媒体をニップするとともに回転することにより被記録媒体を給送する第2ローラーと、前記第2ローラーに動力源の駆動力を伝達する動力伝達手段と、を備え、前記動力源の停止時において、前記動力伝達手段が、前記第2ローラーが被記録媒体を給送する際の回転方向である第1回転方向とは逆方向である第2回転方向への前記第2ローラーの回転を許容する遊びを有し、前記遊びは、少なくとも前記カセットを取り外す際に前記第1ローラーが前記第2ローラーとの間で被記録媒体をニップしている間、前記第2ローラーの前記第2回転方向への回転を許容することを特徴とする。
本態様によれば、前記動力源の停止時において、前記動力伝達手段が、前記第2ローラーが被記録媒体を給送する際の回転方向である第1回転方向(以下、この回転方向を適宜「正転方向」とも言う)とは逆方向である第2回転方向(以下、この回転方向を適宜「逆転方向」とも言う)への前記第2ローラーの回転を許容する遊びを有する。そしてこの遊びは、少なくとも前記カセットを取り外す際に前記第1ローラーが前記第2ローラーとの間で被記録媒体をニップしている間、前記第2ローラーの前記第2回転方向への回転を許容する。
従って、前記第1ローラーと前記第2ローラーとの間で被記録媒体がニップされている状態で前記カセットを引き抜くと、前記第2ローラーが逆転することができる。その結果、ニップされている被記録媒体を前記カセットとともに引き抜き方向側に引き抜くことができ、装置本体側に被記録媒体が残留することを、簡単な構成によって防止できる。
本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記第1ローラーは、所定の回転抵抗が付与された状態に設けられることを特徴とする。
本態様によれば、前記第1ローラーは、所定の回転抵抗が付与された状態に設けられるので、前記第1ローラーと前記第2ローラーとの間で被記録媒体がニップされている状態で前記カセットを引き抜く際、ニップされている被記録媒体を前記カセットとともにより確実に引き抜き方向側に引き抜くことができる。
本発明の第3の態様は、第1のまたは第2の態様のいずれかにおいて、前記第2ローラーの前記第1回転方向に対しては前記動力源の回転トルクを前記第2ローラーに伝達し、前記第2ローラーに前記回転トルクを伝達する際の前記動力源の回転方向に対し逆方向に前記動力源が回転する際には当該動力源の回転トルクを前記第2ローラーに伝達しないワンウェイクラッチを備えることを特徴とする。
本態様によれば、前記動力源の逆転方向に対しては当該動力源の回転トルクを前記第2ローラーに伝達しない(前記動力源から前記第2ローラーを切り離して自由回転させる)ワンウェイクラッチを備えるので、前記第2ローラーより下流側のローラーによって被記録媒体を搬送する際に、前記第2ローラーを、小さい負荷で従動回転させることができ、前記第2ローラーが被記録媒体に対し著しい搬送負荷を与えることを防止できる。
本発明の第4の態様は、第1から第3の態様のいずれかにおいて、前記動力伝達手段は、前記第2ローラーの回転軸に設けられた歯車に動力を伝達し、前記遊びは、前記第2ローラーの回転軸の円周方向の一部が切り欠かれて成るカット部と、前記歯車において前記カット部と係合し、前記カット部から回転トルクを受ける突起と、の間に形成されることを特徴とする。
本態様によれば、前記遊びは、前記第2ローラーの回転軸の円周方向の一部が切り欠かれて成るカット部と、前記歯車において前記カット部と係合し、前記カット部から回転トルクを受ける突起と、によって形成されるので、前記遊びを、構造簡単にして低コストに得ることができる。
本発明の第5の態様は、第4の態様において、前記第2ローラーの下流側に設けられた、被記録媒体を搬送する搬送ローラーを少なくとも一つ備え、前記動力伝達手段は、前記動力源の回転方向に拘わらず、前記搬送ローラーが被記録媒体を下流側に搬送する回転方向に前記動力源の駆動力を前記搬送ローラーに伝達し、前記カセットから送り出された被記録媒体の先端が前記搬送ローラーに到達した後、前記動力源が、前記第2ローラーを前記第1回転方向に駆動する際の回転方向とは逆方向に回転することを特徴とする。
本態様によれば、前記カセットから送り出された被記録媒体の先端が前記搬送ローラーに到達した後、前記動力源が、前記第2ローラーを前記第1回転方向に駆動する際の回転方向とは逆方向に回転するので、被記録媒体の搬送動作が終了した際、即ち記録動作が終了した際には、前記突起と前記カット部との間に、前記第2ローラーを逆転させる為の遊びが形成された状態となる。これにより、前記カセットが引き抜かれる際、前記第2ローラーが逆転することができ、その結果装置本体側に被記録媒体が残留することを、確実に防止できる。
本発明に係るプリンターの用紙搬送経路を示す側断面図。 本発明に係るプリンターの用紙搬送経路を示す側断面図。 用紙カセット、動力伝達手段、第1及び第2中間ローラー、の斜視図。 図3の分離ローラー部分の拡大斜視図。 (A)は装着状態にある用紙カセットの側断面図、(B)は用紙カセットを引き抜く途中の状態の図。 (A)は第2給送ローラーが用紙を給送する際の歯車と回転軸との状態を示す図、(B)はモーター逆転時の歯車と回転軸との状態を示す図、 用紙カセットが引き抜かれる際の歯車と回転軸との状態を示す図。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明するが、本発明は、以下説明する実施形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることを前提として、以下本発明の一実施形態を説明するものとする。
図1及び図2は本発明に係る「記録装置」の一実施形態であるインクジェットプリンター(以下「プリンター」と言う)1の側断面図、図3は用紙カセット4、動力伝達手段21、第1中間ローラー26、第2中間ローラー28、のこれらの斜視図、図4は図3の分離ローラー10部分の拡大斜視図である。また、図5(A)は装着状態にある用紙カセット4の側断面図、図5(B)は用紙カセット4を引き抜く途中の状態の図、図6(A)は第2給送ローラー17が用紙を給送する際の歯車23と回転軸18との状態を示す図、図6(B)はモーター20逆転時の歯車23と回転軸18との状態を示す図、図7は用紙カセット4が引き抜かれる際の歯車23と回転軸18との状態を示す図である。
以下、主として図1及び図2を参照しつつプリンター1の全体構成について概説する。プリンター1は、被記録媒体の一例としての記録用紙Pにインクジェット記録を行う装置本体2に対し、複数枚の記録用紙Pを収容する用紙カセット4が着脱可能に(スライド可能に)構成され、この用紙カセット4から、記録用紙Pを1枚ずつ給送する。
装置本体2には、動力源としてのモーター20(図3)によって回転駆動される第1給送ローラー14と第2給送ローラー17とが設けられており、用紙カセット4が装着された状態において、当該用紙カセット4の先端(図1及び図2において左側)の上方に、第1給送ローラー14と第2給送ローラー17とが位置する様に構成されている。
用紙カセット4の底部には、揺動軸8aを中心に揺動することにより、収容された記録用紙Pを押し上げるホッパー8が設けられており、このホッパー8が記録用紙Pを押し上げることで、収容された記録用紙Pのうち最上位のものが、図2に示す様に第1給送ローラー14に接触できる様になっている。従ってこの状態で第1給送ローラー14が回転(正転)することにより、用紙カセット4から記録用紙Pが送り出される。
尚、図2において破線は、用紙カセット4から送り出される記録用紙Pの通過軌跡を示している。
用紙カセット4において用紙送り出し方向の端部には、「第1ローラー」としての分離ローラー10が設けられており、用紙カセット4が装着されると、分離ローラー10が、「第2ローラー」としての第2給送ローラー17と接触する。これにより、第1給送ローラー14によって送り出された記録用紙Pは、分離ローラー10と第2給送ローラー17との間でニップされる。
ここで、分離ローラー10は、所定の回転抵抗が付与された状態に設けられている。第1給送ローラー14によって送り出された記録用紙Pのうち最上位のものは、回転駆動される第2給送ローラー17に接するので、当該第2給送ローラー17から搬送力を受け、下流側へと進むことができる。しかしながら、給送されるべき最上位の記録用紙Pに連れられて重送されようとする次位以降の記録用紙Pは、第2給送ローラー17から搬送力を受けない為、分離ローラー10の位置で停滞し、重送が防止される。
尚、分離ローラー10は、ローラーホルダー11に設けられており、このローラーホルダー11は、第2給送ローラー17に対して進退可能に設けられるとともに、不図示の付勢手段によって、第2給送ローラー17に向けて付勢されている。従って分離ローラー10は、所定の押圧力により、第2給送ローラー17との間で記録用紙Pをニップする。
尚、用紙カセット4から記録用紙Pが給送される際の第1給送ローラー14及び第2給送ローラー17の回転方向(第1回転方向:正転方向)は、図1及び図2の時計回り方向であり、その逆方向(第2回転方向:逆転方向)は、図1及び図2の反時計回り方向である。また、第1給送ローラー14、第2給送ローラー17、第1中間ローラー26、第2中間ローラー28、のこれらを正転させる(図1及び図2において時計回り方向:記録用紙Pを下流側に送る方向)為のモーター20(図3)の回転方向を、以下ではモーター21の正転方向とする。
次に、第2給送ローラー17の下流側には、記録用紙Pを搬送する搬送ローラーとしての第1中間ローラー26と、第2中間ローラー28とが設けられている。第1中間ローラー26と第2中間ローラー28とはほぼ同径であり、ともにモーター20(図3)の動力を受けて、図1及び図2の時計回り方向に回転駆動される。用紙カセット4から送り出された記録用紙Pは、第1中間ローラー26及び第2中間ローラー28から搬送力を受けて、下流側へ搬送される。
尚、符号31a、31bは、第1中間ローラー26との間で記録用紙Pをニップして従動回転する従動ローラーであり、符号31c、31dは、第2中間ローラー28との間で記録用紙Pをニップして従動回転する従動ローラーである。
また、モーター20から第1中間ローラー26及び第2中間ローラー28に動力を伝達する動力伝達手段21(図3)は、モーター20の回転方向に拘わらず、第1中間ローラー26と第2中間ローラー28とを図1及び図2の時計回り方向に回転駆動させる様に構成されている。
続いて、第2中間ローラー28の下流側には、回転駆動される搬送ローラー対34が設けられており、この搬送ローラー対34により、記録用紙Pが記録領域に送られる。搬送ローラー対34の下流側には、記録用紙Pにインクを吐出する記録ヘッド38と、記録用紙Pを支持する支持部材36とが設けられている。記録ヘッド38は、用紙幅方向(主走査方向)に駆動されるキャリッジ37に設けられている。
支持部材36と記録ヘッド38とが対向する領域(記録領域)の下流には、第1排出ローラー対40と第2排出ローラー対41とが設けられており、記録の行われた記録用紙Pは、これら排出ローラー対によって排出される。
続いて図3以降を参照しつつ、動力伝達手段21について説明する。動力伝達手段21は、モーター20から、第1中間ローラー26の回転軸27及び第2中間ローラー28の回転軸29へと動力を伝達する。但し、上述したように、モーター20の正転及び逆転に拘わらず、動力伝達手段21は第1中間ローラー26及び第2中間ローラー28を正転させる。この機能は、遊星歯車機構によって実現されるが、その詳細について図示及び説明は省略する。
また動力伝達手段21は、モーター20から、第1給送ローラー14の回転軸15へ動力を伝達する。また、この回転軸15と歯車群13(図4)を介し、第2給送ローラー17の回転軸18へも動力を伝達する。
ここで、第1給送ローラー14とその回転軸15との間にはワンウェイクラッチ16が設けられており、このワンウェイクラッチ16は、モーター20が正転するとき、当該モーター20の回転トルクを第1給送ローラー14に伝達し、モーター20が逆転するとき、当該モーター20の回転トルクを第1給送ローラー14に伝達しない。
同様に、第2給送ローラー17とその回転軸18との間にもワンウェイクラッチ19が設けられており、このワンウェイクラッチ19は、モーター20が正転するとき、当該モーター20の回転トルクを第2給送ローラー17に伝達し、モーター20が逆転するとき、当該モーター20の回転トルクを第2給送ローラー17に伝達しない。
ここで、第1給送ローラー14と第2給送ローラー17とによって用紙カセット4から送り出された記録用紙Pの先端が第1中間ローラー26と従動ローラー31aとの間にニップされた後、モーター20は正転から逆転に切り換えられる。これにより、以降は第1中間ローラー26及び第2中間ローラー28が主体となって記録用紙Pが搬送される。この状態において、上記ワンウェイクラッチ16、19が機能し、モーター20の駆動力が第1給送ローラー14及び第2給送ローラー17に伝達されず、第1給送ローラー14及び第2給送ローラー17は、記録用紙Pに接して正転方向に従動回転することができ、第1給送ローラー14及び第2給送ローラー17が記録用紙Pに対し著しい搬送負荷を与えることを防止できる。
続いて、動力伝達手段21は、第2給送ローラー17の回転軸18に対し、当該回転軸18の軸端に設けられた歯車23を介してモーター20の駆動力を伝達する。
図6(A)、(B)に示す様に、回転軸18の軸端部は、円周方向の一部が切り欠かれて成るDカット部18aとして形成されている。一方、歯車23は、Dカット部18aと係合し、当該Dカット部18aから回転トルクを受ける突起23aを有している。
図6(A)は、モーター20が正転し、歯車23が図の矢印a方向(時計回り方向)に回転している状態、即ち、第1給送ローラー14と第2給送ローラー17の正転によって用紙カセット4から記録用紙Pが送り出される際の状態を示している。この状態では、突起23aがDカット部18aを押し、第2給送ローラー17を図の時計回り方向(正転方向:破線矢印)に回転させる。
その後、上述した様に用紙カセット4から送り出された記録用紙Pの先端が第1中間ローラー26から搬送力を受ける状態になると、モーター20は逆転に切り換えられる。図6(B)は、モーター20の逆転によって歯車23が図の矢印b方向に回転している状態を示している。突起23aがDカット部18aを押し、第2給送ローラー17の回転軸18を図の反時計回り方向(逆転方向)に回転させる。但し、ワンウェイクラッチ19により第2給送ローラー17は逆転せず、記録用紙Pに接することで正転を維持する(破線矢印方向)。
従って記録動作が終了すると(モーター20が停止すると)、回転軸18と歯車23は、図7の状態となる。この状態において、Dカット部18aと突起23aとの間には図7に示す様な遊び23bが形成される。この遊び23bは、回転軸18即ち第2給送ローラー17が、角度αだけ図7の反時計回り方向に逆転が可能となる遊びとなる。
この遊び23bは、図5に示す様に機能する。図5(A)において符号P1は重送が防止された記録用紙を示しており、その先端が第2給送ローラー17と分離ローラー10との間でニップされた状態となっている。
この状態から用紙カセット4を引き抜く場合(図5の矢印d方向)、仮に第2給送ローラー17が逆転しないと、記録用紙P1が第2給送ローラー17と分離ローラー10との間でニップされたままとなり、用紙カセット4のみが引き抜かれ、記録用紙P1が装置本体内に残ってしまう虞がある。
しかしながら図7に示した様に、記録終了後は遊び23bが第2給送ローラー17の角度α分の逆転を許容する状態となっているので、用紙カセット4の引き抜きに応じて第2給送ローラー17が逆転することができる(図5(A)の矢印c方向)。その結果、図5(B)に示す様にニップされている記録用紙P1を用紙カセット4とともに引き抜き方向側に引き抜くことができ、装置本体2側に記録用紙P1が残留することを防止できる。
従って遊び23b(角度α)は、少なくとも用紙カセット4を取り外す際に、分離ローラー10が第2給送ローラー17との間で記録用紙Pをニップしている間、第2給送ローラー17の逆転方向への回転を許容する大きさ(角度)であることが好ましい。これにより、装置本体2側に記録用紙Pが残留することをより確実に防止できる。
以上の通り、本実施形態によれば、用紙カセット4を引き抜く際に、第2給送ローラー17を、簡単な構成によって逆転させることができる。その結果、第2給送ローラー17と分離ローラー10との間でニップされた記録用紙Pを用紙カセット4とともに引き抜き方向側に引き抜くことができ、装置本体2側に記録用紙P1が残留することを防止できる。
なお、第2給送ローラー17の回転軸18にカット部18aを設ける構成にかえて、第2給送ローラー17の回転軸18を多角形にして上記遊びを設ける構成にしても良い。
1 インクジェットプリンター、2 装置本体、4 用紙カセット、8 ホッパー、8a 揺動軸、10 分離ローラー、11 ローラーホルダー、13 伝達歯車群、14 第1給送ローラー、15 回転軸、16 ワンウェイクラッチ、17 第2給送ローラー、18 回転軸、18a Dカット部、19 ワンウェイクラッチ、20 モーター20 動力伝達手段、23 歯車、23a 突起(回転止め)、23b 遊び、26 第1中間ローラー、27 回転軸、28 第2中間ローラー、29 回転軸、31a〜31d 従動ローラー、34 搬送ローラー対、36 支持部材、37 キャリッジ、38 記録ヘッド、40 第1排出ローラー対、41 第2排出ローラー対、P 記録用紙

Claims (5)

  1. 被記録媒体に記録を行う記録手段と、
    被記録媒体を収容する、着脱可能なカセットと、
    前記カセットに設けられた第1ローラーと、
    前記カセットの装着状態において前記第1ローラーとの間で被記録媒体をニップするとともに回転することにより被記録媒体を給送する第2ローラーと、
    前記第2ローラーに動力源の駆動力を伝達する動力伝達手段と、を備え、
    前記動力源の停止時において、前記動力伝達手段が、前記第2ローラーが被記録媒体を給送する際の回転方向である第1回転方向とは逆方向である第2回転方向への前記第2ローラーの回転を許容する遊びを有し、
    ことを特徴とする記録装置。
    前記遊びは、少なくとも前記カセットを取り外す際に前記第1ローラーが前記第2ローラーとの間で被記録媒体をニップしている間、前記第2ローラーの前記第2回転方向への回転を許容する、
    ことを特徴とする記録装置。
  2. 請求項1に記載の記録装置において、前記第1ローラーは、所定の回転抵抗が付与された状態に設けられる、
    ことを特徴とする記録装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の記録装置において、前記第2ローラーの前記第1回転方向に対しては前記動力源の回転トルクを前記第2ローラーに伝達し、前記第2ローラーに前記回転トルクを伝達する際の前記動力源の回転方向に対し逆方向に前記動力源が回転する際には当該動力源の回転トルクを前記第2ローラーに伝達しないワンウェイクラッチを備える、
    ことを特徴とする記録装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の記録装置において、前記動力伝達手段は、前記第2ローラーの回転軸に設けられた歯車に動力を伝達し、
    前記遊びは、前記第2ローラーの回転軸の円周方向の一部が切り欠かれて成るカット部と、
    前記歯車において前記カット部と係合し、前記カット部から回転トルクを受ける突起と、の間に形成される、
    ことを特徴とする記録装置。
  5. 請求項4に記載の記録装置において、前記第2ローラーの下流側に設けられた、被記録媒体を搬送する搬送ローラーを少なくとも一つ備え、
    前記動力伝達手段は、前記動力源の回転方向に拘わらず、前記搬送ローラーが被記録媒体を下流側に搬送する回転方向に前記動力源の駆動力を前記搬送ローラーに伝達し、
    前記カセットから送り出された被記録媒体の先端が前記搬送ローラーに到達した後、前記動力源が、前記第2ローラーを前記第1回転方向に駆動する際の回転方向とは逆方向に回転する、
    ことを特徴とする記録装置。
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