JPH05293666A - 鉄筋網溶接装置用移動機構 - Google Patents

鉄筋網溶接装置用移動機構

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JPH05293666A
JPH05293666A JP9795992A JP9795992A JPH05293666A JP H05293666 A JPH05293666 A JP H05293666A JP 9795992 A JP9795992 A JP 9795992A JP 9795992 A JP9795992 A JP 9795992A JP H05293666 A JPH05293666 A JP H05293666A
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moving
welding
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vertical
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JP9795992A
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Akimasa Hisaichi
昭政 久一
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HISAICHI TEKKIN KK
TAKAYAMA SANGYO KK
TAKAYAMA TRADING CO Ltd
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HISAICHI TEKKIN KK
TAKAYAMA SANGYO KK
TAKAYAMA TRADING CO Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 溶接用電極部に損傷を与えることなく、溶接
された鉄筋網の移動が円滑に行える移動機構の提供 【構成】 移動機構は、鉄筋網を上方に押し上げる押上
装置と、この押上装置で押し上げられた鉄筋網を設定さ
れた距離だけ移動させる移動装置30とを備えている。
移動装置30は、鉄筋網の両端が載置される揺動自在な
レール37と、前記縦筋に溶接された第1番目の横筋を
保持するハンド部35と、このハンド部35を支持する
移動ビーム34と、前記移動ビーム34がスライド移動
可能に載置された支持ビーム32と、前記移動ビーム3
2を設定された距離だけ順次移動させる駆動モータ36
とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、鉄筋網溶接装置用移
動機構に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、土木,建築構造物の補強
材として鉄筋が広く用いられている。この種の構造物の
補強には、一般に、複数の縦筋と横筋とを格子状に組み
合わせた鉄筋網がコンクリート中に埋設されている。
【0003】ところで、このような補強用鉄筋網が埋設
される構造物は、各種各様の形状があるとともに、必要
な補強強度も同じ構造物中でも異なっている。このた
め、縦筋と横筋とを格子状に組み合わせた鉄筋網は、直
径の異なったものや、格子のピッチが異なったものなど
多数の種類を必要とする。
【0004】そこで、従来は、予め多数種の鉄筋網の組
み立てが困難であることを考慮して、構造物の建築現場
で、設計図面に指摘されている縦,横筋を選択し、構造
物の埋設予定位置にこれらをセットし、縦筋と横筋とが
交差する部分を結束線で結合させることにより格子状に
組み立て、構造物中に埋設することが行われていた。し
かしながら、このような鉄筋網の組み立て手段には、以
下に説明する問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、上述した従
来の鉄筋網の組み立て手段では、縦,横筋を結束線で結
合させるので、作業能率が悪く時間がかかる上に、熟練
作業者を必要とし、作業者の確保が非常に困難な状況に
あるので改善が強く望まれていた。
【0006】この問題を解決するために、本発明者ら
は、鉄筋の結合をスポット溶接に代え、鉄筋網を工場で
自動生産するための装置を開発した。ところが、このよ
うなスポット溶接による鉄筋網の自動溶接では、溶接し
た鉄筋網を順次移動させて横筋を1本づつ供給して格子
状に組み立てることになるが、鉄筋網を単純に移動させ
ると、鉄筋が溶接用電極に接触して、電極に損傷を与え
ることが判明した。また、溶接した鉄筋が溶接用電極に
付着し、円滑な移動を阻害することも判った。
【0007】この発明は、このような問題点に鑑みてな
されたものであり、その目的とするところは、溶接用電
極部に損傷を与えることなく、溶接された鉄筋網の移動
が円滑に行える鉄筋網溶接装置用移動機構を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、複数の縦および横筋を格子状に組み合わ
せて各交点を溶接装置で溶接することにより形成される
鉄筋網の移動機構において、前記鉄筋網を上方に押し上
げる押上装置と、この押上装置で押し上げられた鉄筋網
を設定された距離だけ移動させる移動装置とを備えたこ
とを特徴とする。
【0009】前記移動装置は、前記鉄筋網の両端が載置
される揺動自在なレールと、前記縦筋に溶接された第1
番目の横筋を保持するハンド部と、このハンド部を支持
する移動ビームと、前記移動ビームがスライド移動可能
に載置された支持ビームと、前記移動ビームを設定され
た距離だけ順次移動させる駆動モータとで構成すること
ができる。
【0010】
【作用】上記構成の鉄筋網溶接装置用移動機構によれ
ば、鉄筋網を上方に押し上げる押上装置を有しているの
で、移動装置で鉄筋網を移動する際に、鉄筋網を押し上
げることにより電極部の損傷を回避しつつ、円滑な移動
が可能になる。
【0011】
【実施例】以下本発明の好適な実施例について添附図面
を参照にして詳細に説明する。図1から図13は、この
発明にかかる鉄筋網溶接装置用移動機構の一実施例を示
している。同図に示す溶接装置は、異形鉄筋や通常鉄筋
などの複数の縦および横鉄筋A,Bを格子状に溶接する
ものを示している。
【0012】図1は、溶接装置を含む移動機構の全体配
置を示しており、溶接システムは、縦筋Aの供給機構1
0と、供給機構10の後端に隣接して設置された溶接装
置20と、溶接装置20の後方に設置された移動装置3
0と、この移動装置30の上方に設置された横筋Bの供
給機構40と、これらの各装置の制御装置50とから概
略構成されている。
【0013】同図に示す縦筋供給機構10は、支持架台
11と、この支持架台11に取り付けられた複数のゴム
付きローラ12と、架台11の後部側に設けられた押出
板13と、押出板13の駆動シリンダ14とから構成さ
れており、複数の縦筋Aがローラ12上に載置される。
【0014】図2に溶接装置20の要部と押上装置60
とを示している。同図に示す溶接装置20は、電気の通
電により溶接するいわゆるスポット溶接用のものであ
り、門型の支持台21と、この支持台21に移動可能に
取付けられた複数の溶接ヘッド取付け部22と、この取
付け部22の後部側に支持された溶接ヘッド23と、前
記取付け部22の前部側に配置された縦筋Aのガイド機
構24とから概略構成されている。
【0015】前記溶接ヘッド23は、複数台が列状に配
置され、各溶接ヘッド23は、上下に対向配置される一
対の上,下電極部23a,bを有しており、上電極部2
3aは、内蔵されたシリンダにより上下方向に移動自在
に構成されており、下電極部23bは、上電極部23a
と同じ鉛直軸上に固定配置されている。
【0016】また、上,下電極部23a,bが当接する
位置の近傍には、横筋Bを溶接位置に案内する溶接ガイ
ドが配置されている。この実施例の溶接ガイドは、溶接
ヘッド取付け部22の側面に固設された固定ガイド部2
5aと、ピンにより揺動可能に枢着され、コイルバネに
より固定ガイド部25a側に付勢された可動ガイド部2
5bとから構成され、上方から落としこまれる横筋Bが
固定および可動ガイド部25a,bが作るV字形部に鋏
込むようにして縦筋A上に案内される。
【0017】ガイド機構24は、溶接ヘッド取付け部2
2の前面側に固設される取付け板24aと、2つの水平
ローラ24bと、4つの垂直ローラ24cとから構成さ
れ、対向する水平ローラ24cの内面と垂直ローラ24
bの上面とで縦筋Aを位置決めして溶接装置の上,下電
極部23a,b間に案内する。
【0018】押上装置60は、この実施例では溶接装置
20の前後に一対設けられており、前押上装置61は、
後述するように縦筋Aに横筋Bを溶接したときに、縦筋
Aが電極部23a,bに付着して、その移動を妨げるこ
とがあるので、移動の前に縦筋A(鉄筋網)を上方に押
し上げるものであって、シリンダ61aと、シリンダ6
1aの一端に固設されたプレート61bとから構成され
ている。
【0019】溶接装置20の後方に設けられた後押上装
置62は、鉄筋網を移動する際に、縦筋Aが電極部23
bに接触して、その電極面を損傷することを防止するも
のであって、一端にローラ62aが回転可能に枢着され
た揺動アーム62bと、揺動アーム62bの他端を上下
移動させるシリンダ62cとから構成されている。な
お、上記押上装置60は、溶接装置20の前方もしくは
後方の何れか一方であってもよい。
【0020】図3〜図8に移動装置30の詳細を示して
いる。移動装置30は、支持架台31と、支持架台31
の上端に対向配置された一対の支持ビーム32と、支持
ビーム32の長手方向と直交する方向にスライドレール
33を介して載置された移動ビーム34と、移動ビーム
34に支持されたハンド部35と、一方の支持ビーム3
2の外側に配置されたサーボモータ(駆動モータ)36
と、支持架台31の内面側に対向配置され、横筋Bの両
端が載置される一対の揺動レール37とから概略構成さ
れている。
【0021】上記サーボモータ36は、この実施例で
は、移動ビーム34の一端に固設された支持板38に支
持され、その回転軸に固着されたギヤ36aが支持ビー
ム32の側面に固設されたラック39に咬合しており、
モータ36を駆動することにより、移動ビーム34が支
持ビーム32の長手方向に沿って移動するようになって
いる。
【0022】上記ハンド部35は、溶接装置20で縦筋
Aに溶接された第1番目の横筋Bを保持,開放するもの
であって、移動ビーム34の下面側にスライド移動自在
に配置され取付けプレート35aと、この取付けプレー
ト34aに支持された、平面形状が凹形に形成され上ハ
ンドアーム35bと、上ハンドアーム35bと同じ形状
の下ハンドアーム35cと、ハンドアーム35b,cの
ほぼ中心に配置され、相互に咬合する一対のギヤ35d
と、下ハンドアーム35cの後端に配置され、このハン
ドアーム35cをギヤ35dを支点として回動させるシ
リンダ35eとから構成されている。
【0023】このハンド部35の構成により、ハンドア
ーム35cをシリンダ35eで回動させることにより、
一対のハンドアーム35cの先端部で横筋Bを鋏込むよ
うにして保持させるとともに、この保持状態を開放する
ことができる。なお、図5に示す符号37fの部材は、
ハンド部35を移動ビーム34の長手方向に沿って移動
させるハンドルである。
【0024】また、このハンド部35の構成は、図7に
示すものに限ることはなく、例えば、何れか一方のハン
ドアーム35b,cを設けずに、一方のハンドアーム3
5bで横筋Bを引っかけるようにして保持させてもよ
い。
【0025】一方、上記揺動レール37は、一方が支持
架台31の内面側に固設され、他方は、支持架台31の
上面側を移動する支持部材37aに保持されていて、ハ
ンドル39を回転することにより、相互の間隔の調整が
可能になっている。なお、図3および図6に示す符号3
7bの部材は、揺動レール37を揺動駆動するシリンダ
である。
【0026】図8および図9は、横筋Bの供給装置40
を示している。同図に示す横筋Bの供給装置40は、複
数の横筋Bを収容するストック部41と、横筋Bを1本
づつ溶接装置20の溶接ガイド25に落下供給するステ
ージ部42とを有している。
【0027】ストック部41は、一端側が溶接装置20
側に傾斜した状態でギヤプーリ43間に捲回されたチェ
ーン44と、チェーン44の構成部分に隣接した状態で
固設された凹形断面の複数の収納スロット45と、ギヤ
プーリ43の駆動モータ46とを有している。
【0028】ステージ部42は、一端がギヤプーリ43
の下方に位置し、他端が溶接ガイド25のほぼ中心を指
向する傾斜板42aと、ストック部41から傾斜板42
a上に落下供給された横筋Bを途中で受承して保持する
アーム42bと、アーム42bの揺動駆動用のシリンダ
42cと、アーム42bで保持された横筋Bを傾斜板4
2aの側面に押しつけて、その位置決めをするシリンダ
42dとを備えている。
【0029】上記アーム42bは、この実施例では、一
対が所定の間隔をおいてロッド42eに取り付けられて
いる。また、シリンダ42dのプランジャには、U字型
の押付け板42fが固設されている。なお、図11に符
号47で示した部材は、ギヤプーリ43の先端側にあっ
て、収納スロット45の上面を覆い、横筋Bが複数傾斜
板42aに落下することを防止するカバーである。
【0030】以上のように構成された溶接装置は、制御
装置50により以下に説明するようにして制御される。
なお、詳細な図示はしていないが、制御装置50は、例
えば、マイクロコンピュータなどから構成され、以下の
制御手順はメモリに記憶することができる。
【0031】図10および図11は、制御装置50の制
御手順の一例を示している。同図に示す制御手順は、図
10に示したものが溶接装置20を含む移動機構のメイ
ンルーチンで、図11に示したものは、横筋Bの供給装
置30用のものである。
【0032】制御手順がスタートすると、まず、ステッ
プs1で、これから溶接しようとする格子状鉄筋網の溶
接回数Nと、縦筋Aの移動距離sが設定される。続くス
テップs2では、縦筋Aのセットが行われる。この場
合、縦筋Aの配置ピッチは、溶接装置20の複数の溶接
ヘッド取付け部22をハンドル22bの操作により移動
させ、設定されたピッチに合わせて予めセットされる。
【0033】そして、この状態で各ガイド機構24に縦
筋Aの先端を挿入し、縦筋Aの後端を縦筋供給装置10
の押出板13に当接することで、初期設定が行われる。
なお、この場合、当然のことながら、各縦,横筋A,B
は、予めその寸法が所定の精度で整えられているもので
あって、押出板13と溶接装置20のヘッド23との間
隔も所定値に設定される。
【0034】縦筋Aのセットが完了し、これが確認され
ると、制御装置50の自動運転スタートスイッチが”O
N”される(ステップs3)。ステップs4では、予め
横筋供給装置40のアーム42aに保持されている横筋
Bが、アーム42aをシリンダ42cで上方に移動する
ことにより開放され、横筋Bは、傾斜板42a上を落下
して溶接ガイド25の固定,移動ガイド部25a,d間
にあって、縦筋A上に位置決めされた状態で受承され
る。
【0035】続くステップs5では、1つおきの第1群
の複数の溶接ヘッド23の上電極部23aが、横筋Bに
接触する位置まで下降し、これが確認されると、通電さ
れ(ステップs6)、その後上昇する(ステップs
7)。次に、ステップs8〜s9で、残りの第2群の溶
接ヘッド23の上電極部23aの下降,通電,上昇の各
操作が行われる。
【0036】なお、この実施例では、溶接ヘッド23を
2つの群に分け、これらを相前後して操作するようにし
ているが、溶接電源の状態によっては、これらを一度に
操作することや、さらに多くの群に分けて操作すること
の何れも可能である。
【0037】そして、第2群の溶接ヘッド23の上昇が
完了すると、溶接回数Nの値から1が除算され、これが
新たな溶接回数Nとして設定される(ステップs1
1)。次に、溶接回数Nが”0”か否かが、ステップs
12で判断され、これが”0”でない場合には、ステッ
プs13が実行される。ステップs13では、押上装置
60のシリンダ60aが駆動され、押上板60bを介し
て縦筋Aを押し上げることにより、縦筋Aを電極部23
bから離間させることが行われ、縦筋Aを押し上げた状
態で、その後、ステップs14で、駆動シリンダ14を
駆動することにより押出板13を前方に突出させて縦筋
Aを所定の距離だけ前方に移動させる。
【0038】この操作は、鉄筋移動装置30のハンド部
35で溶接位置にある横筋Bを挟むことができないので
行われるものであるが、このときに、押出装置61のシ
リンダ61cも合わせて駆動され、ローラ61aにより
縦筋Aが上方に持ち上げられる。なお、押出板13によ
る縦筋Aの押出距離は、例えば、横筋Bの溶接ピッチ
(縦筋Aの移動距離)sに一致させることができる。
【0039】次のステップs15では、ハンド部35の
ハンドアーム35b,cにより横筋Bを鋏込むようにし
てチャックが行われ、その後、サーボモータ36を駆動
して、縦,横筋A,Bを設定されたピッチsに相当する
距離だけの後方に移動することが行われる(ステップs
18)。このときも、前記と同様に押上装置61のロー
ラ61aにより縦筋Aを持ち上げる操作がステップs1
6でほぼ同時に行われる。
【0040】そして、移動が確認されると、ステップs
4に戻り、その後は、ステップs5からの手順が順次実
行され、ステップs12で溶接回数Nが”0”になった
と判断されると、ステップs19でサーボモータ36が
駆動され、格子状に溶接された鉄筋網が図3の仮想線で
示すストック位置まで移動させられる。
【0041】続くステップs20では、ハンド部35に
よる横筋Bのチャックが開放され、その後、ステップ2
1で揺動レール37を回動させて、鉄筋網を下方に落下
させ、ステップs22で再びサーボモータ36を駆動し
て、ハンド部35のハンドアーム35b,cを溶接装置
20の近傍に位置する状態まで移動させ、この状態で待
機する(図8にこの状態を示している)。
【0042】一方、横筋供給装置40は、上記溶接作業
に支障を来さないように駆動され、各収納スロット45
には、順次横筋Bが投入される。収納スロット45に投
入された横筋Bは、ステップs30で駆動モータ46を
間欠的に回転させることにより、1本づづが傾斜板42
a上に放出され(ステップs31)、傾斜板42aの途
中でアーム42bに保持される。
【0043】この保持状態がステップs32で確認され
ると、ステップs33で押しつけシリンダ42dが駆動
され横筋Bの位置決めが行われるが、このとき、シリン
ダ42dが所定ストローク以上移動すると、横筋Bがア
ーム42bに保持されていないことになるので、再びス
テップs30からの手順が実行される。
【0044】そして、ステップs34でシリンダ42d
が所定ストロークだけ移動したと判断されると、1本の
横筋Bが位置決めされた状態でアーム42bに保持され
ていることになるので、この状態で待機し、図13のス
テップs4でアーム42bを回動して、横筋Bを開放す
ると、ステップs30からの手順が実行され、常時、横
筋Bを位置決め状態でアーム42bに保持させることが
行われている(ステップs35)。
【0045】さて、以上のような構成の溶接装置では、
縦筋Aを供給機構10の所定位置にセットし、横筋Bを
供給装置40の収納スロット45に供給し、溶接回数N
と縦筋Aの移動距離sを設定するだけで、複数の縦筋A
と横筋Bとが格子状に組み合わされ、格子上の各交点が
溶接された鉄筋網が自動的に得られ、このときに押上装
置60で鉄筋網を上方に押し上げることにより、溶接装
置20の電極部23a,bの損傷が防止され、円滑な移
動が確保される。
【0046】なお、上記実施例では、本発明の移動機構
を溶接装置の制御に組み込んで、一連の操作により格子
状の鉄筋網を形成する場合を示したが、本発明の実施は
これに限定されることはなく、例えば、溶接装置の制御
とは別に移動機構だけを制御することも勿論可能であ
る。
【0047】
【効果】以上、実施例で詳細に説明したように、本発明
にかかる鉄筋網溶接装置用移動機構によれば、スポツト
溶接用電極の損傷を防止しつつ、円滑な移動が確保され
るので、溶接作業の能率が大幅に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる移動機構の全体配置図である。
【図2】同機構の押上装置の側面図である。
【図3】同機構の移動装置の側面図である。
【図4】同機構の移動装置の側面図である。
【図5】同機構の移動装置の正面図である。
【図6】同機構の移動装置のハンド部の平面図である。
【図7】同機構の移動装置のハンド部の側面図である。
【図8】同機構の移動装置と横筋供給装置との関係を示
す側面図である。
【図9】図8に示した横筋供給装置の要部平面図であ
る。
【図10】本発明にかかる移動機構を含む溶接装置の制
御手順を示すフローチャート図である。
【図11】本発明にかかる移動機構が用いられる溶接装
置の制御手順のフローチャート図である。
【符号の説明】
30 鉄筋移動装置 32 支持ビーム 34 移動ビーム 35 ハンド部 36 サーボモータ 37 レール 60 押上装置 61 前押上装置 62 後押上装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の縦および横筋を格子状に組み合わ
    せて各交点を溶接装置で溶接することにより形成される
    鉄筋網の移動機構において、 前記鉄筋網を上方に押し上げる押上装置と、この押上装
    置で押し上げられた鉄筋網を設定された距離だけ移動さ
    せる移動装置とを備えたことを特徴とする鉄筋網溶接装
    置用移動機構。
  2. 【請求項2】 前記移動装置は、前記鉄筋網の両端が載
    置される揺動自在なレールと、前記縦筋に溶接された第
    1番目の横筋を保持するハンド部と、このハンド部を支
    持する移動ビームと、前記移動ビームがスライド移動可
    能に載置された支持ビームと、前記移動ビームを設定さ
    れた距離だけ順次移動させる駆動モータとを有すること
    を特徴とする請求項1記載の鉄筋網溶接装置用移動機
    構。
JP9795992A 1992-04-17 1992-04-17 鉄筋網溶接装置用移動機構 Pending JPH05293666A (ja)

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