JPH05292394A - 画像変換装置 - Google Patents

画像変換装置

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JPH05292394A
JPH05292394A JP4118402A JP11840292A JPH05292394A JP H05292394 A JPH05292394 A JP H05292394A JP 4118402 A JP4118402 A JP 4118402A JP 11840292 A JP11840292 A JP 11840292A JP H05292394 A JPH05292394 A JP H05292394A
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慎一 福島
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あゆみ 中尾
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/44Receiver circuitry for the reception of television signals according to analogue transmission standards
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/222Studio circuitry; Studio devices; Studio equipment
    • H04N5/262Studio circuits, e.g. for mixing, switching-over, change of character of image, other special effects ; Cameras specially adapted for the electronic generation of special effects
    • H04N5/2628Alteration of picture size, shape, position or orientation, e.g. zooming, rotation, rolling, perspective, translation

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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、テレビジヨン信号に特殊効果を与え
る特殊効果装置等の画像変換装置に関し、簡易な手順で
水面に広がる波紋の画像を合成する。 【構成】中心からの距離に応じて周期的に値の変化する
オフセツト値を得、このオフセツト値に入力アドレスを
加算して変換アドレスを生成する際に、このオフセツト
値を重み付け処理し、必要に応じてこの重み付け処理の
基準位置、範囲等を切り換え、その結果得られる変換ア
ドレスでシエープを形成した後、マツピングする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1〜図12) 作用(図1〜図12) 実施例 (1)画像変換装置(図1) (2)シエープの形成 (2−1)減衰しない波紋の生成(図2及び図3) (2−2)減衰する波紋の生成(図4〜図6) (2−3)特定位置でのみ振動する波紋の生成(図7及
び図8) (2−4)任意の幅で進行する波紋の生成(図9〜図1
2) (3)実施例の効果 (4)他の実施例(図13及び図14) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は画像変換装置に関し、例
えばテレビジヨン信号に特殊効果を与える特殊効果装置
に適用し得る。
【0003】
【従来の技術】従来、この種の特殊効果装置において
は、テレビジヨン信号をデイジタル信号処理することに
より、3次元曲面(例えば円筒形状やワイングラス等で
なり、これをシエープと呼ぶ)に入力画像を貼り着けた
(以下これをマツピングしたと呼ぶ)ように見える画像
をデイスプレイ上に表示させるようになされたものが提
案されている(特開昭62-46376号公報)。
【0004】この種の画像変換手法としては、まず入力
画像を所定の大きさのブロツクに分割し、各ブロツクの
画像データを所定の書込みアドレスによつてメモリ内の
所定アドレスに順次記憶する。
【0005】これと共に、記憶された変換前の入力画像
データのアドレスに対して、オペレータが別途入力手段
によつて、入力した変換入力データに基づいて所定の演
算を実行し、メモリに記憶された入力画像データの読出
しアドレスを算出する。
【0006】ここで読出しアドレスは、出力画像をラス
タースキヤンによつて組み立てる際に、入力画像が所定
のシエープにマツピングしたような出力画像となるよう
に算出され、この読出しアドレスに従つてメモリ内の所
定アドレスに記憶されたブロツクの画像データを読み出
す。これにより、入力画像を見かけ上所定のシエープに
マツピングしたような2次元平面でなる出力画像を出力
し得るようになされている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところでこの画像変換
において、水面に広がる波紋のようなシエープを形成す
ることができれば、種々の入力画像をマツピングして使
い勝手を向上し得ると考えられる。
【0008】このとき実際の波紋のように、遠ざかるに
従つて振幅が小さくなるようにシエープを形成すること
ができれば、よりリアルで現実感のある画像を合成する
ことができる。
【0009】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、簡易な手順で水面に広がる波紋の画像を合成するこ
とができる画像変換装置を提案しようとするものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め第1の発明においては、所定の周期関数を用いて基準
位置CX、CYからの距離distに応じて値の変化するオ
フセツト値を検出し、オフセツト値を入力画像DIのア
ドレスデータ(x、y、z)に加算して変換アドレス
(X、Y、Z)を生成し、変換アドレス(X、Y、Z)
で表されるシエープを用いてマツピング処理して入力画
像DIを波打つような出力画像DOに変換する画像変換
装置1において、減衰基準位置Rcを設定する基準位置
設定手段4と、減衰基準位置Rcを基準にして減衰範囲
Rrを設定する減衰範囲設定手段4と、減衰範囲Rr内
で値が立ち上がり、減衰基準位置Rcからの距離に応じ
て値の変化する減衰値At を設定し、減衰値At でオフ
セツト値を重み付け処理してシエープを生成するアドレ
ス計算部5とを備え、減衰基準位置Rcからの距離に応
じて波打つ波の振幅が除々に変化するように、入力画像
DIを出力画像DOに変換する。
【0011】さらに第2の発明においては、所定の周期
関数を用いて基準位置CX、CYからの距離distに応じ
て値の変化するオフセツト値を検出し、オフセツト値を
入力画像DIのアドレスデータ(x、y、z)に加算し
て変換アドレス(X、Y、Z)を生成し、変換アドレス
(X、Y、Z)で表されるシエープを用いてマツピング
処理して入力画像DIを波打つような出力画像DOに変
換する画像変換装置1において、減衰基準位置Rcを設
定する基準位置設定手段4と、減衰基準位置Rcを基準
にして減衰範囲Rrを設定する減衰範囲設定手段4と、
第1の動作モードで、減衰範囲Rr内で値が立ち上が
り、減衰基準位置Rcからの距離に応じて値の変化する
減衰値At を設定し、減衰値At でオフセツト値を重み
付け処理してシエープを生成し、第2の動作モードで、
減衰値At の値を値1に設定し、減衰値At でオフセツ
ト値を重み付け処理してシエープを生成するアドレス計
算部5とを備え、第1の動作モードで、減衰基準位置R
cからの距離に応じて波打つ波の振幅が除々に変化する
ように、入力画像DIを出力画像DOに変換し、第2の
動作モードで、減衰基準位置Rcからの距離が変化して
も波打つ波の振幅を一定値に保持するように、入力画像
DIを出力画像DOに変換する。
【0012】さらに第3の発明において、減衰範囲Rr
を入力画像DIの一部領域に設定し、かつ入力画像DI
のフレームまたはフイールド単位で、順次周期関数の位
相を切り換えてシエープを形成し、波打つ波が入力画像
DIの一部領域でのみ移動するように入力画像DIを出
力画像DOに変換する。
【0013】さらに第4の発明において、減衰範囲Rr
を一定範囲に保持し、かつ入力画像DIのフレームまた
はフイールド単位で、減衰基準位置Rcを順次移動させ
てシエープを形成し、減衰範囲Rr内で波打つ波が減衰
基準位置Rcの移動に追従して移動するように、入力画
像DIを出力画像DOに変換する。
【0014】さらに第5の発明において、減衰基準位置
Rcを基準位置CX、CYに設定すると共に、入力画像
DIの全体領域を含むように減衰範囲Rrを設定してシ
エープを形成し、基準位置CX、CYから発生した波が
遠ざかるに従つて振幅が小さくなるように、又は基準位
置CX、CYに向かう波が基準位置CX、CYに近づく
に従つて振幅が大きくなるように、入力画像DIを出力
画像DOに変換する。
【0015】
【作用】所定の周期関数を用いて基準位置CX、CYか
らの距離distに応じて値の変化するオフセツト値を検出
し、このオフセツト値を入力画像DIのアドレスデータ
(x、y、z)に加算して変換アドレス(X、Y、Z)
を生成し、変換アドレス(X、Y、Z)で表されるシエ
ープを用いてマツピング処理する際に、減衰範囲Rr内
で値が立ち上がり、減衰基準位置Rcからの距離に応じ
て値の変化する減衰値At を設定し、この減衰値At で
オフセツト値を重み付け処理してシエープを生成すれ
ば、簡易な演算処理で、例えば減衰基準位置Rcから遠
ざかるに従つて波打つ波が除々に減衰するように、入力
画像DIを出力画像DOに変換することができる。
【0016】さらに第1及び第2の動作モードで、この
減衰値At を切り換えるようにすれば、必要に応じて減
衰基準位置Rcから遠ざかるに従つて波打つ波が除々に
減衰するように、又は減衰基準位置Rcから遠ざかつて
も波打つ波の波高値を一定値に保持するように、入力画
像DIを出力画像DOに変換することができる。
【0017】さらに減衰範囲Rrを入力画像DIの一部
領域に設定し、かつ入力画像DIのフレームまたはフイ
ールド単位で、順次周期関数の位相を切り換えてシエー
プを形成すれば、波打つ波が入力画像DIの一部領域で
のみ移動するように入力画像DIを出力画像DOに変換
することができる。
【0018】また、減衰範囲Rrを一定範囲に保持し、
かつ入力画像DIのフレームまたはフイールド単位で、
減衰基準位置Rcを順次移動させてシエープを形成すれ
ば、例えば減衰範囲Rr内で波打つ波が基準位置CX、
CYから遠ざかるように、又は近づくように、入力画像
DIを出力画像DOに変換することができる。
【0019】さらに減衰基準位置Rcを基準位置CX、
CYに設定すると共に、入力画像DIの全体領域を含む
ように減衰範囲Rrを設定してシエープを形成すれば、
基準位置CX、CYから発生した波が遠ざかるに従つて
減衰するように、又は基準位置CX、CYに向かう波が
基準位置CX、CYに近づくに従つて振幅が大きくなる
ように、入力画像DIを出力画像DOに変換することが
できる。
【0020】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
【0021】(1)画像変換装置 図1において、1は全体として本発明による画像変換装
置を示し、順次入力される入力画像DIを入力画像メモ
リ2に格納し、所定のタイミングで読み出してマツピン
グ処理回路3に供給する。
【0022】さらに画像変換装置1は、オペレータがコ
ントローラ4を操作して動作モードを選択すると、各動
作モードに応じたパラメータの入力を受け付け、このパ
ラメータに応じてオペレータの所望するシエープを形成
する。
【0023】このためアドレス計算部5は、コントロー
ラ4を介して入力されるパラメータに基づいて、所定の
変換式に従つて入力画像DIのアドレスをアドレス変換
し、これにより3次元曲面でなるシエープを形成する。
このようにして形成したアドレス(以下変換アドレスと
呼ぶ)に従つて、逆写像係数計算部6は、マツピング処
理に必要な逆写像係数を生成し、この逆写像係数がマツ
ピング処理回路3に供給される。
【0024】これによりマツピング処理回路3は、入力
画像メモリ2から入力される入力画像DIについて、逆
写像係数に応じたマツピング処理を実行し、かくして所
望のシエープの表面上に入力画像DIをマツピングした
2次元平面でなる出力画像DOを得るようになされてい
る。
【0025】(2)シエープの形成 ここでアドレス計算部5においては、入力画像のアドレ
ス(x、y、z)に対して、次式
【数1】
【数2】
【数3】 の演算処理を実行し、これにより変換アドレス(X、
Y、Z)を生成する。
【0026】ここでCX、CYは、波紋中心位置のX及
びY座標を表し、Rは波の最大振幅を、Aは波の波長を
表す。さらにPは波の位相を表し、dist及びAtは、そ
れぞれ次式
【数4】
【数5】 で表され、Rc は波の通過する中心位置を、波紋の中心
CX、CYからの距離で表すようになされている。さら
にRr は波の通過する範囲、言い換えれば、波紋の発生
する範囲を波の通過する中心位置Rc を基準にして表す
ようになされている。
【0027】これによりアドレス計算部5は、コントロ
ーラ4を介して指定されたパラメータCX〜Rc に従つ
て(1)〜(5)式の演算処理を実行し、これにより所
望の波紋形状のシエープを形成する。
【0028】(2−1)減衰しない波紋の生成 ここでコントローラ4を介してオペレータがリツプルの
コマンドを入力すると、画像変換装置1においては、波
紋生成のモードに切り換わり、この波面生成モードの表
示画面を表示する。ここでオペレータがリツプルオンの
メニユーを選択すると、画像変換装置1においてはリア
ルタイムで波紋の変化する3D波紋形成モードに切り換
わり、ここで減衰オンのメニユーを選択すると、波紋が
減衰するようにアニメーシヨンを生成する。
【0029】これに対して減衰オンのメニユーを選択し
ない場合、アドレス計算部5は、パラメータAt を値1
に設定してシエープを形成する。すなわち図2及び図3
に示すように(1)〜(3)式において、パラメータA
t を値1に設定した数式においては、中心CX、CYか
ら各X、Y方向に離間する従つて周期関数的に第1項の
値が変化し、この第1項に入力画像DIのアドレスを加
算することにより、第1項で決まるオフセツト値で入力
アドレスをオフセツトさせて出力アドレスを生成し得、
これにより中心CX、CYから画面全体に波紋の広がる
シエープを形成することができる。
【0030】従つてこの変換アドレスを使用してマツピ
ング処理することにより、所望の入力画像DIについて
波紋の広がる出力画像DOを生成することができる。こ
のときアドレス計算部5は、オペレータの入力した波の
周波数から1フイールド毎に位相Pを検出し、この位相
Pを(1)〜(3)式に代入して演算処理を繰り返すこ
とにより、フイールド毎に波の位相の変化したシエープ
を形成する。
【0031】従つて画像変換装置1は、このシエープに
ついて、各フイールド毎にマツピング処理を繰り返すこ
とにより、入力画像DIについて、オペレータの指定し
た中心CX、CYから画面全体に波紋の広がる出力画像
DOを生成することができる。
【0032】このとき画像変換装置1においては、位相
Pの変化を逆方向に設定すれば、周辺から中心CX、C
Yに向かつて波が進行するようにシエープを形成するこ
とができる。
【0033】さらにこの実施例においてコントローラ4
は、X及びY方向について波長の比率を設定し得るよう
になされ、これによりアドレス計算部5は、この設定値
に応じて例えば比率を値1に設定した場合、(1)及び
(2)式のパラメータを切り換えて同心円状に波紋が広
がるようにシエープを形成するのに対し、この比率を値
1以外の値に設定した場合、設定値に応じて楕円形状に
波紋が広がるようにシエープを形成する
【0034】すなわちアドレス計算部5は、波長Aにつ
いて、オペレータが入力した表示画面上の距離で表され
る波長Lに対して、次式
【数6】 の演算処理を実行して波長Aを設定し、このときオペレ
ータの設定したこの比率に応じて(1)及び(2)式に
代入する波長Aを切り換える。
【0035】これにより画像変換装置1は、オペレータ
の所望する楕円形状で波紋の広がるようにアニメーシヨ
ンを形成し得るようになされている。
【0036】さらに画像変換装置1は、視点を切り換え
て逆写像係数を切り換えることにより、波紋の広がりを
所望の角度から観察し得るようになされている。
【0037】(2−2)減衰する波紋の生成 これに対してオペレータが減衰オンのメニユーを選択す
ると、アドレス計算部5は、続いて入力されるパラメー
タに従つて(4)及び(5)式の演算処理を実行し、そ
の結果得られるパラメータAt を使用して(1)〜
(3)式の演算処理を実行する。
【0038】ここで図4に示すように(4)式において
は、パラメータdistの値が値Rc のとき、値1の演算結
果が得られ、パラメータdistの値が値Rc から遠ざかる
に従つて値0に減少し、全体として正規分布の特性が表
される。これによりアドレス計算部5は、減衰オンのメ
ニユーが選択されると、(1)〜(3)式で示すように
パラメータAt で重み付け処理して変換アドレス(X、
Y、Z)を生成し、これによりパラメータdistの値が値
Rc から遠ざかるに従つて減衰するようにシエープを形
成する。
【0039】このときパラメータRcを値0に設定すれ
ば、アドレス計算部5においては、(4)式で示すよう
に中心CX、CYでパラメータAt が最大値(値1でな
る)に立ち上がり、中心CX、CYから遠ざかるに従つ
て値が減少するようにパラメータAt を選定する。これ
により図5及び図6に示すように、中心CX、CYから
遠ざかるに従つて振幅の減衰する波紋を形成することが
できる。
【0040】このとき値Rc を大きく選定すると、中心
CX、CYから遠ざかつても減衰の小さな波紋を形成し
得、これによりパラメータAt を値1に設定し場合と同
様の効果を得ることができる。
【0041】これに対して値Rc を小さく選定すると、
中心CX、CYから遠ざかると急激に減衰する波紋を形
成し得、これにより値Rc を所望の値に選定してリアル
で現実感のある波紋を形成することができる。かくして
画像変換装置1においては、このようにパラメータAt
を設定してフイールド単位で位相Pの値を切り換えるこ
とにより、波紋を形成する波が中心CX、CYから遠ざ
かるように、又は中心CX、CYに向かうようにアニメ
ーシヨンを生成することができる。
【0042】(2−3)特定位置でのみ振動する波紋の
生成 これに対して図7に示すように、オペレータがパラメー
タRcを値0以外の値に選定すると、アドレス計算部5
は、(4)式より、中心CX、CYから距離Rcだけ離
間した位置でパラメータAt が値1に同心円状に立ち上
がるようにシエープを形成する。
【0043】このときオペレータが値Rrをパラメータ
Rcより小さな値に選定すると、アドレス計算部5は、
中心CX、CYから距離Rcだけ離間した位置を中心に
して値Rrで決まる範囲でパラメータAt の値を立ち下
げ、これにより図8に示すように値Rr及びRcで決ま
る入力画像DIの所定領域に波紋を形成することができ
る。
【0044】従つて画像変換装置1においては、図2に
ついて上述したと同様に、アドレス計算部5において入
力画像のフイールド単位で位相Pを設定し、この位相P
を用いて(1)〜(5)式の演算処理を実行することに
より、入力画像DIに対して同心円状の一部領域でのみ
振動する波紋を形成することができ、これにより使い勝
手を向上することができる。
【0045】(2−4)任意の幅で進行する波紋の生成 これに対してオペレータが進行波のモードを選択する
と、アドレス計算部5は、続いて進行波の速度、値Rc
の初期値を入力する。さらにアドレス計算部5は、キー
フレームのコマンドが入力されると、値Rcを初期値か
ら順次更新し、これにより中心CX、CYから遠ざかる
ように進行する波、又は中心CX、CYに向かう波を生
成する。
【0046】すなわち図9及び図10に示すように、値
Rcの初期値として値0が入力されると、アドレス計算
部5は、(4)式から中心CX、CYで値1に立ち上が
り、中心CX、CYから距離Rrだけ離れた範囲で値が
立ち下がるようにパラメータAt を設定する。これによ
り画像変換装置1においては、始めに中心CX、CYか
ら距離Rrだけ離れた範囲でのみ波が立ち上がるように
シエープを形成し、このシエープを使用してマツピング
処理する。
【0047】さらにアドレス計算部5においては、続い
て入力画像のフイールド単位で、オペレータの入力した
進行波の速度に基づいて値Rcを更新してシエープを形
成する。これにより図11及び図12に示すように画像
変換装置1においては、時間の経過と共にパラメータA
t の立ち上がる領域を同心円状に周囲に拡大することが
できる。
【0048】さらにこのときアドレス計算部5において
は、進行波の速度に基づいて位相Pを検出し、この位相
Pを使用して(1)〜(3)式の演算処理を実行する。
これにより画像変換装置1においては、時間の経過と共
に値Rrで決まる範囲で同心円状に周囲に拡大する進行
波を形成することができる。
【0049】このとき値Rcの初期値として値0以外の
所望の値を設定することにより、この値Rcで決まる領
域から始まつて周囲に広がるように進行波を形成するこ
とができる。さらに位相P及び値Rcの更新処理を逆向
きに選定することにより、周囲から中心CX、CYに向
かう進行波を形成することができる。
【0050】(3)実施例の効果 以上の構成によれば、中心からの距離に応じて正弦波状
に値の変化するオフセツト値を得、このオフセツト値に
入力アドレスを加算して変換アドレスを生成する際に、
このオフセツト値を重み付け処理することにより、この
重み付け処理の基準位置、範囲等を切り換えて、種々の
波紋を形成し得、その分画像変換装置1の使い勝手を向
上することができる。
【0051】(4)他の実施例 なお上述の実施例においては、中心からの距離に応じて
正弦波状に値の変化するオフセツト値を生成する場合に
ついて述べたが、本発明はこれに限らず、図13及び図
14に示すように三角波状に値が変化するようにオフセ
ツト値を生成してもよく、又は正弦波状に値の変化する
オフセツト値をさらに絶対値化してオフセツト値を生成
しても良く、要は中心からの距離に応じて周期的に値の
変化する周期関数を使用してオフセツト値を生成する場
合に広く適用することができる。
【0052】さらに上述の実施例においては、中心位置
から同心円状に波紋を形成する場合について述べたが、
本発明はこれに限らず、例えばX又はY方向に直線状に
基準位置を選定し、この基準位置から平行に波が進行す
るように波紋を形成してもよい。
【0053】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、基準位置
からの距離に応じて周期関数的に値の変化するオフセツ
ト値を得、このオフセツト値に入力アドレスを加算して
変換アドレスを生成する際に、このオフセツト値を重み
付け処理することにより、この重み付け処理の基準位
置、範囲等を切り換えて、種々の波紋を形成し得、その
分使い勝手を向上した画像変換装置を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像変換装置の一実施例を示すブ
ロツク図である。
【図2】減衰しない波紋を示す略線図である。
【図3】そのXY平面の出力画像を示す略線図である。
【図4】重み付け処理の説明に供する特性曲線図であ
る。
【図5】遠くにいくほど減衰する波紋を示す略線図であ
る。
【図6】そのXY平面の出力画像を示す略線図である。
【図7】特定位置でのみ振動する波紋を示す略線図であ
る。
【図8】そのXY平面の出力画像を示す略線図である。
【図9】任意の幅で進行する進行波の初期状態を示す略
線図である。
【図10】そのXY平面の出力画像を示す略線図であ
る。
【図11】任意の幅で進行する進行波の所定時間経過し
た状態を示す略線図である。
【図12】そのXY平面の出力画像を示す略線図であ
る。
【図13】三角波状にオフセツト値を生成する場合の説
明に供する特性曲線図である。
【図14】その他の実施例を示す特性曲線図である。
【符号の説明】
1……画像変換装置、2……入力画像メモリ、3……マ
ツピング処理回路、4……コントローラ、5……アドレ
ス計算部、6……逆写像係数計算部、DI……入力画
像、DO……出力画像。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の周期関数を用いて基準位置からの距
    離に応じて値の変化するオフセツト値を検出し、上記オ
    フセツト値を入力画像のアドレスデータに加算して変換
    アドレスを生成し、上記変換アドレスで表されるシエー
    プを用いてマツピング処理して上記入力画像を波打つよ
    うな出力画像に変換する画像変換装置において、 減衰基準位置を設定する基準位置設定手段と、 上記減衰基準位置を基準にして減衰範囲を設定する減衰
    範囲設定手段と、 上記減衰範囲内で値が立ち上がり、上記減衰基準位置か
    らの距離に応じて値の変化する減衰値を設定し、上記減
    衰値で上記オフセツト値を重み付け処理して上記シエー
    プを生成するアドレス計算部とを具え、上記減衰基準位
    置からの距離に応じて上記波打つ波の振幅が除々に変化
    するように、上記入力画像を上記出力画像に変換するこ
    とを特徴とする画像変換装置。
  2. 【請求項2】所定の周期関数を用いて基準位置からの距
    離に応じて値の変化するオフセツト値を検出し、上記オ
    フセツト値を入力画像のアドレスデータに加算して変換
    アドレスを生成し、上記変換アドレスで表されるシエー
    プを用いてマツピング処理して上記入力画像を波打つよ
    うな出力画像に変換する画像変換装置において、 減衰基準位置を設定する基準位置設定手段と、 上記減衰基準位置を基準にして減衰範囲を設定する減衰
    範囲設定手段と、 第1の動作モードで、上記減衰範囲内で値が立ち上が
    り、上記減衰基準位置からの距離に応じて値の変化する
    減衰値を設定し、上記減衰値で上記オフセツト値を重み
    付け処理して上記シエープを生成し、第2の動作モード
    で、上記減衰値の値を値1に設定し、上記減衰値で上記
    オフセツト値を重み付け処理して上記シエープを生成す
    るアドレス計算部とを具え、上記第1の動作モードで、
    上記減衰基準位置からの距離に応じて上記波打つ波の振
    幅が除々に変化するように、上記入力画像を上記出力画
    像に変換し、上記第2の動作モードで、上記減衰基準位
    置からの距離が変化しても上記波打つ波の振幅を一定値
    に保持するように、上記入力画像を上記出力画像に変換
    することを特徴とする画像変換装置。
  3. 【請求項3】上記減衰範囲を上記入力画像の一部領域に
    設定し、かつ上記入力画像のフレームまたはフイールド
    単位で、順次上記周期関数の位相を切り換えて上記シエ
    ープを形成し、 波打つ波が上記入力画像の上記一部領域でのみ移動する
    ように上記入力画像を上記出力画像に変換することを特
    徴とする請求項1に記載の画像変換装置。
  4. 【請求項4】上記減衰範囲を一定範囲に保持し、かつ上
    記入力画像のフレームまたはフイールド単位で、上記減
    衰基準位置を順次移動させて上記シエープを形成し、 上記減衰範囲内で波打つ波が上記減衰基準位置の移動に
    追従して移動するように、上記入力画像を上記出力画像
    に変換することを特徴とする請求項1に記載の画像変換
    装置。
  5. 【請求項5】上記減衰基準位置を上記基準位置に設定す
    ると共に、上記入力画像の全体領域を含むように上記減
    衰範囲を設定して上記シエープを形成し、 上記基準位置から発生した波が遠ざかるに従つて振幅が
    小さくなるように、又は上記基準位置に向かう波が基準
    位置に近づくに従つて振幅が大きくなるように、上記入
    力画像を上記出力画像に変換することを特徴とする請求
    項1に記載の画像変換装置。
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