JPH0528394B2 - - Google Patents

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JPH0528394B2
JPH0528394B2 JP59071593A JP7159384A JPH0528394B2 JP H0528394 B2 JPH0528394 B2 JP H0528394B2 JP 59071593 A JP59071593 A JP 59071593A JP 7159384 A JP7159384 A JP 7159384A JP H0528394 B2 JPH0528394 B2 JP H0528394B2
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Kazuhiko Nishi
Takatoshi Ishii
Ryozo Yamashita
Takatoshi Okumura
Narimitsu Yamaoka
Minoru Morimoto
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Yamaha Corp
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Priority to DE85104268T priority patent/DE3587458T2/de
Priority to DE198585104268T priority patent/DE158314T1/de
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Priority to US07/139,170 priority patent/US4897636A/en
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Description

【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野] この発明は電子計算機の端末機あるいはテレビ
ゲーム等に用いられるデイスプレイコントローラ
に関する。 [従来技術] 近年、CPU(中央処理装置)の制御の下に、
CRT(ブラウン管)表示装置の画面に動画および
静止画の表示を行うデイスプレイコントローラが
種々開発されている。第1図はこの種のデイスプ
レイコントローラaを用いたカラーデイスプレイ
装置の構成を示すブロツク図であり、この図にお
いてbはCPU、cはCPU・bにおいて用いられ
るプログラムが記憶されたROM(リードオンリ
メモリ)およびデータ記憶用のRAM(ランダム
アクセスメモリ)からなるメモリ、dはVRAM
(ビデオRAM)、eはCRT表示装置である。この
カラーデイスプレイ装置において、CPU・bは、
まずCRT表示装置eの表示画面に表示させるべ
き静止画データおよび動画データをデイスプレイ
コントローラaへ順次出力する。デイスプレイコ
ントローラaは供給されたデータを順次
VRAM・dへ書き込む。 次に、CPU・bが表示指定をデイスプレイ
コントローラaへ出力すると、デイスプレイ コ
ントローラaがこの指令を受け、VRAM・d内
の静止画データおよび動画データを読出し、
CRT表示装置eの表示画面に表示させる。 ところで、この種のデイスプレイ装置において
は、例えば第2図に示す表示画面の領域R1に表
示されている静止画を領域R2へ移動したいとい
う場合がしばしば生じる。このような場合、従来
のデイスプレイ装置においては、まず領域R1の
静止画に対応する静止画データをVRAM・dか
ら読み出し、デイスプレイ コントローラaおよ
びCPU・bを介してメモリcに書き込み、次い
でメモリcに書込まれた静止画データをCPU・
b、デイスプレイ コントローラaを介して
VRAM・dへ供給し、VRAM・dの領域R2に
対応する記憶エリアに書込むという処理が行われ
る。しかしながら、このような処理によれば、デ
ータ転送に時間がかかると共に、CPU・bを介
してデータ転送が行われることから、このデータ
転送の間CPU・bが他の処理を行えないという
問題がある。 [発明の目的] この発明は上記事情に鑑みてなされたもので、
その目的は静止画の移動を短時間で、かつ、
CPUの介入なしに行うことができるデイスプレ
イ コントローラを提供することにある。 [発明の構成] 上記課題を解決するため、本発明にあつては、
メモリ内の移動元領域に格納された画像情報を、
n(但しnは複数)ドツトの伝送容量を有する伝
送路を介して、移動先領域に転送するデイスプレ
イコントローラにおいて、高速モードまたは低速
モードを指定する転送モード指定手段と、前記低
速モードが指定されると、前記伝送路にmドツト
(但しn>m)毎に前記画像情報を供給する一方、
前記高速モードが指定されると、前記伝送路にn
ドツト毎に前記画像情報を供給する画像情報送信
手段と、前記低速モードが選択されると、演算の
種類を指定する演算指定情報を前記伝送路に供給
する演算指定手段と、前記低速モードが選択され
ると、前記伝送路を介して供給されたmドツト分
の画像情報に対して、前記演算種類指定情報によ
つて指定された演算を施す演算手段とを具備する
ことを特徴としている。 [実施例] 第3図はこの発明の一実施例によるデイスプレ
イ コントローラ(以下VDPと略称する)1を
適用したカラーデイスプレイ装置の概略構成を示
すブロツク図であり、この図において2はCPU、
3はメモリ、4はVRAM、5はCRT表示装置で
ある。VDP1において、画像データ処理回路1
0は、CRT表示装置5の画面の走査スピードに
対応して、VRAM4内の静止画データおよび動
画データをインターフエイス11を介して読み出
すとともに、CRT表示装置5へ画面の走査に必
要な同期信号SYNCを出力する。この場合、静止
画データおよび動画データは各々表示面上のドツ
トの色を指定するカラーコード(2,4あるいは
8ビツト)から成つており、画像データ処理回路
10は、読み出したカラーコードをカラーパレツ
ト12へ出力する。カラーパレツト12は供給さ
れたカラーコードをRGB(レツド、グリーン、ブ
ルー)信号に変換してCRT表示装置5へ供給す
る。また、画像データ処理回路10はCPU2か
らインターフエイス13を介して供給される画像
データを、画面の非表示期間(垂直帰線期間等)
においてVRAM4へ書き込み、さらに、VRAM
4をアクセスしている時(書き込みおよび読み出
し時)は、信号S1、をコマンド処理回路15へ
供給して、アクセス中であることを知らせる。 コマンド処理回路15は、CPU2から、イン
ターフエイス13を介して供給される各種のコマ
ンドに対応する処理を行う回路であり、その詳細
を第8図および第9図に示す。 次に、この実施例における静止画表示について
説明する。この実施例においては、静止画表示の
モードが複数設定されており、大別すると8×8
または8×6画素のパターンを適宜選択して表示
面上に表示するパターンモードと、画面を構成す
る全ドツトを個々に色指定するドツトマツプモー
ドとに分かれる。この場合、パターンモードは従
来のデイスプレイ コントローラの処理と略同様
であるのでその説明を省略し、ドツトマツプモー
ドについてのみ説明を行う。 この実施例におけるドツトマツプモードには、
G、G、G、の4種のモードがあり、各
モードにおけるVRAM4内の静止画データと表
示位置との対応関係は次の通りである。 Gモード このGモードは第4図イに示すように、256
×192ドツトの画面構成になつており、この画面
を構成する全ドツトのカラーコードが同図ロに示
すVRAM4の静止画データエリア4a内に格納
されている。またGモードにおけるカラーコー
ドは、4ビツトで構成されており、このカラーコ
ードが同図ハに示す順序で静止画データエリア4
a内に格納されている。すなわち、VRAM4の
0番地には表示画面の(x座標,y座標)が
(0,0)のドツトのカラーコードおよび(x,
y)が(1,0)のドツトのカラーコードが各々
記憶され、1番地には、(2,0)のカラーコー
ドおよび(3,0)のカラーコードが各々記憶さ
れている。以下同様である。また、このGモー
ドではカラーコードが4ビツトであるから、1ド
ツトにつき16色まで指定することができる。ま
た、静止画データエリア4aの容量は図示のよう
に24576バイト必要になる。VRAM4内のエリア
4cは動画表示に必要な各種データが記憶される
エリアであり、エリア4bは予備エリアである。
この場合、予備エリア4bは静止画データエリア
4aの続き番地に割り当てられており、必要に応
じて静止画表示用のカラーコードを格納し得るよ
うになつている。 Gモード このGモードは第5図イに示すように、512
×192ドツトの画面構成になつており、全ドツト
のカラーコートがGモードと同様に静止画デー
タエリア4aに格納される。また、Gモードに
おけるカラーコードは、2ビツトで構成されてお
り、このカラーコードが同図ハに示す順序で静止
画データエリア4aの1アドレスに4個づつ格納
されている。また、静止画データエリア4aの容
量はGモードと同様に24576バイト必要になる。
これは、Gモードではx軸方向のドツト数がG
モードの2倍となつているが、カラーコードの
ビツト数がGモードの1/2となつているからで
ある。そして、カラーコードが2ビツトであるか
ら、1ドツトに対し4色まで指定することができ
る。なお、VRAM4内のエリア4b,4cにつ
いては、Gモードと同様である。 Gモード このGモードは第6図イに示すように、512
×192ドツトの画面構成になつており、カラーコ
ードはGモードと同様に4ビツトで構成されて
いる。この結果、静止画データエリア4aの容量
はGモードの2倍の49152バイトとなつており
(同図ロ)、また、同静止画データエリア4a内の
カラーコードの並び順は同図ハに示すようになつ
ている。 Gモード このGモードにおいては、カラーコードが8
ビツトで構成されており、この結果、表示面上の
1ドツトに対し、256色の色指定を行うことがで
きる。また、画面構成は第7図イに示すように
256×192ドツトとなつており、静止画データエリ
ア4aの容量はGモードと同様に49152バイト
となつている。そして、同静止画データエリア4
a内のカラーコードの並び順は、第7図ハに示す
ように1アドレスに1個づつ格納されている。 次に、コマンド処理回路15の詳細を説明す
る。このコマンド処理回路15はCPU2から供
給される各種コマンドを解読し、この解読結果に
対応するデータ処理を行う回路である。CPU2
から供給されるコマンドは、ハイスピードムーブ
コマンド群と、ロジカルムーブコマンド群とに大
別される。ハイスピードムーブコマンドは、カラ
ーコードの転送をバイト単位で行うよう指示する
コマンドであり、ロジカルムーブコマンドはカラ
ーコードの転送をドツト単位で行うよう指示する
コマンドである。また、各コマンドは各々8ビツ
ト構成であり、上位4ビツトがデータ処理命令、
下位4ビツトがロジカルオペレーシヨン(以下
LOPと略称する)命令となつている。この場合、
データ処理命令はデータ処理の種類を指示する命
令であり、また、LOP命令はカラーコード転送
の際に後述する透明処理および論理演算を行うよ
う指示する命令である。なお、ハイスピードムー
ブコマンドにはLOP命令が含まれない(下位4
ビツトが「0」となる)。 第8図はコマンド処理回路15の構成を示すブ
ロツク図である。この図において19はCPUバ
ス(以下CBUSと称す)であり、インターフエイ
ス13(第3図)を介してCPU2に接続されて
いる。20はCPU2から供給されるコマンドが
格納されるコマンドレジスタであり、このコマン
ドレジスタ20の上位4ビツト(データ処理命
令)はコマンドデコーダ21によつてデコードさ
れた後、マイクロプログラムROM(以下μプロ
グラムROMと称す)22、ジヤンプコントロー
ラ23およびハイスピードムーブ検出回路24に
供給される。μプログラムROM22には、各種
コマンドに対応するマイクロプログラムが複数記
憶されており、コマンドデコーダ21の出力信号
によつて選択されたマイクロプログラムが、プロ
グラムカウンタ25のカウント出力OT2のカウ
ントアツプに対応して順次読み出されてμインス
トラクシヨンデコーダ(以下μIDと略称する)2
6に供給される。μID26はμプログラムROM
22から読み出された命令に基づいて3ステツプ
の命令を作成し、これらの各命令をプログラムカ
ウンタ25のカウント出力OT1のカウントアツ
プに応じて順次デコードし、出力する。出力され
た信号は制御信号群CONTとして演算およびレ
ジスタ回路(以下ARCと略称する)27へ供給
される。また、μID26はμプログラムROM2
2から読み出された命令に基づいて制御信号
VAS,JMP1,JMP2を作成し、出力する。 プログラムカウンタ25は、そのカウント出力
OT1が3進、OT2が18進となつており、また、
カウント出力OT2はカウント出力OT1が一巡す
る毎に1インクリメントされる。また、プログラ
ムカウンタ25の端子CKはクロツク入力端子、
Rはリセツト端子、PSはプリセツト端子であり、
Cはカウント中断端子である。28はVRAMア
クセスコントローラであり、以下に述べる処理を
行う。今、μプログラムROM22から出力され
る命令が、VRAM4のアクセスを必要とする命
令であつた場合、μID26は信号VASをVRAM
アクセスコントローラ28へ供給する。VRAM
アクセスコントローラ28は、信号VASが供給
された時に信号S1が出力されているかどうか、
(すなわち、画像データ処理回路10がVRAM4
をアクセス中であるかどうか)を調べ、信号S1
が出力されていれば、信号S3をプログラムカウ
ンタ25の端子Cに供給して、プログラムカウン
タ25のカウント動作を中断させる。この結果、
μID26は命令の解析処理に移ることができず、
アクセス待機状態となる。一方、信号S1が出力
されていなければ、VRAMアクセスコントロー
ラ28は信号S3を出力せず、この結果、μID26
は直ちに命令の解析処理に移ることができ、
VRAM4へのアクセスが実行される。このよう
に、VRAMアクセスコントローラ28、コマン
ド処理回路15と画像データ処理回路10とが共
にVRAM4のアクセスを必要とした場合に、画
像データ処理回路10のアクセスを優先させ、コ
マンド処理回路15の処理を一時中断させる回路
である。 次にジヤプコントローラ23は、マイクロプロ
グラム中の各種ジヤンプ命令に対するジヤンプ先
アドレスをコントロールするものであり、内部に
ジヤンプ先選択用のフリツプフロツプFF1,FF2
を有している。この場合、フリツプフロツプFF1
は、ARC27内の演算結果判別回路41(第9
図参照)から出力される信号〈−〉、〈0〉、
〈256〉、〈512〉(これらの検出信号の意味について
は後述する)のいずれかの信号と、信号JMP1と
によつてセツトされ、また、フリツプフロツプ
FF2は信号〈−〉、〈0〉のいずれかの信号と、信
号JMP2とによつてセツトされる(FF1,2のリ
セツト信号系路は説明の煩雑を避けるために図示
省略する)。そして、ジヤンプコントローラ23
は、フリツプフロツプFF1,2の状態、カウント
出力OT2の値およびコマンドデコーダ21の出
力信号に基づいてジヤンプ先アドレスを作成し、
このジヤンプ先アドレスをプログラムカウンタ2
5のプリセツト端子PSへ出力する。プログラム
カウンタ25は端子PSにジヤンプ先アドレスが
供給されると、このアドレスをカウント出力
OT2として出力し、この結果、実行中のマイク
ロプログラムの処理が、ジヤンプ先アドレスの命
令へ移る。 ハイスピードムーブ検出回路24は、コマンド
デコーダ21の出力信号に基づいて、現時点にお
いて処理するコマンドがハイスピードムーブコマ
ンド群に属するコマンドであるかどうかを検出
し、ハイスピードムーブコマンドであることが検
出されると、信号S2を画像データ処理回路10
へ出力する。画像データ処理回路10は、信号
S2が供給されている間は、動画表示処理を禁止
状態にする。すなわち、ハイスピードムーブコマ
ンドにおいては、コマンド処理回路15が画像デ
ータ処理回路10の動画処理に割り当てられてい
るタイムスロツトをも使用してVRAM4のアク
セスを行うことができる。 次にLOPデコーダ30は、コマンドレジスタ
20の下位4ビツト内のデータ(LOP命令)を
デコードし、このデコード結果を信号LOPSとし
てARC27へ供給する。 31はモードレジスタであり、前述したドツト
マツプモードG〜Gのいずれかを指定するデ
ータがCPU4によつて書き込まれる。このレジ
スタ31の出力はデータMODとしてARC27へ
供給される。32はアーギユメントレジスタであ
る。このアーギユメントレジスタ32は第10図
に示すように8ビツトのレジスタであり、その第
2,第3ビツトに各々CPU2によつて1ビツト
のデータDIRXおよびDIRYが書き込まれる。こ
のレジスタ32の出力は、データARDとして
ARC27へ供給される。なお、データDIRXおよ
びDIRYの機能については後に説明する。33は
各種のフラグがセツトされるフラグレジスタであ
り、各フラグのセツトおよびリセツトはフラグ制
御回路34によつて行われ、また、このフラグレ
ジスタ33の内容はCBUS19へ出力される。 次に、ARC27について説明する。このARC
27は、第9図に示すように10個のレジスタSX、
SY……LORと、アドレスシフタ43と、加減算
回路44と、データシフタ45と、LOPユニツ
ト40と、演算結果判別回路41と、CBUS19
と、IBUS(内部バス)47と、VDBUS(VRAM
データバス)48と、VABUS(VRAMアドレス
バス)49とから構成されている。レジスタSX
……LORは各々、ロード端子と、出力バツフア
と出力バツフアのエネーブル、デイエーブルを制
御する出力制御端子とを有し、上記ロード端子お
よび出力制御端子へ各々制御信号群CONT(第8
図)の中の特定の制御信号が供給される。そし
て、例えばレジスタSX内のデータをレジスタ
SXAへ転送する場合は、まずレジスタSXの出力
制御端子へ出力バツフアをエネーブルとする制御
信号が供給され、同時に、レジスタSXAのロー
ド端子へデータロードを指示する制御信号が供給
される。これにより、レジスタSX内のデータが
IBUS47を介してレジスタSXA内に転送され
る。演算結果判別回路41は、加減算回路44に
おける演算結果を判別する回路であり、演算結果
が負,「0」,「256」,「512」の場合に各々信号
〈−〉,〈0〉,〈256〉,〈512〉を出力する。なお、
構成要素40および43〜45については後述す
る。 次に、上述したコマンド処理回路15の動作を
説明する。このコマンド処理回路15は12種類の
コマンドを処理し得るようになつているが、以下
にLMMM(Logical Move Memory to
Memory)コマンドおよびHMMM(High Speed
Move Memory to Memory)コマンドの処理過
程について説明する。これらのコマンドは共に第
11図に示す表示画面の領域S(ソース)の画像
を領域D(デステイネイシヨン)へ移動させるコ
マンドである。ところで、前述した第4図〜第7
図において説明したように、表示画面の各ドツト
のカラーコードはVRAM40の0番地から順次
記憶されている。したがつて、領域Sの画像を領
域Dへ移動させるということは、領域Sに対応す
るVRAM4のエリア内の各カラーコードを、領
域Dに対応するVRAM4のエリアへ転送するこ
とを意味する。この転送を行えば、第3図に示す
画像データ処理回路10が領域Dの各ドツトのカ
ラー表示を転送後のカラーコードに基づいて行
う。 また、LMMMコマンドとHMMMコマンドと
の相違は次の3点にある。(詳細は後述する。)第
1点:LMMMコマンドにおいては、カラーコー
ドの転送がドツト端位で行われる。これに対し、
HMMMコマンドにおいてはバイト単位で行われ
る。 第2点:LMMMコマンドにおいては、透明処理
および論理演算処理が可能である。これに対し、
HMMMコマンドにおいては、これらの処理が不
可能である。 第3点:LMMMコマンドにおいては、画像デー
タ処理回路10(第3図)における表示処理がコ
マンド処理より優先する。これに対し、HMMM
コマンドにおいては、画像データ処理回路10に
おける動画の表示処理を一時中止してコマンド処
理が行われる。 次に、LMMM,HMMMコマンドの処理過程
の概略は次の通りである。 □LMMMコマンド 例えば第11図の移動の場合、まずドツトP1
のカラーコードをVRAM4から読み出し、次い
でドツトQ1のカラーコードをVRAM4から読み
出す。次に、ドツトP1,Q1の各カラーコードの
透明処理および論理演算処理を行い、この処理結
果をドツトQ1に対応するVRAM4の記憶エリア
に書き込む。以下、ドツトP2,Q2,ドツトP3,
Q3……について同様の処理を繰返す。 □HMMMコマンド モードGの場合を例にとり説明する。いま例
えば第12図に示すように、ドツトP1,P2のカ
ラーコードがVRAM4のアドレス〈85〉に、ド
ツトP3,P4のカラーコードがVRAM4のアドレ
ス〈86〉に、……、各々記憶されており、また、
ドツトQ1,Q2のカラーコードがVRAM4のアド
レス〈215〉に、ドツトQ3,Q4のカラーコード
がVRAM4のアドレス〈216〉に、……、各々記
憶されているとする。この場合、HMMMコマン
ド処理においては、まず、アドレス〈85〉内のカ
ラーコードを読み出し、この読み出したカラーコ
ードをアドレス〈215〉内に書き込み、次いで、
アドレイ〈86〉内のカラーコードを読み出してア
ドレス〈216〉内に書き込み、以下、この処理を
繰返す。 次に、上記コマンド処理の際に必要な各種の処
理について説明する。 (1) 透明処理 領域Sのカラーコードが透明を示すカラーコー
ド(この実際例ではALL“0”)の場合に、この
カラーコード(ALL“0”)を領域Dへ移さず、
領域Dのカラーコードをそのまま残す方が都合が
よい場合がある。この処理を透明処理といい、こ
の実際例では、CPU2が透明処理を行うか行わ
ないかを、LOP命令(コマンドの下位4ビツト)
によつて指定し得るようになつている。 (2) 論理演算処理 この処理は領域Sのドツトのカラーコードの各
ビツトと領域Dのドツトのカラーコードの各ビツ
トとの間の論理演算を行う処理である。この実施
例においてはAND,OR,EXOR(イクスクルー
シブオア),NOTの各演算を行い得るようになつ
ており、また、CPU2が論理演算の種類および
論理演算を行うか否かをLOP命令によつて指定
し得るようになつている。 第1表に、この実施例におけるLOP命令の種
類を示す。この表において、SCはソースカラー
コード(領域Sのドツトのカラーコード)、DCは
デステイネイシヨンカラーコード、DはD領域を
示す。 しかして、前述した透明処理および上述した論
理演算処理を行うのがLOPユニツト40(第9
図)である。すなわち、LOPユニツト40は
LOPデコーダ30(第8図)から出力される信
号LOPSに応じて第1表に示す各処理を行い、こ
の処理結果をIBUS47へ出力する。 (3) アドレスシフト
【表】 例えば第11図に示す移動を行う場合、CPU
2はドツトP1の座標(xa,ya)と、ドツトQ1の
座標(xb,yb)と、x方向およびy方向の転送
ドツト数Nx,Nyを各々コマンド処理回路15に
指示する。したがつて、コマンド処理回路15は
ドツトの座標(x,y)を、ドツトのカラーコー
ドが格納されているVRAM4のアドレスに変換
しなければならない。この座標をアドレスに変換
する際に行われる処理がアドレスシフトである。
以下、各表示モード別にこのシフト処理を説明す
る。 (イ) Gモード(第4図参照) 第4図イに示すドツトP(x,y)のカラーコ
ードが格納されているVRAM4のアドレスAD
は、同図ハに示すカラーコードの格納状態から明
らかなように、 AD=(256y+x)/2 ……(1) なる式により求められる。ところで、2進数デー
タを256倍するには、同データを8ビツト上位方
向へシフトすればよく、また、2進数データを2
で割るには、同データを1ビツト下位方向へシフ
トすればよい。すなわち、上記(1)式のアドレス
ADを得るには、y座標データを8ビツト上位方
向へシフトし、このシフトによつて得られたデー
タの下位8ビツトにx座標データを挿入し、そし
て、このデータの全ビツトを1ビツト下位方向へ
シフトすればよい。 (ロ) Gモード(第5図参照) 第5図イに示すドツトP(x,y)のカラーコ
ードが格納されているVRAM4のアドレスAD
は、 AD=(512y+x)/4 ……(2) なる式により求められる。したがつて上記(2)式の
アドレスADを得るには、y座標データを9ビツ
ト上位方向へシフトし、このシフトによつて得ら
れたデータの下位9ビツトにX座標データを挿入
し、そして、このデータの全ビツトを2ビツト下
位方向へシフトすればよい。 (ハ) Gモード(第6図参照) ドツトP(x,y)のカラーコードのアドレス
ADは、 AD=(512y+x)/2 ……(3) なる式により求められる。したがつて、y座標デ
ータを9ビツト上位方向へシフトし、このデータ
の下位9ビツトにx座標データを挿入し、このデ
ータの全ビツトを1ビツト下位方向へシフトする
ことによりアドレスADが得られる。 (ニ) Gモート(第7図参照) ドツトP(x,y)のカラーコードのアドレス
ADは、 AD=256y+x ……(4) なる式により求められ、したがつて、y座標デー
タを8ビツト上位方向へシフトし、このデータの
下位8ビツトにx座標データを挿入することによ
りアドレスADが得られる。 しかして、上述したアドレスシフトを行うのが
第9図に示すアドレスシフタ43である。すなわ
ち、このアドレスシフタ43はモードレジスタ3
1(第8図)から供給されるモードデータMOD
に基づいて表示モードを検知し、この検知結果に
応じて、供給される座標データのシフトを行う。 (4) データシフト この処理はLMMMコマンドの処理の場合にの
み行われ、HMMMコマンドの処理の場合は行わ
れない。以下、Gモード(第5図参照)の場合
を例にとり説明する。 例えば第11図に示す移動の場合において、ド
ツトP1のカラーコードが、第13図に示すよう
にVRAM4のアドレスADSの第2,3ビツトに
格納されており、また、ドツトQ1のカラーコー
ドがVRAM4のアドレスADDの第4,5ビツト
に格納されていたとする。この場合、ドツトP1
のカラーコードをドツトQ1のカラーコードの位
置へ移し、あるいは、ドツトP1のカラーコード
とドツトQ1のカラーコードとの論理演算を行い、
この演算結果をドツトQ1のカラーコードの位置
へ移すには、ドツトP1のカラーコードを2ビツ
ト左へシフトさせ、ドツトQ1のカラーコードと
の位置合わせを行う必要がある。この位置合わせ
を行うのがデータシフト処理であり、次の様にし
て行う。 まず、ドツトP1,Q1のカラーコードがアドレ
ス内のどの位置にあるかは、前述したアドレスシ
フト処理における余りビツト(AMAと称す)が
示している。ここで、余りビツトAMAとは、前
記第(2)式において4で割つた時の余りであり、具
体的にはデータの全ビツトを2ビツト下位方向へ
シフトした場合にはみ出す2ビツトである。すな
わち、x座標データの下位2ビツトである。そし
て、この余りビツトAMAが第13図に示すよう
に「0」の場合は、カラーコードが第6,7ビツ
トに格納されており、「1」の場合は第4,5ビ
ツトに、「2」の場合は第2,3ビツトに、「3」
の場合は第0,1ビツトに格納されている。そこ
で、ドツトP1のカラーコードをドツトQ1のカラ
ーコードの位置へ移す場合は、まずドツトP1の
カラーコードを、ドツトP1のカラーコードアド
レスの余りビツトAMAの2倍、すなわち第13
図の場合、 2×2=4ビツト ……(5) 上位方向へシフト(シフトアツプ)することによ
り、第6,7ビツトへ移し、次いで、ドツトQ1
のカラーコードアドレスの余りビツトAMAの2
倍、すなわち第13図の場合、 1×2=2ビツト ……(6) 下位方向へシフト(シフトダウン)する。なお、
G,Gモードの場合のデータシフト処理も、
余りビツトAMAが1ビツトとなるだけで、処理
過程は全く同じである。またGモードは1アド
レスに1つのカラーコードしかなく、したがつて
データシフトの必要はない。 しかして、上述したデータシフト処理を行うの
が第9図におけるデータシフタ45である。すな
わちこのデータシフタ45はモードレジスタ31
から出力されるモードデータMODおよび、ソー
ス側のドツトのx座標データの下位2ビツト(あ
るいは1ビツト)、デステイネイシヨン側のドツ
トのx座標データの下位2ビツト(あるいは1ビ
ツト)に基づいて、VRAM4から読み出された
カラーコードデータ(8ビツト)のシフトアツプ
およびシフトダウンを行う。 (5) カラーコード選択処理 この処理もLMMMコマンドの処理の場合にの
み行われる処理である。例えばGモードにおい
て、第13図に示すドツトP1のカラーコードを、
ドツトQ1のカラーコードの位置へ転送する場合、
まず、アドレスADSの内容を読み出し、上述し
たデータシフトを行う。次に、アドレスADDの
内容を読み出し、この読み出したデータにおける
ドツトQ1のカラーコード(2ビツト)のみをド
ツトP1のカラーコードに交換してアドレスADD
へ書き込む。ここで、カラーコードの交換を行う
ためには、第13図の場合、第0〜第3ビツトお
よび第6,第7ビツトについてはアドレスADD
から読み出したデータを選択し、第4,第5ビツ
トについてはドツトP1のカラーコードを選択し、
そして、この選択結果をアドレスADDへ書き込
む処理が必要となる。この処理がカラーコード選
択処理であり、第9図に示すLOPユニツト40
によつて行われる。すなわち、LOPユニツト4
0は前述した論理演算処理を行つた後、モードデ
ータMOD,ソース側のドツトのx座標データの
下位2ビツト(あるいは1ビツト)およびデステ
イネイシヨン側のx座標データの下位2ビツト
(あるいは1ビツト)に基づいて上述した選択処
理を行い、この処理結果をIBUS47へ出力す
る。 (6) アーギユメントデータARDに基づく処理 この実施例においては、カラーコードの転送を
4通りの方法によつて行うことができるようにな
つている。以下、これらの方法を、LMMMコマ
ンド処理の場合を例にとり説明する。 第1の方法は、第14図イに示すように、まず
+x方向へ1ドツトずつ順次転送し、次に処理を
+y方向へ1行ずらし、再び+x方向へ1ドツト
ずつ転送し、この過程を繰返す方法、第2の方法
は、同図ロに示すように、まず+x方向へ1ドツ
トずつ転送し、次いで−y方向へ1行ずらし、再
び+x方向へ1ドツトずつ転送する方法、第3の
方法は、同図ハに示すように、まず−x方向へ転
送し、次いで+y方向へ1行ずらし、再び−x方
向へ転送する方法、また、第4の方法は同図ニに
示すように、まず−x方向へ転送し、次いで−y
方向へ1行ずらし、再び−x方向へ転送する方法
である。 アーギユメントデータARDは、これら4通り
の方法のいずれか1つを指定するデータであり、
CPU2がアーギユメントレジスタ32(第10
図参照)にデータDIRX,DIRYとして各々
“0”,“0”を書き込んだ場合は、第14図イの
方法が指定され、“0”,“1”を書き込んだ場合
はロの方法が、“1”,“0”を書き込んだ場合は
ハの方法が、また、“1”,“1”を書き込んだ場
合はニの方法が各々指定される。 次にLMMMコマンド,HMMMコマンドの各
処理過程の詳細を第15図に示すフローチヤート
を参照して説明する。 □LMMMコマンド 第11図の転送を例にとり、Gモードがアー
ギユメントデータARD=“0”.“0”の場合を基
準にして説明する。 CPU2がこのコマンド処理を指示する場合、
まず第9図に示すレジスタSX,SYに各々x座標
データxaおよびy座標データyaを書き込み、次
いで、レジスタDX、DYに各々x座標データxb
およびy座標データxbを書き込み、次いでレジ
スタ、NX,NYに各々転送ドツト数Nx,Nyを
書き込み、次いでアーギユメントレジスタ32
(第8図)の書き込みを行い、次にコマンドレジ
スタ20にLMMMコマンドの書き込みを行う
(第15図におけるステツプCP1)。なお、モード
レジスタ31の書き込みは全表示処理の最初の時
点、すなわちVRAM4書き込みの、前の時点で
行われる。コマンドレジスタ20の書き込み信号
Wは同レジスタ20のロード端子へ供給されると
共に、フラグ制御回路34および、プログラムカ
ウンタ25へ供給される。フラグ制御回路34は
書き込み信号Wを受け、フラグレジスタ33に
CEフラグをセツトする。ここで、CEフラグと
は、CPU2へコマンド処理中を知らせるための
フラグである。また、プログラムカウンタ25へ
書き込み信号Wが供給されると、プログラムカウ
ンタ25がリセツトされる。以後、プログラムカ
ウンタ25がクロツクパルスφをカウントし、こ
のカウントに伴いカウント出力OT1,OT2が遂
次変化する。そして、カウント出力OT2の変化
に伴い、μプログラムROM22からLMMMコ
マンド処理のためのμプログラムが順次読み出さ
れ、μID26へ供給される。μID26は、供給さ
れたμプログラムを順次解読し、この解読結果に
基づいて各種の制御信号CONT,VAS,JMP1,
JMP2を順次出力する。この制御信号に基づいて
以下の各処理が行われる。すなわち、まず第15
図のステツプSP1においては、レジスタDX,
SX,NSの内容が各々レジスタDXA,SXA,
NXAへ転送される。次にステツプSP2において
は、まずμID26から信号VASがVRAMアクセ
スコントローラ28へ供給される。VRAMアク
セスコントローラ28は、この信号VASを受け、
画像データ処理回路10から信号S1が供給され
ている場合(同回路10がVRAM4をアクセス
中の場合)はプログラムカウンタ25のカウンタ
を停止させる。この結果、μID26のプログラム
解読が停止し、したがつてコマンド処理が停止す
る。次いで、信号S1がオフとなり、VRAM4の
アクセスが可能になると、プログラムカウンタ2
5が再びカウントを開始し、これによりコマンド
処理が再開され、ステツプSP2における次の処理
が行われる。すなわち、レジスタSXAおよび、
SYの内容(x座標データxaおよびy座標データ
ya)がアドレスシフタ43を介してVABUS49
へ出力される。なお、アドレスシフタにおいて座
標データ(xa,ya)のシフト処理が行われ、こ
れによりドツトP1の座標データ(xa,ya)がド
ツトP1のカラーコードのアドレスに変換される
のは前述した通りである。そして、ドツトP1の
カラーコードのアドレスがVABUS49へ出力さ
れると、このアドレスがインターフエイス11
(第3図)を介してVRAM4へ供給される。これ
により、ドツトP1のカラーコードがVRAM4か
ら読み出され、VDBUS48へ出力される。次に
ステツプSP3では、VDBUS48のデータ(この
場合、ドツトP1のカラーコード)がレジスタ
LORに転送される。次にステツプSP4では、上記
レジスタLORの内容が、データシフタ45へ転
送され、次いでレジスタLORに戻される。この
時、データシフタ45において前述したデータシ
フト(カラーコードの位置合わせ)が行われる。 次に、ステツプSP5では、μID26から信号
VASが出力され、VRAM4のアクセスが可能な
場合は、次にレジスタDXA,DYの内容(この場
合ドツトQ1のx座標データxbおよびy座標デー
タyb)がアドレスシフタ43を介してVABUS4
9へ出力される。これにより、VRAMからドツ
トQ1のカラーコードが読み出され、VDBUS4
8へ供給される次にカテツプSP6では、VDBUS
48のデータ、レジスタLOR内のデータが各々
LOPユニツト40へ供給され、次いでLOPユニ
ツト40の出力がレジスタLORに転送される。
この時、LOPユニツト40において透明処理,
論理演算処理,カラーコード選択処理が行われ
る。次にステツプSP7では、まず信号VASがμID
26から出力され、VRAM4のアクセスが可能
であれば、次いでレジスタDXA、DYの内容(ド
ツトQ1のx,y座標データ)がアドレスシフタ
43を介してVABUS49へ出力され、次いでレ
ジスタLORの内容がVDBUS48へ出力される。
これによりレジスタLOPの内容がドツトQ1のカ
ラーコードが格納されているVRAM4のアドレ
ス内に書き込まれる。 以上でドツトP1のカラーコードの転送が終了
する。次に、ステツプSP8では、レジスタNXA
の内容(x方向の転送ドツト数)から「1」が減
算され、この減算結果がレジスタNXAに書き込
まれる。すなわち、レジスタNXAの内容が加減
算回路44へ転送され、ここで「1」が減算さ
れ、この減算結果が再びレジスタNXAへ転送さ
れる。また、この減算結果は演算結果判別回路4
1へも送出される。次にステツプSP9では、μID
26から信号JMP1がジヤンプコントローラ23
へ出力される。ジヤンプコントローラ23はこの
信号JMP1を受け演算結果判別回路41から信号
〈0〉が出力されているか否かをチエツクする。
そして、出力されている場合(YES)はステツ
プSP10へ進み、フリツプフロツプFF1をセツト
する。また、出力されていない場合(NO)は、
ステツプSP11へ進む。ステツプSP11では、加減
算回路44においてレジスタSXAの内容に「1」
が加算され、この加算結果がレジスタSXAに転
送されると共に、演算結果判別回路41へ出力さ
れる。この処理により、レジスタSXAの内容が
ドツトP2のx座標データとなる。なお、アーギ
ユメントデータARDのデータDIRXが“1”の
場合は、ステツプSP11の処理が、 SXA−1→SXA となる。SXAの内容を+1するか、−1するか
は、アーギユメントデータARDに基づいて加減
算回路44が判断する。次にステツプSP12では、
μID26から再び信号JMP1が出力される。ジヤ
ンプコントローラ23はこの信号JMP1を受け。
演算結果判別回路41から信号〈256〉が出力さ
れているか否かをチエツクする。そして、出力さ
れていた場合(YES)は、ステツプSP13へ進み
フリツプフロツプFF1のリセツトを行い、出力さ
れていない場合(NO)は、ステツプSP14へ進
む。 このステツプSP12の処理の意味は次の通りで
ある。すなわち、転送ドツト数Nxが間違つて指
定されると、第16図に示すように画面外の領域
の転送が指示される場合がある。このような場合
にそのまま処理を進めると、結果的に転送の必要
のないカラーコードまで転送してしまい、データ
の一部を破壊してしまうことになる。そこで、G
モードにおいては、レジスタSXAの内容(転
送すべきドツトのx座標データ)が「256」とな
つた時、フリツプフロツプFF1をセツトし、これ
により、その行の転送を終了させるようにしてい
る。したがつてGモードの場合の判断は、
SXA=512?となり、また、データDIRX=“1”
の場合はSXA=負?となる。 次に、ステツプSP14では、レジスタDXAの内
容に「1」が加算され、この加算結果(ドツト
Q2のx座標データ)がレジスタDXAに格納され
る。また、この加算結果は演算結果判別回路41
へ供給される。次にステツプSP15では、信号
JMP1がジヤンプコントローラ23へ出力され
る。ジヤンプコントローラ23はこの信号JMP1
を受け、演算結果判別回路41から信号〈256〉
が出力されているか否かをチエツクし、「YES」
の場合はステツプSP16においてフリツプフロツ
プFF1のセツトを行い、「NO」の場合はステツプ
SP17へ進む。なお、このステツプSP15の処理の
意味はステツプSP12の処理の意味と略同じであ
る。次にステツプSP17では、ジヤンプコントロ
ーラ23がフリツプフロツプFF1がセツトされて
いるか否かをチエツクする。そして、セツトされ
ていない場合(NO)は、コマンドデコーダ21
の出力およびプログラムカウンタ25のカウント
出力OT2の値によつて決まるアドレスデータ
(以下、アドレスデータADJと称す)をプログラ
ムカウンタ25にプリセツトする。これにより、
コマンド処理がステツプSP2へ戻る。以下、ステ
ツプSP2〜ステツプSP17の処理が繰返され、こ
れにより、ドツトP2,P3……のカラーコードの
転送が行われる。 次にNx個のドツトのカラーコード転送が終了
すると、すなわち、領域Sの第1行目の全ドツト
のカラーコード転送が終了すると、ステツプSP9
の判断結果が「YES」となり、ステツプSP10に
おいてフリツプフロツプFF1のセツトが行われ
る。これにより、ステツプSP17の判断結果が
「YES」となり、ステツプSP18へ進む。ステツプ
SP18では、レジスタDX,SX,NXの内容が再
びレジスタDXA,SXA,NXAへ各々転送され
る。次にステツプSP19では、加減算回路44に
おいてレジスタNYの内容から「1」が減算さ
れ、この減算結果がレジスタに格納されると共
に、演算結果判別回路41へ出力される。次にス
テツプSP20では、μID26から信号JMP2がジ
ヤンプコントローラ23へ出力される。ジヤンプ
コントローラ23は、この信号JMP2を受け、演
算結果判別回路41から信号〈0〉が出力されて
いるか否かをチエツクする。そして、出力されて
いた場合(YES)はステツプSP21へ進み、フリ
ツプフロツプFF2をセツトし、また、出力されて
ない場合(NO)はステツプSP22へ進む。ステツ
プSP22では、レジスタSYの内容(ドツトP1のy
座標データ)に「1」が加算され、この加算結果
(第11図に示すドツトPmのy座標データ)が
レジスタSYに格納されると共に、演算結果判別
回路41へ出力される。なお、アーギユメントデ
ータARDのデータDIRYが“1”の場合は、こ
のステツプSP22の処理が、 SY−1→SY となる。次にステツプSP23では、μID26から信
号JMP2が出力される。ジヤプコントローラ23
はこの信号JMP2を受け、演算結果判別回路41
から信号〈−〉が出力されているか否かをチエツ
クする。そして、出力されていた場合(YES)
はステツプSP24へ進み、フリツプフロツプFF2
をセツトする。また、出力されていない場合
(NO)はステツプSP25ヘ進む。なお、このステ
ツプ23の処理は、データDIRYが“1”の場合に
のみ意味をもつ。また、この処理の意味はステツ
プSP12の処理の意味と略同様であり、誤つて画
面の上方へはみ出した領域を領域Sとして指定し
た場合を考慮した処理である。 次にステツプSP25では、レジスタDYの内容に
「1」が加算され、この加算結果(第11図に示
すドツトQmのy座標データ)がレジスタDYに
格納されると共に、演算結果判別回路41へ出力
される。なお、データDIRYが“1”の場合は、
この処理が、 DY−1→DY となる。次にステツプSP26では、信号JMP2がジ
ヤンプコントローラ23へ出力される。ジヤンプ
コントローラ23はこの信号を受け、演算結果判
別回路41から信号〈−〉が出力されているか否
かを判断し、「YES」の場合はステツプSP27にお
いてフリツプフロツプFF2をセツトし、また、
「NO」の場合はステツプSP28へ進む。ステツプ
SP28では、ジヤンプコントローラ23が、FF2
がセツトされているか否かを判断する。そして、
この判断結果が「NO」の場合はステツプSP29へ
進み、FF1をリセツトし、次いで前述したアドレ
スデータADJをプログラムカウンタ25にプリ
セツトする。これにより、処理が再びステツプ
SP2へ戻る。 以下、ステツプSP2〜SP17の処理が再び繰返
し行われ、これにより、領域Sの第2行目の各ド
ツトのカラーコード転送が行われる。そして、第
2行目の転送が終了すると、再びステツプSP18
〜SP29の処理が行われる。次いで、ステツプ
SP2へ戻り、第3行目の転送処理が行われ、以下
上記過程が繰返される。 次に、領域Sの全ドツトの転送が終了すると、
ステツプSP20の判断結果が「YES」となり、ス
テツプSP21においてフリツプフロツプFF2がセ
ツトされる。これにより、ステツプSP28の判断
結果が「YES」となりステツプSP30へ進む。ス
テツプSP30では、ジヤンプコントローラ23が
μプログラムの最終アドレスをプログラムカウン
タ25にセツトする。次いで、ステツプSP31で
は、フラグ制御回路34がフラグレジスタ33の
CEフラグをリセツトする。以上でLMMMコマ
ンドの全ての処理が終了する。 □HMMMコマンド このコマンドの処理過程は、第15図における
ステツプSP4〜SP6がなく、ステツプSP3からス
テツプSP7へ進む点を除くと、LMMMコマンド
の処理過程と全く同じである。また、CPU2によ
るレジスタのセツト(ステツプCP1)も同じであ
る。但し、各ステツプ個々の処理においては、以
下の相違がある。 ステツプSP8 LMMMコマンド処理においては、 NXA−1→NXA であるが、HMMMコマンド処理においては、 NXA−1→NXA(Gモード) NXA−2→NXA(G、Gモード) NXA−4→NXA(Gモード) の3通りがある。この理由は、LMMMの場合、
ドツト単位の転送であるが、HMMMの場合はバ
イト単位の転送であるため、1回の転送で、G
。Gモードの場合は2ドツト、Gモードの
場合は4ドツト、Gモードの場合は1ドツト転
送されるからである。以下の相違の理由も上記理
由と同じである。 ステツプSP11 LMMMコマンドの場合は、 SXA±1→SXA であるが、HMMMコマンドの場合は、 SXA±1→SXA(Gモード) SXA±2→SXA(G、Gモード) SXA±4→SXA(Gモード) の6通りがある。 ステツプSP14 LMMMコマンドの場合は、 DXA±1→DXA であるが、HMMMコマンドの場合は、 DXA±1→DXA(Gモード) DXA±2→DXA(G、Gモード) DXA±4→DXA(Gモード) の6通りがある。 以上がこの発明の一実施例の詳細である。な
お、上述した説明においては、表示画面内におけ
る画像の移動について説明したが、上記実施例は
表示画面外と表示画面内との間の画像の移動も可
能である。この意味は次の通りである。例えばG
モードの場合、第4図ロに示すVRAM4の予
備エリア4bとして、データエリア4aと同一容
量のエリアを用意する。このような予備エリア4
bを用意するということは、第17図に示すよう
に、表示画面DISの下に仮想画面(表示されない
画面)DISaを用意することを意味する。しかし
て、前述した、LMMM,HMMMコマンドによ
れば、この仮想画面DISa上の画像を表示画面
DIS上に移動させ、あるいは、表示画面DIS上の
画像を仮想画面DISa上に移動させることが可能
である。したがつて、例えば仮想画面DISaの領
域KSに予めある画像を用意しておけば(すなわ
ち、領域KSに対応する予備エリア4bのアドレ
ス内に予めカラーコードを書き込んでおけば)、
LMMMあるいはHMMMコマンドにより、同画
像を自在に画面DIS上に表示することができる。
また逆に、画面DIS上の画像を、上記コマンドに
より仮想画面DISa上に一時的に移すことが可能
になる。そして、LMMM、HMMMコマンドの
このような利用法により、静止画表示の自由度を
飛躍的に増大させることができる。また、前述し
た透明処理も上述した場合に特に有効である。例
えば、仮想画面DISaの領域KS内に飛行機の画像
を用意し、またこの領域KSの飛行機以外の部分
を透明としておけば、領域KSを表示画面SID上
に移した場合に、飛行機のみを画面DISに表示さ
せることができる。 以上説明したように、この発明によるデイスプ
レイコントローラは、静止画の画像を表示画面上
において、あるいは、表示画面と仮想画面との間
において自在に移動することができ、したがつて
従来のデイスプレイコントローラに比較し、表示
の自由度を飛躍的に増大させることができる。ま
た、この発明によるデイスプレイコントローラに
よれば、画像の移動を短時間で、かつ、CPUの
介入なしに行うことができる利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のデイスプレイコントローラを用
いたデイスプレイ装置の構成を示すブロツク図、
第2図は画像の移動を説明するための図、第3図
はこの発明の一実施例によるデイスプレイコント
ローラを用いたカラーデイスプレイ装置の概略構
成を示すブロツク図、第4図〜第7図は各々同デ
イスプレイ装置における静止画の表示モードを説
明するための図、第8図は第3図におけるコマン
ド処理回路15の構成を示すブロツク図、第9図
は第8図における演算およびレジスタ回路
(ARD)27の構成を示すブロツク図、第10図
は第8図におけるアーギユメントレジスタ32の
構成を示す図、第11図〜第14図および第16
図、第17図はいずれも第8図に示すコマンド処
理回路15の動作を説明するための説明図、第1
5図はコマンド処理回路15の動作フローチヤー
トである。 4……VRAM(メモリ)、15……コマンド処
理回路(画像情報送信手段、演算指定手段、演算
手段)、20……コマンドレジスタ(転送モード
指定手段)、48……VDBUS(伝送路)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 メモリ内の移動元領域に格納された画像情報
    を、n(但しnは複数)ドツトの伝送容量を有す
    る伝送路を介して、移動先領域に転送するデイス
    プレイコントローラにおいて、 高速モードまたは低速モードを指定する転送モ
    ード指定手段と、 前記低速モードが指定されると、前記伝送路に
    mドツト(但しn>m)毎に前記画像情報を供給
    する一方、前記高速モードが指定されると、前記
    伝送路にnドツト毎に前記画像情報を供給する画
    像情報送信手段と、 前記低速モードが選択されると、演算の種類を
    指定する演算指定情報を前記伝送路に供給する演
    算指定手段と、 前記低速モードが選択されると、前記伝送路を
    介して供給されたmドツト分の画像情報に対し
    て、前記演算種類指定情報によつて指定された演
    算を施す演算手段と、 を具備することを特徴とするデイスプレイコント
    ローラ。
JP59071593A 1984-04-10 1984-04-10 デイスプレイコントロ−ラ Granted JPS60214392A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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