JP2000123190A - 3次元描画方法および装置 - Google Patents

3次元描画方法および装置

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JP2000123190A
JP2000123190A JP29180798A JP29180798A JP2000123190A JP 2000123190 A JP2000123190 A JP 2000123190A JP 29180798 A JP29180798 A JP 29180798A JP 29180798 A JP29180798 A JP 29180798A JP 2000123190 A JP2000123190 A JP 2000123190A
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Kenji Ando
健治 安藤
Masahiro Goto
正宏 後藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】CPUやシステムバス上の負荷を軽減し、低価
格な計算機装置で高品質な3次元高速描画を実現する。 【解決手段】描画処理装置204のバスコントローラ2
05に描画コマンド生成機能を設け、CPU202から
描画データの書き込みアドレスとデータを転送する。コ
マンド生成機能部は、頂点データと属性データ(色デー
タ、法線データ、テクスチャ座標データなど)を所定関
係のオフセット値で種類別にストアするレジスタを備
え、また描画データの組合せに対応したコマンド生成プ
ログラムの各々を、上記のオフセット値と機械的に対応
付けて格納している。そして、CPUからデータ書き込
みに対し、データ種類のオフセット値から対応するコマ
ンド生成プログラムのアドレスを指示し、最終的に書き
込みデータの組合せに該当するプログラムを判定なしに
呼び出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、3次元描画処理装
置に関し、特に汎用の計算機システムを用いて高品質な
図形を高速に描画する描画処理方式に関する。
【0002】
【従来の技術】OpenGL等の汎用の3次元描画AP
I(アプリケーション・プログラム・インターフェー
ス)を用いて、照光処理、テクスチャマッピングなどを
施した高品質の3次元図形描画を行うには、3次元図形
を構成する頂点座標データ毎に、色、法線、テクスチャ
座標等の属性データを付加し、3次元座標変換処理をす
ることが必要になる。
【0003】従来は汎用APIを介し、任意の順に設定
される属性データに対して個別にコマンドオペコードを
付加し、システムバスを介して3次元座標変換処理装置
へ転送している。このとき、システムバスの負荷を軽減
するために、転送前にCPUでデータ圧縮を行う場合も
ある。
【0004】また、特開平9−305793号には、基
準となる3次元図形を3次元描画処理装置に登録してお
き、この基準図形と表示対象図形の差分値のみをCPU
から3次元描画処理装置へ転送することで、システムバ
スの負荷を軽減する例が示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】3次元描画処理を伴う
情報処理システムはCADや、バーチャルリアリティシ
ステム(ゲーム機、シミュレータ)等の用途がある。こ
れらのステムを汎用の低価格な計算機システムで実現す
る場合、前述のようにシステムバスまたはCPUに高負
荷が掛って、3次元空間をリアルタイムないし高速に描
画できないため、照光処理、テクスチャマッピングなど
を施した高品質の3次元図形の描画が困難になる。ま
た、特開平9−305793号の方式では、登録図形の
修正などには有効であるが、未登録の様々の図形描画に
は適用できない。
【0006】本発明の目的は従来技術の問題点に鑑み、
3次元描画処理装置を備えた低価格の汎用計算機システ
ムを用いながら、CPUやシステムバスの負荷を軽減
し、高品質な3次元高速描画を可能にし得る3次元描画
方法及び装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明は、CPUからシステムバスを介して転送される3次
元図形の描画データに対し、その頂点データ毎に1種類
以上の属性データを付加して座標変換し、フレームメモ
リへの画素書き込みを行う3次元描画装置において、頂
点データ及び属性データを種類別に、かつ所定のマッピ
ングオフセットにより保持するレジスタと、前記描画デ
ータの組合せ毎に前記座標変換を行うコマンド生成プロ
グラムを前記マッピングオフセットに基づいて記憶し、
CPUから書き込まれた描画データの種類別のマッピン
グオフセットの違いから対応するコマンド生成プログラ
ムを判定無しに呼び出して実行するコマンド生成手段を
備えることを特徴とする。前記レジスタ及び前記コマン
ド生成手段は、たとえばシステムバスコントローラ上に
設けられる。
【0008】これにより、CPUとシステムバス上のデ
ータからコマンドオペコードが削減できる。また、バス
コントローラ上または描画装置で実行されるコマンド生
成において、書き込まれる描画データのオフセット値の
論理和から、対応するコマンド生成プログラムのアドレ
スを機械的に求めることができるので、プログラム実行
のためのオーバーヘッドが少なく、コマンド生成処理ひ
いては座標変換処理を高速化できる。
【0009】本発明の3次元描画装置の作用を説明す
る。CPUからシステムバスを介して前記レジスタに書
き込まれる描画データは、データの種類別にマッピング
アドレスが異なり、種類別のオフセット値が所定関係に
定められる。また、前記描画データの全ての組合せにつ
いて、各々のコマンド生成プログラムを前記所定関係に
機械的に従ったアドレスに格納している。これにより、
CPUから書き込まれる属性データの種類と組合せに応
じ、該当するコマンド生成プログラムを判定なしに自動
選択できる。
【0010】例えば、前記属性データが法線データ
(N)、テクスチャ座標データ(T)、色データ(C)
の3種類(n=3)を含むとき、頂点データ(V)のマ
ッピングアドレスを基点として、各属性のオフセット値
は数2で定義される所定関係となる。
【0011】
【数2】 オフセット値=2のn乗×1種類のバイト数 …(1) ここで、n=0〜2である。たとえば、属性データN,
T,Cの順にn=0,n=1,n=2とし、バイト数を
16とすると、法線データのオフセット値=20×16
=16、テクスチャ座標データのオフセット値=21×
16=32、色データのオフセット値=22×16=6
4となる。
【0012】一方、コマンド生成プログラムの格納位置
は、Vコマンド=0x0000としてオフセット順
に、NVコマンド=0x0010、TVコマンド=
0x0020、CVコマンド=0x0040に基本配
置する。また、との間にNTVコマンド=0x00
30、の後にCNVコマンド=0x0050、CTV
コマンド=0x0060、CNTVコマンド=0x00
70を配置すると、属性データが3種類の場合の全ての
組合せに対応する8個のプログラムが、各属性のオフセ
ット値との関係で機械的に配置できる。
【0013】したがって、CPUからの書き込みデータ
の種類に応じて次々とオフセット値の論理和をとれば、
最終的に呼出すプログラムの格納位置が機械的に、無条
件に決定でき、ハード構成による高速処理も実現でき
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に本発明の一実施例を説明す
る。図2は、本発明の一実施例による情報処理システム
の汎用構成を示す。CPU202は、メモリ203に格
納されたプログラムを実行し、メモリ203に格納され
た3次元図形の座標データを参照・更新しながら、描画
処理装置204に対する描画処理命令の発行や3次元図
形の座標データの転送を、システムバス201経由で行
なう。
【0015】描画処理装置204は受け取った3次元デ
ータに対し、グラフィックスコマンド生成機能付きバス
コントローラ205は通常のバス制御のほかに、ジオメ
トリ処理部206の処理コマンドを生成する。このコマ
ンドに従い、ジオメトリ処理部206は3次元座標系か
ら2次元座標系への座標変換及び輝度計算を施した後、
レンダリング処理部207へ座標変換結果を転送する。
レンダリング処理部207は受け取った2次元座標系上
に展開された図形の頂点データからスパン画素の算出を
行い、1画素単位でZ比較、フィルタリング処理を行っ
た後、フレームメモリへの画素書き込みを行う。フレー
ムメモリに保持された値はディジタル・アナログ変換器
208で周期的にアナログ信号に変換され、最終的にデ
ィスプレイ209に表示される。
【0016】図3は、一実施例によるグラフィックスコ
マンド生成機能付きバスコントローラの構成を示すブロ
ック図である。グラフィックスコマンド生成機能付きバ
スコントローラ205は、入出力干渉バッファとしての
データ入力FIFO301及びコマンド出力FIFO3
03、グラフィックスコマンド生成処理ブロック30
2、頂点属性レジスタ群304、コマンド生成テーブル
参照レジスタ309、コマンド生成テーブル310で構
成されている。
【0017】図4は、コマンド生成テーブルの構成と生
成処理ルーチンの一例を示す説明図である。コマンド生
成テーブル310には、ジオメトリ処理部206の8種
類のコマンドに対応した8個の処理ルーチンと、それら
の実行アドレスを格納したテーブル401が設けてあ
る。テーブル401上のアドレス0x0000は、マッ
ピング空間の先頭アドレスからのオフセット値を示し、
データ設定エリアが0x0000〜0x0070まで存
在し、それ以降にコマンド設定エリアが存在する。
【0018】CPU202がアドレス空間にデータの設
定を行うと、システムバス201とFOFO301を介
して、グラフィックスコマンド生成処理302へデータ
設定アドレスと設定データが順番に転送される。データ
設定アドレスはコマンド生成テーブル参照レジスタ30
9へ、設定データは頂点属性レジスタ群304へ格納さ
れる。コマンド生成処理ブロック302は、CPU20
2からの書き込みのアドレスを判定し、16種類中の何
れか1つのコマンド生成ルーチンを呼び出して目的のコ
マンド、つまり、ジオメトリ処理部206へ転送するジ
オメトリ処理コマンドを生成する。
【0019】コマンド生成テーブル310に格納されて
いるジオメトリ処理部206のコマンド生成処理ルーチ
ンは、頂点データ(V)に対する法線データ(N)、テ
クスチャ座標データ(T)、色データ(C)の3つの属
性データとの種々の組合せからなる、ジオメトリ処理コ
マンドを生成する。
【0020】ジオメトリ処理コマンドの種類には、頂点
データの処理を行わせるVコマンド、属性として法線デ
ータを付加した頂点データの処理を行わせるNVコマン
ド、属性としてテクスチャ座標データを付加した頂点デ
ータの処理を行わせるTVコマンド、法線データとテク
スチャ座標データを付加した頂点データの処理を行わせ
るNTVコマンド、属性として色データを付加した頂点
データの処理を行わせるCVコマンド、色データと法線
データを付加した頂点データの処理を行わせるCNVコ
マンド、色データとテクスチャ座標データを付加した頂
点データの処理を行わせるCTVコマンド、色データと
法線データとテクスチャ座標データを付加した頂点デー
タの処理を行わせるCNTVコマンドの8種類がある。
【0021】図4の処理402は、CNTVコマンドの
生成処理ルーチンを示し、色レジスタ305、法線レジ
スタ306、テクスチャ座標レジスタ307及び頂点レ
ジスタ308の値を読み出し(s402−1)、CNT
Vコマンドを生成し(s402−2)、生成したCNT
VコマンドをFIFO303へ出力する(s402−
3)。
【0022】図5に、CNTVコマンドのフォーマット
の一例を示す。図示のCNTVコマンドは56バイトの
サイズで、CNTVオペコード、色データのR,G,
B、法線データのNX,NY,NZ、テクスチャ座標デ
ータのS,T、頂点座標データX,Y,Zからなる。
【0023】図6は、グラフィックコマンド生成機能付
きバスコントローラのアドレス空間のメモリマップを示
す。アドレス空間601はCPU202から見たもの
で、マッピングトップアドレスはTOP602である。
TOP602にオフセット値0x0000を加算した値
が、コマンド生成テーブル310の先頭アドレスと対応
する。
【0024】バスコントローラ205内の頂点属性レジ
スタ群304は、頂点レジスタ305が0x0000〜
0x000Cの空間にマッピングされ、4バイト毎に3
次元座標値X,Y,Zが対応する。法線レジスタ307
は0x0010〜0x001Cの空間にマッピングさ
れ、4バイト毎に3次元法線ベクトル値NX,NY,N
Zが対応する。テクスチャ座標レジスタ308は0x0
020〜0x0028の空間にマッピングされ、4バイ
ト毎に2次元テクスチャ座標値S,Tが対応する。色レ
ジスタ306は0x0040〜0x004Cの空間にマ
ッピングされ、4バイト毎にR(赤),G(緑),B
(青)の値が対応する。
【0025】ここで、アドレス空間601における属性
レジスタのマッピング規則と、コマンド生成テーブル3
10内のテーブル401の作成規則について説明する。
まず、法線レジスタ307、テクスチャ座標レジスタ3
08及び色レジスタ306の3つの属性レジスタのオフ
セット値は「2のn乗×16」とする。nの値は「属性
レジスタの数−1」の整数となる。ここでは、n=0〜
2となるので、頂点レジスタのオフセット値を0x00
00として、属性レジスタのオフセット値は数3の関係
となる。
【0026】
【数3】法線レジスタオフセット値=0x0010=2
0×16=16 (n=0) テクスチャ座標レジスタオフセット値=0x0020=
1×16=32 (n=1) 色レレジスタオフセット値=0x0040=22×16
=64 (n=2) また、属性レジスタのオフセット値から、テーブル40
1上でのコマンド生成処理実行アドレス格納位置は数4
の関係となる。
【0027】
【数4】Vコマンド生成処理実行アドレス格納位置(頂
点レジスタのオフセット値)=0x0000 NVコマンド生成処理実行アドレス格納位置(法線レジ
スタのオフセット値)=0x0010 TVコマンド生成処理実行アドレス格納位置(テクスチ
ャ座標レジスタのオフセット値)=0x0020 NTVコマンド生成処理実行アドレス格納位置=(法線
レジスタのオフセット値+テクスチャ座標レジスタのオ
フセット値)=0x0030 CVコマンド生成処理実行アドレス格納位置(色レジス
タのオフセット値)=0x0040 CNVコマンド生成処理実行アドレス格納位置=(色レ
ジスタのオフセット値+法線レジスタのオフセット値)
=0x0050 CTVコマンド生成処理実行アドレス格納位置=(色レ
ジスタのオフセット値+テクスチャ座標レジスタのオフ
セット値)=0x0060 CNTVコマンド生成処理実行アドレス格納位置=(色
レジスタのオフセット値+法線レジスタのオフセット値
+テクスチャ座標レジスタのオフセット値)=0x00
70 グラフィックコマンド生成処理ブロック302は、CP
U202からデータ書き込みアドレスとそのデータを受
け取ると、属性レジスタのオフセット値とコマンド生成
処理実行アドレス格納位置の間の上記した規則性に従
い、以下のようにコマンド生成処理を行ない、出力FI
FO303へ転送する。
【0028】図1は、グラフィックコマンド生成処理ブ
ロックの一実施例による処理フローを示す。CPU20
2からアドレスとそのデータを受け取ると、まず、アド
レスから色レジスタへの書き込みか判定し(s10
1)、YESであれば色レジスタへ色データをストアす
る(s102)。つまり、CPU202からアドレス空
間601のオフセット+0x0040〜0x004C間
に色データR,G,Bの書き込みが発生した場合、色レ
ジスタ306へ色データを格納する。そして、コマンド
生成テーブル参照レジスタ309の設定値(初期値:0
x0000)と、受け取ったアドレスのオフセット値:
0x0040との論理和を求め、コマンド生成テーブル
参照レジスタ309を更新し(s103)、処理を終了
する。
【0029】s101の判定がNOのとき、テクスチャ
座標レジスタへの書き込みか判定し(s104)、YE
Sであればテクスチャ座標レジスタ308へデータS,
Tをストアし(s105)、コマンド生成テーブル参照
レジスタ309の設定値と受け取ったアドレスのオフセ
ット値:0x0020との論理和を求め、レジスタ30
9を更新し(s106)、処理を終了する。
【0030】s104の判定がNOのとき、法線レジス
タへの書き込みか判定し(s107)、YESであれば
法線レジスタ307へ法線ベクトルデータNX,NY,
NZをストアし(s108)、コマンド生成テーブル参
照レジスタ309の設定値と受け取ったアドレスのオフ
セット値:0x0010との論理和を求め、レジスタ3
09を更新し(s109)、処理を終了する。
【0031】s107の判定がNOのとき、頂点レジス
タへの書き込みか判定し(s110)、YESであれば
頂点レジスタ305へ頂点座標X,Y,Zをストアし
(s111)、コマンド生成テーブル参照レジスタ30
9に設定されているアドレスを参照し、テーブル401
を介してコマンド生成テーブル310のコマンド生成処
理ルーチンを呼出し、生成処理を実行する(s11
2)。呼び出されたコマンド生成処理ルーチンは対応す
るジオメトリ処理コマンドを生成し、出力FIFO30
3へ出力する。この後、コマンド生成テーブル参照レジ
スタ309に0x0000を初期状態にリセットし(s
113)、処理を終了する。
【0032】次に、テクスチャマッピングによる高品質
な3次元図形を描画する場合の手順を説明する。CPU
202はバスコントローラ205のアドレス空間601
へ、テクスチャ座標データ、色データ、法線デー
タ、頂点座標データの順に書き込み、上記〜の書
き込みを頂点数分だけ繰り返し、図5のCNTVコマン
ド501を生成し、出力FIFO303を介して、ジオ
メトリ処理部206へ転送する。
【0033】図7、図8の(a)〜(d)に、CNTV
コマンドが生成されるまでの実行アドレスの遷移状況を
示す。(a)は初期状態で、書き込みが発生以前のコマ
ンド生成テーブル参照レジスタの設定値=0x0000
と、この設定値によるテーブル401上の参照先を示
し、Vコマンド生成処理実行アドレスの格納位置を指し
ている。
【0034】(b)は、テクスチャ座標レジスタへの
書き込みが行われた場合で、生成処理ブロック302は
テクスチャ座標データをレジスタ308に格納した後、
コマンド生成テーブル参照レジスタの設定値を、現在値
0x0000とテクスチャ座標レジスタ308のマッピ
ングオフセット値=0x0020の論理和から、0x0
020に更新する。この結果、テーブル401上の参照
先はTVコマンド生成処理実行アドレスの格納位置を指
している。
【0035】(c)は、色レジスタへの書き込みが行
われた場合で、現在値0x0020と色レジスタ306
のマッピングオフセット値=0x0040の論理和か
ら、設定値を0x0060に更新し、テーブル401上
の参照先はCTVコマンド生成処理実行アドレスの格納
位置を指している。
【0036】(d)は、法線レジスタへの書き込みが
行われた場合で、現在値0x0060と法線レジスタ3
07のマッピングオフセット値=0x0010の論理和
から、設定値を0x0070に更新し、テーブル401
上の参照先はCNTVコマンド生成処理実行アドレスの
格納位置を指している。
【0037】最後に、頂点座標データの書き込みが行
われると、処理ブロック302はデータを頂点レジスタ
305に格納した後、参照レジスタ309の設定値=0
x0070からテーブル401を介して、CNTVコマ
ンド処理ルーチン402を実行する。
【0038】上述の例はCPU202の書き込みが、テ
クスチャ座標データ、色データ、法線データ、頂点座標
データの順に行われた場合であるが、データの書き込み
順序は任意である。たとえば、色データ、法線デー
タ、テクスチャ座標データ、頂点座標データの順に
書き込まれた場合、レジスタ309の設定値は0x00
00⇒0x0040⇒0x0050⇒0x0070に遷
移し、これによるテーブル401上の参照先はVコマン
ド生成処理実行アドレス⇒CVコマンド生成処理実行ア
ドレス⇒CNVコマンド生成処理実行アドレス⇒CNT
Vコマンド生成処理実行アドレスと遷移し、同様の結果
となる。属性データが無い、または1〜2の場合にも、
頂点データが書き込まれた時点の設定アドレスで、対応
するコマンド生成処理ルーチンが呼び出される。
【0039】さらに、属性レジスタのマッピング順序が
上述の例(図6)とは異なる場合にも本発明は有効であ
る。図9に、他の実施例によるバスコントローラのアド
レス空間と、それに対応したコマンド生成処理実行アド
レスのアドレステーブルを示す。
【0040】同図(a)のアドレス空間601では、頂
点レジスタ305が0x0000〜0x000Cの空間
に、色レジスタ306が0x0010〜0x001Cの
空間に、法線レジスタ307が0x0020〜0x00
2Cの空間に、テクスチャ座標レジスタ308が0x0
040〜0x0048の空間に、それぞれマッピングさ
れている。ここでも、3つの属性レジスタのオフセット
値は「2のn乗×16」の所定関係となる。
【0041】これに対し、同図(b)のアドレステーブ
ル401では、コマンド生成処理実行アドレス格納位置
は数5の関係となる。
【0042】
【数5】Vコマンド生成処理実行アドレス格納位置=0
x0000 CVコマンド生成処理実行アドレス格納位置=0x00
10 NVコマンド生成処理実行アドレス格納位置=0x00
20 CNVコマンド生成処理実行アドレス格納位置=0x0
030 TVコマンド生成処理実行アドレス格納位置=0x00
40 CTVコマンド生成処理実行アドレス格納位置=0x0
050 NTVコマンド生成処理実行アドレス格納位置=0x0
060 CNTVコマンド生成処理実行アドレス格納位置=0x
0070 このように、各属性レジスタのマッピングオフセット値
を基に、各コマンド生成処理の実行アドレスをテーブル
401で設定することで、上述の実施例の場合と同様
に、CPUから書き込まれた任意の順序と組合せに対応
したコマンド生成ルーチンが、判定無しに一義に決定で
き、呼出すことができる。
【0043】図10は、本実施例によるCNTVコマン
ド生成時のデータフローを示す。CPU202からシス
テムバス201を経由してグラフィックスコマンド生成
機能付きバスコントローラ205へ転送されるデータ量
は、合計44バイトとなる。なお、データの順序は任意
である。また、コントローラ205からジオメトリ処理
部206へ転送されるデータ量は、図示のデータ順序に
CNTVオペコードの8バイトが追加され、合計62バ
イトとなる。
【0044】一方、図11は従来例によるCNTVコマ
ンド生成時のデータフローを示す。CPU202が色コ
マンド、法線コマンド、テクスチャ座標コマンド及び頂
点座標コマンドを生成し、各々に8バイトのオペコード
を含む合計88バイトのCNTVコマンドが、システム
バス201及び従来のバスコントローラを経由して、ジ
オメトリ処理部206へ転送される。
【0045】従って、システムバス201上を流れるデ
ータ量を比較すると、本実施例による場合は従来のデー
タ量の1/2になる。すなわち、CPUとシステムバス
の負荷を大幅に低減できるので、汎用の安価な計算機シ
ステムを用いて、テクスチャマッピングを施した高品質
の3次元図形が高速描画できる。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、3次元図形の頂点及び
属性値を保持するレジスタと、3次元座標変換処理装置
のコマンド生成するプログラムをシステムバスコントロ
ーラ上ないし描画装置側に備え、3次元座標変換処理
(ジオメトリ処理)のためのコマンドを生成するので、
CPUやシステムバスのデータ量を低減でき、汎用計算
機システムを用いてのテクスチャマッピングなど、高品
質の3次元図形の描画装置が安価に実現できる効果があ
る。
【0047】また、先頭の頂点レジスタの以降に格納さ
れる各属性レジスタのマッピングオフセット値を一定関
係に定め、かつ、各属性レジスタのオフセット値に基づ
いて対応するコマンド生成プログラムの実行アドレスを
定めているので、書き込みデータの任意の順序と組合せ
に対応するコマンド生成プログラムの呼出しを判定無し
に機械的に決定でき、コマンド生成とそれによる座標変
換を高速化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるグラフィックスコマン
ド生成処理ブロックの処理フロー図。
【図2】本発明の一実施例による3次元図形描画システ
ムの構成を示すブロック図。
【図3】グラフィックスコマンド生成機能付きバスコン
トローラの構成を示すブロック図。
【図4】コマンド生成テーブルのアドレスと処理ルーチ
ンの一例を示す説明図。
【図5】CNTVコマンドのデータ構成を示す説明図。
【図6】グラフィックスコマンド生成機能付きバスコン
トローラのアドレス空間を示す説明図。
【図7】書き込みデータに応じて、コマンド生成プログ
ラムの実行アドレスの指示の遷移を示す説明図。
【図8】図7の続きの実行アドレスの指示の遷移を示す
説明図。
【図9】他の実施例によるバスコントローラのアドレス
空間と、コマンド生成テーブルにおける各プログラムの
実行アドレスを示す説明図。
【図10】本実施例の3次元図形描画システムのデータ
フローを示す説明図。
【図11】従来方式による3次元図形描画システムのデ
ータフローを示す説明図。
【符号の説明】
201…システムバス、202…CPU、203…メモ
リ、204…描画処理装置、205…グラフィックスコ
マンド生成機能付きバスコントローラ、206…ジオメ
トリ処理部、207…レンダリング処理部、208…デ
ジタル/アナログ変換器、209…ディスプレイ、30
1…データ入力FIFO、302…グラフィックスコマ
ンド生成処理ブロック、303…コマンド出力FIF
O、305…頂点レジスタ、306…色レジスタ、30
7…法線レジスタ、308…テクスチャ座標レジスタ、
309…コマンド生成テーブル参照レジスタ、310…
コマンド生成テーブル、401…アドレステーブル、4
02…CNTVコマンド処理プログラム、601…アド
レス空間。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CPUからシステムバスを介して転送さ
    れる3次元図形の描画データに対し、その頂点データ毎
    に1種類以上の属性データを付加して座標変換(ジオメ
    トリ処理)し、フレームメモリへの画素書き込みを行う
    3次元描画方法において、 CPUからシステムバスを介して書き込まれる描画デー
    タの種類別にマッピングアドレスを所定関係により異な
    らせ、かつ前記描画データの全ての組合せのコマンド生
    成プログラムの各々を前記所定関係に基づくアドレスに
    格納しておき、 CPUから書き込まれる属性データの種類と組合せに応
    じて、それらのオフセット値から機械的に定まるアドレ
    スにより、対応するコマンド生成プログラムを呼出して
    書き込まれた描画データの座標変換を行うことを特徴と
    する3次元描画方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記属性データに法線データ(N)、テクスチャ座標デ
    ータ(T)、色データ(C)の3種類(n=3)を含む
    とき、頂点データ(V)のマッピングアドレスを基点と
    して、各属性データのマッピングアドレスの前記所定関
    係を数1で定義されるオフセット値により定め、かつ、
    種類別のオフセット値に基づいて対応するコマンド生成
    プログラムのアドレスを設定することを特徴とする3次
    元描画方法。 【数1】 オフセット値=2のn乗×1種類のバイト数 …(1) ここで、n=0〜2(たとえば、n=0:N,n=1:
    T,n=2:C)。
  3. 【請求項3】 CPUからシステムバスを介して転送さ
    れる3次元図形の描画データに対し、その頂点データ毎
    に1種類以上の属性データを付加して座標変換し、フレ
    ームメモリへの画素書き込みを行う3次元描画装置にお
    いて、頂点データ及び属性データを所定のマッピングオ
    フセットにより種類別に保持するレジスタと、前記描画
    データの組合せ毎に前記座標変換を行うコマンド生成プ
    ログラムを前記マッピングオフセットに基づいて記憶
    し、CPUから書き込まれた描画データの種類別のマッ
    ピングオフセットから対応するコマンド生成プログラム
    を機械的に呼び出して実行するコマンド生成手段を備え
    ることを特徴とする3次元描画装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記レジスタ及び前記コマンド生成手段は、システムバ
    スコントローラ上に設けられることを特徴とする3次元
    描画装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007525768A (ja) * 2004-02-27 2007-09-06 エヌヴィディア コーポレイション テクスチャ要求のためのレジスタベースのキューイング
JP2010277304A (ja) * 2009-05-28 2010-12-09 Fujitsu Semiconductor Ltd 描画データ処理方法、図形描画システム、及び図形描画データ作成プログラム

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