JPH0364079B2 - - Google Patents

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JPH0364079B2
JPH0364079B2 JP59050254A JP5025484A JPH0364079B2 JP H0364079 B2 JPH0364079 B2 JP H0364079B2 JP 59050254 A JP59050254 A JP 59050254A JP 5025484 A JP5025484 A JP 5025484A JP H0364079 B2 JPH0364079 B2 JP H0364079B2
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JP
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still image
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JP59050254A
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JPS60194493A (ja
Inventor
Kazuhiko Nishi
Takatoshi Ishii
Ryozo Yamashita
Takatoshi Okumura
Narimitsu Yamaoka
Minoru Morimoto
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Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
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Publication date
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Priority to DE198585102964T priority patent/DE157254T1/de
Priority to EP85102964A priority patent/EP0157254B1/en
Priority to DE8585102964T priority patent/DE3579023D1/de
Priority to US06/712,253 priority patent/US4731742A/en
Publication of JPS60194493A publication Critical patent/JPS60194493A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 [技術分野] この発明は、CRT表示装置の表示画面上に文
字やキヤラクタ等のドツトパターンをカラー表示
させるとともに、各種の画像データ処理を行うこ
とができるデイスプレイコントローラに関する。
[従来技術] 近年のビデオゲームマシンやその他のグラフイ
ツク表示装置においては、動画と静止画とを併せ
て表示することができるデイスプレイコントロー
ラが用いられる場合が多い。しかしながら、従来
のデイスプレイコントローラにおける静止画表示
は、予め設定されたいくつかのキヤラクタパター
ンを適宜組合せて描画するようにしており、この
結果、複雑な静止画を描画することができないと
いう問題があつた。また、静止画データの一部を
外部機器に供給する場合(例えば、静止画の一部
をプリントアウトする場合など)においては、デ
イスプレイコントローラを制御するCPU(中央処
理装置)側のソフトウエア処理が極めて煩雑にな
つてしまうという欠点があつた。
このように、従来のデイスプレイコントローラ
においては、静止画モードにおける描画能力が充
分でなく、また、静止画データを外部へ送出する
場合におけるソフト処理が煩雑になるという欠点
があつた。
[発明の目的] この発明は上述した事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、静止画の描画能力
を著しく向上させ得るとともに、静止画データの
一部(もしくは全部)を外部機器へ送出する際に
おけるCPU側のソフト処理の負担を著しく低減
させることができるデイスプレイコントローラを
提供するところにある。
[発明の特徴] そして、この発明は上述した目的を達成するた
めに、静止画上の各ドツトの色を各々指定するカ
ラーコードが格納される静止画データエリアと、
外部へ送出するカラーコードの送出元が静止画上
の座標に基づく範囲によつて記憶される送出範囲
記憶手段と、この送出範囲記憶手段が記憶してい
る送出元の範囲を前記静止画データエリア内の各
カラーコードの格納位置に順次変換してカラーコ
ード位置データを作成する位置データ作成手段
と、この位置データ作成手段によつて作成された
カラーコード位置データに対応する格納位置から
カラーコードを順次読み出し、この読み出したカ
ラーコードを外部へ送出するカラーコード転送手
段とを具備することを特徴としている。
[実施例] 以下図面を参照してこの発明の実施例について
説明する。
第1図はこの発明の一実施例の概略構成を示す
ブロツク図である。この図において、1はデイス
プレイコントローラ(以下VDPと略称する)で
あり、VRAM(ビデオラム)2内の画像データに
基づいてCRT表示装置3に動画および静止画を
表示させる。また、VDP1はCPU(中央処理装
置)4から供給される各種コマンドや画像データ
に基づいて、VRAM2の内容を書き換えたり、
あるいは、VRAM2の内容の一部を外部へ転送
するようになつている。5はCPU4で用いられ
るプログラムおよび各種画像データが記憶されて
いるメモリである。
次に、VDP1の各構成要素について説明する。
画像データ処理回路10は、CRT表示装置3の
画面の走査スピードに対応して、VRAM2内の
静止画データおよび動画データをインターフエイ
ス11を介して読み出すとともに、CRT表示装
置3へ画面の走査に必要な同期信号SYNCを出力
する。この場合、静止画データおよび動画データ
は各々表示画上のドツトの色を指定するカラーコ
ード(後述するように2,4あるいは8ビツトの
データ)から成つており、画像データ処理回路1
0は画面のスキヤンに対応して、読み出したカラ
ーコードをカラーパレツト12へ出力する。カラ
ーパレツト12は供給されたカラーコードを
RGB信号に変換しCRT表示装置3へ供給する。
また、画像データ処理回路10はCPU4からイ
ンターフエイス13を介して供給される画像デー
タを、画面の非表示期間(垂直帰線期間等)にお
いてVRAM2へ書き込むようになつており、さ
らに、VRAM2をアクセスしている時(書き込
みおよび読み出し時)は、信号S1をコマンド処
理回路15へ供給して、アクセス中であることを
知らせるようになつている。
コマンド処理回路15は、CPU4からインタ
ーフエイス13を介して供給される各種のコマン
ドに基づき、予め設定されている所定の手続きに
従つて、VRAM2内の静止画データの書き換え
や、外部への静止画データの転送を行う回路であ
る。このコマンド処理回路15は画像データ処理
回路10から信号S1が供給されている時は、
VRAM2へのアクセスが禁止されるようになつ
ている。
ここで、この実施例における静止画表示につい
て説明する。この実施例においては、静止画表示
のモードが複数設定されており、大別すると8×
8または8×6画素程度のパターンを適宜選択し
て表示画上に描画するパターンモードと、画面を
構成する全ドツトを個々に色指定するドツトマツ
プモードとに分かれる。この場合、パターンモー
ドは従来のデイスプレイコントローラの処理と略
同様であるのでその説明を省略し、ドツトマツプ
モードについてのみ説明を行う。
この実施例におけるドツトマツプモードには、
G,G,G,Gの4種のモードがあり、
ここで、各モードにおけるVRAM2内の静止画
データと表示位置の対応関係について説明する。
Gモード このGモードは第2図イに示すように、
256×192ドツトの画面構成になつており、この
画面を構成する全ドツトのカラーコードが同図
ロに示すVRAM2の静止画データエリア2a
内に格納されている。また、Gモードにおけ
るカラーコードは、4ビツトで構成されてお
り、このカラーコードが同図ハに示す順序で静
止画データエリア2a内に格納されている(1
アドレスに2個づつ)。このGモードではカ
ラーコードが4ビツトであるから、1ドツトに
つき16色まで指定することができる。また、静
止画データエリア2aの容量は図示のように
24576バイト必要になる。VRAM2内のエリア
2cは動画表示に必要な各種データが記憶され
るエリアであり、エリア2bは通常は使用され
ない予備エリアである。この場合、予備エリア
2bは静止画データエリア2aの続き番地に割
り当てられており、必要に応じて静止画表示用
のカラーコードを格納し得るようになつてい
る。
Gモード このGモードは第3図イに示すように、
512×192ドツトの画面構成になつており、全ド
ツトのカラーコードがGモードと同様に静止
画データエリア2aに格納される。また、G
モードにおけるカラーコードは、2ビツトで構
成されており、このカラーコードが同図ハに示
す順序で静止画データエリア2aの1アドレス
に4個づつ格納されている。また、静止画デー
タエリア2aの容量はGモードと同様に
24576バイト必要になる。これは、Gモード
ではx軸方向のドツト数がGモードの2倍と
なつているが、カラーコードのビツト数がG
モードの1/2となつているからである。そして、
カラーコードが2ビツトであるから、1ドツト
に対し4色まで指定することができる。なお、
VRAM2内のエリア2b,2cについては、
Gモードと同様である。
Gモード このGモードは第4図イに示すように、
512×192ドツトの画面構成になつており、カラ
ーコードはGモードと同様に4ビツトで構成
されている。この結果、静止画データエリア2
aの容量は、Gモードの2倍の49152バイト
となつており(同図ロ)、また、同静止画デー
タエリア2a内のカラーコードの並び順は同図
ハに示すようになつている。
Gモード このGモードにおいては、カラーコードが
8ビツトで構成されており、この結果、表示画
上の1ドツトに対し、256色の色指定を行うこ
とができる。また、画面構成は第5図イに示す
ように256×192ドツトとなつており、静止画デ
ータエリア2aの容量はGモードと同様に
49152バイトとなつている。そして、同静止画
データエリア2a内のカラーコードの並び順
は、第5図ハに示すように1アドレスに1個づ
つ格納されている。
前述したコマンド処理回路15は、上記ドツト
マツプモードG〜Gにおいてのみ、静止画デ
ータエリア2a内のカラーコードの転送や書き換
えを所定のコマンドに従つて制御するようになつ
ている。次に、コマンド処理回路15の詳細につ
いて説明する。
第6図はコマンド処理回路15の構成を示すブ
ロツク図であり、この図において20はCPU4
が出力するコマンドデータを格納するコマンドレ
ジスタである。この実施例におけるコマンドに
は、データの転送・書き換えを高速に行なわせる
ハイスピードムーブ命令のグループと、データの
転送・書き換えを行う際に転送するデータと転送
先にすでに存在するデータとの間で、アンド,オ
ア,ノツトもしくはイクスクル−シブオア等の論
理演算を行うロジカルオペレート命令のグループ
とに分かれており、コマンドデータの上位4ビツ
トがコマンド指定データになつている。そして、
ロジカルオペレート命令が指定された場合におけ
るコマンドデータの下位4ビツトが、いかなる論
理演算(アンド,オア…等)を行うかを指定する
ようになつている。コマンドレジスタ20の上位
4ビツトのコマンド指定データは、コマンドデコ
ーダ21によつてデコードされた後、マイクロプ
ログラムROM(以下μプログラムROMと称す)
22、ジヤンプコントローラ23およびハイスピ
ードムーブ検出回路24に供給される。μプログ
ラムROM22には、各種コマンドに対応するマ
イクロプログラムが複数記憶されており、コマン
ドデコーダ21の出力信号によつて選択されたマ
イクロプログラムが、プログラムカウンタ25の
カウント出力OT2のカウントアツプに対応して
順次読み出されてμインストラクシヨンデコーダ
(以下μIDという)26に供給される。このμID2
6はμプログラムROM22から読み出された命
令を、プログラムカウンタ25のカウント出力
OT1のカウントアツプに従つて解析し、解析結
果を演算およびレジスタ回路(以下ARCと略称
する)27へ供給するとともに、解析結果から各
種の制御信号(JMP1,JMP2およびVAS)を
適宜作成して出力する。この場合、カウント出力
OT1は3進、OT2は18進となつており、また、
カウント出力OT2はカウント出力OT1が一巡
する毎に1インクリメントされるようになつてい
る。すなわち、μプログラムROM22から読み
出される1命令に対し、μID26の解析処理は3
ステツプを要するようになつている。また、プロ
グラムカウンタ25の端子CKはクロツク入力端
子、Rはリセツト端子、PSはプリセツト端子で
あり、Cはカウント中断端子である。28は
VRAMアクセスコントローラであり、以下に述
べる処理を行う。今、μプログラムROM22か
ら出力される命令が、VRAM2のアクセスを必
要とする命令であつたとすると、μID26は信号
VASをVRAMアクセスコントローラ28へ供給
する。そして、VRAMアクセスコントローラ2
8は、信号VRSが供給された時に信号S1が出
力されているかどうか、(すなわち、画像データ
処理回路10がVRAM2をアクセス中であるか
どうか)を調べ、信号S1が出力されていれば、
信号S3をプログラムカウンタ25の端子Cに供
給して、プログラムカウンタ25のカウント動作
を中断させる。この結果、μID26は命令の解析
処理に移ることができず、アクセス待機状態とな
る。一方、信号S1が出力されていなければ、
VRAMアクセスコントローラ28は信号S3を
出力せず、この結果、μID26は直ちに命令の解
析処理に移ることができ、VRAM2へのアクセ
スが実行される。このように、VRAMアクセス
コントローラ28は、コマンド処理回路15と画
像データ処理回路10とのアクセス競合を回避す
る機能を果たしている。
次にジヤンプコントローラ23は、マイクロプ
ログラム中の各種ジヤンプ命令に対するジヤンプ
先アドレスをコントロールするものであり、内部
にジヤンプ先選別用のフリツプフロツプFF1,
FF2を有している。この場合、フリツプフロツ
プFF1は、ARC27内の演算結果判別回路55
(第7図参照)から出力される各検出信号<−>,
<0>,<256>,<512>(これらの検出信号の意
味については後述する)のいずれかの信号と、信
号JMP1とによつてセツトされ、また、フリツ
プフロツプFF2は信号<−>,<0>のいずれか
の信号と、信号JMP2とによつてセツトされる
(FF1,2のリセツト信号系路は説明の煩雑を避
けるために図示省略する)。そして、ジヤンプコ
ントローラ23は、フリツプフロツプFF1,2
の状態カウント出力OT2の値およびコマンドデ
コーダ21の出力信号に基づいてジヤンプ先アド
レスを作成し、このジヤンプ先アドレスをプログ
ラムカウンタ25のプリセツト端子PSへ出力す
る。プログラムカウンタ25は端子PSにジヤン
プ先アドレスが供給されると、直ちにカウント出
力OT2として出力し、この結果、実行中のマイ
クロプログラムの処理が、ジヤンプ先アドレスの
命令へ移る。
ハイスピードムーブ検出回路24は、コマンド
デコーダ21の出力信号に基づいて、現時点にお
いて処理するコマンドがハイスピードムーブ命令
のグループに属する命令であるかどうかを検出
し、ハイスピードムーブ命令であることが検出さ
れると、信号S2を画像データ処理回路10へ出
力する。そして、画像データ処理回路10は、信
号S2が供給されている間は、動画表示処理を禁
止状態にする。これは、ハイスピードムーブ命令
においては、コマンド処理回路15が画像データ
処理回路10の動画処理に割り当てられているタ
イムスロツトをも使用して、VRAM2にアクセ
スする必要があるためである。
次にロジカルオペレーシヨンデコーダ30は、
コマンドレジスタ20の下位4ビツト内のデータ
(ロジカルオペレート命令における演算の種類を
指定するデータ)をデコードし、このデコード結
果をARC27内のLOPユニツト40(第7図参
照)に供給する。LOPユニツト40はLOPデコ
ーダ30から供給される信号によつて指定された
論理演算を行うが、その動作の詳細については後
述する。
31はモードレジスタであり、前述したドツト
マツプモードG〜Gのいずれかを指定するデ
ータがCPU4によつて書き込まれ、書き込まれ
たデータがARC27に供給される。32はアー
ギユメントレジスタであり、第8図イに示すよう
に8ビツトのレジスタである。このレジスタの第
2,第3ビツトには、VRAM2内のカラーコー
ドを転送する場合や、書き換える場合における方
向(この方向については後述する)を指定するデ
ータが書き込まれる。33はコマンド処理回路1
5の処理状態等をCPU4に示す各種のフラグか
ら成るフラグレジスタであり、第8図ロに示すよ
うに、TR,BD,CEフラグ(これらのフラグの
機能については後述する)等から成つている。3
4はフラグ制御回路であり、カウント出力OT
2,ARC27の出力信号およびCPU4からのラ
イト信号Wに基づいて、フラグレジスタ33内の
各フラグのセツト、リセツトを制御する回路であ
る。
次いで、ARC27について説明する。
ARC27は第7図に示すように、多数のレジ
スタ40〜51(これらのレジスタには図示のよ
うな名称が付されており、以下の説明において
は、この名称によつて指示する)と、アドレスデ
ータをシフトするアドレスシフタ52と、各種デ
ータの加減算を行う加減算回路53と、カラーコ
ードデータのビツトシフトを行うデータシフタ5
4と、加減算回路53の演算結果が負か、0か、
256か、512かを各々検出し、この検出結果をジヤ
ンプコントローラ23へ供給する演算結果判別回
路55と、前述したLOPユニツト40とから成
つている。そして、ARC27はCBU56を介し
てコマンド処理回路15内の他の構成要素および
CPU4とデータの授受を行い、IBUS57を介し
て内部のデータ授受を行う。また、VDBUS58
はVRAMデータバスであり、VABUS59は
VRAM用アドレスバスである。
次に、上述した構成によるこの実施例の動作に
ついて説明する。なお、この実施例には種々の動
作モードおよびコマンドが設定されているが、説
明の煩雑を避けるために、この発明の要旨に係わ
るモードおよびコマンドについてのみ説明する。
静止画データエリア2a内のカラーコード
を、1バイト単位で外部機器へ高速転送するハ
イスピードムーブ動作の場合。
まず、ハイスピードムーブ時におけるカラーコ
ード送出の概要について説明する。第9図イ〜ハ
は各々G(G)モード、Gモード、Gモ
ードにおける表示面上のドツトの座標と、各座標
のドツトの色を指定するカラーコードとの対応を
示す図であり、実線で囲まれたブロツクが静止画
データエリア2aの1バイトに対応している。こ
の図に示すように、G(G)モードでは1バ
イトで2ドツト分、Gモードでは1バイトで4
ドツト分、Gモードでは1バイトで1ドツト分
の色を各々指定している。そして、このハイスピ
ードムーブ動作においては、カラーコードをバイ
ト単位で送出するようにしており、この結果、G
(G)モードでは2ドツト分を1度に、G
モードでは4ドツト分を1度に、また、Gモー
ドで1ドツト分を1度に送出するようにしてい
る。また送出すべき1バイト分のカラーコード
は、静止画データエリア2aの各アドレスから
各々送出されるようになつており、例えば、ブロ
ツク転送を行う場合は、第10図の実線斜線で示
すようなエリアから送出するようにし、同図に破
線斜線で示すようなエリア(静止画データエリア
2a内のバイト途中にかかるエリア)からの送出
は行なわないようになつている。なお、第10図
は表示画面を示し、長方形のブロツクは静止画デ
ータエリア2aの1バイトに対応している。
さて、第11図は上述のハイスピードムーブの
処理過程に対応するフローチヤートである。以
下、このフローチヤートを参照して、この場合の
動作について説明する。
まず、CPU4はステツプCP1において、送出
すべきカラーコードの送出元エリアを静止画面の
座標に基づいて指定する。以下に、この場合のエ
リアの指定方法を第12図(表示画面を示す図)
を参照して説明すると、まず、基準となる点Pの
x,y座標をレジスタSX,SYに各々書き込む。
次に、x方向のドツト数およびy方向のドツト数
を各々レジスタNX,NYに書き込む。この時ア
ーギユメントレジスタ32(第8図イ)の第2ビ
ツト(以下DIRXビツトという)を“0”にして
おくと、レジスタNXに書き込まれたドツト数は
+x方向に対してとられ、DIRXビツトを“1”
にしておくと、レジスタNXに書き込まれたドツ
ト数は−x方向に対してとられる。また同様に、
レジスタNYに書き込まれたドツト数は、アーギ
ユメントレジスタ32の第3ビツト(以下DIRY
ビツトという)を“0”にしておくと、+y方向
(図面下方)に対してとられ、DIRYビツトを
“1”にしておくと、−y方向に対してとられる。
すなわち、DIRXビツトおよびDIRYビツトの内
容を“0”にするか“1”にするかで、点Pを中
心にする〜のエリアのいずれかを選択するこ
とができる。
次に、CPU4はコマンドレジスタ20に上述
の動作に対応するコマンド(以下、このコマンド
HMCMという:High Speed Move VRAM to
CPU)を書き込む(ステツプSP1)。そして、コ
マンドレジスタ20にコマンドが書き込まれる
と、フラグ制御回路34はフラグレジスタ33内
のCEフラグをセツトし、コマンドが書き込まれ
たことをCPU4に知らせる(ステツプSP2)。こ
の場合、CEフラグがセツトされている間は、
CPU4は新たなコマンドをコマンドレジスタ2
0に対して書き込めないようになつている。そし
て、コマンド処理回路15はステツプSP3に移
り、レジスタSX,NXの内容を各々レジスタ
SXA,NXAへ転送する(レジスタSX,NXの内
容自体は変化しない)。そして、ステツプSP4へ
移り、VRAM2の読み出し処理を行う。ここで、
ステツプSP4における処理について説明する。
今、仮りにGモードが選択されているとし、
表示画面上の座標(x,y)からカラーコードの
送出を行う場合について考えてみる。
この場合は、まず座標(x,y)に対応する静
止画データエリア2a内のアドレスを算出する。
このGモードにおいては、第2図ハに示すよう
な順序で、4ビツトのカラーコードが静止画デー
タエリア2aのアドレス0から順に格納されてい
るから、座標(x,y)に対応するアドレスは、
なる式によつて求められる。したがつて、レジス
タSY内のデータ(y座標に対応)を7ビツト上
位側へシフトするとともに、レジスタSXA内の
データ(x座標に対応)を1ビツト下位側へシフ
トして2-1のビツトを無視し、これらのシフト後
のデータを合成すれば座標(x,y)に対応する
アドレスを作成することができる。
また、同様にしてGモード〜Gモードにお
けるアドレス算出は、各々次式によつて求めるこ
とができる。
そして、(2)式から判るようにGモードにおい
ては、レジスタSY内のデータを7ビツト上位側
へシフトするとともに、レジスタSXA内のデー
タを2ビツト下位側へシフトして2-1,2-2のビツ
トを無視し、これにより、アドレスデータを作成
する。同様に、Gモードにおいては、(3)式から
判るようにレジスタSY内のデータを8ビツト上
位側へシフトするとともに、レジスタSXA内の
データを1ビツト下位側へシフトして2-1のビツ
トを無視し、これによつてアドレスデータを作成
する。また、Gモードにおいては、(4)式から判
るように、レジスタSY内のデータを8ビツト上
位側へシフトし、このシフト後のデータにレジス
タSXA内のデータをそのまま合成してアドレス
データを作成する。
そして、この実施例においては、上述したアド
レスデータの作成を第7図に示すアドレスシフタ
52が行つている。すなわち、アドレスシフタ5
2は、モードレジスタ31内のモード指定データ
に基づいて、レジスタSXA内のデータのシフト
数を決め、このシフト数分だけデータをシフトダ
ウンした後、VABUS59の下位側AL(8ビツ
ト)に出力する。また、アドレスシフタ52はG
モード、Gモードの時にはレジスタSY内の
データをそのままVABUS59の上位側AH(8
ビツト)に出力し(結果的に8ビツトシフトアツ
プしたことになる)、G,Gモードの時には
レジスタSY内のデータを1ビツトシフトダウン
して最下位ビツトをVABUS59の下位側ALの
最上位ビツトに出力するとともに、その他のビツ
トをVABUS59の上位側AHに出力する(結果
的に7ビツトシフトアツプしたことになる)。
一方、第6図に示すμID26は、ステツプSP4
における処理がVRAM2をアクセスする処理で
あることを検出すると、VRAMアクセスコント
ローラ28へ信号VASを出力する。この結果、
VRAMアクセスコントローラ28は信号S1が
出力されているかどうかを調べ、コマンド処理回
路15と画像データ処理回路10とのアクセス競
合を回避する。そして、信号S1が出力されてい
なければ(あるいは信号S1が停止すると)、
ARC27は上述した処理によつて得られたアド
レスデータに基づいてVRAM2をアクセスし、
アクセスしたアドレス内にカラーコード(1バイ
ト分)をVDBUS58を介してレジスタLOR内に
転送する。したがつて、G,Gモードにおい
ては2ドツト分、GVモードにおいては4ドツト
分、Gモードにおいては1ドツト分のカラーコ
ードが、この時点でVRAM2内からレジスタ
LOR内へ送出される。以上が、ステツプSP4にお
ける処理である。
そして、コマンド処理回路15は、ステツプ
SP4を終了すると、ステツプSP5へ移つてTRフ
ラグ(第8図ロ参照)がリセツトされているかを
判定する。このステツプSP5での判定が「NO」
の場合はループl1を循環し、「YES」場合はス
テツプSP6へ移つてレジスタLORの内容をレジス
タCLRに転送し(ステツプSP6)、さらにステツ
プSP7へ移つてTRフラグをセツトする。一方、
CPU4はステツプSP7においてTRフラグがセツ
トされると、これを検出した後にレジスタCLR
の内容を読み出す(ステツプCP2)。この場合、
TRフラグがセツトされていなければ、CPU4は
読み出し動作を行なわず、待機状態となる。そし
て、CPU4はレジスタCLR内のカラーコードを
読み出した後にTRフラグをリセツトする(ステ
ツプCP3)。
このように、TRフラグがリセツトされている
場合は、コマンド処理回路15がレジスタCLR
に対しカラーコード転送可能状態となり、CPU
4がレジスタCLRに対し読み出し禁止状態とな
る。また、TRフラグがセツトされている場合
は、上述とは逆に、CPU4がレジスタCLRに対
し読み出し可能状態となり、コマンド処理回路1
5がレジスタCLRに対しカラーコード転送禁止
状態となる。すなわち、TRフラグによつて、
CPU4とコマンド処理回路15とがハンドシエ
イクを行うようになつている。
また、CPU4はステツプCP2においてレジス
タCLR内のカラーコードを読み込むと、直ちに
TRフラグをリセツトするから、同一のカラーコ
ードを2度読みすることはない。
次に、第11図に示すステツプSP8での処理に
ついて説明する。
このステツプSP8においては、レジスタNXA
の内容から値k1を減算し、この減算結果を再び
レジスタNXAへ代入する。この場合の値k1は1
度に何ドツト分のカラーコードを送出するかに対
応しており、したがつて、G,Gモードでは
2、Gモードでは4、Gモードでは1となつ
ている。そして、このステツプSP8における演算
は第7図に示す加減算回路53によつて行なわれ
る。すなわち、加減算回路53では、モードレジ
スタ31内のモード指定データに基づいて、上述
のk1の値を決定し、このk1の値とレジスタNXA
の値とからこのステツプにおける演算を行う。ま
た、このステツプSP8での演算結果は、1水平ラ
インにおいて、何ドツト分のカラーコードが未だ
転送されていないかを示している。
次いで、ステツプSP9へ移ると、μID26が信
号JMP1を出力し、また、ジヤンプコントロー
ラ23が演算結果判別回路55から<0>検出信
号が出力されているかを判定する。この判定が
「YES」の場合は、ジヤンプコントローラ23は
内部のフリツプフロツプFF1をセツトする(ス
テツプSP10)。この場合、ステツプSP9での判定
が「YES」となることは、1水平ラインにおけ
るカラーコードの転送が終了したことを意味して
いる。
次に、ステツプSP12では、レジスタSXAの内
容に値k2を加算もしくは減算し、この演算結果
を再びレジスタSXAに代入する。この場合、k2
の値はモードによつて異なり、G,Gモード
では2、Gモードでは4、Gモードでは1と
なつている。また、加算を行うが減算を行うか
は、アーギユメントレジスタ32内のDIRXビツ
ト(第8図イ参照)の内容によつて決まり、
DIRXビツトが“0”の場合は加算、DIRXビツ
トが“1”の場合は減算を行うようになつてい
る。このステツプSP12における演算結果は、次
のカラーコードの送出元のx座標に対応する。そ
して、この演算処理は、第7図に示す加減算回路
53が、モードレジスタ31内のモード指定デー
タとDIRXビツトの内容に基づいて、k2の値を決
定するとともに加算か減算かを決定して行うよう
になつている。
次に、ステツプSP13に移ると、μID26が信号
JMP1を出力し、また、ジヤンプコントローラ
23が演算結果判別回路55の各検出信号に基づ
いて所定の判定を行う。ここで、ジヤンプコント
ローラ23の判定処理について説明する。
まず、DIRXビツトが“0”(表示面を右方向
へスキヤンするようにしてデータ送出を行う場
合)で、モードがG,Gの時は、演算結果判
別回路55から<256>信号が出力されているか
を判定する。この場合、加減算回路53の出力信
号はステツプSP12の演算結果、すなわち、レジ
スタSXAの内容に対応している。したがつて、
ステツプSP13での判定はレジスタSXAの内容が
256かどうかを判定する処理となる。そして、レ
ジスタSXAの内容が256であるということは、次
に送出を行うカラーコードのx座標が、表示画面
の右側にはみ出しているということになり、この
場合は、後述する処理によりこのカラーコードの
転送を行なわないようにしている。また、モード
がG,Gの場合は、上述と同様の理由で、演
算結果判別回路55から<512>信号が出力され
ているかを判定する。
一方、DIRXビツトが“1”の場合(表示面を
左方向へスキヤンするようにしてデータ送出を行
う場合)は、モードに依らず、<−>信号(負検
出信号)が出力されているかを判定する。そし
て、<−>信号が出力されている場合は、次に送
出を行うカラーコードのx座標が、表示画面の左
側にはみ出している場合であり、この場合にもカ
ラーコードの転送は行なわないようにしている。
そして、ステツプSP13における判定結果が
「YES」の場合は、ジヤンプコントローラ23は
内部のフリツプフロツプFF1をセツトする(ス
テツプSP14)。
次に、ステツプSP15に移ると、フリツプフロ
ツプFF1がセツトされているかを判定し、「YES」
の場合はステツプSP16へ移り、「NO」の場合は
ステツプSP4へ戻る。このステツプSP15におけ
る処理はジヤンプコントローラ23によつて行な
われる。すなわち、ジヤンプコントローラ23は
内部のフリツプフロツプFF1がセツトされてい
るかどうかを判定し、セツトされている場合はジ
ヤンプ先アドレスを出力しない。この結果、カウ
ント出力OT2がそのままインクリメントされて
ゆき、μプログラムROM22からは次のステツ
プの命令(なわち、ステツプSP16における処理)
が読み出される。
一方、フリツプフロツプFF1がセツトされて
いない場合は、ジヤンプコントローラ23は現時
点におけるカウント出力OT2と、コマンドデコ
ーダ21から供給されるコマンドデータに基づい
てジヤンプ先アドレスを作成し(この場合は、ス
テツプSP4に対応するアドレス)、このジヤンプ
先アドレスをプログラムカウンタ25のプリセツ
ト端子PSに供給する。この結果、処理がステツ
プSP15からSP4へ移る。
そして、ステツプSP15での判定が「NO」を維
持すると、コマンド処理回路15の処理はステツ
プSP4〜SP15を循環する。この循環ループにお
いては、ステツプSP12の処理により、レジスタ
SXAの内容が順次インクリメント(あるいはデ
クリメント)されるから、静止画データエリア2
a内から送出されるカラーコードは、表示面上を
右方に(あるいは左方に)スキヤンするように送
出されてゆく。
一方、ステツプSP15での判定が「YES」とな
つてステツプSP16へ移ると、フリツプフロツプ
FF1がリセツトされるとともに、レジスタSX,
NXの内容が各々レジスタSXA,NXAへ転送さ
れる。このステツプSP16における処理はステツ
プSP3における処理と同じであり、すなわち、ス
テツプSP16においては、レジスタSXA,NXA
の内容を元の値に戻している。そして、ステツプ
SP17に移ると、レジスタNYの内容から1を引
き、この演算結果を再びレジスタNYに代入す
る。この演算は前述した場合と同様に加減算回路
53によつて行なわれる。
次に、ステツプSP18に移ると、μID26が信号
JMP2を出力し、また、ジヤンプコントローラ
23が演算結果判別回路55から<0>信号が出
力されているか、すなわち、ステツプSP17にお
ける演算結果が「0」になつたかを調べる。そし
て、<0>信号が出力されている場合は、内部の
フリツプフロツプFF2をセツトする(ステツプ
SP19)。この場合、ステツプSP17での演算結果
が「0」になるということは、カラーコードの送
出がすべて終了したことを意味する。
次いで、ステツプSP20へ移ると、レジスタDY
の内容に1を加算あるいは減算するが、加算か減
算かの選択はアーギユメントレジスタ32の
DIRYビツトの内容によつて決まる。すなわち、
DIRYビツトが“0”の場合は加算が行なわれ、
DIRYビツトが“1”の場合は減算が行なわれ
る。また、レジスタDYの内容は送出元のy座標
に対応するから、このステツプSP20においては、
次に送出するカラーコードのy座標が決定され
る。
ここで、DIRXビツト、DIRYビツトの内容に
よるデータ送出の方向性について説明する。第1
3図イ〜ニは、各々DIRXビツト、DIRYビツト
が(0,0),(0,1),(1,1),(1,0)の
場合におけるデータ送出の方向性を示す図であ
り、図において一点鎖線で囲まれた部分は送出元
のエリア(表示面対応エリア)を示している。こ
の場合、同図イ〜ニに示す各エリアは各々第12
図に示すエリア〜に対応している。
さて、ステツプSP20におけるy座標算出が終
了すると、コマンド処理回路15の処理はステツ
プSP21へ移る。このステツプSP21においては、
μID26が信号JMP2を出力し、また、ジヤンプ
コントローラ23が演算結果判別回路55から<
−>信号が出力されているか、すなわち、ステツ
プ20における演算結果が負になつているかを判定
する。そして、<−>信号が出力されている場合
はフリツプフロツプFF2をセツトする(ステツ
プSP22)。この場合、ステツプ20における演算結
果が負になるということは、次に送出を行うカラ
ーコードのy座標が表示画面の上端からはみ出す
場合であり、この場合はステツプSP23における
ジヤンプ処理によつて、このコードの送出を行な
わず、動作を終了するようにしている。また、ス
テツプ20における演算結果が負になる場合は、
DIRYビツトが“1”となつている場合のみであ
る(第13図ロ,ハ参照)。
次にステツプSP20に移るとフリツプフロツプ
FF2がセツトされているかを判定し、「YES」の
場合はステツプSP24へ移り、「NO」の場合はス
テツプSP4へ戻る。このステツプ23の処理はジヤ
ンプコントローラ23によつて行なわれる。すな
わち、ジヤンプコントローラ23は、フリツプフ
ロツプFF2がリセツトされている場合は、ステ
ツプSP4に対応する飛び先アドレスをプログラム
カウンタ25のプリセツト端子PSに供給し、フ
リツプフロツプFF2がセツトされている場合は、
μプログラムのエンドアドレスに対応する「17」
をプリセツト端子PSに供給する。そして、プロ
グラムカウンタ25のカウント出力OT2が
「17」になると、フラグ制御回路34がCEフラグ
(第8図ロ参照)をリセツトし(ステツプSP24)、
一連のカラーコード転送動作が終了する(ステツ
プSP25)。
一方、CEフラグがリセツトされると、CPU4
はコマンドHMCMの処理が終了したことを検知
し、また、コマンドレジスタ20は新たなコマン
ドの書き込み可能状態となる。
このように、第11図に示すフローチヤートに
従う処理を行うことにより、静止画データエリア
2a内のカラーコードが、第13図イ〜ニのいず
れかに示す転送順序で、CPU4側へ送出されて
ゆく。
なお、上述した説明から明らかなように、コマ
ンド処理回路15に対して、カラーコードの送出
元のエリアと送出の方向を指定すれば、静止画デ
ータエリア2a内のカラーコードを自動的に
CPU4側へ送出することができる。
静止画データエリア2a内のカラーコード
を、ビツト単位で外部機器へ送出するロジカル
オペレート動作の場合。
まず、ロジカルオペレート命令におけるカラー
コード転送の概要について説明する。この命令に
おけるカラーコードの転送は前述のコマンド
HMCMにおけるバイト単位のカラーコード送出
ではなくビツト単位(正確には2ビツト,4ビツ
ト,8ビツトのいずれかを送出単位とし、いい換
えればカラーコード単位)の送出動作を行う。し
たがつて、各モードG〜Gの各々において、
第10図の実線斜線で示すようなエリアからの送
出も、また、破線斜線で示すようなエリア(バイ
ト途中にかかるエリア)からの送出も行うように
なつている。
そして、上述した動作を行う場合は、第11図
に示すステツプSP4とSP5との間に第14図に示
すステツプSP30が介挿される。このステツプ
SP30ではレジスタLOR内のカラーコードを、デ
ータシフタ54へ転送し、このデータシフタ54
によつて前記カラーコードをシフトダウンする。
そして、この場合のシフトダウン数は、選択され
ていモードG〜GとレジスタSXAの内容に
よつて決まる。以下に、このシフトダウン動作お
よびシフトダウンの機能について述べる。
第15図イ,ロ,ハは、各々G(G)モー
ド、Gモード、Gモードの各々において静止
画データエリア2aからCPU4へ送出されるデ
ータの状態を示しており、図に斜線を付した部分
にカラーコードが格納されている。
今、仮りにG(G)モードにおいてカラー
コードの送出を行う場合について考えてみると、
このモードにおける静止画データエリア2a内に
は、第2図ハに示すような順序でカラーコードが
格納されているから、例えば静止画データエリア
2aの各アドレス内の上位側4ビツトからカラー
コードの転送を行う場合は、静止画データエリア
2aから出力されるデータを4ビツトシフトダウ
ンした後にCPU4へ転送する必要がある。そし
て、シフトダウンを行うか否かの判断は送出元の
x座標によつて決まり、すなわち、x座標が偶数
の時はシフトダウンを行い、奇数のときはシフト
ダウンを行なわないようにしている。また、偶
数、奇数の判断はレジスタSXAの最下位ビツト
によつて判断することができる。したがつて、第
7図に示すデータシフト54はモードレジスタ3
1内のモード指定データに基づいてシフト数を決
定し、また、レジスタSXAの最下位ビツトの内
容に基づいてシフトするか否かを決定する。
また、Gモードにおける静止画データエリア
2a内には第3図ハに示すような順序でカラーコ
ードが格納されており、1アドレスに4個のカラ
ーコードが格納されている。この場合、1アドレ
ス内のカラーコードの格納位置を第16図に示す
ようにa,b,c,dとすると、位置aからカラ
ーコードの送出を行う場合は、6ビツトシフトダ
ウンする必要があり、また、位置b,cから送出
を行う場合は、各々4ビツト,2ビツトのシフト
ダウンを行う必要がある。送出元の座標が位置a
〜dのいずれに対応するかは、レジスタSXAの
下位2ビツトの内容によつて判断することができ
る。すなわち、レジスタSXAの下位2ビツト
(D1,D0)が、(0,0),(0,1),(1,0),
(1,1)の時は、各々位置a,b,c,dに対
応する。したがつて、データシフタ54はモード
レジスタ31内のモード指定データと、レジスタ
SXAの下位2ビツトの内容に基づいてシフト数
を決定する。
一方、Gモードにおいては、カラーコードが
8ビツトで構成されているから、静止画データエ
リア2aから出力されるデータ(第15図ハ)
は、シフトダウンせずにCPU4側へ送出すれば
よいから、シフト処理は不要となる。
そして、上述のようにしてシフト処理がなされ
たカラーコードは、再びレジスタLORに代入さ
れ、これにより、ステツプSP30における処理が
終了する。
このステツプSP30の処理が終了すると、第1
1図に示すステツプSP5,SP6へ移り、レジスタ
LOR内のカラーコードがレジスタCLRに転送さ
れる。その後は同図に示す処理と同様の処理とな
るが、ステツプSP8,SP12における定数k1,k2
の値は、G〜Gモードのいずれにおいても共
に1である。これは上述したロジカルオペレート
命令の場合におけるカラーコードの転送は、常に
1ドツト単位で行なわれるからである。したがつ
て、カラーコードの転送元のエリア指定に制約が
ないという利点がある。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明によれば、静止
画上の各ドツトの色を各々指定するカラーコード
が格納される静止画データエリアと、外部へ送出
するカラーコードの送出元が静止画上の座標に基
づく範囲によつて記憶される送出範囲記憶手段
と、この送出範囲記憶手段が記憶している送出元
の範囲を前記静止画データエリア内の各カラーコ
ードの格納位置に順次変換してカラーコード位置
データを作成する位置データ作成手段と、この位
置データ作成手段によつて作成されたカラーコー
ド位置データに対応する格納位置からカラーコー
ドを順次読み出し、この読み出したカラーコード
を外部へ送出するカラーコード転送手段とを具備
したので、静止画をドツト単位で描画し得てその
表示能力が向上し、さらに、静止画データの一部
を外部機器へ供給する際(例えば、静止画の一部
をプリントアウトする場合)などにおいて、
CPU側のソフト処理の負担を著しく低減させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の概略構成を示す
ブロツク図、第2図〜第5図は各々同実施例にお
ける静止画モードG〜Gを説明するための表
示面とVRAM2の概念図、第6図は第1図に示
すコマンド処理回路15の構成を示すブロツク
図、第7図は第6図に示す演算およびレジスタ回
路27の構成を示すブロツク図、第8図イ,ロは
各々アーギユメントレジスタ32およびフラグレ
ジスタ33の内容を示す図、第9図イ〜ハは各表
示モードにおける表示面上の座標とカラーコード
との関係を示す説明図、第10図はカラーコード
の送出元エリアの態様を示す図、第11図は同実
施例におけるコマンドHMCMの処理過程を示す
フローチヤート、第12図は同実施例における送
出元エリアの指定方法を示す説明図、第13図イ
〜ニは同実施例におけるカラーコードの送出方向
を示す図、第14図は同実施例におけるロジカル
オペレート命令の処理過程の一部を示すフローチ
ヤート、第15図イ〜ハは各々ロジカルオペレー
ト命令実行時において送出されるデータの状態を
示す概念図、第16図は第7図に示すデータシフ
タ54の動作を説明するための説明図である。 2a……静止画データエリア、28……
VRAMアクセスコントローラ(カラーコード転
送手段)、32……アーギユメントレジスタ(送
出範囲記憶手段)、52……アドレスシフタ(位
置データ作成手段)、54……データシフタ(デ
ータシフト手段)、SX,SY,NX,NY……レジ
スタ(送出範囲記憶手段)、GLR,LOR……レジ
スタ(カラーコード転送手段)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 静止画上の各ドツトの色を各々指定するカラ
    ーコードが格納される静止画データエリアと、外
    部へ送出するカラーコードの送出元が静止画上の
    座標に基づく範囲によつて記憶される送出範囲記
    憶手段と、この送出範囲記憶手段が記憶している
    送出元の範囲を前記静止画データエリア内の各カ
    ラーコードの格納位置に順次変換してカラーコー
    ド位置データを作成する位置データ作成手段と、
    この位置データ作成手段によつて作成されたカラ
    ーコード位置データに対応する格納位置からカラ
    ーコードを順次読み出し、この読み出したカラー
    コードを外部へ送出するカラーコード転送手段と
    を具備することを特徴とするデイスプレイコント
    ローラ。 2 前記カラーコード転送手段は、送出するカラ
    ーコードのビツト数が、このカラーコードを受け
    取る外部機器のデータバスのビツト数より少ない
    場合には、前記カラーコードをシフトして前記外
    部機器に適応するビツト位置に変換するデータシ
    フト手段を具備することを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載のデイスプレイコントローラ。
JP59050254A 1984-03-16 1984-03-16 デイスプレイコントロ−ラ Granted JPS60194493A (ja)

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JP59050254A JPS60194493A (ja) 1984-03-16 1984-03-16 デイスプレイコントロ−ラ
DE198585102964T DE157254T1 (de) 1984-03-16 1985-03-14 Steuersystem fuer ein bildschirmsichtgeraet.
EP85102964A EP0157254B1 (en) 1984-03-16 1985-03-14 Video display control system
DE8585102964T DE3579023D1 (de) 1984-03-16 1985-03-14 Steuersystem fuer ein bildschirmsichtgeraet.
US06/712,253 US4731742A (en) 1984-03-16 1985-03-15 Video display control system

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