JPH0527732Y2 - - Google Patents

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JPH0527732Y2
JPH0527732Y2 JP2323887U JP2323887U JPH0527732Y2 JP H0527732 Y2 JPH0527732 Y2 JP H0527732Y2 JP 2323887 U JP2323887 U JP 2323887U JP 2323887 U JP2323887 U JP 2323887U JP H0527732 Y2 JPH0527732 Y2 JP H0527732Y2
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JP
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gear
shift
neutral
transmission
actuator
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  • Control Of Transmission Device (AREA)
  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、車両用トランスミツシヨンに関し、
特に、シフトフオークをアクチユエータにより装
作するフインガータツチコントロール式トランス
ミツシヨンにそなえて好適の車両用トランスミツ
シヨンのニユートラル時作動禁止機構に関する。
〔従来の技術〕
従来、第12〜22図に示すような車両として
の大型バス用フインガータツチ式トランスミツシ
ヨンコントロールシステムSが提案されている。
このフインガータツチ式トランスミツシヨンコ
ントロールシステムSは、第12,13図に示す
ように、大型バス1の後部に配設されるエンジン
2に付設されるトランスミツシヨン3と、このト
ランスミツシヨン3に接続する圧縮空気系S1と油
圧系S2と電気系S3とから構成されている。
トランスミツシヨン3は、第14図に示すよう
に、エンジン2によつて回転駆動されるドライブ
ピニオン3dと、ドライブピニオン3dとメーン
シヤフト3eとの間に介挿されるクラツチ部3b
と、クラツチ部3bを通じて回転駆動されるメー
ンシヤフト3eと、メーンシヤフト3eに遊嵌さ
れる1〜5速用ギヤ3f〜3jおよびリバース用
ギヤ3kと、これらのギヤ3f〜3kに噛合する
ギヤを有するカウンタシヤフト3lおよびリバー
スシヤフト3mと、1速用ギヤ3fとリバース用
ギヤ3kとのうちの一方をメーンシヤフト3eに
より回転駆動させるためのコンスタントメツシユ
3nと、2速用ギヤ3gと3速用ギヤ3hとのう
ちの一方をメーンシヤフト3eにより回転駆動さ
せるための同期装置を構成するシンクロナイザ3
pと、4速用ギヤ3iと5速用ギヤ3jとのうち
の一方をメーンシヤフト3eにより回転駆動させ
るための同期装置を構成するシンクロナイザ3q
と、コンスタントメツシユ3n、シンクロナイザ
3pおよび3qの各スリーブ3Aにそれぞれ嵌合
する3本のシフトフオーク3aと、各シフトフオ
ーク3aを移動させる3本のフオークシヤフト3
rと、各フオークシヤフト3rのうちの一つを同
図中の左方位置、中立位置あるいは右方位置へ移
動させるストライカ3cとをそなえて構成されて
いる[第7図a参照]。
圧縮空気系S1は、第13図に示すように、トラ
ンスミツシヨン3のシフトフオーク3aを駆動す
るためのギヤ切換機構部を構成するギヤシフトユ
ニツト4と、チエンジレバーユニツト5に付設さ
れてチエンジレバー5aに操作反力を与える操作
反力発生機構6とをそなえて構成されており、さ
らに、作動気体としての圧縮エアを送給する圧縮
気体供給源を構成するエアタンク7と、このエア
タンク7からギヤシフトユニツト4のセレクト用
アクチユエータとしてのセレクト用エアシリンダ
8およびシフト用アクチユエータとしてのシフト
用エアシリンダ9へ圧縮エアを送るエアライン1
0と、エアライン10に介挿されてセレクト用エ
アシリンダ8およびシフト用エアシリンダ9への
圧縮エアの給排を制御するセレクト用およびシフ
ト用ソレノイドバルブ22〜25と、エアタンク
7から操作反力発生機構6へ圧縮エアを送るエア
ライン11と、このエアライン11に介挿されて
操作反力発生機構6への圧縮エアの供給圧を調整
するシフト完了フイードバツク用ソレノイドバル
ブ12とをそなえて構成されている。
油圧系S2は、第12図に示すように、トランス
ミツシヨン3のクラツチ部3bを駆動するクラツ
チブースター13と、クラツチペダル14の踏込
時にクラツチブースター13へ作動油を供給する
マスターシリンダ15と、このマスターシリンダ
15からクラツチブースター13へ作動油を送る
オイルライン16とをそなえて構成されている。
電気系S3は、第12〜21図に示すように、チ
エンジレバー5aの位置を検出するチエンジレバ
ー位置検出手段17と、クラツチペダル14の踏
込状態を検出するクラツチスイツチ18′と、セ
レクト用エアシリンダ8のピストンロツド8aに
付設されてトランスミツシヨン3のギヤのセレク
ト位置を検出するセレクト位置検出手段19と、
シフト用エアシリンダ9のピストンロツド9aに
付設されてトランスミツシヨン3のギヤのシフト
位置を検出するシフト位置検出手段20と、これ
らの各センサ18〜20からの検出信号を受ける
制御手段21aを含むコントロールユニツト21
と、コントロールユニツト21からの制御信号を
受けてセレクト用エアシリンダ8をセレクト方向
における第1の方向FL1へ向けて付勢すべくエア
ライン10aに介挿された第1の制御弁としての
第1のセレクト用ソレノイドバルブ22と、コン
トロールユニツト21からの制御信号を受けてセ
レクト用エアシリンダ8をセレクト方向における
第2の方向FL2へ向けて付勢すべくエアライン1
0bに介挿された第2の制御弁としての第2のセ
レクト用ソレノイドバルブ23と、コントロール
ユニツト21からの制御信号を受けてシフト用エ
アシリンダ9をシフト方向における第1の方向
FS1へ向けて付勢すべくエアライン10cに介挿
された第1の制御弁としての第1のシフト用ソレ
ノイドバルブ24と、コントロールユニツト21
からの制御信号を受けてシフト用エアシリンダ9
をシフト方向における第2の方向FS2へ向けて付
勢すべくエアライン10dに介挿された第2の制
御弁としての第2のシフト用ソレノイドバルブ2
5と、コントロールユニツト21からの表示信号
を受けてトランスミツシヨン3のギヤの実際の位
置を表示するための表示手段としてのニユートラ
ルランプ26とをそなえて構成されるとともに、
さらに、非常時にギヤシフトユニツト4のセレク
ト用エアシリンダ8およびシフト用エアシリンダ
9を制御するための変速装置非常スイツチ27を
そなえて構成されている。
なお、セレクト用およびシフト用ソレノイドバ
ルブ22〜25は、連通(開)状態において、エ
アライン10a〜10dを連通状態とされ、遮断
(閉)状態において、エアライン10a〜10d
を遮断状態とされるとともに、作動室8e,8
f,9e,9fが大気開放される弁として構成さ
れている。
チエンジレバー5aに付設されるチエンジレバ
ーユニツト5は、第15,16図に示すように、
前進5段後進1段に構成されるとともに、チエン
ジレバー5aのセレクト位置を検出するスイツチ
5dをそなえたセレクト用スイツチボツクス5b
と、チエンジレバー5aのシフト位置を検出する
スイツチ5dをそなえたシフト用スイツチボツク
ス5cと、操作反力発生機構6により発生する操
作反力をシフト完了時に解除するためのエアシリ
ンダ5eとをそなえて構成される。
トランスミツシヨン3に付設するギヤ切換機構
部のストライカ3cを駆動するギヤシフトユニツ
ト4は、第17〜19図に示すように、ほぼ同様
の構造を有するセレクト用エアシリンダ8とシフ
ト用エアシリンダ9とから構成されている。
セレクト用エアシリンダ8は、第19図に示す
ように、ストライカ3cを回動させてフオークシ
ヤフト3rを選択するためのもので、ストライカ
3cを回転駆動すべくストライカ3cに当接する
把持部材3tを移動させるピストンロツド8a
と、ピストンロツド8aに取り付けられたピスト
ン8bと、このピストン8bの外周面とシリンダ
内壁部8dとの間に介挿された一対のフリーピス
トン8cと、フリーピストン8cの外周面に摺動
させうるシリンダ内壁部8dと、シリンダ内壁部
8d内に形成されてエアタンク7からの圧縮エア
を第1のセレクト用ソレノイドバルブ22を介挿
されたエアライン10aを通じて受ける第1の作
動室8eと、シリンダ内壁部8d内に形成されて
エアタンク7からの圧縮エアを第2のセレクト用
ソレノイドバルブ23を介挿されたエアライン1
0bを通じて受ける第2の作動室8fと、フリー
ピストン8cの中央側端面を受けるストツパ8g
とをそなえており、セレクト用エアシリンダ8の
ピストンロツド8aの端部には可動接点式のセレ
クト位置検出手段19が設けられている。
また、シフト用エアシリンダ9は、第18図a
に示すように、ストライカ3cをメーンシヤフト
3eの軸方向へ移動させて、コンスタントメツシ
ユ3nおよびシンクロナイザ3p,3qを噛合状
態にするためのもので、ストライカ3cを移動さ
せるピストンロツド9aと、ピストンロツド9a
に取り付けられたピストン9bと、このピストン
9bの外周面とシリンダ内壁部9dとの間に介挿
された一対のフリーピストン9cと、フリーピス
トン9cの外周面に摺動させうるシリンダ内壁部
9dと、シリンダ内壁部9d内に形成されてエア
タンク7からの圧縮エアを第1のシフト用ソレノ
イドバルブ24を介挿されたエアライン10cを
通じて受ける第1の作動室9eと、シリンダ内壁
部9d内に形成されてエアタンク7からの圧縮エ
アを第2のシフト用ソレノイドバルブ25を介挿
されたエアライン10dを通じて受ける第2の作
動室9fと、フリーピストン9cの中央側端面を
受けるストツパ9gとをそなえており、シフト用
エアシリンダ9のピストンロツド9aの端部に可
動接点式のシフト位置検出手段20が設けられて
いる。
なお、第18図bは、第2の作動室9fにのみ
圧縮エアが供給されている状態を示している。
クラツチペダル14は、第20図に示すよう
に、ボデー側部材1aに取り付けられた軸部14
aと、この軸部14aに基端部を取り付けられて
回転可能に装着されたペダルアーム14bと、こ
のペダルアーム14bの先端部に取り付けられた
ペダル面14cと、ペダルアーム14bの非踏込
位置を規制するストツパ14dと、ストツパ14
dに当接する位置を調整する非踏込位置調整用ア
ジヤストスクリユ14eと、ペダルアーム14b
を非踏込位置へ付勢する図示しないスプリング
と、ペダルアーム14bの踏込位置を規制する図
示しないストツパと、ペダルアーム14bの踏込
位置でクラツチスイツチ18′に当接するクラツ
チスイツチ検出位置調整用アジヤストスクリユ1
4fと、クラツチスイツチ検出位置調整用アジヤ
ストスクリユ14fに螺合してペダルアーム14
bの中央部に取り付けるための取付用プレート1
4gとをそなえて構成されている。
なお、図中の符号3sはパーキングブレーキア
センブリを示しており、28はヒユーズ、29は
バツテリスイツチ、30はバツテリ、31は電気
配線を示している。
従来の大型バス用フインガータツチコントロー
ル式トランスミツシヨンは上述のごとく構成され
ているので、第22図に示すように、各センサ1
7〜20からの検出信号を入力した後(ステツプ
b1)、クラツチ踏込(クラツチ断)状態であれば
(ステツプb2)、チエンジレバー5aの位置がギ
ヤ位置(ストライカ3cの位置)になるようにセ
レクト用およびシフト用ソレノイドバルブ22〜
25を駆動する。
すなわち、クラツチスイツチ18がオンとなつ
ていれば、ステツプb3でギヤの実際をセレクト
位置がチエンジレバー5aにより指令されたセレ
クト位置に整合しているかどうか判定され(ステ
ツプb3)、整合していなければ、変速を行なわせ
るべく、ニユートラルかどうか判定され(ステツ
プB4)、ニユートラルでなければニユートラルに
すべく、シフト用ソレノイドバルブ24,25を
ともに駆動し(ステツプb5)、シフト位置をニユ
ートラル位置N1〜N3にして、ついで、ギヤの実
際のセレクト位置を指示されたセレクト位置にす
べくセレクト用ソレノイドバルブ22,23の片
方あるいは両方を駆動し(ステツプb6)、セレク
ト位置をニユートラル位置の所望の位置N1(また
はN2・N3)にする。
ついで、セレクト位置が指令位置になつた状態
で、ステツプb3からYESルートを経て、セレク
ト位置をホールドする(ステツプB7)。
そして、このセレクト位置が指令位置となつた
状態で、シフト位置が指令位置となつているかど
うか判定され(ステツプb8)、シフト位置が合つ
ていなければ、シフト位置を合わせるべくシフト
用ソレノイドバルブ24,25の片方あるいは両
方を駆動し(ステツプb9)、シフト位置をホール
ドする(ステツプb10)。
なお、ステツプb6からb3へジヤンプするよう
に構成してもよい。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような従来の大型バス用フ
インガータツチコントロール式トランスミツシヨ
ンにそなえられるクラツチスイツチでは、ニユー
トラル時に第1のシフト用ソレノイドバルブ24
および第2のシフト用ソレノイドバルブ25をと
もに開放して、シフト用エアシリンダ9の第1の
作動室9eおよび第2の作動室9fに圧縮エアを
送ることによりニユートラル位置を達成している
が、そのセレクト用エアシリンダ8およびシフト
用エアシリンダ9に接続するセレクト用およびシ
フト用ソレノイドバルブ22〜25の応答性にバ
ラツキがあるため、特に、作動開始電圧の差があ
るため、ニユートラル時にクラツチペダル14を
踏んだだけで、一時的に第1の作動室9eおよひ
第2の作動室9fのエア圧に差が生じて、ピスト
ン8bないしピストン9bが移動してしまうとい
う不具合があり、セレクト位置検出手段19およ
びシフト位置検出手段20の検出位置が移動し
て、ニユートラルランプ26の点灯消灯が繰り返
されて、ニユートラルランプ26によるギヤのニ
ユートラル位置表示が消えてしまうという不具合
がある。
本考案は、このような問題点を解決しようとす
るもので、ギヤのニユートラル位置表示のチラツ
キを防止できるようにした、車両用トランスミツ
シヨンのニユートラル時作動禁止機構を提供する
ことを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
このため、本考案の車両用トランスミツシヨン
のニユートラル時作動禁止機構は、車両用エンジ
ン2からの回転出力を変速して駆動車輪側に伝達
するための歯車変速機と、同歯車変速機の変速位
置を指令するためのチエンジレバー5aと、同チ
エンジレバーの指令位置に応じた変速指令信号を
出力するためのチエンジレバー位置検出手段17
と、クラツチペダル14の踏込状態を検出するク
ラツチスイツチ18と、上記歯車変速機のハフト
フオーク3aを噛合位置へ駆動するよう設けら
れ、一対の作動室9e,9fへの圧力流体供給状
態に応じて往復作動し上記両作動室に圧力流体が
導入される状態で上記歯車変速機のニユートラル
を達成するよう構成されたアクチユエータ9と、
同アクチユエータの一方の作動室に圧力流体を供
給して上記アクチユエータを第1のシフト方向へ
付勢するための第1の制御弁24と、上記アクチ
ユエータの他方の作動室に圧力流体を供給して上
記アクチユエータを第1のシフト方向とは反対の
方向である第2のシフト方向へ付勢するための第
2の制御弁25と、上記歯車変速機の噛合してい
るギヤ位置あるいは上記アクチユエータの作動位
置を検出しうるギヤ位置検出手段19,20,2
1bと、上記歯車変速機の噛合しているギヤ位置
を表示するギヤ位置表示手段26と、上記チエン
ジレバー位置検出手段、上記クラツチスイツチお
よび上記ギヤ位置検出手段からの各検出信号に基
づき上記の第1およひ第2の制御弁への変速指令
信号を出力すると共にギヤ位置検出手段からの出
力信号に基づき上記ギヤ位置表示手段へギヤ位置
表示信号を出力する制御手段21aとをそなえた
車両用トランスミツシヨンにおいて、上記チエン
ジレバー位置検出手段からの指令されたギヤ位置
と上記ギヤ位置検出手段からの検出されたギヤ位
置との一致を判定する一致判定手段21dと、上
記クラツチスイツチからの踏込検出信号と上記ギ
ヤ位置検出手段からのニユートラル位置検出信号
と上記一致判定手段からの一致判定信号とを受け
て上記制御手段からの変速指令信号に優先して上
記の第1および第2の制御弁の作動を禁止するニ
ユートラル時作動禁止手段21eとが設けられた
ことを特徴としている。
〔作用〕
上述の本考案の車両用トランスミツシヨンのニ
ユートラル時作動禁止機構では、ニユートラル時
作動禁止手段が、クラツチスイツチ18からの踏
込検出信号と、チエンジレバー位置検出手段17
からの指令されたギヤ位置と、ギヤ位置検出手段
19,20,21bからの検出されたギヤ位置の
一致判定信号とを受けて、制御手段21aからの
変速指令信号に優先し、シフトフオーク3aを噛
合位置へ駆動するためのアクチユエータ9の作動
を禁止する。
〔実施例〕
以下、図面により本考案の実施例について説明
すると、第1〜11図は本考案の一実施例として
の大型バス用フインガータツチ式トランスミツシ
ヨンコントロールシステムにそなえられる車両用
トランスミツシヨンのニユートラル時作動禁止機
構を示すものであり、第1〜11図中、第12〜
22図と同じ符号はほぼ同様のものを示す。
本実施例でも、システムSは、第1〜11図に
示すように、大型バス1の後部に配設されるエン
ジン2に付設されるトランスミツシヨン3と、こ
のトランスミツシヨン3に接続する圧縮空気系S1
と油圧系S2と電気系S3とから構成されている[第
12,13図参照]。
トランスミツシヨン3は、エンジン2によつて
回転駆動されるドライブピニオン3dと、ドライ
ブピニオン3dとメーンシヤフト3eとの間に介
挿されるクラツチ部3bと、クラツチ部3bを通
じて回転駆動されるメーンシヤフト3eと、メー
ンシヤフト3eに遊嵌される1〜5速用ギヤ3f
〜3jおよびリバース用ギヤ3kと、これらのギ
ヤ3f〜3kに噛合するギヤを有するカウンタシ
ヤフト3lおよびリバースシヤフト3mと、1速
用ギヤ3fとリバース用ギヤ3kとのうちの一方
をメーンシヤフト3eにより回転駆動させるため
のコンスタントメツシユ3nと、2速用ギヤ3g
と3速用ギヤ3hとのうちの一方をメーンシヤフ
ト3eにより回転駆動させるための同期装置を構
成するシンクロナイザ3pと、4速用ギヤ3iと
5速用ギヤ3jとのうちの一方をメーンシヤフト
3eにより回転駆動させるための同期装置を構成
するシンクロナイザ3qと、コンスタントメツシ
ユ3n、シンクロナイザ3pおよび3qの各スリ
ーブ3Aにそれぞれ嵌合する3本のシフトフオー
ク3aと、各シフトフオーク3aを移動させる3
本のフオークシヤフト3rと、各フオークシヤフ
ト3rのうちの一つを同図中の左方位置、中立位
置あるいは右方位置へ移動させるストライカ3c
とをそなえて構成されている[第14図参照]。
圧縮空気系S1は、トランスミツシヨン3のシフ
トフオーク3aを駆動するためのギヤ切換機構部
を構成するギヤシフトユニツト4と、チエンジレ
バーユニツト5に付設されてチエンジレバー5に
操作反力を与える操作反力発生機構6とをそなえ
て構成されてお、さらに、作動流体としての圧縮
エアを送給する圧縮気体供給源(流体供給源)を
構成するエアタンク7と、このエアタンク7から
ギヤシフトユニツト4のセレクト用アクチユエー
タとしてのセレクト用エアシリンダ8およびシフ
ト用アクチユエータとしてのシフト用エアシリン
ダ9へ圧縮エアを送るエアライン10と、エアラ
イン10に介挿されてセレクト用エアシリンダ8
およひシフト用エアシリンダ9への圧縮エアの給
排を制御するセレクト用およびシフト用ソレノイ
ドバルブ22〜25と、エアタンク7から操作反
力発生機構6へ圧縮エアを送るエアライン11
と、このエアライン11に介挿されて操作反力発
生機構6への圧縮エアの供給圧を調整するシフト
完了フイードバツク用ソレノイドバルブ12とを
そなえて構成されている[第13図参照]。
油圧系S2は、トランスミツシヨン3のクラツチ
部3bを駆動するクラツチブースター13と、ク
ラツチペダル14の踏込時にクラツチブースター
13へ作動油を供給するマスターシリンダ15
と、このマスターシリンダ15からクラツチブー
スター13へ作動油を送るオイルライン16とを
そなえて構成されている[第12図参照]。
電気系S3は、第1図および第12〜19図に示
すように、チエンジレバー5aの位置を検出する
チエンジレバー位置検出手段17と、クラツチペ
ダル14の踏込状態を検出するクラツチスイツチ
18と、セレクト用エアシリンダ8のピストンロ
ツド8aに付設されてトランスミツシヨン3のギ
ヤのセレクト位置を検出するセレクト位置検出手
段19と、シフト用エアシリンダ9のピストンロ
ツド9に付設されてトランスミツシヨン3のギヤ
のシフト位置を検出するシフト位置検出手段20
と、これらの各センサ18〜20からの検出信号
を受ける制御手段21aを含むコントロールユニ
ツト21と、コントロールユニツト21かせの制
御信号を受けてセレクト用エアシリンダ8をセレ
クト方向における第1の方向FL1へ向けて付勢す
べくエアライン10aに介挿された第1の制御弁
としての第1のセレクト用ソレノイドバルブ22
と、コントロールユニツト21からの制御信号を
受けてセレクト用エアシリンダ8をセレクト方向
における第2の方向FL2へ向けて付勢すべくエア
ライン10bに介挿された第2の制御弁としての
第2のセレクト用ソレノイドバルブ23と、コン
トロールユニツト21からの制御信号を受けてシ
フト用エアシリンダ9をシフト方向における第1
の方向FS1へ向けて付勢すべくエアライン10c
に介挿された第1の制御弁としての第1のシフト
用ソレノイドバルブ24と、コントロールユニツ
ト21からの制御信号を受けてシフト用エアシリ
ンダ9をシフト方向における第2の方向FS2へ向
けて付勢すべくエアライン10dに介挿された第
2の制御弁としての第2のシフト用ソレノイドバ
ルブ25と、コントロールユニツト21からの表
示信号を受けてトランスミツシヨン3のギヤの実
際の位置を表示するための表示手段としてのニユ
ートラルランプ26とをそなえて構成されるとと
もに、さらに、非常時にギヤシフトユニツト4の
セレクト用エアシリンダ8およびシフト用エアシ
リンダ9を制御するための変速装置非常スイツチ
27をそなえて構成されている。
なお、セレクト用およびシフトソレノイドバル
ブ22〜25は、連通(開)状態において、エア
ライン10a〜10dを連通状態とされ、遮断
(閉)状態において、エアライン10a〜10d
を遮断状態とされるとともに、作動室8e,8
f,9e,9fが大気開放される弁として構成さ
れている。
チエンジレバー5aに付設されるチエンジレバ
ーユニツト5は、前進5段後進1段に構成される
とともに、チエンジレバー5aのセレクト位置を
検出するスイツチ5dをそなえたセレクト用スイ
ツチボツクス5bと、チエンジレバー5aのシフ
ト位置を検出するスイツチ5dをそなえたシフト
用スイツチボツクス5cと、操作反力発生機構6
により発生する操作反力をシフト完了時に解除す
るためのエアシリンダ5eとをそなえて構成され
る[第15,16図]。
トランスミツシヨン3に付設するギヤ切換機構
部のストライカ3cを駆動するギヤシフトユニツ
ト4は、第17〜19図に示すように、ほぼ同様
の構造を有するセレクト用エアシリンダ8とシフ
ト用エアシリンダ9とから構成されている。
セレクト用エアシリンダ8は、第6図a〜cに
示すように、ストライカ3cを回動させてフオー
クシヤフト3rを選択するためのもので、ストラ
イカ3cを回転駆動すべくストライカ3cに当接
する把持部材3tを移動させるピストンロツド8
aと、ピストンロツド8aに取り付けられたピス
トン8bと、このピストン8bの外周面とシリン
ダ内壁部8dとの間に介挿された一対のフリーピ
ストン8cと、フリーピストン8cの外周面に摺
動させうるシリンダ内壁部8dと、シリンダ内壁
部8d内に形成されてエアタンク7からの圧縮エ
アを第1のセレクト用ソレノイドバルブ22を介
挿されたエアライン10aを通じて受ける第1の
作動室8eと、シリンダ内壁部8d内に形成され
てエアタンク7からの圧縮エアを第2のセレクト
用ソレノイドバルブ23を介挿されたエアライン
10bを通じて受ける第2の作動室8fと、フリ
ーピストン8cの中央側端面を受けるストツパ8
gとをそなえており、セレクト用エアシリンダ8
のピストンロツド8aの端部には可動接点式のセ
レクト位置検出手段19が設けられている[第1
9図参照]。
また、シフト用エアシリンダ9は、第6図a〜
cに示すように、ストライカ3cをメーンシヤフ
ト3eの軸方向へ移動させて、コンスタントメツ
シユ3nおよびシンクロナイザ3p,3qを噛合
状態にするためのもので、ストライカ3cを移動
させるピストンロツド9aと、ピストンロツド9
aに取り付けられたピストン9bと、このピスト
ン9bの外周面とシリンダ内壁部9bとの間に介
挿された一対のフリーピストン9cと、フリーピ
ストン9cの外周面に摺動させうるシリンダ内壁
部9dと、シリンダ内壁部9d内に形成されてエ
アタンク7からの圧縮エアを第1のシフト用ソレ
ノイドバルブ24を介挿されたエアライン10c
を通じて受ける第1の作動室9eと、シリンダ内
壁部9d内に形成されてエアタンク7からの圧縮
エアを第2のシフト用ソレノイドバルブ25を介
挿されたエアライン10dを通じて受ける第2の
作動室9fと、フリーピストン9cの中央側端面
を受けるストツパ9gとをそなえており、シフト
用エアシリンダ9のピストンロツド9aの端部に
は可動接点式のシフト位置検出手段20が設けら
れている[第18図参照] クラツチペダル14は、第10図に示すよう
に、ボデー側部材1aに取り付けられた軸部14
aと、この軸部14aに基端部を取り付けられて
回転可能に装着されたペダルアーム14bと、こ
のペダルアーム14bの先端部に取り付けられた
ペダル面14cと、ペダルアーム14bの非踏込
位置を規制するストツパ14dと、ストツパ14
dに当接する位置を調整する非踏込位置調整用ア
ジヤストスクリユ14eと、ペダルアーム14b
を非踏込位置へ付勢する図示しないスプリング
と、ペダルアーム14bの踏込位置を規制する図
示しないストツパと、ペダルアーム14bの踏込
位置でクラツチスイツチ18に当接するクラツチ
スイツチ検出位置調整用アジヤストスクリユ14
fと、クラツチスイツチ検出位置調整用アジヤス
トスクリユ14fに螺合してペダルアーム14b
の中央部に取り付けるための取付用プレート14
gとをそなえて構成されている[第20図参照]。
また、本実施例では、クラツチスイツチ18
が、無接点式スイツチとして構成されるととも
に、第2〜5,10図に示すように、ボデー側部
材1aに取り付けられるケーシング18aと、ケ
ーシング18aに形成されてアーム18dの揺動
を許容しうる溝部18bと、アーム18dをケー
シング18aに軸支する軸部18cと、上端部を
検出用遮蔽板として形成されるとともに下端部に
ペダル面18eを取り付けられ中央部を軸部18
cに支持されたアーム18dと、軸部18cに巻
回されてアーム18dを非踏込位置方向へ向けて
付勢するスプリング18fとをそなえて構成され
るとともに、アーム18dの上端部を挟むように
離隔してケーシング18aに取り付けられた永久
磁石18gとホールIC18hとをそなえて構成
されている。
そして、ホールIC18hは、第5図に示すよ
うな出力電圧Tout特性を有しており、第4図に
示すような電子回路18Aに配設されている。
すなわち、電子回路18Aには、トランジスタ
18iと抵抗器18jとからなるスイツチング回
路が構成されており、ホールIC18hの検出時
には、最終段のトランジスタ18iがオンとなつ
て、コントロールユニツト21へクラツチペダル
踏込検出信号を出力する出力部としての出力端子
18Bがローレベルとなるとともに、表示器とし
てのLED18kが点灯するように構成されてい
る。
このように、クラツチスイツチ18には、クラ
ツチペダル14のクラツチスイツチ検出位置調整
用アジヤストスクリユ14fに当接することによ
りクラツチペダル14の踏込時であることを検出
する検出部18Dが、電子回路18Aと、ペダル
面18eやアーム18dを含む機械的要素とで構
成されている。
なお、クラツチスイツチ18のLED18kと
トランジスタ18iとの間の配線に切換スイツチ
を介挿して、LED18kによる点灯を検出時の
みに行なわせるように構成してもよい。
また、ホールIC18hと永久磁石18gとを
用いずに、他の検出手段、例えば、電磁誘導を用
いたものや超音波等を用いたものによつて検出部
18Dの電子回路18Aを構成してもよい。
さらに、本実施例では、第6図aに示すよう
に、シフト用エアシリンダ9にダンピング機構3
3が付設されており、このダンピング機構33
は、シフト用エアシリンダ9のピストン9bの移
動に関しストロークSTの中央部での減衰に対する
端部での減衰を増大させうるもので、シフト用エ
アシリンダ9のピストンロツド9aと一体に形成
されたピストンロツド32aと、ピストンロツド
32aに取り付けられたピストン32bと、この
ピストン32bの外周面に摺動されるシリンダ内
壁部32dと、シリンダ内壁部32d内に形成さ
れてピストン32bにより区画される第1の作動
室32eおよび第2の作動室32fと、ピストン
32bに形成されたオリフイス32gとから構成
されるオイルシリンダ32をそなえるとともに、
第1の作動室32eと第2の作動室32fとを連
通するオイル通路34a〜34cと、オイル通路
34a,34bにそれぞれ介挿された高圧時バイ
パス用逆止弁35と、オイル通路34cに介挿さ
れた開閉弁としての油路開閉用ソレノイドバルブ
36とをそなえて構成されており、油路開閉用ソ
レノイドバルブ36にはコントロールユニツト2
1の制御手段21aから制御信号[第9図c参
照]が供給されるようになつている。
なお、本実施例の変形例として、第6図a中の
オイル通路34cおよび油路開閉用ソレノイドバ
ルブ36を省略してもよい。
さらに、本実施例のダンビング機構33の変形
例として、第6図bに示すように、オイル通路3
4dの第1の作動室32′eに連通する左方開口
位置P1を、ピストン32′bの減速開始位置に形
成し、オイル通路34eの第2の作動室32′f
に連通する右方開口位置P2を、同様にピストン
32′bの減速開始位置に形成したものを用いて
もよい。なお、同図中の逆止弁35としては作動
圧の小さなものを用いるとともに、同図中の符号
のうちダツシユの付したものは、ダツシユの付さ
ない第6図a中の符号のものと同様のものを示
す。
さらに、本実施例では、第1図に示すように、
コントロールユニツト21は、セレクト位置検出
手段19およびシフト位置検出手段20からの検
出信号を受けてギヤの位置を検出するギヤ位置検
出手段21bと、シフト位置検出手段20からの
検出信号に基づきギヤのニユートラル位置を検出
するニユートラル判定手段21cと、チエンジレ
バー位置検出手段位置7からの指令されたギヤ位
置とギヤ位置検出手段21bからの検出されたギ
ヤ位置とを比較し一致しているとき一致判定信号
を出力する一致判定手段21dと、クラツチスイ
ツチ18からの踏込検出信号とニユートラル判定
手段21cからのニユートラル位置検出信号と一
致判定手段21dからの一致判定信号とを受けて
作動禁止信号を出力するニユートラル時作動禁止
手段21eと、ニユートラル時作動禁止手段21
eからのローレベルの作動禁止信号が出力されて
いる間制御手段21aからシフト用ソレノイドバ
ルブ24,25へ至る作動信号に優先してシフト
用ソレノイドバルブ24,25を非作動にするゲ
ート回路としてのアンド回路21f,21gとを
そなえて構成されている。
また、制御手段21aは、油路開閉用ソレノイ
ドバルブ36および均圧通路開放用ソレノイドバ
ルブ37または均圧通路開放用ソレノイドバルブ
37′に作動信号を送るように構成されており、
さらに、表示手段としてのニユートラルランプ2
6や他の各シフト位置を表示する表示器へ制御信
号を出力するように構成されている。
さらに、本実施例では、均圧手段39が第6図
aに示すように、制御手段21aと、第1のシフ
ト用ソレノイドバルブ24および第2のシフト用
ソレノイドバルブ25と第1の作動室9eおよび
第2の作動室9fとの間におけるエアライン10
cおよびエアライン10dに接続する均圧通路と
してのエアライン10fおよびエアライン10g
と、エアライン10fおよびエアライン10gに
それぞれ介挿された逆止弁38と、エアライン1
0fおよびエアライン10gの接続部とエアタン
ク7との間に介挿されたエアライン10eと、エ
アライン10eに介挿された均圧制御手段を構成
する均圧通路開放用ソレノイドバルブ37とをそ
なえて構成されており、均圧通路開放用ソレノイ
ドバルブ37は、コントロールユニツト21の制
御手段21aに結線して、制御信号を受けるよう
に構成されている。
また、均圧手段39の変形例は、第6図cに示
すように構成されており、第1のシフト用ソレノ
イドバルブ24および第2のシフト用ソレノイド
バルブ25と第1の作動室9eおよび第2の作動
室9fとの間におけるエアライン10cおよびエ
アライン10d相互間を連通するエアライン10
fと、このエアライン10fに介挿された均圧制
御手段を構成する均圧通路開放用ソレノイドバル
ブ37′とをそなえて構成されており、均圧通路
開放用ソレノイドバルブ37′は、コントロール
ユニツト21の制御手段21aに結線して、制御
信号を受けるように構成されている。
これらの均圧通路開放用ソレノイドバルブ3
7,37′および上述の油路開閉用ソレノイドバ
ルブ36としては通常の開閉弁が用いられる。
なお、ダンピング機構33,33′や均圧手段
39は、セレクト用エアシリンダ8に設けてもよ
い。
本考案の一実施例としての車両用トランスミツ
シヨンのニユートラル時作動禁止機構は上述のご
とく構成されているので、クラツチスイツチ18
では、その取付時にクラツチスイツチ18の作動
開始点(検出点)を調整する際には、クラツチペ
ダル14のペダル面14c等を押圧することによ
り、非踏込側規制位置と踏込側規制位置との間に
おける所望の位置にクラツチスイツチ18の作動
開始点がくるように、LED18kを目視により
確認しながらクラツチスイツチ検出位置調整用ア
ジヤストスクリユ14fの先端の引込突出位置を
調整することができる。
さらに、この車両用トランスミツシヨンのニユ
ートラル時作動禁止機構を用いた大型バス用フイ
ンガータツチ式トランスミツシヨンコントロール
システムSでは、ダンピング機構33が設けられ
ているので、すなわち、シフト用エアシリンダ9
のピストンロツド9aにオイルシリンダ32のピ
ストンロツド32aが一体に形成され、シフト用
エアシリンダ9とオイルシリンダ32とが結合さ
れているので、油路開閉用ソレノイドバルブ36
が、第9図bに示すように、変速時の前期には開
状態となつて、ピストン32bのストロークST
中央部においては減衰が小さく、移動速度をほと
んど制限することがない。これにより、ギヤ入れ
時外のストロークSTの中央部においては、ピスト
ン32bの迅速な移動が行なわれて、ダンピング
機構33を付設しないのと同等の時間遅れの減少
が得られる。
さらに、変速時の後期のギヤ入れ時には、油路
開閉用ソレノイドバルブ36が閉状態となつて、
オリフイス32gによりピストン32bのストロ
ークSTの端部においては減衰が大きく、移動速度
が制限される。これにより、ギヤ入れ時のストロ
ークSTの端部においては、ピストン32bの緩や
かな移動が行なわれて、ダンピング機構33によ
るダンピング効果が得られる。
すなわち、第7,8図の各aに示すように、変
速時にはまず、シフトフオーク3aがスリーブ3
Aを動かすと、シンクロナイザキー3Bがスリー
ブ3Aの動きとともにリング3Cを移動させ、そ
の底面の傾斜面が4速用ギヤ3i(または2速用
ギヤ3g)のコーン状の傾斜面に押し付けられ
る。
さらに、第7,8図の各bに示すように、スリ
ーブ3Aが動いていくと、スリーブ3Aの歯とリ
ング3Cの歯とが約45°の面で接触しスリーブ3
Aの動きを止めて、回転の同期作用が行なわれ
る。このときシンクロナイザキー3Bはスリーブ
3Aからはずれて、環状のスプリング3Eに抗し
て押え付けられる。
次に、第7,8図の各cに示すように、同期作
用が完了すると回転差はなくなり、リング3Cが
スリーブ3Aの進行を妨害する力もなくなり、ス
リーブ3Aは4速用ギヤ3iのクラツチギヤ3D
に噛合い、シンクロ作動は完了する。
また、第6図aにおけるオイル通路34cと油
路開閉用ソレノイドバルブ36とを除去した変形
例でも、オリフイス32gによる減衰効果を得る
ことができ、ストロークSTの中央部における移動
速度も端部におけるものと同様に緩やかになる。
さらに、第6図bに示す変形例においては、ダ
ンビング機構33′を構成するオイルシリンダ3
2′のピストン32′bが左方開口位置P1まで同
図中左方へ移動するときには、オイル通路34d
に介挿された逆止弁35が開状態となるので、第
1の作動室32′eと第2の作動室32′fとがオ
イル通路34dを介して連通状態となり、ピスト
ン32′bが左方開口位置P1より同図中の左方へ
移動するときには、第1の作動室32′eと第2
の作動室32′fとがオリフイス32′gのみを介
して連通状態となる。
また、ダンビング機構32′のピストン32′b
がオイル通路34eの右方開口位置P2まで移動
するときには、オイル通路34eに介挿された逆
止弁35が開状態となるので、第1の作動室3
2′eと第2の作動室32′fとがオイル通路34
eを介して連通状態となり、ピストン32′bが
右方開口位置P2より同図中の右方へ移動すると
きには、第1の作動室32′eと第2の作動室3
2′fとがオリフイス32′gのみを介して連通状
態となる。
この第6図bに示す変形例においては、本実施
例とほぼ同様の作用効果を得ることができる。
コントロールユニツト21によるニユートラル
時作動禁止機構は、第11図に示すように、各セ
ンサ17〜20からの検出信号を入力した後(ス
テツプa1)における非作動判定用ブロツクA1に
より行なわれ、ニユートラル以外では従来と同様
に作動ブロツクA2が機能する。
まず、非作動判定用ブロツクA1では、クラツ
チスイツチ18がオン(クラツチ踏込)状態でな
いとき(ステツプa2)や、クラツチスイツチ1
8がオン状態で且つチエンジレバー位置(指令さ
れたギヤ位置)と実際のギヤ位置(検出されたギ
ヤ位置)とが合つている場合(ステツプa3)且
つニユートラルである場合(ステツプa4)には、
セレクト用およびシフト用ソレノイドバルブ22
〜25を作動させない。
しかし、非作動判定用ブロツクA1において、
クラツチスイツチ18がオン状態且つチエンジレ
バー位置と実際のギヤ位置とが合つていない場合
や、クラツチスイツチ18がオン状態且つチエン
ジレバー位置と実際のギヤ位置とが合つていて且
つニユートラルでない場合には、次のブロツク
A2に至る。
この作動ブロツクA2は、第22図においてス
テツプb3〜b10に示したものと同じ構成であり、
すなわち、ステツプa5でギヤの実際のセレクト
位置がチエンジレバー5aにより指令されたセレ
クト位置に整合しているかどうか判定され(ステ
ツプa5)、整合していなければ、変速を行なわせ
るべく、ニユートラルがどうか判定され(ステツ
プa6)、ニユートラルでなければニユートラルに
すべく、シフト用ソレノイドバルブ24,25を
ともに駆動し(ステツプa7)、シフト位置をニユ
ートラル位置N1〜N3にして、ついで、ギヤの実
際のセレクト位置を指示されたセレクト位置にす
べくセレクト用ソレノイドバルブ22,23の片
方あるいは両方を駆動シ(ステツプa8)、セレク
ト位置をニユートラル位置の所望の位置N1(また
はN2,N3)にする。
ついで、セレクト位置が指令位置になつた状態
で、ステツプa5〜YESルートを経て、セレクト
位置をホールドする(ステツプa9)。
そして、このセレクト位置が指令位置となつた
状態で、シフト位置が指令位置となつているかど
うか判定され(ステツプa10)、シフト位置が合
つていなければ、シフト位置を合わせるべくシフ
ト用ソレノイドバルブ24,25の片方あるいは
両方を駆動し(ステツプa11)、シフト位置をホ
ールドする(ステツプa12)。
なお、ステツプa8からa5へジヤンプするよう
に構成してもよい。
なお、チエンジレバー位置や実際のギヤ位置の
検出において、その位置を検出できないときに
は、所定時間前までに実際に検出された記憶値を
メモリ等から出力されるように構成してもよい。
均圧手段39におけるニユートラル時均圧機能
は、第6図a,cに示すように構成された均圧通
路開放用ソレノイドバルブ37,37′を、第1
1図におけるステツプa7やステツプa11において
ニユートラル位置にするときに、シフト用ソレノ
イドバルブ24,25と同時あるいはシフト用ソ
レノイドバルブ24,25よりも早く開作動され
る。
または、均圧通路開放用ソレノイドバルブ3
7,37′として、シフト用ソレノイドバルブ2
4,25よりも作動開始電圧の低いものを用いて
もよい。
これにより、ニユートラル時には、第6図aに
示す均圧通路開放用ソレノイドバルブ37が連通
状態となつて、エアタンク7からの圧縮エアが逆
止弁38を介挿されたエアライン10f,10g
を通じて第1の作動室9e,9fへ供給されるの
で、第1のシフト用ソレノイドバルブ24と第2
のシフト用ソレノイドバルブ25との作動開始時
期がずれていても、作動室9e,9f内の圧力を
等しくすることができ、ニユートラル時にシフト
用エアシリンダ9が移動しない。
また、変形例において、ニユートラル時には、
第6図cに示す均圧通路開放用ソレノイドバルブ
37′が連通状態となつて、エアライン10fが
エアライン10cとエアライン10dとを相互に
連通状態とするので、第1のシフト用ソレノイド
バルブ24と第2のシフト用ソレノイドバルブ2
5との作動開始時期がずれていても、作動室9
e,9f内の圧力を等しくすることができ、ニユ
ートラル時にシフト用エアシリンダ9を移動する
ことがない。
本考案の実施例によれば、次のような効果ない
し利点を得ることができる。
(1) クラツチスイツチ18の検出部18Dを無接
点スイツチとして構成することができるので、
検出の確実性の向上と、検出位置の正確な設定
とをはかることができる。
(2) クラツチスイツチ18の検出点をクラツチペ
ダル14の近傍において表示できるので、クラ
ツチスイツチ18の組み付け時における、クラ
ツチペダル14のクラツチスイツチ検出位置調
整用アジヤストスクリユ14fの調整が容易と
なり、作業人員を減少することができる。
(3) 表示器としてのLED18kが、クラツチス
イツチ18のケーシング18aの外面に設けら
れているので、取り扱いしやすい。
(4) ダンピング機構33,33′により、シフト
に要する時間を短縮しながら、シンクロナイザ
3p,3qにおけるスリーブ3Aのクラツチギ
ヤ3Dへの噛合時であるシフトの後期におい
て、ストライカ3cの移動を緩やかにできるの
で、変速時のギヤ音や振動を発生することがな
い。
(5) ダンピング機構33により、第9図a中の実
線で示すように破線で示す従来のものと比較し
て、スリーブ3Aのとびこみ速度を軽減でき、
係合力を低減できる。
(6) チエンジレバー位置とギヤ位置とが合つてい
て且つニユートラルであるならば、クラツチペ
ダル14の踏込時にセレクト用およびシフト用
ソレノイドバルブ22〜25が作動せず、した
がつて、シフト用エアシリンダ9が現在位置を
維持されて、表示手段としてのニユートラルラ
ンプ26のチラツキが防止される。
(7) ニユートラル時において、第1のシフト用ソ
レノイドバルブ24および第2のシフト用ソレ
ノイドバルブ25の無駄な作動を禁止すること
により、シフト用エアシリンダ9(およびセレ
クト用エアシリンダ8)の動きを防止すること
ができる。
(8) ニユートラル時において、第1のシフト用ソ
レノイドバルブ24および第2のシフト用ソレ
ノイドバルブ25を作動させてシフト用エアシ
リンダ9の作動室9e,9fへエアライン10
c,10dを通じて圧縮エアを送る場合にも、
エアライン10c,10dが均圧にされ、シフ
ト用エアシリンダ9(およびセレクト用エアシ
リンダ8)の動きを防止することができる。
なお、上述の実施例における作動流体として、
エア以外の気体や液体を用いてもよい。
〔考案の効果〕
以上詳述したように、本考案の車両用トランス
ミツシヨンのニユートラル時作動禁止機構によれ
ば、次のような効果ないし利点を得ることができ
る。
(1) チエンジレバー5aの位置とギヤ位置とが合
つていて且つニユートラルであるならば、クラ
ツチペダル14の踏込時に第1および第2の制
御弁24,25が作動せず、したがつて、アク
チユエータ9が現在位置を維持されて、表示手
段のチラツキが防止される。
(2) ニユートラル時におけるアクチユエータ9の
無駄な動きを防止することがてきる。
【図面の簡単な説明】
第1〜11図は本考案の一実施例としての大型
バス用フインガータツチ式トランスミツシヨンコ
ントロールシステムにそなえられる車両用トラン
スミツシヨンのニユートラル時作動禁止機構を示
すもので、第1図はその制御系のブロツク図、第
2図はそのクラツチスイツチの斜視図、第3図は
そのクラツチスイツチの動作原理を示す斜視図、
第4図はそのクラツチスイツチの検出部の回路
図、第5図はそのクラツチスイツチの作用を説明
するためのグラフ、第6図a〜cはそれぞれその
ギヤ切換機構部を示す模式的構成図および要部変
形例の模式図、第7図a〜cはそれぞれその同期
装置を示す縦断面図、第8図aは第7図aの要部
断面図、第8図bは第7図bの要部断面図、第8
図cは第7図cの要部断面図、第9図a〜cはい
ずれもその同期機構の作用を説明するためのグラ
フ、第10図はそのクラツチスイツチの側面図、
第11図はその作用を説明するためのフローチヤ
ートであり、第12〜22図は従来の大型バス用
フインガータツチ式トランスミツシヨンコントロ
ールシステムを示すもので、第12図はその全体
構成を示す構成図、第13図はその制御系の構成
図、第14図はそのフインガータツチコントロー
ル式トランスミツシヨンの要部詳細()およ
び概略構成を示す縦断面図、第15,16図はそ
れぞれそのチエンジレバーユニツトの平面図およ
び側面図、第17図はそのギヤシフトユニツトの
平面図、第18図aは第17図の−矢視
断面図、第18図bは第18図aの要部の作用を
説明するための拡大断面図、第19図は第17図
の−矢視断面図、第20図はそのクラツ
チスイツチの側面図、第21図はその制御系のブ
ロツク図、第22図はその作用を説明するための
フローチヤートである。 1……車両としての大型バス、1a……ボデー
側部材、1b……フロア、2……エンジン、3…
…トランスミツシヨン、3a……シフトフオー
ク、3b……クラツチ部、3c……ストライカ、
3d……ドライブピニオン、3e……メーンシヤ
フト、3f〜3j……1〜5速用ギヤ、3k……
リバース用ギヤ、3l……カウンタシヤフト、3
m……リバースシヤフト、3n……コンスタント
メツシユ、3p,3q……同期装置としてのシン
クロナイザ、3r……フオークシヤフト、3s…
…パーキングブレーキアンセンブリ、3t……把
持部材、3A……スリーブ、3B……シンクロナ
イザキー、3C……リング、3D……クラツチギ
ヤ、3E……スプリング、3F……クラツチハ
ブ、4……ギヤ切換機構部を構成するギヤシフト
ユニツト、5……チエンジレバーユニツト、5a
……チエンジレバー、5b……セレクト用スイツ
チボツクス、5c……シフト用スイツチボツク
ス、5d……スイツチ、5e……エアシリンダ、
6……操作反力発生機構、7……圧縮気体供給源
(流体供給源)を構成するエアタンク、8……セ
レクト用アクチユエータである流体式シリンダと
してのセレクト用エアシリンダ、9……シフト用
アクチユエータである流体式シリンダとしてのシ
フト用エアシリンダ、8a,9a……ピストンロ
ツド、8b,9b……ピストン、8c,9c……
フリーピストン、8d,9d……シリンダ内壁
部、8e,9e……第1の作動室、8f,9f…
…第2の作動室、8g,9g……ストツパ、1
0,10e……流体供給路としてのエアライン、
10a,10c……第1の流体供給路としてのエ
アライン、10b,10d……第2の流体供給路
としてのエアライン、10f,10g……均圧通
路としてのエアライン、11……エアライン、1
2……シフト完了フイードバツク用ソレノイドバ
ルブ、13……クラツチブースター、14……ク
ラツチペダル、14a……軸部、14b……ペダ
ルアーム、14c……ペダル面、14d……スト
ツパ、14e……非踏込位置調整用アジヤストス
クリユ、14f……クラツチスイツチ検出位置調
整用アジヤストスクリユ、14g……取付用プレ
ート、15……マスターシリンダ、16……オイ
ルライン、17……チエンジレバー位置検出手
段、18……クラツチスイツチ、18A……電子
回路、18B……出力部としての出力端子、18
D……検出部、18a……ケーシング、18b…
…溝部、18c……軸部、18d……アーム、1
8e……ペダル面、18f……スプリング、18
g……永久磁石、18h……ホールIC、18i
……トランジスタ、18j……抵抗器、18k…
…表示器としてのLED、19……ギヤのセレク
ト位置検出手段、20……ギヤのシフト位置検出
手段、21……外部機器としてのコントロールユ
ニツト、21a……均圧手段を兼ねる制御手段、
21b……ギヤ位置検出手段、21c……ニユー
トラル判定手段、21d……一致判定手段、21
e……ニユートラル時作動禁止手段、21f,2
1g……ゲート回路を構成するアンド回路、22
……第1の制御弁としての第1のセレクト用ソレ
ノイドバルブ、23……第2の制御弁としての第
2のセレクト用ソレノイドバルブ、24……第1
の制御弁としての第1のシフト用ソレノイドバル
ブ、25……第2の制御弁としての第2のシフト
用ソレノイドバルブ、26……表示手段としての
ニユートラルランプ、27……変速装置非常スイ
ツチ、28……ヒユーズ、29……バツテリスイ
ツチ、30……バツテリ、31……電気配線、3
2,32′……ダンピング機構を構成するオイル
シリンダ、32a,32′a……ピストンロツド、
32b,32′b……ピストン、32d,32′d
……シリンダ内壁部、32e,32′e……第1
の作動室、32f,32′f……第2の作動室、
32g,32′g……オリフイス、33,33′…
…ダンピング機構、34a〜34e……オイル通
路、35……逆止弁、36……開閉弁としての油
路開閉用ソレノイドバルブ、37,37′……均
圧制御手段を構成する均圧通路開放用ソレノイド
バルブ、38……逆止弁、39……均圧手段、S
……フインガータツチ式トランスミツシヨンコン
トロールシステム、S1……圧縮空気系、S2……油
圧系、S3……電気系。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 車両用エンジン2からの回転出力を変速して駆
    動車輪側に伝達するための歯車変速機と、 同歯車変速機の変速位置を指令するためのチエ
    ンジレバー5aと、 同チエンジレバーの指令位置に応じた変速指令
    信号を出力するためのチエンジレバー位置検出手
    段17と、 クラツチペダル14の踏込状態を検出するクラ
    ツチスイツチ18と、 上記歯車変速機のシフトフオーク3aを噛合位
    置へ駆動するよう設けられ、一対の作動室9e,
    9fへの圧力流体供給状態に応じて往復作動し上
    記両作動室に圧力流体が導入される状態で上記歯
    車変速機のニユートラルを達成するよう構成され
    たアクチユエータ9と、 同アクチユエータの一方の作動室に圧力流体を
    供給して上記アクチユエータを第1のシフト方向
    へ付勢するための第1の制御弁24と、 上記アクチユエータの他方の作動室に圧力流体
    を供給して上記アクチユエータを第1のシフト方
    向とは反対の方向である第2のシフト方向へ付勢
    するための第2の制御弁25と、 上記歯車変速機の噛合しているギヤ位置あるい
    は上記アクチユエータの作動位置を検出しうるギ
    ヤ位置検出手段19,20,21bと、 上記歯車変速機の噛合しているギヤ位置を表示
    するギヤ位置表示手段26と、上記チエンジレバ
    ー位置検出手段、上記クラツチスイツチおよび上
    記ギヤ位置検出手段からの各検出信号に基づき上
    記の第1および第2の制御弁への変速指令信号を
    出力すると共にギヤ位置検出手段からの出力信号
    に基づき上記ギヤ位置表示手段へギヤ位置表示信
    号を出力する制御手段21aと をそなえた車両用トランスミツシヨンにおいて、 上記チエンジレバー位置検出手段からの指令さ
    れたギヤ位置と上記ギヤ位置検出手段からの検出
    されたギヤ位置との一致を判定する一致判定手段
    21dと、 上記クラツチスイツチからの踏込検出信号と上
    記ギヤ位置検出手段からのニユートラル位置検出
    信号と上記一致判定手段からの一致判定信号とを
    受けて上記制御手段からの変速指令信号に優先し
    て上記の第1および第2の制御弁の作動を禁止す
    るニユートラル時作動禁止手段21eと が設けられたことを特徴とする、車両用トランス
    ミツシヨンのニユートラル時作動禁止機構。
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