JPS6015822B2 - 歯車変速機の歯打音防止装置 - Google Patents

歯車変速機の歯打音防止装置

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JPS6015822B2
JPS6015822B2 JP2199780A JP2199780A JPS6015822B2 JP S6015822 B2 JPS6015822 B2 JP S6015822B2 JP 2199780 A JP2199780 A JP 2199780A JP 2199780 A JP2199780 A JP 2199780A JP S6015822 B2 JPS6015822 B2 JP S6015822B2
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JP
Japan
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gear
transmission
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prevention device
neutral position
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JP2199780A
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耕一 畑村
一夫 久保
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Matsuda KK
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Matsuda KK
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、副変速機を介して主変速機に動力を伝える
形式の歯車変速機において、アィドリング時における歯
打音の発生を防止するようにした歯車変速機の歯打音防
止装置に関するものである。
以下、自動車用の歯車変速機を例にとり説明する。
従来この種の歯車変速機1は第1図に示すように副変速
機2と主変速機3とから構成されており、まずエンジン
4で発生した回転力はクラッチ5を介して劇変速機2の
入力鋼6の歯車(クラッチハブ)6aに伝えられる。
そして副変速機2のシフトレバー(図示せず)は常に高
速日あるいは低速Lのいずれかに設定されるように構成
されており、従ってそのシンクロナィザ機構のクラッチ
ハプスリープ7は常に高速日あるいは低速Lの変速段歯
車8a,8bに連結され、入力鞠6の回転力はこの変速
段歯車8a,8bおよびカウンターシャフト9の歯車g
a,9bを介してカウンターシャフト9に伝えられる。
一方、主変速機3の4つの変速段歯車10a〜10dは
常にカウンターシャフト9の各歯車9c〜9fと連結さ
れており、カウンタ−シャフト9の回転に伴って、これ
ら4つの変速段歯車10a〜10dも回転する。また、
主変速機3のシフトレバー(図示せず)を1選、2遠、
3遠あるし、は4選のいずれかに操作すると、そのシン
クロナィザ機構のクラッチハプスリープ11a,11b
のいずれかが上記4つのうちの1つの変速段歯車10a
〜10dを出力軸12の歯車(クラッチハブ)12aま
たは12bに連結する。従って変速段歯車10a〜10
dの回転力は出力軸12に伝えられ、このようにしてエ
ンジン4の回転力は出力軸12に伝達される。しかしな
がら、このような従来の変速機1では、副変速機2のク
ラッチハプスリーブ7によりその入力軸6の歯車6aは
常に高速日あるいは低遠Lの変速段歯車8a.8bに連
結されており、ニュートラル位置が設けられていなかっ
たので、アィドリング時および走行時にカウンターシャ
フト9は常に回転していた。そのうち特にアィドリング
時には、主変速機3のカウンターシャフト9上の歯車9
c〜9fと出力軸12の歯車10a〜10dとの噛み合
い部分にエンジン4のトルク変動による衝撃が加わって
歯打音が発生し、自動車に乗っている人に不快感を与え
るという欠点があつた。この発明は、以上のような従来
のものの欠点を除去するためになされてもので、主変速
機のニュートラル位置を検出する検出手段を設けるとと
もに、この検出手段により作動される制御手段を設け、
この制御手段によって副変速機の係脱手段をニュートラ
ル位置にして主変速機への入力伝達を遮断することによ
り、アィドリング時における歯打音の発生を防止するよ
うにした歯車変速機の歯打音防止装置を提供することを
目的としている。
以下、本発明の実施例を図について説明する。第2図な
いし第4図は本発明の第1の実施例による歯車変速機の
歯打音防止装置の要部を示している。すなわち、13は
主変速機3のニュートラル位置を検出する検出回路で、
この検出回路13は電源Eと、第1、第2および第3の
スイッチ14,15,16とリレー17とを直列に接続
したものである。ここで第1のスイッチ14は上記検出
回路13を作動させるたとえばキースィッチであり、第
2のスイッチ15は主変速機3に設けられ、主変速機3
がニュートラルになっている間には閉じ、それ以外の時
には開くスイッチである。第3のスイッチ16はクラッ
チ5の接続時に閉じ、クラッチ5が切られたときに開く
スイッチである。一方、制御装置18は真空タンク19
、ソレノィドバルプ20、ダイヤフラム装置(アクチュ
ェータ)21およびリンク22とからなる。
ソレノィドバルブ20は、真空タンク19とダイヤフラ
ム装置21との間に取付けられており、上記検出回路1
3のリレー17によって開かれた時、真空タンク19と
ダイヤフラム装置21の下室21bとを運通する。そし
て、ダイヤフラム装置21のダイヤフラム21aにはロ
ッド22aを介してリンク22の一端が連結され、上記
ロッド22aにはダイヤフラム21aのA方向の移動に
抗するばね21dが装着されている。また、リンク22
の池端は副変速機2のシフトフオーク23を作動するア
ーム24の中央部にピン24aによって連結されている
。副変速機2のシフトフオーク23は、ほぼ、C字状の
形状をしており、その先端23aはシンクロナィザ機構
のクラッチハブスリーブ7に係合するようになっている
また該シフトフオーク23はその貫通孔23bに挿通さ
れた支軸25に沿って摺動自在となっており、また上記
貫通孔23b付近には支軸25と垂直な面内にスライド
溝部23cが設けられている。そしてこのシフトフオー
ク23のスライド溝部23cにはアーム24の先端部2
4bが摺動自在となっており、該アーム24の後端部2
4cはピン24dによってシフトシャフト26の一端に
回動自在に取付けられている。このシフトシャフト26
は軸受27に回動自在に支承され、その他端は劇変遠機
2のシフトレバー(図示せず)に連結したアーム29に
ボルトによって連結されており、また、軸受27の内壁
に設けられたロックボール28によってシフトシャフト
26の高速日あるいは低速Lの位置決めがなされるよう
になってる。次に動作について説明する。
主変速機3がニュートラル位置に作動されると(このと
き第1のスイッチ14はすでに閉じている)、検出回路
13の第2のスイッチ15が閉じ、さらにクラッチ5が
接続されると、第3のスイッチ16が閉じる。すなわち
、アイドリング時には、全てのスイッチ14,15,1
6が閉じて検出回路13に電流が流れ、リレー17が作
動する。このリレー17の作動によって制御装置18の
ソレノィドバルブ20は開かれ、ダイヤフラム装置21
の下室21bが真空タンク19と運通してダイヤフラム
21aがばね21dに抗して下方に吸引され、リンク2
2は第2図下方、すなわち矢印A方向に移動する。する
と、リンク22の池端が連結されたアーム24は、その
後端部24cのピン24dを中心にしてその先端部24
dが矢印8方向に摺動し、同図一点鎖線に示す位贋Cま
で移動する。このとき、アーム24の先端部24bがそ
のスライド薄部23cに摺動自在に設けられたシフトフ
オーク23は、第4図矢印D方向に移動し、ア−ム24
の先端部24bが位置Cにきたとき、シフトフオーク2
3は第4図の2点鎖線N上で停止する。シフトフオーク
23がこの状態にあるとき、シフトフオーク23の先端
23aに係合している劇変速機2のクラッチハブスリー
ブ7は高速日および低速Lのいずれの変速段歯車8a,
8bにも連結されておらず、この状態が副変速機2のニ
ュートラル位置である。この状態では入力軸6の歯車6
aと変速段歯車8a,8bとは分離されており、入力軸
6の回転力は変速段歯車8a,8bに伝達されず、カウ
ンターシャフト9も回転しない。以上のような構成およ
び動作を有する本実施例の歯車変速機1の歯打音防止装
置によれば、アィドリング時には副変速機2の変速毅歯
車8a,8bに回転力が伝わらず、カウンターシャフト
9も回転しないので歯打音の発生が防止される。またこ
の場合、歯車が回転しないので、エンジン4に負荷がか
からず、燃費が節減できる。さらに、副変速機2が自動
的にニュートラル位置に設定されるようにしたので、運
転者の操作忘れ等の問題も生じない。なお、上記実施例
においては、制御装贋18のダイヤフラム装置21を真
空タンク19の負圧により作動させた場合について説明
したが、ェアポンプ、オイルポンプ等の加圧手段により
作動させてもよく、上記実施例と同様の効果を得ること
ができる。
また第3のスイッチ16は必ずしも必要なものではなく
省いてもよい。次に第5図および第6図は、本発明の第
2の実施例を示している。
図において、30は主変速機3のシフトレバーで、この
シフトレバー30の後端にはピン30aによって最尺の
第1のリンク31の一端が回動自在に連結されている。
そして、第1のリンク31の他端にはピン31aによっ
てアーム32の一端が回動自在に連結されている。この
アーム32は、その中央部に回転軸32aが設けられ、
他端にはピン32bによって第2のリンク33のレバー
部33aの一端が連結されている。第2のリンク33は
しバー部33a、シリンダー部33bおよびロッド部3
3cからなり、レバー部33aの池端はシリンダー部3
3b内にばね33dを押圧した状態で挿入され、シリン
ダー部33bはロッド部33cと一体に成形されている
。また、シリンダー部33bの外周壁には突起33eが
設けられており、この突起33eにはオイル封入式片効
きダンパ34の一端が取付けられている。そしてこの第
2のリンク33の後端は上記第1の実施例と同様にアー
ム24の中央に回動自在に連結されており、以上のよう
にして主変速機のシフトレバーと劇変遠機のシフトフオ
ークとを連係するりンク機構38が構成されている。次
に動作について説明する。主変速機3のシフトレバー3
0を操作して、ニュートラル位置Kに設定する。すなわ
ちシフトレバー30をF方向に移動させると、シフトレ
バー30の回転中心30bに対して第1のリンク31‘
まM方向に移動する。このとき、アーム32およびアー
ム32と第2のリンク33の連結部は、アーム33の回
転軸32a中心にしてG方向に回動し、それに伴って第
2のリンク33の後端は1方向に移動する。そして、主
変速機3のシフトレバー30がニュートラル位置にきた
とき、第2のリンク33の後端は1点鎖線で示す位置J
まで移動している。従ってこの第2のリンク33の移動
により上記第1の実施例と同様、アーム24を介して副
変速機2のシフトフオーク23をニュートラル位置に設
定することができる。なお、第2のリンク33の中央に
設けたシリンダ部33bは、次の機能を持つものである
即ち通常の変速時(車両が走行しているときに変速操作
する場合)のように主変速機3のシフトレバー30が単
にニュートラル位置を通過するにすぎない場合でも第2
のリンク33のレバー部33aはL方向に移動し、1ま
ね33dを押圧する。しかるに第2のリンク33のロッ
ド部33cは片効きダンバ34の作用により1〜2秒の
応答遅れがあり、その間に主変速機3のシフトレバー3
0が他の変速位置に設定されれば、レバー部33aのL
方向のロッド部33cに作用せず、第2のリンク33の
後端は位置Jまで移動しないので、副変速機2はニュ−
トラル位置にならない。この第2の実施例では、リンク
機構38が主変速機3のニュートラル位置を検出する手
段と副変速機2のシフトフオーク23を制御する手段と
を兼ねたものとなっており、上記第1の実施例と同様の
効果を得ることができる。
また本実施例によれば、上記第1の実施例における制御
装置を組み込むスペースがない場合には本実施例の装置
を絹み込むことができる効果がある。なお、上記第2の
実施例においては、第2のリンク33の中央にシリンダ
機構と片効きダンパ34を設けた場合について説明した
が、これらシリンダ機構と片効きダンバ34を設けなく
とも、実際の変速操作においては支障を生じない。
また第7図は本発明の第3の実施例を示しており、この
実施例はシフトフオーク23を、スライド溝部35bを
下端に形成したレバー35の上騰に取付け、このシフト
フオーク23を該レバー35の支点35aを中心とする
回動により支麹25の鞠方向に移動するようにし、また
主変速レバーまたはダイヤフラム装置に連結したりンク
36により腕37を介して上記しバー35のスライド溝
部35bを摺動するアーム24を作動させるようにした
ものである。
なおこのア−ム24と副変速機のシフトレバー29との
連結機構については上記実施例と同様である。この実施
例では主変速機3がニュートラル位置に入ると、リンク
36はP方向に移動し、これによって腕37はアーム2
4をQ方向に回動させ、その先端24bを1点鎖線で示
す位贋R‘こ停止させる。
このとき、レバー35は支点35aを中心に回動し、シ
フトフオーク23を支軸25の藤方向にスライドさせ副
変速機をニュートラル位置に入れる。以上のように、こ
の発明によれば、主変速機のニュートラル位置を検出す
る検出手段を設けるとともに、この検出手段により作動
される制御手段を設け、この制御手段により劇変速機の
係脱手段を自動的にニュートラル位置にして、その変速
段歯車への回転力の伝達を遮断することにより、アィド
リング時の歯打音の発生を防止でき、しかも燃費の節減
をも達成できる歯車変速機の歯打防音袋鷹が得られる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の副変速機付の歯車変速機の概略構成図、
第2図は本発明の第1の実施例の要部の概略構成図、第
3図および第4図は上記実施例におけるシフトフオーク
の動作を説明するための正面図および一部断面側面図、
第5図および第6図は本発明の第2の実施例の要部の概
略構成図および一部拡大断面図、第7図は本発明の第3
の実施例の概略構成図である。 1…歯車変速機、2…副変速機、3…主変速機、8a,
8b…副変速機の変速段歯車、7・・・シンクロナィザ
機構のクラッチハブスリーブ(係脱手段)、23・・・
シフトフオーク、13…検出回路(検出手段)、6・・
・入力軸、6a・・・入力鍬の歯車(クラッチハブ)、
18…制御装置(制御手段)、21・・・ダイヤフラム
装置(アクチュェータ)、30・・・主変速機のシフト
レバー、38・・・リンク機礎。 第1図 第3図 第2図 第4図 第5図 第6図 第7図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 副変速機を介して主変速機に動力を伝達する歯車変
    速機において、上記副変速機の複数変速段歯車のうちの
    1つの変速段歯車と入力軸の歯車とを係脱する係脱手段
    と、上記主変速機のニユートラル位置を検出する検出手
    段と、該検出手段により作動され上記係脱手段をニユー
    トラル位置にして、上記副変速機の変速段歯車と入力軸
    の歯車とを分離する制御手段とを設けたことを特徴とす
    る歯車変速機の歯打音防止装置。 2 上記制御手段を負圧または加圧により作動するアク
    チユエータにより構成したことを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載の歯車変速機の歯打音防止装置。 3 上記検出手段と上記制御手段とを兼ねる手段として
    、上記主変速機のシフトレバーと上記係脱手段とを連係
    するリンク機構を設けたことを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の歯車変速機の歯打音防止装置。
JP2199780A 1980-02-22 1980-02-22 歯車変速機の歯打音防止装置 Expired JPS6015822B2 (ja)

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JPH04210164A (ja) * 1990-12-07 1992-07-31 Kubota Corp 変速操作軽減装置

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