JPH05275590A - リードフレームのピンチカット装置 - Google Patents

リードフレームのピンチカット装置

Info

Publication number
JPH05275590A
JPH05275590A JP9885592A JP9885592A JPH05275590A JP H05275590 A JPH05275590 A JP H05275590A JP 9885592 A JP9885592 A JP 9885592A JP 9885592 A JP9885592 A JP 9885592A JP H05275590 A JPH05275590 A JP H05275590A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pinch
lead frame
die
cutting device
resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9885592A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Koyama
弘昭 小山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Apic Yamada Corp
Original Assignee
Apic Yamada Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Apic Yamada Corp filed Critical Apic Yamada Corp
Priority to JP9885592A priority Critical patent/JPH05275590A/ja
Publication of JPH05275590A publication Critical patent/JPH05275590A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lead Frames For Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ピンチ部のカットを容易に行うことができ、
これによってピンチカット時に樹脂が欠けたり樹脂にク
ラックがはいったりすることを防止する。 【構成】 樹脂モールド後のリードフレームをダイ30
およびパンチガイド32でクランプし、パンチ36によ
ってピンチ部20をカットするリードフレームのピンチ
カット装置において、前記リードフレームをクランプす
るダイ30に、リードフレームをクランプした際に前記
ピンチ部にVノッチを形成するための突起部30aを設
けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はリードフレームのピンチ
カット装置に関する。
【0002】
【従来の技術】樹脂モールド製品は半導体チップをリー
ドフレームに搭載して樹脂モールドした後、リードフレ
ームから個片に分離して提供される。このようにリード
フレームから製品を個片に分離する場合には、ダイパッ
ドを吊っているリード(ピンチ部)がレールに連結して
いるから、この吊りリードをピンチカットして製品を分
離する操作がなされる。図3に従来のピンチカット装置
を示す。図で10がパッケージ、12がレールである。
従来のピンチカット装置ではレール12をダイ14とパ
ンチガイド16でクランプし、レール12上のパッケー
ジ10に対向する縁部をパンチ18で突くことによって
ピンチ部20をひきちぎるようにしてカットする。22
はパッケージ10を支持するリフターである。なお、パ
ンチガイド16でリードフレームをクランプする場合は
図3(a) に示すようにピンチ部20の近傍部分ではリー
ドフレームをクランプしないようにして、ピンチ部20
が容易にひきちぎられるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
ピンチカット装置ではピンチ部分をひきちぎるようにし
て切断するから、レールとの連結部を細幅にしたり、Y
字状にして連結したりすることによってピンチカットが
容易にできるようにしている。また、図4に示す例はピ
ンチ部20にエッチングによって薄厚部24を設けた例
である。この場合も薄厚部24を設けることによってピ
ンチカットを容易にしている。なお、26はパッケージ
10とレール12との間の薄ばりを示す。
【0004】このように、ピンチカットが容易にできる
ように従来もリードフレームの形状等が工夫されている
が、ピンチカットを施す場合には図3(b) に示すように
ピンチ部20で吊りリードを外側に引っ張る力が作用す
るから、この引っ張り力がパッケージ10内のリードに
対しても作用してパッケージ10の樹脂にクラックが入
ったり、樹脂がかけたりするといった問題が生じてい
る。図4(b) でA部はピンチカットの際に樹脂がかける
部分の例を示す。最近の樹脂モールド製品では樹脂モー
ルド部の厚さが1mm以下といったきわめて薄型の製品が
でてきていることから、ピンチカットの際に樹脂にクラ
ックが入ったり、樹脂がかけたりするといった問題がお
きやすくなっている。
【0005】また、仮に樹脂がかけたりしない場合で
も、見た目にはわからない程度のクラックが入ったりす
ることによってパッケージの封止性が低下して、製品の
信頼性が得られなくなるといった問題が生じる。そこ
で、本発明は上記問題点を解消すべくなされたものであ
り、その目的とするところは、樹脂モールド後のリード
フレームから製品を個片に分離する際に、パッケージの
樹脂部にクラックを生じさせたりすることなく容易にピ
ンチカットすることのできるリードフレームのピンチカ
ット装置を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため次の構成を備える。すなわち、樹脂モールド後
のリードフレームをダイおよびパンチガイドでクランプ
し、パンチによってピンチ部をカットするリードフレー
ムのピンチカット装置において、前記リードフレームを
クランプするダイに、リードフレームをクランプした際
に前記ピンチ部にVノッチを形成するための突起部を設
けたことを特徴とする。
【0007】
【作用】リードフレームのピンチ部をピンチカットする
際にリードフレームをダイとパンチガイドでクランプす
ることにより、ダイに設けた突起部でピンチ部にVノッ
チが形成される。これによってピンチ部の引っ張り力に
対する強度を弱め、パンチの突き操作によってピンチ部
を容易にピンチカットすることができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基
づいて詳細に説明する。図1は本発明に係るリードフレ
ームのピンチカット装置の要部を示す説明図である。本
発明に係るリードフレームのピンチカット装置は、ピン
チカットの際にリードフレームのピンチ部をクランプす
るダイのクランプ面上に、ピンチ部にVノッチを形成す
るための突起部を設けることを特徴とする。すなわち、
ピンチ部をクランプした際にピンチ部にVノッチを設け
ることによってピンチ部の強度を弱め、切り離れやすく
して容易にピンチカットできるようにしたことを特徴と
する。
【0009】図1で10はパッケージ、12はレール、
20はピンチ部を示す。30はピンチ部20の下面に当
接するダイ、32はダイ30との間でピンチ部20およ
びレール12をクランプするパンチガイドである。ダイ
30には図1に示すようにパッケージ10から延出する
ピンチ部20の基部にVノッチを形成するための突起部
30aを設ける。図2(a) にピンチ部20を平面方向か
ら見た例を示す。この例ではレール12に2本のピンチ
部20が接続している。図2(b) は上記ダイ30を用い
てピンチ部をクランプした状態を示すもので、ダイ30
に形成した突起部30aによってピンチ部にVノッチ3
4が形成された様子を示す。
【0010】図2(a) に示す例では各々のピンチ部20
についてVノッチを形成するように、ピンチ部20の平
面位置に合わせてダイ30に突起部30aを設けるよう
にする。図1に示す実施例ではパンチガイド32はスプ
リング(不図示)で弾性的にピンチ部20をダイ30に
押圧するようにしている。パンチ36によってピンチ部
20を突いた際にピンチ部20が外側に引っ張られるよ
うにするためである。パンチ36の突端部は従来装置と
同様にV形に形成され、ダイ30にはパンチ36の断面
形状に合わせたV溝が形成される。
【0011】実施例のピンチカット装置によってピンチ
部をカットする場合は、まず、リードフレームのレール
部をダイ30とパンチガイド32とでクランプした際に
ピンチ部20の下面にダイ30の突起部30aによって
Vノッチが形成され、これによってピンチ部20の引っ
張り力に対する強度が弱まって簡単にピンチカットする
ことができる。このようにピンチカットが小さい力でで
きることにより、ピンチカットの際にパッケージ内のリ
ードに作用する引っ張り力が小さくなり、パッケージの
樹脂部に作用する力も小さくなって樹脂の欠けや樹脂に
クラックがはいるといった問題を解消することができ
る。
【0012】また、上記実施例のピンチカット装置では
ピンチカットの際にパンチガイド32がレール12とピ
ンチ部20をダイ30に対して弾性的に押圧するように
しているから、ピンチカットの際のピンチ部のおさえが
好適になされてパッケージ側に力を及ぼさないようにし
てカットすることができる。ピンチ部20はダイ30に
設けた突起部30aによって挟圧され、引っ張り力がパ
ッケージ10の内部に及ぶことを防止する効果がある。
【0013】上記実施例のようにダイ30に突起部30
aを設けた場合には、図4に示す例のようにリードフレ
ームを製造する際にピンチ部に薄厚部を設けたりする必
要がなくなりリードフレームの製造が容易になるといっ
た利点がある。また、ピンチカット装置側でピンチカッ
トを容易にすることによってリードフレームをデザイン
する場合の自由度がひろがるという利点がある。また、
ダイ30に突起部30aを形成することはダイ製作上も
さほど困難でなく、従来のピンチカット装置に対しても
同様に適用して利用することが可能である。
【0014】
【発明の効果】本発明に係るリードフレームのピンチカ
ット装置によれば、上述したように、ダイに突起部を設
けることによってピンチ部のカットを容易に行うことが
でき、これによってピンチカット時に樹脂が欠けたり樹
脂にクラックがはいったりするといった問題を解消する
ことができ、製品の信頼性を高めることができる等の著
効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】リードフレームのピンチカット装置の要部を示
す説明図である。
【図2】樹脂モールド後のピンチ部を示す説明図であ
る。
【図3】リードフレームのピンチカット装置の従来例を
示す説明図である。
【図4】リードフレームのピンチ部の構成を示す説明図
である。
【符号の説明】
10 パッケージ 12 レール 14 ダイ 16 パンチガイド 18 パンチ 20 ピンチ部 22 リフター 24 薄厚部 26 薄ばり 30 ダイ 30a 突起部 32 パンチガイド 34 Vノッチ 36 パンチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂モールド後のリードフレームをダイ
    およびパンチガイドでクランプし、パンチによってピン
    チ部をカットするリードフレームのピンチカット装置に
    おいて、 前記リードフレームをクランプするダイに、リードフレ
    ームをクランプした際に前記ピンチ部にVノッチを形成
    するための突起部を設けたことを特徴とするリードフレ
    ームのピンチカット装置。
JP9885592A 1992-03-25 1992-03-25 リードフレームのピンチカット装置 Pending JPH05275590A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9885592A JPH05275590A (ja) 1992-03-25 1992-03-25 リードフレームのピンチカット装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9885592A JPH05275590A (ja) 1992-03-25 1992-03-25 リードフレームのピンチカット装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05275590A true JPH05275590A (ja) 1993-10-22

Family

ID=14230852

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9885592A Pending JPH05275590A (ja) 1992-03-25 1992-03-25 リードフレームのピンチカット装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05275590A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002093983A (ja) * 2000-09-13 2002-03-29 Murata Mfg Co Ltd 電子部品の切離し構造
JP2003048254A (ja) * 2001-08-06 2003-02-18 Murata Mfg Co Ltd 電気機器の製造方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002093983A (ja) * 2000-09-13 2002-03-29 Murata Mfg Co Ltd 電子部品の切離し構造
JP4505967B2 (ja) * 2000-09-13 2010-07-21 株式会社村田製作所 電子部品の切離し構造
JP2003048254A (ja) * 2001-08-06 2003-02-18 Murata Mfg Co Ltd 電気機器の製造方法
JP4686930B2 (ja) * 2001-08-06 2011-05-25 株式会社村田製作所 電気機器の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH065746A (ja) 集積回路装置用のヒートシンクを有するプラスチックモールドパッケージ
JPH05275590A (ja) リードフレームのピンチカット装置
JPH0371785B2 (ja)
JPH08318328A (ja) リード切断用金型
JP2826508B2 (ja) 半導体装置の製造装置
JPH01243565A (ja) 半導体装置のリード切断装置
JPH08107169A (ja) 樹脂封止型半導体装置の分離方法
JP3226035B2 (ja) 電子部品の位置決めリード曲げ装置及び曲げ法
JP2521669B2 (ja) 半導体製造装置
JP2803600B2 (ja) 吊りピン切断装置
JP2587540B2 (ja) リードフレームより樹脂封止体の切離し法
JP3226874B2 (ja) リード切断方法
JP2737714B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JPH0997866A (ja) リード成形方法及びリード成形用金型
JPH08124950A (ja) 半導体装置の製造方法
JP3076948B2 (ja) リードフレームおよびこれを用いた半導体装置の製造方法
JP2736123B2 (ja) 半導体用リードフレーム
JPH09321203A (ja) 樹脂封止型半導体装置及びこの方法を用いて製造した半導体装置、並びにリードフレーム
JPH0511453U (ja) リードフレーム
JPS63146457A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH0464256A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH03125467A (ja) 樹脂封止型半導体装置用リードフレームおよびその加工方法
JPH07297346A (ja) バスバー付リードフレームおよび半導体装置
JPH11226663A (ja) 樹脂封止型半導体装置用打ち抜き金型
JPH0286155A (ja) リードフレーム