JP3226874B2 - リード切断方法 - Google Patents

リード切断方法

Info

Publication number
JP3226874B2
JP3226874B2 JP13804898A JP13804898A JP3226874B2 JP 3226874 B2 JP3226874 B2 JP 3226874B2 JP 13804898 A JP13804898 A JP 13804898A JP 13804898 A JP13804898 A JP 13804898A JP 3226874 B2 JP3226874 B2 JP 3226874B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lead
cutting
die
fixing die
punch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP13804898A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11319977A (ja
Inventor
義幸 田中
Original Assignee
大分日本電気株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 大分日本電気株式会社 filed Critical 大分日本電気株式会社
Priority to JP13804898A priority Critical patent/JP3226874B2/ja
Publication of JPH11319977A publication Critical patent/JPH11319977A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3226874B2 publication Critical patent/JP3226874B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Punching Or Piercing (AREA)
  • Lead Frames For Integrated Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の組立
において、リード切断分離工程に用いられるリード切断
分離用金型、特に、リードフレームの下側からリードを
切断分離する逆抜き機構を有するリードフレーム打抜き
用金型に関する。
【0002】
【従来の技術】樹脂封止型半導体装置をプリント基板の
表面に実装する際、リードの実装面側に突出するリード
ばりを無くせば、リードとプリント基板電極との接着性
が良くなる。このリードばりを無くすために、リード切
断工程において実装面側の下方から切断する逆抜き作業
が行われる。
【0003】リード切断工程における逆抜き作業は、従
来、図に示す順序で行われていた。図(a)は樹脂
封止及びリードの表面処理が完了した半導体装置をリー
ドフレームから切断する直前の、リードをその長さ方向
の側面から見た様子を示す要部断面図である。同図にお
いて、樹脂封止部1のリード2は上方において切断用ダ
イ3及び曲げ用ダイ4に固定され、これらが上方から垂
直に下降してきて切断用パンチ5に接近する。更に、リ
ード2が切断用ダイ3及び曲げ用ダイ4と共に下降して
きて切断用パンチ5により切断された瞬間の様子を示す
図が、図3(b)である。これにより、リード2はリー
ドカット部23を挟んで樹脂封止部1側のリード21及
び樹脂封止部1から分離したリード22とに分かれる
が、リード22はリードフレーム(図示せず)により固
持され、リード21は樹脂封止部1と共にやはり吊リー
ド(図示せず)を通してリードフレームにより固持され
ている。以上の図(a)から図(b)までの工程
は、切断用ダイ3、曲げ用ダイ4及び切断用パンチ5に
より構成される1セットの切断用金型により遂行され
る。
【0004】次に、この切断工程に続く工程での作業性
を良くするために、リード22の一部23を切り落と
す。図(b)の状態のリード21及びリード22を下
側から抜き落としダイ6で固定し、図(a)のよう
に、リードの一部23の上方に抜き落としパンチ7をセ
ットする。抜き落としパンチ6を下降させて、リード切
断部23を図(b)のように切り落とす。以上の図
(a)から図(b)までの工程は、抜き落としダイ6
及び抜き落としパンチ7により構成される1セットの抜
き落とし用金型により遂行される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、上述した
手順に従ったリード切断工程においては、リード切断用
の切断用金型とリードの一部を切り落とすための抜き落
とし用金型の合計で2セットの金型と、それぞれの金型
を用いる2段階のリード切断作業が必要であった。又、
リードを切り落とすと、切断屑が発生し、更に、磁気を
帯びたダイやパンチに切断屑が付着し、それを取り除く
ため多大な作業工数を費やしていた。
【0006】本発明は、リード切断工程を簡略化すると
共に、切断屑の発生による切断屑除去作業を必要としな
いリードフレーム打抜き用金型及びリード切断方法を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のリードフレーム
打抜き用金型は、樹脂封止型半導体装置のリードをリー
ドの実装面とは反対側から押さえる、リードフレーム側
に位置する第1の固定用ダイ及び前記第1の固定用ダイ
から所定の距離だけ離れて位置する第2の固定用ダイ
と、前記第1の固定用ダイと前記第2の固定用ダイとの
間にあって前記リードの下方に位置するよう固定された
切断用パンチとから成るリードフレーム打抜き用金型に
おいて、前記切断用パンチと前記第1の固定用ダイとが
水平方向において少なくとも前記リードの厚さ分のクリ
アランスを有することを特徴としている。
【0008】又、本発明のリードフレーム打抜き用金型
は、前記所定の距離が、前記リードフレームを上から押
さえるL字型リードフレーム押さえ金型と前記リードの
実装面との間の垂直方向の距離よりも短いことを特徴と
している。
【0009】更に、本発明のリードフレーム打抜き用金
型は、前記切断用パンチの前記リードフレーム側の一方
の側面が、リードの長さ方向において、ハンドラーのL
字型プッシャーの外側面よりも前記リードフレーム側に
位置することを特徴としている。
【0010】本発明のリード切断方法は、リードフレー
ム側に位置する第1の固定用ダイ及び前記第1の固定用
ダイから所定の距離だけ離れて位置する第2の固定用ダ
イが、樹脂封止型半導体装置のリードをリードの実装面
とは反対側から押さえる第1の工程と、前記リードを前
記第1の固定用ダイ及び前記第2の固定用ダイと共に下
降させて、前記第1の固定用ダイと前記第2の固定用ダ
イとの間にあって前記リードの下方に位置するよう固定
された切断用パンチにより前記リードを切断する第2の
工程と、前記リードを前記第1の固定用ダイ側の第1の
リードと前記第2の固定用ダイ側の第2のリードとに分
離する第3の工程とから成るリード切断方法において、
前記第1の工程、前記第2の工程、前記第3の工程が、
連続して行われる一連の工程であり、又、前記第3の工
程が、前記第1の固定用ダイ及び前記第2の固定用ダイ
並びに前記切断用パンチにより行われることを特徴とし
ている。
【0011】更に、本発明のリード切断方法は、前記第
3の工程が、前記第2の工程の後、前記第1のリードの
前記切断用パンチに接する部分を前記第1の固定用ダイ
の側面に沿って垂直に曲げて分離する工程であることを
特徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】まず、本発明の第1の実施形態に
ついて、図1(a)〜(c)を参照して説明する。従来
のリード切断方法の説明に用いた図3、図4と同じ部分
は同一番号を付してある。
【0013】図1(a)は,樹脂封止及びリードの表面
処理が完了した半導体装置をリード切断する直前の、リ
ードをその長さ方向の側面から見た様子を示す要部断面
図である。同図において、樹脂封止部1のリード2は上
方において切断用ダイ3及び曲げ用ダイ4に固定され、
これらが上方から垂直に下降してきて切断用パンチ5に
接近する。
【0014】続いて、リード2が切断用ダイ3及び曲げ
用ダイ4と共に下降してきて切断用パンチ5により切断
された瞬間の様子を示す図が、図1(b)である。これ
により、リード2は樹脂封止部1側のリード21及びリ
ードフレーム(図示せず)側のリード22とに分かれる
が、リード22はリードフレーム(図示せず)により固
持され、リード21は樹脂封止部1を通してリードフレ
ームにより固持されている。以上の図1(a)から図1
(b)までの工程は、従来のリード切断工程と概略同じ
であるが、切断用パンチ5は曲げ用ダイ4との間にリー
ドの厚さ以上のクリアランス8を有している。
【0015】図1(b)の状態から更に、切断用ダイ3
と曲げ用ダイ4に固定されたリード2が樹脂封止部1と
共に下降すると、切断用パンチ5と曲げ用ダイ4との間
には、リード2の厚さよりもやや広いクリアランス8が
あるために、切断されたリード2のうち、リード22の
方に位置するリード曲げ部24が曲げ用ダイ4の側面に
沿って図1(c)のように垂直に曲げられる。
【0016】尚ここで、上記の切断・分離方法で垂直に
曲げられたリード22のリード曲げ部24の高さは、リ
ード切断工程に続く、図2(a)に示すリードフレーム
カット工程において、L字型のリードフレーム押さえ1
1のリード22の対向面12よりも低くなるように設定
されている。即ち、図1(a)に示す切断用ダイ3と曲
げ用ダイ4との間隔31が図2(a)に示す距離32よ
りも短く設定される。
【0017】更に、リード曲げ部24の曲げ位置は、リ
ードフレームカット工程に続いて行われる選別工程にお
いて、図2(b)に示すように、L字型のハンドラープ
ッシャー13のリード21との接触部の側面14と接触
しないように設定される。即ち、図2(b)に示すよう
に、切断用パンチ5のリードフレーム側の側面33の位
置は、リード21の長さ方向において、プッシャー13
の側面34よりも外側に位置するように設定される。
【0018】上記のように、リードの切断、分離工程を
行うと、次のような利点がある。
【0019】(1)リード切断・分離工程を切断用ダイ
3、曲げ用ダイ4、切断用パンチ5から成る1セットの
金型で行えるので、従来のリード切断・分離工程におい
て使用された2セットの金型が1セットで済む。
【0020】(2)(1)に伴い、リード切断・分離工
程が約半分に短縮される。
【0021】(3)従来のリード切断・分離工程におい
て発生していたリード切断による切断屑が生じないの
で、後工程における切断屑除去作業が省ける。
【0022】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のリードフレ
ーム打抜き用金型及びそれを用いたリード切断方法は、
リード切断・分離工程を逆抜き用の切断用ダイ、曲げ用
ダイ、切断用パンチから成る1セットの金型を用いて切
断、曲げを連続して行えるので、従来のリード切断・分
離工程において使用された2セットの金型が1セットで
済み、しかも、リード切断・分離工程が約半分に短縮さ
れる。更に、従来切断されて切断屑発生の原因となって
いたリード切断部分を、後工程での作業に支障が出ない
ように垂直に曲げて残すので、切断屑が生じず、後工程
における切断屑除去作業が省けるという効果も有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のリード切断方法を工程順に示す要部断
面図である。
【図2】本発明のリード切断方法を用いて切断された
ードの形状が、その後の工程においてその工程に用いら
れる治具との間に有する相対的な位置関係を示す要部断
面図である。
【図3】従来のリードフレーム打抜き用金型及びそれを
用いたリード切断方法を工程順に示す要部断面図であ
る。
【図4】図3に続く要部断面図である。
【符号の説明】
1 樹脂封止部 2、21、22 リード 3 切断用ダイ 4 曲げ用ダイ 5 切断用パンチ 6 抜き落としダイ 7 抜き落としパンチ 8 クリアランス 11 リードフレーム押さえ 12 対向面 13 ハンドラープッシャー 23 リードカット部 24 リード曲げ部 31 間隔 32 距離 33、34 側面
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−183085(JP,A) 特開 平3−46264(JP,A) 特開 平2−28964(JP,A) 特開 平2−28963(JP,A) 特開 昭63−234551(JP,A) 特開 平11−97603(JP,A) 特開 平8−204090(JP,A) 特開 昭63−146457(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21D 28/00 B21D 28/34 H01L 23/50

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リードフレーム側に位置する第1の固定
    用ダイ及び前記第1の固定用ダイから所定の距離だけ離
    れて位置する第2の固定用ダイが、樹脂封止型半導体装
    置のリードをリードの実装面とは反対側から押さえる第
    1の工程と、前記リードを前記第1の固定用ダイ及び前
    記第2の固定用ダイと共に下降させて、前記第1の固定
    用ダイと前記第2の固定用ダイとの間にあって前記リー
    ドの下方に位置するよう固定された切断用パンチにより
    前記リードを切断する第2の工程と、前記リードを前記
    第1の固定用ダイ側の第1のリードと前記第2の固定用
    ダイ側の第2のリードとに分離する第3の工程とから成
    るリード切断方法において、前記第1の工程、前記第2
    の工程、前記第3の工程が、連続して行われる一連の工
    程であることを特徴とするリード切断方法。
  2. 【請求項2】 前記第3の工程が、前記第1の固定用ダ
    イ及び前記第2の固定用ダイ並びに前記切断用パンチに
    より行われる請求項記載のリード切断方法。
  3. 【請求項3】 前記第3の工程が、前記第2の工程の
    後、前記第1のリードの前記切断用パンチに接する部分
    を前記第1の固定用ダイの側面に沿って垂直に曲げて分
    離する工程である請求項記載のリード切断方法。
JP13804898A 1998-05-20 1998-05-20 リード切断方法 Expired - Fee Related JP3226874B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13804898A JP3226874B2 (ja) 1998-05-20 1998-05-20 リード切断方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13804898A JP3226874B2 (ja) 1998-05-20 1998-05-20 リード切断方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11319977A JPH11319977A (ja) 1999-11-24
JP3226874B2 true JP3226874B2 (ja) 2001-11-05

Family

ID=15212788

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13804898A Expired - Fee Related JP3226874B2 (ja) 1998-05-20 1998-05-20 リード切断方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3226874B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101245707B1 (ko) * 2010-12-23 2013-03-25 주식회사 포스코 하이드로포밍 제품의 슬러그리스 홀 가공 방법
JP6479258B2 (ja) 2016-03-29 2019-03-06 三菱電機株式会社 樹脂封止型電力半導体装置の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11319977A (ja) 1999-11-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3660861B2 (ja) 半導体装置の製造方法
US7247931B2 (en) Semiconductor package and leadframe therefor having angled corners
US4137546A (en) Stamped lead frame for semiconductor packages
JP3226874B2 (ja) リード切断方法
US4592131A (en) Method for manufacturing resin-sealed semiconductor device
JPH1168009A (ja) 熱的性能を改良したリードフレームの形成
JP2527573Y2 (ja) 半導体装置用タイバー切断金型
JPH08306844A (ja) 面実装部品リード端子の製造法
JP2944592B2 (ja) リードの切断装置
JPH1079463A (ja) 半導体装置製造用切断装置
JP2826508B2 (ja) 半導体装置の製造装置
JP2527503B2 (ja) リ―ドフレ―ムおよびその製造方法
JPH11260991A (ja) 半導体装置用リードフレームの製造方法
JPH0730050A (ja) リ−ドフレ−ム
KR100856038B1 (ko) 리드프레임 제조를 위한 다운셋 펀칭용 다이를 이용한 리드프레임의 제조 방법
JP2848923B2 (ja) 半導体装置のリードフレームの加工方法及びその装置
KR200160429Y1 (ko) 리드프레임 패드 챔퍼용 금형
JP2603814B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
US20030151120A1 (en) Lead-frame forming for improved thermal performance
JP2000208688A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH0997866A (ja) リード成形方法及びリード成形用金型
KR100450087B1 (ko) 전력용트랜지스터의리드프레임제작방법
JP2587540B2 (ja) リードフレームより樹脂封止体の切離し法
JPS63128739A (ja) リ−ドフレ−ムの製造方法
JPH08298306A (ja) 半導体装置およびその製造に用いるリードフレームならびにリードフレームの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20010731

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees