JPH08107169A - 樹脂封止型半導体装置の分離方法 - Google Patents

樹脂封止型半導体装置の分離方法

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JPH08107169A
JPH08107169A JP23868694A JP23868694A JPH08107169A JP H08107169 A JPH08107169 A JP H08107169A JP 23868694 A JP23868694 A JP 23868694A JP 23868694 A JP23868694 A JP 23868694A JP H08107169 A JPH08107169 A JP H08107169A
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JP
Japan
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semiconductor device
resin
lead
cut
cutting
Prior art date
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JP23868694A
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English (en)
Inventor
Takashi Furukawa
孝 古川
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 本発明は、樹脂封止型半導体装置をリードフ
レームに保持する吊りリードに、この吊りリードに生じ
る応力が相殺されるように切り込みを入れる工程と、前
記吊りリードを前記樹脂封止型半導体装置に対して離れ
る向きに引き、前記吊りリードを切断する工程を有す
る。 【効果】 本発明によれば、樹脂封止型半導体装置をリ
ードフレームから分離する際に、樹脂封止型半導体装置
に不要な応力が懸からないために、薄型の樹脂封止型半
導体装置の分離においても、良好な樹脂封止型半導体装
置の吊りリードの切断を実現することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、樹脂封止型半導体装置
のリードフレームからの分離方法に関する。
【0002】
【従来の技術】樹脂封止型半導体装置のリードフレーム
からの分離方法は、切断ポンチによる切断が一般的であ
る。図5は分離前の樹脂封止型半導体装置の平面図であ
る。樹脂封止型半導体装置1はリードフレーム4の中央
部において吊りリード2により保持されている。樹脂封
止型半導体装置は四角形状を成しており、その角部には
吊りリード2が、また各辺にはアウターリード3が形成
されている。吊りリード2およびアウターリード3は樹
脂封止工程により半導体装置に拘束されている。そし
て、樹脂封止型半導体装置のリードフレームからの分離
は、吊りリード2を切断することにより行われる。次に
その様子を示す。図6は切断前における樹脂封止型半導
体装置と切断ポンチの位置関係を示しており、図5にお
いてA‐A′の断面で観察したものである。受け台6は
切断時に樹脂封止型半導体装置1を固定するためのもの
で、吊りリード2の上方の切断ポンチ5を矢印方向に移
動させ吊りリード2を切断する場合に必要である。図7
は切断後の樹脂封止型半導体装置と切断ポンチの位置関
係を示している。切断ポンチ5は吊りリード2の樹脂封
止型半導体装置1の近傍を切断しおり、切断時に不要な
応力が吊りリード2の付け根に懸からないようにしてい
る。ところがこの場合の切断は、厳密には切断ダイは存
在しておらず、樹脂封止型半導体装置1を切断ダイと見
立てているため、切断ではなく引きちぎりということが
でき、故に樹脂封止型半導体装置1に不要な応力が懸か
る。従来技術の問題点は樹脂封止型半導体装置に割れが
発生することである。図8は切断後の樹脂封止型半導体
装置を示しており、図(a)は平面図であり、図(b)
は図(a)の角部(○で示す部分)の拡大断面図であ
る。図(a)においては、樹脂封止型半導体装置1は全
く正常であるが、図(b)においては割れ7が吊りリー
ド2の付け根に集中的に発生していることが判る。割れ
が発生するメカニズムは、前述の通り樹脂封止型半導体
装置を切断ダイに見立てた切断にあり、切断時の応力が
樹脂封止型半導体装置1の吊りリード2の付け根に直接
的に懸かり、樹脂封止型半導体装置1の強度が切断時の
応力に劣り割れるものである。
【0003】近年、樹脂封止型半導体装置も薄型の傾向
にあり、総厚1mmまたは1mm以下のものまで開発さ
れつつある。この様な半導体装置の吊りリードを従来技
術で切断すると、樹脂封止型半導体装置に割れが発生す
ることは必至である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来の
樹脂封止型半導体装置のリードフレームからの分離方法
では、吊りリードを切断する際に樹脂封止型半導体装置
に不要な応力が懸かり割れが発生していた。本発明は上
記欠点を除去し、良好な樹脂封止型半導体装置の吊りリ
ードの切断を実現することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の樹脂封止型半導体装置の分離方法は、樹脂
封止型半導体装置をリードフレームに保持する吊りリー
ドに、この吊りリードに生じる応力が相殺されるように
切り込みを入れる工程と、前記吊りリードを前記樹脂封
止型半導体装置に対して離れる向きに引き、前記吊りリ
ードを切断する工程を有する。
【0006】
【作用】本発明で提供する手段は、樹脂封止型半導体装
置を分離する際に、先ず、吊りリードに切り込みを入
れ、次にその吊りリードを引くことによって吊りリード
を切断し分離するというものである。従来は切り込みを
入れずにいきなり切断ポンチで切断していたために、不
要な応力が樹脂封止型半導体装置に懸かっていたのに対
し、本発明では、樹脂封止型半導体装置に対して応力が
懸からないように切り込みを入れ、その後吊りリードを
引くことにより切断を行うため、樹脂封止型半導体装置
に割れが発生しない。
【0007】
【実施例】本発明は樹脂封止型半導体装置をリードフレ
ームから分離する際に、吊りリードに切り込みポンチで
切り込みを入れつつ、また同時にそれにより吊りリード
を位置的に拘束し、その後、切り込みポンチを境として
樹脂封止型半導体装置と反対側の吊りリードをホルダに
より拘束し、このホルダを用いて吊りリードを切り込み
方向に対して垂直方向に引っ張ることにより、樹脂封止
型半導体装置に不要な応力を与えること無く、吊りリー
ドを切断するというものである。
【0008】本発明の第1の実施例を図面を参照して説
明する。樹脂封止型半導体装置の外囲器タイプは吊りリ
ードがその四隅にあるQFPを前提として説明を進め
る。また吊りリード切断工程は、いわゆるアウターリー
ドの成形加工の最終工程であるとし、即ち、アウターリ
ードは全て所定の形状に成形された樹脂封止型半導体装
置が吊りリードによりリードフレームと連結されている
状態である。
【0009】図1は切り込み前における樹脂封止型半導
体装置と切り込みポンチの位置関係を示しており、図5
においてA‐A′の断面で観察したものである。樹脂封
止型半導体装置1の姿勢は実装面を下にし、吊りリード
2の上下に切り込みポンチ8を待機させ、矢印方向に切
り込みポンチを移動させる。この時切り込みポンチ8の
向きは互いに向き合うようにする。図2は切り込み後に
おける樹脂封止型半導体装置と切り込みポンチの位置関
係を示している。切り込み量の最適値は切り込み後、樹
脂封止型半導体装置が自重によりリードフレームから分
離しないような最大量である。この時、切り込みポンチ
8の位置を切り込み終了位置という。また、樹脂封止型
半導体装置はリードフレームに保持されており、上下の
切り込みポンチ8は所定の切り込みを吊りリード2に施
した後も、切り込み終了位置にとどまり、切り込んだこ
とにより吊りリード2を位置的に拘束する。図3は切断
前の切り込みポンチとホルダの位置関係を示している。
切り込みポンチ8を切り込み終了位置にとどめた状態
で、この切り込みポンチを境に、樹脂封止型半導体装置
1と反対側の吊りリード2をホルダ9で保持し拘束す
る。図4は切断後の切り込みポンチとホルダの位置関係
を示している。ホルダ9を切り込み方向に対して垂直方
向(図中矢印方向)に引っ張り、吊りリード2を切断す
る。以上が本発明の第1の実施例である。
【0010】次に第2の実施例について説明する。上述
の前提の内容、樹脂封止型半導体装置の姿勢、切り込み
ポンチで切り込みを入れ、ホルダで吊りリードを保持し
拘束することまで第1の実施例と同様である。第2の実
施例では、ホルダで吊りリードを拘束し、ホルダで吊り
リードを切り込みの方向に対して垂直方向に引っ張るの
と同時に、切り込み終了位置にとどまっていた切り込み
ポンチも更に切り込んでいき、切り込みポンチのせん断
とホルダによる引っ張りの両方の力で吊りリードを切断
する。以上が本発明の第2の実施例の説明である。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
樹脂封止型半導体装置をリードフレームから分離する際
に、樹脂封止型半導体装置に不要な応力が懸からないた
めに、薄型の樹脂封止型半導体装置の分離においても、
良好な樹脂封止型半導体装置の吊りリードの切断を実現
することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例であり切り込み前における樹脂
封止型半導体装置と切り込みポンチの位置関係を示す
図。
【図2】本発明の実施例であり切り込み後における樹脂
封止型半導体装置と切り込みポンチの位置関係を示す
図。
【図3】本発明の実施例であり切断前の切り込みポンチ
とホルダの位置関係を示す図。
【図4】本発明の実施例であり切断後の切り込みポンチ
とホルダの位置関係を示す図。
【図5】従来例であり分離前の樹脂封止型半導体装置の
平面図。
【図6】従来例であり切断前における樹脂封止型半導体
装置と切断ポンチの位置関係を示す図。
【図7】従来例であり切断後の樹脂封止型半導体装置と
切断ポンチの位置関係を示す図。
【図8】従来例であり切断後の樹脂封止型半導体装置を
示す図。
【符号の説明】
1 樹脂封止型半導体装置 2 吊りリード 3 アウターリード 4 リードフレーム 5 切断ポンチ 6 受け台 7 割れ 8 切り込みポンチ 9 ホルダ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂封止型半導体装置をリードフレーム
    に保持する吊りリードに、この吊りリードに生じる応力
    が相殺されるように切り込みを入れる工程と、 前記吊りリードを前記樹脂封止型半導体装置に対して離
    れる向きに引き、前記吊りリードを切断する工程を有す
    ることを特徴とする樹脂封止型半導体装置の分離方法。
  2. 【請求項2】 前記吊りリードに入れる切り込みが、前
    記リードに対して対称になっていることを特徴とする請
    求項1記載の樹脂封止型半導体装置の分離方法。
  3. 【請求項3】 前記吊りリードを引く向きが、前記樹脂
    封止型半導体装置に対して離れる向きでかつ、前記吊り
    リードに入れた切り込みの方向に対して垂直方向である
    こと特徴とする樹脂封止型半導体装置の分離方法。
JP23868694A 1994-10-03 1994-10-03 樹脂封止型半導体装置の分離方法 Pending JPH08107169A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010201438A (ja) * 2009-02-27 2010-09-16 Nhk Spring Co Ltd 板材の切断方法、板材の切断装置、ヘッドサスペンション及び板材の積層品
JP2012027993A (ja) * 2010-07-27 2012-02-09 Nhk Spring Co Ltd 板材の引きちぎり方法、板材、及び装置

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US8511210B2 (en) 2009-02-27 2013-08-20 Nhk Spring Co., Ltd. Laminated material cutting method, laminated material, head suspension manufacturing method, and head suspension
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