JPH05269605A - 主軸ユニット、主軸ユニットを装備した工作機械及び切削工具駆動装置 - Google Patents

主軸ユニット、主軸ユニットを装備した工作機械及び切削工具駆動装置

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JPH05269605A
JPH05269605A JP5009354A JP935493A JPH05269605A JP H05269605 A JPH05269605 A JP H05269605A JP 5009354 A JP5009354 A JP 5009354A JP 935493 A JP935493 A JP 935493A JP H05269605 A JPH05269605 A JP H05269605A
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spindle
spindle unit
tool
drive shaft
motor
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JP5009354A
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James O Holtey
ジェームズ・オリバー・ホルテイ
Paul A S Charles
ポール・エイ・エス・チャールズ
Kugalur Chandrasekaran
クガルー・チャンドラセカラン
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Ingersoll Milling Machine Co
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Ingersoll Milling Machine Co
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Publication date
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    • B24B41/00Component parts such as frames, beds, carriages, headstocks
    • B24B41/04Headstocks; Working-spindles; Features relating thereto
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23QDETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
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    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • Y10T483/14Tool changing with signal or indicator

Abstract

(57)【要約】 【目的】 相互に交換可能な主軸ユニットを工具ホルダ
として使用し、高速度の回転切削工具をモータ駆動のド
ライバに駆動可能に相互に接続すること。 【構成】 切削工具29を主軸ユニット23の主軸31
に直接取り付け且つ予め設定することにより、工具ホル
ダを使用せずに、直ちに利用可能な小径の軸受33を備
える工作機械による高速度の切削が実現される。該主軸
ユニット23は、工具ホルダと同様に小さく、従来型式
の工具交換装置により容易に交換可能であることが望ま
しい。工具ホルダを不要にすることにより、従来の軸受
を小さく維持し、該軸受を損傷させる過度の熱を生ぜず
に、例えば、20,000乃至40,000 rpmという高速度でこ
れら軸受を作動させこることが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般に、穿孔、穴開け
及びフライス削りに使用される型式の回転切削工具を取
り付け且つ駆動する装置、特に、金属、プラスチック、
木等のような材料を切削すべくモータ駆動工具と共に使
用される主軸ユニット、及び自動主軸交換器によって自
動的に相互に交換される工具支承主軸ユニット、すなわ
ち主軸ユニット、主軸ユニットを装備した工作機械及び
切削工具駆動装置に関する。該主軸は、特に40,000 rpm
といった高速度の回転切削工程に特に有用である。
【0002】
【従来の技術】例えば、30,000乃至40,000 rpmといった
高速度の工程において、主軸の軸受は、典型的に、高価
で且つ大径であり、特別な潤滑装置が設けられているた
め、極めて高価なものとなる。多くの適用例において、
切削工具を通常よりも著しく高速度で回転可能なこと
は、仕上げ切削を良好にし、材料をより迅速に除去し且
つ薄いウェブ材料を切削するときの振動、又は動揺をよ
り軽減する効果が得られる。例えば、航空機等用の軽量
で、しかも高強度の構造体を形成するためにアルミニウ
ム板を切削するとき、大量のアルミニウムを切削し、リ
ブ又はウェブ網で補強された表面層が残るようにするこ
とが望ましい。かかる要素をより経済的な方法で形成す
るためには、切削速度、及び粗切削及び仕上げ切削のた
め、工具を自動的に交換し得る機能が重要である。又、
高速度の切削は、肉厚の極めて薄い部品を切削するとき
にも重要であり、それは、低速度のときは、工具により
肉厚の薄い壁が撓むような力をその薄い壁に付与して、
切削し得るようにする必要がある一方、極めて高速度で
あれば、工具は、肉厚の薄い壁を撓ませるような大きい
力をその肉厚の薄い壁に加えずとも、同様の切削を行う
ことが出来るからである。又、一般的に、工具の径が小
さければ小さい程、その工具をより高速度で回転させる
ことが益々望ましくなる。工具により被加工物に付与さ
れる力は、工具の速度の増加に伴って低下する。一部の
切削工具は、特殊な潤滑軸受装置を使用して、極めて高
速度で作動されているが、従来の軸受を使用し、又、従
来の自動工具交換装置と共に使用可能であるようにした
実用的な高速度の切削工具は、現在、皆無である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】現在、一般的に使用さ
れている自動工具交換装置の殆んどにおいて、切削工具
は、大径であり、本体が重く、マガジン、ラック又はラ
インのようなマトリックス、又は格納装置内に格納され
る工具アダプタ、又は工具ホルダに取り付けられる。典
型的には、該工具ホルダは、工作機械の主軸ユニットの
テーパー付きソケット内に着座させるため工具の反対側
にテーパー付き端部を備え、又、該工具ホルダを引っ張
って主軸ソケット内に強固に締め付けるグリッパ、又は
引出しボルト機構等で把持するためのノブ端部を備えて
いる。この工具は、通常、工具ホルダ内に予め取り付け
られ、工具ホルダからの突出長さを均衡させ且つ点検
し、工具ホルダが主軸内に適正に着座したならば、工具
が直ちに切削を行い得るようにする。
【0004】典型的な工具ホルダ及び工具の容積、及び
その大きい寸法のため、これら工具ホルダ及び工具は、
典型的な機械加工工程のため高速度で使用することが出
来ない。その理由は、軸受の内径mm(D)が既に極め
て大きく、このため、軸受の分当たりの回転数(N)を
掛けたときのDN値は、工作機械で使用される従来の軸
受の通常の上限値である1,000,000となるからである。
より具体的には、積であるDN値が1,000,000以上のと
きは、摩擦及び熱の影響を最小にするため、軸受の材
料、潤滑及び取り付け方法について、特別な注意を払わ
なければならず、その結果、工作機械に使用される軸受
が高価となり、その使用状態が実際的でなくなる。本発
明は、積であるDN値が約1,000,000である高速回転用
の工具を支持するために主軸中に容易に利用可能な軸受
を使用することに関する。本明細書において、「容易に
利用可能な」軸受と称する場合、低速度のボール軸受、
又は特殊な冷却手段を備える高速度の軸受ではなく、高
速度に適用可能な市販のボール軸受を意味するものであ
る。軸受の径を小さく保つことにより、ボール軸受の回
転周速度は遅く保ちつつ、工具の回転速度を増速して高
速度にすることが出来る。この目的上、本発明は、従来
の工具ホルダの大きい寸法及び質量を不要にし、更に、
従来型式の工具交換装置による工具の自動的な交換を許
容するものである。
【0005】工具ホルダ及び該工具ホルダを保持する引
出しボルト機構は、相当な質量であり、この質量は、工
具自体と共に、工作機械の主軸によって回転させなけれ
ばならない。この質量が大きいこと、及び工具が機械の
主軸の前端から片持ち状に支持されていることは、又、
工具の高速度の作動の妨げとなる。この質量が主軸のシ
ャフトと共に同軸状に回転し得るように、工具及び工具
ホルダを適正に整合させることは、高速度のときより重
要なことである。かかる速度のとき、少しでも偏心、又
は整合誤差が生じたならば、重大な結果が生ずる。この
問題点は、この偏心状質量が主軸の正面軸受から十分、
前方の位置で中心決めされていることにより一層、顕著
となる。又、工具と工具ホルダとを均衡させることは、
低速度のときよりも高速度のときの方がより問題とな
る。工具と工具ホルダとが偏心状態にあり、主軸のシャ
フトの前端に対し片持ち荷重を付与する結果、振動が発
生する場合、これら振動は、更に増幅される。更に、工
具ホルダが主軸に対し適正にかみ合らない状態は、塵
埃、金属片又は冷却液の残留物のような係合面間の障害
物によって生ずる。これらは、又、更なる不均衡状態及
び振動の原因となる。工具ホルダは、典型的に、主軸シ
ャフトの端部のテーパー付きソケットと協働し、工具及
び工具ホルダを主軸の軸線に対する同心性が得られるよ
うな鋭角なテーパーを付けた軸部を備えている。この工
具ホルダ構造体は、主軸の前端軸受の寸法を大きくする
か、又は軸受を主軸シャフトの端部から更に内方に位置
決めすることを必要とする。後者の場合、主軸シャフト
は、一層顕著に張り出し、又は片持ち状態となり、これ
に伴って偏心状態、及び軸受け荷重の増大という問題点
が生じる。これら及びその他の各種の理由により、主軸
シャフトの他端から伸長する、回転動作可能なように取
り付けられる大形の工具ホルダに、穿孔、穴開け及びフ
ライス削り工具を取り付ける現在の方法は、高速度の回
転を必要とする機械加工に適用したとき、満足し得る結
果は得られない。
【0006】現在使用されている質量の大きい工具ホル
ダの別の望ましくない特徴は、工具ホルダをその所望の
切削速度まで加速し、又、切削工程が終了したときに減
速するのに必要な機械の作動時間が長いことである。自
動化された機械加工工程において、多くの工具が連続的
な機械加工工程で使用され、その結果、質量の大きい工
具を所望の切削速度に加速し、及びその速度から減速す
るときの時間的ロスは、全体的な機械加工時間の極めて
大きい比率を占める。工具ホルダの質量を小さくするこ
とが出来れば、加速時間は短くて済み、又、機械の効率
も向上すると考えられる。
【0007】本出願の譲受人は、従来から、極めて大型
の各種の主軸ユニットが組み付けられる極めて大型のフ
ライス削り機械用のマスタシリンダを開発している。典
型的に、この主軸ユニットは、数千ポンドの重量であ
り、低速、即ち従来の速度で駆動され、従って、本発明
の主軸ユニットに望まれる高速度で作動させることが出
来ない。このマスタヘッドの解決方法は、工具を自動的
に交換するという着想から主軸ユニットを自動的に交換
する着想への移行を示すものである。該マスタヘッド及
び相互に交換可能な主軸ユニットは、本出願の譲受人と
同一人に譲渡されたレイウィス(Lewis)等への米国特
許第4,709,465号に開示されている。このレイウィス等
の米国特許に開示された主軸ユニットは、重量が軽量で
なく、上述のような高速の回転速度の工程には不向きで
ある。
【0008】当該技術分野では、各種型式の回転切削工
具を機械のシャフト、又は主軸に直接取り付けるための
軽量のチャック及びコレットを使用することが公知であ
る。かかる一つのコレット型の取り付け主軸は、ワール
(Wall)への米国特許第2,286,292号に開示されてい
る。かかる装置は、幾つかの理由により、上述の型式の
高速度の工業用の適用には、不向きである。工具がモー
タ駆動のドライバに選択的に取り付けられ、特別な切削
工程を行う自動機械にこの工具を使用する場合、ある型
式の工具ホルダが使用される。各サイクル中、工具をそ
の駆動位置に自動的に位置決めしたとき、所望の深さ、
又は長さの切削が行われるように、該工具は、工具ホル
ダ内に選択的に取り付けられる。従って、工具を自動的
に装填し且つ位置決めする型式の工具ホルダが必要とさ
れる。更に、工具ホルダは、同一のモータ駆動のドライ
バにより駆動される各種寸法の工具にかかる自動機械が
対応可能であるようにしなければならない。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、相互に交換可
能な主軸ユニットを工具ホルダとして使用し、高速度の
回転切削工具をモータ駆動のドライバに駆動可能に相互
に接続することを内容とする。主軸ユニットの各々は、
回転主軸を支持する、離間した1又は2以上の従来の軸
受を有する静止ハウジングを備えている。該主軸には、
工具の軸部を受け入れる軸穴が形成され、該主軸は、該
工具の軸部を該主軸の穴内に保持する把持手段を備えて
いる。主軸ユニット内に工具ホルダを備えずに、該工具
は、工作機械から主軸ユニット内に直接、取り付けられ
る。
【0010】高速度の主軸ユニットは、モータ駆動のド
ライバの駆動シャフトが主軸と駆動係合する状態で該モ
ータ駆動のドライバに着脱可能に取り付け得るようにし
てある。該駆動シャフト及び主軸には、主軸ユニットを
モータ駆動のドライバに取り付けたとき、駆動係合状態
に自動的に係合し且つ掛止される外形とした係合端が形
成されている。駆動シャフト及び主軸が相互に結合され
た状態で、主軸ユニットをその作動位置に掛止する手段
がモータ駆動のドライバのハウジングに設けられてい
る。
【0011】工具ホルダを備えずに、主軸ユニット内に
直接取り付けられた切削工具を含む多数の高速度の主軸
ユニットの任意のユニットをマトリックスからモータ駆
動のドライバに対する作用可能な位置に選択的に搬送す
る、主軸ユニットキャリア、又はホルダを含む自動手段
が設けられる。該選択された主軸ユニットは、該主軸及
び工具が整合され且つモータ駆動のドライバに駆動可能
に接続された状態の作用位置に掛止される。
【0012】従来の工具ホルダを不要にすることによ
り、主軸を含む主軸ユニットは、主軸の軸受が小径であ
り、工具の軸部のみを囲繞するような形態にすることが
出来る。本発明の別の実施例によれば、該主軸は、駆動
シャフトと工具の軸部との間でトルクを伝達するのに十
分な肉厚であればよい。主軸ユニットの軸受は、典型的
に、25.4mm(1インチ)程度の内径であり、かかる内
径は、所望であれば、例えば、20,000乃至40,00 rpmの
ような極めて高速の回転速度で工具を作動させることを
可能にする。主軸内の工具保持手段は、半径方向への所
要スペースが小さく、従って、主軸ユニットの軸受の寸
法に顕著を影響を与えず、又、工具を中心決めする、膨
張スリーブとすることが望ましい。
【0013】該主軸の穴には、工具を取り付けたとき
に、該工具の軸方向位置が機械から離れるように予め取
り付け得るようにねじ付きストッパ手段が設けられる。
工具位置を予め設定することは、多くの自動化工程で必
要である。
【0014】高速度の作動時、部品と係合状態で工具が
回転する間に、冷却液、又は潤滑剤をカッターに供給す
ることは極めて重要である。主軸ユニットを作動可能な
位置に取り付け、駆動シャフト、主軸及び工具内の同軸
状の通路を介して工具面に液体を供給するとき、これら
同軸状の通路は自動的に相互に接続される。
【0015】主軸ユニットと共に利用される好適なモー
タ駆動のドライバは、簡単な設計であり、駆動シャフト
に関係する引き出しバー、又は工具ホルダの固着機構は
使用しない。主軸ユニットをモータ駆動のドライバハウ
ジングに固着するところの図示した手段は、簡単な設計
であり、主軸及び駆動シャフトが自己係合継手により接
合される間に、静止ハウジングを駆動シャフトの内方、
又は軸方向に締め付けるだけの機能を果たす。この固着
及び締め付け手段は、工具の作用端に近接して配置され
た主軸ユニットの軸受と組み合わせたとき、偏心度が最
小の工具取り付け状態、及び高速度の回転速度で作動す
る小径の軸受の使用を許容する取り付け状態を提供す
る。
【0016】多くの詳細な点で異なるが、全て、静止ハ
ウジングと、一又は二以上の軸受により支持され、工具
を取り付ける主軸と、を備え、該工具が主軸を介してモ
ータ駆動のドライバの駆動シャフトに結合される、主軸
ユニットの各種の実施例が開示されている。一つの好適
な実施例は、機械加工工程に起因する異物及び塵埃が軸
受に入るのを阻止する三つの主軸軸受と、正面及び後部
軸受シールと、を備えている。第二の実施例は、離間し
た二つの主軸軸受を備え、同心状のスリーブ掛止手段を
利用して、主軸ユニットをモータ駆動のドライバのハウ
ジングに固着する。
【0017】第三の実施例は、インサートとして主軸に
直接固着された工具を有する双曲面形状の主軸と組み合
わせて、単一の主軸軸受を使用する。主軸の外端を撓ま
せ、工具を主軸の回転軸線に対し半径方向に引き出す手
段が設けられる。これは、例えば、シリンダ壁に穿孔し
た後、工具を半径方向に引き出し、壁に切傷を与えず
に、穴を有するシリンダから主軸及び工具が引き出せ得
るようにする簡単な手段を提供する。これとは別に、該
主軸は、穴の径を調整するために、撓むませ、工具を外
方に動かすことも出来る。
【0018】モータ駆動のドライバは、その電機子シャ
フトが主軸ユニットに直接、結合され、該主軸を40,000
rpm以内、 又はそれ以上の速度で駆動する高速度のモー
タ駆動装置を備えている。該モータには、電機子及び電
界双方の水冷装置が設けられる。
【0019】自動装填装置は、モータ駆動のドライバと
組み合わさり、選択された主軸ユニットを作動可能な位
置に自動的に挿入し且つ除去する。かかる自動装填装置
は、工具ホルダを格納ラックから選択し、その工具を搬
送して主軸ソケット内に結合させるために従来から使用
されている。本発明の装置において、自動装填装置は、
主軸ユニットを選択し、該ユニットを格納領域から作動
可能な位置に搬送し、その位置で主軸ユニットの静止ハ
ウジングをモータ駆動のドライバのハウジングに掛止
し、これと同時に、 主軸は駆動シャフトに結合する。該
自動装填装置の構造は、全体として、工具ホルダの装填
に使用するものと同様である。
【0020】主軸ユニットには、主軸に対する工具の軸
方向位置を予め設定する手段が設けられる。かかる工具
位置が予め設定されたならば、自動装置により一連の工
程を行い、各種の工具を使用して被加工物の所望の外形
を形成することが出来る。
【0021】本発明の装置は、主に航空機に使用される
構造体要素の機械加工に、 特に効果的である。かかる適
用例において、翼、スタピライザ、ストラット等は一体
の板から機械加工することが出来、補強部材として薄い
内側ウェブを残して、芯部分の大部分は重量を軽くする
ためにえぐり加工する。これら薄いウェブ間の角度が鋭
角であるため、比較的小径の工具を使用しなければなら
ない。本発明の高速度の主軸ユニットは、過度の振動、
又は過熱の問題を伴わずに、40,000 rpm以上の速度でこ
れら工具の回転を許容する。この場合、高速度の作動
は、従来のより低速度の切削工具による場合よりも小さ
い力で肉厚の薄い部品を切削することを許容する。より
低速度の切削工具は、 薄い肉厚を撓ませるのに十分な力
を加えるが、本発明の高速度の切削工具装置は、薄い肉
厚を撓ませる程に、大きい力は加える必要がない。又、
こうした高速の回転速度は、機械加工した部品の表面仕
上げを良好にし、工具の湾曲を軽減し、より精密に機械
加工された部品を提供する。従来技術の工具ホルダに代
えて、軽量な主軸ユニットを使用する結果、自動工具装
填装置のコストが軽減され、工具の交換をより迅速に行
うことが可能となる。本発明は、高速度の切削工具の工
程に適用するのに、特に重要であるが、該発明は、又、
従来通りの速度による切削工程に適用したときにも顕著
な利点が得られる。これら利点には、工具の取り付け状
態が一層剛性となり、主軸の駆動機構が簡略化し且つ工
具の取り付け状態が正確に同心状になることが含まれ
る。
【0022】従って、本発明の一つの目的は、回転切削
工具をモータ駆動のドライバに対して取り付ける、改良
された工具支持体を提供することである。
【0023】本発明の別の目的は、モータ駆動のドライ
バに着脱可能に取り付けられた主軸ユニットであって、
該工具をモータ駆動のドライバの駆動シャフトに直接、
接続する静止ハウジング内に軸支された主軸を有する主
軸ユニットを備える、回転切削工具を支持し且つ駆動す
る改良された手段を提供することである。
【0024】本発明の別の目的は、モータ駆動のドライ
バに対し作動可能な位置に選択的に且つ自動的に装填さ
れる複数の主軸ユニットを備える、高速度の回転切削装
置を提供することである。
【0025】
【実施例】本発明の上記及びその他の目的並びに利点
は、添付図面と共に以下の詳細な説明を参照することに
より明らかになるであろう。
【0026】添付図面を参照すると、図3には、本発明
の高速度の主軸ユニット及びモータ駆動の駆動機構が全
体として参照符号15で示してある。例えば、図6に示
すような自動装填装置17と組み合わせて高速度の主軸
ユニット及びモータ駆動の駆動機構15を使用すること
も本発明の範囲に属する。
【0027】該高速度主軸ユニット及びモータ駆動の駆
動機構15は、高速度モータ19と、支持及び結合部分
21と、主軸ユニット23とを有する三つの副組立体か
ら成る。モータ19及び結合部分21の組立体は、モー
タ駆動のドライバ25として説明する。図3に示すよう
に、これら副組立体は、共通の水平軸線に沿って整合さ
れ、モータ19は、左側に配置され、主軸ユニット23
は、右側に配置されている。支持及び結合部分21は、
モータ19と主軸ユニット23との間に配置される。本
発明の実施において、複数の主軸ユニット23を採用
し、工具ホルダを使用することなく、その各々が異なる
主軸ユニットにより直接、支持された複数の異なる工具
を連続的に使用し、モータ駆動のドライバ上に連続的に
取り付けられるそれぞれの主軸ユニット内に工具が予め
取り付けられるようにすることが考えられる。自動装填
装置17は、かかる複数の主軸ユニット23をその関係
する工具と共に格納する手段と、選択された任意の一つ
の主軸ユニットをモータ駆動のドライバ25上の作動可
能な取り付け位置に搬送する手段と、を備えている。主
軸ユニット23と自動装填装置17とのかかる組み合わ
せは、各種の異なる工具を必要とする複雑な形状を極め
て高速度で機械加工することを可能にする。
【0028】主軸ユニット23は、図1に別個に示して
あり、図2のモータ駆動のドライバ25に組み付けられ
ている。主軸ユニット23の目的は、回転工具27をモ
ータ駆動のドライバ25の出力シャフト、又は駆動シャ
フトに着脱可能に且つ駆動可能に固着するための簡単で
且つ軽量な手段を提供することである。該主軸ユニット
23は、略円筒状の静止ハウジング29と、ボール軸受
33、35、37によりハウジング29内に回転可能に
軸支された主軸31と、を備えている。ボール軸受の使
用が開示されているが、これとは別に、ころ軸受、ニー
ドル軸受、ガス又は流体軸受、或はその他の同様の軸受
を含む任意の型式の低摩擦軸受を使用することも本発明
の範囲に属する。該主軸31には、駆動ソケット31c
が形成された内端31bから外端31dで終端となる大
径部分31eまで伸長する円筒状の一定の径部分31a
が形成されている。主軸31の部分31eは、主軸31
に対し工具27を固着するための締め付け手段39を支
持する。
【0029】主軸31は、工具27の軸部分27aを受
け入れる中央穴31fを備えている。軸部分27aの内
端には、主軸の中央穴31f内で工具27の軸方向位置
を設定する可調節ストッパとして機能する螺着調節ねじ
41が係合する。該工具の内側軸部は、螺着調節ねじ4
1の隣接端が当接する内端27cで終端となる。螺着調
節ねじ41は、工具の軸穴27bと螺着調節ねじ41の
中央穴41bとの接合部の位置にて工具の内端27cに
当接する内側Oリングシール41aを支持する。より大
きい第二のOリングシール41cは、螺着調節ねじの前
端を主軸の中央穴31fに対し密封する。凹状駆動ソケ
ット41dが螺着調節ねじの他端に形成され、アレン頭
レンチを受け入れ、隣接位置にて主軸の穴31fのねじ
部分に螺着された螺着調節ねじを回転させる。工具は工
具室で主軸ユニットに予め設定されると考えられ、この
室で工具先端はその突出長さ及び偏心度の位置を適当な
計測器でチェックされる。このように、工具は、工具ホ
ルダを使用せずに、主軸内に予め取り付けられる。
【0030】軸受33、35、37の内径は、例えば、
25mm以下のように極めて小さくし、工具は、積のDN
値が1,000,000を越えずに、約40,000rpmにて回転す
ることが出来る。本発明の図示した実施例において、該
工具の径は、約0.0148m(約3/8インチ)であり、円筒
状外壁29における主軸ユニット全体の径は、約101.6
mm乃至152.4mm(約4乃至6インチ)であり、該主軸
ユニットは、ハウジング29で把持し且つその前に工具
ホルダを交換した方法で主軸ユニットを交換する従来の
自動工具交換装置により、相互に交換することが出来
る。
【0031】主軸部分31eに固着された蓋部材42が
穴31fの前端に取り付けられる。軸部分27aを囲繞
し且つ工具27を主軸31内に固着する締め付け手段3
9の一部を形成する、スリーブ部分43aを有するスリ
ーブ43が蓋部材42に隣接し且つ主軸の穴内を伸長す
る。該スリーブ部分43aは、主軸の部分31eの穴と
協働し、環状包囲体又は空所45を形成し、該空所45
は加圧油を受け入れ、スリーブ部分43aを内方に押圧
し、軸部分27aと把持状態に係合させる。空所45か
らの油の漏洩を防止するOリングがスリーブ部分43a
の両端に設けられる。
【0032】空所45内の油に圧力を付与するため、主
軸部分31eには、一端にて空所45に接続し、スリー
ブ43の開口部43bを通じてアクセス可能な摺動可能
なピストン47及び螺着ねじ49を他端に備えるL字形
通路46が形成される。軸部分27aが穴31f内にあ
る状態で工具27を主軸31に組み付けた後、ねじ49
を締め付け、ピストン47を図1に見て左方向に付勢さ
せ、これにより、通路46内の油を空所45内に押し出
す。これは、スリーブ部分43aに加わる圧力を増大さ
せて該部分を内方に膨張させ、軸部分27aを把持す
る。
【0033】軸受33、35、37が工具27の切削端
に近接しているため、工具からの切粉、切削片及び塵埃
が軸受に入るのを防止するシール手段を設けることが重
要である。主軸ユニット23の外端には、静止ハウジン
グ29に固着された正面リング51が設けられている。
該正面リング51には、半径方向に離間した二つの環状
壁51a、51bが形成されており、これら環状壁は、
蓋部材42の環状壁42c、42dと協働し、主軸ユニ
ットの静止部分と蓋部材42を含む回転主軸との間に蛇
行空気路を形成する。ボール軸受33、35、37を通
って前方に循環する空気は、重なり合う壁51a、51
b及び42c、42dにより形成される迷路状経路を通
って半径方向外方に進む。空気流及び該空気が通る通路
の性質は、工具27からの切削片が軸受に入るのを効果
的に防止する。
【0034】主軸ユニット23の内端31bには、静止
ハウジング29の一部を形成し、穴又は凹所29a内で
該ハウジングに固着された内側リング53が設けられ
る。該内側リング53には、後方軸受シールの一部であ
るフランジ53aが形成される。主軸31の内端には、
内側リング53の内径に対し離間した状態で回転する軸
受リテーナ57が支承される。軸受リテーナ57には、
略L字形断面のフランジ57aが形成され、該フランジ
は、内側リング53のフランジ53aの外方に且つ該フ
ランジ53aの周りで伸長し、後方空気路を提供し、空
気は該空気路を通って軸受33まで内方に循環し、次い
で、軸受35、37を通って主軸31に沿って前方に進
み、次いで、迷路状通路を通って半径方向外方に循環す
る。軸受リテーナ57と内側リング53との間のスペー
スにより形成される通路は、塵埃が主軸ユニットの軸受
33、35、37内に入るのを防止する。
【0035】軸受33は、その一つを図1及び図2に示
した複数のコイルばね55により偏倚され、軸受リテー
ナ57に係合する。ばね55は、離間したリングの対向
する空所内に拘束され、静止ハウジング29のフランジ
29bと軸受33との間に軸力を付与する。
【0036】主軸31の内端には、多角形ドライバの雌
部分の形態とすることの出来るテーパー付き凹所31c
を形成し、モータ駆動のドライバ25の駆動シャフト5
9との駆動可能な接続を実現する。多角形のドライバの
雄部分は、シャフト59に形成されたテーパー付き端部
59aである。シャフト59のテーパー部分及び主軸3
1が係合することで、主軸31及び駆動シャフト59の
軸方向への整合が確実となる。
【0037】主軸ユニット23がモータ駆動のドライバ
25に、及び支持及び結合部分21上に取り付けられ、
これらと協働する方法を示すため、次に図2及び図3を
参照する。結合部分21は、ハウジング61を備え、貫
通して伸長する駆動シャフト59を有するモータ19が
該ハウジング61に固着される。該ハウジング61に
は、円筒状外壁61a及び円形正面壁61bが形成さ
れ、該正面壁61bには、主軸ユニット23の静止ハウ
ジング29に形成されたかみ合い円錐形部分29cを受
け入れ得るようにしたテーパー付き、又は円錐形の凹所
61cが設けられる。凹所61cの係合するテーパー部
分及び部分29cは、主軸ユニット23を駆動シャフト
59と同軸状に主軸31に整合させる働きをする。この
ように、モータ駆動のドライバ25に結合させたその作
動位置に主軸ユニット23を取り付けたとき、駆動シャ
フトのテーパー付き駆動部分59aと主軸ソケット31
cとが係合することにより、シャフト及び主軸が整合さ
れる一方、凹所61cには、主軸ユニットが係合し、該
主軸ユニットを駆動シャフト59に整合させる。
【0038】選択された主軸ユニット23をモータ駆動
のドライバ25に対する作動位置に保持するため、主軸
ユニットの各々に及びモータ駆動のドライバに取り付け
手段が設けられ、図示した取り付け手段は、モータ駆動
のドライバ上にクランプ組立体63を備えている。該ク
ランプ組立体63は、環状フランジ29dに保持力を付
与する三つのクランプ63aを備えており、該環状フラ
ンジ29dは、主軸ユニット23の静止ハウジング29
上に位置する、取り付け手段の部分を備えている。クラ
ンプ63aは、図3及び図4に示すようにフランジ29
dの上方になる位置から変位した位置まで回転動作し、
主軸ユニット23の取り外しを許容し得るようにアクチ
ュエータ65により支持される。これらアクチュエータ
65は又、軸方向に動いて、フランジ29aに付与され
る締め付け力を解除することを許容する。
【0039】アクチュエータ65を回転させる機構は、
アクチュエータ65の外面の上を縦方向に伸長する歯又
はスプライン65aに係合する歯をその外周に有する、
リング歯車67を備えている。該リング歯車67は、円
形壁61bに形成された環状凹所内に取り付けられ、リ
ング部材69により包み込まれている。図3、図4及び
図5に図示するように、ハウジング61に固着したリン
グ歯車のドライバ71が設けられる。該ドライバ71
は、リング歯車67に係合する円筒状歯車、又はラック
71cと一体であり且つこれらを駆動する働きをする、
一対の液圧ピストン71a、71bを備えている。ドラ
イバ71の一端、又は他端に液圧流体を供給し、図5に
見て左方向、又は右方向にラック71cを動かし、リン
グ歯車67を時計方向、又は反時計方向に回転させるた
めの適当な液圧接続具が設けられる。リング歯車67の
回転は、アクチュエータ65をしてクランプ63aを動
かし、主軸ユニットのフランジ29dの上になる位置に
対し出入りさせる。
【0040】アクチュエータ65を軸方向に動かす機構
に関し、ハウジング61には、複数のキャビティ73が
形成され、該キャビティ73の各々には、アクチュエー
タ65の各々に固着したピストン75が取り付けられ
る。キャビティ73の各々は、ピストン75の表面にて
チャンバ内に伸長する油圧通路を有するインサート77
により閉じられる。ばね79は、アクチュエータ65及
びピストン75に力を付与し、この組立体を図3に見て
左方向に付勢させ、クランプ63aを動かし、主軸ユニ
ットのフランジ29dに締め付け係合状態にさせる。ピ
ストン75に液圧を作用させ、これにより、ばね79を
圧縮し且つフランジ29dの圧力を解放することによ
り、この締め付け力は、解除させる。次に、リング歯車
のドライバ71がクランプ63aをフランジ29dに対
する略接線方向の非係合位置まで回転させ、これによ
り、主軸ユニット23をモータ駆動のドライバ25のハ
ウジング61から引き出すことが出来る。この構成は、
油圧が作用しないときに、高速回転する主軸が解放され
ないようにするフェールセーフ機構を提供する。液圧が
作用しない結果、ばね79は、主軸ユニット23をクラ
ンプ63aによりハウジング61に固着された状態に保
つ。
【0041】切削中、特に、本発明のモータ駆動のドラ
イバにより工具27が高速度で回転される間に発生する
熱のため、工具及び機械加工中の部品に対し冷却液を供
給する手段を提供することが重要である。従来通り、工
具27には、軸方向に伸長する穴、又は通路27bが形
成されている。主軸31の内端内には、冷却液接続シー
ル81が設けられ、該シール81は、穴31f内に螺着
可能に受け入れられ、又、該シール81は、中央開口部
81a及びリングシール81bを備えている。駆動シャ
フト59から主軸ユニット23に冷却液を供給するた
め、駆動シャフトの端部には、キャビティ82が形成さ
れ、該キャビティ82内には、ピストン83が駆動シャ
フト59の軸方向に可動であるように取り付けられてい
る。キャビティ82には、図2に図示するように、ピス
トン83の面に位置する縮小径の凹所82aが形成され
る。該ピストン83は、前方に突出する導管83aと、
冷却液がピストン及び導管83aを通って軸方向に進む
のを許容する、軸方向に伸長する開口部83bと、を備
えている。
【0042】駆動シャフト59に冷却流体を供給するた
め、ハウジング61と駆動シャフトに形成され且つキャ
ビティ82に連通する、横方向を向いた開口部59bと
の間には、回転シール、又は接続部が設けられる。シャ
フト59が回転するとき、開口部59bと連続的に連通
している環状キャビティ85が駆動シャフト59を囲繞
する。回転するシャフト59と環状キャビティ85を形
成するハウジング部分との間のシールを提供するため、
ハウジングに固着され且つシャフト59に対する極めて
小さい隙間を有する、一対のシールリング87、89が
設けられる。部品の当接面間で漏洩が生じないように密
封するため、半径方向に伸長する面には、Oリングが設
けられる。キャビティ85は、実際には、二つの環状キ
ャビティから成り、これらキャビティは、該二つの環状
キャビティの間で穿孔した半径方向に伸長する通路によ
り相互に接続される。冷却流体を圧力により環状キャビ
ティ85及び開口部59bを通じてキャビティ82に供
給すると、ピストン83は、主軸ユニットに向けて付勢
され、導管83aを軸方向に冷却液の接続シール81内
まで動かし、冷却液を工具27の通路27bに供給す
る。その結果、新たに選択された主軸ユニット23をモ
ータ駆動のドライバ25内に取り付けるとき、冷却液の
供給圧力が付与されるため、密封した冷却液の接続部が
自動的に形成される。図3に示すように、ピストン83
は、冷却液の接続部が非係合状態のとき、その最左側の
位置にある。
【0043】図3に示したモータ19は、支持及び結合
部分21に固着され、モータ駆動のドライバ25を形成
する。該モータ19は、部分21のハウジング61に固
着されたハウジング91により収容される。該モータ1
9は、それぞれ後部及び前方ボール軸受95、97を有
する駆動シャフト59により支持された電機子、又は回
転子93を備えている。水冷固定子99が電機子93を
囲繞している。図3に図示するように、固定子99を囲
繞するジャケットには、周方向に伸長する通路101が
設けられており、水は該通路を通って循環されて固定子
99を冷却する。同様に、駆動シャフト59には、スリ
ーブ103が設けられており、該スリーブ103内で、
シャフトの外面には、冷却水を循環させる通路105が
形成される。図3に見てシャフト59の左端にて、モー
タ19には、縦方向に伸長する通路109に冷却水を供
給する回転シール107が設けられる。シャフト59の
端部の第二の回転シールに復水を送るため、縦方向に伸
長する第二の通路111が接続される。電機子及び電界
の双方の水冷は、40,000rpm以内の高速度でモータ1
9を作動させることを許容する。
【0044】図6には、主軸ユニット23が取り付けら
れた状態で示した、モータ駆動のドライバ25に対し選
択された主軸ユニット23を装填し且つ取り外し得るよ
うにした自動装填装置17が示してある。図6に示すよ
うに、モータ駆動のドライバ25は、汎用型搬送装置1
13により支持されており、該装置113は、モータ駆
動ドライバ25を駆動シール59の垂直方向、軸方向、
又は横方向に動かし、穿孔、穴開け又はフライス削りを
行う。
【0045】工具ホルダに取り付けられた工具を装填し
且つ取り外すのに使用される多くの公知の型式の自動工
具交換装置がある。かかる装置は、本発明の主軸ユニッ
トの装填及び取り外しに適用可能である。かかる公知の
自動工具交換装置の例は、次の米国特許に記載されてい
る。即ち、アンダーソン(Andersen)への米国特許第3,
811,179号、ナルシマ(Narushima)等への同第4,084,30
0号、サター(Satah)等への同第4,343,077号、ペイゼ
ル(Peiser)等への同第4,312,111号、ハグリー(Hagre
e)等への同第4,335,498号、リード(Reed)への同第4,
196,506号、ザンクル(Zankle)等への同第4,358,888号
がある。
【0046】自動装填装置17は、モータ駆動のドライ
バ25と共に選択的に使用可能な複数の主軸ユニットを
格納する手段を備えている。この格納手段は、キャロー
ゼル115を備え、該キャローゼル115は、複数の主
軸ユニットを格納し且つその選択された一つのユニット
をドライバ25に装填する搬送位置に動かし得るように
する。該キャローゼル115は、図7にその一つを断面
図で示した主軸ユニットホルダ117を着脱可能に支持
する、周方向に離間した取り付け手段を備え、水平軸線
を中心として回転可能である。ホルダ117の各々は、
側壁117aと、開口部117cで終端となる内向きフ
ランジ117bと、を備える略円筒状の形状である。該
ホルダ117は、図7に図示するように、主軸ユニット
23を受け入れ且つ該ユニット23を部分的に収容し得
るような寸法である。搬送アーム119により引き出さ
れるまで、主軸ユニット23をホルダ117内に位置決
めした状態に保持する適当なラッチ、又は回り止め手段
(図示せず)が設けられる。
【0047】該ホルダ117は、その側壁117aの上
に第一の環状溝117dが形成されており、この溝に
は、キャローゼル115が係合し、その内部にホルダ1
17を支持する。搬送シャトル121がキャローゼル1
15に隣接して取り付けられ、ホルダ117を搬送位置
から拾い上げ位置まで動かし得るようにされており、該
拾い上げ位置にて、ホルダを搬送アーム119により除
去することが出来る。シャトル121は、ホルダを水平
方向に移動させ、該ホルダを垂直軸線を中心として90°
回転させ、その結果、主軸ユニット及びその工具27
は、工具軸線がモータ駆動のドライバ25の駆動トャフ
ト59に対し平行となるように方向決めされる。シャト
ル121は、ホルダ117の第二の環状溝117eに係
合する部分を備え、これにより、ホルダ117をキャロ
ーゼルから取り外し、搬送アーム119により主軸ユニ
ットを拾い上げることの出来る位置に、該シャトルが該
ホルダを搬送することを許容する。
【0048】好適な主軸ユニットには、搬送アーム11
9に形成されたフック状の二つの端部119aの一方を
受け入れ得るようにした環状溝123が形成されてい
る。該搬送アーム119は、回転し、端部119aを主
軸ユニット23の溝123に係合させることが出来る。
この搬送アーム119は、軸方向に動いて主軸ユニット
23をホルダ117から取り外し得るシャフト125に
取り付けられる。次に、搬送アーム119をシャフト1
25を中心として回転させ、主軸ユニット23を駆動シ
ャフト59と軸方向に係合状態に位置決めする。次に、
シャフト125を軸方向内方に動かし、主軸ユニット2
3を図2に示す作用可能な位置に位置決めし、主軸ユニ
ット23は、この位置でモータ駆動のドライバ25のハ
ウジングに係止される。主軸ユニット23は、搬送アー
ム119により、モータ駆動ドライバ25から自動的に
除去することが出来、該アーム119は、主軸ユニット
23を搬送シャトル121内のホルダ117に戻し、該
シャトルがホルダ117及び主軸ユニット23を動かし
てキャローゼル115に戻す。
【0049】各種の工具27を使用して自動的な一連の
工程を行うとき、工具の各々は、そのそれぞれの主軸ユ
ニット23内に支持され、主軸ユニット23は、キャロ
ーゼル115内で周方向に離間した位置に取り付けられ
たホルダ117に装填される。自動装填装置17は、キ
ャローゼルを特別な工具の搬送位置に割り出し、ここ
で、搬送シャトル121は、ホルダ117をその主軸ユ
ニット23と共に、キャローゼルから取り外し、該ホル
ダをある位置まで移動させ、搬送アーム119は、この
位置にて、主軸ユニット23をそのホルダ117から取
り外し、主軸ユニット23をモータ駆動のドライバ25
に係合させる。第一の選択された工具による機械加工工
程が完了すると、該工具は取り外し、そのそれぞれの主
軸ユニット内に取り付けられた別の工具と自動的に交換
される。このようにして、従来技術の工作機械の工具ホ
ルダに代えて、主軸ユニット23を使用する工程段階が
装填装置17により自動的に行われる。従来技術の工具
ホルダに代えて、主軸ユニットを使用する結果、自動装
填装置の設計及び構造の双方で利点が得られる一方、モ
ータ駆動ドライバに対する工具の作動を向上させ、従来
技術の質量の大きい工具ホルダによる場合よりも高速度
の作動が可能となる。本発明の主軸ユニットは、従来の
大型の工具ホルダが存在しないため、小型で且つ軽量で
ある。主軸ユニットは、組立体の寸法及び重量が軽減さ
れているため、自動装填装置による搬送が可能であり、
これにより、コスト及び複雑さを軽減し、装置のより迅
速なサイクルを許容する。現在、従来の工具ホルダの装
填及び格納のために一般的に使用されるものと同様、又
は同一の方法で採用可能である非常に多くの型式の他の
装填及び格納手段がある。
【0050】工具により回転される質量が小さければ小
さい程、工具は、その作動速度により迅速に加速するこ
とが出来、その結果、機械の効率が増す。最後に、径が
小さく、工具の装填位置に近接して配置された主軸に対
する軸受支持体を設けることにより、工具の振動、又は
動揺が殆ど無く、高速の回転速度にての作動が可能とな
る。
【0051】図8には、本発明の主軸ユニットの別の実
施例が図示されている。主軸ユニット131は、そのモ
ータ駆動のドライバ133に対し離間した関係で示して
ある。主軸ユニット131は、静止ハウジング135
と、離間したボール軸受139、141により支持され
た主軸137と、を備えている。回転切削工具143
は、主軸137の軸穴137a内に受け入れられ、膨張
スリーブ145が工具143の軸部を把持し得るように
穴137a内に位置決めされる。油で充填された通路1
47が膨張スリーブ145に接続され、該通路147に
は、油をスリーブ145内に送り、工具の軸部を把持す
るねじ制御手段が設けられる。
【0052】モータ駆動のドライバ133は、高速度モ
ータで駆動され、20,000乃至40,000rpm程度の高速度で
作動する駆動シャフト149を備えている。該駆動シャ
フト149を主軸137に結合するため、駆動シャフト
及び主軸の端部には、シャフト及び主軸を整合させ且つ
それらを相互に駆動可能に結合する、テーパー付きの多
角形の駆動要素149a、137bが形成されている。
駆動シャフトが主軸137に係合した状態の位置に主軸
ユニット131を保持するため、モータ駆動のドライバ
133には、ハウジング155の円筒状凹所153内に
膨張スリーブ151が設けられている。静止ハウジング
135は、凹所153内に嵌入する環状フランジ135
aを備えており、該フランジ135aは、スリーブと凹
所153の壁との間に油圧を付与したとき、スリーブ1
51によって把持される。
【0053】主軸137の穴137aは、工具143の
主軸137に対する軸方向位置を調節し、又は予め取り
付けることを許容するために設けられる調節可能な工具
ストッパ157を受け入れ得るようにねじが形成されて
いる。静止ハウジング135には、自動装填装置17に
関して上述したように、搬送アーム119による主軸ユ
ニット131の搬送を許容する通路161を備える周フ
ランジ159が形成されている。
【0054】図8の実施例の主軸ユニット131は、多
くの点で図1乃至図5の実施例と同様であり、主とし
て、モータ駆動のドライバに対する支持方法、及び三つ
ではなく、二つの軸受を備える点が異なる。しかし、小
径の軸受を使用して、主軸ユニットを支持する軽量の工
具を備え、モータ駆動のドライバの駆動シャフトに対す
る自動整合接続具を備える主軸を支持する着想は、両実
施例に共通する。軽量の主軸ユニットは、自動装填装置
17内の搬送機構により容易に取り扱うことが可能であ
る。
【0055】主軸ユニット165を使用し、主軸169
を静止ハウジング171に対し支持する本発明の第三の
実施例が添付図面の図9及び図10に図示されている。
軸方向長さが極めて短い主軸169を利用することによ
り、工具から付与される荷重を単一の軸受内で支承する
ことが可能である。主軸169は、外側工具支持リング
169aと、軸受の取り付けリング169bと、駆動結
合ハブ169cと、を備えている。工具支持リング16
9aは、シリンダボアのような穴の内径を仕上げ得るよ
うにした切削工具173を支持する凹所を備えている。
【0056】リング169aとリング169bとの間の
主軸169の部分は、双曲線状スリーブ169dであ
る。切削工具173に付与される荷重は、主軸の軸線か
らオフセットされ、点線「A′」で示した内方に向けら
れる力を備えている。スリーブ169dの双曲線状の形
状は、工具が回転するときの形成力、又は荷重の線の軌
跡として描くことが出来る。荷重は軸受167内に加え
られ、主軸の軸線に対し直角な主軸の捩れ動作を殆ど、
又は全く生じさせない。形成される荷重は、双曲線状の
形状であり、スリーブ169dの壁は、工具を支持し且
つこれら形成力に耐える双曲線状に形成される。従来の
円筒状ハウジング壁に使用される追加的な金属は不要で
あり、従って、かかる金属が存在せず、その結果、より
小さい質量を高速度で回転させることが出来る。双曲線
状のスリーブ壁169dは、極めて薄くし、スリーブ壁
169d及び工具を支持するリング169aがその円形
から楕円形に撓み得るようにすることが出来る。
【0057】工具173を主軸169の回転軸線に向け
て内方に引き込むため、対角方向に伸長するヨーク17
5が設けられ、該ヨークは、工具173への半径線に対
し垂直な線に沿って工具支持リング169aの内径を横
断して伸長する。ヨーク175は、不作動位置にあると
き、図9の断面図に図示するように湾曲し、又、作動位
置にあるとき、図9の下方断面図に図示するように直線
状である。軸方向に配置したアクチュエータ177が該
ヨーク175に結合され、リング169aが円形の不作
動位置から該リング169が楕円形の形状に変形され、
ヨークが長軸線を横断して伸長する作動位置までこのヨ
ーク175を動かす。このように変形したとき、工具1
73は短軸線に沿って位置し、リング169aが非変形
状態のその位置から内方に引き込まれる。
【0058】これとは別に、切削インサートは、長い撓
み軸線に沿って位置決めすることも可能である。撓み量
を制御することにより、該インサートは外方に湾曲さ
れ、最終穴の径を調節することが出来る。故に、この不
作動位置は、工具に対するより小径の回転経路を形成
し、工具を仕上げ穴から引き出すのを許容する。
【0059】主軸ユニット165は、例えば、シリンダ
壁の内径側に内側凹所を穿孔する適用例に特に有用であ
る。主軸ユニット165の新規な設計において、カッタ
ー173は内方に動かして、円筒状内面を仕上げること
が出来、切削が完了したならば、リング169aは、ヨ
ーク175及び工具173を内方に引き込むアクチュエ
ータ177により楕円形に形成することが出来る。次
に、主軸は、仕上げた内面に切傷を付けずに、工具17
3と共に引き込ませることが出来る。
【0060】本発明の更に別の実施例が図11に示して
ある。この実施例は、主軸スリーブに対する双曲線状の
形状のスリーブを備える点で、図9及び図10の実施例
の一変形例である。主軸ユニット200は、ボール軸受
204がその内部に支持される中央穴202aを有する
細長い静止ハウジング202を備えている。該ハウジン
グ202には、主軸ユニット200をモータ駆動のドラ
イバに対し取り付け可能にする円筒状の取り付け部分2
02bが形成されている。自動装填装置17による主軸
ユニットの装填及び取り外しを許容する周フランジ20
6が設けられる。
【0061】主軸ユニットの軸受204は、雌型駆動結
合ソケット208bでその内端が終端となる細長い本体
部分208aを備える主軸208を回転可能に支持す
る。主軸208の外端にて、該主軸には、少なくとも一
つのインサート工具210を支持するリング208dを
有する双曲線状のスリーブ部分208cが形成されてい
る。該工具210は、リム208dの空所内に受け入れ
られ、図9及び図10の実施例に関して説明した工具1
73として機能する。図9及び図10の実施例に関して
図示したものと同様の機構を採用し、工具210を主軸
に対して半径方向に動かすことも可能である。
【0062】主軸ユニット200の形状が細長いため、
該主軸ユニット200は、内燃機関のシリンダ壁に必要
とされるようなより深い穴を穿孔することを可能にす
る。穴を形成したシリンダ壁212の外形は、図11で
破線で示してある。又、双曲線状スリーブ208cは、
図9及び図10の実施例に使用される軸受よりも小径の
軸受204を使用することを許容する点が理解される。
【0063】更に、主軸ユニット165、又は200
は、穴開け及びフライス削りに使用される主軸の外周に
沿って取り付けられた、多数のインサート工具を採用す
ることが可能であると考えられる。かかる多数のインサ
ートの場合、壁を撓める特徴は何等、採用されていな
い。図9及び図10の実施例は、主軸ユニットにより工
具を支持する方法、及び静止ハウジング171により工
具を保持する方法の点でその他の実施例とは、異なる。
しかし、モータ駆動のドライバのハウジングにより支持
された静止ハウジング内に主軸をに軸支する着想は、本
明細書に開示した全ての実施例に共通する。該主軸を主
軸ユニットの静止ハウジング部分に対し軸支するのに必
要とされる軸受の数及び位置は、本発明の実施にとって
重要ではないことを理解すべきである。同様に、各種の
別の実施例を採用し、主軸ユニットの静止ハウジングを
モータ駆動のドライバに取り付けることも可能である。
主軸ユニットの軸受をモータ駆動のドライバの駆動シャ
フトの外側に配置し且つ切削工具に荷重を付与する点に
近接して位置決めした状態のとき、工具及び駆動シャフ
トの整合状態ははるかに臨界的ではなくなり、僅かな偏
心が何等かの問題点を生じさせる可能性は小さい。自動
整合継手を使用して、工具及び主軸を駆動シャフトに対
して整合させる結果、偏心に起因する問題点は更に軽減
される。
【0064】極めて高速の回転速度の機械加工を許容す
る本発明の主たる利点は、開示した限定的な実施例から
は明らかではないが、本発明は、軸受の寸法を最小に
し、従って、主軸の軸受内で妥当な線速度を維持して高
速の回転速度による作動を許容することが理解される。
主軸ユニットは、比較的低廉であり、工具の軸部及び主
軸を受け入れ得るように軸受の径を最小にした各種の寸
法で形成することが出来る。主軸自体は、工具の軸部を
受け入れ、工具荷重を軸受及び駆動シャフトに伝達する
のに十分な肉厚を提供すれば十分なスリーブである。そ
の結果、主軸の軸受は、工具の軸部の外径よりも遥かに
大きい内径にする必要はない。図1及び図8の実施例に
おいて、軸受は、工具の軸部の径の約2倍である。これ
に反し、従来技術の主軸の軸受は、上述の均衡及び偏心
に関する問題を生じさせる程に大きい径であり、又は切
削荷重から離れるように配置される。
【0065】図9の実施例の場合でさえ、主軸の軸受の
径は、機械加工する穴、又はボアの径と比較して小さ
い。図9の実施例の軸受の寸法は、形成される切削力に
よって決まり、切削工具に対する形成力のベクトルによ
り決まる双曲線状スリーブの底辺に沿って位置すること
を要する。本発明の主軸ユニットの設計により、初め
て、工具支持体に対し双曲線状の主軸の設計を採用する
ことが可能となる。
【0066】本発明は、高速度の主軸ユニットとして、
即ち、特に自動交換装置と共に使用したときのその主た
る利点について説明した。しかし、これら同一の主軸ユ
ニットは20,000乃至40,000 rpmの速度ではなく、例え
ば、 8,000乃至10,000 rpmの速度で主軸ユニットの工具
を作動させるという、 高速度ではなく、 遅い速度で同一
の主軸ユニットを作動させることが可能であり、従っ
て、本発明の範囲は、高速度の適用にのみ限定されるも
のではない。本発明は、各種の実施例に関して説明した
が、かかる開示は本発明を限定することを何等意図する
ものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の精神
及び範囲に属する全ての変形例及び選択可能な構造を包
含することを意図するものである。
【0067】
【発明の効果】 【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化する回転工具を支持する主軸ユ
ニットの断面図である。
【図2】図1の主軸ユニットを示し、更に主軸ユニット
が選択的に取り付けられるモータ駆動装置を示す図1の
主軸ユニットの断面図である。
【図3】図1の主軸ユニット、及びモータ駆動のドライ
バを示し、更にモータ駆動のドライバを駆動する高速度
モータを示す、断面図である。
【図4】図2及び図3の主軸ユニット及びモータ駆動の
ドライバの正面端面図である。
【図5】図3の線5−5に沿った拡大部分断面図であ
る。
【図6】本発明による自動主軸ユニット装填装置を備え
るモータ駆動のドライバの斜視図である。
【図7】図6の自動主軸装填装置に使用される主軸ユニ
ットホルダの断面図である。
【図8】主軸ユニット及びモータ駆動のドライバの一部
分を示す別の実施例の分解断面図である。
【図9】主軸ユニットの第二の別の実施例の一部、断面
図とした立面図である。
【図10】図9の主軸ユニットの正面図である。
【図11】主軸ユニットの第三の別の実施例の断面図で
ある。
【符号の説明】
15駆動機構 17 自動装填
装置 19 モータ 21 支持及び
結合部分 23 主軸ユニット 25 ドライバ 27 工具 27a 軸部分 27b 軸穴 27c 内端 29 静止ハウジング 29a 凹所 29c 円錐形部分 29c 環状フ
ランジ 31 主軸 31a 径部分 31b 内端 31c ソケッ
ト 31d 外端 31e 大径部
分 31f 中央穴 33 ボール軸
受 35 ボール軸受 37 ボール軸
受 39 締め付け手段 41 調節ねじ 41a Oリングシール 41c Oリン
グ 41d ソケット 42 蓋部材 42c 蓋部材の環状壁 42d 蓋部材
の環状壁 43 スリーブ 43a スリー
ブ部分 43b 開口部 45 空所 46 L字形通路 47 ピストン 49 螺着ねじ 51 正面リン
グ 51a 正面リングの環状壁 51b 正面リ
ングの環状壁 53 内側リング 53a フラン
ジ 55 コイルばね 57 軸受 57a フランジ 59 駆動シャ
フト 57a テーパー付き端部 61 ハウジン
グ 61a 円筒状外壁 61b 円形正
面壁 61c 凹所 63 クランプ
組立体 63a クランプ 65 アクチュ
エータ 65a 接合部 67 リング歯
車 69 リング部材 71 駆動機構 71a 液圧ピストン 71b 液圧ピ
ストン 71c ラック 73 キャビテ
ィ 75 ピストン 77 インサー
ト 79 ばね 81 接続シー
ル 81a 開口部 81b リング
シール 82 キャビティ 82a 凹所 83 ピストン 83a 導管 83b 開口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ポール・エイ・エス・チャールズ イギリス国ビーティー40・3エスイー,ノ ーザン・アイルランド,カンティ・アント リム,アイランドマギー・ラーン,ウィロ ーヴェイル・パーク 10 (72)発明者 クガルー・チャンドラセカラン アメリカ合衆国イリノイ州61107,ロック フォード,キャリッジ・レーン 3204

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動シャフトを有するモータ駆動のドラ
    イバ内で自動的に取り付け且つ取り外される主軸ユニッ
    トにして、 外側静止ハウジングと、 前記ハウジングに設けられ、自動手段と協働し、前記主
    軸ユニットを格納位置から取り外し、該主軸ユニットを
    モータ駆動のドライバ内に配置する協働手段と、 前記静止ハウジング内に回転可能に取り付けられ且つ切
    削工具を回転可能に支持する回転可能な主軸と、 前記回転可能な主軸内に予め取り付けられ且つ駆動シャ
    フトの軸線の周りを回転可能な切削工具と、 前記主軸を前記静止ハウジング内に回転可能に取り付
    け、これにより、前記切削工具を静止ハウジング内で回
    転可能に支持する軸受手段と、 前記主軸に設けられ、前記主軸及び切削工具を回転させ
    る、駆動シャフトと駆動可能な接続具を有する駆動継手
    と、 前記主軸ユニットに設けられ、モータ駆動のドライバと
    協働し、前記主軸ユニットをモータ駆動のドライバの駆
    動シャフトと同軸状に取り付ける手段と、を備えること
    を特徴とする主軸ユニット。
  2. 【請求項2】 駆動シャフトを有するモータ駆動のドラ
    イバ内で自動的に取り付け且つ取り外される主軸ユニッ
    トにして、 外側静止ハウジングと、 前記ハウジングに設けられ、自動手段と協働し、前記主
    軸ユニットを格納位置から取り外し、該主軸ユニットを
    モータ駆動のドライバ内に配置する協働手段と、 前記静止ハウジング内に回転可能に取り付けられ且つ切
    削工具を回転可能に支持する回転可能な主軸と、 前記回転可能な主軸内に予め取り付けられ且つ駆動シャ
    フトの軸線の周りを回転可能な切削工具と、 前記主軸を前記静止ハウジング内に回転可能に取り付
    け、これにより、前記切削工具を静止ハウジング内で回
    転可能に支持する軸受手段と、 前記主軸に設けられ、前記主軸及び切削工具を回転させ
    る、駆動シャフトと駆動可能な接続具を有する駆動継手
    と、 前記主軸ユニットに設けられ、モータ駆動のドライバと
    協働し、前記主軸ユニットをモータ駆動のドライバの駆
    動シャフトと同軸状に取り付ける手段と、を備え、 前記主軸が、略双曲線状の薄い殻体部分を有する本体を
    備え、前記切削工具が、前記本体の外縁の上に取り付け
    られることを特徴とする主軸ユニット。
  3. 【請求項3】 駆動シャフトを有するモータ駆動のドラ
    イバ内で自動的に取り付け且つ取り外される主軸ユニッ
    トにして、 外側静止ハウジングと、 前記ハウジングに設けられ、自動手段と協働し、前記主
    軸ユニットを格納位置から取り外し、該主軸ユニットを
    モータ駆動のドライバ内に配置する協働手段と、 前記静止ハウジング内に回転可能に取り付けられ且つ切
    削工具を回転可能に支持する回転可能な主軸と、 前記回転可能な主軸内に予め取り付けられ且つ駆動シャ
    フトの軸線の周りを回転可能な切削工具と、 前記主軸を前記静止ハウジング内に回転可能に取り付
    け、これにより、前記切削工具を静止ハウジング内で回
    転可能に支持する軸受手段と、 前記主軸に設けられ、前記主軸及び切削工具を回転させ
    る、駆動シャフトと駆動可能な接続具を有する駆動継手
    と、 前記主軸ユニットに設けられ、モータ駆動のドライバと
    協働し、前記主軸ユニットをモータ駆動のドライバの駆
    動シャフトと同軸状に取り付ける手段と、を備え、 前記切削工具が20,000 rpm以上の速度で回転し、分当た
    りの回転速度を掛けたときの前記軸受のミリ単位による
    内径が約1,000,000であることを特徴とする主軸ユニッ
    ト。
  4. 【請求項4】 ドライバヘッドと、取り外し可能な複数
    の回転切削工具と、前記切削工具の一つを前記ドライバ
    ヘッドに対し選択的に取り付け且つ取り外す自動手段
    と、を備える型式の回転可能な工作機械にして、 駆動シャフトの軸線の周りで回転可能な駆動シャフトを
    駆動するモータを備えるモータ駆動のドライバヘッド
    と、 複数の主軸ユニットであって、該主軸ユニットの各々
    が、外側静止ハウジングと、回転可能な内側主軸と、主
    軸の軸線の周りで回転可能に前記主軸に予め取り付けら
    れた切削工具と、を有する主軸ユニットと、 前記ハウジング及び主軸ユニットの各々に取り付けら
    れ、前記主軸の軸線が前記シャフトの軸線と整合した状
    態で前記主軸ユニットの選択された任意の一つのユニッ
    トを前記ドライバヘッド上に着脱可能に保持する取り付
    け手段と、 前記主軸ユニットの任意の選択された一つのユニットを
    前記ドライバヘッドに組み付けたときに係合し、前記シ
    ャフトを前記主軸及び選択された主軸ユニットの切削工
    具に接続する駆動継手と、 前記複数の主軸ユニットを前記モータ駆動のドライバヘ
    ッドに隣接して格納する格納手段と、 前記主軸ユニットの任意の選択された一つのユニットを
    前記格納手段から搬送し且つ前記駆動シャフトが前記選
    択された主軸ユニットの切削工具を駆動する状態に前記
    選択された主軸ユニットを前記ドライバヘッドの上に取
    り付ける、自動的に制御される機械的搬送手段と、を備
    えることを特徴とする工作機械。
  5. 【請求項5】 回転可能な切削工具を駆動する装置にし
    て、 ハウジング内に収容されたモータを備え、前記ハウジン
    グ内の駆動シャフトを駆動し、出力端を有し、前記シャ
    フトが回転する中心となる軸線を有する、モータ駆動の
    ドライバと、 前記駆動シャフトの軸線と同軸状の主軸の軸線の周りで
    回転可能に工具受け入れスリーブを軸支する軸受を有す
    る主軸ユニットと、 前記ハウジング及び前記主軸ユニットに取り付けられ、
    前記主軸の軸線が前記シャフトの軸線と整合状態にて前
    記主軸ユニットを前記ハウジングの上に着脱可能に保持
    する取り付け手段と、 前記軸受内に軸支され、一、又は二以上の切削工具を主
    軸の軸線の周りで回転可能に支持する主軸と、 前記主軸内に予め取り付けられた切削工具と、 前記シャフト及び前記主軸の上に設けられ、前記主軸ユ
    ニットを前記ハウジングに組み付けたときに係合し、前
    記シャフト及び前記主軸を接続する、駆動継手と、を備
    え、 前記駆動シャフトが、高速度で回転され、前記ハウジン
    グ内の駆動シャフトの軸受が前記駆動シャフトを回転可
    能に支持し、前記主軸の軸受が前記駆動シャフトの軸受
    よりも大径ではなく、工具の選択された回転速度に対す
    る前記主軸の軸受の線速度を最小にすることを特徴とす
    る装置。
JP5009354A 1992-01-22 1993-01-22 主軸ユニット、主軸ユニットを装備した工作機械及び切削工具駆動装置 Pending JPH05269605A (ja)

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