JPH0526769U - クローラ走行装置 - Google Patents
クローラ走行装置Info
- Publication number
- JPH0526769U JPH0526769U JP7731791U JP7731791U JPH0526769U JP H0526769 U JPH0526769 U JP H0526769U JP 7731791 U JP7731791 U JP 7731791U JP 7731791 U JP7731791 U JP 7731791U JP H0526769 U JPH0526769 U JP H0526769U
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- Japan
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- cylinder tube
- grease
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 クローラ緊張用グリースシリンダをトラック
フレームの内部に配置したクローラ走行装置において、
グリースシリンダのシリンダチューブに回り止め部材を
連結しないで、シリンダチューブのトラックフレームに
対する回転規制ができるようにする。 【構成】 シリンダチューブ7aのトラックフレーム1
に対するシリンダ軸芯回りでの回転規制をする回り止め
部1bがシリンダチューブ7aに対して非連結状態で作
用するように、回り止め部1bを、シリンダチューブ7
aの非真円形外周部7cに分離自在に係合するように構
成してトラックフレーム1に備えてある。
フレームの内部に配置したクローラ走行装置において、
グリースシリンダのシリンダチューブに回り止め部材を
連結しないで、シリンダチューブのトラックフレームに
対する回転規制ができるようにする。 【構成】 シリンダチューブ7aのトラックフレーム1
に対するシリンダ軸芯回りでの回転規制をする回り止め
部1bがシリンダチューブ7aに対して非連結状態で作
用するように、回り止め部1bを、シリンダチューブ7
aの非真円形外周部7cに分離自在に係合するように構
成してトラックフレーム1に備えてある。
Description
【0001】
本考案は、クローラ緊張用のグリースシリンダをトラックフレームの内部に配 置したクローラ走行装置に関する。
【0002】
上記クローラ走行装置において、従来、例えば実開昭58−178070号公 報に示されるように、グリースシリンダに、シリンダチューブに溶接した回り止 め部材を備えると共に、グリースシリンダをトラックフレームに組付けた状態で は、回り止め部材がトラックフレームに回動不能に接当して、シリンダチューブ のトラックフレームに対する回転を規制するように構成することにより、シリン ダチューブが走行振動等のためにトラックフレームに対して回転することを抑制 でき、グリースシリンダを何時でもトラックフレームの操作用開口から操作でき るように、シリンダチューブのグリース供給部であるグリースニップルを常に操 作用開口に臨む状態に維持できるようになったものがあった。
【0003】
従来、シリンダチューブに回り止め部材の溶接に起因する歪が発生して、グリ ースシリンダにグリース漏れや作動不良が生じる場合があることから、溶接歪の 回避を図るための特殊な加工が必要になり、製作に要する手間や費用が大になっ ていた。 本考案の目的は、グリースシリンダの製作上の上記不都合を回避できるように しながら、上記姿勢維持ができるようにすることにある。
【0004】
本考案によるクローラ走行装置にあっては、目的達成のために、冒頭に記した ものにおいて、 クローラ緊張用のグリースシリンダのシリンダチューブに非真円形外周部を備 え、 前記非真円形外周部に分離自在に係合して、前記シリンダチューブのトラック フレームに対するシリンダ軸芯周りでの回転を規制する回り止め部を前記トラッ クフレームに備えてあることを特徴とする。その作用および効果はつぎのとおり である。
【0005】
回り止め部はシリンダチューブに対しては非連結状態でありながら、シリンダ チューブの回り止め部係合箇所の非真円形状のために、シリンダチューブに対し て回り止め作用する。したがって、グリース供給部がトラックフレームの操作用 開口に臨む組付け姿勢になるようにしてグリースシリンダを組付けると共に、こ の組付け姿勢にあるシリンダチューブに対して作用するように回り止め部を構成 することにより、シリンダチューブをグリース供給部が操作用開口に臨む状態に 維持できる。
【0006】
回り止め部の作用により、グリース供給部が常に操作用開口に臨んでいて何時 でも迅速かつ容易にシリンダ操作ができるようにできる。しかも、シリンダチュ ーブの非真円形外周部の作用により、回り止め部をシリンダチューブに分離自在 に係合させるだけで良く、冒頭に記した歪発生の問題がなくなって容易かつ安価 に製作できるようになった。
【0007】
図1に示すように、トラックフレーム1の一端側にクローラ緊張輪2を、かつ 、他端側にクローラ駆動輪3をそれぞれ取付け、クローラ緊張輪2とクローラ駆 動輪3との間に位置する箇所に複数個の転輪4・・を取付けると共に、全ての輪 体2,3,4にわたってクローラベルト5を巻回して、バックホウ等の建設機械 用のクローラ走行装置を構成してある。 図2および図3に示すように、クローラ緊張輪2の支持部材6をトラックフレ ーム1に摺動自在に取付けることにより、クローラ緊張輪2がトラックフレーム 1に対して前後方向に摺動するように構成すると共に、トラックフレーム1の端 部内に配置してあるグリースシリンダ7によってクローラ緊張輪2をクローラ緊 張側に摺動操作できるように構成し、グリースシリンダ7によってクローラベル ト5の緊張操作をするようにしてある。 すなわち、トラックフレーム1の着脱式開閉蓋8を有する操作用開口9を開け 、この操作用開口9からグリースシリンダ7のグリースニップルで成るグリース 供給部10にグリス供給装置(図示せず)を作用させてグリース供給をする。す ると、トラックフレーム1のストッパー部1aがグリースシリンダ7のシリンダ チューブ7aの端部に接当作用することにより、グリースシリンダ7のシリンダ ロッド7bがストッパー部1aを反力部として、シリンダチューブ7aから突出 作動すると共に支持部材6の端部に直接に押圧作用し、支持部材6をクローラベ ルト5の緊張側に摺動操作するのである。
【0008】 シリンダチューブ7aのグリース供給部10側とは反対側の端部に支持作用す るようにトラックフレーム1に備えてある縦板部1bによって、シリンダチュー ブ7aに回り止め作用し、かつ、連結の必要がないように分離自在な状態で作用 する回り止め部を形成することにより、グリースシリンダ7はトラックフレーム 1の水平板部1cに受止め支持されるように載置してあるだけにかかわらず、か つ、走行振動等にかかわらず、シリンダチューブ7aをグリース供給部10が操 作用開口9に臨む組付け姿勢に維持できるようにしてある。 すなわち、図2〜図4に示すように、グリースシリンダ7のシリンダチューブ 7aを四角パイプ材で作成することによって、シリンダチューブ7aに全長にわ たる四角外周部7cを備えてある。回り止め部1bにはグリースシリンダ7の組 付けや取外し時にシリンダチューブ7aが抜出し自在に挿通するように、かつ、 グリースシリンダ7の組付け状態でシリンダチューブ7aの端部が入込んだまま になると共にほとんど回動不能に係合するように形成したシリンダ挿通孔11を 備えてあることにより、グリースシリンダ7の組付け状態において、回り止め部 1bがシリンダ挿通孔11の形状と大きさとのためにシリンダチューブ7aの四 角外周部7cに分離自在に係合し、シリンダチューブ7aがトラックフレーム1 に対してシリンダ軸芯周りで若干は回転しても、グリース供給部10が操作用開 口9から外れるまでは回転しないように回転規制をするのである。
【0009】 〔別実施例〕 シリンダチューブ7aの外周部形状としては、四角の他、六角等の多角形や楕 円形を採用してもよい。また、その形状をシリンダチューブの全長にわたって備 える他、回り止め部が作用するところの一部分にのみ備えて実施してもよいので ある。回り止め部1bの係合による回り止めが可能となる形状を部分的にあるい は全体的に備えるとよいのであり、これらを、非真円外周部7cと総称する。 建設機械の他、運搬車、コンバイン等各種車両用のクローラ走行装置にも本考 案は適用できる。
【0010】 尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利にするために符号を記 すが、該記入により本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】クローラ走行装置全体の側面図
【図2】グリースシリンダ配設部の平面図
【図3】グリースシリンダ配設部の側面図
【図4】グリースシリンダの斜視図
1 トラックフレーム 1b 回り止め部 7 グリースシリンダ 7a シリンダチューブ 7c 非真円形外周部
Claims (1)
- 【請求項1】 クローラ緊張用のグリースシリンダ
(7)をトラックフレーム(1)の内部に配置したクロ
ーラ走行装置であって、 前記グリースシリンダ(7)のシリンダチューブ(7
a)に非真円形外周部(7c)を備え、 前記非真円形外周部(7c)に分離自在に係合して、前
記シリンダチューブ(7a)の前記トラックフレーム
(1)に対するシリンダ軸芯周りでの回転を規制する回
り止め部(1b)を前記トラックフレーム(1)に備え
てあるクローラ走行装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991077317U JP2553958Y2 (ja) | 1991-09-25 | 1991-09-25 | クローラ走行装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991077317U JP2553958Y2 (ja) | 1991-09-25 | 1991-09-25 | クローラ走行装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0526769U true JPH0526769U (ja) | 1993-04-06 |
JP2553958Y2 JP2553958Y2 (ja) | 1997-11-12 |
Family
ID=13630556
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991077317U Expired - Fee Related JP2553958Y2 (ja) | 1991-09-25 | 1991-09-25 | クローラ走行装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2553958Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5972805A (ja) * | 1982-10-20 | 1984-04-24 | Sony Corp | 電力増幅器 |
-
1991
- 1991-09-25 JP JP1991077317U patent/JP2553958Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5972805A (ja) * | 1982-10-20 | 1984-04-24 | Sony Corp | 電力増幅器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2553958Y2 (ja) | 1997-11-12 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |