JP5226811B2 - ローラ組立体、ローラユニット及びコンベア装置 - Google Patents

ローラ組立体、ローラユニット及びコンベア装置 Download PDF

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Description

本発明は、搬送対象物が及ぼす負荷がローラの搬送力よりも大きい場合にローラの回転が停止し、搬送対象物が及ぼす負荷が搬送力よりも小さい場合にローラが回転して搬送対象物を搬送するように形成された摩擦力を利用したローラ組立体、このローラ組立体を備えたローラユニット及びこのローラユニットを備えたコンベア装置に関し、特に、この搬送力(摩擦力)を任意に調整可能なローラ組立体、ローラユニット及びコンベア装置に関する。
搬送対象物を搬送するローラ組立体、ローラユニット及びコンベア装置は、搬送対象物を間欠的に搬送可能である必要がある。このため、搬送対象物の負荷がローラの搬送力よりも大きい場合にはローラの回転が停止し、搬送対象物の負荷がローラの搬送力よりも小さい場合にはローラが回転して搬送対象物を搬送するように設定された摩擦力を利用して空転荷重の調整を行う技術がある。
例えば、特許文献1では、軸部に挿嵌された駆動ローラと搬送ローラとの間に滑り軸受を設け、駆動ローラに駆動源から駆動力が伝達されると、滑り軸受部と駆動ローラとの間の摩擦力によって、滑り軸受部が駆動ローラの回転に従動して回転する。滑り軸受部が回転すると、滑り軸受部と搬送ローラとの間の摩擦力によって、搬送ローラに駆動力が伝達される。
特開平5−319527号公報
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、搬送ローラに負荷された搬送対象物の荷重が軸部で支持され、また、搬送ローラと駆動ローラとの間に滑り軸受部が設けられている。このため、搬送ローラが搬送対象物の摩擦力を受けてぐらついたり、長い間の使用により磨耗したりすることにより、搬送ローラと滑り軸受部との間の面圧が変化してしまう可能性がある。
本発明の1つの目的は、搬送対象物の荷重による搬送ローラ部の変形が、摩擦伝達性能に与える影響を軽減することにある。また、本発明の他の目的は、ローラ組立体を構成する部品の着脱効率を向上することにある。
上記課題を解決するため、本発明においては、駆動軸部と、前記駆動軸部に設けられた搬送ローラ部と、を有し、前記駆動軸部の軸心回りに回転する回転体と、前記駆動軸部が挿通する孔部を有して前記駆動軸部に装着され、回転駆動される駆動輪と、前記駆動軸部に設けられ、前記駆動軸部の径方向外方に延びると共に前記駆動軸部と一体的に回転する被伝達部と、前記被伝達部と前記駆動輪の側面との間に挟持され、前記駆動輪の回転力を前記回転体に摩擦伝達する摩擦伝達部材と、前記被伝達部と前記駆動輪の前記側面との間の挟持力を付勢する付勢手段と、を備え、前記駆動軸部は、前記搬送ローラ部が設けられる第1の軸部と、前記第1の軸部よりも径が小さい第2の軸部と、前記駆動軸部を軸方向に貫通し、前記駆動軸部と同心の内部孔と、を有し、前記被伝達部が前記第1の軸部と前記第2の軸部との間に形成された段差部に配置され、かつ、前記駆動輪が前記第2の軸部に配置され、前記付勢手段は、前記内部孔に挿入された軸体と、前記軸体の、前記第2の軸部側の周面に設けられ、前記駆動輪を前記被伝達部側へ押圧する押圧部材と、前記内部孔内に設けられ、前記軸体を介して前記押圧部材に、前記駆動輪を前記被伝達部側へ押圧する押圧力を付勢する弾性部材と、を備えたことを特徴とするローラ組立体が提供される。
また、本発明においては、複数のローラ組立体を備えたローラユニットであって、各々の前記ローラ組立体が、駆動軸部と、前記駆動軸部に設けられた搬送ローラ部と、を有し、前記駆動軸部の軸心回りに回転する回転体と、前記駆動軸部が挿通する孔部を有して前記駆動軸部に装着され、回転駆動される駆動輪と、前記駆動軸部に設けられ、前記駆動軸部の径方向外方に延びると共に前記駆動軸部と一体的に回転する被伝達部と、前記被伝達部と前記駆動輪の側面との間に挟持され、前記駆動輪の回転力を前記回転体に摩擦伝達する摩擦伝達部材と、前記被伝達部と前記駆動輪の前記側面との間の挟持力を付勢する付勢手段と、を備え、前記駆動軸部は、前記搬送ローラ部が設けられる第1の軸部と、前記第1の軸部よりも径が小さい第2の軸部と、前記駆動軸部を軸方向に貫通し、前記駆動軸部と同心の内部孔と、を有し、前記被伝達部が前記第1の軸部と前記第2の軸部との間に形成された段差部に配置され、かつ、前記駆動輪が前記第2の軸部に配置され、前記付勢手段は、前記内部孔に挿入された軸体と、前記軸体の、前記第2の軸部側の周面に設けられ、前記駆動輪を前記被伝達部側へ押圧する押圧部材と、前記内部孔内に設けられ、前記軸体を介して前記押圧部材に、前記駆動輪を前記被伝達部側へ押圧する押圧力を付勢する弾性部材と、を備え、複数の前記ローラ組立体は、各々の前記搬送ローラ部が搬送対象物の搬送方向に配列されるように配置され、前記ローラユニットは、前記搬送方向に配列された複数の前記搬送ローラ部を囲むローラカバー部材を備え、前記ローラカバー部材は、各々の前記搬送ローラ部の上部を外部に突出させる複数のローラ開口部を有する上壁部と、各々の前記搬送ローラ部の一側方で前記駆動軸部を支持する第1軸受部が装着される第1取付け部を有する第1側壁部と、各々の前記搬送ローラ部の他側方で前記駆動軸部を支持する第2軸受部が装着される第2取付け部を有する第2側壁部と、を備え、前記駆動軸部が、前記ローラカバー部材の外部に延出した延出部を有し、前記摩擦伝達部材及び前記駆動輪が、前記延出部に設けられ、前記ローラカバー部材は、前記搬送方向に沿って互いに分割可能な、前記第1側壁部を含む第1カバー部材と、前記第2側壁部を含む第2カバー部材と、から構成されていることを特徴とするローラユニットが提供される。
また、本発明においては、複数のローラ組立体を備えたローラユニットであって、各々の前記ローラ組立体が、駆動軸部と、前記駆動軸部に設けられた搬送ローラ部と、を有し、前記駆動軸部の軸心回りに回転する回転体と、前記駆動軸部が挿通する孔部を有して前記駆動軸部に装着され、回転駆動される駆動輪と、前記駆動軸部に設けられ、前記駆動軸部の径方向外方に延びると共に前記駆動軸部と一体的に回転する被伝達部と、前記被伝達部と前記駆動輪の側面との間に挟持され、前記駆動輪の回転力を前記回転体に摩擦伝達する摩擦伝達部材と、前記被伝達部と前記駆動輪の前記側面との間の挟持力を付勢する付勢手段と、を備え、前記駆動軸部は、前記搬送ローラ部が設けられる第1の軸部と、前記第1の軸部よりも径が小さい第2の軸部と、前記駆動軸部を軸方向に貫通し、前記駆動軸部と同心の内部孔と、を有し、前記被伝達部が前記第1の軸部と前記第2の軸部との間に形成された段差部に配置され、かつ、前記駆動輪が前記第2の軸部に配置され、前記付勢手段は、前記内部孔に挿入された軸体と、前記軸体の、前記第2の軸部側の周面に設けられ、前記駆動輪を前記被伝達部側へ押圧する押圧部材と、前記内部孔内に設けられ、前記軸体を介して前記押圧部材に、前記駆動輪を前記被伝達部側へ押圧する押圧力を付勢する弾性部材と、を備え、複数の前記ローラ組立体は、各々の前記搬送ローラ部が搬送対象物の搬送方向に配列されるように配置され、前記ローラユニットは、各々の前記駆動軸部の一方端部と、各々の前記搬送ローラ部との間にそれぞれ設けられ、前記駆動軸部を支持する複数の軸受部と、前記搬送方向に配列された前記複数の軸受部を支持する軸受支持部材と、を備え、前記駆動軸部が、前記一方端部側において、前記軸受支持部材の外部に延出した延出部を有し、前記摩擦伝達部材及び前記駆動輪が、前記延出部に設けられたことを特徴とするローラユニットが提供される。
また、本発明においては、複数のローラ組立体を備えたローラユニットを、前記搬送方向に複数備えたコンベア装置であって、各々の前記ローラ組立体が、駆動軸部と、前記駆動軸部に設けられた搬送ローラ部と、を有し、前記駆動軸部の軸心回りに回転する回転体と、前記駆動軸部が挿通する孔部を有して前記駆動軸部に装着され、回転駆動される駆動輪と、前記駆動軸部に設けられ、前記駆動軸部の径方向外方に延びると共に前記駆動軸部と一体的に回転する被伝達部と、前記被伝達部と前記駆動輪の側面との間に挟持され、前記駆動輪の回転力を前記回転体に摩擦伝達する摩擦伝達部材と、前記被伝達部と前記駆動輪の前記側面との間の挟持力を付勢する付勢手段と、を備え、前記駆動軸部は、前記搬送ローラ部が設けられる第1の軸部と、前記第1の軸部よりも径が小さい第2の軸部と、前記駆動軸部を軸方向に貫通し、前記駆動軸部と同心の内部孔と、を有し、前記被伝達部が前記第1の軸部と前記第2の軸部との間に形成された段差部に配置され、かつ、前記駆動輪が前記第2の軸部に配置され、前記付勢手段は、前記内部孔に挿入された軸体と、前記軸体の、前記第2の軸部側の周面に設けられ、前記駆動輪を前記被伝達部側へ押圧する押圧部材と、前記内部孔内に設けられ、前記軸体を介して前記押圧部材に、前記駆動輪を前記被伝達部側へ押圧する押圧力を付勢する弾性部材と、を備え、複数の前記ローラ組立体は、各々の前記搬送ローラ部が搬送対象物の搬送方向に配列されるように配置され、各々の前記ローラユニットが、前記搬送方向に配列された複数の前記搬送ローラ部を囲むローラカバー部材を備え、前記ローラカバー部材は、各々の前記搬送ローラ部の上部を外部に突出させる複数のローラ開口部を有する上壁部と、各々の前記搬送ローラ部の一側方で前記駆動軸部を支持する第1軸受部が装着される第1取付け部を有する第1側壁部と、各々の前記搬送ローラ部の他側方で前記駆動軸部を支持する第2軸受部が装着される第2取付け部を有する第2側壁部と、を備え、前記駆動軸部が、前記ローラカバー部材の外部に延出した延出部を有し、前記摩擦伝達部材及び前記駆動輪が、前記延出部に設けられ、前記ローラカバー部材は、前記搬送方向に沿って互いに分割可能な、前記第1側壁部を含む第1カバー部材と、前記第2側壁部を含む第2カバー部材と、から構成され、前記コンベア装置が、複数の前記ローラユニットを支持するフレームと、前記駆動輪を回転駆動する駆動手段と、前記延出部、前記駆動輪及び前記摩擦伝達部材の上方を少なくとも覆う上部カバー部材と、を備え、前記上部カバー部材は、前記ローラカバー部材及び前記フレームに連設されていることを特徴とするコンベア装置が提供される。
また、本発明においては、複数のローラ組立体を備えたローラユニットを、前記搬送方向に複数備えたコンベア装置であって、各々の前記ローラ組立体が、駆動軸部と、前記駆動軸部に設けられた搬送ローラ部と、を有し、前記駆動軸部の軸心回りに回転する回転体と、前記駆動軸部が挿通する孔部を有して前記駆動軸部に装着され、回転駆動される駆動輪と、前記駆動軸部に設けられ、前記駆動軸部の径方向外方に延びると共に前記駆動軸部と一体的に回転する被伝達部と、前記被伝達部と前記駆動輪の側面との間に挟持され、前記駆動輪の回転力を前記回転体に摩擦伝達する摩擦伝達部材と、前記被伝達部と前記駆動輪の前記側面との間の挟持力を付勢する付勢手段と、を備え、前記駆動軸部は、前記搬送ローラ部が設けられる第1の軸部と、前記第1の軸部よりも径が小さい第2の軸部と、前記駆動軸部を軸方向に貫通し、前記駆動軸部と同心の内部孔と、を有し、前記被伝達部が前記第1の軸部と前記第2の軸部との間に形成された段差部に配置され、かつ、前記駆動輪が前記第2の軸部に配置され、前記付勢手段は、前記内部孔に挿入された軸体と、前記軸体の、前記第2の軸部側の周面に設けられ、前記駆動輪を前記被伝達部側へ押圧する押圧部材と、前記内部孔内に設けられ、前記軸体を介して前記押圧部材に、前記駆動輪を前記被伝達部側へ押圧する押圧力を付勢する弾性部材と、を備え、複数の前記ローラ組立体は、各々の前記搬送ローラ部が搬送対象物の搬送方向に配列されるように配置され、各々の前記ローラユニットが、各々の前記駆動軸部の一方端部と、各々の前記搬送ローラ部との間にそれぞれ設けられ、前記駆動軸部を支持する複数の軸受部と、前記搬送方向に配列された前記複数の軸受部を支持する軸受支持部材と、を備え、前記駆動軸部が、前記一方端部側において、前記軸受支持部材の外部に延出した延出部を有し、前記摩擦伝達部材及び前記駆動輪が、前記延出部に設けられ、前記コンベア装置が、複数の前記ローラユニットを支持するフレームと、前記駆動輪を回転駆動する駆動手段と、前記延出部、前記駆動輪及び前記摩擦伝達部材の上方を少なくとも覆う上部カバー部材と、を備え、前記上部カバー部材は、前記軸受支持部材及び前記フレームに連設されていることを特徴とするコンベア装置が提供される。
本発明によれば、搬送対象物の荷重による搬送ローラ部の変形が、摩擦伝達性能に与える影響を軽減することができる。また、本発明によれば、ローラ組立体を構成する部品の着脱効率を向上することができる。
本発明の第1の実施形態に係るローラ組立体100の分解斜視図である。 第1の実施形態に係るローラ組立体100の断面図である。 第1の実施形態の変形例1に係るローラ組立体200の断面図である。 第1の実施形態の変形例2に係るローラ組立体300の断面図である。 第2の実施形態に係るローラユニットU100の断面図である。 ローラユニットU100の分解断面図である。 ローラ組立体100の着脱機構を示す斜視図である。 第2の実施形態の変形例に係るローラユニットU200の断面図である。 第3の実施形態に係るローラユニットU300の断面図である。 第3の実施形態の変形例に係るローラユニットU400の断面図である。 第4の実施形態に係るコンベア装置C100の断面図である。 第4の実施形態の変形例に係るコンベア装置C200の断面図である。
以下に、本発明の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。なお、個々の実施形態は、本発明を実現するための一例であり、本発明が適用される装置の構成や各種条件によって適宜修正又は変更されるべきものである。このため、本発明の技術的範囲は、以下の実施形態に限定されるものではない。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態に係るローラ組立体100の分解斜視図である。図2は、第1の実施形態に係るローラ組立体100の断面図である。
本発明のローラ組立体100は、駆動軸部11及びこの駆動軸部11に設けられた搬送ローラ部12を有し、駆動軸部11の軸心CL回りに回転する回転体10と、駆動軸部11が挿通する孔部21を有して駆動軸部11に装着され、回転駆動される駆動輪20と、駆動軸部11に設けられ、駆動軸部11の径方向外方に延びると共に駆動軸部11と一体的に回転する被伝達部30と、被伝達部30と駆動輪20の側面22aとの間に挟持され、駆動輪20の回転力を回転体10に摩擦伝達する摩擦伝達部材40と、被伝達部30と駆動輪20の側面22aとの間の挟持力を付勢する付勢部50とを備える。
駆動軸部11は、駆動軸部11を軸方向に貫通し、駆動軸部11(軸心CL)と同心の内部孔11aを有する。内部孔11aは、駆動軸部11の一方端部11c側に開口形成される孔部11a−1と、駆動軸部11の他方端部11e側に開口形成され、孔部11a−1よりも孔径が小さい孔部11a−2とを有する。孔部11a−1と孔部11a−2との間には、孔径の違いから段差部13が形成されている。また、駆動軸部11の他方端部11eには、長手方向に突出し、径方向において対向する位置に2つの突出部14a、14bが形成されている。また搬送ローラ部12を挟んで、駆動軸部11の一方端部11c側には段差部312が、駆動軸部11の他方端部11e側には段差部313a、313bが設けられる。駆動軸部11は、段差部312を介して大径部分311aと小径部分311bとを有し、段差部313a、313bを介して大径部分311c、第1小径部分311d、第2小径部分311eを有する。段差部313bに面する第1小径部分311dに、キー溝(面取り部)32が形成される。段差部312に、後述する摩擦伝達部材40のフランジ部41bが着座される。なお、駆動軸部11及び搬送ローラ部12は、本実施形態では、一体的に形成することにより回転体10を構成するものとするが、別個に形成されたものを結合することにより回転体10を構成してもよい。
駆動輪20は、搬送ローラ部12と駆動軸部11の他方端部11eとの間に配置される。駆動輪20は、本実施形態では、チェーンが巻き回されるスプロケットである。なお、駆動輪20は、ベルト等が巻き回される場合にはプーリであってもよい。
円環状の被伝達部30は、駆動輪20と同様に、搬送ローラ部12と駆動軸部11の端部11eとの間に配置され、本実施形態では、搬送ローラ部12と駆動輪20との間に配置される。被伝達部30は、駆動軸部11が挿通する孔部31を有する。この孔部31は、円形とは異なる形状(例えば、略正方形状)に形成される。駆動軸部11は、駆動軸部11の大径部311aにおけるキー溝32に嵌合する形状に形成される。被伝達部30は、孔部31がキー溝32で係止されることにより、駆動軸部11と一体的に回転可能となる。被伝達部30における小径部分311b側の面に、後述する摩擦伝達部材41が当接される。
なお、被伝達部30は、本実施形態では、駆動軸部11とは別個の部品であり、これらを結合することにより一体的に回転するものとするが、これらを一体的に形成したものであっても構わない。
摩擦伝達部材40は、被伝達部30と駆動輪20の被伝達部30側の側面22aとの間に設けられた摩擦伝達部材41(第1の摩擦伝達部材)、及び駆動輪20の後述する押圧部材52側の側面22bと押圧部材52との間に設けられた摩擦伝達部材42(第2の摩擦伝達部材)を備える。摩擦伝達部材41、42は、駆動輪20の回転力を回転体10に摩擦伝達する。
摩擦伝達部材41、42は、駆動輪20の孔部21に装着される筒状部41a、42aと、筒状部41a、42aの端部から駆動軸部11の径方向外方に延びるフランジ部41b、42bとを有する。筒状部41a、42aは、孔部21の周壁(駆動輪20の内周壁)と、駆動軸部11との間に介在する。フランジ部41bは、被伝達部30と、駆動輪20の側面22aとの間に挟持される。フランジ部42bは、押圧部材52と、駆動輪20の側面22bとの間に挟持される。この構成によれば、摩擦伝達部材41、42と駆動輪20との事前組み付けによる、組み付け性を向上することができる。また、筒状部41a、42aによるラジアル方向の摩擦伝達でも回転力を伝達することができる。
付勢部50は、被伝達部30と駆動輪20の側面22aとの間の挟持力を付勢する。付勢部50は、内部孔11aに挿入された軸体51と、軸体51の孔部11a−2側の端部51aに連結され、駆動輪20を被伝達部30側へ押圧する押圧部材52と、孔部11a−1内に設けられ、軸体51を介して押圧部材52に、駆動輪20を被伝達部30側へ押圧する押圧力を付勢する弾性部材53とを備える。
軸体51は、軸部51dと、軸部51dの一方端部(孔部11a−1側の端部)に設けられるフランジ状の頭部51bとで構成される。軸部51dの先端側は孔部11a−2を挿通される。軸部51dの先端近傍に、後述する係止ピン54が挿通される孔部51cが形成される。孔部51cは、軸心CLが延びる方向と直交する方向に延びる。なお、孔部51cは、本実施形態では、1つのみ設けたが、搬送対象物の荷重に応じて、弾性部材53の付勢力が調整可能となるように、軸部51dの長手方向に沿って複数設けてもよい。
押圧部材52は、駆動軸部11の軸方向に移動可能であって、駆動軸部11に対して回転不能に駆動軸部11の他方端部11eに装着される。すなわち、押圧部材52は、駆動軸部11の突出部14a、14bが挿通される孔部52a、52bと、孔部51cに挿通された係止ピン54の両突出部を収容する溝部52cとを有する。このため、押圧部材52は、孔部52a、52bに突出部14a、14bが挿通され、また、係止ピン54の両突出部が溝部52cに収容されることにより、駆動軸部11に対して回転不能となる。また、係止ピン54は、溝部52cに収容されるだけであり、押圧部材52に固定されるわけではないため、押圧部材52が駆動軸部11の軸方向に移動可能となる。
弾性部材53は、本実施形態では、コイルスプリングである。このコイルスプリングは、軸部51dの頭部51b側に外挿され、孔部11a−1に収容されている。また、このコイルスプリングの一端は、軸体51の頭部51b側に挿通されたワッシャ57に当接され、他端は駆動軸部11の段差部13に当接される。ワッシャ57と段差部13との間でコイルスプリングは伸縮する。押圧部材52は、回転体10に組み付けられた状態で常時、コイルスプリングの押圧力が付勢される。
この構成によれば、弾性部材53、軸体51の略全部を駆動軸部11内に配置することで、駆動軸部11外部のスペース(搬送ローラ部12や駆動輪20の配置スペース)を確保することができ、また、小型化を図ることができる。なお、付勢部50は、本実施形態では、軸体51の孔部51cに係止ピン54を挿入することにより弾性部材53の付勢力を係止し、頭部51bと弾性部材53の間にワッシャ57を介在させ、ワッシャ57の枚数に応じて付勢力の調整を可能としていた。付勢力の調整は、これに限定するものではなく、孔部51cと係止ピン54との組み合せの代わりに、軸体51dの先端側にボルト溝を設けると共に、このボルト溝にナットを螺合させ、このナットを回転調整することによって、弾性部材53の付勢力を調整するようにしてもよい。
以上述べた通り、本実施形態によれば、搬送ローラ部12とは別の構成である被伝達部30及び押圧部材52によって、摩擦伝達部材41、42を挟持し駆動輪20に対して摩擦伝達部材41、42を押し付けるようにしたため、搬送対象物の荷重による搬送ローラ部12の変形が殆ど発生せず、また、摩擦伝達性能に与える影響を低下することができる。
[第1の実施形態の変形例1]
なお、上述の第1の実施形態では、摩擦伝達部材41、42のそれぞれが筒状部41a、42aと、フランジ部41b、42bとを有する構成としたが、図3Aに示すような構成としてもよい。
図3Aは、第1の実施形態の変形例1に係るローラ組立体200の断面図である。摩擦伝達部材41は、駆動輪20の孔部21に装着され、孔部21の周壁と、駆動軸部11との間に介在する筒状部41a(第1筒状部)と、被伝達部30の周囲を囲むように形成された筒状部41c(第2筒状部)と、筒状部41aの一端側(駆動輪20の側面22a側)から径方向外方に延び、被伝達部30と、駆動輪20の側面22aとの間に挟持されると共に、筒状部41aと筒状部41cとを接続するフランジ部41bとを有する。
摩擦伝達部材42は、駆動輪20の孔部21に装着され、孔部21の周壁と、駆動軸部11との間に介在する筒状部42aと、押圧部材52の周囲を囲むように形成された筒状部42cと、筒状部42aの一端側(駆動輪20の側面22b側)から径方向外方に延び、押圧部材52と、駆動輪20の側面22bとの間に挟持されると共に、筒状部42aと筒状部42cとを接続するフランジ部42bとを有する。
この構成によれば、筒状部41cを追加形成したことにより、摩擦伝達部材41と被伝達部材30との事前組み付けによる、組み付け性を向上することができる。同様に、筒状部42cを追加形成したことにより、摩擦伝達部材42と押圧部材52との事前組み付けによる、組み付け性を向上することができる。また、筒状部41d、42dによるラジアル方向の摩擦伝達でも回転力を伝達することができる。更に、筒状部41cにより、フランジ部41eと被伝達部30との間(摩擦摺動面)へオイル、粉塵等が侵入することを防止し、筒状部42cにより、フランジ部42bと押圧部材52との間(摩擦摺動面)へオイル、粉塵等が進入する事を防止し、摩擦伝達性能を維持することができる。
[第1の実施形態の変形例2]
なお、上述の第1の実施形態では、押圧部材52が駆動軸部11に対して回転不能である構成としたが、本変形例では、図3Bで示すように、押圧部材52が駆動軸部11に対して回転可能である構成としてもよい。
図3Bは、第1の実施形態の変形例2に係るローラ組立体300の断面図である。
摩擦伝達部材40は、本実施形態では、駆動輪20の側面22aに設けられた摩擦伝達部材41のみを有する。筒状部41aは、駆動軸部11の他方端部11eまで延びている。
付勢部50は、第1の実施形態で示した付勢部50の構成に加えて更に、軸体51の端部51a側に外挿されるスラスト軸受56及び円環状の規制部55を備える。押圧部材52における駆動輪20と反対側の端面にスラスト軸受56が当接され、そのスラスト軸受56におけるスラスト軸受56と反対側の端面に規制部55が当接される。
押圧部材52は、第1の実施形態では、押圧部材52の孔部52a、52bに突出部14a、14bが挿通され、また、係止ピン54が溝部52cに収容されることにより、駆動軸部11に対して回転不能とする構成であった。一方、本変形例では、駆動軸部11が突出部14a、14bを備えておらず、また、押圧部材52が孔部52a、52b及び溝部52cを備えていない。押圧部材52に、規制部55からスラスト軸受56を介して押圧力が付勢されることにより、駆動輪20が搬送ローラ部12側に押圧され、駆動輪20と被伝達部30との間で摩擦伝達部材41(フランジ部41b)を挟み込む。規制部55は、例えば、ワッシャであり、軸体51の軸方向に移動可能である。規制部55は、係止ピン54の両突出部にて搬送ローラ部12側への押圧力が付勢される。
この構成によれば、簡易な構成で、駆動輪20と軸体51が共回りしない構造を実現することができる。
<第2の実施形態>
上述の第1の実施形態では、ローラ組立体100について説明したが、図4に示す本実施形態では、このローラ組立体100を備えたローラユニットU100について説明する。なお、本実施形態におけるローラユニットU100のローラ組立体100は、第1の実施形態におけるローラ組立体100と同様であるため、同一の符号を付し、説明を省略する。
図4は、第2の実施形態に係るローラユニットU100の断面図である。図5は、ローラユニットU100の分解断面図である。図6は、ローラ組立体100の着脱機構を示す斜視図である。
図6に示すように、ローラユニットU100は、第1の実施形態で示した複数(本実施形態では、3つ)のローラ組立体100を備える。複数のローラ組立体100は、各々の搬送ローラ部12が搬送対象物の搬送方向A1に配列されるように配置される。ローラユニットU100は、搬送方向A1に配列された複数の搬送ローラ部12を囲むローラカバー部材U110を備える。
ローラカバー部材U110は、上壁部U111と、側壁部U112(第1側壁部)と、側壁部U113(第2側壁部)と、下壁部U116とを備え、搬送方向A1と直交する方向に分割可能な構造(半割構造)とされる。換言すると、ローラカバー部材U110は、断面ほぼコ字状(又はU字状)の左右のカバー部材(第1及び第2カバー部材)U114、U115を、向かい合わせに組み合わせてなる。第1及び第2カバー部材U114、U115における下側の向かい合わせ部間は離間しており、スリットU111bを形成している。このスリットU111bから各々の搬送ローラ部12の下部が外部に突出される。上壁部U111は、各々の搬送ローラ部12の上部を外部に突出させる複数のローラ開口部U111aを有する。側壁部U112は、駆動軸部11の小径部分311bを軸支する軸受部B1(第1軸受部)が装着される(取り付けられる)3つの取付け部U112a(第1取付け孔)を有する。側壁部U113は、駆動軸部11の第1小径部分311dを軸支する軸受部B2(第2軸受部)が装着される3つの取付け部U113a(第2取付け孔)を有する。
側壁部U112に設けられる取付け孔U112bは、駆動軸部11の他方端部11eが突出するための孔である。側壁部U113に設けられる取付け孔U113bは、軸体51及び弾性部材53をローラカバー部材U110内から取出可能に形成された孔であり、通常時には、キャップU113cで閉じられている。
軸受部B1、B2は、駆動軸部11の径方向の荷重を支持するラジアル軸受である。軸受部B1、B2は、搬送ローラ部12の両脇で駆動軸部11を支持する。この際、軸受部B1、B2の数量は、支持すべき荷重に応じて増減することができる。
駆動軸部11は、ローラカバー部材U110の外部に延出した延出部11d(図4参照)を有する。延出部11dに、被伝達部30、摩擦伝達部材41,42を組み込んだ駆動輪20、及び押圧部材52が取り付けられる。
以上述べた通り、本実施形態によれば、ローラカバー部材U110により、ローラカバー部材U110の内部における駆動軸輪11、搬送ローラ部12に粉塵や油が入りにくくなる。仮に、粉塵や油が入り込んでも、軸受部B1及び被伝達部30により、入り込んだ粉塵や油が駆動輪20側への移動するのを防止することができる。また、ローラカバー部材U110が分割可能であるため、メンテナンス性を向上することができる。更に、図4に示したキャップU113cを外し、図6に示すように、溝部52cに収容された係止ピン54を抜くことにより、ローラカバー部材U110を外さずに、摩擦伝達部材41、42や駆動輪20のメンテナンスを行うことができる。
[第2の実施形態の変形例]
なお、上述の第2の実施形態では、搬送ローラ部12の両脇に軸受部B1、B2を設けたが、図7に示す本変形例のように、駆動軸部11における搬送ローラ部12の片側(駆動軸部11の他方端部11e側)にだけ軸受部B1を設けてもよい。
図7は、第2の実施形態の変形例に係るローラユニットU200の断面図である。ローラユニットU200は、3つのローラ組立体100と、各々の駆動軸部11の他方端部11eと各々の搬送ローラ部12との間にそれぞれ設けられる複数の軸受部B1と、搬送方向に配列された複数の軸受部B1を支持する軸受支持部材U210とを備える。
軸受支持部材U210は、上述の第2の実施形態に係るローラカバー部材U110と基本的には同様の構成である。軸受支持部材U210は、側壁部U213を含む支持部材U214と、側壁部U213を含む支持部材U215とを有する。すなわち、軸受支持部材U210は、搬送方向と直交する方向A2に分割可能に構成される。
側壁部U212は、各々の回転体10における駆動軸部11の他方端部11e側を支持する軸受部B1が装着される取付け孔U212aを有する。本実施形態では、軸受部B2を設けていない(すなわち、片持ち支持である)ため、側壁部U213は、軸体51及び弾性部材53を軸受支持部材U210内から取り出すための孔部U213aのみが設けられる。孔部U213aは、通常時にはキャップU213bで閉じられている。
なお、軸受支持部材U210は、本実施形態では、軸受部B2を支持すると同時に駆動ローラ部12の周囲を覆うカバー部材としての機能も持たせるため、支持部材U214及びU215で構成されることとしたが、軸受部B1を支持可能である構成であればよいため、駆動ローラ部12の周囲を覆っていなくても構わない。
駆動軸部11が、他方端部11e側において、軸受支持部材U210の外部に延出した延出部11dを有する。被伝達部30、摩擦伝達部材41,42を組み込んだ駆動輪20、及び押圧部材52が、延出部11dに取り付けられる。
この構成によれば、摩擦伝達部材41、42と搬送ローラ部12との間に軸受部B1が介在することで、搬送対象物の荷重による搬送ローラ部12の変形が発生しないので、摩擦伝達性能に与える影響を更に低下することができる。また、軸受支持部材U210を外さずに、摩擦伝達部材41、42や駆動輪20のメンテナンスを行うことができる。更に、部品点数を削減することができ、また、搬送ローラ部12のワーク載置面を広くしてより安定的に回転駆動力をワークに伝達することができる。
また、前述した第1の実施形態の変形例1及び2で記載した構成を、第2の実施形態で記載する構成に適用してもよい。また、第2の実施形態の変形例で用いるローラ組立体の構成を、第1の実施形態の変形例として適用することも可能である。
<第3の実施形態>
なお、上述の第2の実施形態では、弾性部材53が駆動軸部11の内部に収容される構成としたが、図8に示す本実施形態のように、弾性部材53を駆動軸部11の外部に配設してもよい。
図8は、第3の実施形態に係るローラユニットU300の断面図である。駆動輪20は駆動軸部11の他方端部11e側の位置に外挿され、被伝達部30は駆動軸部11の他方端部11eに当接させて配置される。
付勢部50は、駆動軸部11におけるほぼ中央部に装着され、挟持力を付勢する弾性部材53と、駆動輪20と弾性部材53との間に、駆動軸部11の軸方向に移動可能であって、駆動軸部11に対して回転不能に装着された押圧部材52とを備える。
弾性部材53は、駆動輪20よりも搬送ローラ部12側に配置される。すなわち、弾性部材53は、例えば、コイルスプリングであって、カバー部材U114の端部近傍で駆動軸部11に形成された段差部11fと被伝達部30との間で挟持され、駆動軸部11に外挿される。この段差部11fと弾性部材53との間には、付勢力用調整用のワッシャ57が介挿されている。
押圧部材52は、駆動軸部11から外周方向に張り出した状態で、駆動軸部11の端部11eにボルト等で固定されて、駆動輪20や摩擦伝達部材41、42等のストッパとして機能する。このため、弾性部材53が、駆動軸部11の端部11e側に被伝達部30を押圧することにより、摩擦伝達部材41、42及び駆動輪20に押圧力が付勢されることとなる。
弾性部材53は、駆動軸部11の外部であって、ローラカバー部材U110の外部に配設されるため、カバー部材U115には、本実施形態では、軸体51及び弾性部材53をローラカバー部材U110内から取り出すための孔は設けられていない。
以上述べた通り、本実施形態によれば、駆動軸部11の端部11e側から、被伝達部30、駆動輪20、弾性部材53を取り外し可能でメンテ性を向上することができる。また、2ヶ所で摩擦伝達することで、少ない付勢で、摩擦伝達力を向上することができる。
[第3の実施形態の変形例]
なお、上述の第3の実施形態では、2つの摩擦伝達部材41、42を用いて、回転体10に駆動輪20の駆動力を伝達する構成としたが、図9で示す本変形例のように、1つの摩擦伝達部材42のみを用いて、回転体10に駆動輪20の駆動力を伝達してもよい。図9は、第3の実施形態の変形例に係るローラユニットU400の断面図である。
摩擦伝達部材42の筒状部42aは、本実施形態では、摩擦伝達部材41が設けられないため、駆動輪20の孔部21のほぼ全域に渡って形成される。
付勢部50は、駆動軸部11におけるほぼ中央部を有して駆動軸部11に装着され、挟持力を付勢する弾性部材53と、駆動輪20と弾性部材53との間に設けられ、駆動軸部11の軸方向に移動可能に駆動軸部11に装着される押圧部材58および規制部55と、押圧部材58と規制部55との間に介挿して設けられ、駆動軸部11が挿通されるスラスト軸受59とを備える。押圧部材58が駆動輪20の側、規制部55が弾性部材53の側に配置される。
弾性部材53は、駆動輪20よりも搬送ローラ部12側において、駆動軸部11の延出部11dに外挿される。弾性部材53の一端は、駆動軸部11の段差部11fに、ワッシャ57を介して当接され、他端は、規制部55に当接される。従って、弾性部材53は、段差部11fと規制部55との間で伸縮することとなる。規制部55は、回転体10に組み付けられた状態で常時、弾性部材53の押圧力が付勢される。
押圧部材58は、規制部55に対して駆動軸部11の端部11e側に配設される。スラスト軸受59は、規制部55と押圧部材58との間に介挿される。これにより、弾性部材53が規制部55を駆動軸部11の端部11e側に付勢すると、規制部55がスラスト軸受59を介して、押圧部材58を端部11e側に付勢する。このため、駆動輪20及び摩擦伝達部材42が被伝達部30と押圧部材58との間で挟まれることとなる。
この構成によれば、簡易な構成で、駆動輪20と弾性部材53が共回りしない構造を実現することができる。
なお、上述の第3の実施形態では、図8で示すように、弾性部材53を駆動軸部11の外部に配設し、かつ、駆動軸部11を軸受部B1、B2の双方で支持していた(両持ち支持)が、図8の二点鎖線で示す部分A11の構成を省略し、軸受部B1のみで支持しても構わない(片持ち支持)。
同様に、上述の第3の実施形態の変形例では、図9で示すように、弾性部材53を駆動軸部11の外部に配設し、かつ、駆動軸部11を軸受部B1、B2の双方で支持していた(両持ち支持)が、図9の二点鎖線で示す部分A12の構成を省略し、軸受部B1のみで支持しても構わない(片持ち支持)。
<第4の実施形態>
上述の第1の実施形態では、ローラ組立体100について、また、上述の第2の実施形態では、ローラ組立体100を備えたローラユニットU100について説明した。一方、本実施形態では、図10で示すようなローラユニットU100を備えたコンベア装置C100について説明する。なお、ローラユニットU100の構成は、第2の実施形態と同様であるため、同一の符号を付し、説明を省略する。
図10は、第4の実施形態に係るコンベア装置C100の断面図である。コンベア装置C100は、複数のローラ組立体100を備えたローラユニットU100を、搬送方向(図10中では図面と垂直な方向)に複数備える。ローラユニットU100の数量は、搬送ラインの長さに応じて定められる。
コンベア装置C100は、複数のローラユニットU100を支持するフレームC110と、駆動輪20を回転駆動する駆動部C120と、延出部11d、駆動輪20及び摩擦伝達部材40の上方を少なくとも覆う上部カバー部材C130とを備える。
フレームC110は、ローラユニットU100を下方から支持する支持部C111と、ローラユニットU100の側方で支持部C111から上方に延伸する上方延伸部C112とを有する。フレームC110は、例えば、ダイキャストで成形される。
支持部C111は、ローラユニットU100のカバー部材U114、U115を配設するために形成された座面部C111aと、搬送ローラ部12との干渉を防止するために形成されたローラ用逃がし部C111bとを有する。上方延伸部C112は、駆動軸部11の他方端部11eに近接して上方に延伸している。
駆動部C120は、駆動輪20に架け渡されるチェーンC121と、チェーンC121を回転駆動する図示しない駆動モータとを備える。なお、本実施形態では、駆動輪20がスプロケットであるため、チェーンによって駆動力を伝達することとしたが、駆動輪20がプーリである場合にはベルトを用いてもよい。また、駆動輪20を歯車とし、駆動輪20に歯合させて別の歯車を設け、その別の歯車を駆動モータで回転させるようにしてもよい。
上部カバー部材C130は、カバー部材U114及びフレームC110に連設されている。すなわち、上部カバー部材C130は、本実施形態では、カバー部材U114の上壁部U111と上方延伸部C112とに架け渡されて、フレームC110にボルト等で固定される。また、上部カバー部材C130は、オイル等の侵入を防止するシール部材C131を介して、カバー部材U114の上壁部U111と当接している。
以上述べた通り、本実施形態によれば、搬送ローラ部12の配設空間と、駆動輪20及び摩擦伝達部材41、42の配設空間とを分離し、互いにオイル、粉塵が侵入することを防止することができる。
[第4の実施形態の変形例]
なお、上述の第4の実施形態で示したコンベア装置C100は、第2の実施形態で説明したローラユニットU100を備えるものとして説明したが、第2の実施形態の変形例、第3の実施形態及びその変形例で説明した構成やその他の構成を備えていても構わない。
例えば、上述の第4の実施形態では、駆動軸部11を軸受部B1、B2の双方で支持した(両持ち支持)ローラユニットU100を用いたが、図11で示す本変形例のように、駆動軸部11を軸受部B2のみで支持したローラユニットを用いることもできる。図11は、第4の実施形態の変形例に係るコンベア装置C200を示す断面図である。
すなわち、コンベア装置C200は、第4の実施形態に比べて、カバー部材U115及び軸受部B2が省略され、ローラ組立体100がフレームC110から突出して配置される。このような場合であっても、搬送ローラ部12の配設空間と、駆動輪20及び摩擦伝達部材41、42の配設空間とを分離し、互いにオイル、粉塵が侵入することを防止することが可能である。

Claims (11)

  1. 駆動軸部と、前記駆動軸部に設けられた搬送ローラ部と、を有し、前記駆動軸部の軸心回りに回転する回転体と、
    前記駆動軸部が挿通する孔部を有して前記駆動軸部に装着され、回転駆動される駆動輪と、
    前記駆動軸部に設けられ、前記駆動軸部の径方向外方に延びると共に前記駆動軸部と一体的に回転する被伝達部と、
    前記被伝達部と前記駆動輪の側面との間に挟持され、前記駆動輪の回転力を前記回転体に摩擦伝達する摩擦伝達部材と、
    前記被伝達部と前記駆動輪の前記側面との間の挟持力を付勢する付勢手段と、を備え、
    前記駆動軸部は、前記搬送ローラ部が設けられる第1の軸部と、前記第1の軸部よりも径が小さい第2の軸部と、前記駆動軸部を軸方向に貫通し、前記駆動軸部と同心の内部孔と、を有し、
    前記被伝達部が前記第1の軸部と前記第2の軸部との間に形成された段差部に配置され、かつ、前記駆動輪が前記第2の軸部に配置され、
    前記付勢手段は、
    前記内部孔に挿入された軸体と、
    前記軸体の、前記第2の軸部側の周面に設けられ、前記駆動輪を前記被伝達部側へ押圧する押圧部材と、
    前記内部孔内に設けられ、前記軸体を介して前記押圧部材に、前記駆動輪を前記被伝達部側へ押圧する押圧力を付勢する弾性部材と、
    を備えたことを特徴とするローラ組立体。
  2. 前記摩擦伝達部材が、
    前記駆動輪の前記孔部に装着され、前記孔部の周壁と、前記駆動軸部との間に介在する筒状部と、
    前記筒状部の端部から前記駆動軸部の径方向外方に延び、前記被伝達部と、前記駆動輪の前記側面との間に挟持されるフランジ部と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載のローラ組立体。
  3. 前記摩擦伝達部材が、前記被伝達部と、前記駆動輪の前記被伝達部側の側面との間に設けられた第1の摩擦伝達部材であり、
    前記駆動輪の前記押圧部材側の側面と、前記押圧部材との間に設けられ、前記駆動輪の回転力を前記回転体に摩擦伝達する第2の摩擦伝達部材を更に備え、
    前記押圧部材は、
    前記軸体の軸方向に移動可能であって、前記駆動軸部に対して回転不能に前記駆動軸部の前記第2の軸部側端部に装着されたことを特徴とする請求項1に記載のローラ組立体。
  4. 前記押圧部材は、
    前記軸体の軸方向に移動可能であって、前記軸体の前記第2の軸部側周面に装着され、
    前記付勢手段は、
    前記軸体の、前記第2の軸部側端部に設けられ、前記軸体の径方向外方に延びる規制部と、
    前記規制部と前記押圧部材との間に設けられ、前記軸体が挿通したスラスト軸受と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載のローラ組立体。
  5. 前記軸体は、前記第2の軸部側端部に、前記軸体の軸心が延びる方向と直交する方向に延びる挿通孔部を備え、
    前記付勢手段は、前記挿通孔部に挿通されて前記軸体から突出する係止ピンを更に備え、
    前記押圧部材は、
    前記軸体が挿通する第1の孔部と、
    前記駆動軸部の前記第2の軸部側端部から、前記駆動軸部の軸心が延びる方向に突出する突出部が挿通する第2の孔部と、
    前記挿通孔部に挿通された前記係止ピンの突出部を収容する溝部と、
    を備えたことを特徴とする請求項3に記載のローラ組立体。
  6. 前記被伝達部は、前記段差部に設けられた係止部に係止されたことを特徴とする請求項1に記載のローラ組立体。
  7. 前記摩擦伝達部材が、
    前記駆動輪の前記孔部に装着され、前記孔部の周壁と、前記駆動軸部との間に介在する第1筒状部と、
    前記被伝達部の周囲を囲むべく、前記第1筒状部よりも内径が大きく形成された第2筒状部と、
    前記駆動軸部の径方向外方に延び、前記被伝達部と、前記駆動輪の側面との間に挟持されると共に、前記第1筒状部と前記第2筒状部とを接続するフランジ部と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載のローラ組立体。
  8. 複数のローラ組立体を備えたローラユニットであって、
    各々の前記ローラ組立体が、
    駆動軸部と、前記駆動軸部に設けられた搬送ローラ部と、を有し、前記駆動軸部の軸心回りに回転する回転体と、
    前記駆動軸部が挿通する孔部を有して前記駆動軸部に装着され、回転駆動される駆動輪と、
    前記駆動軸部に設けられ、前記駆動軸部の径方向外方に延びると共に前記駆動軸部と一体的に回転する被伝達部と、
    前記被伝達部と前記駆動輪の側面との間に挟持され、前記駆動輪の回転力を前記回転体に摩擦伝達する摩擦伝達部材と、
    前記被伝達部と前記駆動輪の前記側面との間の挟持力を付勢する付勢手段と、を備え、
    前記駆動軸部は、前記搬送ローラ部が設けられる第1の軸部と、前記第1の軸部よりも径が小さい第2の軸部と、前記駆動軸部を軸方向に貫通し、前記駆動軸部と同心の内部孔と、を有し、
    前記被伝達部が前記第1の軸部と前記第2の軸部との間に形成された段差部に配置され、かつ、前記駆動輪が前記第2の軸部に配置され、
    前記付勢手段は、
    前記内部孔に挿入された軸体と、
    前記軸体の、前記第2の軸部側の周面に設けられ、前記駆動輪を前記被伝達部側へ押圧する押圧部材と、
    前記内部孔内に設けられ、前記軸体を介して前記押圧部材に、前記駆動輪を前記被伝達部側へ押圧する押圧力を付勢する弾性部材と、を備え、
    複数の前記ローラ組立体は、各々の前記搬送ローラ部が搬送対象物の搬送方向に配列されるように配置され、
    前記ローラユニットは、
    前記搬送方向に配列された複数の前記搬送ローラ部を囲むローラカバー部材を備え、
    前記ローラカバー部材は、
    各々の前記搬送ローラ部の上部を外部に突出させる複数のローラ開口部を有する上壁部と、
    各々の前記搬送ローラ部の一側方で前記駆動軸部を支持する第1軸受部が装着される第1取付け部を有する第1側壁部と、
    各々の前記搬送ローラ部の他側方で前記駆動軸部を支持する第2軸受部が装着される第2取付け部を有する第2側壁部と、を備え、
    前記駆動軸部が、前記ローラカバー部材の外部に延出した延出部を有し、
    前記摩擦伝達部材及び前記駆動輪が、前記延出部に設けられ、
    前記ローラカバー部材は、前記搬送方向に沿って互いに分割可能な、前記第1側壁部を含む第1カバー部材と、前記第2側壁部を含む第2カバー部材と、から構成されていることを特徴とするローラユニット。
  9. 複数のローラ組立体を備えたローラユニットであって、
    各々の前記ローラ組立体が、
    駆動軸部と、前記駆動軸部に設けられた搬送ローラ部と、を有し、前記駆動軸部の軸心回りに回転する回転体と、
    前記駆動軸部が挿通する孔部を有して前記駆動軸部に装着され、回転駆動される駆動輪と、
    前記駆動軸部に設けられ、前記駆動軸部の径方向外方に延びると共に前記駆動軸部と一体的に回転する被伝達部と、
    前記被伝達部と前記駆動輪の側面との間に挟持され、前記駆動輪の回転力を前記回転体に摩擦伝達する摩擦伝達部材と、
    前記被伝達部と前記駆動輪の前記側面との間の挟持力を付勢する付勢手段と、を備え、
    前記駆動軸部は、前記搬送ローラ部が設けられる第1の軸部と、前記第1の軸部よりも径が小さい第2の軸部と、前記駆動軸部を軸方向に貫通し、前記駆動軸部と同心の内部孔と、を有し、
    前記被伝達部が前記第1の軸部と前記第2の軸部との間に形成された段差部に配置され、かつ、前記駆動輪が前記第2の軸部に配置され、
    前記付勢手段は、
    前記内部孔に挿入された軸体と、
    前記軸体の、前記第2の軸部側の周面に設けられ、前記駆動輪を前記被伝達部側へ押圧する押圧部材と、
    前記内部孔内に設けられ、前記軸体を介して前記押圧部材に、前記駆動輪を前記被伝達部側へ押圧する押圧力を付勢する弾性部材と、を備え、
    複数の前記ローラ組立体は、各々の前記搬送ローラ部が搬送対象物の搬送方向に配列されるように配置され、
    前記ローラユニットは、
    各々の前記駆動軸部の一方端部と、各々の前記搬送ローラ部との間にそれぞれ設けられ、前記駆動軸部を支持する複数の軸受部と、
    前記搬送方向に配列された前記複数の軸受部を支持する軸受支持部材と、を備え、
    前記駆動軸部が、前記一方端部側において、前記軸受支持部材の外部に延出した延出部を有し、
    前記摩擦伝達部材及び前記駆動輪が、前記延出部に設けられたことを特徴とするローラユニット。
  10. 複数のローラ組立体を備えたローラユニットを、前記搬送方向に複数備えたコンベア装置であって、
    各々の前記ローラ組立体が、
    駆動軸部と、前記駆動軸部に設けられた搬送ローラ部と、を有し、前記駆動軸部の軸心回りに回転する回転体と、
    前記駆動軸部が挿通する孔部を有して前記駆動軸部に装着され、回転駆動される駆動輪と、
    前記駆動軸部に設けられ、前記駆動軸部の径方向外方に延びると共に前記駆動軸部と一体的に回転する被伝達部と、
    前記被伝達部と前記駆動輪の側面との間に挟持され、前記駆動輪の回転力を前記回転体に摩擦伝達する摩擦伝達部材と、
    前記被伝達部と前記駆動輪の前記側面との間の挟持力を付勢する付勢手段と、を備え、
    前記駆動軸部は、前記搬送ローラ部が設けられる第1の軸部と、前記第1の軸部よりも径が小さい第2の軸部と、前記駆動軸部を軸方向に貫通し、前記駆動軸部と同心の内部孔と、を有し、
    前記被伝達部が前記第1の軸部と前記第2の軸部との間に形成された段差部に配置され、かつ、前記駆動輪が前記第2の軸部に配置され、
    前記付勢手段は、
    前記内部孔に挿入された軸体と、
    前記軸体の、前記第2の軸部側の周面に設けられ、前記駆動輪を前記被伝達部側へ押圧する押圧部材と、
    前記内部孔内に設けられ、前記軸体を介して前記押圧部材に、前記駆動輪を前記被伝達部側へ押圧する押圧力を付勢する弾性部材と、を備え、
    複数の前記ローラ組立体は、各々の前記搬送ローラ部が搬送対象物の搬送方向に配列されるように配置され、
    各々の前記ローラユニットが、
    前記搬送方向に配列された複数の前記搬送ローラ部を囲むローラカバー部材を備え、
    前記ローラカバー部材は、
    各々の前記搬送ローラ部の上部を外部に突出させる複数のローラ開口部を有する上壁部と、
    各々の前記搬送ローラ部の一側方で前記駆動軸部を支持する第1軸受部が装着される第1取付け部を有する第1側壁部と、
    各々の前記搬送ローラ部の他側方で前記駆動軸部を支持する第2軸受部が装着される第2取付け部を有する第2側壁部と、を備え、
    前記駆動軸部が、前記ローラカバー部材の外部に延出した延出部を有し、
    前記摩擦伝達部材及び前記駆動輪が、前記延出部に設けられ、
    前記ローラカバー部材は、前記搬送方向に沿って互いに分割可能な、前記第1側壁部を含む第1カバー部材と、前記第2側壁部を含む第2カバー部材と、から構成され、
    前記コンベア装置が、
    複数の前記ローラユニットを支持するフレームと、
    前記駆動輪を回転駆動する駆動手段と、
    前記延出部、前記駆動輪及び前記摩擦伝達部材の上方を少なくとも覆う上部カバー部材と、を備え、
    前記上部カバー部材は、前記ローラカバー部材及び前記フレームに連設されていることを特徴とするコンベア装置。
  11. 複数のローラ組立体を備えたローラユニットを、前記搬送方向に複数備えたコンベア装置であって、
    各々の前記ローラ組立体が、
    駆動軸部と、前記駆動軸部に設けられた搬送ローラ部と、を有し、前記駆動軸部の軸心回りに回転する回転体と、
    前記駆動軸部が挿通する孔部を有して前記駆動軸部に装着され、回転駆動される駆動輪と、
    前記駆動軸部に設けられ、前記駆動軸部の径方向外方に延びると共に前記駆動軸部と一体的に回転する被伝達部と、
    前記被伝達部と前記駆動輪の側面との間に挟持され、前記駆動輪の回転力を前記回転体に摩擦伝達する摩擦伝達部材と、
    前記被伝達部と前記駆動輪の前記側面との間の挟持力を付勢する付勢手段と、を備え、
    前記駆動軸部は、前記搬送ローラ部が設けられる第1の軸部と、前記第1の軸部よりも径が小さい第2の軸部と、前記駆動軸部を軸方向に貫通し、前記駆動軸部と同心の内部孔と、を有し、
    前記被伝達部が前記第1の軸部と前記第2の軸部との間に形成された段差部に配置され、かつ、前記駆動輪が前記第2の軸部に配置され、
    前記付勢手段は、
    前記内部孔に挿入された軸体と、
    前記軸体の、前記第2の軸部側の周面に設けられ、前記駆動輪を前記被伝達部側へ押圧する押圧部材と、
    前記内部孔内に設けられ、前記軸体を介して前記押圧部材に、前記駆動輪を前記被伝達部側へ押圧する押圧力を付勢する弾性部材と、を備え、
    複数の前記ローラ組立体は、各々の前記搬送ローラ部が搬送対象物の搬送方向に配列されるように配置され、
    各々の前記ローラユニットが、
    各々の前記駆動軸部の一方端部と、各々の前記搬送ローラ部との間にそれぞれ設けられ、前記駆動軸部を支持する複数の軸受部と、
    前記搬送方向に配列された前記複数の軸受部を支持する軸受支持部材と、を備え、
    前記駆動軸部が、前記一方端部側において、前記軸受支持部材の外部に延出した延出部を有し、
    前記摩擦伝達部材及び前記駆動輪が、前記延出部に設けられ、
    前記コンベア装置が、
    複数の前記ローラユニットを支持するフレームと、
    前記駆動輪を回転駆動する駆動手段と、
    前記延出部、前記駆動輪及び前記摩擦伝達部材の上方を少なくとも覆う上部カバー部材と、を備え、
    前記上部カバー部材は、前記軸受支持部材及び前記フレームに連設されていることを特徴とするコンベア装置。
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