JP2576210Y2 - 車両搭載型クレーンにおけるウインチ装置取付構造 - Google Patents

車両搭載型クレーンにおけるウインチ装置取付構造

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JP2576210Y2 JP1992006745U JP674592U JP2576210Y2 JP 2576210 Y2 JP2576210 Y2 JP 2576210Y2 JP 1992006745 U JP1992006745 U JP 1992006745U JP 674592 U JP674592 U JP 674592U JP 2576210 Y2 JP2576210 Y2 JP 2576210Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車両搭載型クレーンに
使用されるウインチ装置の取付構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図5には、カーゴクレーンと称される比
較的小型のクレーンを搭載した、従来のクレーン車が示
されている。
【0003】この図5に示す従来の車両搭載型クレーン
は、運転室11と荷台12間のシャーシフレーム13上
に基台14を設け、該基台14上に水平断面がコ字状の
旋回ポスト2を水平面内で旋回駆動自在に取付け、さら
に該旋回ポスト2の上端部にブーム(伸縮ブーム)15
を起伏駆動自在に取付けるとともに、旋回ポスト2にお
けるブーム取付位置より下方位置にウインチ装置4を取
付けて構成している。
【0004】ところで、図5に示す従来の車両搭載型ク
レーンでは、ウインチ装置4は、図6に示すようにそれ
ぞれ別体からなる油圧モータ6と減速機7とドラム8と
で構成されている。そして、このウインチ装置4を構成
する各機器(6,7,8)は、それぞれ旋回ポスト2の
左右各側板21,22に個別に取付けられている。尚、
旋回ポスト2の左右各側板21,22には、油圧モータ
6のホース延出用、減速機7の取付用、及びドラム8の
取付用等の各種の穴が形成されており、油圧モータ、減
速機、ドラム等がそれらの穴に対応するようにして取付
られている。
【0005】又、図5に示す従来の車両搭載型クレーン
におけるウインチ装置4では、図6に示すように減速機
7の出力歯車75とドラム8側の歯車89とがドラム外
で噛合している(いわゆるオープンギヤとなってい
る)。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】ところが、図5及び図
6に示す従来の車両搭載型クレーンのウインチ装置取付
構造では、該ウインチ装置4を構成する油圧モータ6、
減速機7、ドラム8等を旋回ポスト2の左右の各側板2
1,22にそれぞれ個別に取付けているので、該側板2
1,22に対する穴明け加工箇所が多くなり、且つそれ
らの機器(6,7,8)を組付けるための工数が多くな
るとともに、ウインチ装置設置のために大きな設置スペ
ースが必要になるという問題があった。又、上記従来例
のウインチ装置取付構造では、減速機7とドラム8との
ギヤ噛合部Xが外部に露出しているので、該ギヤ噛合部
にゴミ(シートなどが風で運ばれてくる)やドラムのワ
イヤーロープなどが噛み込むおそれがあり、そのように
異物がギヤ噛合部Xに噛み込んだときにはメンテナンス
が面倒となるという問題があった。
【0007】本考案は、上記した従来のウインチ装置取
付構造の問題点に鑑み、旋回ポストに対するウインチ装
置組付け用の加工箇所を削減でき、且つ旋回ポストに対
してウインチ装置を組付けるための組付工数も削減で
き、しかもウインチ装置の設置スペースを小さくできる
とともに、減速機とドラムとのギヤ噛合部に外部の異物
が噛み込まないようにすることを目的とするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は、車両のシャー
シフレーム上に旋回ポストを旋回駆動自在に取付け、さ
らに該旋回ポストの上端部にブームを起伏駆動自在に取
付けるとともに、該旋回ポストにおけるブーム取付位置
より下側にウインチ装置を備えた車両搭載型クレーンに
おけるウインチ装置取付構造において、該ウインチ装置
は、一端部外周にフランジを設け且つ他端部端面に支持
穴を設けた軸体と、該軸体にそれぞれ一体的に組付けた
油圧モータ及び減速機と、該減速機の出力歯車に噛合し
得る内歯歯車を有するドラムとを備え、しかも前記ドラ
ムを前記軸体に対して、前記フランジがドラムの端面よ
り外方に位置し且つ減速機の出力歯車がドラムの内歯歯
車に噛合する状態で回転自在に外嵌させて構成し、前記
旋回ポストは、左右の側板と奥板とで水平断面形状がコ
字状に形成されたコ字状部分を備え、且つ該各側板間の
内面間隔を、前記ウインチ装置における前記フランジを
前記一方の側板の外面あるいは内面に接合させた状態で
該ウインチ装置のドラム部分を前記両側板間に収容し得
る間隔とし、さらに前記コ字状部分における一方の側板
に、該側板の前縁から奥方向に向けて前記軸体における
前記フランジの近傍位置の外形部分を受容可能で且つ前
記フランジの外径より小内径のU字状切欠を形成し、し
かも前記コ字状部分の他方の側板に、前記軸体の支持穴
に嵌入せしめられる支軸を貫通せしめる貫通穴を設けて
構成し、前記ウインチ装置における前記フランジの近傍
位置の外形部分を前記一方の側板のU字状切欠内に嵌入
させた状態で、該U字状切欠の縁部と前記フランジとを
ボルト固着するとともに、前記他方の側板の外面から前
記貫通穴を通して支軸を前記支持穴内に嵌入させて前記
ウインチ装置を旋回ポストに取付けたことを特徴として
いる。
【0009】
【作用】本考案によれば、ウインチ装置は、軸体に油圧
モータと減速機とを一体的に組付けさらに該軸体をドラ
ム内に組付けて構成しているので、該ウインチ装置全体
がコンパクトになる。又、旋回ポストの一方の側板に該
側板の前縁から奥方向に向けてU字状切欠を形成してい
るので、ウインチ装置の軸体の外形部分をU字状切欠の
開口から該U字状切欠内に嵌入させることができ、それ
によってウインチ装置を、そのドラム部分を両側板間に
収容した状態で旋回ポストの所定位置に位置合わせでき
る。そして、U字状切欠の縁部と軸体のフランジとをボ
ルト固着する一方、支軸を他方の側板の貫通穴を通して
ドラム端面に形成したフランジ内に嵌入させれば、ウイ
ンチ装置を旋回ポストに組付けることができる。
【0010】このように、本考案のウインチ装置取付構
造によれば、軸体、油圧モータ、減速機、及びドラムを
一体型としたウインチ装置を旋回ポストに組付けている
ので、該旋回ポストにおけるウインチ装置取付用の穴又
は切欠の形成箇所を少なくでき(U字状切欠と貫通穴の
2つだけでよい)、且つウインチ装置の組付工数も少な
くできるとともに、ウインチ装置を小さい設置スペース
で設置できる。又、軸体のフランジとU字状切欠の縁部
とをボルト固着しているので、側板におけるウインチ装
置取付部分が該フランジで補強される。さらに、減速機
の出力歯車がドラムの内歯歯車に噛合しているので、該
ギヤ噛合部がドラム内に位置するようになる。
【0011】
【考案の効果】本考案のウインチ装置取付構造では、上
記の構成により、次のような効果がある。
【0012】(1) 一体型としたウインチ装置を旋回ポス
トの両側板間に組付けているので、旋回ポスト側に形成
すべきウインチ装置取付用の加工箇所(穴又は切欠)を
少なくできてウインチ装置取付けのための構成を簡単に
でき、且つウインチ装置の旋回ポストに対する組付工数
も削減できてその組付作業が簡単に行え、しかも旋回ポ
ストに対してウインチ装置をコンパクトに設置すること
ができる。
【0013】(2) ウインチ装置を旋回ポストに組付ける
に際して、ウインチ装置のフランジ近傍位置を一方の側
板に形成したU字状切欠の開口から該切欠内に嵌入させ
ることによって、ウインチ装置全体を旋回ポストの所定
位置に位置合わせすることができ、該ウインチ装置の位
置合わせ作業が容易となる。
【0014】(3) 減速機とドラムとのギヤ噛合部がドラ
ム内に位置しているので、該ギヤ噛合部に外部の異物
(ゴミやワイヤーロープ)が噛み込むというトラブルを
未然に解消できる。
【0015】
【実施例】図1ないし図4を参照して本考案の実施例を
説明すると、図1には本考案実施例のウインチ装置取付
構造を採用したクレーン車が示されいてる。
【0016】図1に示すクレーン車は、車両1における
運転室11と荷台12間のシャーシフレーム13上に基
台14を取付け、さらに該基台14上に旋回ポスト2を
取付ける一方、該旋回ポスト2の上端部にブーム(伸縮
ブーム)15を取付けるとともに、該旋回ポスト2にお
けるブーム取付位置より下側にウインチ装置4を備えて
いる。
【0017】旋回ポスト2は、基台14上において、旋
回装置(図示省略)によって水平面内で旋回駆動せしめ
得るようになっている。
【0018】ブーム15は、旋回ポスト2の上端部にお
いて、起伏シリンダ3によって垂直面内で起伏駆動自在
に取付けられている。
【0019】ウインチ装置4は、図4に示すように大径
の外形を有する軸体5と、油圧モータ6と、減速機7
と、ワイヤーロープ巻回用のドラム8とを備えている。
【0020】軸体5は、その一端側にドラム8の内径よ
りやや小径とした程度のかなり大きい外径を有する大径
軸部51を設け、他端側に比較的小径とした小径軸部5
5を設けている。
【0021】軸体5の大径軸部51側の端面には油圧モ
ータ収納用の空所が設けられていて、該空所内に油圧モ
ータ6が組込まれている。又、該大径軸部51の外端面
には、油圧モータ6のためのバルブ10が取付けられて
いる。
【0022】又、軸体5の大径軸部51には、該軸体5
の長さ方向のほぼ中間位置において減速機7が取付けら
れている。この減速機7の出力歯車75は、その外周面
の一部が大径軸部51の外周面よりわずかに突出するよ
うにして設置されている。尚、減速機7の出力歯車75
は、大径軸部51の周方向に等間隔で複数個(2〜3
個)設けることができる。
【0023】又、軸体5の大径軸部51側の端部には、
該大径軸部51の外端部(後述する嵌合部53となる)
外径D1よりかなり大径の外径D2を有するフランジ52
が形成されている。このフランジ52は、このウインチ
装置4を旋回ポスト2に取付ける際の取付部となるもの
で、該フランジ52にはその周方向に間隔をもって複数
個(図示例では5個)のネジ穴54,54・・が形成さ
れている。
【0024】他方、軸体5の小径軸部55側の端面に
は、該軸体5の中心部において適宜深さの支持穴56が
形成されている。この支持穴56には、後述するように
支軸9が嵌入せしめられる。
【0025】ドラム8の胴部81内には、大径軸部51
の外径よりやや大径の内径を有する空所82が形成され
ている。又、該ドラム8の一端側には、空所82の内径
と同径の開口を有している。
【0026】ドラム8の胴部81内面には、該胴部81
の長さ方向中間部において減速機7の出力歯車75と噛
合する内歯歯車85が形成されている。
【0027】そして、このウインチ装置4は、油圧モー
タ6及び減速機7を軸体5に組付けた状態で、該軸体5
の外側に軸受41,42を介してドラム8を外嵌合させ
て一体化させている。このとき、減速機7の出力歯車7
5とドラム8の内歯歯車85とは噛合しており、油圧モ
ータ6を正・逆各方向に駆動させることによって減速機
7を介してドラム8を正・逆各方向に回転せしめ得るよ
うになっている。又、ウインチ装置4の組付状態では、
減速機7とドラム8のギヤ噛合部Yは、ドラム8の胴部
81内に収納された位置にある。
【0028】旋回ポスト2は、図2〜図4に示すよう
に、左右一対の側板21,22と奥板23とで水平断面
形状がコ字状に形成されたコ字状部分20を有してい
る。
【0029】左右の各側板21,22間の内面間隔W
(図4)は、この実施例では、ウインチ装置4における
フランジ52の反ドラム側の端面52bからドラム8の
支持穴56形成側の端面8aまでの距離Lよりやや大き
くしている。即ち、図示例では、ウインチ装置4側のフ
ランジ52の外面(反ドラム側の端面)52bを側板2
1の内面に接合させた状態で、該ウインチ装置4を旋回
ポスト2に取付けるようにしているため、上記間隔Wよ
り上記距離Lを小さくする必要がある。尚、他の実施例
では、ウインチ装置4側のフランジ52の内面(ドラム
側の端面)52aを側板21の外面に接合させた状態で
該ウインチ装置4を旋回ポスト2に取付けることも可能
であるが、その場合には、各側板21,22間の内面間
隔Wは、フランジ52の内面52aからドラムの支持穴
形成側の端面8aまでの距離Mから側板21の板厚さを
減じた距離より大きければよい。
【0030】ウインチ装置4は旋回ポスト2の上部寄り
位置に取付けられるが、該ウインチ装置4を取付ける一
方の側板21には、該側板21の前縁から水平奥方向に
向けて、U字状切欠25が形成されている。このU字状
切欠25の上下方向の内径N(図3)は、ウインチ装置
4の軸体5におけるフランジ52の外面52b側近傍の
外径D1よりごくわずかに大きい程度となっている。そ
して、ウインチ装置4の軸体5におけるフランジ52の
外面側近傍の外形部分(嵌合部53)を、旋回ポスト2
の前面側(コ字状部分20の開口形成側)からU字状切
欠25内に嵌入・受容させることができるようになつて
いる。尚、図示例では、該ウインチ装置4は旋回ポスト
2に対して、フランジ52の外面が側板21の内面に接
合するようにして位置合わせされる。又、該U字状切欠
25の縁部には、ウインチ装置4の嵌合部53を正確に
U字状切欠25内に嵌入させた状態において、フランジ
52に形成した各ネジ穴54,54・・に対応する位置
に、それぞれボルト挿通穴26,26・・(合計5個)
が形成されている。
【0031】左右一対の側板21,22における他方の
側板22には、ウインチ装置4の軸体5をU字状切欠2
5に嵌め入れた状態において前記支持穴56に対応する
位置に、該支持穴56内に嵌入せしめる支軸9を挿通さ
せるための貫通穴27が形成されている。
【0032】そして、ウインチ装置4は、旋回ポスト2
に対して次のようにして取付けられる。即ち、軸体5と
油圧モータ6と減速機7とドラム8とを組付けてウイン
チ装置4を一体化させ、その一体化させたウインチ装置
4をクレーンで吊下げて、図3に示すように軸体5にお
けるフランジ52の外面側近傍の外形部分(嵌合部5
3)を、旋回ポスト2の一方の側板21に形成している
U字状切欠25内に該旋回ポスト2の前面側から嵌入さ
せ、続いて側板21の外面側から、ボルト30,30・
・をそれぞれ挿通穴26,26・・を通してフランジ5
2のネジ穴54,54・・に螺入して緊締する。次に他
方の側板22の外面側から、支軸9を側板22の貫通穴
27を通して支持穴56内に嵌入し、該支軸9をボルト
31,31で側板22に固定すれば、ウインチ装置4の
取付作業は完了する。
【0033】このように、図示実施例のウインチ装置取
付構造では、ウインチ装置4は、軸体5に油圧モータ6
と減速機7とを一体的に組付けさらに該軸体5をドラム
8内に組付けて構成しているので、該ウインチ装置4全
体がコンパクトになる。従って、このようにコンパクト
に構成したウインチ装置4を旋回ポスト2に組付ける場
合には、旋回ポスト2側のウインチ装置取付用の加工が
少なくて済み(切欠25と貫通穴27のみでよい)、且
つウインチ装置4の組付工数が少なくなり、しかもウイ
ンチ装置4の設置スペースを小さくできて余剰スペース
を有効利用できる。又、旋回ポスト2の一方の側板21
に該側板の前縁から奥方向に向けてU字状切欠25を形
成して、ウインチ装置4の軸体5の嵌合部53をU字状
切欠25の開口から該切欠25内に嵌入させているの
で、ウインチ装置4を旋回ポスト2の所定位置に位置合
わせする作業が簡単となる。さらに、軸体5のフランジ
52とU字状切欠25の縁部とをボルト固着しているの
で、側板21におけるウインチ装置取付部分が該フラン
ジ52で補強される。又、減速機7の出力歯車75がド
ラム8内において内歯歯車85に噛合しているので、該
ギヤ噛合部Yに外部の異物が噛み込むことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例にかかるウインチ装置取付構造
を採用した車両搭載型クレーンの側面図である。
【図2】本考案の実施例にかかるウインチ装置取付構造
を示す斜視図である。
【図3】図2の分解斜視図である。
【図4】図2のIVーIV断面図である。
【図5】従来の車両搭載型クレーンの側面図である。
【図6】図5の車両搭載型クレーンにおけるウインチ装
置取付部分の斜視図である。
【符号の説明】
1は車両、2は旋回ポスト、4はウインチ装置、5は軸
体、6は油圧モータ、7は減速機、8はドラム、9は支
軸、11は運転室、12は荷台、13はシャーシフレー
ム、14は基台、15はブーム、20はコ字状部分、2
1,22はそれぞれ側板、23は奥板、25はU字状切
欠、27は貫通穴、52はフランジ、56は支持穴、7
5は出力歯車、85は内歯歯車である。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両(1)のシャーシフレーム(13)
    上に旋回ポスト(2)を旋回駆動自在に取付け、さらに
    該旋回ポスト(2)の上端部にブーム(15)を起伏駆
    動自在に取付けるとともに、該旋回ポスト(2)におけ
    るブーム取付位置より下側にウインチ装置(4)を備え
    た車両搭載型クレーンにおいて、 前記ウインチ装置(4)は、一端部外周にフランジ
    (52)を設け且つ他端部端面に支持穴(56)を設け
    た軸体(5)と、該軸体(5)にそれぞれ一体的に組付
    けた油圧モータ(6)及び減速機(7)と、該減速機
    (7)の出力歯車(75)に噛合し得る内歯歯車(8
    5)を有するドラム(8)とを備え、しかも前記ドラム
    (8)を前記軸体(5)に対して、前記フランジ(5
    2)がドラム(8)の端面より外方に位置し且つ減速機
    (7)の出力歯車(75)がドラム(8)の内歯歯車
    (85)に噛合する状態で回転自在に外嵌させて構成
    し、 前記旋回ポスト(2)は、左右の側板(21,22)
    と奥板(23)とで水平断面形状がコ字状に形成された
    コ字状部分(20)を備え、且つ該各側板(21,2
    2)間の内面間隔(W)を、前記ウインチ装置(4)に
    おける前記フランジ(52)を前記一方の側板(21)
    の外面(21a)あるいは内面(21b)に接合させた
    状態で該ウインチ装置(4)のドラム(8)部分を前記
    両側板(21,22)間に収容し得る間隔とし、さらに
    前記コ字状部分(20)における一方の側板(21)
    に、該側板(21)の前縁から奥方向に向けて前記軸体
    (5)における前記フランジ(52)の近傍位置の外形
    部分(53)を受容可能で且つ前記フランジ(52)の
    外径より小内径のU字状切欠(25)を形成し、しかも
    前記コ字状部分(20)の他方の側板(22)に、前記
    軸体(5)の支持穴(56)に嵌入せしめられる支軸
    (9)を貫通せしめる貫通穴(27)を設けて構成し、 前記ウインチ装置(4)における前記フランジ(5
    2)の近傍位置の外形部分(53)を前記一方の側板
    (21)のU字状切欠(25)内に嵌入させた状態で、
    該U字状切欠(25)の縁部と前記フランジ(52)と
    をボルト固着するとともに、前記他方の側板(22)の
    外面から前記貫通穴(27)を通して支軸(9)を前記
    支持穴(56)内に嵌入させて前記ウインチ装置(4)
    を旋回ポスト(2)に取付けたことを特徴とする車両搭
    載型クレーンにおけるウインチ装置取付構造。
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