JP3573304B2 - 低車高運搬機 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ビル建築、地下工事現場等高さ制限を受ける作業場において、資材等を運搬する低車高運搬機に関する。
【0002】
【従来の技術】
ビル建築、地下工事現場においてはPC梁、PC板、鉄骨等の大重量の資材を据付場所まで運搬する作業が多い。
このような大重量の資材を運搬するには人力では無理であり、運搬機が必要となる。しかも、上記のような作業現場では高さ制限を受けることが多いので、車高が低い低車高運搬機が要求されている。
【0003】
このような低車高運搬機としては、例えば特願平6−062539号公報によって提案された履帯式下部走行体を備えたものがある。図14及び図15はその低車高運搬機のそれぞれ側面図及び正面図であり、図14及び図15に基づいて説明する。
下部走行体60の走行フレーム61の左右に装着された履帯62、62の間で、かつ、走行フレーム61の前後方向の一端側にエンジン、油圧ポンプ等を収納したエンジンルーム63が設けられ、前後方向の他端側には作動油タンク、燃料タンク等を収納したタンクカバー64が設けられている。
【0004】
走行フレーム61の略中央部の上部には、エンジンルーム63及びタンクカバー64に重なるように運搬用テーブル65が旋回自在に装着されている。旋回用油圧モータ66は走行フレーム61に取着され、旋回用油圧モータ66の回転軸に設けられた旋回ピニオン67のみが走行フレーム61から上部に突出している。そして、運搬用テーブル65の下部の内筒側に設けられた内歯がこの旋回ピニオン67に噛み合っており、旋回用油圧モータ66の回動によって運搬用テーブル65が下部走行体60に対して旋回する。また、本運搬車は遠隔操縦装置により操作されるため、運転席は設けられてない。
【0005】
したがって、地面から運搬用テーブル65の上面までの高さ、すなわち全車高H2は通常の資材運搬機より低くなっており、ビル建築、地下工事現場等高さ制限のある作業現場において有効的に使用できるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記構成においては次のような問題点が指摘されている。
(1)全車高H2を可能な限り低く抑えるためには、エンジンルーム63やタンクカバー64等の上面を低くする必要がある。これに伴い、図14、図15に示す最低地上高h2を低くしなければならず、この場合に軟弱地走行するときにはエンジンルーム63やタンクカバー64の底面が接地し易く、走行に支障を生じることがある。よって、エンジンルーム63やタンクカバー64の上面の高さが制約を受けるので、この上方に配設されている運搬用テーブル65の上面までの高さH2を余り低くできない。
【0007】
(2)運搬用テーブルの下方で、走行フレーム61の前方にスペースが少ないので、押土用ブレード等のアタッチメントを装着しようとすると全車高H2が高くなり、また装着のためには走行フレーム61の大改造が必要となる。
(3)運搬用テーブル65がエンジンルーム63やタンクカバー64の上方に配設されているため、整備性が余り良くなく改善が望まれている。
【0008】
本発明は上記の問題点に着目してなされたものであり、全車高は低く、さらに最低地上高は高くできると共に、押土用ブレードやリフト装置等のアタッチメントを装着しても全車高に影響を与えずに容易に装着でき、エンジンやタンク類の整備性の良好な低車高運搬機を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明に係る低車高運搬機は、左右の履帯3,3と、
左右の履帯3,3の長手方向の略中央でその左右の履帯3,3を連結する走行フレーム2と、
左右の履帯3,3の幅内に収まるクランク型のメインフレーム5と
を備え、かつ、
このクランク型のメインフレーム5の高部側を走行フレーム2の略中央部に取着し、クランク型のメインフレーム5の他方の低部側の上面にエンジン11、燃料タンク15及び油圧機器12,14等を配設すると共に、メインフレーム5の前記高部側の上面に固定の運搬用テーブル25又はアタッチメントのいずれかを取り付けるボルト穴を設けている。
【0010】
前記低車高運搬機において、固定の運搬用テーブル25又はアタッチメントのいずれかの運搬用テーブル21は、エンジン11と上下方向に重ならないように配設された方が望ましい。
【0011】
前記低車高運搬機において、前記クランク型のメインフレーム5の高部側の上面に、固定の運搬用テーブル25又は旋回自在な運搬用テーブル34を備えても良い。
【0012】
前記低車高運搬機において、前記クランク型のメインフレーム5の高部側の上面に、昇降自在なリフト装置35を備えても良い。
【0013】
前記低車高運搬機において、前記走行フレーム2の履帯3,3長手方向でクランク型のメインフレーム5の低部側と反対側に、かつ、左右の履帯3,3の幅内に、昇降自在な押土用ブレード40のアーム41及びブレート昇降シリンダ42等を設けても良い。
【0014】
前記低車高運搬機において、前記押土用ブレード40に、着脱自在なフォーク用爪50を取着しても良い。
【0015】
【作用】
メインフレームをクランク型にし、このメインフレームの一方の高部側を下部走行体の略中央の上面部に取着し、このメインフレームの他方の低部側の上面にエンジン、燃料タンク及び油圧機器等を一か所にまとめて配設する。また、このメインフレームの高部側の上面に固定の運搬用テーブル等を取着できるようにする。これによって、走行フレームの前後方向の一端側に空きスペースを確保でき、走行フレームの大きな改造無しに押土用ブレード等のアタッチメントを装着するのが容易となる。
【0016】
また、運搬用テーブルとエンジンとが上下方向に重ならないようにエンジンを配設できる。この結果、エンジンの底面の高さによって影響を受け易い最低地上高を所定値以上に高くできる。しかも、この最低地上高に左右されずに、運搬用テーブルの上面までの高さ、すなわち全車高を低くすることができる。また、エンジンの整備性を向上できる。
【0017】
クランク型のメインフレームの高部側の上面に固定の運搬用テーブル又は旋回自在な運搬用テーブルを取着する。よって、走行フレームの大きな改造無しに、かつ、全車高を低くして固定の運搬用テーブル又は旋回テーブル等を設けることが容易である。
【0018】
クランク型のメインフレームの高部側の上面に昇降自在なリフト装置を取着するので、走行フレームの大きな改造無しに、かつ、全車高を低くして昇降テーブルを設けることが容易である。
【0019】
また、走行フレームの前後方向の一端側で、かつ、運搬用テーブルの下方の空きスペースに、昇降自在な押土用ブレードのアーム及びブレード昇降シリンダを設けるので、走行フレームの大きな改造無しに、かつ、全車高を低くして昇降自在な押土用ブレードを設けることが容易である。
【0020】
上記押土用ブレードに着脱自在なフォーク用爪を取着するので、同様に容易に全車高を低くしてフォーク用爪を設けることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下に本発明に係る低車高運搬機の実施例について、図1乃至図15を参照して説明する。
【0022】
図1、図2、図3及び図4は、それぞれ第一実施例の低車高運搬機を示す側面図、平面図、正面図及び各装置の配置を示す平面構成図である。
下部走行体1の走行フレーム2の左右に、履帯3,3が装着される。履帯3,3の幅内に収まるように走行フレーム2に取着されたクランク型のメインフレーム5の低部側の後端部には、ラジエータ10、エンジン11及び油圧ポンプ12が横向きに配設されている。これらのラジエータ10、エンジン11及び油圧ポンプ12は、エンジンフード13によりカバーされている。
【0023】
クランク型のメインフレーム5の低部側でエンジン11の前方には、作動油タンク14、燃料タンク15、遠隔操作用のコントローラ16及びバッテリ17等が配設されている。これらは、タンクカバー18によりカバーされている。
本実施例では、走行フレーム2の上部の前方に固定の運搬用テーブル25が装着されている。すなわち、固定の運搬用テーブル25はテーブルベースフレーム20を介して運搬用テーブル21が装着されるものであり、旋回や昇降等の機能を有していないものである。本運搬機は従来のものと同様に遠隔操縦装置により操作されるので、運転室は設けられていない。
【0024】
図5は本運搬機の側面断面図、図6はメインフレーム5の走行フレーム2への取着部分を示す平面図であり、以下図5及び図6によって詳細に説明する。
走行フレーム2の略中央の上面4には、側面から見てクランク型をしたメインフレーム5の高部側が取着されている。メインフレーム5は左右のクランクプレート6、6と、左右のクランクプレート6、6の前部を連結する連結プレート7と、左右のクランクプレート6、6の低部側の後端に固着されたエンジンフレーム8とから構成されている。
【0025】
メインフレーム5の連結プレート7は、2本のボルト9、9により走行フレーム2の上面4に締め付けられて仮止めされる。
連結プレート7の上にはテーブルベースフレーム20の下面プレート22が取着され、下面プレート22のボルト9に整合する部分には切り欠き部23が設けられている。上記連結プレート7の仮止めの後、複数のボルト24によってテーブルベースフレーム20及び連結プレート7を走行フレーム2の上面4に共締めして取着する。テーブルベースフレーム20の上部には、運搬用テーブル21が装着されている。このとき、側面から見て、テーブルベースフレーム20の運搬用テーブル21の装着面が下面プレート22より前方に寄るように、装着中心が前方にずれている。
【0026】
メインフレーム5の低部側の後端のエンジンフレーム8には前述のようにエンジン11が横向きに装着され、その前方には燃料タンク15、コントローラ16、バッテリ17が搭載されている。なお、コントローラ16は遠隔操縦等の制御を行なうものである。
【0027】
図4に示すように、運搬用テーブル21の中心は下部走行体1の中心よりLだけ前方に寄っており、運搬用テーブル21と、エンジン11、作動油タンク14、燃料タンク15及びコントローラ16等とは上下方向に重ならないように配置されている。
したがって、地表から運搬用テーブル21の上面までの高さ、すなわち全車高H1は従来の運搬機の全車高H2より低くなっている。また、図3及び図5に示す地表からクランクプレート6の低部側及びエンジンフレーム8の下面までの距離、すなわち最低地上高h1は、上述の運搬用テーブル21と、エンジン11、作動油タンク14等との上下方向の重なりを回避した分だけ高さ方向の余裕ができる。よって、最低地上高h1は従来の運搬機の最低地上高h2より高くでき、湿地走行等に支障の無いように十分の高さを確保している。
【0028】
また、エンジン11、作動油タンク14及びコントローラ16等の上部には運搬用テーブル21が無いので、これらの上方からの整備性は良好である。
なお、エンジン11等の重量物が履帯3の後方に集中し、運搬用テーブル21は履帯3の中心より前方に配置されているため、運搬資材を搭載した場合には前後方向のバランスが良好になる。
【0029】
次に図7及び図8に基づいて、第二実施例を説明する。図7及び図8は、それぞれ第二実施例の低車高運搬機を示す側面図及び平面図である。本実施例は、クランク型をしたメインフレーム5の高部側の上面に旋回自在な運搬用テーブル34を設けた例である。すなわち、走行フレーム2の略中央の上面に、第一実施例と同様にテーブルベースフレーム30及びクランク型のメインフレーム5を共締めして取着する。メインフレーム5は、第一実施例と同じものである。テーブルベースフレーム30の上面には、旋回サークル31を介して運搬用テーブル21が旋回自在に装着されている。旋回サークル31の内側に、内歯(図示せず)が設けられている。テーブルベースフレーム30には旋回モータ33が装着されており、旋回モータ33の回動軸に旋回サークル31の上記内歯と噛み合っているピニオン(図示せず)が取着されている。旋回モータ33の回動によって、このピニオン及び内歯を介して旋回サークル31を駆動し旋回させる。
【0030】
旋回サークル31の中心は下部走行体1の中心よりLだけ前方に寄っており、旋回時に運搬用テーブル21の最大旋回半径Rの軌跡がエンジンフード13等に干渉しないようになっている。また、このときも第一実施例と同様に、運搬用テーブル21と、エンジン11、作動油タンク14、燃料タンク15及びコントローラ16等とは上下方向に重ならないように配置されている。
したがって、同じく全車高H1は従来の全車高H2より低くでき、最低地上高h1は従来の最低地上高h2より高くできる。
【0031】
次に、第三実施例を説明する。図9は、第三実施例を示す側面図である。
走行フレーム2の略中央の上面4に、図のようなパンタグラフ式のリフト装置35を介して運搬用テーブル21が装着されている。
この場合でも、第一実施例と同様に、運搬用テーブル21と、エンジン11、作動油タンク14、燃料タンク15及びコントローラ16等とは上下方向に重ならないように配置されている。したがって、同じく全車高H1は従来の全車高H2より低くでき、最低地上高h1は従来の最低地上高h2より高くできる。
なお、リフト装置35を作動することにより、運搬用テーブル21は図9の2点鎖線のように上昇する。
【0032】
次に、第四実施例を説明する。図10及び図11は、それぞれ第四実施例を示す側面図及び平面図である。
走行フレーム2の前方で、左右の履帯3,3の間には、アーム41が上下方向に昇降自在に設けられ、アーム41の先端部に押土用ブレード40が固着されている。走行フレーム2と押土用ブレード40との間には、ブレード昇降シリンダ42が回動自在に取着されていて、ブレード昇降シリンダ42を伸縮することによって、押土用ブレード40は図10の2点鎖線に示すように昇降できる。
このように、走行フレーム2の前方で、運搬用テーブル21の下方には空きスペースがあるため、押土用ブレード40を容易に装着することができる。
【0033】
次に、第五実施例を図12及び図13を参照して説明する。
図12は、第五実施例を示す低車高運搬機の側面図である。押土用ブレード40は、第四実施例と同様に、走行フレーム2の前方に設けられている。押土用ブレード40の前方には、運搬資材等を積載するフォーク用爪50を着脱自在に装着しており、ブレード昇降シリンダ42を伸縮することによりフォーク用爪50を2点鎖線のように昇降させる。
【0034】
図13は、フォーク用爪50と押土用ブレード40との係合方法の一例を示す図である。すなわち、フォーク用爪50の後面にはプレート51が固着されており、プレート51の下端には押土用ブレード40の下端の刃先43に係合するフック部52が形成されている。
プレート51の上部にはピン孔53を有するブラケット54が設けられ、また、押土用ブレード40の上端にはピン孔45を有するブラケット44が設けられる。そして、ピン孔53はピン孔45と係合するようになっている。
【0035】
フォーク用爪50を押土用ブレード40に装着する場合には、フォーク用爪50のフック部52を押土用ブレード40の刃先43に係合させる。次に、フォーク用爪50のブラケット54のピン穴53を押土用ブレード40のブラケット44のピン穴45に整合し、図示しないピンにより連結することによってフォーク用爪50を押土用ブレード40に取着する。
【0036】
【発明の効果】
メインフレームをクランク型にし、このメインフレームの一方の高部側を下部走行体の略中央の上面部に取着し、このメインフレームの他方の低部側の上面にエンジン、油圧機器及びコントローラ等を一か所にまとめて配設した。また、このメインフレームの高部側の上面に運搬用テーブル等を取着できるようにした。これによって、走行フレームの前後方向の一端側で、かつ、運搬用テーブルの下方に空きスペースを確保でき、走行フレームの大きな改造無しに押土用ブレード等のアタッチメントを装着するのが容易となる。
【0037】
また、運搬用テーブルとエンジン等とが上下方向に重ならないように運搬用テーブルを配設できる。この結果、最低地上高を所定値以上に高くでき、しかもこの最低地上高に左右されずに運搬用テーブルの上面までの全車高を低くすることができる。さらに、エンジン、油圧機器等の整備性を向上できる。
【0038】
クランク型のメインフレームの高部側の上面に、固定の運搬用テーブル、旋回自在な運搬用テーブル及び昇降自在な運搬用テーブル等を取着できる。よって、走行フレームの大きな改造無しに、かつ、全車高を低くして固定の運搬用テーブル、旋回テーブル及び昇降テーブル等の各種アタッチメントを設けることが容易である。
【0039】
また、走行フレームの前部で、かつ、運搬用テーブルの下方の前記空きスペースに、昇降自在な押土用ブレードおよびブレード昇降シリンダを設けることができるので、走行フレームの大きな改造無しに、かつ、全車高を低くして昇降自在な押土用ブレードを設けることが容易である。
また、この押土用ブレードに着脱自在なフォーク用爪を取着できるので、同様に容易に全車高を低くしてフォーク用爪を設けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる第一実施例の低車高運搬機の側面図である。
【図2】本発明に係わる第一実施例の低車高運搬機の平面図である。
【図3】本発明に係わる第一実施例の低車高運搬機の正面図である。
【図4】第一実施例の低車高運搬機の各装置の配置を示す平面構成図である。
【図5】第一実施例のメインフレーム構造を示す側面断面図である。
【図6】第一実施例の走行フレームとメインフレームとテーブルベースフレームとの結合構造を示す平面図である。
【図7】本発明の第二実施例の低車高運搬機の側面図である。
【図8】本発明の第二実施例の低車高運搬機の平面図である。
【図9】本発明の第三実施例の低車高運搬機の側面図である。
【図10】本発明の第四実施例の低車高運搬機の側面図である。
【図11】本発明の第四実施例の低車高運搬機の平面図である。
【図12】本発明の第五実施例の低車高運搬機の側面図である。
【図13】第五実施例のフォーク用爪と押土用ブレードとの係合の説明図である。
【図14】従来の低車高運搬機の側面図である。
【図15】従来の低車高運搬機の正面図である。
【符号の説明】
1…下部走行体、2…走行フレーム、3…履帯、4…走行フレームの上面部、5…メインフレーム、6…クランクプレート、7…連結プレート、8…エンジンフレーム、9…ボルト、10…ラジエータ、11…エンジン、12…油圧ポンプ、13…エンジンフード、14…作動油タンク、15…燃料タンク、16…コントローラ、17…バッテリ、18…タンクカバー、20…テーブルベースフレーム、21…運搬用テーブル、22…下面プレート、23…切り欠き部、24…ボルト、25…固定の運搬用テーブル、30…テーブルベースフレーム、31…旋回サークル、33…旋回モータ、34…旋回自在な運搬用テーブル、35…リフト装置、40…押土用ブレード、41…アーム、42…ブレード昇降シリンダ、43…刃先、44…ブラケット、45…ピン孔、50…フォーク用爪、51…プレート、52…フック部、53…ピン孔、54…ブラケット、60…下部走行体、61…走行フレーム、62…履帯、63…エンジンルーム、64…タンクカバー、65…運搬用テーブル、66…旋回用油圧モータ、67…旋回ピニオン。
【発明の属する技術分野】
本発明は、ビル建築、地下工事現場等高さ制限を受ける作業場において、資材等を運搬する低車高運搬機に関する。
【0002】
【従来の技術】
ビル建築、地下工事現場においてはPC梁、PC板、鉄骨等の大重量の資材を据付場所まで運搬する作業が多い。
このような大重量の資材を運搬するには人力では無理であり、運搬機が必要となる。しかも、上記のような作業現場では高さ制限を受けることが多いので、車高が低い低車高運搬機が要求されている。
【0003】
このような低車高運搬機としては、例えば特願平6−062539号公報によって提案された履帯式下部走行体を備えたものがある。図14及び図15はその低車高運搬機のそれぞれ側面図及び正面図であり、図14及び図15に基づいて説明する。
下部走行体60の走行フレーム61の左右に装着された履帯62、62の間で、かつ、走行フレーム61の前後方向の一端側にエンジン、油圧ポンプ等を収納したエンジンルーム63が設けられ、前後方向の他端側には作動油タンク、燃料タンク等を収納したタンクカバー64が設けられている。
【0004】
走行フレーム61の略中央部の上部には、エンジンルーム63及びタンクカバー64に重なるように運搬用テーブル65が旋回自在に装着されている。旋回用油圧モータ66は走行フレーム61に取着され、旋回用油圧モータ66の回転軸に設けられた旋回ピニオン67のみが走行フレーム61から上部に突出している。そして、運搬用テーブル65の下部の内筒側に設けられた内歯がこの旋回ピニオン67に噛み合っており、旋回用油圧モータ66の回動によって運搬用テーブル65が下部走行体60に対して旋回する。また、本運搬車は遠隔操縦装置により操作されるため、運転席は設けられてない。
【0005】
したがって、地面から運搬用テーブル65の上面までの高さ、すなわち全車高H2は通常の資材運搬機より低くなっており、ビル建築、地下工事現場等高さ制限のある作業現場において有効的に使用できるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記構成においては次のような問題点が指摘されている。
(1)全車高H2を可能な限り低く抑えるためには、エンジンルーム63やタンクカバー64等の上面を低くする必要がある。これに伴い、図14、図15に示す最低地上高h2を低くしなければならず、この場合に軟弱地走行するときにはエンジンルーム63やタンクカバー64の底面が接地し易く、走行に支障を生じることがある。よって、エンジンルーム63やタンクカバー64の上面の高さが制約を受けるので、この上方に配設されている運搬用テーブル65の上面までの高さH2を余り低くできない。
【0007】
(2)運搬用テーブルの下方で、走行フレーム61の前方にスペースが少ないので、押土用ブレード等のアタッチメントを装着しようとすると全車高H2が高くなり、また装着のためには走行フレーム61の大改造が必要となる。
(3)運搬用テーブル65がエンジンルーム63やタンクカバー64の上方に配設されているため、整備性が余り良くなく改善が望まれている。
【0008】
本発明は上記の問題点に着目してなされたものであり、全車高は低く、さらに最低地上高は高くできると共に、押土用ブレードやリフト装置等のアタッチメントを装着しても全車高に影響を与えずに容易に装着でき、エンジンやタンク類の整備性の良好な低車高運搬機を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明に係る低車高運搬機は、左右の履帯3,3と、
左右の履帯3,3の長手方向の略中央でその左右の履帯3,3を連結する走行フレーム2と、
左右の履帯3,3の幅内に収まるクランク型のメインフレーム5と
を備え、かつ、
このクランク型のメインフレーム5の高部側を走行フレーム2の略中央部に取着し、クランク型のメインフレーム5の他方の低部側の上面にエンジン11、燃料タンク15及び油圧機器12,14等を配設すると共に、メインフレーム5の前記高部側の上面に固定の運搬用テーブル25又はアタッチメントのいずれかを取り付けるボルト穴を設けている。
【0010】
前記低車高運搬機において、固定の運搬用テーブル25又はアタッチメントのいずれかの運搬用テーブル21は、エンジン11と上下方向に重ならないように配設された方が望ましい。
【0011】
前記低車高運搬機において、前記クランク型のメインフレーム5の高部側の上面に、固定の運搬用テーブル25又は旋回自在な運搬用テーブル34を備えても良い。
【0012】
前記低車高運搬機において、前記クランク型のメインフレーム5の高部側の上面に、昇降自在なリフト装置35を備えても良い。
【0013】
前記低車高運搬機において、前記走行フレーム2の履帯3,3長手方向でクランク型のメインフレーム5の低部側と反対側に、かつ、左右の履帯3,3の幅内に、昇降自在な押土用ブレード40のアーム41及びブレート昇降シリンダ42等を設けても良い。
【0014】
前記低車高運搬機において、前記押土用ブレード40に、着脱自在なフォーク用爪50を取着しても良い。
【0015】
【作用】
メインフレームをクランク型にし、このメインフレームの一方の高部側を下部走行体の略中央の上面部に取着し、このメインフレームの他方の低部側の上面にエンジン、燃料タンク及び油圧機器等を一か所にまとめて配設する。また、このメインフレームの高部側の上面に固定の運搬用テーブル等を取着できるようにする。これによって、走行フレームの前後方向の一端側に空きスペースを確保でき、走行フレームの大きな改造無しに押土用ブレード等のアタッチメントを装着するのが容易となる。
【0016】
また、運搬用テーブルとエンジンとが上下方向に重ならないようにエンジンを配設できる。この結果、エンジンの底面の高さによって影響を受け易い最低地上高を所定値以上に高くできる。しかも、この最低地上高に左右されずに、運搬用テーブルの上面までの高さ、すなわち全車高を低くすることができる。また、エンジンの整備性を向上できる。
【0017】
クランク型のメインフレームの高部側の上面に固定の運搬用テーブル又は旋回自在な運搬用テーブルを取着する。よって、走行フレームの大きな改造無しに、かつ、全車高を低くして固定の運搬用テーブル又は旋回テーブル等を設けることが容易である。
【0018】
クランク型のメインフレームの高部側の上面に昇降自在なリフト装置を取着するので、走行フレームの大きな改造無しに、かつ、全車高を低くして昇降テーブルを設けることが容易である。
【0019】
また、走行フレームの前後方向の一端側で、かつ、運搬用テーブルの下方の空きスペースに、昇降自在な押土用ブレードのアーム及びブレード昇降シリンダを設けるので、走行フレームの大きな改造無しに、かつ、全車高を低くして昇降自在な押土用ブレードを設けることが容易である。
【0020】
上記押土用ブレードに着脱自在なフォーク用爪を取着するので、同様に容易に全車高を低くしてフォーク用爪を設けることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下に本発明に係る低車高運搬機の実施例について、図1乃至図15を参照して説明する。
【0022】
図1、図2、図3及び図4は、それぞれ第一実施例の低車高運搬機を示す側面図、平面図、正面図及び各装置の配置を示す平面構成図である。
下部走行体1の走行フレーム2の左右に、履帯3,3が装着される。履帯3,3の幅内に収まるように走行フレーム2に取着されたクランク型のメインフレーム5の低部側の後端部には、ラジエータ10、エンジン11及び油圧ポンプ12が横向きに配設されている。これらのラジエータ10、エンジン11及び油圧ポンプ12は、エンジンフード13によりカバーされている。
【0023】
クランク型のメインフレーム5の低部側でエンジン11の前方には、作動油タンク14、燃料タンク15、遠隔操作用のコントローラ16及びバッテリ17等が配設されている。これらは、タンクカバー18によりカバーされている。
本実施例では、走行フレーム2の上部の前方に固定の運搬用テーブル25が装着されている。すなわち、固定の運搬用テーブル25はテーブルベースフレーム20を介して運搬用テーブル21が装着されるものであり、旋回や昇降等の機能を有していないものである。本運搬機は従来のものと同様に遠隔操縦装置により操作されるので、運転室は設けられていない。
【0024】
図5は本運搬機の側面断面図、図6はメインフレーム5の走行フレーム2への取着部分を示す平面図であり、以下図5及び図6によって詳細に説明する。
走行フレーム2の略中央の上面4には、側面から見てクランク型をしたメインフレーム5の高部側が取着されている。メインフレーム5は左右のクランクプレート6、6と、左右のクランクプレート6、6の前部を連結する連結プレート7と、左右のクランクプレート6、6の低部側の後端に固着されたエンジンフレーム8とから構成されている。
【0025】
メインフレーム5の連結プレート7は、2本のボルト9、9により走行フレーム2の上面4に締め付けられて仮止めされる。
連結プレート7の上にはテーブルベースフレーム20の下面プレート22が取着され、下面プレート22のボルト9に整合する部分には切り欠き部23が設けられている。上記連結プレート7の仮止めの後、複数のボルト24によってテーブルベースフレーム20及び連結プレート7を走行フレーム2の上面4に共締めして取着する。テーブルベースフレーム20の上部には、運搬用テーブル21が装着されている。このとき、側面から見て、テーブルベースフレーム20の運搬用テーブル21の装着面が下面プレート22より前方に寄るように、装着中心が前方にずれている。
【0026】
メインフレーム5の低部側の後端のエンジンフレーム8には前述のようにエンジン11が横向きに装着され、その前方には燃料タンク15、コントローラ16、バッテリ17が搭載されている。なお、コントローラ16は遠隔操縦等の制御を行なうものである。
【0027】
図4に示すように、運搬用テーブル21の中心は下部走行体1の中心よりLだけ前方に寄っており、運搬用テーブル21と、エンジン11、作動油タンク14、燃料タンク15及びコントローラ16等とは上下方向に重ならないように配置されている。
したがって、地表から運搬用テーブル21の上面までの高さ、すなわち全車高H1は従来の運搬機の全車高H2より低くなっている。また、図3及び図5に示す地表からクランクプレート6の低部側及びエンジンフレーム8の下面までの距離、すなわち最低地上高h1は、上述の運搬用テーブル21と、エンジン11、作動油タンク14等との上下方向の重なりを回避した分だけ高さ方向の余裕ができる。よって、最低地上高h1は従来の運搬機の最低地上高h2より高くでき、湿地走行等に支障の無いように十分の高さを確保している。
【0028】
また、エンジン11、作動油タンク14及びコントローラ16等の上部には運搬用テーブル21が無いので、これらの上方からの整備性は良好である。
なお、エンジン11等の重量物が履帯3の後方に集中し、運搬用テーブル21は履帯3の中心より前方に配置されているため、運搬資材を搭載した場合には前後方向のバランスが良好になる。
【0029】
次に図7及び図8に基づいて、第二実施例を説明する。図7及び図8は、それぞれ第二実施例の低車高運搬機を示す側面図及び平面図である。本実施例は、クランク型をしたメインフレーム5の高部側の上面に旋回自在な運搬用テーブル34を設けた例である。すなわち、走行フレーム2の略中央の上面に、第一実施例と同様にテーブルベースフレーム30及びクランク型のメインフレーム5を共締めして取着する。メインフレーム5は、第一実施例と同じものである。テーブルベースフレーム30の上面には、旋回サークル31を介して運搬用テーブル21が旋回自在に装着されている。旋回サークル31の内側に、内歯(図示せず)が設けられている。テーブルベースフレーム30には旋回モータ33が装着されており、旋回モータ33の回動軸に旋回サークル31の上記内歯と噛み合っているピニオン(図示せず)が取着されている。旋回モータ33の回動によって、このピニオン及び内歯を介して旋回サークル31を駆動し旋回させる。
【0030】
旋回サークル31の中心は下部走行体1の中心よりLだけ前方に寄っており、旋回時に運搬用テーブル21の最大旋回半径Rの軌跡がエンジンフード13等に干渉しないようになっている。また、このときも第一実施例と同様に、運搬用テーブル21と、エンジン11、作動油タンク14、燃料タンク15及びコントローラ16等とは上下方向に重ならないように配置されている。
したがって、同じく全車高H1は従来の全車高H2より低くでき、最低地上高h1は従来の最低地上高h2より高くできる。
【0031】
次に、第三実施例を説明する。図9は、第三実施例を示す側面図である。
走行フレーム2の略中央の上面4に、図のようなパンタグラフ式のリフト装置35を介して運搬用テーブル21が装着されている。
この場合でも、第一実施例と同様に、運搬用テーブル21と、エンジン11、作動油タンク14、燃料タンク15及びコントローラ16等とは上下方向に重ならないように配置されている。したがって、同じく全車高H1は従来の全車高H2より低くでき、最低地上高h1は従来の最低地上高h2より高くできる。
なお、リフト装置35を作動することにより、運搬用テーブル21は図9の2点鎖線のように上昇する。
【0032】
次に、第四実施例を説明する。図10及び図11は、それぞれ第四実施例を示す側面図及び平面図である。
走行フレーム2の前方で、左右の履帯3,3の間には、アーム41が上下方向に昇降自在に設けられ、アーム41の先端部に押土用ブレード40が固着されている。走行フレーム2と押土用ブレード40との間には、ブレード昇降シリンダ42が回動自在に取着されていて、ブレード昇降シリンダ42を伸縮することによって、押土用ブレード40は図10の2点鎖線に示すように昇降できる。
このように、走行フレーム2の前方で、運搬用テーブル21の下方には空きスペースがあるため、押土用ブレード40を容易に装着することができる。
【0033】
次に、第五実施例を図12及び図13を参照して説明する。
図12は、第五実施例を示す低車高運搬機の側面図である。押土用ブレード40は、第四実施例と同様に、走行フレーム2の前方に設けられている。押土用ブレード40の前方には、運搬資材等を積載するフォーク用爪50を着脱自在に装着しており、ブレード昇降シリンダ42を伸縮することによりフォーク用爪50を2点鎖線のように昇降させる。
【0034】
図13は、フォーク用爪50と押土用ブレード40との係合方法の一例を示す図である。すなわち、フォーク用爪50の後面にはプレート51が固着されており、プレート51の下端には押土用ブレード40の下端の刃先43に係合するフック部52が形成されている。
プレート51の上部にはピン孔53を有するブラケット54が設けられ、また、押土用ブレード40の上端にはピン孔45を有するブラケット44が設けられる。そして、ピン孔53はピン孔45と係合するようになっている。
【0035】
フォーク用爪50を押土用ブレード40に装着する場合には、フォーク用爪50のフック部52を押土用ブレード40の刃先43に係合させる。次に、フォーク用爪50のブラケット54のピン穴53を押土用ブレード40のブラケット44のピン穴45に整合し、図示しないピンにより連結することによってフォーク用爪50を押土用ブレード40に取着する。
【0036】
【発明の効果】
メインフレームをクランク型にし、このメインフレームの一方の高部側を下部走行体の略中央の上面部に取着し、このメインフレームの他方の低部側の上面にエンジン、油圧機器及びコントローラ等を一か所にまとめて配設した。また、このメインフレームの高部側の上面に運搬用テーブル等を取着できるようにした。これによって、走行フレームの前後方向の一端側で、かつ、運搬用テーブルの下方に空きスペースを確保でき、走行フレームの大きな改造無しに押土用ブレード等のアタッチメントを装着するのが容易となる。
【0037】
また、運搬用テーブルとエンジン等とが上下方向に重ならないように運搬用テーブルを配設できる。この結果、最低地上高を所定値以上に高くでき、しかもこの最低地上高に左右されずに運搬用テーブルの上面までの全車高を低くすることができる。さらに、エンジン、油圧機器等の整備性を向上できる。
【0038】
クランク型のメインフレームの高部側の上面に、固定の運搬用テーブル、旋回自在な運搬用テーブル及び昇降自在な運搬用テーブル等を取着できる。よって、走行フレームの大きな改造無しに、かつ、全車高を低くして固定の運搬用テーブル、旋回テーブル及び昇降テーブル等の各種アタッチメントを設けることが容易である。
【0039】
また、走行フレームの前部で、かつ、運搬用テーブルの下方の前記空きスペースに、昇降自在な押土用ブレードおよびブレード昇降シリンダを設けることができるので、走行フレームの大きな改造無しに、かつ、全車高を低くして昇降自在な押土用ブレードを設けることが容易である。
また、この押土用ブレードに着脱自在なフォーク用爪を取着できるので、同様に容易に全車高を低くしてフォーク用爪を設けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる第一実施例の低車高運搬機の側面図である。
【図2】本発明に係わる第一実施例の低車高運搬機の平面図である。
【図3】本発明に係わる第一実施例の低車高運搬機の正面図である。
【図4】第一実施例の低車高運搬機の各装置の配置を示す平面構成図である。
【図5】第一実施例のメインフレーム構造を示す側面断面図である。
【図6】第一実施例の走行フレームとメインフレームとテーブルベースフレームとの結合構造を示す平面図である。
【図7】本発明の第二実施例の低車高運搬機の側面図である。
【図8】本発明の第二実施例の低車高運搬機の平面図である。
【図9】本発明の第三実施例の低車高運搬機の側面図である。
【図10】本発明の第四実施例の低車高運搬機の側面図である。
【図11】本発明の第四実施例の低車高運搬機の平面図である。
【図12】本発明の第五実施例の低車高運搬機の側面図である。
【図13】第五実施例のフォーク用爪と押土用ブレードとの係合の説明図である。
【図14】従来の低車高運搬機の側面図である。
【図15】従来の低車高運搬機の正面図である。
【符号の説明】
1…下部走行体、2…走行フレーム、3…履帯、4…走行フレームの上面部、5…メインフレーム、6…クランクプレート、7…連結プレート、8…エンジンフレーム、9…ボルト、10…ラジエータ、11…エンジン、12…油圧ポンプ、13…エンジンフード、14…作動油タンク、15…燃料タンク、16…コントローラ、17…バッテリ、18…タンクカバー、20…テーブルベースフレーム、21…運搬用テーブル、22…下面プレート、23…切り欠き部、24…ボルト、25…固定の運搬用テーブル、30…テーブルベースフレーム、31…旋回サークル、33…旋回モータ、34…旋回自在な運搬用テーブル、35…リフト装置、40…押土用ブレード、41…アーム、42…ブレード昇降シリンダ、43…刃先、44…ブラケット、45…ピン孔、50…フォーク用爪、51…プレート、52…フック部、53…ピン孔、54…ブラケット、60…下部走行体、61…走行フレーム、62…履帯、63…エンジンルーム、64…タンクカバー、65…運搬用テーブル、66…旋回用油圧モータ、67…旋回ピニオン。
Claims (6)
- 左右の履帯(3,3) と、
左右の履帯(3,3) の長手方向の略中央でその左右の履帯(3,3) を連結する走行フレーム(2) と、
左右の履帯(3,3) の幅内に収まるクランク型のメインフレーム(5) と
を備え、かつ、
このクランク型のメインフレーム(5) の高部側を走行フレーム(2) の略中央部に取着し、クランク型のメインフレーム(5) の他方の低部側の上面にエンジン(11)、燃料タンク(15)及び油圧機器(12,14) 等を配設すると共に、メインフレーム(5) の前記高部側の上面に固定の運搬用テーブル(25)又はアタッチメントのいずれかを取り付けるボルト穴を設けた
ことを特徴とする低車高運搬機。 - 固定の運搬用テーブル(25)又はアタッチメントの運搬用テーブル(21)は、エンジン(11)と上下方向に重ならないように配設された
ことを特徴とする請求項1に記載の低車高運搬機。 - 前記クランク型のメインフレーム(5) の高部側の上面に、固定の運搬用テーブル(25)又は旋回自在な運搬用テーブル(34)を備えた
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の低車高運搬機。 - 前記クランク型のメインフレーム(5) の高部側の上面に、昇降自在なリフト装置(35)を備えた
ことを特徴とする請求項1、2又は3に記載の低車高運搬機。 - 前記走行フレーム(2) の履帯(3,3) 長手方向でクランク型のメインフレーム(5) の低部側と反対側に、かつ、左右の履帯(3,3) の幅内に、昇降自在な押土用ブレード(40)のアーム(41)及びブレート昇降シリンダ(42)等を設けた
ことを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載の低車高運搬機。 - 前記押土用ブレード(40)に、着脱自在なフォーク用爪(50)を取着した
ことを特徴とする請求項5に記載の低車高運搬機。
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