JPH05256738A - タイヤパラメーターの測定方法及び装置 - Google Patents

タイヤパラメーターの測定方法及び装置

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JPH05256738A
JPH05256738A JP4352227A JP35222792A JPH05256738A JP H05256738 A JPH05256738 A JP H05256738A JP 4352227 A JP4352227 A JP 4352227A JP 35222792 A JP35222792 A JP 35222792A JP H05256738 A JPH05256738 A JP H05256738A
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Ii Furitsuchieru Rarii
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Efu Shiigufuriido Jieimuzu
ジエイムズ・エフ・シーグフリード
Jiei Dorii Aasaa
アーサー・ジエイ・ドリー
Eru Taanaa Jiyon
ジヨン・エル・ターナー
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    • G01B11/24—Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring contours or curvatures
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    • G01B—MEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B21/00—Measuring arrangements or details thereof, where the measuring technique is not covered by the other groups of this subclass, unspecified or not relevant

Abstract

(57)【要約】 【目的】 摩耗を適切に評価する。 【構成】 レーザープローブがタイヤの各リブを順次に
走査し、リブに沿った種々の点におけるトレッド深さに
関するデータを取得する。このデータは、各リブに対し
て、リブの突起部分のヒールツートウ不規則摩耗を決定
し、更に突起部分の摩耗程度を示す総摩耗指数を決定す
るためにも使用される。この方法及び装置はサイドウオ
ールの異常の確認のためにこれからデータを得るように
タイヤのサイドウオールを横方向に走査するようにもさ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、空気入りタイヤの種々
のパラメーターを測定し解析する装置及び方法の技術に
関する。特に、本発明は、トレッドの摩耗特性を解析す
るデータマトリックス内に配置されるデータをトレッド
面から取得するための非接触型プローブを使用する装置
及び技術に関する。より特別には、本発明は、タイヤの
リブからかかるデータを取得する装置及び技術に関す
る。更に、本発明の概念はタイヤのサイドウオールから
のデータの取得及び評価に拡張する。
【０００２】
【従来技術及びその課題】現状技術のタイヤトレッドの
不規則摩耗の評価は実質的に主観的である。タイヤトレ
ッドの不規則摩耗を評価する人々は、かかる不規則なタ
イヤトレッド摩耗の原因についての結論を系統立てて説
明するために、問題の実際のタイヤを観察し、またしば
しば触れなければならない。かかるデータは、タイヤを
評価する各個人による思考過程に過ぎなかったものが大
部分であるため、かかる技術は、対象のタイヤに関する
データの集積、又は保持を事実上不可能とする。過去に
おいては、かかるトレッド摩耗に関する諸データは、タ
イヤ自体、又は少なくもその部分の実際の保持により蓄
積されてきた。
【０００３】従って、不規則なタイヤトレッド摩耗を評
価する従来技術は、タイヤ間のトレッド摩耗の正確な比
較、特にタイヤ間のトレッド摩耗の差が極めて小さいと
きの比較が極めて困難であった。更に、不規則なタイヤ
摩耗の評価の主観に対する支援なしの人間の知覚におけ
る正確性と恒常性の両者の欠如がある。
【０００４】従来技術は、タイヤのサイドウオールにお
ける異常を検知する技術が実質的に欠けている。空気入
りタイヤの製造においては、タイヤのサイドウオールの
継ぎ目及び組み合っている材料の性質が構造的な完全性
と外観に対して特に関係する。同様な関心事は膨れ、コ
ード収縮、及び同様な事項の存在である。
【０００５】分解能が大きく、正確で、かつ再現性のあ
る不規則トレッド摩耗の測定方法及び装置がこの技術に
おいて要求される。更に、構造的に小型で輸送し易く、
操作が簡単で、かつ所要データの取得と解析の迅速な方
法及び装置についての要求がある。最後に、タイヤのサ
イドウオールの異常に対する簡単な方法及び装置への要
求がある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】以上に鑑み、摩耗評価に
おける主観性をなくし不規則摩耗の正確な定量化ができ
る空気入りタイヤのトレッド摩耗の測定方法及び装置を
提供することが本発明の第１の態様である。
【０００７】本発明の別の態様は、トレッド摩耗の評価
を目的とした実際のタイヤ又はその部分の集積と貯蔵の
必要性を無くし、不規則摩耗タイヤ間の比較が容易な空
気入りタイヤのトレッド摩耗の測定方法及び装置の提供
である。
【０００８】本発明の更に別の態様は、電算機支援の表
示により不規則摩耗を誇張し、摩耗が比較的少ない場合
でも容易にこれを検出しうるトレッド摩耗の測定方法及
び装置の提供である。
【０００９】本発明のなお別の態様は、トレッドの摩耗
面の全体を覆うマトリックス形式の個別的データ点を作
り、トレッド摩耗面全体の正確かつ迅速な概観を許し、
更に解析過程中においてその面の一部分とその他の部分
との比較を許すトレッド摩耗の測定方法及び装置の提供
である。
【００１０】本発明のなお別の態様は、輸送可能なトレ
ッド摩耗の測定装置及び方法の提供である。
【００１１】本発明の更に別の目的は、データの取得及
び解析の迅速なトレッド摩耗の測定方法及び装置の提供
である。
【００１２】本発明の更に別の態様は、タイヤのヒール
ツートウ(heel-to-toe)不規則摩耗及び総摩耗の指数を
迅速かつ正確に決定できるトレッド摩耗の測定方法及び
装置の提供である。
【００１３】本発明の別の態様は、タイヤのリブ及びそ
の摩耗を測定するトレッド摩耗の測定方法及び装置の提
供である。
【００１４】本発明のなお別の態様は、上述の特徴を有
し、かつタイヤのサイドウオールの異常を検知するため
にサイドウオールからのデータの取得と評価を行うタイ
ヤのトレッド摩耗の測定方法及び装置の提供である。
【００１５】詳細な説明の進行と共に明らかになるであ
ろう本発明の以上の態様及びその他の態様は、以下を備
えたタイヤの物理的パラメーターの測定装置により達成
される。即ち、この装置は、回転中心軸の回りにタイヤ
を回転させる第１の手段；タイヤのトレッド面と並置す
る非接触式プローブ；及びタイヤを円周方向に囲むトレ
ッドリブからデータを取得しこれからトレッドの摩耗性
質を決定するために前記第１の手段と前記プローブとを
相互接続する第２の手段を備える。
【００１６】本発明のその他の態様は、タイヤをその回
転中心軸の回りで回転させ；タイヤの回転中にタイヤの
各リブからデータを取得し、前記データは前記リブに沿
って間隔を空けられた点におけるトレッドの深さに対応
し；更に前記データの関数としてタイヤのトレッド摩耗
特性を決定する諸段階を含んだタイヤの物理的パラメー
ター測定装置により達成される。
【００１７】
【実施例】本発明の目的、技術、及び構造の完全な理解
のために、以下の詳細な説明及び付属図面が参照され
る。
【００１８】図面、特に図１を参照すれば、本発明によ
るタイヤパラメーター測定システム及び装置が一般に番
号１０で示されていることが見られる。図示のように、
空気入りタイヤ１２が水平方向の軸１６に連結された適
切なホイール又はリム１４上に取り付けられる。軸１６
はタイヤ１２の回転中心軸と同軸に延び、タイヤ１２の
トレッドの外側面は、全体的に軸１６の中心軸から等距
離にある円筒体を形成する。
【００１９】軸１６に適切な駆動機構又は電動機１８が
連結されてこの軸を駆動し、タイヤ１２をその中心軸の
回りに回転させる。タイヤ１２の回転を監視しかつタイ
ヤ１２の外側トレッド面上の点の瞬間位置の定常的な表
示を与えるためにエンコーダー２０が軸１６に連結され
る。かかるエンコーダー設備は、熟練技術者によく知ら
れ理解されるであろう。
【００２０】レーザープローブのような適切な非接触型
プローブ２２がタイヤと並置される。熟練技術者は、レ
ーザープローブ２２がレーザー光源及びレーザー光で照
射された表面からの反射を受けるセンサーを備えること
を容易に理解するであろう。レーザープローブ２２は、
反射光からプローブと反射面との間の距離を決定する。
本発明により、プローブ２２のセンサーはタイヤ１２の
トレッド面から反射されて戻る光を受ける。
【００２１】レーザープローブ２２は、第１のモードに
おいては、タイヤのトレッド１２からのデータを取得す
るために、中心軸１６と平行でかつタイヤトレッドを横
切って動くように位置決めされたねじ機構式又は類似の
スライド２４上に取り付けられる。作動の第２のモード
においては、レーザープローブ２２及びスライド２４
は、タイヤ１２のサイドウオールからのデータを取得す
るために回転中心軸と直角に位置決めされる。もし希望
するならば、直角方向に置かれたレーザープローブ２２
とスライド２４の対を使用しうることは勿論である。
【００２２】システム１０の中央制御要素としてマイク
ロプロッセサー又はその他の適切な制御装置２６が備え
られる。適切なモニター又は表示スクリーン２８がマイ
クロプロッセサー２６との視覚連絡のために設けられ、
更にマイクロプロッセサーには、熟練技術者によく知ら
れかつ理解されるように、別の連絡用のキーボード、プ
リンター、及び類似設備が設けられる。プリンター２２
をタイヤ１２に関して横方向又は半径方向で位置決めを
してここからデータを得るように、マイクロプロッセサ
ー２６がレーザープローブ２２及びそのスライドテーブ
ル２４と接続される。マイクロプロッセサー２６は、更
に、電動機１８の作動を制御し、またタイヤ１２の正確
な回転方向位置を常に知るためにエンコーダー２０から
信号を受ける。
【００２３】本発明の好ましい実施例においては、マイ
クロプロッセサー２６により作動される電動機１８が、
タイヤ１２をその回転中心軸回りに一定速度で回転させ
る。レーザープローブ２２は、プローブ２２からのレー
ザービームがタイヤ１２の第１の円周方向リブ上に落ち
るようにスライド２４上に位置決めされる。熟練技術者
は、リブが一般に実質的に円周方向に整列された多数の
個別的な突起部分を備えることを理解するであろう。タ
イヤ１２が一定速度で回転し、かつレーザープローブ２
２が設定周波数で作動すると、タイヤ１２の１回転中に
予定数のデータ点が整列したタイヤリブから得られる。
これらのデータ点(data point)は、レーザープローブ２
２から評価すべきリブに沿ったタイヤ１２のトレッド面
上の評価点までの距離に対応する。従って、かかるデー
タ点の各は、事実上、タイヤ１２の中心軸からのデータ
点の距離に対応する。データ点は、リブの突起部分、又
は突起部分間の溝の面のいずれかの上に落ちることは言
うまでもない。エンコーダー２０が得られたデータ点の
数が各を円周方向で確認するように作用する。タイヤ１
２の各回転毎に得られるデータ点はタイヤの回転速度及
びレーザープローブ２２の作動の周波数の関数であるこ
とは勿論である。本発明の好ましい実施例においては、
タイヤ回転毎に約４０００個のかかるデータ点が得られ
る。
【００２４】タイヤ１２の第１のリブからデータ点を得
た後に、プローブ２２は、マイクロプロセッサー２６の
制御の下に、レーザービームが次のタイヤリブの位置の
上を照射するように指示される。データの同様な組が得
られ、タイヤリブの各からデータが完全に取得されるま
で指示が続けられる。次いで、このデータはタイヤ１２
のトレッド摩耗特性を決定するために解析される。
【００２５】さて、図２及び３を参照すれば、システム
１０で使用される方法を詳細に理解することができる。
この方法の段階は、３２において決定されたサイドウオ
ール又はトレッドからのデータの取得と処理とを含む。
説明のため、まずトレッドが解析されるであろう。図示
のように、段階３４において、レーザープローブ２２が
確実にトレッド突起部分の表面及び両突起部分間の溝の
両者を実際に検知し測定するように調整される。レーザ
ープローブ２２が実際に突起部分間の溝の底を感知し測
定できるか否かが３６において判定される。否であれ
ば、レーザープローブ２２はかかる感知と測定とを達成
できるまで調整される。このとき、３８におけるよう
に、電動機１８が作動され、データ取得を開始する。４
０において、タイヤ１２の第１のリブから得られたデー
タがモニター２８上に描かれる。このデータは、これが
受入れ可能領域内にあることを確かめるために限界基準
値と比較される。４２における決定の際は、モニター２
８上で観察されるデータが受容しがたいノイズスパイク
を有するならば、又はその他で受け入れ得ない場合は、
新規のデータの組を得るために、３４においてレーザー
を最適深さに再設定することによりデータ取得過程を再
び新たに開始し、この経過をデータが受容可能であるこ
とを示すまで続ける。４２において受容可能なデータが
得られたときは、このデータは、通常はマイクロプロッ
セサー２６の一部を含んだメモリディスク４４に入力さ
れる。このデータの書き込みの後に、タイヤリブの総て
が走査されたか否かの判定が行なわれる。４６における
判定でまだ走査されないリブがある場合は、４８におけ
るように、マイクロプロッセサー２６はプローブ２２を
次のリブに動かすようにスライド２４に指示する。再び
３６において、レーザープローブ２２がタイヤリブを形
成している突起部分の間の溝の底を測定できるか否かの
判定が行なわれる。もし否であれば、レーザープローブ
２２は溝の底を検知し測定できるまで最適深さのために
調整される。このとき、データ取得段階２８−４４は次
のタイヤリブ用に組み合わせられ、データは将来の使用
のために適切なディスクに入力される。この経過は、タ
イヤリブの総てが走査されたと決定ブロック４６により
判断されるまで継続する。
【００２６】タイヤ１２のリブの各についてデータが完
全に取得できたとき、そのデータに関する解析を行うこ
とができる。ブロック５０において示されるように、円
周方向の各タイヤリブの各突起部分についてヒールツー
トウ(heel-to-toe)解析が行なわれる。図４に示される
ように、タイヤリブの多数のトレッド突起部分５８、６
０及び６２がこれらの間に溝６４、６６、６８及び７０
を有して示される。更に図示のように、突起部分５８、
６０及び６２の各は、それぞれヒール５８a、６０a及び
６２aからトウ５８b、６０b及び６２bまでの不均一な摩
耗を示す。熟練技術者は、用語「ヒール」及び「トウ」がそ
れぞれ運転中に平坦な接触面と接触する突起部分の第１
の部分及び第２の部分を示すことを理解するであろう。
本発明の一部として、円周方向の各リブの各突起部分の
ヒールツートウ不規則摩耗は、ヒールの高さから対応ト
ウの高さを引くことにより測定される。例えば、点５８
bの高さから点５８aの高さを引いた値は、突起部分５８
のヒールツートウ不規則摩耗を構成する。同様に、点６
０bの高さから点６０aの高さを引いた値は、突起部分６
０のヒールツートウ不規則摩耗を構成する。かかる不規
則摩耗は、これらの突起部分が一様な摩耗を示す場合は
零となるであろうことが認められるであろう。
【００２７】図２及び３の方法でヒールツートウの解析
５０を行う際は、零から最も大きく離れた突起部分のヒ
ールツートウ不規則摩耗がモニター２８上に表示され
る。好ましい実施例においては、円周方向の各リブに対
して零から最も大きく離れた３個の突起部分が表示され
る。言うまでもなく、マイクロプロセッサー２６は、各
リブの総ての突起部分についての不規則摩耗の値を平均
してこの平均値を表示することもできるし、更にタイヤ
全体のかかる突起部分の総てについて不規則摩耗を平均
しその平均値を表示することもできることが理解され
る。かかる情報は、タイヤ１２のトレッドゴムの調合又
は構造的特徴を含んだ問題の決定に使用できる。
【００２８】図２及び３の過程の５２において総摩耗指
数を決定することが意図される。ここで、タイヤ１２に
対して円周方向の各トレッドリブの各突起部分の平均高
さを決定することができる。本発明の好ましい実施例に
おいては、総摩耗の程度が最高である突起部分をモニタ
ー２８上で決定しかつ定量化できる。各リブの総摩耗の
平均値をモニター２８に表示できるので、各リブの各突
起部分の平均高さもまた決定できる。かかる情報は、タ
イヤ１２の受けた総摩耗量を示す摩耗指数として使用す
ることができる。
【００２９】段階５０、５２からの試験結果は、５６に
おいて試験過程を終了する以前に５４において印刷さ
れ、又はその他の方法により表示される。
【００３０】本発明の概念に従って、タイヤ１２のサイ
ドウオールからデータを得るために、ここの横方向走査
もまた行うことができる。熟練技術者は、タイヤのサイ
ドウオールを横切る走査により、膨れ、コード収縮、継
ぎ目、及び類似事項による結果としてのサイドウオール
の異常に関する情報を取得できることを認めるであろ
う。図１に示されるように、スライド２４及びレーザー
プローブ２２は、この目的に対しては、タイヤトレッド
の走査に使用された位置と直角の位置に動かされる。サ
イドウオールの走査を行う位置が図１に想像線で示され
る。この場合、レーザープローブ２２は、タイヤ１２の
回転中心軸と直交する方向でスライド２４上を動けるよ
うにされる。
【００３１】図２及び３を再び参照すれば、サイドウオ
ール走査に対するプロセスの選択は決定ブロック３２に
おいて行なわれる。このときは、レーザープローブ２２
は、最適の深さを得るように７２において設定される。
モニター２８に示される受容可能なデータを得るレーザ
ープローブ２２の位置決めが決定ブロック７４を経て続
けられ、データが受容可能となるまで７２において位置
調整が行なわれる。このとき、スライド２４は、レーザ
ープローブ２２がタイヤ１２のサイドウオールを横方向
に走査しかつ半径方向の走査線に沿ってその表面からデ
ータを取得するように、マイクロプロセッサー２６の制
御下で作動させられる。次いで、作業段階７６から得ら
れたデータは７８においてモニター２８上に描かれる。
決定ブロック８０において、こうして得られたデータが
受容可能か否かの決定がなされる。否であれば、受容し
うるデータの取得の保証のためにレーザープローブ２２
を再び位置決めするために作業段階７２への戻りが行な
われる。次いで、この経過が続けられる。８０において
データが受容可能であると判定されたとき、このデータ
は８２においてメモリディスクに書き込まれる。次い
で、このデータは、タイヤサイドウオールの膨れ、継ぎ
目、又はコード収縮のような異常の指示のために解析さ
れ評価される。８４における評価が完了すると、８６に
おいてグラフが印刷され、又はモニター２８上に表示さ
れ、感知された異常の位置、性質、及び程度が示され
る。次いで、８８において、このプログラムが終了とな
る。
【００３２】タイヤサイドウオールを横切る１回の横方
向走査によりここの適切な解析を行い得ることが見出さ
れた。しかし、本発明の一部として、タイヤの回りの種
々の点においてサイドウオールを横切る半径方向の走査
線よりデータを取得できるように、図２及び３に説明さ
れたサオドウオールの解析過程もタイヤ１２の回転中心
軸回りの指数作成を含むことが意図される。
【００３３】本発明の目的は上述の構造により満たされ
ることが分かる。テーブル３０又はその他の適当な支持
具の上に容易に支持しうる試験装置が、タイヤ１２のト
レッド上の点を円周方向に監視しかつ測定し、これから
ヒールツートウ不規則摩耗のような種々の摩耗指数及び
総摩耗指数を決定するために使用することができる。更
に、この装置は、膨れ、継ぎ目、及びコード収縮に関す
る情報とデータとを得るために、サイドウオールを走査
するように使用することができる。この情報の総ては、
タイヤ又はタイヤを使用している車両の異常を決定する
ために使用できる。
【００３４】本発明に関してその最良の様式及び好まし
い実施例のみが説明されたが、本発明はこれに限定され
ないことが理解されるであろう。従って、本発明の真の
範囲及び外延の認識は特許請求の範囲によりこれをすべ
きである。
【００３５】本発明の実施態様は次の通りである。
【００３６】１．タイヤをタイヤ回転軸の回りで回転さ
せる第１の手段；タイヤのトレッド面に並置して位置決
めしうる非接触型プローブ；及びタイヤを円周方向に囲
むトレッドリブからデータを取得し、トレッドの摩耗特
性を決定する、前記第１の手段と前記プローブとを相互
接続する第２の手段を備えたタイヤの物理的パラメータ
ー測定装置。
【００３７】２．前記データが各タイヤリブの回りの多
数の点から得られ、前記点の各の前記データはその点に
おけるトレッドの深さの指標である上記１による装置。
【００３８】３．前記第２の手段は前記プローブがある
リブから別のリブにタイヤを横方向に横切るように指示
し、各リブのデータ点がタイヤの円周方向全体の回りで
得られることを保証する上記２による装置。
【００３９】４．前記第２の手段がトレッドリブのトレ
ッド突起部分のヒールツートウ摩耗を判定する上記３に
よる装置。
【００４０】５．前記第２の手段がタイヤの各トレッド
リブにおける最大のヒールツートウ摩耗を特定する上記
４による装置。
【００４１】６．前記第２の手段が各トレッドリブ用の
摩耗指数を確立し、この摩耗指数は各前記リブのトレッ
ド突起部分の平均高さである上記３による装置。
【００４２】７．前記第２の手段が各トレッドリブの最
小高さのトレッド突起部分の高さを更に特定する上記６
による装置。
【００４３】８．前記第１の手段が電動機及びタイヤに
連結されたエンコーダーを備える上記３による装置。
【００４４】９．前記プローブがレーザープローブを含
む上記３による装置。
【００４５】１０．前記非接触型プローブがタイヤのサ
イドウオールに並置して位置決め可能であり、前記第２
の手段がサイドウオール面からのデータを更に取得しか
つこれからサイドウオールにおける異常を検知する上記
１による装置。
【００４６】１１．前記第２の手段がサイドウオール面
から前記データを得る間は、前記第１の手段は作動せず
かつタイヤは静止したままである上記１０による装置。
【００４７】１２．前記第２の手段が前記非接触型プロ
ーブによりサイドウオール面を半径方向に走査する上記
１１による装置。
【００４８】１３．タイヤをその回転軸の回りで回転さ
せ;その回転中にタイヤの各リブからデータを取得し、
前記データは前記リブに沿って間隔を空けた点における
トレッドの深さに対応し；更に前記データの関数として
タイヤのトレッド摩耗特性を決定する諸段階を含んだタ
イヤの物理的パラメーターの測定方法。
【００４９】１４．前記データは、リブの全円周方向の
回りの均一に間隔を空けたデータ点において各リブから
取得される上記１３による方法。
【００５０】１５．前記データは、前記リブを順次に走
査しここからデータを取得するように前記タイヤを横方
向に横切るように指示されたレーザープローブから得ら
れる上記１４による方法。
【００５１】１６．前記トレッドの摩耗特性が前記リブ
の各の突起部分をヒールツートウ摩耗より判定される上
記１４による方法。
【００５２】１７．各タイヤリブについての最大のヒー
ルツートウ摩耗が決定される上記１４による方法。
【００５３】１８．前記トレッド摩耗特性が各タイヤリ
ブに対する平均の突起部分高さの確定により決定される
上記１４による方法。
【００５４】１９．前記トレッド摩耗特性が各タイヤリ
ブに対する最小の突起部分高さの決定により確立される
上記１８いよる方法。
【００５５】２０．タイヤのサイドウオールからデータ
を取得し、かつこれからサイドウオールにおける異常の
存在を決定する段階を更に備える上記１３による方法。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のタイヤパラメーター測定装置の図式的
線図である。
【図２】図１の装置に使用されかつ本発明の方法を含ん
だ流れ図である。
【図３】図１の装置に使用されかつ本発明の方法を含ん
だ流れ図である。
【図４】タイヤトレッドの突起部分及び本発明による行
なわれるタイヤ摩耗の解析の対象物の測定点を示すタイ
ヤのトレッドリブの部分的断面図である。
【符号の説明】
１０ 測定システム １２ タイヤ １６ 軸 １８ 電動機 ２０ エンコーダ ２２ プローブ ２６ マイクロプロセツサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アーサー・ジエイ・ドリー アメリカ合衆国オハイオ州44319アクロ ン・ブロツサムドライブ901 (72)発明者 ジヨン・エル・ターナー アメリカ合衆国オハイオ州44313アクロ ン・メルボルンアベニユー135

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 タイヤをタイヤ回転軸の回りで回転させ
    る第１の手段、 タイヤのトレッド面に並置して位置決めしうる非接触型
    プローブ、及びタイヤを円周方向に囲むトレッドリブか
    らデータを取得し、トレッドの摩耗特性を決定する、前
    記第１の手段と前記プローブとを相互接続する第２の手
    段を備えたタイヤの物理的パラメーター測定装置。
  2. 【請求項２】 タイヤをその回転軸の回りで回転させ、 その回転中にタイヤの各リブからデータを取得し、前記
    データは前記リブに沿って間隔を空けた点におけるトレ
    ッドの深さに対応し、更に前記データの関数としてタイ
    ヤのトレッド摩耗特性を決定する諸段階を含んだタイヤ
    の物理的パラメーターの測定方法。
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