JPH05250619A - 磁気ヘッドの製造方法 - Google Patents

磁気ヘッドの製造方法

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Publication number
JPH05250619A
JPH05250619A JP4045484A JP4548492A JPH05250619A JP H05250619 A JPH05250619 A JP H05250619A JP 4045484 A JP4045484 A JP 4045484A JP 4548492 A JP4548492 A JP 4548492A JP H05250619 A JPH05250619 A JP H05250619A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
substrate
coil
magnetic core
magnetic head
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4045484A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshinori Watanabe
利徳 渡辺
Fumito Koike
文人 小池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Alps Electric Co Ltd filed Critical Alps Electric Co Ltd
Priority to JP4045484A priority Critical patent/JPH05250619A/ja
Publication of JPH05250619A publication Critical patent/JPH05250619A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 容易に、かつ、効率よく製造することがで
き、しかも、磁気ヘッドの小型化に適正に対応すること
のできる磁気ヘッドの製造方法を提供する。 【構成】 非磁性材料からなる基板1の表面に環状の金
属磁性膜2および絶縁膜3を交互に積層してなる磁気コ
ア6を薄膜形成手段により形成するとともに、この磁気
コアに巻回されるコイルを薄膜形成手段により形成し、
前記基板1を各磁気コア6の外周部分で切断して個々の
磁気コア6に分割するとともに、前記基板1を前記磁気
コア6を分割するように切断した後、これら各基板1を
接合してギャップ7を形成することにより、磁気ヘッド
を形成するようにしたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気ヘッドの製造方法に
係り、特にビデオテープデッキ等の記録、再生等に好適
な積層膜型の磁気ヘッドの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ビデオテープデッキにおいて
は、磁気テープへの記録、再生あるいは消去を行なうた
めの磁気ヘッドが搭載されている。
【0003】図17はこのような従来の一般的な磁気ヘ
ッドを示したもので、非磁性材料からなる一対の基板
1,1の間には、金属磁性膜2および絶縁膜3からなる
積層膜4がスパッタリング等の手段により交互に複数層
積層形成されており、このように形成された2つのコア
ブロック5の端面を前記金属磁性膜2および絶縁膜3が
互いに接続されるように接合することにより、磁気ヘッ
ドの磁気コア6を形成するようになされている。
【0004】また、前記磁気コア6の磁気テープの摺動
面側であって前記各コアブロック5の境界部分には、ギ
ャップ7が形成されており、前記一方のコアブロック5
の接合面側には、前記磁気コア6にコイルを巻回するた
めの巻き線溝8が形成されている。
【0005】このような従来の磁気ヘッドにおいては、
図示しない磁気テープを磁気ヘッドの磁気コア6のギャ
ップ7部分に所定速度で摺動させることにより、このギ
ャップ7部分を通過する磁気テープに磁界を付与して記
録を行なったり、磁気テープの通過により生じる磁界を
取出して再生を行なうようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来の磁
気ヘッドにおいては、基板1の間に金属磁性膜2および
絶縁膜3を個々に積層形成してコアブロック5を形成
し、このコアブロック5をそれぞれ接合することによ
り、磁気ヘッドの磁気コア6を形成するようにしてお
り、さらに、別工程で前記磁気コア6の巻き線溝8にコ
イルを巻回する作業が必要であるため、製造に手間がか
かり、製造が極めて困難で、製造効率が極めて悪いとい
う問題を有している。しかも、前記コアブロック5の接
合作業やコイルの巻回作業を行なう必要があるため、磁
気コア6をあまり小さな寸法に形成することができず、
磁気ヘッドの小型化に対応することができないという問
題をも有している。
【0007】本発明は前記した点に鑑みてなされたもの
で、容易に、かつ、効率よく製造することができ、しか
も、磁気ヘッドの小型化に適正に対応することのできる
磁気ヘッドの製造方法を提供することを目的とするもの
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明に係る磁気ヘッドの製造方法は、非磁性材料から
なる基板の表面にコイルの巻き数に応じた複数の下部コ
イルを薄膜形成手段により形成し、前記基板の下部コイ
ルの表面側に一部が前記下部コイルの表面側に位置する
環状の金属磁性膜および絶縁膜を交互に積層してなる磁
気コアを形成し、前記磁気コアの表面側に前記下部コイ
ルの両端部分に接続されこの下部コイルとにより前記磁
気コアに巻回されたコイルを形成する上部コイルを形成
し、前記基板を各磁気コアの外周部分で切断して個々の
磁気コアに分割するとともに、前記基板を前記磁気コア
を分割するように切断した後、これら各基板を接合して
ギャップを形成することにより、磁気ヘッドを形成する
ようにしたことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】本発明によれば、基板に対して下部コイルと上
部コイルとからなるコイルおよび金属磁性膜と絶縁膜と
からなる磁気コアをそれぞれ薄膜形成手段により形成し
た後、磁気コア毎に基板を切断することにより磁気ヘッ
ドを形成するようにしているので、前記基板に対して磁
気コアおよびコイルを一体に形成することが可能とな
り、磁気コアの接合作業やコイルの巻回作業を行なう必
要がなく、微小寸法の磁気ヘッドを極めて容易に製造す
ることができ、製造効率を著しく向上させることができ
るものである。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図17を
参照して説明する。
【0011】図1は本発明に係る磁気ヘッドの製造方法
により製造された磁気ヘッドの一実施例を示したもの
で、非磁性材料からなる基板1の一面側には、金属磁性
膜2と絶縁膜3とが薄膜形成手段により交互に積層して
形成されており、この金属磁性膜2および絶縁膜3は、
環状に形成されて磁気ヘッドの磁気コア6を形成するよ
うになされている。また、前記基板1および磁気コア6
の磁気テープ摺動面は、弧状に形成されており、この磁
気コア6の前記磁気テープ摺動面側には、ギャップ7が
形成されている。さらに、前記磁気コア6には、下部コ
イル9aおよび上部コイル9bからなるコイル9が薄膜
形成手段により巻回されており、このコイル9の両端部
には、図示しない外部の電気回路等に接続される電極1
0が前記基板の一側面に露出するように形成されてい
る。また、前記基板1の磁気コア6およびコイル9の形
成側面には、モールドによるガラス11が被覆されてい
る。
【0012】次に、本発明の磁気ヘッドの製造方法の一
実施例を図2乃至図17を参照して説明する。
【0013】まず、図2に示すように、ガラスあるいは
シリコン等の非磁性材料からなる円板状のウェハ等の基
板1の表面に、磁気ヘッドの下部コイル9aを形成する
Cu、Al等からなる導体膜12aを成膜した後、パタ
ーニングを行ない、図3に示すように、この導体膜12
aをコイル9の巻き数に応じた複数の平行な直線状に形
成する。そして、図4に示すように、前記導体膜12a
の表面に絶縁材料からなる被覆膜13を成膜した後、図
5に示すように、前記基板1の表面および前記導体膜1
2aの両端部分の被覆膜13を除去し、前記導体膜12
aの両端部分以外の部分のみが残るようにパターニング
を行なう。前記作業により基板1の表面に下部コイル9
aが形成される。
【0014】次に、図6に示すように、前記基板1の下
部コイル9aの表面側に金属磁性膜2を成膜し、図7に
示すように、この金属磁性膜2をパターニングすること
により、その一部が前記下部コイル9aの被覆膜13の
上面部分に位置するように環状に形成する。そして、図
8に示すように、前記金属磁性膜2の表面側に絶縁膜3
を形成し、図9に示すように、この絶縁膜3をパターニ
ングにより前記金属磁性膜2と同様の形状に形成する。
このような金属磁性膜2と絶縁膜3との成膜作業および
パターニング作業を必要回数繰り返すことにより、前記
基板1の表面に金属磁性膜2と絶縁膜3とを所望の積層
数に積層してなる磁気コア6を形成するようになされて
いる。
【0015】続いて、図10に示すように、前記磁気コ
ア6の表面側に上部コイル9bを構成する導体膜12b
を成膜し、図11に示すように、この導体膜12bをそ
の両端部が前記下部コイル9aの一端部および隣接する
下部コイル9aの他端部にそれぞれ接続されるようにパ
ターニングすることにより、上部コイル9bが形成され
るようになされている。そして、前記下部コイル9aと
上部コイル9bとにより、前記磁気コア6に巻回された
コイル9が形成されるようになされている。
【0016】その後、図12に示すように、前記基板1
の表面全体にスピンコート等の手段によりガラス11を
モールドし、このガラス11の表面をラップ加工した
後、図13に示すように、この基板1を各磁気コア6の
外周部分で切断して個々の磁気コア6に分割する。そし
て、図14に示すように、前記切断された複数の基板1
をその基板1の裏面側にガラス11が当接されるように
互いに接合し、図15に示すように、この接合した基板
1のコイル9形成側側面を研摩し、前記コイル9の両端
部を基板1の側面に露出させ、この露出したコイル9の
端面が電極10とされるようになっている。
【0017】次に、図16に示すように、前記接合した
基板1を各磁気コア6を分割するように切断し、この切
断面をラップ研摩する。その後、前記各基板1をガラス
ボンディングにより再度接合し、前記磁気コア6の磁気
テープ摺動面側にギャップ7を形成する。そして、図1
7に示すように、前記ギャップ7が形成された磁気コア
6の磁気テープ摺動面を基板1およびガラス11ととも
に研摩して、所定のギャップ7深さ寸法に形成した後、
各基板1毎に切断することにより磁気ヘッドが形成され
る。
【0018】本実施例においては、基板1に対して下部
コイル9aと上部コイル9bとからなるコイル9および
金属磁性膜2と絶縁膜3とからなる磁気コア6をそれぞ
れ薄膜形成手段により形成するようにしているので、前
記基板1に対して磁気コア6およびコイル9を一体に形
成することが可能となり、磁気コア6の接合作業やコイ
ル9の巻回作業が不要となる。
【0019】したがって、本実施例においては、磁気コ
ア6の接合作業およびコイル9の巻回作業が不要となる
ので、極めて容易に製造することができ、製造効率を著
しく向上させることができ、さらに、磁気コア6および
コイル9を薄膜形成技術により形成するようにしている
ので、磁気コア6を微小寸法に形成することができ、磁
気ヘッドの小型化に適正に対応することができる。
【0020】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、必要に応じて種々変更することができるも
のである。
【0021】
【発明の効果】以上述べたように本発明に係る磁気ヘッ
ドの製造方法は、磁気コアの接合作業およびコイルの巻
回作業が不要となるので、極めて容易に製造することが
でき、製造効率を著しく向上させることができる。さら
に、磁気コアおよびコイルを薄膜形成技術により形成す
るようにしているので、磁気コアを微小寸法に形成する
ことができ、磁気ヘッドの小型化に適正に対応すること
ができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る磁気ヘッドの製造方法により製造
された磁気ヘッドの一実施例を示す斜視図
【図2】本発明に係る磁気ヘッドの製造方法による導体
膜形成工程を示す断面図
【図3】図3(a)は本発明による導体膜のパターニン
グ工程を示す平面図、図3(b)は同断面図
【図4】本発明による被覆膜形成工程を示す断面図
【図5】図5(a)は本発明による被覆膜のパターニン
グ工程を示す平面図、図5(b)は同断面図
【図6】本発明による金属磁性膜形成工程を示す断面図
【図7】図7(a)は本発明による金属磁性膜のパター
ニング工程を示す平面図、図7(b)は同断面図
【図8】本発明による絶縁膜形成工程を示す断面図
【図9】本発明による絶縁膜のパターニング工程を示す
断面図
【図10】本発明による導体膜形成工程を示す断面図
【図11】本発明による導体膜のパターニング工程を示
す断面図
【図12】本発明によるガラス形成工程を示す斜視図
【図13】本発明による基板の切断工程を示す斜視図
【図14】本発明による基板の接合工程示す斜視図
【図15】本発明による電極の形成工程を示す斜視図
【図16】本発明による基板切断およびギャップ形成工
程を示す平面図
【図17】本発明によるテープ摺動面の研摩工程を示す
平面図
【図18】従来の磁気ヘッドを示す斜視図
【符号の説明】
1 基板 2 金属磁性膜 3 絶縁膜 6 磁気コア 7 ギャップ 9 コイル 10 電極 11 ガラス 12 導体膜 13 被覆膜

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非磁性材料からなる基板の表面にコイル
    の巻き数に応じた複数の下部コイルを薄膜形成手段によ
    り形成し、前記基板の下部コイルの表面側に一部が前記
    下部コイルの表面側に位置する環状の金属磁性膜および
    絶縁膜を交互に積層してなる磁気コアを形成し、前記磁
    気コアの表面側に前記下部コイルの両端部分に接続され
    この下部コイルとにより前記磁気コアに巻回されたコイ
    ルを形成する上部コイルを形成し、前記基板を各磁気コ
    アの外周部分で切断して個々の磁気コアに分割するとと
    もに、前記基板を前記磁気コアを分割するように切断し
    た後、これら各基板を接合してギャップを形成すること
    により、磁気ヘッドを形成するようにしたことを特徴と
    する磁気ヘッドの製造方法。
JP4045484A 1992-03-03 1992-03-03 磁気ヘッドの製造方法 Withdrawn JPH05250619A (ja)

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Legal Events

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A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990518