JPH05244870A - パフスナックの製造方法 - Google Patents

パフスナックの製造方法

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JPH05244870A
JPH05244870A JP4152106A JP15210692A JPH05244870A JP H05244870 A JPH05244870 A JP H05244870A JP 4152106 A JP4152106 A JP 4152106A JP 15210692 A JP15210692 A JP 15210692A JP H05244870 A JPH05244870 A JP H05244870A
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寿彦 鳴神
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 皮部分を含むか又は皮部分を含まない豆原料
に、他のスナック原料を、添加後の豆原料の割合が55
重量%以上で80重量%未満となるように添加混合し
た、水分9〜20重量%の原料をエクストルーダーによ
り、使用する原料の水分が9〜11%の場合には90〜
150℃、11%より多く15%までの場合には100
〜210℃、15%より多く20%までの場合には16
0〜240℃のダイ温度条件で3.0〜28.0倍になるよ
うに膨化処理を施し、次いで乾燥処理を施すか或いは乾
燥処理を施さずに水分7重量%以下の膨化物を得た後、
得られた膨化物に油付着処理を施すことを特徴とするパ
フスナックの製造方法。 【効果】 豆独特な風味を十分呈していると共に、十分
に歯応えのある重い食感であり、且つ口溶けの良い後味
の良好なパフスナックを得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、えんどう豆やそら豆な
どの豆類を主原料とし、これに他のスナック原料を加え
た原料をエクストルーダーにより膨化処理したパフスナ
ックの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、えんどう豆、そら豆等の豆原料を
エクストルーダーで膨化処理し、スナック菓子を製造す
る方法としては、特開昭61−58539号公報等に記
載の方法がある。この方法は、豆類を2軸型エクストル
ーダーに供し、加水を行わずに、または加水を行い水分
を調整してエクストルージョンクッキングを行うもので
あるが、具体的には豆類をエクストルーダーのフィード
口に供給するとともに水をフィード口に定量ポンプで供
給し、水分含量30〜40%と高い値に調整した後、押
し出してエクストルージョンクッキングを行っている。
しかしながら、この方法により得られるパフスナックは
極めて軽いサクサクした食感のものであり、菓子として
喫食するには適するが、おつまみとして喫食する場合に
は歯応え及び豆独特な風味に欠けるものであった。ま
た、えんどう豆、そら豆等の豆原料を原料の1つとして
使用し、エクストルーダーによる膨化処理を施してスナ
ック食品を製造する方法としては、特開昭61−925
3号公報に記載の方法がある。この方法は、小麦粉、小
麦デンプン等の澱粉原料を2軸型エクストルーダーで膨
化処理した後、得られた膨化物を粉砕し、これにえんど
う豆やそら豆などの豆類等を原料全体の5〜50%とな
るように混合した後、再度2軸型エクストルーダーで膨
化処理している。しかしながら、この方法により得られ
るパフスナックは豆独特な風味及び豆らしい色調に欠け
るものであった。また、エクストルーダーによる膨化処
理を2度行わねばならず、煩雑であると共にランニング
コストが高くなるとの問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、豆原料以外
のスナック原料を添加しても豆独特な風味及び豆らしい
色調を有するパフスナックを効率的に製造する方法を提
供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、
(a)原料中の豆原料の使用割合を55重量%以上で8
0重量%未満にすること、(b)特定の水分範囲の原料
を使用すること、(c)豆原料の使用割合が55重量%
以上で80重量%未満で且つ上記水分範囲の原料を特定
範囲のダイ温度条件でエクストルーダーにより特定範囲
の膨化率になるように膨化処理とすること、(d)上記
膨化物の水分を特定値以下とすること、(e)上記膨化
物に油付着処理を施すこと、以上5つの条件を満足する
ことにより上記課題を解決できるとの知見に基づいてな
されたのである。すなわち、本発明は、皮部分を含むか
又は皮部分を含まない豆原料に、他のスナック原料を、
添加後の豆原料の割合が55重量%以上で80重量%未
満となるように添加混合した、水分9〜20重量%の原
料をエクストルーダーにより、使用する原料の水分が9
〜11%の場合には90〜150℃、11%より多く1
5%までの場合には100〜210℃、15%より多く
20%までの場合には160〜240℃のダイ温度条件
で3.0〜28.0倍になるように膨化処理を施し、次いで
乾燥処理を施すか或いは乾燥処理を施さずに水分7重量
%以下の膨化物を得た後、得られた膨化物に油付着処理
を施すことを特徴とするパフスナックの製造方法を提供
する。
【0005】本発明で使用できる豆類の種類は、油脂含
量15重量%(以下%と略称する。)以下、好ましくは
3%以下、蛋白質含量15〜30%、炭水化物含量40
〜60%のものを用いるのが好ましい。その例としてえ
んどう豆、そら豆、小豆、いんげん、ささげ等があげら
れ、その1種又は2種以上を適宜選択して採用する。小
豆、いんげん、ささげ等を採用する場合には、得られる
パフスナックに青臭みが生じ、この青臭みを低減するた
めに、例えば水浸漬、煮沸等のあく抜きのための処理を
行うことが好ましい。あく抜き条件としては、水浸漬の
場合、例えば常温で2〜3時間、煮沸の場合、例えば9
5〜98℃で15〜40分間が適当である。上記豆原料
は皮部分(表皮部分)を含むもの又は皮部分を含まない
もののどちらを使用しても良い。皮部分を含むものを使
用する場合には、得られるパフスナックが食物繊維を豊
富に含有すると共に豆独特な風味がより強くなる。一
方、皮部分を含まないものを使用する場合には、色調の
鮮やかなパフスナックを得ることができる。また、上記
豆原料は丸粒のまま或いは適宜粉砕処理を施した状態で
使用することができる。
【0006】上記豆原料は粒度が目開き8000μm の
篩を通過可能なものであることが、得られるパフスナッ
クの焦げの発生をより有効に防止することができる点で
好ましい。更に詳細には、丸粒のえんどう豆の場合は、
目開き8000μm の篩を通過するものを使用すること
が好ましく、粉砕したえんどう豆の場合には、目開き4
000μm 篩を通過し、目開き1000μm の篩を通過
しないものが全体の45%以上好ましくは60%以上と
なるものを使用することが好ましい。また、そら豆の場
合、目開き3000μm の篩を通過し、目開き1000
μm の篩を通過しないものが全体の60%以上となるも
のを使用することが好ましい。上記範囲より粒度の大き
い原料の比率が大きくなると、得られるパフスナックに
焦げが発生し易い傾向にあり、一方、上記範囲より粒度
の小さい原料の比率が大きくなると、膨化不良が発生し
易い傾向にある。こうした傾向はエクストルーダーとし
てショートスクリュータイプの一軸型エクストルーダー
を使用する場合に、特に顕著である。一方、豆原料以外
の他のスナック原料としては、米粉、コーングリッツ、
小麦粉、小麦澱粉、とうもろこし澱粉、馬鈴薯澱粉等の
粉体・粒体のスナック原料の1種又は2種以上を適宜選
択して使用することができる。また、上記のものの他に
も食塩、糖類等の調味料、着香料、着色料等を添加して
も良い。
【0007】上記豆原料と他のスナック原料との使用割
合は、他のスナック原料を添加した後の豆原料の割合が
原料全体の55%以上で80%未満であることが重要で
ある。55%を下回る場合、得られるパフスナックは豆
独特な風味及び豆らしい色調に欠けるものとなる。原料
の水分は9〜20%好ましくは9〜15%更に好ましく
は12〜13%であることが重要である(また、エクス
トルーダーとしてショートスクリュータイプの一軸型エ
クストルーダーを使用する場合には、9〜16%好まし
くは9〜15%更に好ましくは12〜13%であること
が重要である。)。上記範囲を下回る場合には、エクス
トルーダーによる処理中に原料詰まりや焦げ等が生じる
虞があり、一方、上記範囲を超える場合には、得られる
パフスナックの豆独特の風味が弱くなると共に歯応えに
欠ける食感となったり、或いは処理条件によっては膨化
不良となる。使用する豆原料が上記水分範囲にない場合
には、上記水分範囲になるように予め加水、乾燥等の水
分調整を行うのがよい。次いで、上記水分範囲の原料を
ダイ温度90〜240℃好ましくは90〜190℃の条
件で原料に対して3.0〜28.0倍好ましくは5.1〜16.
0倍になるようにエクストルーダーにより膨化処理を施
す。尚、上記原料に対する膨化程度は、押し出し直後に
膨化物が原料となる豆とほぼ相似形(例えばえんどう豆
の場合ほぼ球状)になるようにカットし、得られたパフ
スナックと原料となる豆との体積比を求めたものであ
る。
【0008】上記ダイ温度条件は、更に詳細には、使用
する原料の水分が9〜11%の場合には90〜150
℃、11%よりも多く15%までの場合には100〜21
0℃、好ましくは140〜210℃更に好ましくは15
0〜190℃、15%よりも多く20%までの場合には
160〜240℃好ましく、さらに180〜240℃で
あることが好ましい。上記範囲を下回る場合には、得ら
れるパフスナックが膨化不良になる傾向があり、一方上
記範囲を超える場合には、得られるパフスナックに焦げ
が多発し風味が焦げ臭いものになる傾向がある。また、
上記膨化程度は、原料としてえんどう豆と他のスナック
原料とを併用する場合、3.0〜26.0倍、好ましくは5.
6〜14.0倍、更に好ましくは6.1〜11.9倍であるこ
とが望ましい。また、原料としてそら豆と他のスナック
原料とを併用する場合、3.0〜28.0倍、好ましくは9.
2〜14.4倍、更に好ましくは11.5〜14.4倍である
ことが望ましい。膨化程度が上記範囲を下回る場合に
は、得られるパフスナックが膨化程度が不十分な硬すぎ
るものとなり、一方上記範囲を上回る場合には、得られ
るパフスナックは食感の軽すぎるものとなり、十分に歯
応えのある重い食感とならない傾向にある。
【0009】使用できるエクストルーダーの種類として
は、特に制限されず、例えばショートスクリュータイプ
の1軸型エクストルーダーを利用することができる。
(その他にもロングスクリュータイプの1軸型エクスト
ルーダー又は2軸型エクストルーダーを使用することも
できるが、得られるパフスナックの焦げの発生をより有
効に防止することができる点、より歯応えのある食感の
パフスナックを得ることができる点でショートスクリュ
ータイプの1軸型エクストルーダーが好ましい。また、
ショートスクリュータイプの1軸型エクストルーダーに
は装置の費用が安い、多量処理が可能であるとの利点が
ある。)このような一軸型エクストルーダーとしてはL
/Dが1〜5スクリューの長さが10〜20cmのものが
好ましい。又、圧縮比2〜3のものが好ましい。また、
圧力条件は、30〜160kg/cm2 が例示できる。上記
圧力条件の範囲となるスクリュー回転数、フィード量
は、使用するエクストルーダーの種類、エクストルーダ
ーの各部のサイズ、ダイに形成された孔の面積や数等に
より異なる。一例として、エクストルーダーとしてTape
Inc. 製のコレットマシーン( ショートスクリュータイ
プの1軸型エクストルーダー、2箇所に直径2〜4mmの
円形の孔を設けたダイを装着したもの)を採用した場
合、スクリュー回転数400〜800rpm 好ましくは4
00〜600rpm 、フィード量400g/分〜1800
g/分好ましくは400g/分〜700g/分が例示で
きる。
【0010】その後、得られた膨化物を適宜の長さにカ
ッティングした後、必要により例えば熱風乾燥等の乾燥
処理を施し、水分が7%以下、好ましくは2%以下の膨
化物を得る。水分が7%を超えると、得られるパフスナ
ックが噛み切り難いものとなる傾向にある。ここで乾燥
条件としては100〜190℃で1〜20分の条件が例
示される。次に、上記膨化物に例えば噴霧や塗布等の方
法で油付着処理を施す。これにより、原料に対して3.0
〜28.0倍になるように膨化処理を施して得られた十分
に歯応えのある重い食感のパフスナックで、かつ口溶け
が良く後味の良いものとなる。油脂の使用量は、膨化物
100重量部当り30〜90重量部好ましくは40〜8
0重量部とするのが好ましい。尚、油脂としては融点0
〜40℃のものを使用するのがよい。また、付着時の油
脂の温度としては、10〜220℃が例示できるが、得
られるパフスナックに油揚げを行ったような香ばしい風
味を付与する点から150〜220℃が好ましい。次
に、得られる膨化物に必要により食塩、調味料等をふり
かけることができる。
【0011】また、油脂の付着前又は付着後に膨化物に
醤油、糖液、食塩水等の水系調味液を噴霧や塗布等の方
法で付着させても良い。この場合、その後の熱風乾燥等
の乾燥処理を施し、水分が7%以下、好ましくは2%以
下にする。これにより、得られるパフスナックは、パリ
パリした食感のものとなる。 本発明では以上の方法に
よりパフスナックを製造する。次に、必要により得られ
るパフスナックを袋等に充填密封する。袋等の材質とし
ては、特に制限されないが、豆原料としてえんどう豆を
使用して得られたパフスナックの場合には、アルミ、ア
ルミ蒸着等の遮光性のものを使用することが望ましい。
これにより、得られるパフスナックの保存中に生じる退
色及び風味の劣化を有効に防止することができる。同様
な観点から豆原料としてえんどう豆を使用する場合に
は、保存中に生じる退色及び風味の劣化をより有効に防
止するために、豆原料の保管(特に粉砕後)、パフスナ
ックの製造及び袋等への充填密封を実質的に遮光された
状態下で行うことが好ましい。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、豆独特な風味を十分呈
していると共に、十分に歯応えのある重い食感であり、
且つ口溶けの良い後味の良好なパフスナックを得ること
ができる。次に、実施例により本発明を説明する。
【0013】
【実施例】
実施例1、2及び比較例1 水分13%のえんどうの粉砕物(表皮の付いた状態のえ
んどう豆を粉砕処理したもの、目開き4000μm の篩
を通過し、目開き2000μm の篩を通過しないものが
全体の69%)と水分12%の米粉とその使用割合を7
0:30、60:40、40:60に変化させて混合し
て得られた原料(に水分が13%となるように加水した
後、該原料)を1軸型のエクストルーダーTape Inc. 製
のコレットマシーン(2箇所に直径3mmの円形の孔を設
けたダイを装着したもの)により、ダイ温度200℃、
フィード量600g/分、スクリュー回転数500rpm
の条件で膨化処理を施した後、得られた膨化物を4cm程
度の長さにカットした(膨化度7.0〜11.3倍)。次い
で、膨化物を180℃、2分間の条件で熱風乾燥した
後、得られた膨化物(水分1.3重量%)100重量部に
対して60重量部の油脂を噴霧した。その後、該油脂を
噴霧した膨化物に対して1%の食塩をふりかけた。実施
例1、2及び比較例1で得られたパフスナックについて
風味、色調の点で10名のパネルによる10段階の官能
評価を行った。その結果を第1表に示す。尚、えんどう
豆の粉砕物を100%使用し上記と同様な方法で得られ
たパフスナックをコントロールとした。
【0014】
【表1】 表−1 組成 性能 えんどう 米 粉 風 味 色 調 豆粉砕物 コントロール 100 0 10 10 実施例1 70 30 7.9 7.7 実施例2 60 40 7.6 7.1 比較例1 40 60 5.5 4.7 評価 実施例1:やや米の風味が感じられるが、十分に豆の風
味がしていた。また、色はやや白っぽいものであった。 実施例2:やや米の風味が感じられるが、十分に豆の風
味がしていた。また、色はやや白っぽいものであった。 比較例1:米の風味が強く感じられた。また、色もかな
り白さの目立つものであった。
【0015】実施例3 水分12%のそら豆の粉砕物(表皮の付いた状態のそら
豆を粉砕処理したもの、目開き3000μmの篩を通過
し、目開き1000μmの篩を通過しないものが全体の
84%を占める)と水分14%の小麦粉(強力粉)を7
0:30の割合で混合して得られた原料に水分が13%
となるように加水した後、該原料を1軸型のエクストル
ーダーTape Inc.製のコレットマシーン(2箇
所に直径3mmの円形の孔を設けたダイを装着したも
の)により、ダイ温度150°C、フィード量700g
/分、スクリュー回転数400rpmの条件で膨化処理
を施した後、得られた膨化物を4cm程度の長さにカッ
トした(膨化度12.5倍)。次いで、膨化物を140
℃、3分間の条件で熱風乾燥した後、得られた膨化物
(水分1.0重量%)100重量部に対して55重量部の
油脂を噴霧した。その後、該油脂を噴霧した膨化物に対
して1%の食塩をふりかけた。得られたパフスナック
は、やや小麦粉の風味が感じられるものの、そら豆の風
味を充分に有するものであり、更に充分に歯応えのある
食感であり、且つ口溶けの良い後味の良好なものであっ
た。
【0016】実施例4 そら豆の粉砕物と小麦粉(強力粉)との使用割合を6
0:40に代えた以外は実施例3と同様にして、パフス
ナックを製造した(尚、得られた膨化物の膨化度は15.
0倍であった)。得られたパフスナックは、やや小麦粉
の風味が感じられるものの、そら豆の風味を充分に有す
るものであり、更に充分に歯応えのある食感であり、且
つ口溶けの良い後味の良好なものであった。 実施例5 噴霧する油脂の温度を200℃とすること以外は実施例
3と同様にして、パフスナックを製造した。得られたパ
フスナックは、やや小麦粉の風味が感じられるものの、
そら豆の風味を充分に有するものであり、更に充分に歯
応えのある食感であり、且つ口溶けの良い後味の良好な
ものであった。また、油揚げをしたような好ましい風味
を呈するものであった。 実施例6 カット後熱風乾燥前に膨化物100重量部に対して水系
調味液(原料配合;水57%、砂糖40%、食塩3%)
100重量部を噴霧すること以外は実施例3と同様にし
て、パフスナックを製造した。得られたパフスナック
は、やや小麦粉の風味が感じられるものの、そら豆の風
味を充分に有するものであり、更に充分に歯応えのある
パリパリした食感であり、且つ口溶けの良い後味の良好
なものであった。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 皮部分を含むか又は皮部分を含まない豆
    原料に、他のスナック原料を、添加後の豆原料の割合が
    55重量%以上で80重量%未満となるように添加混合
    した、水分9〜20重量%の原料をエクストルーダーに
    より、使用する原料の水分が9〜11%の場合には90
    〜150℃、11%より多く15%までの場合には10
    0〜210℃、15%より多く20%までの場合には1
    60〜240℃のダイ温度条件で3.0〜28.0倍になる
    ように膨化処理を施し、次いで乾燥処理を施すか或いは
    乾燥処理を施さずに水分7重量%以下の膨化物を得た
    後、得られた膨化物に油付着処理を施すことを特徴とす
    るパフスナックの製造方法。
  2. 【請求項2】 得られた膨化物100重量部に対して3
    0〜90重量部の油脂を付着処理することを特徴とする
    請求項1記載のパフスナックの製造方法。
  3. 【請求項3】 油付着を油脂の温度が150〜220℃
    の条件で行うことを特徴とする請求項1又は2いずれか
    1項に記載のパフスナックの製造方法。
  4. 【請求項4】 油付着処理の前又は後にパフスナックに
    水系調味液を付着させ、次いで乾燥処理を施すことを特
    徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のパフス
    ナックの製造方法。
  5. 【請求項5】 エクストルーダーがショートスクリュー
    タイプの1軸型エクストルーダーである請求項1乃至4
    のいずれか1項に記載のパフスナックの製造方法。
  6. 【請求項6】 使用する豆原料の粒度が目開き8000
    μm の篩を通過可能なものであることを特徴とする請求
    項5記載のパフスナックの製造方法。
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