JPS5831896B2 - 膨化チ−ズの製造方法 - Google Patents
膨化チ−ズの製造方法Info
- Publication number
- JPS5831896B2 JPS5831896B2 JP17496480A JP17496480A JPS5831896B2 JP S5831896 B2 JPS5831896 B2 JP S5831896B2 JP 17496480 A JP17496480 A JP 17496480A JP 17496480 A JP17496480 A JP 17496480A JP S5831896 B2 JPS5831896 B2 JP S5831896B2
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- JP
- Japan
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- cheese
- puffed
- weight
- food
- natural
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- Dairy Products (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は膨化チーズの製造方法に関するもので、その目
的とするところは栄養価の高いしかも軽い食感を有する
膨化チーズを得ることにある。
的とするところは栄養価の高いしかも軽い食感を有する
膨化チーズを得ることにある。
従来わが国に於て、古来から膨化食品(菓子)としてあ
られ、おかき、膨化米、膨化豆が和菓子食品として一般
に親しまれてきた。
られ、おかき、膨化米、膨化豆が和菓子食品として一般
に親しまれてきた。
一方、近年欧米風の風味および香味・塩味を有する軽い
食感の膨化スナック食品例えばポツプコーン、コーンパ
フ等が市販され年々それらの販売量も伸びている。
食感の膨化スナック食品例えばポツプコーン、コーンパ
フ等が市販され年々それらの販売量も伸びている。
しかしながら、これらの膨化食品の主体をなすものは澱
粉質であり栄養価は低いものであった。
粉質であり栄養価は低いものであった。
一方、チーズは周知の如く乳に由来する動物性蛋白質食
品でミネラル(特にカルシウム)を豊富に含んだ栄養食
品で上記した膨化スナック食品にも欧米風の風味性とし
て添加されていた。
品でミネラル(特にカルシウム)を豊富に含んだ栄養食
品で上記した膨化スナック食品にも欧米風の風味性とし
て添加されていた。
しかしながら、未だチーズ自体を膨化させた膨化チーズ
は見られない。
は見られない。
チーズは蛋白質・脂肪・水分が主成分で熱に弱く加熱す
ると脂肪が遊離し、チーズ自体のスナック食品化はほと
んど不可能であった。
ると脂肪が遊離し、チーズ自体のスナック食品化はほと
んど不可能であった。
本発明者はかかる現状に鑑み栄養価の高いチーズを軽い
食感を有するスナック風のチーズにすべく日夜鋭意研究
した結果、本発明に至ったのである。
食感を有するスナック風のチーズにすべく日夜鋭意研究
した結果、本発明に至ったのである。
即ち、本発明は含脂率25(重量)%以下のチーズを所
望の寸法に切断し、該切断チーズを乾燥して含水率3〜
20(重量)饅とし、次いで膨化することを特徴とする
膨化チーズの製造方法である。
望の寸法に切断し、該切断チーズを乾燥して含水率3〜
20(重量)饅とし、次いで膨化することを特徴とする
膨化チーズの製造方法である。
以下に本発明の詳細な説明する。
先づ本発明に用いられるチーズは、ナチュラルチーズ、
プロセスチーズ及びチーズフードである。
プロセスチーズ及びチーズフードである。
ナチュラルチーズは低脂肪チーズであれば特に限定する
ものではなく、例えば含脂率約15(重量)%以下、水
分約50係、蛋白質その他35饅のナチュラルチーズで
ある。
ものではなく、例えば含脂率約15(重量)%以下、水
分約50係、蛋白質その他35饅のナチュラルチーズで
ある。
プロセスチーズは一種又はそれ以上のラチュラルチーズ
を用いて食品衛生法で認められている添加物を添加する
か又は添加せず粉砕し、混合し、加熱溶融し、乳化して
つくられるもので乳固形分が40%以上のものである。
を用いて食品衛生法で認められている添加物を添加する
か又は添加せず粉砕し、混合し、加熱溶融し、乳化して
つくられるもので乳固形分が40%以上のものである。
チーズフードは一種又はそれ以上のナチュラルチーズ又
はプロセスチーズを用いて、食品衛生法で認められてい
る添加物を添加するか、又は添加せず粉砕し混合し、加
熱溶融してつくられるもので、製品中にチーズ分51係
以上を含むものである。
はプロセスチーズを用いて、食品衛生法で認められてい
る添加物を添加するか、又は添加せず粉砕し混合し、加
熱溶融してつくられるもので、製品中にチーズ分51係
以上を含むものである。
次に本発明において、乾燥とは、自然乾燥又は人工乾燥
で通常の食品乾燥方法である。
で通常の食品乾燥方法である。
又、本発明において、膨化とは、高圧下で加熱処理した
後、急激により低圧下(通常は常圧)に放出又は圧出し
、その際に水の瞬間的な蒸発により、組織、構造を多孔
質の状態にするもので、膨化処理手段としては通常の押
出し成型機(エクストルーダー)やカンバッフィングな
どの膨化処理装置の使用の他いかなる膨化処理手段を用
いてチーズを膨化処理しても差しつかえない。
後、急激により低圧下(通常は常圧)に放出又は圧出し
、その際に水の瞬間的な蒸発により、組織、構造を多孔
質の状態にするもので、膨化処理手段としては通常の押
出し成型機(エクストルーダー)やカンバッフィングな
どの膨化処理装置の使用の他いかなる膨化処理手段を用
いてチーズを膨化処理しても差しつかえない。
なお、本発明に用いられるチーズの合服率はナチュラル
チーズの低脂肪チーズで約15(重量)係未満で15(
重量)φ以上では乾燥中に脂肪の遊離が生じる。
チーズの低脂肪チーズで約15(重量)係未満で15(
重量)φ以上では乾燥中に脂肪の遊離が生じる。
又、プロセスチーズ及びチーズフードの合服率は25(
重量)係未満で25(重量)係以上ではナチュラルチー
ズと同様に乾燥中に脂肪の遊離が生じる。
重量)係未満で25(重量)係以上ではナチュラルチー
ズと同様に乾燥中に脂肪の遊離が生じる。
次にチーズの乾燥条件は特に限定するものではないが好
しくは人工乾燥においては通風温度50〜120℃で8
〜2時間程度であり、チーズの含水率・合服率及び組織
・体質により適宜設定する。
しくは人工乾燥においては通風温度50〜120℃で8
〜2時間程度であり、チーズの含水率・合服率及び組織
・体質により適宜設定する。
尚、本発明の膨化処理手段を具体的に述べると乾燥チー
ズを前記膨化処理装置に投入し、2〜10脅/−に圧力
を設定し常圧のもとに放出又は圧出して膨化させること
を要件とするものである。
ズを前記膨化処理装置に投入し、2〜10脅/−に圧力
を設定し常圧のもとに放出又は圧出して膨化させること
を要件とするものである。
又、チーズへの風味付、着香はナチュラルチーズでは膨
化処理した膨化チーズに、又、プロセスチーズ及びチー
ズフードではこれらの製造時に添加物として調味料・香
辛料・着香料又は食品を添力凪混合し、加熱溶融するか
又はナチュラルチーズと同様に膨化チーズとしたのち表
面にコーティングする。
化処理した膨化チーズに、又、プロセスチーズ及びチー
ズフードではこれらの製造時に添加物として調味料・香
辛料・着香料又は食品を添力凪混合し、加熱溶融するか
又はナチュラルチーズと同様に膨化チーズとしたのち表
面にコーティングする。
これらのコーティング方法としては該膨化チーズを通常
の■型混合機、垂直スクリュー型混合機、リボンミキサ
ー、レボルバ−等の混合機に投入し、該混合機中で流動
する膨化チーズの表面に調味料、香辛料、着香料又は食
品例えば粉末アーモンド、粉末海苔等を滴下、混合させ
てもよく、あるいは通常のスプレー等の処理を行ってコ
ーティングすればよい。
の■型混合機、垂直スクリュー型混合機、リボンミキサ
ー、レボルバ−等の混合機に投入し、該混合機中で流動
する膨化チーズの表面に調味料、香辛料、着香料又は食
品例えば粉末アーモンド、粉末海苔等を滴下、混合させ
てもよく、あるいは通常のスプレー等の処理を行ってコ
ーティングすればよい。
以上述べた如く、本発明によれば栄養豊富な軽い食感の
膨化チーズを容易にしかも経済的に得ることができるの
みならずチーズの臭いが嫌いな人にも容易に受入れられ
るスナック風のチーズを得ることができる。
膨化チーズを容易にしかも経済的に得ることができるの
みならずチーズの臭いが嫌いな人にも容易に受入れられ
るスナック風のチーズを得ることができる。
以下、実施例につき本発明を具体的に説明する。
実施例 1
合服率8(重量)優のナチュラルチーズ10KCIを5
mm角に切断し、流動層乾燥機により、熱風温度70〜
90℃で3時間熱風乾燥して含水率12(重量)優の乾
燥ナチュラルチーズ5.6時を得た次いで水晶5鞄をガ
ンバッフィングに投入し、5 KSI/cri (ゲー
ジ圧)に加熱、加圧処理し、これを急激に常圧に放出し
て含水率6(重量)%の膨化ナチュラルチーズ4.6時
を得た。
mm角に切断し、流動層乾燥機により、熱風温度70〜
90℃で3時間熱風乾燥して含水率12(重量)優の乾
燥ナチュラルチーズ5.6時を得た次いで水晶5鞄をガ
ンバッフィングに投入し、5 KSI/cri (ゲー
ジ圧)に加熱、加圧処理し、これを急激に常圧に放出し
て含水率6(重量)%の膨化ナチュラルチーズ4.6時
を得た。
更に膨化処理した膨化ナチュラルチーズ2に7をレボル
バ−に投入し、別に調味したカレー風味料をスプレーコ
ーティングしてカレー風味の膨化チーズ2.1に9−を
得た。
バ−に投入し、別に調味したカレー風味料をスプレーコ
ーティングしてカレー風味の膨化チーズ2.1に9−を
得た。
得られたものは極めて軽い食感で、舌触りの滑らかなカ
レー風味のあるスナック風チーズである実施例 2 常法により製造した合服率20(重量)%のプロセスチ
ーズ10に9を5mm角に切断し、自然乾燥(25°C
248時間)して含水率15(重量)%の乾燥プロセス
チーズ6.4に9を得た。
レー風味のあるスナック風チーズである実施例 2 常法により製造した合服率20(重量)%のプロセスチ
ーズ10に9を5mm角に切断し、自然乾燥(25°C
248時間)して含水率15(重量)%の乾燥プロセス
チーズ6.4に9を得た。
次いで本旨5Kpをエクストルーダーに投入し10に!
;I/iに加圧し、圧出孔より常圧に圧出して含水率7
(重量)優の膨化プロセスチーズ4.5に9を得た。
;I/iに加圧し、圧出孔より常圧に圧出して含水率7
(重量)優の膨化プロセスチーズ4.5に9を得た。
更に膨化処理した膨化プロセスチーズ2時を■型混合機
に投入し、別に調味した粉末野菜(ミックスベジタブル
)を添加・混合して野菜風味の膨化チーズ2.2即を得
た。
に投入し、別に調味した粉末野菜(ミックスベジタブル
)を添加・混合して野菜風味の膨化チーズ2.2即を得
た。
得られたものは極めて軽い食感で、舌触りの滑らかな野
菜風味のあるスナック風チーズである。
菜風味のあるスナック風チーズである。
実施例 3
原料配合に対して粉末海苔2%を添加して常法により製
造した合服率10(重量)優の粉末海苔入りチーズフー
ド10即を10mvt角に切断し流動層乾燥機により、
熱風温度80〜100°Cで4時間熱風乾燥して含水率
5(重量)斜の乾燥チーズフード6時を得た。
造した合服率10(重量)優の粉末海苔入りチーズフー
ド10即を10mvt角に切断し流動層乾燥機により、
熱風温度80〜100°Cで4時間熱風乾燥して含水率
5(重量)斜の乾燥チーズフード6時を得た。
次いで本旨5Kyを実施例1と同様の方法で膨化処理し
て含水率3(重量)饅の膨化チーズフード4.8に9を
得た。
て含水率3(重量)饅の膨化チーズフード4.8に9を
得た。
得られたものは海苔風味のあるしかも舌触りが極めて滑
らかな和風のスナック食品でほとんどチーズ臭のないも
のである。
らかな和風のスナック食品でほとんどチーズ臭のないも
のである。
Claims (1)
- 1 含脂率25(重量)φ以下のチーズを所望の寸法に
切断し、該切断チーズを乾燥して含水率3〜20(重量
)俤とし、次いで膨化することを特徴とする膨化チーズ
の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17496480A JPS5831896B2 (ja) | 1980-12-10 | 1980-12-10 | 膨化チ−ズの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17496480A JPS5831896B2 (ja) | 1980-12-10 | 1980-12-10 | 膨化チ−ズの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5799149A JPS5799149A (en) | 1982-06-19 |
JPS5831896B2 true JPS5831896B2 (ja) | 1983-07-09 |
Family
ID=15987810
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17496480A Expired JPS5831896B2 (ja) | 1980-12-10 | 1980-12-10 | 膨化チ−ズの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5831896B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018020911A1 (ja) | 2016-07-25 | 2018-02-01 | シンクランド株式会社 | マイクロニードル製造方法及びマイクロニードル製造装置 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007122260A1 (en) * | 2006-04-25 | 2007-11-01 | University College Dublin, National University Of Ireland, Dublin | Heat-expanded food products |
PL230202B1 (pl) * | 2015-07-21 | 2018-10-31 | Firma Produkcyjno Handlowa Paula Spolka Z Ograniczona Odpowiedzialnoscia Spolka Komandytowa | Sposób wytwarzania chipsów serowych |
-
1980
- 1980-12-10 JP JP17496480A patent/JPS5831896B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018020911A1 (ja) | 2016-07-25 | 2018-02-01 | シンクランド株式会社 | マイクロニードル製造方法及びマイクロニードル製造装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5799149A (en) | 1982-06-19 |
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