JPH05231529A - 自動変速機用制御機構の接点フェール検出装置 - Google Patents

自動変速機用制御機構の接点フェール検出装置

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JPH05231529A
JPH05231529A JP4069619A JP6961992A JPH05231529A JP H05231529 A JPH05231529 A JP H05231529A JP 4069619 A JP4069619 A JP 4069619A JP 6961992 A JP6961992 A JP 6961992A JP H05231529 A JPH05231529 A JP H05231529A
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JP4069619A
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Toshiharu Furukawa
俊治 古川
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フェール判定用の専用回路を設けることなく
接点フェールの判定及びフェール接点の特定を可能と
し、この特定されたフェール接点に対応した処置を実現
する。 【構成】 セレクトスイッチSWの操作に伴う各接点か
らの信号に応じて自動変速機ATのシフトレンジを選択
するための制御信号を出力するレンジ制御部20は、前
記セレクトスイッチSWの操作による各接点からの信号
の有無及びその継続時間によって接点のフェールを判定
するフェール判定手段と、フェールが判定された場合に
その後のセレクトスイッチSWの操作に基づく接点から
の信号の変化によってフェール接点を特定するフェール
接点特定手段とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動変速機における
複数のシフトレンジの選択がセレクトスイッチの操作に
基づく電気的な制御で実現される自動変速機用制御機構
の接点フェール検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動変速機において、走行のためのドラ
イブレンジやリバースレンジあるいはパーキングレンジ
やニュートラルレンジといった各シフトレンジの切換え
は、レンジ切換弁(マニュアルバルブ)の切換えによっ
て行われる。そしてこのレンジ切換弁は一般に手動操作
で切換えられていたが、これを電気的な制御で行う構成
のものもすでに提案されている。
【0003】例えば特開昭60−8549号公報には、
プッシュボタン式のセレクトスイッチを選択的に押すこ
とにより、その接点信号に対応した駆動信号がレンジ制
御部(コントローラ)からモータの駆動回路に出力さ
れ、このモータの駆動によって自動変速機のシフトレン
ジが切換え制御される変速装置が開示されている。しか
もこの公報の装置において、前記セレクトスイッチが一
定時間以上オンされ続けている場合には、運転者が何ら
かの異常を感じたものと判断してフェールセーフのため
の処置を行う構成となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記公報のフェール判
定手段では、前記セレクトスイッチが接点フェールを起
こした場合、その原因が断線であれば前記コントローラ
に信号が入らず、またショートであれば二つ異常の信号
が同時に入ることとなる。したがってフェールを起こし
たことは判定できても、どの接点がフェールしているか
特定することができず、フェールセーフのための処理が
おおまかとなる。
【0005】なお前記セレクトスイッチの各接点毎にフ
ェール判定用の電気回路を設けてフェール接点を特定す
ることも可能であるが、この場合は専用回路を増設しな
ければならない分その構造が煩雑となる。
【0006】本発明の技術的課題は、セレクトスイッチ
における接点フェールの判定及びこの判定後の接点信号
の変化に基づいてフェール接点を特定することにより、
フェール判定用の専用回路を設けることなく特定された
フェール接点に対応した処置の実現を図ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明における自動変速機用制御機構の接点フェー
ル検出装置は次のように構成されている。
【0008】すなわち自動変速機の各シフトレンジと対
応する複数個の接点を有するセレクトスイッチと、この
スイッチの操作に伴う各接点からの信号に応じて自動変
速機のシフトレンジを選択するための制御信号を出力す
るレンジ制御部とを備えた自動変速機用制御機構におい
て、前記レンジ制御部は、前記セレクトスイッチの操作
による各接点からの信号の有無及びその継続時間によっ
て接点のフェールを判定するフェール判定手段と、フェ
ールが判定された場合にその後のセレクトスイッチの操
作に基づく接点からの信号の変化によってフェール接点
を特定するフェール接点特定手段とを備えている。
【0009】
【作用】この構成によれば、前記セレクトスイッチが接
点フェールを起こした場合にそのフェールを判定すると
ともに、フェール接点を特定できる。このため特定され
たフェール接点に応じた適切な処置を運転者に促すこと
が可能となる。
【0010】
【実施例】次に本発明の一実施例を図面にしたがって説
明する。
【0011】図2に車両の運転席前方の一部が斜視図で
示されている。この図面で明らかなようにステアリング
ホィール12の近くのステアリングコラム部14の左側
にはシフトレバー10が配置されている。このシフトレ
バー10の操作により、後で説明する自動変速機ATの
シフトレンジを選択するためのセレクトスイッチSWが
切換えられるように構成されている。なおこの図2にお
いて運転席前面の計器パネル16には自動変速機ATの
シフトレンジを表示するレンジインジケータ25が設け
られている。
【0012】図3に前記シフトレバー10の各レンジポ
ジションが平面図で示されている。この図面で明らかな
ように、自動変速機のパーキング(P)レンジ及びリバ
ース(R)レンジを選択するための各レンジポジション
P,Rにシフトレバー10を操作するための操作線C1
と、ニュートラル(N)レンジ及びドライブ(D)レン
ジを選択するための各レンジポジションN,Dにシフト
レバー10を操作するための操作線C2とは、互いに平
行に一定量だけオフセットさせている。
【0013】また前記レンジポジションDの位置で、操
作線C2と直交する操作線C3上には、自動変速機にお
いてDレンジ以外の前進走行レンジ(3,2,L)を選
択するためのレンジポジションUP,DWが、前記レン
ジポジションDを中央とする両側に振り分けられて設定
されている。なおこの操作線C3に沿ってシフトレバー
10をレンジポジションDからレンジポジションUP,
DWのいずれかに操作してもその操作力を解除すれば、
図示しないディテント機構の機能によりシフトレバー1
0はその都度レンジポジションDに戻されるようになっ
ている。
【0014】このように前記シフトレバー10は、図3
に示す操作線C1,C2に沿ったシフト操作あるいはレ
ンジポジションDから操作線C3に沿ったアップダウン
操作が可能である。そしてシフトレバー10のこれらの
操作によって前記セレクトスイッチSWの接点が切換え
られるのである。
【0015】図1に自動変速機ATのシフトレンジを選
択するための電気制御の系統図が示されている。この図
面においてアクチュエータ(直流モータ)30は、その
駆動により自動変速機ATのレンジ切換弁(図示しな
い)を切換え可能である。なおレンジ切換弁には周知の
ように自動変速機ATのライン油圧(基本油圧)が供給
されていて、その排出ポートの切換えにより各シフトレ
ンジを設定するための摩擦係合装置(図示しない)の係
合及び解放が制御される。
【0016】図1に示されているレンジ制御部(SB
W)20は、マイクロコンピュータが使用され、自動変
速機ATのシフトレンジ切換えのための各種ソフトウェ
ア処理に必要なプログラムを記憶させた読出し専用メモ
リー(ROM)、このプログラムを実行する中央演算処
理装置(CPU)、プログラムに必要な変数を一時的に
記憶する書き込み可能メモリー(RAM)などを主体と
して構成されている。
【0017】同じく図1に示されている自動変速制御部
(ECT)22についてもマイクロコンピュータが使用
され、この制御部22は周知のように車速及びエンジン
負荷(スロットル開度)に基づき、自動変速機ATの各
変速段への自動切換え制御が可能となっている。
【0018】さて前記レンジ制御部20には、前記シフ
トレバー10の操作に基づく前記セレクトスイッチSW
の各接点からの電気信号、前記レンジ切換弁のレンジ位
置を検出するバルブ位置センサ24及び車速を検出する
車速センサ28からのそれぞれの検出信号が共に入力さ
れる。またレンジ制御部20からは、前記スイッチSW
からの電気信号に応じた駆動信号が前記アクチュエータ
30の駆動回路32に出力される。
【0019】前記自動変速制御部22、レンジインジケ
ータ25及びボイスナビゲーション制御部26に対して
は前記レンジ制御部20から出力されるレンジ信号がそ
れぞれ入力される。なおこの自動変速制御部22は、前
記車速センサ28及び図示しないスロットルセンサから
の各検出信号に基づいて自動変速機ATに対し自動変速
制御のための信号を出力する。
【0020】前記シフトレバー10を図3に示す操作線
C1,C2に沿ってシフト操作すると、そのときのレン
ジポジションP,R,N,Dに応じて図1に示す前記セ
レクトスイッチSWの接点が切換えられ、各接点からの
電気信号が前記レンジ制御部20に入力される。またシ
フトレバー10をレンジポジションDから操作線C3に
沿ってレンジポジションUPあるいはDW側へアップダ
ウン操作することで、前記スイッチSWからレンジ制御
部20にカウント信号が発信される。
【0021】そして前記レンジ制御部20からは前記ス
イッチSWの接点信号に対応した駆動信号が前記アクチ
ュエータ30の駆動回路32に出力される。これに基づ
くアクチュエータ30の駆動によりレンジ切換弁(図示
しない)が切換えられて自動変速機ATのシフトレンジ
が選択される。なおシフトレバー10のアップダウン操
作によってスイッチSWから発信されるカウント信号に
より、自動変速機ATのシフトレンジはDレンジから3
レンジ、2レンジあるいはLレンジに切換えられる。
【0022】すなわちシフトレバー10をレンジポジシ
ョンDからレンジポジションDWへ一回ダウン操作する
ことで、自動変速機ATのシフトレンジはそれまでのD
レンジから3レンジとなり、二回連続してオンされると
2レンジ、三回連続してオンされるとLレンジとなる。
逆にシフトレバー10をレンジポジションUPへアップ
操作した場合、その操作回数に応じて自動変速機ATの
シフトレンジはL→2→3→Dと一レンジずつアップす
る。
【0023】このようにして自動変速機ATのシフトレ
ンジが切換え制御されると、図1及び図2に示す前記レ
ンジインジケータ25には、レンジ制御部20から出力
される信号によって自動変速機ATのシフトレンジと対
応した表示箇所が点灯表示される。ただしシフトレバー
10をレンジポジションDにおいてアップダウン操作し
たときは、レンジインジケータ25のDレンジの表示部
が「D」、「3」、「2」、「L」と変化する。
【0024】つぎに前記セレクトスイッチSWが接点フ
ェールを起こした場合において、前記レンジ制御部20
によるフェール原因の判定及びフェール接点の特定に必
要な制御について説明する。まずフェール原因の判定に
ついては、それが断線であれば接点信号が出ないのでそ
の状態が一定時間以上続いたときに、またショートであ
れば二つ以上の接点信号が一定時間続いたときにそれぞ
れ判定する。
【0025】フェール接点の特定については、その原因
が断線の場合はつぎの表1に基づいて処理する。
【0026】
【表1】
【0027】前記の表1に基づきPレンジと対応する接
点(P接点)が断線によりフェールした場合を例にとっ
て説明する。 (a)まずフェール前の最後の接点信号がRレンジと対
応する接点(R接点)からの信号であれば、その限りに
おいてフェールの疑いがあるのはP接点、R接点あるい
はNレンジと対応する接点(N接点)のうちのいずれか
ということになる。 (b)そしてフェール後の最初の信号もR接点からの信
号であれば、その限りにおいてフェールの疑いがあるの
はR接点の隣に位置するP接点あるいはN接点のいずれ
かということになる。
【0028】この結果、前記(a)(b)に共通して存
在するP接点あるいはN接点のいずれかがフェールして
いることになるが、N接点からの信号はフェール後にお
いて検出されるはずである。したがってこのN接点から
の信号が検出された時点でフェール接点はP接点である
と特定される。
【0029】同じくP接点が断線によりフェールした場
合において、フェール前の最後の接点信号がP接点から
の信号であれば、フェールの疑いがあるのはP接点ある
いはR接点のいずれかということになり、フェール後の
最初の信号がR接点からの信号であれば、前記と同様に
P接点あるいはN接点のいずれかがフェールしているこ
とになる。この場合はそれぞれに共通して存在するP接
点がフェール接点であると特定される。以上の処理によ
りその他のR接点、N接点及びDレンジと対応する接点
(D接点)についても表1に示すようにフェール前後の
接点信号に基づいてフェール接点が特定される。
【0030】一方、ショートを原因とする場合において
は、フェール前に検出された接点信号のうち、フェール
後オフにならない信号の接点がショートしていると判定
できる。すなわちショートフェール接点については、フ
ェール後にセレクトスイッチSWが切換え操作されても
オフにならず、レンジ制御部20に接点信号が出続ける
のでその接点をフェール接点として特定すればよい。
【0031】図4〜図6に前記レンジ制御部20による
セレクトスイッチSWのフェール判定、フェール接点の
特定及びフェールセーフのための処理内容がフローチャ
ートで示されている。
【0032】まず図4によりフェール判定の処理を説明
すると、この図面のステップS1においてセレクトスイ
ッチSWからの接点信号が入力されたか否かを判断す
る。この判断結果がイエスの場合はステップS2に進
み、ここで入力された接点信号が二つ以上か否かを判断
する。この判断結果がイエスの場合はさらにステップS
3においてフェール判定フラグF0 が「1」か否かを判
断する。この判断結果がノーの場合はステップS4にお
いてフェール判定時間を計測するためのタイマをセット
するとともに、フェール判定フラグF0 を「1」とした
後につぎのステップS5に進む。
【0033】また前記ステップS3の判断結果がイエス
の場合、つまり「F0 =1」の場合はそのままステップ
S5に進む。このステップS5において二つ以上の接点
信号の継続時間Tが所定のフェール判定時間T0 を超え
ているか否か判断する。その判断結果がイエスの場合は
ステップS6に進み、ここでショートを原因とするフェ
ール判定フラグF2 を「1」にした後、図5のステップ
S12に進む。なお前記ステップS5における判断結果
がノーの場合はそのまま図5のステップS12に進む。
【0034】前記ステップS1での判断結果がノーの場
合、つまりセレクトスイッチSWからの接点信号が入力
されていない場合はステップS7に進んでフェール判定
フラグF0 が「1」か否かを判断する。この判断結果が
ノーの場合はステップS8においてフェール判定時間を
計測するためのタイマをセットするとともに、フェール
判定フラグF0 を「1」としてからステップS9に進
む。
【0035】前記ステップS7の判断結果がイエスの場
合、つまり「F0 =1」の場合はそのままステップS9
に進む。このステップS9において接点信号の出ていな
い時間Tが所定のフェール判定時間T0 を超えているか
否か判断する。その判断結果がイエスの場合はステップ
S10に進み、ここで断線を原因とするフェール判定フ
ラグF1 を「1」にした後、図5のステップS12に進
む。なお前記ステップS9での判断結果がノーの場合は
そのまま図5のステップS12に進む。
【0036】前記ステップS2の判断結果がノーの場
合、つまり一つの接点信号のみが入力された場合はステ
ップS11に進む。このステップS11ではフェール判
定時間を計測するためのタイマをリセットするととも
に、各フェール判定フラグF0 ,F1 ,F2 を「0」に
した後、図5のステップS12に進む。
【0037】つぎに図5によりフェール判定時の制御を
説明すると、この図面のステップS12においてフェー
ル判定フラグF1 ,F2 が「1」か否かを判断し、その
判断結果がイエスの場合はステップS13に進み、ノー
の場合は今回の接点フェールに関する処理を終了する。
ステップS13ではフェール接点学習済フラグFN
「1」か否かを判断する。この判断結果がノーの場合は
つぎのステップS14に進み、イエスの場合は図6のス
テップS26に進む。
【0038】前記ステップS14において現在の車速V
が所定の車速(低速)V0 を超えているか否か判断し、
この判断結果がイエスの場合はステップS15に進んで
自動変速機ATのシフトレンジを現在の走行レンジに保
持する信号を出力する。続いてステップS16において
接点フェールが生じたことを運転者に警告した後、今回
の接点フェールに関する処理を終了する。なお前記ステ
ップS16での処理による警告手段として、前記レンジ
インジケータ25ではステップS15で保持したシフト
レンジと対応する箇所を点滅表示し、前記ボイスナビゲ
ーション制御部26ではスピーカ27からの音声により
接点フェールが生じたことを警報する。
【0039】前記ステップS14の判断結果がノーの場
合、つまり車速Vが所定の車速V0以下(V≦V0 )の
場合は停車保持の制御を行うためにステップS17に進
む。このステップS17においてフェール前の自動変速
機ATのシフトレンジがPレンジであったか否かを判断
する。この判断結果がイエスの場合はつぎのステップS
18に進んでシフトレンジをPレンジに保持する信号を
出力した後、ステップS19に進む。またステップS1
7での判断結果がノーの場合はステップS21に進んで
自動変速機ATのシフトレンジをNレンジに制御する信
号を出力した後にステップS19に進む。
【0040】前記ステップS19においてフェール接点
学習中フラグFP を「1」にするとともに、フェール接
点学習中の表示を行う。この表示手段としは、前記レン
ジインジケータ25ではPレンジあるいはNレンジと対
応する箇所を点滅表示し、前記ボイスナビゲーション制
御部26ではスピーカ27からの音声により前記シフト
レバー10を図3のレンジポジションPあるいはNに操
作するように促す。
【0041】前記ステップS19での処理を終えたらス
テップS20に進み、ここで再びフェール接点学習済フ
ラグFN が「1」か否かを判断する。この判断結果がノ
ーの場合は図6のステップS22に進み、イエスの場合
は同じく図6のステップS26に進む。なお前述したよ
うに停車保持の制御を行った場合において、つぎの図6
で説明する処理によりフェール接点が特定されたら走行
可能となったことを運転者に知らせるとともに、自動変
速機ATのPレンジあるいはNレンジへの制御を解除す
る。
【0042】最後に図6によりフェール接点の学習及び
その解除のための制御について説明する。まずステップ
S22において再びフェール判定フラグF1 ,F2
「1」か否かを判断し、その判断結果がイエスの場合は
ステップS23に進み、ノーの場合は今回の接点フェー
ルに関する処理を終了する。そしてステップS23では
フェール接点学習済フラグFN を「1」にして次のステ
ップS24に進み、ここで断線を原因とするフェール判
定フラグF1 が「1」か否かを判断する。
【0043】前記ステップS24での判断結果がイエス
の場合はステップS25に進む。このステップS25に
おいて断線によるフェール接点を、先に説明したフェー
ル前後の接点信号に基づく処理により特定し、このフェ
ール接点に対応するシフトレンジをフェール接点レンジ
(P,R,N,Dレンジ)REとする。またステップS
24での判断結果がノーの場合はステップS31に進
み、ここでショートによるフェール接点を、先に説明し
たフェール後変化しない信号の接点を検知することによ
り特定し、このフェール接点に対応するシフトレンジを
フェール接点レンジ(P,R,N,Dレンジ)とする。
【0044】このようにして断線あるいはショートの原
因別にそれぞれのフェール接点レンジREを決定した後
は、学習解除のためにステップS26に進む。このステ
ップS26においてフェール接点学習解除フラグFK
「1」か否かを判断する。このステップS26での判断
結果がノーの場合はステップS27に進み、ここで学習
解除の警告を、例えば前記ボイスナビゲーション制御部
26のスピーカ27からの音声で行った後、つぎのステ
ップS28に進む。なお前記ステップS26での判断結
果がイエスの場合はそのままステップS28に進む。
【0045】前記ステップS28においてフェール接点
学習解除フラグFK 及びフェール接点学習中フラグFP
をそれぞれ「0」とした後、つぎのステップS29に進
む。このステップS29において再びセレクトスイッチ
SWからの接点信号が入力されたか否かを判断する。こ
の判断結果がイエスの場合、フェール接点はショートを
原因とするものであるからステップS30に進み、ここ
で二つ以上の信号のうちフェールしていない接点の信号
に基づいて自動変速機ATのシフトレンジを切換える制
御信号を出力して今回の制御を終了する。これに対しス
テップS29での判断結果がノーの場合は断線を原因と
するフェールであるからステップS32に進み、フェー
ル接点から信号が入ったものとして前記フェール接点レ
ンジREに自動変速機ATのシフトレンジを切換える信
号を出力して今回の制御を終了する。
【0046】
【発明の効果】このように本発明は、セレクトスイッチ
が接点フェールを起こしたとき、そのフェール判定後の
接点信号の変化に基づいてフェール接点を特定でき、こ
れによってフェール判定のための専用回路などを設ける
ことなく、特定されたフェール接点に対応した適切な処
置を運転者に促すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動変速機のシフトレンジを選択するための電
気制御図である。
【図2】車両の運転席前方の一部を表した斜視図であ
る。
【図3】シフトレバーの各レンジポジションを表した平
面図である。
【図4】セレクトスイッチのフェール判定のための処理
内容を表したフローチャートである。
【図5】セレクトスイッチのフェール判定時の制御を表
したフローチャートである。
【図6】セレクトスイッチのフェール接点の学習及び学
習解除のための処理内容を表したフローチャートであ
る。
【符号の説明】
20 レンジ制御部 AT 自動変速機 SW セレクトスイッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動変速機の各シフトレンジと対応する
    複数個の接点を有するセレクトスイッチと、このスイッ
    チの操作に伴う各接点からの信号に応じて自動変速機の
    シフトレンジを選択するための制御信号を出力するレン
    ジ制御部とを備えた自動変速機用制御機構において、 前記レンジ制御部が、前記セレクトスイッチの操作によ
    る各接点からの信号の有無及びその継続時間によって接
    点のフェールを判定するフェール判定手段と、フェール
    が判定された場合にその後のセレクトスイッチの操作に
    基づく接点からの信号の変化によってフェール接点を特
    定するフェール接点特定手段とを備えていることを特徴
    とする自動変速機用制御機構の接点フェール検出装置。
JP4069619A 1992-02-18 1992-02-18 自動変速機用制御機構の接点フェール検出装置 Pending JPH05231529A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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