JP2002257226A - 車両用変速機制御装置 - Google Patents

車両用変速機制御装置

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JP2002257226A
JP2002257226A JP2001054458A JP2001054458A JP2002257226A JP 2002257226 A JP2002257226 A JP 2002257226A JP 2001054458 A JP2001054458 A JP 2001054458A JP 2001054458 A JP2001054458 A JP 2001054458A JP 2002257226 A JP2002257226 A JP 2002257226A
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transmission
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Masaki Hayashi
政樹 林
Yoshimasa Kunimatsu
嘉昌 國松
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Tokai Rika Co Ltd
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Tokai Rika Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】誤操作に基づく変速機の接続状態の切り換えを
確実に防止することができる車両用変速機制御装置を提
供する。 【解決手段】車両用変速機制御装置10は、シフト操作
体11、SBW−ECU12、表示部13、変速用油圧
アクチュエータ14、レンジ位置検出器15及びシフト
許可スイッチ16を備えている。シフト操作体11はセ
ンターコンソールパネルに配設され、シフト許可スイッ
チ16はステアリングに設けられている(図示略)。S
BW−ECU12は、シフト許可スイッチ16が操作さ
れた状態でシフト操作体11が操作されたときにのみ、
その操作に基づいて変速機21の接続状態を切り換え
る。すなわち、SBW−ECU12は、シフト許可スイ
ッチ16が操作されていない状態で単にシフト操作体1
1が操作されても、その操作に基づく変速機21の接続
状態の切り換えは行わない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の変速機の接
続状態を電気制御によって切り換える車両用変速機制御
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電気制御によって変速機の接続状
態を切り換えるシフトバイワイヤ式の車両用変速機制御
装置が提案されている。この種の車両用変速機制御装置
では、車両室内に配設されたシフト操作体が操作される
とその操作態様が電気信号として検出される。そして、
その検出信号に基づいて変速機の接続状態を切り換える
ためのアクチュエータが動作されるようになっている。
こうした車両用変速機制御装置を用いると、リンク機構
等の機械的な構成が不要となるとともに小型化が容易と
なる。このため、シフト操作体及び室内アクセサリのレ
イアウトに自由度が増し、快適な室内空間を実現するこ
とができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この種の車
両用変速機制御装置では、シフト操作体の小型化に伴
い、シフト操作体を軽い力で操作できるようになってい
る。このため、何らかの要因でシフト操作体に軽く触れ
ただけで、運転者の意志に反して変速機の接続状態が切
り換わってしまうおそれがある。具体的には、搭乗者が
シフト操作体に触れてしまった場合や、運転者が意志に
反してシフト操作体に触れてしまった場合等である。よ
って、こうしたシフト操作体の誤操作が行われたときに
は、そのご操作に基づく変速機の接続状態の切り換えを
禁止することが望まれている。
【0004】本発明はこうした実情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、誤操作に基づく変速機の接続状
態の切り換えを確実に防止することができる車両用変速
機制御装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明では、運転者によって操作
されるシフト操作体と、そのシフト操作体の操作状態を
電気的に検出し、その検出結果に基づいて変速機の接続
状態を切り換える切換制御手段とを備える車両用変速機
制御装置において、運転席の近辺に、前記シフト操作体
とは別体のシフト許可操作部を設け、前記切換制御手段
は、前記シフト許可操作部が操作されたことを条件とし
て、前記シフト操作体の操作に基づいて変速機の接続状
態を切り換えることを要旨とする。
【0006】請求項2に記載の発明では、運転者によっ
て操作されるシフト操作体と、そのシフト操作体の操作
状態を電気的に検出し、その検出結果に基づいて変速機
の接続状態を切り換える切換制御手段とを備える車両用
変速機制御装置において、前記シフト操作体の所定箇所
に接触センサを設け、その接触センサに対する接触を検
出した状態で前記シフト操作体が操作されたときに、前
記切換制御手段は、その操作に基づいて変速機の接続状
態を切り換えることを要旨とする。
【0007】以下、本発明の「作用」について説明す
る。請求項1に記載の発明によると、シフト許可操作部
が操作されないと、たとえシフト操作体が操作されたと
しても変速機の接続状態が切り換わらない。つまり、単
にシフト操作体が操作されただけでは変速機の接続状態
が切り換わらない。よって、シフト操作体が誤操作され
ても、その誤操作に基づいて変速機の接続状態が切り換
えられてしまうことはない。
【0008】請求項2に記載の発明によると、接触セン
サに対する接触が検出されないと、たとえシフト操作体
が操作されても変速機の接続状態が切り換わらない。つ
まり、単にシフト操作体が操作されただけでは変速機の
接続状態が切り換わらない。よって、シフト操作体に物
等が接触してしまった場合などシフト操作体が誤操作さ
れた場合に、その誤操作に基づいて変速機の接続状態が
切り換えられてしまうことはない。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図1〜図3に基づき詳細に説明する。図1に示す
ように、車両1には、車両用変速機制御装置10が設け
られている。この車両用変速機制御装置10は、シフト
操作体11、切換制御手段としての変速制御用電子制御
装置(SBW−ECU)12、表示部13、変速用油圧
アクチュエータ14、レンジ位置検出器15及びシフト
許可操作部としてのシフト許可スイッチ16を備えてい
る。
【0010】シフト操作体11、表示部13、変速用油
圧アクチュエータ14、レンジ位置検出器15及びシフ
ト許可スイッチ16は、それぞれSBW−ECU12に
電気的に接続されている。
【0011】図2に示すように、シフト操作体11はレ
バー状の操作部11aを備え、その操作部11aが上方
を向くようにセンターコンソールパネル2に配設されて
いる。この操作部11aは十字方向に傾動可能に構成さ
れ、通常はその交点位置(中立位置)に支持されてい
る。そして、本実施形態においてシフト操作体11は、
操作部11aを前方向に傾動したときに「P」レンジ、
同操作部11aを後方向に傾動したときに「N」レンジ
となるように設定されている。また、シフト操作体11
は、操作部11aを助手席方向に傾動したときに「R」
レンジ、同操作部11aを運転席方向に傾動したときに
「D」レンジとなるように設定されている。すなわち、
操作部11aの傾動方向に応じてシフトレンジが切り換
わるようになっており、シフト操作体11からは各シフ
トレンジに切り換えるための操作信号がSBW−ECU
12に対して出力される。
【0012】表示部13はシフトレンジを表示するイン
ジケータであり、図2に示すように、インストルメント
パネル3のコンビネーションメータ4に設けられてい
る。この表示部13は、SBW−ECU12から出力さ
れる制御信号に基づき、現在選択されているシフトレン
ジを表示するようになっている。
【0013】変速用油圧アクチュエータ14は、オート
マチックトランスミッション(以下、変速機という)2
1の構成要素であって、電気信号によって操作される図
示しない電磁制御弁を備え、油圧ポンプから供給される
作動油を各電磁制御弁が給排制御することでギヤトレー
ンの接続状態を切り換える。ギヤトレーンの接続状態
は、中立状態(ニュートラル)N、駐車状態(パーキン
グ)P、走行状態(ドライブ)D及び後退状態(リバー
ス)Rに切り換えられる。
【0014】レンジ位置検出器15は変速機21のハウ
ジング内に設けられ、ギヤトレーンの接続状態(P,
N,D,R)を区別して検出し、その検出信号をSBW
−ECU12に出力する。
【0015】図1に示すように、シフト許可スイッチ1
6は、車両1のステアリング5に配設されている。より
詳しくは、シフト許可スイッチ16は、ステアリング5
のスポーク部5aに設けられたモーメンタリ式の押しボ
タンスイッチであり、押されている間だけSBW−EC
U12に対してHレベルの信号を出力する。
【0016】SBW−ECU12は図示しないマイクロ
コンピュータを備え、予め記憶されている制御プログラ
ムをマイクロコンピュータが実行することで変速用油圧
アクチュエータ14を制御してギヤトレーンの接続状態
を切り換える。SBW−ECU12は、シフト操作体1
1からの操作信号とレンジ位置検出器15からの検出信
号とに基づいて変速用油圧アクチュエータ14を制御す
る。例えば、シフト操作体11の操作部11aを「D」
位置に傾動すると、その操作態様を示す操作信号が同シ
フト操作体11からSBW−ECU12に対して出力さ
れる。SBW−ECU12は、この操作信号に基づき、
変速用油圧アクチュエータ14を駆動してギヤトレーン
の接続状態を走行状態Dに切り換える。ここで、走行状
態Dは、ギヤトレーンにおいてギヤ比が異なる接続状態
が自動で選択される自動走行モードでの接続状態であ
る。そして、この自動走行モードにおいては、SBW−
ECU12に接続されている変速機電子制御装置(EC
T−ECU)22が、車速及びスロットル開度に基づき
公知の制御内容でギヤトレーンの接続状態を切り換え制
御する。
【0017】また、SBW−ECU12は、こうした切
換制御時に、シフト操作体11の操作に基づいて変速機
21の接続状態を切り換えるか否かを判断する処理(切
換判断処理)を行うようになっている。そこで、SBW
−ECU12によって行われる切換判断処理を図3に示
すフローチャートに従って説明する。なお、この処理は
SBW−ECU12を構成するROM内に格納されたプ
ログラムに基づいて実行される。また、前記プログラム
は、ROM以外のコンピュータ読み出し可能な記録媒体
に記録されていてもよい。
【0018】まず、ステップS1においてSBW−EC
U12は、シフト操作体11が操作されたか否かを判断
する。すなわちSBW−ECU12は、シフト操作体1
1から操作信号が入力されたか否かを判断する。そし
て、SBW−ECU12は、シフト操作体11が操作さ
れたときにはステップS2の処理へ移行し、シフト操作
体11が操作されていないときにはここでの処理を一旦
終了する。
【0019】ステップS2においてSBW−ECU12
は、シフト許可スイッチ16が押されているか否かを判
断する。これにより、シフト許可スイッチ16が押され
ているときにはステップS3の処理へ移行する。すなわ
ち、SBW−ECU12は、シフト許可スイッチ16が
押された状態でシフト操作体11が操作されたときにス
テップS3の処理へ移行する。
【0020】そして、ステップS3においてSBW−E
CU12は、変速機21の接続状態の切り換えを有効と
判断する。すなわち、SBW−ECU12は、油圧アク
チュエータ14に対してシフト操作体11の操作に基づ
く駆動信号を出力する。これにより油圧アクチュエータ
14は駆動し、ギヤトレーンの接続状態が切り換わる。
【0021】これに対し、ステップS2の処理において
シフト許可スイッチ16が押されていないときには、S
BW−ECU12はステップS4の処理へ移行する。そ
して、ステップS4においてSBW−ECU12は、変
速機21の接続状態の切り換えを無効と判断する。すな
わち、SBW−ECU12は、シフト操作体11が操作
されても、油圧アクチュエータ14に対する駆動信号の
出力を禁止する。よって、変速機21の接続状態は切り
換わらず、現在の接続状態が維持される。
【0022】したがって、SBW−ECU12は、シフ
ト許可スイッチ16が押された状態でシフト操作体11
が操作されたときにのみ、その操作に基づいて変速機2
1の接続状態を切り換えるようになっている。換言すれ
ば、SBW−ECU12は、たとえシフト操作体11が
操作されたとしても、シフト許可スイッチ16が押され
ていない場合には、その操作に基づく変速機21の接続
状態の切り換えを禁止するようになっている。
【0023】したがって、本実施形態によれば以下のよ
うな効果を得ることができる。 (1)SBW−ECU12は、シフト許可スイッチ16
が押されているときにシフト許可状態となり、同スイッ
チ16が押されていないときにはシフト無効状態とな
る。このため、単にシフト操作体11が操作されても変
速機21の接続状態は切り換わらない。よって、搭乗者
がシフト操作体に触れてしまった場合等、シフト操作体
11が誤操作されても、その誤操作に基づいて変速機の
接続状態が切り換えられてしまうことを確実に防止する
ことができる。また、シフト許可スイッチ16がシフト
操作体11に設けられている場合には、シフト操作体1
1の誤操作時にシフト許可スイッチ16も誤操作される
おそれがある。これに対して、本実施形態ではシフト許
可スイッチ16はシフト操作体11とは別体で設けられ
ているため、こうした不都合も確実に防止することがで
きる。よって、シフト許可スイッチ16がシフト操作体
11に設けられている場合に比べて、シフト操作体の誤
操作に基づいて変速機の接続状態が切り換えられてしま
うことをより確実に防止することができる。
【0024】(2)シフト許可操作部として、ステアリ
ング5に設けられたシフト許可スイッチ16を用いてい
る。通常、ステアリングは常に運転者によって操作され
るため、運転者以外の搭乗者等によってシフト許可スイ
ッチ16が操作されてしまうことを確実に防止すること
ができる。しかも、運転者は、ステアリング5を握った
ままシフト許可スイッチ16を操作することが可能とな
るため、操作性も損なわれない。
【0025】(3)シフト許可操作部としてのシフト許
可スイッチ16は押しボタンスイッチによって構成され
ている。このため、シフト許可スイッチ16の操作がし
やすくなる。しかもシフト許可操作部の構成が単純であ
り、シフト許可操作部の高コスト化も防止することがで
きる。また、シフト許可スイッチ16はステアリング5
のスポーク部5aに配設されているため、シフト許可ス
イッチ16の誤操作もされにくい。
【0026】なお、本発明の実施形態は以下のように変
更してもよい。 ・ 前記実施形態では、シフト許可操作部として、ステ
アリング5に設けられたシフト許可スイッチ16を用い
ている。しかし、例えば図4に斜線部で示すように、ス
テアリング5のホイール部5bに感圧センサ23a〜2
3dを配設し、これら感圧センサ23a〜23dをシフ
ト許可操作部として適用してもよい。詳しくは、同図に
示すように、ホイール部5bの上部に感圧センサ23a
を設け、下部に感圧センサ23bを設け、左方部に感圧
センサ23cを設け、右方部に感圧センサ23dを設け
る。また、これら感圧センサ23a〜23dを前記SB
W−ECU12に電気的に接続する。そして、これら感
圧センサ23a〜23dの少なくとも1つが所定の閾値
以上の圧力を検出したときに、SBW−ECU12がシ
フト許可状態となるようにする。このようにすれば、運
転者は、シフト操作を行う際にはホイール部5bを握る
力を強めた状態でシフト操作体11を操作すればよい。
よって、シフト許可を行うための操作がより簡単にな
り、操作性をより向上させることができる。
【0027】・ 前記実施形態では、シフト許可操作部
として、ステアリング5に設けられたシフト許可スイッ
チ16を用いている。しかし、運転席における操作ペダ
ル類の近辺にフットペダルを設け、このフットペダルを
シフト許可操作部として適用してもよい。例えば、図2
に示すブレーキスイッチ6の左方(ブレーキスイッチ6
とセンターコンソールパネル2との間)にフットペダル
を設け、このフットペダルをシフト許可操作部として適
用してもよい。詳しくは、フットペダルを前記SBW−
ECU12に電気的に接続する。そして、このフットペ
ダルが踏まれている間に、SBW−ECU12がシフト
許可状態となるようにする。このようにすれば、運転者
以外の搭乗者によってフットペダルが操作されてしまう
ことを確実に防止することができる。特に、ブレーキス
イッチ6の左方にフットペダルを設けた場合、運転者は
左足でシフト許可操作部を操作することができ、従来の
マニュアルシフトの操作態様に近い感覚となる。このた
め、シフト操作が煩雑にならず、好適な操作性が得られ
る。
【0028】・ 前記実施形態では、シフト許可操作部
として、ステアリング5に設けられたシフト許可スイッ
チ16を用いている。しかし、例えば図5(a)〜
(c)に示すように、シフト操作体11における操作部
11aの先端部11bに接触センサ(例えば感圧セン
サ)31を配設し、その接触センサ31をシフト許可操
作部として適用してもよい。詳しくは、図5(a)に示
すように、操作部11aの先端部11bの所定箇所に2
つの接触センサ31を設ける。なお、これら接触センサ
31は、運転席側に向いていることが望ましい。そし
て、これら接触センサ31が接触を検出した状態でシフ
ト操作体11が操作されたときにのみ、SBW−ECU
12がその操作に基づいて変速機21の接続状態を切り
換えるようにする。このようにすれば、操作部11aに
物等が触れることなどによって単にシフト操作体11が
操作されたとしても、その操作に基づいて変速機21の
接続状態が切り換えられてしまうことを防止することが
できる。しかも、運転者が先端部11bを握ることによ
りSBW−ECU12はシフト許可状態となる。よっ
て、SBW−ECU12をシフト許可状態にするための
特別な操作が不要となり、操作性がより向上する。
【0029】なお、図5(b)に示すように、接触セン
サ31を、操作部11aの先端部11bの周面全体にわ
たって複数個(例えば8個)設けてもよい。また、図5
(c)に示すように、人の手が操作部11aを握ったこ
とを確実に認識できる個数、配置とするために、操作部
11aの先端部11bを多角柱形状(ここでは三角柱形
状)に形成し、その各周側面に接触センサ31を設けて
もよい。そして、それら接触センサ31のうちの全部も
しくは一部が接触を検出した状態でシフト操作体11が
操作されたときにのみ、SBW−ECU12がその操作
に基づいて変速機21の接続状態を切り換えるようにし
てもよい。
【0030】・ 前記実施形態では、SBW−ECU1
2は、シフト許可スイッチ16が押圧されている間にの
み、シフト操作体11の操作に基づいて変速機21の接
続状態を切り換えるようになっている。すなわち、SB
W−ECU12は、シフト許可スイッチ16が押されて
いる間にのみシフト許可状態になるように設定されてい
る。しかし、SBW−ECU12は、シフト許可スイッ
チ16を押圧した後、所定時間だけシフト許可状態にな
るように設定されてもよい。このようにすれば、シフト
許可スイッチ16の操作のタイミングとシフト操作体1
1の操作のタイミングとを完全に同期させて行う必要が
ない。つまり、シフト許可スイッチ16の押圧を解除し
た後にシフト操作体11の操作を行った場合であっても
変速機21の接続状態の切り換えを行うことができるよ
うになる。よって、変速機21の接続状態を切り換える
ための操作性をより向上させることができる。
【0031】・ 前記実施形態では、SBW−ECU1
2は、シフト許可スイッチ16が押圧されている間にシ
フト操作体11が操作されたときに、その操作に基づい
て変速機21の接続状態を切り換えるようになってい
る。しかし、SBW−ECU12は、シフト操作体11
が操作された後、所定時間以内にシフト許可スイッチ1
6が押されたときに、シフト操作体11の操作に基づい
て変速機21の接続状態を切り換えるようになっていて
もよい。すなわち、シフト許可スイッチ16を、シフト
操作体11の操作確定スイッチとして用いてもよい。
【0032】・ 図1に2点鎖線で示すように、SBW
−ECU12に報知器24を接続し、シフト許可スイッ
チ16が押されている間など、SBW−ECU12がシ
フト許可状態であるときには、この報知器24を駆動す
るようにしてもよい。すなわち、報知器24を用いてシ
フト許可状態である旨を運転者に報知するようにしても
よい。なお、報知器24としては、ブザーやホーン等運
転者の聴覚に訴えかけるもの、インジケータ等運転者の
視覚に訴えかけるものなど、運転者に対して報知可能で
あればどのようなものであってもよい。
【0033】・ 前記実施形態において、シフト操作体
の操作部は、レバー状をなしている。しかし、操作部
は、レバー状に限らず、ロータリスイッチ状やプッシュ
スイッチ状であってもよい。また、シフト操作体は、セ
ンターコンソールパネルに限らず、インストルメントパ
ネルやステアリングコラムなど、運転者にとって操作し
やすい箇所であればどこに設けられてもよい。
【0034】次に、特許請求の範囲に記載された技術的
思想のほかに、前述した実施形態によって把握される技
術的思想を以下に列挙する。 (1) 請求項1に記載の車両用変速機制御装置におい
て、前記シフト許可操作部は、ステアリングに設けられ
ていること。この技術的思想(1)に記載の発明によれ
ば、ステアリングは運転者によって常に操作されている
ため、他者がシフト許可操作部に触れてしまうことが確
実に防止される。しかも、運転者は、ステアリングを握
ったままシフト許可操作部を操作することが可能となる
ため、操作性も損なわれない。
【0035】(2) 請求項1に記載の車両用変速機制
御装置において、前記シフト許可操作部は、運転席にお
ける操作ペダル類の近辺に配設されたフットペダルであ
ること。この技術的思想(2)に記載の発明によれば、
運転者以外の搭乗者によってシフト許可操作部が操作さ
れてしまうことを確実に防止することができる。しか
も、運転者は足によってシフト許可操作部を操作するこ
とができるため、その操作が煩雑にならず、好適な操作
性が維持される。
【0036】(3) 技術的思想(1)に記載の車両用
変速機制御装置において、前記シフト許可操作部は、押
しボタンスイッチであり、同スイッチが押圧されている
間に、または同スイッチの押圧後の所定時間内に前記シ
フト操作体が操作されたときに、前記切換制御手段は、
その操作に基づいて変速機の接続状態を切り換えるこ
と。この技術的思想(3)に記載の発明によれば、シフ
ト許可操作部の操作がしやすくなるとともに、シフト許
可操作部の単純な構成にすることができる。
【0037】(4) 技術的思想(1)に記載の車両用
変速機制御装置において、前記シフト許可操作部は、ス
テアリングのホイール部に設けられた感圧センサであ
り、同感圧センサが所定の閾値を超える圧力を検出して
いる間に、または同感圧センサが所定の閾値を超える圧
力を検出した後の所定時間以内に前記シフト操作体が操
作されたときに、前記切換制御手段は、その操作に基づ
いて変速機の接続状態を切り換えること。この技術的思
想(4)に記載の発明によれば、シフト許可を行うため
の操作がより簡単になり、操作性をより向上させること
ができる。
【0038】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
誤操作に基づく変速機の接続状態の切り換えを確実に防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両用変速機制御装置を具体化した一
実施形態の概略構成を示すブロック図。
【図2】同実施形態の車両室内の概略斜視図。
【図3】同実施形態の切換制御手段によって行われる処
理を示すフローチャート。
【図4】他の実施形態のステアリングの概略正面図。
【図5】(a)〜(c)は、他の実施形態のシフト操作
体の一部を示すの概略斜視図。
【符号の説明】
1…車両、5…ステアリング、5a…スポーク部、5b
…ホイール部、10…車両用変速機制御装置、11…シ
フト操作体、11a…操作部、12…切換制御手段とし
ての変速制御用電子制御装置(SBW−ECU)、16
…シフト許可操作部としてのシフト許可スイッチ、23
a〜23d…シフト許可操作部としての感圧センサ。
フロントページの続き Fターム(参考) 3D040 AA13 AB01 AC36 AC62 AD04 AD15 AE00 AE19 AF26 3J552 NA01 PA18 QA10C QC07 SB12 VA62W VD17W

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転者によって操作されるシフト操作体
    と、そのシフト操作体の操作状態を電気的に検出し、そ
    の検出結果に基づいて変速機の接続状態を切り換える切
    換制御手段とを備える車両用変速機制御装置において、 運転席の近辺に、前記シフト操作体とは別体のシフト許
    可操作部を設け、前記切換制御手段は、前記シフト許可
    操作部が操作されたことを条件として、前記シフト操作
    体の操作に基づいて変速機の接続状態を切り換えること
    を特徴とする車両用変速機制御装置。
  2. 【請求項2】 運転者によって操作されるシフト操作体
    と、そのシフト操作体の操作状態を電気的に検出し、そ
    の検出結果に基づいて変速機の接続状態を切り換える切
    換制御手段とを備える車両用変速機制御装置において、 前記シフト操作体の所定箇所に接触センサを設け、その
    接触センサに対する接触を検出した状態で前記シフト操
    作体が操作されたときに、前記切換制御手段は、その操
    作に基づいて変速機の接続状態を切り換えることを特徴
    とする車両用変速機制御装置。
JP2001054458A 2001-02-28 2001-02-28 車両用変速機制御装置 Pending JP2002257226A (ja)

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