JPH0522776Y2 - - Google Patents
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- JPH0522776Y2 JPH0522776Y2 JP1986123254U JP12325486U JPH0522776Y2 JP H0522776 Y2 JPH0522776 Y2 JP H0522776Y2 JP 1986123254 U JP1986123254 U JP 1986123254U JP 12325486 U JP12325486 U JP 12325486U JP H0522776 Y2 JPH0522776 Y2 JP H0522776Y2
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- Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本考案は、冷凍温度帯と冷蔵温度帯のうちいず
れか一方に切替え使用可能な切替室を有する冷凍
冷蔵庫に関するものである。
れか一方に切替え使用可能な切替室を有する冷凍
冷蔵庫に関するものである。
〈先行技術〉
本出願人は、実願昭60−130234号(実開昭62−
38574号公報参照)で、冷凍温度帯と冷蔵温度帯
のうちのいずれか一方に切替え使用可能な切替室
と、該切替室の温度を感知する温度センサーと、
前記切替室に配された庫内温度補償ヒーターと、
前記切替室を冷凍温度帯および冷蔵温度帯のうち
の一方に切替え設定するための設定器と、該設定
器および温度センサーの出力信号により前記庫内
温度補償ヒーターを通電制御する制御装置とを具
えた冷凍冷蔵庫を提供した。この種の冷凍冷蔵庫
においては、切替室の冷凍温度帯から冷蔵温度帯
への切替時の温度上昇移行時間短縮用の電気ヒー
ターと、低外気温時の切替室温度補償用の電気ヒ
ーターとを有していた。
38574号公報参照)で、冷凍温度帯と冷蔵温度帯
のうちのいずれか一方に切替え使用可能な切替室
と、該切替室の温度を感知する温度センサーと、
前記切替室に配された庫内温度補償ヒーターと、
前記切替室を冷凍温度帯および冷蔵温度帯のうち
の一方に切替え設定するための設定器と、該設定
器および温度センサーの出力信号により前記庫内
温度補償ヒーターを通電制御する制御装置とを具
えた冷凍冷蔵庫を提供した。この種の冷凍冷蔵庫
においては、切替室の冷凍温度帯から冷蔵温度帯
への切替時の温度上昇移行時間短縮用の電気ヒー
ターと、低外気温時の切替室温度補償用の電気ヒ
ーターとを有していた。
〈考案が解決しようとする問題点〉
一般に切替室の追加により、貯蔵食品の内容が
季節や家族構成等により変動した場合にも、切替
室の温度帯を切替えることにより、冷凍もしくは
冷蔵の片方の貯蔵庫に集中した食品を切替室に収
納することができ、冷凍冷蔵庫が年間を通じて効
率よく使用できるようになつた。
季節や家族構成等により変動した場合にも、切替
室の温度帯を切替えることにより、冷凍もしくは
冷蔵の片方の貯蔵庫に集中した食品を切替室に収
納することができ、冷凍冷蔵庫が年間を通じて効
率よく使用できるようになつた。
切替室を冷蔵温度帯から冷凍温度帯に切替えた
場合には、この室内に設けた冷気循環制御用のダ
ンパーを開として冷気集中させ庫内温度を低下さ
せることができる。このとき、約3℃から約−18
℃に庫内温度が移行する。
場合には、この室内に設けた冷気循環制御用のダ
ンパーを開として冷気集中させ庫内温度を低下さ
せることができる。このとき、約3℃から約−18
℃に庫内温度が移行する。
しかし、冷凍温度帯から冷蔵温度帯への切替え
においては−18℃から3℃への移行であるためダ
ンパーを閉としても、すでに冷凍状態となつてい
る食品温度の上昇は断熱箱体の外側からの外気温
の熱侵入のみであり、移行時間が長くかかる。
においては−18℃から3℃への移行であるためダ
ンパーを閉としても、すでに冷凍状態となつてい
る食品温度の上昇は断熱箱体の外側からの外気温
の熱侵入のみであり、移行時間が長くかかる。
また切替室は、冷凍室および冷却器室に近接し
て断熱材により区画して形成されるが、低外気温
時においては切替室が冷蔵温度帯設定の場合であ
つても冷却器室および外部からの冷熱漏洩により
切替室庫内温度が不必要に低下して、食品氷結点
以下の温度となり、貯蔵食品が凍結してしまう。
て断熱材により区画して形成されるが、低外気温
時においては切替室が冷蔵温度帯設定の場合であ
つても冷却器室および外部からの冷熱漏洩により
切替室庫内温度が不必要に低下して、食品氷結点
以下の温度となり、貯蔵食品が凍結してしまう。
先行技術で述べた構成の冷凍冷蔵庫は、これら
の欠点を解決するのに優れているが、上述の如く
二種類のヒーターを使用するため製造原価が高く
つく。また、ヒーターの通電制御は、外気温を考
慮しない制御であるため、特に高外気温時におい
て、庫内温度センサーにより切替室の温度を調整
し、庫内温度補償用ヒーターをOFFしたとして
も、切替室内への外気の熱侵入等もあり、切替室
の温度上昇が大となり、ダンパー装置により冷気
を流入させる頻度も高くなるおそれがあり、不要
な電力の消費をするおそれがある。
の欠点を解決するのに優れているが、上述の如く
二種類のヒーターを使用するため製造原価が高く
つく。また、ヒーターの通電制御は、外気温を考
慮しない制御であるため、特に高外気温時におい
て、庫内温度センサーにより切替室の温度を調整
し、庫内温度補償用ヒーターをOFFしたとして
も、切替室内への外気の熱侵入等もあり、切替室
の温度上昇が大となり、ダンパー装置により冷気
を流入させる頻度も高くなるおそれがあり、不要
な電力の消費をするおそれがある。
本考案は、上記問題点を鑑み、切替室のヒータ
ーの無駄な消費電力の使用を防止し、切替室の温
度を良好に制御し得る冷凍冷蔵庫の提供を目的と
する。
ーの無駄な消費電力の使用を防止し、切替室の温
度を良好に制御し得る冷凍冷蔵庫の提供を目的と
する。
〈問題点を解決するための手段〉
本考案は、上記問題点を解決するために、第1
図のフローチヤートおよび第2図のタイムチヤー
トに示す如く、冷凍温度帯Fと冷蔵温度帯Rのう
ちのいずれか一方に切替え使用可能な切替室1
と、該切替室1の温度を感知する庫内温度センサ
ー2と、前記切替室1に配された庫内温度補償ヒ
ーター3と、前記切替室1を冷凍温度帯Fおよび
冷蔵温度帯Rのうちの一方に切替え設定するため
の設定器4と、前記切替室1の冷気入口1aを開
閉するダンパー装置6と、外気温を感知する外気
温度センサー7と、前記設定器4、外気温度セン
サー7および庫内温度センサー2の出力信号によ
り前記庫内温度補償ヒーター3およびダンパー装
置6を通電制御する制御装置8とを具え、該制御
装置8は、外気温を検知して該外気温が所定温度
よりも高いときにヒーターON設定値を低く設定
し外気温が所定温度よりも低いときにヒーター
ON設定値を高く設定する手段を有せしめられて
いる。
図のフローチヤートおよび第2図のタイムチヤー
トに示す如く、冷凍温度帯Fと冷蔵温度帯Rのう
ちのいずれか一方に切替え使用可能な切替室1
と、該切替室1の温度を感知する庫内温度センサ
ー2と、前記切替室1に配された庫内温度補償ヒ
ーター3と、前記切替室1を冷凍温度帯Fおよび
冷蔵温度帯Rのうちの一方に切替え設定するため
の設定器4と、前記切替室1の冷気入口1aを開
閉するダンパー装置6と、外気温を感知する外気
温度センサー7と、前記設定器4、外気温度セン
サー7および庫内温度センサー2の出力信号によ
り前記庫内温度補償ヒーター3およびダンパー装
置6を通電制御する制御装置8とを具え、該制御
装置8は、外気温を検知して該外気温が所定温度
よりも高いときにヒーターON設定値を低く設定
し外気温が所定温度よりも低いときにヒーター
ON設定値を高く設定する手段を有せしめられて
いる。
〈作用〉
本考案においては、設定器4により切替室1を
冷凍温度帯Fから冷蔵温度帯Rに切替えた場合、
制御装置8は、外気温度センサー7からの温度信
号と庫内温度センサー2からの温度信号により、
庫内温度補償ヒーター3への通電を制御し、切替
室の冷凍温度帯から冷蔵温度帯への切替時の温度
上昇移行時間を短縮する。
冷凍温度帯Fから冷蔵温度帯Rに切替えた場合、
制御装置8は、外気温度センサー7からの温度信
号と庫内温度センサー2からの温度信号により、
庫内温度補償ヒーター3への通電を制御し、切替
室の冷凍温度帯から冷蔵温度帯への切替時の温度
上昇移行時間を短縮する。
さらに、冷蔵温度帯に保持するとき制御装置8
は、外気温t℃が所定温度Trより高いときは外
気温の切替室内への熱侵入が大きいため庫内温度
補償ヒーター3のON設定値を低く設定(TH)
する。外気温t℃が所定温度より低いときは外気
温の切替室内への熱侵入の影響が小さいため庫内
温度補償ヒーター3のON設定値を高く(普通
に)設定する(TL)。
は、外気温t℃が所定温度Trより高いときは外
気温の切替室内への熱侵入が大きいため庫内温度
補償ヒーター3のON設定値を低く設定(TH)
する。外気温t℃が所定温度より低いときは外気
温の切替室内への熱侵入の影響が小さいため庫内
温度補償ヒーター3のON設定値を高く(普通
に)設定する(TL)。
したがつて、庫内温度補償ヒーター3は、低外
気温時には通常どおりON−OFF通電されるが、
高外気温時には通電され難い。そのため、庫内温
度補償ヒーター3への不要な通電を省略すること
ができる。
気温時には通常どおりON−OFF通電されるが、
高外気温時には通電され難い。そのため、庫内温
度補償ヒーター3への不要な通電を省略すること
ができる。
〈実施例〉
以下、本考案冷凍冷蔵庫の実施例を第1図ない
し第7図に基づいて説明する。第1図は本考案の
実施例を示す冷凍冷蔵庫の制御フローチヤート、
第2図は同じくその制御タイムチヤート、第3図
は同じくその制御回路図、第4図は同じくその制
御装置の機能ブロツク図、第5図は同じくその縦
断側面図、第6図は同じくその正面図、第7図は
同じくそのダンパー装置の拡大側面図である。
し第7図に基づいて説明する。第1図は本考案の
実施例を示す冷凍冷蔵庫の制御フローチヤート、
第2図は同じくその制御タイムチヤート、第3図
は同じくその制御回路図、第4図は同じくその制
御装置の機能ブロツク図、第5図は同じくその縦
断側面図、第6図は同じくその正面図、第7図は
同じくそのダンパー装置の拡大側面図である。
そして、図示の如く本考案は、冷凍温度帯Fと
冷蔵温度帯Rのうちいずれか一方に切替え使用可
能な切替室1と、該切替室1の温度を感知する庫
内温度センサー2と、前記切替室1に配された庫
内温度補償ヒーター3と、前記切替室1を冷凍温
度帯Fおよび冷蔵温度帯Rのうちの一方に切替え
設定するための設定器4と、前記切替室1の冷気
入口1aを開閉するダンパー装置6と、外気温を
感知する外気温度センサー7と、前記設定器4外
気温度センサー7および庫内温度センサー2の出
力信号により前記庫内温度補償ヒーター3および
ダンパー装置6を通電制御する制御装置8とを具
え、該制御装置8は、外気温を検知して該外気温
が高いときにヒーターON設定値を低く設定し外
気温が低いときにヒーターON設定値を高く設定
する手段を有せしめられたものである。
冷蔵温度帯Rのうちいずれか一方に切替え使用可
能な切替室1と、該切替室1の温度を感知する庫
内温度センサー2と、前記切替室1に配された庫
内温度補償ヒーター3と、前記切替室1を冷凍温
度帯Fおよび冷蔵温度帯Rのうちの一方に切替え
設定するための設定器4と、前記切替室1の冷気
入口1aを開閉するダンパー装置6と、外気温を
感知する外気温度センサー7と、前記設定器4外
気温度センサー7および庫内温度センサー2の出
力信号により前記庫内温度補償ヒーター3および
ダンパー装置6を通電制御する制御装置8とを具
え、該制御装置8は、外気温を検知して該外気温
が高いときにヒーターON設定値を低く設定し外
気温が低いときにヒーターON設定値を高く設定
する手段を有せしめられたものである。
冷蔵庫本体9は、その上段に冷凍室5を、中段
に切替室1を、下段に冷蔵室10を夫々有し、該
冷凍室5、庫内温度補償センサー3および切替室
1に冷気を送る通風路11に冷却器12が設けら
れ、該冷却器12に冷媒を圧縮吐出する電動圧縮
機13が設けられている。そして前記切替室1の
冷気入口1aを開閉するダンパー装置6が設けら
れ、前記冷凍室5の温度を感知する冷凍室温度セ
ンサー15と、前記冷蔵室10の温度を感知する
冷蔵室温度センサー16とが設けられている。
に切替室1を、下段に冷蔵室10を夫々有し、該
冷凍室5、庫内温度補償センサー3および切替室
1に冷気を送る通風路11に冷却器12が設けら
れ、該冷却器12に冷媒を圧縮吐出する電動圧縮
機13が設けられている。そして前記切替室1の
冷気入口1aを開閉するダンパー装置6が設けら
れ、前記冷凍室5の温度を感知する冷凍室温度セ
ンサー15と、前記冷蔵室10の温度を感知する
冷蔵室温度センサー16とが設けられている。
そして、前記冷凍室5と切替室1とは第一仕切
壁17により区画され、前記切替室1と冷蔵室1
0とは第二仕切壁19により区画される。冷凍室
5は、その後壁および底壁にそれぞれ冷気入口2
0および出口21が形成され、前記第一仕切壁1
7の内部の通風路11に連通される。また、切替
室1は、その後壁に前記冷気入口1aが、切替室
1の天壁に冷気出口22がそれぞれ形成されて前
記通風路11に連通される。前記冷蔵室10は、
その後壁上部に冷気入口23が形成され、本体9
の後壁の冷気ダクト24を介して通風路11に連
通される。該通風路11には冷却器12の後方で
フアン25及びフアンモータ26が配設される。
壁17により区画され、前記切替室1と冷蔵室1
0とは第二仕切壁19により区画される。冷凍室
5は、その後壁および底壁にそれぞれ冷気入口2
0および出口21が形成され、前記第一仕切壁1
7の内部の通風路11に連通される。また、切替
室1は、その後壁に前記冷気入口1aが、切替室
1の天壁に冷気出口22がそれぞれ形成されて前
記通風路11に連通される。前記冷蔵室10は、
その後壁上部に冷気入口23が形成され、本体9
の後壁の冷気ダクト24を介して通風路11に連
通される。該通風路11には冷却器12の後方で
フアン25及びフアンモータ26が配設される。
また前記切替室1のダンパー装置6は、ダンパ
ー6aおよびダンパーモータ6bから成る。そし
て、第7図のように、前記モータ6bのモータ軸
6cにカム6dが固定され、該カム6dに従動し
て軸6eを中心に揺動するL字形リンク6fが設
けられ、該リンク6fの端部に前記ダンパー6a
が形成される。前記モーター6bは同一方向に回
転するもので、制御装置8からの信号により半回
転ごとに駆動停止される。第7図はダンパー開状
態を示す。そしてダンパー装置6は切替室1の冷
気吸入口14とルーバー27との間に介装され、
その下部に前記庫内温度センサー2が配される。
ー6aおよびダンパーモータ6bから成る。そし
て、第7図のように、前記モータ6bのモータ軸
6cにカム6dが固定され、該カム6dに従動し
て軸6eを中心に揺動するL字形リンク6fが設
けられ、該リンク6fの端部に前記ダンパー6a
が形成される。前記モーター6bは同一方向に回
転するもので、制御装置8からの信号により半回
転ごとに駆動停止される。第7図はダンパー開状
態を示す。そしてダンパー装置6は切替室1の冷
気吸入口14とルーバー27との間に介装され、
その下部に前記庫内温度センサー2が配される。
また、前記冷蔵室10の入口23とルーバー2
8との間にもダンパー装置29が配設され、該ダ
ンパー装置29もダンパー29aおよびダンパモ
ーター29bから成り、その下方に冷蔵室用温度
センサーと16が配設される。
8との間にもダンパー装置29が配設され、該ダ
ンパー装置29もダンパー29aおよびダンパモ
ーター29bから成り、その下方に冷蔵室用温度
センサーと16が配設される。
また、冷蔵庫本体9の天板面に外気温度センサ
ー7が配設され、前記庫内温度補償ヒーター3
は、切替室1の底壁1Aに配設される。
ー7が配設され、前記庫内温度補償ヒーター3
は、切替室1の底壁1Aに配設される。
また、前記制御装置8は各温度センサー2,
7,15,16および設定器4の出力信号を入力
して演算処理する一般的なワンチツプマイクロコ
ンピユーター(以下マイコン)30と、該マイコ
ン30の出力信号によりON−OFFする圧縮機兼
フアンモーター制御リレー31、同じく冷蔵室ダ
ンパー制御リレー32、切替室ダンパー制御リレ
ー33および庫内制御補償ヒーター制御リレー3
4とから成る。
7,15,16および設定器4の出力信号を入力
して演算処理する一般的なワンチツプマイクロコ
ンピユーター(以下マイコン)30と、該マイコ
ン30の出力信号によりON−OFFする圧縮機兼
フアンモーター制御リレー31、同じく冷蔵室ダ
ンパー制御リレー32、切替室ダンパー制御リレ
ー33および庫内制御補償ヒーター制御リレー3
4とから成る。
そして前記各温度センサー2,7,15,16
の温度はA/D変換器35,36,37,38を
介してマイコン30に入力される。そして、電動
圧縮機13、フアンモータ26−およびダンパー
モーター6b,29b、庫内温度補償ヒーター3
の並列接続体が交流電源39に接続される。
の温度はA/D変換器35,36,37,38を
介してマイコン30に入力される。そして、電動
圧縮機13、フアンモータ26−およびダンパー
モーター6b,29b、庫内温度補償ヒーター3
の並列接続体が交流電源39に接続される。
なおマイコン30は内部にプログラムROM、
データRAM、ALUを有し基準クロツク発振回路
40により駆動されるものであり、第4図の如く
入力側に前記庫内温度センサー2と設定器4と外
気温度センサー7とが接続され、出力側に前記ダ
ンパー装置6および庫内温度補償ヒーター3の各
駆動回路が接続されている。そして、マイコン3
0は、前記設定器4からの温度帯切替え信号によ
り切替室1を冷凍温度帯Fまたは冷蔵温度帯Rに
切替える切替手段30aと、前記切替室1の庫内
温度センサー2からの温度信号によりダンパー装
置6を開閉制御するダンパー制御手段30bと、
前記外気温度センサー7からの温度信号により外
気の分岐点Tr℃との高低を判別する外気温判別
手段30cと、前記設定器4、庫内温度センサー
2、外気温度センサー7からの出力信号により庫
内温度補償ヒーター3をON−OFFするヒーター
制御手段30dとを有している。
データRAM、ALUを有し基準クロツク発振回路
40により駆動されるものであり、第4図の如く
入力側に前記庫内温度センサー2と設定器4と外
気温度センサー7とが接続され、出力側に前記ダ
ンパー装置6および庫内温度補償ヒーター3の各
駆動回路が接続されている。そして、マイコン3
0は、前記設定器4からの温度帯切替え信号によ
り切替室1を冷凍温度帯Fまたは冷蔵温度帯Rに
切替える切替手段30aと、前記切替室1の庫内
温度センサー2からの温度信号によりダンパー装
置6を開閉制御するダンパー制御手段30bと、
前記外気温度センサー7からの温度信号により外
気の分岐点Tr℃との高低を判別する外気温判別
手段30cと、前記設定器4、庫内温度センサー
2、外気温度センサー7からの出力信号により庫
内温度補償ヒーター3をON−OFFするヒーター
制御手段30dとを有している。
そして、ダンパー制御手段30bは、設定器4
の冷蔵温度帯信号入力時に庫内温度センサー2の
信号が冷蔵温度帯時のダンパー開設定温度To℃
よりも大の時に前記ダンパー装置6に開信号を出
力し、ダンパー閉設定温度Tc℃よりも小の時に
閉信号を出力する機能を有せしめられ、さらに設
定器4の冷凍温度帯信号入力時に前記ダンパー装
置6に開信号を出力する機能を有せしめられてい
る。
の冷蔵温度帯信号入力時に庫内温度センサー2の
信号が冷蔵温度帯時のダンパー開設定温度To℃
よりも大の時に前記ダンパー装置6に開信号を出
力し、ダンパー閉設定温度Tc℃よりも小の時に
閉信号を出力する機能を有せしめられ、さらに設
定器4の冷凍温度帯信号入力時に前記ダンパー装
置6に開信号を出力する機能を有せしめられてい
る。
前記ヒーター制御手段30dは、設定器4の冷
蔵温度帯信号入力時に外気温度センサー7の高外
気温信号により庫内温度補償ヒーター3の通電終
了温度ToffをTH℃とし、低外気温信号により庫
内温度補償ヒーター3の通電終了温度ToffをTL
℃として庫内温度センサー2の出力信号により庫
内温度補償ヒーター3の通電を制御する機能を有
せしめられ、さらに設定器4の冷凍温度帯信号入
力時に庫内温度補償ヒーター3をOFFする機能
を有せしめられている。
蔵温度帯信号入力時に外気温度センサー7の高外
気温信号により庫内温度補償ヒーター3の通電終
了温度ToffをTH℃とし、低外気温信号により庫
内温度補償ヒーター3の通電終了温度ToffをTL
℃として庫内温度センサー2の出力信号により庫
内温度補償ヒーター3の通電を制御する機能を有
せしめられ、さらに設定器4の冷凍温度帯信号入
力時に庫内温度補償ヒーター3をOFFする機能
を有せしめられている。
次に制御装置の制御動作を第1図のフローチヤ
ートおよび第2図のタイムチヤートに基いて説明
する。切替室1を冷凍温度帯Fとして使用してい
る場合は、庫内温度補償ヒーター3への通電は不
要であり、冷凍室温度センサー15により圧縮機
13およびフアンモーター26を制御して、切替
室を冷凍温度帯Fに保持する(ダンパー6aは開
状態)。
ートおよび第2図のタイムチヤートに基いて説明
する。切替室1を冷凍温度帯Fとして使用してい
る場合は、庫内温度補償ヒーター3への通電は不
要であり、冷凍室温度センサー15により圧縮機
13およびフアンモーター26を制御して、切替
室を冷凍温度帯Fに保持する(ダンパー6aは開
状態)。
次に、設定器4により、切替室1を冷凍温度帯
Fから冷蔵温度帯Rに切替えた場合、外気温度セ
ンサー7により外気温tを測定するとともに、こ
の外気温tと、予め設定しておいた庫内温度補償
ヒーター3の高外気温動作点および低外気温動作
点の分岐点Tr(例えば10℃に設定)との高低判定
を行う。[ステツプ1] そして、外気温tが設定気温Tr以上である場
合、マイコン30のヒーター制御手段では、ヒー
ター3の通電終了温度Toff℃を高外気温動作点
設定温度TH℃に設定する。庫内温度センサー2
による検出温度θ℃がダンパー開設定温度To℃
よりも大となつたときにマイコン30は、リレー
33にON信号を出力してダンパー6aを開にす
る[ステツプ2]。
Fから冷蔵温度帯Rに切替えた場合、外気温度セ
ンサー7により外気温tを測定するとともに、こ
の外気温tと、予め設定しておいた庫内温度補償
ヒーター3の高外気温動作点および低外気温動作
点の分岐点Tr(例えば10℃に設定)との高低判定
を行う。[ステツプ1] そして、外気温tが設定気温Tr以上である場
合、マイコン30のヒーター制御手段では、ヒー
ター3の通電終了温度Toff℃を高外気温動作点
設定温度TH℃に設定する。庫内温度センサー2
による検出温度θ℃がダンパー開設定温度To℃
よりも大となつたときにマイコン30は、リレー
33にON信号を出力してダンパー6aを開にす
る[ステツプ2]。
また、庫内温度θ℃ダンパー閉設定温度Tc℃
よりも低くなつたときにダンパー6aを閉とする
[ステツプ3]。
よりも低くなつたときにダンパー6aを閉とする
[ステツプ3]。
そして、庫内温度θ℃が庫内温度補償ヒーター
3の通電OFF設定温度Toff℃よりも低い場合は、
マイコン30は庫内温度補償ヒーター3をONす
るようリレー34を駆動する[ステツプ4]。
3の通電OFF設定温度Toff℃よりも低い場合は、
マイコン30は庫内温度補償ヒーター3をONす
るようリレー34を駆動する[ステツプ4]。
次に、外気温tが分岐点Tr℃以下において、
切替室1を冷凍温度帯Fから冷蔵温度帯Rに切替
えた場合、マイコン30のヒーター制御手段で
は、庫内温度補償ヒーター3の通電終了温度
Toff℃を低外気温動作点設定温度TL℃に設定し
ておく[ステツプ5]。
切替室1を冷凍温度帯Fから冷蔵温度帯Rに切替
えた場合、マイコン30のヒーター制御手段で
は、庫内温度補償ヒーター3の通電終了温度
Toff℃を低外気温動作点設定温度TL℃に設定し
ておく[ステツプ5]。
そして、その動作点が異なるのみでダンパー6
aの動作手順については上記高外気温時と同様で
ある。
aの動作手順については上記高外気温時と同様で
ある。
さらに、低外気温時に、切替室庫内温度θ℃が
切替室庫内温度補償ヒーター3の通電OFF設定
温度TL℃以下に低下した場合には、近接する冷
凍室7および冷却器10よりの熱漏洩による切替
室1の庫内温度低下を防止するために再度、庫内
温度補償ヒーター3を通電開始する。これにより
庫内温度θ℃が上昇し、通電OFF設定温度TL℃
に達すると、切替室庫内温度センサー2の温度信
号により切替室庫内温度補償ヒーター3への通電
をOFFする[ステツプ6]。
切替室庫内温度補償ヒーター3の通電OFF設定
温度TL℃以下に低下した場合には、近接する冷
凍室7および冷却器10よりの熱漏洩による切替
室1の庫内温度低下を防止するために再度、庫内
温度補償ヒーター3を通電開始する。これにより
庫内温度θ℃が上昇し、通電OFF設定温度TL℃
に達すると、切替室庫内温度センサー2の温度信
号により切替室庫内温度補償ヒーター3への通電
をOFFする[ステツプ6]。
なお、高外気温時には冷凍室7および冷却器1
0からの切替室1への冷熱温度移行量が、外部か
らの切替室1への温熱温度移行量より小さいの
で、切替室庫内温度低下時においても庫内温度補
償ヒーター3への通電がほとんど必要なくなる。
したがつて、庫内温度補償ヒーター3への通電開
始および終了時の動作点設定はTL>THと記憶
しておき、外気温の判定により動作点の設定を切
替え、庫内温度補償ヒーター3を通電制御する。
0からの切替室1への冷熱温度移行量が、外部か
らの切替室1への温熱温度移行量より小さいの
で、切替室庫内温度低下時においても庫内温度補
償ヒーター3への通電がほとんど必要なくなる。
したがつて、庫内温度補償ヒーター3への通電開
始および終了時の動作点設定はTL>THと記憶
しておき、外気温の判定により動作点の設定を切
替え、庫内温度補償ヒーター3を通電制御する。
このように、高外気温時にはこれを利用して庫
内温度補償ヒーター3にほとんど通電しないため
無駄な電力消費を省略でき、なおかつ切替室1内
の温度変化が少なくなり、食品の鮮度を長く保つ
ことができる。
内温度補償ヒーター3にほとんど通電しないため
無駄な電力消費を省略でき、なおかつ切替室1内
の温度変化が少なくなり、食品の鮮度を長く保つ
ことができる。
なお本考案は、上記実施例に限定されるもので
はなく、本考案の範囲内で上記実施例に多くの修
正および変更を加え得ることは勿論である。
はなく、本考案の範囲内で上記実施例に多くの修
正および変更を加え得ることは勿論である。
例えば、上記実施例では庫内温度補償ヒーター
3は冷凍温度帯Fから冷蔵温度帯Rへの切替移行
時も、冷蔵温度帯Rにおける切替室内を一定温度
に保つときも同一出力電圧とされている。しか
し、本考案はこれに限定されず、冷凍温度帯Fか
ら冷蔵温度帯Rへの切替移行時間を短縮するため
に切替え時にヒーター出力を大とし、冷蔵温度帯
保持時におけるヒーター出力を小に設定するよう
構成してもよい。このように構成すれば、切替移
行時間は小になり、かつ冷蔵温度帯保持時の切替
室内の温度変化も小にすることができ、食品の鮮
度の低下を抑えることができる。
3は冷凍温度帯Fから冷蔵温度帯Rへの切替移行
時も、冷蔵温度帯Rにおける切替室内を一定温度
に保つときも同一出力電圧とされている。しか
し、本考案はこれに限定されず、冷凍温度帯Fか
ら冷蔵温度帯Rへの切替移行時間を短縮するため
に切替え時にヒーター出力を大とし、冷蔵温度帯
保持時におけるヒーター出力を小に設定するよう
構成してもよい。このように構成すれば、切替移
行時間は小になり、かつ冷蔵温度帯保持時の切替
室内の温度変化も小にすることができ、食品の鮮
度の低下を抑えることができる。
〈考案の効果〉
以上の説明から明らかな通り、本考案によれ
ば、設定器により切替室を冷凍温度帯から冷蔵温
度帯に切替えた場合、制御装置は、外気温度セン
サーからの温度信号と庫内温度センサーからの温
度信号により、庫内温度補償ヒーターへの通電を
制御し、切替室の冷凍温度帯から冷蔵温度帯への
切替時の温度上昇移行時間を短縮することがで
き、切替室を冷蔵温度帯に保持するとき制御装置
は、外気温が所定温度より高いときには外気温の
切替室内への熱侵入が大きいため庫内温度補償ヒ
ーターのON設定値を低く設定し、外気温が所定
温度より低いときは外気温の切替室内への熱侵入
の影響が小さいため庫内温度補償ヒーターのON
設定値を高く設定するので、庫内温度補償ヒータ
ーは、低外気温時には通常どおりON−OFF通電
され、高外気温時には通電され難く、したがつ
て、庫内温度補償ヒーターへの不要な通電を省略
することができるといつた優れた効果がある。
ば、設定器により切替室を冷凍温度帯から冷蔵温
度帯に切替えた場合、制御装置は、外気温度セン
サーからの温度信号と庫内温度センサーからの温
度信号により、庫内温度補償ヒーターへの通電を
制御し、切替室の冷凍温度帯から冷蔵温度帯への
切替時の温度上昇移行時間を短縮することがで
き、切替室を冷蔵温度帯に保持するとき制御装置
は、外気温が所定温度より高いときには外気温の
切替室内への熱侵入が大きいため庫内温度補償ヒ
ーターのON設定値を低く設定し、外気温が所定
温度より低いときは外気温の切替室内への熱侵入
の影響が小さいため庫内温度補償ヒーターのON
設定値を高く設定するので、庫内温度補償ヒータ
ーは、低外気温時には通常どおりON−OFF通電
され、高外気温時には通電され難く、したがつ
て、庫内温度補償ヒーターへの不要な通電を省略
することができるといつた優れた効果がある。
第1図は本考案の実施例を示す冷凍冷蔵庫の制
御フローチヤート、第2図は同じくその制御タイ
ムチヤート、第3図は同じくその制御回路図、第
4図は同じくその制御装置の機能ブロツク図、第
5図は同じくその縦断側面図、第6図は同じくそ
の正面図、第7図は同じくそのダンパー装置の拡
大側面図である。 1……切替室、2……庫内温度センサー、3…
…庫内温度補償ヒーター、4……設定器、5……
冷凍室、6……ダンパー装置、7……外気温度セ
ンサー、8……制御装置、10……冷却器、11
……通風路、30……マイコン、31,32,3
3,34……リレー、t……外気温、F……冷凍
温度帯、R……冷蔵温度帯、Tr……分岐点、
Toff……ヒーターへの通電終了温度、TH……高
外気温動作点設定温度、To……ダンパーの開設
定温度、Tc……ダンパーの閉設定温度、TL……
低外気温動作点設定温度、θ……庫内検出温度。
御フローチヤート、第2図は同じくその制御タイ
ムチヤート、第3図は同じくその制御回路図、第
4図は同じくその制御装置の機能ブロツク図、第
5図は同じくその縦断側面図、第6図は同じくそ
の正面図、第7図は同じくそのダンパー装置の拡
大側面図である。 1……切替室、2……庫内温度センサー、3…
…庫内温度補償ヒーター、4……設定器、5……
冷凍室、6……ダンパー装置、7……外気温度セ
ンサー、8……制御装置、10……冷却器、11
……通風路、30……マイコン、31,32,3
3,34……リレー、t……外気温、F……冷凍
温度帯、R……冷蔵温度帯、Tr……分岐点、
Toff……ヒーターへの通電終了温度、TH……高
外気温動作点設定温度、To……ダンパーの開設
定温度、Tc……ダンパーの閉設定温度、TL……
低外気温動作点設定温度、θ……庫内検出温度。
Claims (1)
- 冷凍温度帯と冷蔵温度帯のうちのいずれか一方
に切替え使用可能な切替室と、該切替室の温度を
感知する庫内温度センサーと、前記切替室に配さ
れた庫内温度補償ヒーターと、前記切替室を冷凍
温度帯および冷蔵温度帯のうちの一方に切替え設
定するための設定器と、外気温を感知する外気温
度センサーと、前記設定器、外気温度センサーお
よび庫内温度センサーの出力信号により前記庫内
温度補償ヒーターを通電制御する制御装置とを具
え、該制御装置は、外気温を検知して該外気温が
所定温度よりも高いときにヒーターON設定値を
低く設定し外気温が所定温度よりも低いときにヒ
ーターON設定値を高く設定する手段を有せしめ
られたことを特徴とする冷凍冷蔵庫。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986123254U JPH0522776Y2 (ja) | 1986-08-11 | 1986-08-11 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986123254U JPH0522776Y2 (ja) | 1986-08-11 | 1986-08-11 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6329077U JPS6329077U (ja) | 1988-02-25 |
JPH0522776Y2 true JPH0522776Y2 (ja) | 1993-06-11 |
Family
ID=31014190
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986123254U Expired - Lifetime JPH0522776Y2 (ja) | 1986-08-11 | 1986-08-11 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0522776Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09126623A (ja) * | 1995-11-02 | 1997-05-16 | Sharp Corp | 食品貯蔵庫 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61147079A (ja) * | 1984-12-20 | 1986-07-04 | 松下冷機株式会社 | 冷蔵庫 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5573794U (ja) * | 1978-11-15 | 1980-05-21 |
-
1986
- 1986-08-11 JP JP1986123254U patent/JPH0522776Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61147079A (ja) * | 1984-12-20 | 1986-07-04 | 松下冷機株式会社 | 冷蔵庫 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6329077U (ja) | 1988-02-25 |
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