JPH0345099Y2 - - Google Patents

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JPH0345099Y2
JPH0345099Y2 JP152486U JP152486U JPH0345099Y2 JP H0345099 Y2 JPH0345099 Y2 JP H0345099Y2 JP 152486 U JP152486 U JP 152486U JP 152486 U JP152486 U JP 152486U JP H0345099 Y2 JPH0345099 Y2 JP H0345099Y2
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refrigerator
compartment
temperature range
return duct
freezer
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Description

【考案の詳細な説明】 <技術分野> 本考案は、冷凍温度帯と冷蔵温度帯のうちいず
れか一方に切替使用可能な切替室とを有する冷凍
冷蔵庫に関するものである。
<従来技術> 従来の冷凍冷蔵庫では、冷凍貯蔵温度帯(例え
ば−18℃)および冷蔵貯蔵温度帯(例えば3℃)
の代表的な2つの貯蔵庫、すなわち冷凍室と冷蔵
室を有するのが一般的である。これでは貯蔵食品
の内容が季節や家族構成により変動した場合、冷
凍もしくは冷蔵の片方の貯蔵庫に収納が集中し、
他方は収納物が減少する。しかし貯蔵温度帯が大
きく異なるため、移し替えはできない。
最近の冷凍冷蔵庫では、上記の欠点を解消すべ
く冷凍温度帯および冷蔵温度帯のうち一方に温度
帯を切替えて使用できる貯蔵室(以下切替室と称
す)を有するものが開発されてい。この切替室の
追加により、貯蔵食品の内容が季節や家族構成等
により変動した場合にも、切替室の温度帯を切替
えることにより、冷凍もしくは冷蔵の片方の貯蔵
庫に集中した食品を切替室に収納でき、冷凍冷蔵
庫が年間を通じて効率よく使用できるようにな
る。
切替室が上段の冷凍室と下段の冷蔵室の間に設
けられた強制冷気循環式冷凍冷蔵庫においては、
冷蔵室の戻り冷気を切替室側部の断熱材部に設
け、このダクトを経由させて冷却器へ戻す構造が
用いられる。
但し、この構造では冷蔵室戻りダクトが切替室
の近傍を通過するので、冷蔵室内の水分を含んだ
食品と熱交換した戻り冷気は相対湿度が多く、切
替室が冷凍温度帯(−18℃)の場合には凍結の可
能性が高い。そのため該ダクト部にヒータを(以
下戻りダクトヒータと称す。)を設け、ダクトに
ヒータ通電を行なつて防止している。
しかし切替室が冷蔵温度帯(3℃)設定の場合
には凍結の可能性がなくこの場合にダクトにヒー
タを通電するのは省エネルギー上、損失が大とな
る。
<目的> 本考案は、上記に鑑み、切替室を冷蔵温度帯に
切替設定したときに冷蔵室冷気戻りダクトのヒー
タ通電を制御することにより、消費電力量の低減
化を図り得る冷凍冷蔵庫の提供を目的としてい
る。
<実施例> 以下、本考案の一実施例を第1図ないし第6図
に基づいて説明すると、本考案に係る冷凍冷蔵庫
は冷凍冷蔵庫本体1に冷凍温度帯に設定された上
段の冷凍室2と、冷蔵温度帯に設定された下段の
冷蔵室3と、冷凍温度帯および冷蔵温度帯のうち
いずれか一方に切替使用可能な中段の切替室4と
を具え、前記各室2,3,4を冷却するための冷
却器5と、該冷却器5から冷気を各室2,3,4
へ送るための通風路6とが設けられている。
そして、前記切替室4の側部に冷蔵室3の冷気
を前記冷却器5に戻すための冷蔵室冷気戻りダク
ト7が形成され、該戻りダクト7に凍結防止用の
戻りダクトヒータ8が配置され、該戻りダクトヒ
ータ8の通電を制御する制御装置9が設けられ、
該制御装置9は、前記戻りダクトヒータ8を前記
切替室4が冷凍温度帯のときにON動作させ冷蔵
温度帯のときにOFF動作させる信号を出力する
機能を有せしめられている。
第4〜6図は冷蔵庫の構造を示す。前記冷凍室
2と切替室4とは第一仕切壁10Aにより区画さ
れ、また切替室4と冷蔵室3とは第二仕切壁10
Bにより区画される。そして、冷凍室2の後壁お
よび底壁にそれぞれ冷気入口2aおよび出口2b
が形成され、第一仕切壁9内の前記通風路6に連
通される。
通風路6には前記冷却器5が配され、その後方
にフアン13およびフアンモータ14が配設され
る。冷却器5には除霜用の電気ヒータ(以下除霜
ヒータ15)が取付けられている。
また切替室4の後壁に冷気入口4aが、切替室
4の天壁に冷気出口4bがそれぞれ形成され、該
入口4aは本体後壁の冷気ダクト16を介して通
風路6に連通され、また出口4bも通風路6に連
通される。
また、前記戻りダクト7は切替室4の底壁(冷
蔵室3の天壁)に戻り冷気入口3aが形成され、
切替室4の側壁4Aを介して天壁(第一仕切壁
9)に戻り冷気出口6aが形成され、前記通風路
へ連通される。そして、前記戻りダクトヒータ8
は戻りダクト7の側壁に埋設される。
そして、前記冷却器5に冷媒を圧縮吐出する電
動圧縮機17が設けられ、また前記切替室4およ
び冷蔵室3の冷気入口4a,3bを開閉するダン
パー装置18,19が設けられている。
また、前記制御装置9は、第1図の如く、前記
本体1の天壁に設置された切替室設定器20の出
力信号を入力として演算処理する一般的なワンチ
ツプマイクロコンピユータ(以下マイコンと称
す)21と、該マイコン21の出力信号により
ON−OFFする圧縮機兼フアンモータ制御リレー
22、除霜ヒータ制御リレー23、ダクトヒータ
制御リレー24とから成る。そして電動圧縮機1
7、およびフアンモータ14は交流電源25に対
して並列接続される。
なお、マイコン21は内部にプログラム
ROM、データRAM、ALUを有し、基準クロツ
ク発振回路26により駆動されるものである。そ
して、前記冷凍室2の後壁通風路6Aに配された
温度センサー27の電気信号はアナログ/デジタ
ル電気信号変換器28を経てマイコン21へ入力
される。
上記構成において、マイコンプログラム内に次
の任意設定を記憶させている。すなわち、冷凍室
2の温度センサー27に任意の設定温度を設けて
おく。例えば圧縮機17のON設定温度Ton℃、
除霜周期積算時間8H(Hは時間)を記憶させてお
く。またθは冷凍室庫内温度を検知するセンサー
温度(以下冷凍室庫内温度と称す)であり、圧縮
機17の運転等により変動する変数とする。
冷凍室庫内温度θの計測により圧縮機ON開始
温度Ton℃または圧縮機のOFF開始温度Toff℃
を検知し、該温度により圧縮機17をONもしく
はOFFさせるべく、圧縮機制御用リレー22を
マイコン21により駆動させる。
また切替室4の設定が冷凍温度帯Fのときは、
マイコン21は、Ton℃、Toff℃の任意設定に
連動して戻りダクトヒータ8をダクトヒータ制御
用リレー24によりOFFもしくはON駆動制御す
る。なお、第2図中Fは冷凍温度帯、Rは冷蔵温
度帯を示す。
除霜周期時間は電動圧縮機17の運転中のみ、
マイコン21により積算される。除霜周期の積算
時間が8H時間まで経過すればマイコン21によ
り除霜開始(圧縮機17をOFF、除霜ヒータ1
5をON、ダクトヒータをON)の状態に各制御
リレー22,23,24を駆動制御する。一定時
間、除霜ヒータ15等を通電し除霜終了を判断し
たならば除霜ヒータ15をOFF、ダクトヒータ
8をOFFに駆動制御する。
なお、本考案は、上記実施例に限定されるもの
ではなく、本考案の範囲で上記実施例に多くの修
正および変更を加え得ることは勿論である。
<効果> 以上の説明から明らかな通り、本考案は、冷凍
冷蔵庫本体に冷凍温度帯に設定された冷凍室と、
冷蔵温度帯に設定された冷蔵室と、冷凍温度帯お
よび冷蔵温度帯のうちいずれか一方に切替使用可
能な切替室とを具え、前記各室を冷却するための
冷却器と、該冷却器から冷気を各室へ送るための
通風路とが設けられた冷凍冷蔵庫において、前記
切替室の側部に冷蔵室の冷気を前記冷却器に戻す
ための冷蔵室冷気戻りダクトが形成され、該戻り
ダクトに凍結防止用の戻りダクトヒータが配置さ
れ、該戻りダクトヒータの通電を制御する制御装
置が設けられ、該制御装置は、前記戻りダクトヒ
ータを前記切替室が冷凍温度帯のときにON動作
させ冷蔵温度帯のときにOFF動作させる信号を
出力する機能を有せしめられたことを特徴とする
冷凍冷蔵庫に関するものである。
したがつて、本考案によると、ダクトヒータの
通電制御によりダクトヒータの通電時間を低減
し、これにより消費電力量を低減し得、効率の良
い使用が可能な冷凍冷蔵庫を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す冷凍冷蔵庫の
制御回路図、第2図は同制御フローチヤート、第
3図は冷凍室温度、圧縮機、除霜ヒータ、ダクト
ヒータ、除霜周期積算、切替室設定に関する駆動
状態を示す図、第4図は冷凍冷蔵庫の正面図、第
5図は冷凍冷蔵庫の断面図、第6図は冷気戻りダ
クト部を示す正面図である。 1……冷凍冷蔵庫本体、2……冷凍室、3……
冷蔵室、4……切替室、5……冷却器、6……通
風路、7……戻りダクト、8……戻りダクトヒー
タ、9……制御装置、20……切替室設定器、2
1……マイクロコンピユータ、22……圧縮機兼
フアンモータ制御リレー、23……除霜ヒータ制
御リレー、24……ダクトヒータ制御リレー、2
5……交流電源、26……基準クロツク発振回
路、27……温度センサー、28……電気信号変
換器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 冷凍冷蔵庫本体に、冷凍温度帯に設定された冷
    凍室と、冷蔵温度帯に設定された冷蔵室と、冷凍
    温度帯および冷蔵温度帯のうちいずれか一方に切
    替使用可能な切替室とを具え、前記各室を冷却す
    るための冷却器と、該冷却器から冷気を各室へ送
    るための通風路とが設けられた冷凍冷蔵庫におい
    て、前記切替室の側部に冷蔵室の冷気を前記冷却
    器に戻すための冷蔵室冷気戻りダクトが形成さ
    れ、該戻りダクトに凍結防止用の戻りダクトヒー
    タが配置され、該戻りダクトヒータの通電を制御
    する制御装置が設けられ、該制御装置は、前記戻
    りダクトヒータを前記切替室が冷凍温度帯のとき
    にON動作させ冷蔵温度帯のときにOFF動作させ
    る信号を出力する機能を有せしめられたことを特
    徴とする冷凍冷蔵庫。
JP152486U 1986-01-09 1986-01-09 Expired JPH0345099Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP152486U JPH0345099Y2 (ja) 1986-01-09 1986-01-09

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JP152486U JPH0345099Y2 (ja) 1986-01-09 1986-01-09

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Publication Number Publication Date
JPS62115071U JPS62115071U (ja) 1987-07-22
JPH0345099Y2 true JPH0345099Y2 (ja) 1991-09-24

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ID=30779510

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JP152486U Expired JPH0345099Y2 (ja) 1986-01-09 1986-01-09

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5445113B2 (ja) * 2009-12-24 2014-03-19 パナソニック株式会社 冷蔵庫
JP6186187B2 (ja) * 2013-06-26 2017-08-23 日立アプライアンス株式会社 冷蔵庫

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Publication number Publication date
JPS62115071U (ja) 1987-07-22

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