JPH0522573Y2 - - Google Patents

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JPH0522573Y2
JPH0522573Y2 JP1988150100U JP15010088U JPH0522573Y2 JP H0522573 Y2 JPH0522573 Y2 JP H0522573Y2 JP 1988150100 U JP1988150100 U JP 1988150100U JP 15010088 U JP15010088 U JP 15010088U JP H0522573 Y2 JPH0522573 Y2 JP H0522573Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、天窓を能率よくかつ強固に形成しう
る天窓の構造に関する。
〔従来の技術〕
例えば第3図に示すように、屋根裏空間を小部
屋として活用し、居住空間の拡大を計つた家屋に
おいては、前記小部屋への明り取りを目的とし
て、通常、天窓Aが形成される。
一方、このような天窓Aの形成に際しては、従
来、例えば第4図に示すように、形成場所に位置
する屋根形成用のたる木a1を切除し、該切除部
分bに、隣接する他のたる木a2,a2間に横桟
cを架け渡しかつたる木a1の切除端を横桟cに
連結することによつて、天窓に応じた大きさの開
口フレームdを現場作業によつて枠組していた。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしこのような開口フレームdは、たる木a
1,a2のみによつて支持されているため、強度
が不十分であり、しかも高所での現場作業によつ
て形成されるため危険を招き又作業能率及び枠組
精度等にも劣るものであつた。
本考案は、予め枠組した大型の開口フレームを
母屋梁間に載置、支持させることを基本として、
能率よくかつ強固に開口フレームを組付けでき、
前記課題を解決しうる天窓の構造の提供を目的と
している。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するために本考案の天窓の構造
は、平行な縦の枠材の上端、下端を結ぶ上、下の
枠材及び上端と下端との間において縦の枠材を結
ぶ一対の横の枠材が架設される矩形の開口フレー
ムを、屋根傾斜方向にのびかつ母屋梁に支持され
るたる木を切除し該切除部において前記母屋梁に
該開口フレームの上下の端部を載置することによ
り上面を前記たる木上面と揃えて母屋梁間に架け
渡し、かつ前記母屋梁間を継ぐ屋根傾斜方向の平
行な継ぎ梁に、前記開口フレームの側部を支持す
る補強材を架設するとともに、前記横の枠材上に
載置される横材と、該横の枠材間において前記縦
の枠材上に載置される縦材とを矩形に接合した天
窓下地枠を前記開口フレームに配する一方、該天
窓下地枠に、透光板を有する天窓枠を取付けてい
る。
〔作用〕
例えば工場等において予め開口フレームを枠組
する。
開口フレームは横の枠材間によつて天窓に応じ
た大きさの開口部を形成する大型の枠体であり、
その上下端部を母屋梁に載置、架け渡すことによ
り母屋梁間に強固に支持される。又開口フレーム
は、例えば上下方向をたる木の切除端で、又左右
補強を隣接する他のたる木で規制することにより
位置ズレを防止することができる。さらに天窓枠
を取付ける天窓下地枠は、その横材、縦材が前記
開口フレームの横の枠材、縦の枠材に夫々載置さ
れるため、母屋梁間に該母屋梁と間隔を有して配
される天窓下地枠を強固に支持しうるとともに、
開口フレームの上面はたる木上面と揃うため、該
たる木上に添設される野地板を段差を生じること
なく開口フレーム上に延長でき、その取付品質を
向上しうる。又開口フレームは、その側部が補強
材により支持されるため、該開口フレームの取付
強度を一層高めることがてき、施工品質の向上を
図りうる。
〔実施例〕
以下本考案の一実施例を図面に基づき説明す
る。
図において天窓の構造は、母屋梁2に支持され
るたる木3を切除することによりなる切除部10
において、前記母屋梁2,2間に開口フレーム6
をその上下端部6A,6Bを載置して架け渡すと
ともに、該開口フレーム6上に配される天窓下地
枠7に天窓枠9を取付けている。
母屋梁2……は、例えば小屋梁から立上がる束
材によつて支持される、本例ではI形鋼からなる
屋根形成用の架構材であつて、屋根勾配に合わせ
て高さを違えて水平に配されるとともに、その上
面には、屋根傾斜方向にのびる上端が例えば棟材
によつて又下端が鼻母屋梁材によつて支持される
たる木3……が適宜のモジユールピツチ間隔で並
設される。
又天窓形成場所に位置するたる木3aは、本例
では母屋梁2のウエブ2aの上方で切除され、該
切除端3a1,3a2間において左右を該たる木
3aに隣接するたる木3b,3bによつて囲む切
除部10を形成する。
なお各切除端3a1,3a2は母屋梁2の上フ
ランジ2b上にその1/2巾で載置支持される。そ
してこの切除部10には開口フレーム6が配され
る。
開口フレーム6は、前記屋根傾斜方向にのびる
互いに平行な縦の枠材12,12の各上端、下端
間を上下の枠材13,15で継ぐ矩形な外枠16
を具え、該外枠16内には前記上端、下端間にお
いて縦の枠材12,12を結ぶ一対の横の枠材1
7,17が架設される。なお前記枠材12,1
3,15,17は夫々前記たる木3と断面同形の
溝形鋼が用いられ、溝部を内方に向けて外枠16
が枠組されるとともに、溝部を外方に向けた横の
枠材17のウエブ17A,17A間で天窓用の開
口部19が形成される。
又開口フレーム6は、前記切除端3a1,3a
2間の距離と略等しい長さを有することにより、
その上下の端部6A,6Bを前記母屋梁2の上フ
ランジ2bの残部に載置して母屋梁2,2間に架
け渡される。なお開口フレーム6は前記たる木3
b,3b間の距離と等しい巾に形成することによ
りその左右の位置ズレが防止されるが、小巾に形
成しネジ止め、ピン止め等により位置ズレを防止
してもよい。又開口フレーム6の取付けにより、
その上面は図1に示すように、前記たる木3上面
と揃う。
又開口フレーム6は、前記開口部19を残して
たる木3上に敷設される野地板20によつて被覆
されるとともに、該開口部19の周囲には該野地
板20を介して天窓下地枠7が配され、又天窓下
地枠7上端には天窓枠9が嵌着される。なお開口
フレーム6上面をたる木3上面と揃えたため、各
上面間に段差が生じることがなく、前記野地板2
0を精度よくたる木3と開口フレーム6との上面
に添設でき、その取付品質を向上しうる。
天窓下地枠7は、前記横の枠材17上に載置さ
れる横材22,22と、該横の枠材17,17間
において前記縦の枠材12上に載置される縦材2
3,23とで四面を囲む木質材からなる矩形枠体
であり、その内面は前記開口部19の開口縁と整
一して形成される。なお天窓下地枠7は、前記野
地板に釘着等により固着される。
天窓枠9は前記天窓下地枠7の上端に嵌着され
る例えばアルミサツシ等からなる矩形な上下開放
の飾り枠部25と、その上開放を閉じる採光用の
透明な透光板26とから形成される。そして前記
開口部19には前記飾り枠部25下面から垂下し
かつその下端が天井板29で整一する防湿用の内
装枠27が内嵌される。又野地板20上には防水
シート32を介して屋根葺材33が添設されると
ともに、屋根葺材33と天窓下地枠7との間は水
切板35等を用いて適宜水切り処理が施され、天
窓Aが形成される。
なお前記母屋梁2,2間に該母屋梁2,2を継
ぐ屋根傾斜方向の平行な継ぎ梁36,36を架け
渡し、かつこの継ぎ梁36,36に、前記開口フ
レーム6の側部、即ち縦の枠材12,12を支持
する補強材37を架設することにより天窓をより
強固に保持している。
〔考案の効果〕
叙上のごとく本考案の天窓の構造は、予め枠組
し開口フレームを母屋梁間に載置して架け渡して
いるため、現場作業を大巾に簡易化でき、かつ施
工能率及び施工精度を向上しうるとともに作業の
安全性を高めうる。又母屋梁に載置して支持させ
るため、天窓を強固に形成しうるとともに、開口
フレームは、その側部を補強材により支持される
ため、該開口フレームの取付強度を一層高めう
る。又天窓枠を取付ける天窓下地枠は、その横
材、縦材が開口フレームの横の枠材、縦の枠材上
に夫々載置されるため、母屋梁間に該母屋梁と間
隔を有して配される天窓下地枠を品質よくかつ強
固に支持できる。さらに開口フレームの上面はた
る木上面に揃うため、該たる木上に添設される野
地板を開口フレーム上に段差を生じることなく品
質よく延長でき、野地板の取付精度を向上しう
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2
図はその分解斜視図、第3〜4図は従来技術を示
す斜視図である。 2……母屋梁、3……たる木、6……開口フレ
ーム、7……天窓下地枠、9……天窓枠、10…
…切除部、12……縦の枠材、13……上の枠
材、15……下の枠材、17……横の枠材、22
……横材、23……縦材、26……透光板、36
……継ぎ梁、37……補強材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 平行な縦の枠材の上端、下端を結ぶ上、下の枠
    材及び上端と下端との間において縦の枠材を結ぶ
    一対の横の枠材が架設される矩形の開口フレーム
    を、屋根傾斜方向にのびかつ母屋梁に支持される
    たる木を切除し該切除部において前記母屋梁に該
    開口フレームの上下の端部を載置することにより
    上面を前記たる木上面と揃えて母屋梁間に架け渡
    し、かつ前記母屋梁間を継ぐ屋根傾斜方向の平行
    な継ぎ梁に、前記開口フレームの側部を支持する
    補強材を架設するとともに、前記横の枠材上に載
    置される横材と、該横の枠材間において前記縦の
    枠材上に載置される縦材とを矩形に接合した天窓
    下地枠を前記開口フレームに配する一方、該天窓
    下地枠に、透光板を有する天窓枠を取付けてなる
    天窓の構造。
JP1988150100U 1988-11-15 1988-11-15 Expired - Lifetime JPH0522573Y2 (ja)

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JPH0268940U JPH0268940U (ja) 1990-05-24
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6282157A (ja) * 1985-10-01 1987-04-15 バアトラ− マニフアクチユアリング コンパニ− 屋根への屋根はめわくの装着方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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