JPH05222180A - ポリエステルの製造法 - Google Patents

ポリエステルの製造法

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JPH05222180A
JPH05222180A JP4029173A JP2917392A JPH05222180A JP H05222180 A JPH05222180 A JP H05222180A JP 4029173 A JP4029173 A JP 4029173A JP 2917392 A JP2917392 A JP 2917392A JP H05222180 A JPH05222180 A JP H05222180A
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polyester
glycol
producing
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JP4029173A
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English (en)
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Yukio Shirokura
幸夫 白倉
Fumiyuki Suzuki
文行 鈴木
Toru Ogura
徹 小倉
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G63/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain of the macromolecule
    • C08G63/78Preparation processes
    • C08G63/82Preparation processes characterised by the catalyst used
    • C08G63/85Germanium, tin, lead, arsenic, antimony, bismuth, titanium, zirconium, hafnium, vanadium, niobium, tantalum, or compounds thereof
    • C08G63/86Germanium, antimony, or compounds thereof
    • C08G63/866Antimony or compounds thereof
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G63/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain of the macromolecule
    • C08G63/78Preparation processes
    • C08G63/82Preparation processes characterised by the catalyst used

Abstract

(57)【要約】 【目的】フィルムとして製造するとき静電印加適性がよ
く、かつ異物が極めて少ないポリエステルの製造法を提
供する。 【構成】本発明は、(A)グリコール可溶性マグネシウ
ム化合物、グリコール可溶性マンガン化合物、およびグ
リコール可溶性亜鉛化合物の中から選ばれた少なくとも
1つ以上の化合物、および(B)ヒンダードフェノール
系化合物、および(C)含硫黄エステル化合物を、下記
式(I)〜(IV)を満足する量で添加することを特徴と
するポリエステルの製造法である。 15≦A≦150 (I) 0.01≦B≦0.2 (II) 0.01≦C≦0.2 (III) 0.5≦B/C≦2.0 (IV) 但し、式中Aは得られるポリエステルを構成する全酸成
分に対する(A)成分の金属原子としての総添加量(m
mol%)であり、BおよびCはそれぞれ得られるポリ
エステルに対する(B)成分および(C)成分の添加量
(重量%)である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アンチモン化合物を重
合触媒として用いたポリエステルの製造法、さらに詳し
くは、製膜時の静電印加特性に優れ、かつ異物の極めて
少ない写真支持体用ポリエステルを、重合触媒としてア
ンチモン化合物を用いて製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりポリエステル、特にエチレンテ
レフタレートを主たる構成単位とするポリエステルは耐
薬品性、耐熱性、耐光性を始め、優れた電気的および機
械的特性や物理的性質を有していることから、フィルム
や繊維、成形品用として広く用いられている。かかるポ
リエステルは、通常テレフタル酸とエチレングリコール
とをエステル化反応せしめてテレフタル酸のグリコール
エステルおよび/またはその低重合体を得、次いでこの
生成物を重合触媒存在下で重縮合せしめることによって
製造される。重合触媒としては、アンチモン化合物、ゲ
ルマニウム化合物、チタン化合物、有機スズ化合物等の
含金属化合物のほか、有機スルフィン酸化合物等の非金
属触媒が知られている。これらの中では、重合活性の点
や入手性、経済性、および得られるポリエステルの着色
性等の面からアンチモン化合物が使用される場合が多
く、中でも三酸化アンチモンが広く用いられている。し
かしながら、アンチモン化合物は優れた重合活性を示す
ものの、ポリエステルの合成段階で析出し、最終的に得
られるポリエステルに不溶な粒子として生成しやすいと
いう欠点を有している。
【0003】ところで、ポリエステルフィルムは、通常
ポリエステルを押出し機によりシート状に溶融押し出し
し、冷却したキャスティングドラムで急冷した後、縦・
横に2軸延伸して製造される。この生産性を高めるため
にはキャスティングドラムの周速を大きくして製膜速度
を向上させることが効果的であり、押し出し口金とキャ
スティングドラム表面の間にワイヤー状の電極を設けて
未固化のシート状ポリエステルをドラム上に密着させて
均一なフィルムを得る静電印加法が用いられている(例
えば特公昭37−6142等)。加えて、この静電印加
法を高め、さらに製膜速度を速めるために、例えばポリ
エステルの製造工程でアルカリ金属、アルカリ土類金属
またはそれらの化合物や、マンガン化合物、亜鉛化合
物、コバルト化合物等を添加し、未固化ポリエステルシ
ートへの電荷析出量を改善しようとする試みがなされて
いる(例えば特開昭51−70269等、特開昭55−
84322、特開平1−287133等)。このような
方法では、ポリエステルの静電印加適性の確保はある程
度できるものの、ポリエステルの重合工程中に上述のご
とき金属化合物を添加すると、ポリエステルの重合触媒
としてアンチモン化合物を用いた場合、このアンチモン
に起因する黒色不溶性粒子の析出が特に著しくなり、最
終的に得られたポリエステルを溶融押し出ししてフィル
ムに成形加工する際に、溶融押し出し時に用いられるフ
ィルターの目詰まりを生じフィルター内圧の上昇を引き
起こしたり、更にこの析出粒子はフィルム内で異物とし
て存在することとなり、写真用フィルムとしては致命的
な欠陥となりうる。
【0004】アンチモン化合物に起因する析出粒子を微
細化せしめる方法としては、例えば特開昭64−696
23では炭酸カルシウムや酸化ケイ素等の不活性無機粒
子を添加する方法が記載されている。しかしながら、こ
の方法では添加した粒子が凝集し、新たな異物となりや
すいという欠点がある。また、特開平1−185355
では特定量のビスマスの共存下にて三酸化アンチモンを
使用する方法が提示されている。さらに特開平3−21
5522ではトリエチレングリコール還元性や、含まれ
るビスマス、セレンの量がある範囲に含まれるような三
酸化アンチモンを使用する技術が記載されている。これ
らの方法では、ポリエステルの合成段階でマグネシウム
やマンガン、亜鉛化合物を全く添加しないか、または添
加しても極少量の添加にとどめる場合には有効な手法で
はあるが、上述のように静電印加適性の高いポリエステ
ルを得るために必要な量のマグネシウム化合物等を添加
した場合、アンチモンに由来する析出粒子を十分に微細
化または減少させることはできない。以上のように、ア
ンチモン化合物を重合触媒とした場合、異物の少なさが
高度に要求される印刷原版用写真フィルムやマイクロフ
ィルム等に使用されるポリエステルを高い生産性で製膜
する技術は未だ十分確立されているとは言い難い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、アン
チモン化合物を重合触媒とし、フィルムとして製造する
とき良好な静電印加適性を確保しつつ、かつアンチモン
粒子の析出を防ぐことによって異物の極めて少ない写真
支持体に適したポリエステルを製造する方法を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した本発明の課題
は、以下に述べる方法によって達成できる。すなわち、 (1)全繰り返し単位の少なくとも60モル%がエチレ
ンテレフタレートよりなるポリエステルを、重合触媒と
してアンチモン化合物を用いて製造するに際し、(A)
グリコール可溶性マグネシウム化合物、グリコール可溶
性マンガン化合物、およびグリコール可溶性亜鉛化合物
の中から選ばれた少なくとも1つ以上の化合物、および
(B)ヒンダードフェノール系化合物、および(C)含
硫黄エステル化合物を、下記式を満足する量で添加する
ことを特徴とするポリエステルの製造法。 15≦A≦150 (I) 0.01≦B≦0.2 (II) 0.01≦C≦0.2 (III) 0.5≦B/C≦2.0 (IV) 但し、式中Aは得られるポリエステルを構成する全酸成
分に対する(A)成分の金属原紙としての総添加量(m
mol%)であり、BおよびCはそれぞれ得られるポリ
エステルに対する(B)成分および(C)成分の添加量
(重量%)である。
【0007】(2)ヒンダードフェノール系化合物が下
記式(V)で示される構造単位を有する化合物であり、
および含硫黄エステル化合物が下記一般式(VI)または
(VII)で表せる化合物である上記第(1)項に記載のポ
リエステルの製造法。
【0008】
【化2】
【0009】 (R1 SR2 COOCH2 4 C (VI) S(R3 COOR4 2 (VII) 但し、R1 およびR4 は炭素数5〜30のアルキル機、
またはアリール基であり、R2 およびR3 は炭素数1〜
9のアルキレン基であり、Yはメチル基またはエチル基
である。
【0010】(3)含窒素塩基性化合物(D)を、下記
式(VIII)を満足する量で添加することを特徴とする上
記(1)項に記載のポリエステルの製造法。 5≦D≦50 (VIII) 但し、Dは得られるポリエステルに対する含窒素塩基性
化合物の添加量(ppm)である。によって課題を達成
することができる。
【0011】即ち、本発明者らは、ポリエステルの静電
印加適性を向上させるために、合成段階でグリコール可
溶性マグネシウム化合物、マンガン化合物、亜鉛化合物
から選ばれた少なくとも1つ以上の化合物を添加する
と、重合系内において触媒として用いたアンチモン化合
物の還元反応が著しく促進され、グリコール可溶性マグ
ネシウム化合物等を添加しない場合に比べて金属アンチ
モン粒子の析出が激しく、かつ粒子は粗大化するという
現象は、ヒンダードフェノール系化合物および含硫黄エ
ステル化合物を特定量併用添加することによって解決で
きることを見いだし本発明に達した。
【0012】本発明でいうポリエステルとは、全繰り返
し単位の少なくとも60モル%がエチレンテレフタレー
トであるものをいい、この範囲内で他の共重合成分を含
んでもよい。共重合成分には、例えばジカルボン酸成分
としてイソフタル酸、ナフタレンジカルボン等の芳香族
ジカルボン、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、ジ
フェニルメタンジカルボン酸等の脂環族ジカルボン酸、
アジピン酸、セバシン酸等の脂肪族ジカルボン酸等があ
る。共重合成分となり得るグリコール成分としては、例
えばジエチレングリコール、ポリエチレングリコール、
ブタンジオール、シクロヘキサンジメタノール、キシリ
レングリコール等を挙げることができる。
【0013】本発明でいうポリエステルの製造は2官能
性カルボン酸とグリコールとのエステル化反応、あるい
は2官能性カルボン酸のエステル形成誘導体とグリコー
ルとのエステル交換反応、さらにこれら反応生成物の重
縮合反応は従来から知られている方法で行うことができ
る。また、回分法、半連続法または連続法のいずれの製
造方法にも適用可能である。次に、ポリエチレンテレフ
タレートを例に挙げ、回分法により製造法の概略を説明
する。テレフタル酸とエチレングリコールは、エステル
化反応缶に投入前、もしくはエステル化反応缶内でスラ
リー状としておく。テレフタル酸とエチレングリコール
の仕込みモル比は、1:1.05から1:2.5が好ま
しい。続いて、反応缶を昇温しスラリーを加熱して、テ
レフタル酸とエチレングリコールのエステル化反応を開
始する。反応は、系を攪拌しながら行い、その温度は、
240から280℃が好ましい。反応系の圧力は、常圧
もしくは加圧下で操作され、5kg/cm2 G以下が好まし
い。エステル化反応では副生する水を除去しながら反応
を進め、反応が終了すると、水の留出水は止まる。続い
て重縮合反応工程に入るが、その前にフィルターを通し
反応液中の異物を除去することもできる。重縮合反応は
減圧下、270から290℃で、結合反応で副生するエ
チレングリコールを、反応系外に除去しながら行われ
る。反応液の突沸を避けるため、初期の減圧は徐々に行
うことが好ましい。通常採用されている最終の真空度は
1から0.01mmHgである。
【0014】本発明の方法では、重縮合触媒としてアン
チモン化合物を使用する。ここで使用するアンチモン化
合物としては、重合触媒を有するアンチモン化合物であ
れば任意に使用できる。例えば、三酸化アンチモン、五
酸化アンチモンのような酸化物、三臭化アンチモン、三
塩化アンチモンのようなハロゲン化物、その他酒石酸ア
ンチモン、アンチモングリコラート、酢酸アンチモン等
が挙げられる。これらのアンチモン化合物は、不純物と
して3%以下のPb,As,Bi,Fe,SO 4 ,C
l,Ca,Se等のSb以外の元素を含んでいてもよ
い。本発明では重合触媒であるアンチモン化合物の添加
時期は、ポリエステルの重縮合反応を開始する以前であ
れば特に制限はなく、その形態はエチレングリコールの
溶液またはスラリーとして添加される。アンチモン化合
物の添加量は得られるポリエステルに対し、アンチモン
元素として50〜500ppm、好ましくは80〜30
0ppmである。添加量が50ppmより少ないと重縮
合が円滑に進行せず、また500ppmより多いとポリ
エステルの色調が濃灰色になり好ましくない。
【0015】本発明で用いられるグリコール可溶性マグ
ネシウム化合物、マンガン化合物、亜鉛化合物には、酢
酸塩、シュウ酸塩、安息香酸塩等の有機カルボン酸塩や
ハロゲン化物、水酸化物などが挙げられる。具体的に
は、酢酸マグネシウム、酢酸マンガン、酢酸亜鉛、シュ
ウ酸マグネシウム、シュウ酸マンガン、シュウ酸亜鉛、
安息香酸マグネシウム、安息香酸マンガン、安息香酸亜
鉛、塩化マグネシウム、塩化マンガン、塩化亜鉛、臭化
マグネシウム、臭化マンガン、水酸化マグネシウム等が
挙げられる。本発明では、これらのグリコール可溶性マ
グネシウム化合物、マンガン化合物および亜鉛化合物の
中から選ばれた1つ以上の化合物を下記式(I)を満足
する量添加する必要がある。 15≦A≦150 (I) 但し、式中Aは得られるポリエステルを構成する全酸成
分に対する(A)成分の金属原子としての総添加量(m
mol%)である。
【0016】式(I)より少ない添加量ではアンチモン
化合物に由来する析出粒子の数は減少するが、得られる
ポリエステルは溶融時の比抵抗が高すぎて十分な静電印
加特性を持たない。また、式(I)に示す量より多く添
加しても静電印加適性はそれ以上向上せず、ポリマーの
着色が大きくなり、添加した化合物の金属成分が異物と
して析出したり、加えて重縮合工程ではポリマーの分解
を生じさせるためアセトアルデヒドの発生が増加し、結
果的に重合触媒であるアンチモン化合物の還元を促進す
ることになる。グリコール可溶性マグネシウム化合物、
マンガン化合物、亜鉛化合物の添加時期としては、ポリ
エステルのエステル化反応が実質的に完了する以前であ
れば特に制限はなく、その形態はグリコールまたはグリ
コールと水の混合液に溶解して添加することが好まし
い。
【0017】本発明で使用されるヒンダードフェノール
系化合物は、前記式(V)で示される2−メチル−6−
t−ブチルフェノール型または2−エチル−6−t−ブ
チルフェノール型の構造単位を有するものが好ましく、
更に好ましくは下記式(VIII)である。
【0018】
【化3】
【0019】また、ヒンダードフェノール系化合物は分
子量が500以下では重合系で飛散しやすく、分子量が
1000以上ではポリエステルへの溶解性が悪く異物化
することがあるので分子量は500〜1000が好まし
い。具体的には、例えば、3,9−ビス〔2−{3−
(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニ
ル)プロピオニルオキシ}−1,1−ジメチルエチル〕
−2,4,8,10−テトラオキサスピロ〔5・5〕ウ
ンデカン、トリエチレングリコール−ビス〔3−(3−
t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチル−フェニル)
−プロピオネート〕等が挙げられる。
【0020】また、含硫黄エステル化合物は、前記に示
す一般式(V)または(VI)で表される化合物が好まし
い。一般式(V)、(VI)においてR1 およびR4 のア
ルキル基、アリール基、R 2 およびR3 のアルキレン基
は更に置換基によって置換されていてもよい。置換基と
してはアルコキシ基(メトキシ、エトキシ基など)が挙
げられる。具体的には、ペンタエリスリトール−テロラ
キス(3−ラウリルチオプロピオネート)、ジステアリ
ル−3,3′−チオジプロピオネート、ジラウリル−チ
オジプロピオネート、ジミリスチル−チオジプロピオネ
ート、ジステアリル−チオジプロピオネート等が挙げら
れる。
【0021】これらのヒンダードフェノール系化合物お
よび含硫黄エステル化合物は、下記式(II)、(III)、
(IV)を満足する量添加する必要がある。 0.01≦B≦0.2 (II) 0.01≦C≦0.2 (III) 0.5≦B/C≦2.0 (IV) 但し、式中BおよびCはそれぞれ得られるポリエステル
に対するヒンダードフェノール系化合物および含硫黄エ
ステル化合物の添加量(重量%)である。ヒンダードフ
ェノール系化合物および含硫黄エステル化合物のいずれ
か一方でも式(II)または(III)で示されている量より
少ないとアンチモン化合物の還元抑制効果はない。ま
た、式(II)および(III)に示す量よりも多く添加して
ももはや効果の向上は見られない。
【0022】さらに、ヒンダードフェノール化合物と含
硫黄エステル化合物は式(IV)に示されるような比とな
るように添加する必要がある。理由は定かではないが、
ヒンダードフェノールと含硫黄エステル化合物はどちら
か一方を過剰に使用してもその効果はなく、双方がほぼ
同量になるように添加することによって効率的に効果が
発現される。上述のヒンダードフェノール系化合物およ
び含硫黄エステル化合物の添加時期は、ポリエステルの
重縮合反応を開始する以前であれば特に制限はないが、
エステル化反応が実質的に終了した後から重縮合反応を
開始するまでの間に添加するのが好ましい。本発明では
更に含窒素塩基性有機化合物を用いることが好ましく例
えば、イミダゾールおよびその誘導体、第3級アミン、
水酸化第4級アンモニウム化合物等が挙げられ、イミダ
ゾールおよびその誘導体が好ましい。具体的には、イミ
ダゾール、2−エチル−4−メチルイミダゾール、トリ
エチルアミン、ピリジン、テトラエチルアンモニウムヒ
ドロキサイド、トリエチルベンジルアンモニウムヒドロ
キサイド等が挙げられる。
【0023】この含窒素塩基性化合物の添加量は、下記
式(VIII)を満足する量添加することが望ましい。 5≦D≦50 (VIII) ここで、Dは得られるポリエステルに対する含窒素塩基
性化合物の添加量(ppm)である。含窒素塩基性化合
物の添加量が上記式の範囲よりも少ないとエーテル結合
の抑制が十分に行われず、上記式の範囲よりも多いとポ
リエステルの着色を招いたりして好ましくない。なお、
本発明方法でポリエステルを製造するに際し、公知の安
定剤、例えばリン酸、亜リン酸あるいはこれらの誘導体
を併用して使用することは好ましいことである。また、
本発明の目的を逸脱しない範囲で他の重合触媒を併用し
てもよく、また必要に応じて任意の添加剤、例えば蛍光
増白剤、帯電防止剤等を使用してもよい。
【0024】
【発明の効果】本発明の方法によれば、ポリエステルの
静電印加適性を十分確保しつつ、触媒に使用されるアン
チモン化合物に起因する金属アンチモンの析出が抑制さ
れたポリエステルが製造できる。すなわち、異物が極め
て少ないフィルムを高速で製膜することが可能となる。
かかるフィルムは印刷原版用写真フィルムやマイクロフ
ィルム用として好適である。
【0025】
【実施例】以下、実施例にて本発明をさらに具体的に説
明するが、本発明はこれによって限定されるものではな
い。なお、実施例中の添加量を示す「部」とは「重量
部」を意味するものとし、各実施例および比較例とも操
作は実施例1と全く同様に行っている。なお、表1には
各例中で用いた化合物の説明を示した。また、各特性の
測定法は次のとおりである。 (1)固有粘度(IV) ポリエステルをフェノール/テトラクロロエタン=3/
2(重量比)混合溶液に溶解させ、ウベローデ型粘度計
を用い25℃で測定した。 (2)色相(b値) チップ状ポリエステルを測色色差計(日本電色工業製N
D−101D型)で測定した。b値が大きいほど黄色味
が強いことを表す。 (3)DEG含量 ポリエステルを水酸化ナトリウムのメタノール溶液で分
解後、ガスクロマトグラフにて定量し、ポリエステルの
全グリコール成分に対するモル%で示した。
【0026】(4)ポリマー中の不溶粒子数 ポリエステル50mgを2枚のカバーグラス間に挟み、2
90℃で溶融プレスしたものを顕微鏡で観察し、大きさ
が0.1ミクロン以上の粒子の数によって次のように判
定した。 ○:粒子数が 0個〜10個 △:粒子数が11個〜30個 ×:粒子数が31個以上 (5)静電印加性 押出し機の口金部と冷却ドラムとの間に細線の電極を設
け、この細線と冷却ドラムとの間に5kVの直流電圧を印
加し50m/分の製膜速度で良好に製膜できるか否か判
定した。 (6)フィルム中の異物数 ポリエステルを溶融押し出し後、縦・横に3.3倍に延
伸して厚さ約100μのフィルムを作製し、このうちの
50cm2 を偏光顕微鏡で観察し、10μ以上の異物の数
によって以下のように判定した。 ○:異物の数が0個〜2個 △:異物の数が3個〜10個 ×:異物の数が11個以上
【0027】実施例1 エステル化反応槽に、テレフタル酸100部、エチレン
グリコール48.6部を仕込み、これに0.084部の
化合物A−1をエチレングリコール1.27部に溶解し
たものを添加した後、内容物を十分攪拌してスラリー化
しながら温度を高め、副生する水を蒸留塔から除去しな
がら反応温度を250℃に達せしめた。このまま約4時
間反応させ、水の副生が実質的に停止したことを確認
後、反応生成物であるポリエステルの低重合体を重縮合
槽に移し、重合触媒である3酸化アンチモン0.029
部をエチレングリコール0.64部に懸濁させたものを
添加し、次いで0.058部の化合物B−1および0.
058部の化合物C−1ををエチレングリコール0.6
4部に懸濁させながら添加した。さらに化合物D−1を
0.0023部およびトリメチルリン酸0.028部を
エチレングリコール0.64部に溶解させたものを添加
した。添加完了後10分間攪拌しながら放置し、その後
徐々に系を減圧とし、275〜280℃で約4時間重縮
合反応を行い、IV=0.66のポリエステルを得た。こ
のポリエステルの諸特性を表4に示した。このポリエス
テルは異物はほとんどなく、写真支持体用として好適で
あった。
【0028】実施例2〜4、比較例1〜11 実施例1と同様な操作で、表2および表3に示すような
添加量でそれぞれポリエステルを製造した。得られたポ
リエステルの特性を表4にまとめた。
【0029】
【表1】
【0030】
【表2】
【0031】
【表3】
【0032】
【表4】
【0033】本発明の実施例2〜4はいずれもポリマー
中の不溶粒子数が少なく、静電印加性も良好であり、フ
ィルム中の異物数もほとんどなかった。また含窒素化合
物を加えるとDEGの発生を抑制することができる。
【0034】比較例1、2からグリコール可溶性マグネ
シウムの添加量が少ないと静電印加適性がなく、添加量
が多いと異物、不溶粒子が増加することがわかる。比較
例3、4からヒンダードフェノール系化合物と含硫黄エ
ステル化合物の添加量が少ないと異物発生を抑制するこ
とができなくなる。比較例5、6からヒンダードフェノ
ール系化合物と含硫黄エステル化合物の添加量の比が式
(IV)を満たさない場合、不溶粒子の発生がある程度抑
制されるが、異物の発生が抑制されない。
【0035】比較例7は本願発明のヒンダードフェノー
ル系化合物と異なるので、不溶粒子および異物が多くみ
られる。比較例8は本願発明の含硫黄エステルを含まな
いので、不溶粒子および異物が多くみられる。比較例9
はヒンダードフェノール系化合物と含硫黄エステル化合
物の添加量が式(II)、(III)より多い。この場合、ア
ンチモンの異物の発生が抑制されるが、ヒンダードフェ
ノール系化合物と含硫黄化合物と思われる不溶物が異物
となってしまう。
【手続補正書】
【提出日】平成4年4月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した本発明の課題
は、以下に述べる方法によって達成できる。すなわち、 (1)全繰り返し単位の少なくとも60モル%がエチレ
ンテレフタレートよりなるポリエステルを、重合触媒と
してアンチモン化合物を用いて製造するに際し、(A)
グリコール可溶性マグネシウム化合物、グリコール可溶
性マンガン化合物、およびグリコール可溶性亜鉛化合物
の中から選ばれた少なくとも1つ以上の化合物、および
(B)ヒンダードフェノール系化合物、および(C)含
硫黄エステル化合物を、下記式を満足する量で添加する
ことを特徴とするポリエステルの製造法。 15≦A≦150 (I) 0.01≦B≦0.2 (II) 0.01≦C≦0.2 (III) 0.5≦B/C≦2.0 (IV) 但し、式中Aは得られるポリエステルを構成する全酸成
分に対する(A)成分の金属原子としての総添加量(m
mo1%)であり、BおよびCはそれぞれ得られるポリ
エステルに対する(B)成分および(C)成分の添加量
(重量%)である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】本発明でいうポリエステルの製造は2官能
性カルボン酸とグリコールとのエステル化反応、あるい
は2官能性カルボン酸のエステル形成誘導体とグリコー
ルとのエステル交換反応、さらにこれら反応生成物の重
縮合反応は従来から知られている方法で行うことができ
る。また、回分法、半連続法または連続法のいずれの製
造方法にも適用可能である。次に、ポリエチレンテレフ
タレートを例に挙げ、回分法により製造法の概略を説明
する。テレフタル酸とエチレングリコールは、エステル
化反応缶に投入前、もしくはエステル化反応缶内でスラ
リー状としておく。テレフタル酸とエチレングリコール
の仕込みモル比は、1:1.05から1:2.5が好ま
しい。続いて、反応缶を昇温しスラリーを加熱して、テ
レフタル酸とエチレングリコールのエステル化反応を開
始する。反応は、系を攪拌しながら行い、その温度は、
240から280℃が好ましい。反応系の圧力は、常圧
もしくは加圧下で操作され、5kg/cmG以下が好
ましい。エステル化反応では副生する水を除去しながら
反応を進め、反応が終了すると、水の留出は止まる。続
いて重縮合反応工程に入るが、その前にフィルターを通
し反応液中の異物を除去することもできる。重縮合反応
は減圧下、270から290℃で、結合反応で副生する
エチレングリコールを、反応系外に除去しながら行われ
る。反応液の突沸を避けるため、初期の減圧は徐々に行
うことが好ましい。通常採用されている最終の真空度は
1から0.01mmHgである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】本発明で使用されるヒンダードフェノール
系化合物は、前記式(V)で示される2−メチル−6−
t−ブチルフェノール型または2−エチル−6−t−ブ
チルフェノール型の構造単位を有するものが好ましく、
更に好ましくは下記式(IX)である。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】
【化3】
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】また、含硫黄エステル化合物は、前記に示
す一般式(VI)または(VII)で表される化合物が
好ましい。一般式(VI)、(VII)においてR
よびRのアルキル基、アリール基、RおよびR
アルキレン基は更に置換基によって置換されていてもよ
い。置換基としてはアルコキシ基(メトキシ、エトキシ
基など)が挙げられる。具体的には、ペンタエリスリト
ール−テロラキス(3−ラウリルチオプロピオネー
ト)、ジステアリル−3,3′−チオジプロピオネー
ト、ジラウリル−チオジプロピオネート、ジミリスチル
−チオジプロピオネート、ジステアリル−チオジプロピ
オネート等が挙げられる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】
【表1】 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年3月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】
【表2】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】
【表3】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全繰り返し単位の少なくとも60モル%
    がエチレンテレフタレートよりなるポリエステルを、重
    合触媒としてアンチモン化合物を用いて製造するに際
    し、(A)グリコール可溶性マグネシウム化合物、グリ
    コール可溶性マンガン化合物、およびグリコール可溶性
    亜鉛化合物の中から選ばれた少なくとも1つ以上の化合
    物、および(B)ヒンダードフェノール系化合物、およ
    び(C)含硫黄エステル化合物を、下記式(I)〜(I
    V)を満足する量で添加することを特徴とするポリエス
    テルの製造法。 15≦A≦150 (I) 0.01≦B≦0.2 (II) 0.01≦C≦0.2 (III) 0.5≦B/C≦2.0 (IV) 但し、式中Aは得られるポリエステルを構成する全酸成
    分に対する(A)成分の金属原紙としての総添加量(m
    mol%)であり、BおよびCはそれぞれ得られるポリ
    エステルに対する(B)成分および(C)成分の添加量
    (重量%)である。
  2. 【請求項2】 ヒンダードフェノール系化合物が下記式
    (V)で示される構造単位を有する化合物であり、およ
    び含硫黄エステル化合物が下記一般式(VI)または(VI
    I)で表せる化合物である請求項1に記載のポリエステル
    の製造法。 【化1】 (R1 SR2 COOCH2 4 C (VI) S(R3 COOR4 2 (VII) 但し、R1 およびR4 は炭素数5〜30のアルキル基、
    またはアリール基であり、R2 およびR3 は炭素数1〜
    9のアルキレン基であり、Yはメチル基またはエチル基
    である。
  3. 【請求項3】 更に含窒素塩基性化合物(D)を、下記
    式(VIII)を満足する量で添加することを特徴とする請
    求項1に記載のポリエステルの製造法。 5≦D≦50 (VIII) 但し、Dは得られるポリエステルに対する含窒素塩基化
    合物の添加量(ppm)である。
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