JPH05220449A - 傷部耐食性・加工性を兼ね備えた高耐久性塗装鋼板及びその製造方法 - Google Patents

傷部耐食性・加工性を兼ね備えた高耐久性塗装鋼板及びその製造方法

Info

Publication number
JPH05220449A
JPH05220449A JP2661192A JP2661192A JPH05220449A JP H05220449 A JPH05220449 A JP H05220449A JP 2661192 A JP2661192 A JP 2661192A JP 2661192 A JP2661192 A JP 2661192A JP H05220449 A JPH05220449 A JP H05220449A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steel sheet
coated steel
fluororesin
coating film
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2661192A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3293870B2 (ja
Inventor
Toru Kametani
透 亀谷
Hisanori Shimizu
清水尚徳
Katsutoshi Kumai
熊井勝敏
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TAIYO SEIKO KK
Original Assignee
TAIYO SEIKO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TAIYO SEIKO KK filed Critical TAIYO SEIKO KK
Priority to JP02661192A priority Critical patent/JP3293870B2/ja
Publication of JPH05220449A publication Critical patent/JPH05220449A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3293870B2 publication Critical patent/JP3293870B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 傷部から短期間で赤錆の発生しない、傷部耐
食性に優れ、加工性も満足し、勿論塗膜の強度と硬度、
密着性、耐候性、耐摩耗性および耐食性にも優れたフッ
素樹脂系塗装鋼板を提供する。 【構成】 鋼板表面に、最下層に化成処理層、その上に
ストロンチウムクロメートを主成分とする防錆顔料を含
有するエポキシ樹脂系下塗り層、その上にシラン系カッ
プリング剤で表面処理したガラスビーズを分散配合した
フッ素樹脂系中塗り層、さらにその上にアクリル変性フ
ッ化ビニリデン樹脂系上塗り層、を有することを特徴と
する傷部耐食性・加工性を兼ね備えた高耐久性塗装鋼板
及びその製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、亜鉛めつき鋼板、アル
ミニウム‐亜鉛合金めっき鋼板等の鋼板に塗料としてフ
ッ素樹脂系塗料を利用し、主として建材用として用いら
れる、特に傷部耐食性・加工性を兼ね備えた耐候性、耐
食性に優れた高耐久性フッ素樹脂系塗装鋼板に関するも
のである。
【0002】
【従来技術および発明が解決しようとする課題】塗装鋼
板は、JIS G 3302溶融亜鉛めっき鋼板、JI
S G 3313電気亜鉛めっき鋼板、JIS G 3
317 5%Al−Zn溶融亜鉛めっき鋼板などの各種
鋼板に表面処理をした後で、各種塗料をロールコーター
などにより連続的に塗装して耐候性、耐食性、耐薬品
性、耐汚染性、加工性や意匠性などを付与するので品質
が安定して、均一であり、しかもこの塗装鋼板を使用す
ることにより加工あるいは施工後の塗装工程が不用であ
るために、建材用、家電用、事務機器用などの素材とし
てその用途が拡大している。
【0003】これら塗装鋼板の中でも建材用として要求
される性能は、耐候性、耐食性、密着性、加工性、耐傷
付性などであるが、使用環境が厳しい一方メインテナン
スフリーが要求されている分野のためその性能要求は極
めて高い。この点から、塗装する塗料として、フッ素樹
脂系塗料がその物理的、化学的に安定な特性から耐候
性、耐食性、耐薬品性、耐汚染性等に最も優れるものと
考えられ、注目されている。
【0004】しかしながらこれらの性能に優れたフツ素
樹脂系塗装鋼板においても、塗装される塗膜厚さが通常
25〜35μ程度と薄いことと、塗膜硬度が低いため
に、折曲加工、ロールフオーミングなどの成型、加工時
や施工時等に傷が付きやすく、しかも傷付き部や加工部
分の耐食性が劣ることがあり、保護フイルムを使用する
か加工あるいは施工後傷付き部の補修を行なうのが一般
的である。これがフッ素樹脂系塗装鋼板の問題点となっ
ている。
【0005】これらの問題点を解決する手段として、従
来は、フッ素樹脂系塗料の利点を維持しながら、塗膜硬
度を上げ、高硬度にすることによって耐傷付性や耐摩耗
性を改善すると共に、加工性、塗膜密着性をも損なわな
い手段が研究され、特公昭60−7946号「高耐久性
塗装金属板の製造方法」や特開昭61−237636号
「塗装鋼板」など、金属板に塗装するフッ素樹脂系塗料
に繊維状のEガラスやCガラスを添加する方法が提案さ
れている。しかし、これらの知見においては、塗料に添
加するガラスは塗膜性能の点から繊維状ガラスが好まし
いとされ、フッ素樹脂系塗料に対するフレーク状やビー
ズ状ガラスの添加は詳細には検討されていない。また、
フッ素樹脂系塗料にガラス繊維を添加すると水分透過性
(透水率)が上昇し耐食性が低下するとの知見から、添
加するガラス繊維に表面処理をすることによってフッ素
系樹脂や顔料に対する濡れ性を良くして塗膜の水分透過
性(透水率)を押さえることが研究、提案されている。
【0006】しかしながら、そもそもこれらのフッ素樹
脂系塗装鋼板は膜厚が25〜35μと薄いために、たと
え塗膜強度が強くなり、塗膜硬度が高くなっても加工
時、工事施工時等に完全に傷付きを防ぐことができるわ
けではない。すなわち、フッ素樹脂系塗装鋼板の実暴露
において、いわゆるフラワーリング現象が発生している
のが実情である。フラワーリング現象は、フッ素系樹脂
の塗膜の強度が強く、内部応力が高く、透水率が低いた
めに、傷付き部においてカソード反応で発生する水素ガ
スにより塗膜の浮き上がりが発生し、傷付部周辺の塗膜
の密着力が低下して円形にめくれあがる現象である。フ
ラワーリング現象により塗膜剥離が発生すると亜鉛めっ
きの局部腐食が進行して最終的には赤錆が発生する。フ
ッ素樹脂系塗装鋼板は本来非常に耐候性に優れている
が、このように傷が入ると短期間(3〜4年)で局部的
に腐食が進行してその寿命を著しく損ねているのが現状
である。
【0007】本発明は、上記のような課題に鑑みてなさ
れたものであり、フッ素樹脂系塗装鋼板において、加工
時、施工時などに塗膜に傷が入っても塗膜の傷付き部に
短期間で赤錆の発生しない傷部耐食性に優れたフッ素樹
脂系塗装鋼板を得ることを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記のような課
題を解決するものであり、その要旨とするところは前記
請求の範囲に記載の通りである。
【0009】以下、本発明について詳述する。
【0010】本発明に係る塗装鋼板は、亜鉛めっき鋼
板、アルミニウムー亜鉛合金めっき鋼板などの鋼板の表
面に、最下層に化成処理層、その上にストロンチウムク
ロメートを主成分とする防錆顔料を含有するエポキシ樹
脂系下塗り層、その上にシラン系カップリング剤で表面
処理したガラスビーズを分散配合したフッ素樹脂系中塗
り層、さらにその上にアクリル変性フッ化ビニリデン樹
脂系上塗り層、を有することを特徴とするものであり、
また、本発明製造方法は、ストロンチウムクロメートを
主成分とする防錆顔料が配合されたエポキシ系樹脂塗料
を塗装、乾燥して下塗塗膜を形成し、次いでこの上にシ
ラン系カップリング剤で表面処理したガラスビーズを添
加したフッ素樹脂系塗料を塗装、乾燥して中塗塗膜を形
成し、しかる後この上にアクリル変性フッ化ビニリデン
樹脂系塗料を塗装、乾燥して上塗塗膜を形成し、3コー
ト3ベークの塗装鋼板を形成することを特徴とするもの
である。
【0011】原板、素材としての鋼板は亜鉛めっき鋼
板、アルミニウム‐亜鉛めっき鋼板等であり、各種アル
ミニウム濃度のものを使用することができ、(通常は)
これらの原板の表面に化成処理を行なう。化成処理はス
プレーまたは浸漬タイプの燐酸亜鉛系や塗布型のクロム
酸系の処理剤によって行なわれる。
【0012】次いで、この化成処理を行なった原板の表
面に下塗塗料を塗装して乾燥する。下塗塗料としてはス
トロンチウムクロメートを主成分とする防錆顔料を配合
したエポキシ系樹脂塗料を使用する。本発明はこの防錆
顔料の作用を利用しようとするものであるから、下塗り
層への防錆顔料の配合は必須条件である。下塗り層の塗
膜厚みは、乾燥塗膜の厚みで3〜10μが好ましい。
【0013】次いで、このように形成された下塗塗膜の
表面にガラスビーズを配合したフッ素樹脂系塗料を塗
装、乾燥して中塗塗膜を形成する。中塗り層の乾燥塗膜
の厚みは10〜25μの範囲が好ましい。フッ素樹脂系
塗料としてはフッ化ビニリデン塗料やフッ化ビニル塗料
が使用される。特に、アクリル変性フッ化ビニリデン系
塗料が塗膜の密着性、加工性などに優れる点で推奨され
る。アクリル樹脂とフッ化ビニリデン樹脂の混合比率は
1.5:8.5〜6:4が好ましい。
【0014】ガラスビーズはシランカツプリング処理し
たものを使用する。シランカツプリング処理されていな
いガラスビーズを配合しても、塗料貯蔵中や塗装時にガ
ラスビーズの多くが沈降したり、ガラスビーズの塗れ性
が悪くフッ素樹脂や顔料とのなじみが悪く水分の透過性
が高くなりフッ素樹脂塗装鋼板としての耐食性が低下し
て本発明所望の効果は得られない。
【0015】すなわち、本発明の重要な特徴の一は、中
塗り層に前記ガラスビーズを分散配合することによっ
て、中塗り層の塗膜の透湿率を適度に調整し、よって十
分な水分を上記下塗り層に供給して該下塗り層内の防錆
剤の防錆作用を引き出すと共に、塗膜の内部応力も緩和
し、傷付き部における傷の拡大や腐食の進行を抑制する
点にある。
【0016】本発明者の研究によれば、フッ素樹脂系塗
膜において、既述のようなフッ素樹脂の利点を維持しな
がらこのような効果を得、また加工性をも満足するため
には、樹脂への添加骨材に関する従来の常識に反し、チ
タネート系カップリング剤で表面処理した後でシラン系
カップリング剤で処理された繊維状やフレーク状ガラス
では不可で、シラン系カップリング剤で表面処理した球
状ガラス、すなわちガラスビーズでなければならないこ
とが分かった。
【0017】すなわち、上記シランカツプリング処理し
たガラスビーズをフッ素系樹脂に添加、配合することに
より、フッ素樹脂系塗膜の硬度が高くなり、比較的塗膜
に傷が入りにくくなることは勿論であるが、塗膜の透湿
率を適度に調整することができて前記下塗り層内の防錆
剤の防錆作用を引き出すことができ、塗膜の内部応力も
緩和できるため、傷付部耐食性、耐フラリーリング性が
改善できるものと考えられる。
【0018】中塗りフッ素樹脂系塗料中ヘのガラスビー
ズの配合量は1〜30重量%に設定するのが好ましい。
配合量が1重量%未満では、塗膜の透湿率も低く、応力
緩和もできないため、傷付部耐食性の向上、耐フラワー
リングの効果が得られない。当然ガラスビーズの配合に
よる塗膜の硬度向上による耐傷付性の効果も得られな
い。一方、30重量%を超えると、塗装作業性が悪くな
り、塗膜の折曲加工性も悪くなる。
【0019】ガラスはEガラス、Aガラスなどが使用で
きるが、ガラスビーズの直径は1〜40μに設定するの
が好ましい。ガラスビーズの直径が1μ未満になると透
湿率が高くなりすぎて却って耐食性が劣る結果となるか
らである。塗膜の硬度向上による耐傷付性の効果も不十
分となる。40μを超えると塗料中ヘのガラスビーズの
分散が均一に行なえなくなり、塗装時に塗料パン、ドラ
ム缶等ヘのガラスビ‐ズの沈降が発生して極めて作業性
が悪くなる。
【0020】本発明塗装鋼板はこのような中塗り層の上
にアクリル変性フッ化ビニリデン樹脂系上塗り層を有す
るものである。また、本願第2の発明は、このアクリル
変性フッ化ビニリデン樹脂系上塗り層に艶消し剤を配合
することを特徴とするものである。これは上記中塗塗料
を塗装、乾燥したのち、この上に上塗塗料としてアクリ
ル変性フッ化ビニリデン樹脂系塗料、又は艶消し剤を配
合したアクリル変性フッ化ビニリデン樹脂系塗料を塗
装、乾燥すれば良い。塗膜厚みはlO〜25μの範囲が
好ましい。
【0021】本発明においては、上塗り層にアクリル変
性フッ化ビニリデン樹脂系塗料を用いる点が重要であ
る。上塗り層にアクリル変性フッ化ビニリデン樹脂樹塗
料を用いることにより、上塗り層塗膜に充分な透湿性を
確保できるのである。上塗り層の塗膜に十分な透湿性が
確保できなければ、上述のような下塗り層、中塗り層の
組み合わせによる作用を発揮させることができず、結
局、塗装鋼板の傷部耐食性、耐フラワーリング性向上の
効果は得られないからである。また、上塗り層にアクリ
ル変性フッ化ビニリデン樹脂系塗料を用いることによ
り、優れた塗膜の密着性、加工性を得ることができるも
のである。アクリル変性フッ化ビニリデンは、上塗り層
においては、アクリル樹脂とフッ化ビニリデン樹脂の混
合比率は1.5:8.5〜6:4が好ましい。
【0022】このようなアクリル変性フッ化ビニリデン
樹脂系上塗り層に配合する艶消し剤には、シリカ、ホワ
イトカーボン、タルクなどがあり、いずれも使用でき
る。本発明においては艶消し剤の配合は上塗り層の塗膜
をポーラスにして塗膜の透湿性を上げる点でも重要であ
る。塗膜の透湿性の向上という点からすると、艶消し剤
としてはシリカ微粉末、球状シリカ微粒子が好ましく、
その平均粒子径は1〜8μ、配合量は上塗り層のフッ素
系樹脂100部に対して2〜10部が好ましい。より好
ましくは平均粒子径2μ、配合量フッ素樹脂100部に
対して2〜8部である。
【0023】以上のように本発明は、ガラスビーズをシ
ラン系カツプリング剤で処理して3コートフッ素樹脂系
塗装鋼板の中塗塗料中に配合して塗装することによっ
て、標準的な2コート2ベーク塗装鋼板、3コート3ベ
ーク塗装鋼板に比ベて水分の透過率が低過ぎず、また塗
膜の内部応力を適度に低く押さえることが出来るもので
ある。
【0024】前記の特公昭60−7946号「高耐久性
塗装鋼板の製造方法」や特開昭61−237636号
「塗装鋼板」などのように、ガラス繊維や薄片状ガラス
を添加配合した塗膜の塗装鋼板は、塗膜硬度は高いが、
水分の透過性が低く、内部応力も高いので、傷付き部の
耐食性が得られず、傷部が集中的に腐食して円形の傷が
発生するフラワーリング現象が避けられない。因に従来
のフッ素樹脂系塗装鋼板の塗膜の透湿性(水分透過性、
g/m2 .day)、内部応力(Кg/cm2 )は表2
の比較例に示す通りである。
【0025】
【実施例】以下、本発明実施例を比較例とともに説明す
る。
【0026】実施例1 JIS G 3302の溶融亜鉛めっき鋼板の板厚み
0.35mm、亜鉛の付着量Z27の素材に関西ペイン
ト株式会社製の塗布型クロメート(商品名:コスマー1
50)をロールで塗装して100℃の熱風乾燥炉で乾燥
することによつてクロメート系前処理を施し、この表面
に大日本インキ化学工業株式会社製のストロンチウムク
ロメート系防錆顔料入りエポキシ樹脂系塗料(商品名:
FG64P)を乾燥塗膜の厚みが5μになるように塗装
して、素材の最高板温度180℃、乾燥時間45秒の条
件で乾燥し下塗塗膜とした。
【0027】次いでこの塗膜の上に、平均粒径が20μ
の表面にシラン系カツプリング処理したガラスビーズを
大日本インキ化学工業株式会社製のアクリル変性フッ化
ビニリデン系塗料(商品名:フロロポン)に15重量%
混合分散して配合した中塗塗料を乾燥塗膜厚みが15μ
となるように塗装して、素材の最高板温度が210℃、
乾燥時間が60秒の条件で乾燥し、中塗塗膜を形成し
た。
【0028】さらにこの中塗塗膜の上に、上塗塗料とし
て、ガラス繊維等の骨材の配合されていない大日本イン
キ化学工業株式会社製アクリル変性フッ化ビニリデン系
茶色塗料(商品名:フロロポン)を乾燥塗膜の厚みが1
0μとなるように塗装して、素材の最高板温度が250
℃、乾燥時間が60秒の条件で乾燥し、上塗塗膜を形成
し、フッ素樹脂系塗装亜鉛めっき鋼板を製造した。
【0029】実施例2 JIS G 3302の溶融亜鉛めっき鋼板の板厚み
0.35mm、亜鉛の付着量Z27の素材に関西ペイン
ト株式会社製の塗布型クロメート(商品名:コスマー1
50)をロールで塗装して100℃の熱風乾燥炉で乾燥
することによつてクロメート系前処理を施し、この表面
に大日本インキ化学工業株式会社製のストロンチウムク
ロメート系防錆顔料入りエポキシ樹脂系塗料(商品名:
FG64P)を乾燥塗膜の厚みが5μになるように塗装
して、素材の最高板温度180℃、乾燥時間45秒の条
件で乾燥し下塗塗膜とした。
【0030】次いでこの塗膜の上に、平均粒径が20μ
の表面にシラン系カツプリング処理したガラスビーズを
大日本インキ化学工業株式会社製のアクリル変性フッ化
ビニリデン樹脂系塗料(商品名:フロロポン)に15重
量%混合分散して配合した中塗塗料を乾燥塗膜厚みが1
5μとなるように塗装して、素材の最高板温度が210
℃、乾燥時間が60秒の条件で乾燥し、中塗塗膜を形成
した。
【0031】さらにこの中塗塗膜の上に、上塗塗料とし
て、ガラス繊維等の骨材の配合されていない大日本イン
キ化学工業株式会社製アクリル変性フッ化ビニリデン樹
脂系茶色塗料(商品名:フロロポン)に平均粒子径2μ
のシリカ微粉をアクリル変性フッ化ビニリデン樹脂10
0部に対して3部添加混合分散し、乾燥塗膜の厚みが1
0μとなるように塗装して、素材の最高板温度が250
℃、乾燥時間が60秒の条件で乾燥し、上塗塗膜を形成
し、フッ素樹脂系塗装亜鉛めっき鋼板を製造した。
【0032】比較例1 中塗塗料として、平均直径10μ、平均長さ35μのガ
ラス繊維であってチタネート系カツプリング処理をした
後にシラン系カツプリング処理したものを大日本インキ
化学工業株式会社製のアクリル変性フツ化ビニリデン系
塗料(商品名:フロロポン)に15重量%添加分散して
配合したものを使用した以外は実施例2と同様にして、
フッ素樹脂系塗装鋼板を製造した。
【0033】比較例2 中塗塗料としてガラスビーズを配合しない大日本インキ
化学工業株式会社製アクリル変性フッ化ビニリデン樹脂
系塗料(商品名:フロロポン)を使用する以外は実施例
1と同様にしてフツ素樹脂系塗装亜鉛めっき鋼板を製造
した。
【0034】比較例3 中塗塗料としてガラスビーズを配合しない大日本インキ
化学工業株式会社製アクリル変性フッ化ビニリデン樹脂
系塗料(商品名:フロロポン)を使用して乾燥塗膜の厚
みが10μとなるように塗装して、素材の最高板温度が
210゜C、乾燥時間60秒の条件で乾燥し、中塗塗膜
を形成し、さらにこの上に上塗塗料として平均粒径30
μのアクリル樹脂により表面処理を行なった鱗片状アル
ミ粉を大日本インキ化学工業株式会社製のアクリル変性
フツ化ビニリデン系塗料(商品名:フロロポン)に15
重量%混合分散して配合したものを乾燥塗膜の厚みが1
5μとなるように塗装して、素材の最高板温度が250
℃、乾燥時間が60秒の条件で乾燥し、上塗塗膜を形成
した以外は実施例1と同様にして、メタリツク調のフッ
素樹脂系塗装鋼板を製造した。
【0035】比較例4 中塗塗料としてガラスビーズを配合しない大日本インキ
化学工業株式会社製アクリル変性フッ化ビニリデン樹脂
系塗料(商品名:フロロポン)を使用して乾燥塗膜の厚
みが10μとなるように塗装して、素材の最高板温度が
210゜C、乾燥時間60秒の条件で乾燥し、中塗塗膜
を形成し、さらにこの上に上塗塗料として、平均直径1
0μ、平均長さ35μのガラス繊維であってチタネート
系カツプリング処理をした後にシラン系カツプリング処
理したものを大日本インキ化学工業株式会社製のアクリ
ル変性フツ化ビニリデン系塗料(商品名:フロロポン)
に15重量%添加分散して配合し、乾燥塗膜厚みが22
μとなるように塗装して、素材の最高板温度が250
℃、乾燥時間が60秒の条件で乾燥し、上塗塗膜を形成
した以外は実施例1と同様にして、フッ素樹脂系塗装鋼
板を製造した。
【0036】比較例5 中塗塗料を使用せず、上塗塗料として、平均直径10
μ、平均長さ35μのガラス繊維であってチタネート系
カツプリング処理をした後にシラン系カツプリング処理
したものを大日本インキ化学工業株式会社製のアクリル
変性フツ化ビニリデン系塗料(商品名:フロロポン)に
15重量%添加分散し配合し、乾燥塗膜厚みが22μと
なるように塗装して、素材の最高板温度が250℃、乾
燥時間が60秒の条件で乾燥し、上塗塗膜を形成した以
外は実施例1と同様にして、フッ素樹脂系塗装鋼板を製
造した。
【0037】比較例6 中塗塗料を使用せず、上塗塗料として、平均粒径が20
μの表面にシラン系カツプリング処理したガラスビーズ
を大日本インキ化学工業株式会社製のアクリル変性フッ
化ビニリデン系塗料(商品名:フロロポン)に15重量
%混合分散して配合したものを使用し、乾燥塗膜厚みが
22μとなるように塗装して、素材の最高板温度が25
0℃、乾燥時間が60秒の条件で乾燥し、上塗塗膜を形
成した以外は実施例1と同様にして、フッ素樹脂系塗装
鋼板を製造した。
【0038】比較例7 中塗塗料を使用せず、上塗塗料の乾燥塗膜厚みを22μ
となるように塗装した以外は実施例1と同様にしてフッ
素樹脂系塗装亜鉛めっき鋼板を得た。
【0039】比較例8 中塗り塗料を使用せず、実施例2の上塗り塗料の乾燥塗
膜厚みを22μとなるように塗装した以外は実施例2と
同様にしてフッ素樹脂系塗装亜鉛メッキ鋼板を得た。
【0040】比較例9 下塗塗膜の乾燥条件を、素材の最高板温度190℃、乾
燥時間25秒の条件とし、中塗塗料を使用せず、上塗塗
料に、艶消し剤として平均粒子径2μのシリカ微粉を日
本ペイント株式会社製のメラミン変性ポリエステル(商
品名:F38)に6重量%添加分散したものを用いて、
乾燥塗膜厚が15μとなるように塗装して、素材の最高
板温度が220℃、乾燥時間が30秒の条件で乾燥し、
上塗塗膜を形成した以外は実施例1と同様にして、塗装
亜鉛めっき鋼板を製造した。
【0041】上記実施例1、2と比較例1〜9につい
て、素材、化成処理、下塗、中塗、上塗等の種類を整理
して表1に示す。また実施例と比較例1〜9について、
各塗装鋼板の塗膜の性能をテストした。その結果を表2
に示す。
【0042】以下に試験方法、試験条件、評価基準につ
いて説明する。
【0043】透湿率の測定はJIS Z−0208(カ
ップ法)によった。ただし温度は50℃、相対湿度は9
8%で行った。
【0044】初期および二次内部応力の測定は井上の方
法(工業化学雑誌〔46〕2p148〜151)によっ
た。二次内部応力については紫外線照射1週間後に測定
を行った。
【0045】フラワーリングの評価は、NTカッター
(事務用カッター)で塗膜表面を引っかき、実暴露試験
の5年経過後に傷つき部からの塗膜のフラワーリングと
赤錆発生の有り無しと赤錆の進行で行った。○は赤錆、
フラワーリングの発生がないもの、△は若干の赤錆、フ
ラワーリングの認められるもの、×は傷部全面に赤錆と
フラワーリングの認められるものである。
【0046】耐食性は塩水噴霧試験3000時間によ
り、平面部における、ふくれの発生がない場合○、若干
ふくれがある場合を△、著しいふくれの発生している場
合を×で評価して、クロスカット部についてはふくれの
発生幅をmm数で表し、加工部については2T加工部に
おける錆の発生していないものを○、若干の錆の発生し
ているものを△、著しい錆の発生しているものを×で評
価した。
【0047】耐傷付き性は鉛筆硬度試験、コインスクラ
ッチ試験で行った。鉛筆硬度試験はJIS D−020
2に基づいて行い、コインスクラッチ試験はコインにて
塗膜を引っかき、上塗り塗膜の剥離のないものを○、上
塗りが剥離して中塗りの露出が認められるものを△、素
材の露出が認められるものを×で評価した。
【0048】加工性試験における万力0T、2T、4T
は0.35mmの溶融亜鉛メッキ鋼板を使用した実施
例、比較例の塗装鋼板を使用して万力にて180度折曲
げし、0T、2T、4Tそれぞれの場合の加工部の塗膜
クラックおよび塗膜の剥離の有り無しを評価した。評価
基準は5はクラック無し、4はクラックは有るが塗膜剥
離無し、3は30%未満の塗膜剥離、2は30%以上7
0%未満の塗膜剥離、1は70%以上の塗膜剥離で有
る。/の下の評価はセロテープでの強制剥離の前後の評
価で有る。
【0049】耐薬品性は塗膜表面を薬品に500時間浸
漬して塗膜表面に変化のないものを○、一部塗膜の表面
にふくれの認められるものを△、全面にふくれの認めら
れるものを×で評価した。
【0050】耐候性についてはEMMAQUA試験で1
00万ラングレー経過後で塗膜の変退色/光沢保持率に
付いて評価した。
【0051】
【表1】
【0052】
【表2】
【0053】表2に示す結果から明らかなように、本実
施例のフッ素樹脂系塗料を使用した塗装鋼板は、比較例
2、比較例7のような従来の標準的なフッ素樹脂塗装鋼
板と比較して、塗膜の透湿率が高く、内部応力が低いの
で、傷付き部耐食性に優れ、塗膜に傷が入っても局部的
な赤錆が発生しない。また比較例4、比較例5のように
ガラス繊維や箔片状ガラスを配合したものは塗膜の透湿
率が低く、傷が発生すると標準的なフッ素樹脂塗装鋼板
と同様に傷部からの局部的な錆の進行から赤錆の発生に
いたる。
【0054】このような本発明塗装鋼板は、上塗りにア
クリル変性フッ素樹脂そのものを使用しているのでフッ
素樹脂本来の特性である耐候性、加工性を生かすことが
できる。塗膜硬度がガラス繊維を添加したものに比べて
やや低くなっているが、比較例2、比較例7と比べても
傷が付きにくくなっている。塗装鋼板が建材用として使
用される場合に、その取扱い、成形加工、施工環境から
全く傷をつけないということは不可能であり、本発明フ
ッ素樹脂塗装鋼板によれば、傷が入っても、その傷部に
おける短期間での局部的腐食の発生が防止できることが
わかる。
【0055】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、フッ素
樹脂系塗装鋼板において、塗膜の透湿性と内部応力を適
度に調整することができ、傷付き部から短期間で赤錆の
発生しない傷部耐食性に優れ、加工性も満足し、勿論塗
膜の強度と硬度、密着性、耐候性、耐摩耗性および耐食
性にも優れたフッ素樹脂系塗装鋼板を得ることができ、
その産業上の効果は極めて大きいものである。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年2月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来技術および発明が解決しようとする課題】塗装鋼
板は、JIS G 3302溶融亜鉛めっき鋼板、JI
S G 3313電気亜鉛めっき鋼板、JIS G 3
317 5%Al−Zn溶融亜鉛めっき鋼板、55%A
l−Zn溶融亜鉛めっき鋼板などの各種鋼板に表面処理
をした後で、各種塗料をロールコーターなどにより連続
的に塗装して耐候性、耐食性、耐薬品性、耐汚染性、加
工性や意匠性などを付与するので品質が安定して、均一
であり、しかもこの塗装鋼板を使用することにより加工
あるいは施工後の塗装工程が不用であるために、建材
用、家電用、事務機器用などの素材としてその用途が拡
大している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 27/18 Z 6122−4F 27/20 A 6122−4F Z 6122−4F 27/30 D 8115−4F 27/38 C09D 127/12 9166−4J 127/24 9166−4J 163/00 8830−4J // B32B 15/08 G 7148−4F

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼板表面に、最下層に化成処理層、そ
    の上にストロンチウムクロメートを主成分とする防錆顔
    料を含有するエポキシ樹脂系下塗り層、その上にシラン
    系カップリング剤で表面処理したガラスビーズを分散配
    合したフッ素樹脂系中塗り層、さらにその上にアクリル
    変性フッ化ビニリデン樹脂系上塗り層、を有することを
    特徴とする傷部耐食性・加工性を兼ね備えた高耐久性塗
    装鋼板。
  2. 【請求項2】 アクリル変性フッ化ビニリデン樹脂系
    上塗り層に艶消し剤を配合したことを特徴とする請求項
    1記載の高耐久性塗装鋼板。
  3. 【請求項3】 アクリル変性フッ化ビニリデン樹脂系
    上塗り層の艶消し剤の含有量が、フッ素系樹脂100部
    に対して艶消し剤2〜10部であることを特徴とする請
    求項2に記載の高耐久性塗装鋼板。
  4. 【請求項4】 アクリル変性フッ化ビニリデン樹脂系
    上塗り層の艶消し剤がシリカ微粉であることを特徴とす
    る請求項2又は3のいずれかに記載の高耐久性塗装鋼
    板。
  5. 【請求項5】 フッ素樹脂系中塗り層に分散配合した
    ガラスビーズの直径が1〜40μであることを特徴とす
    る請求項1乃至4のいずれかに記載の高耐久性塗装鋼
    板。
  6. 【請求項6】 フッ素樹脂系中塗り層へのガラスビー
    ズの配合量がl〜30重量%であることを特徴とする請
    求項1乃至5のいずれかに記載の高耐久性塗装鋼板。
  7. 【請求項7】 鋼板表面に化成処理を施した後、その
    上に下塗としてストロンチウムクロメートを主成分とす
    る防錆顔料を配合したエポキシ樹脂系塗料を塗布乾燥
    し、次いでその上に中塗としてシラン系カップリング剤
    で表面処理したガラスビーズを添加したフッ素樹脂系塗
    料を塗布乾燥し、さらにその上に上塗としてアクリル変
    性フッ化ビニリデン樹脂系塗料を塗布乾燥することを特
    徴とする傷部耐食性・加工性を兼ね備えた高耐久性塗装
    鋼板の製造方法。
JP02661192A 1992-02-13 1992-02-13 傷部耐食性・加工性を兼ね備えた高耐久性塗装鋼板及びその製造方法 Expired - Lifetime JP3293870B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02661192A JP3293870B2 (ja) 1992-02-13 1992-02-13 傷部耐食性・加工性を兼ね備えた高耐久性塗装鋼板及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02661192A JP3293870B2 (ja) 1992-02-13 1992-02-13 傷部耐食性・加工性を兼ね備えた高耐久性塗装鋼板及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05220449A true JPH05220449A (ja) 1993-08-31
JP3293870B2 JP3293870B2 (ja) 2002-06-17

Family

ID=12198297

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP02661192A Expired - Lifetime JP3293870B2 (ja) 1992-02-13 1992-02-13 傷部耐食性・加工性を兼ね備えた高耐久性塗装鋼板及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3293870B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0812890A2 (en) * 1996-06-10 1997-12-17 Ausimont S.p.A. Perfluoropolyether coil coating compositions
WO2015181863A1 (ja) * 2014-05-29 2015-12-03 日新製鋼株式会社 塗装金属板、その製造方法および外装建材
WO2015181864A1 (ja) * 2014-05-29 2015-12-03 日新製鋼株式会社 塗装金属板、その製造方法および外装建材
WO2016024305A1 (ja) * 2014-08-12 2016-02-18 日新製鋼株式会社 塗装金属板、その製造方法および外装建材
WO2016024306A1 (ja) * 2014-08-12 2016-02-18 日新製鋼株式会社 塗装金属板、その製造方法および外装建材
JP2016040117A (ja) * 2015-03-10 2016-03-24 日新製鋼株式会社 塗装金属板および外装建材
JP2016040118A (ja) * 2015-03-10 2016-03-24 日新製鋼株式会社 塗装金属板および外装建材
WO2018104293A1 (en) * 2016-12-07 2018-06-14 Evonik Röhm Gmbh Extruded matt foil with improved mechanical properties and a high weathering resistance
KR20200025830A (ko) * 2018-08-31 2020-03-10 주식회사 포스코 Mg 함유 아연도금강판의 표면처리용 조성물 및 이를 이용하여 표면처리된 Mg 함유 아연도금강판
TWI691401B (zh) * 2018-04-16 2020-04-21 德商羅姆有限公司 具有經改良機械性能和高耐候性之擠製無光澤箔

Cited By (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0812890A2 (en) * 1996-06-10 1997-12-17 Ausimont S.p.A. Perfluoropolyether coil coating compositions
EP0812890A3 (en) * 1996-06-10 1998-11-18 Ausimont S.p.A. Perfluoropolyether coil coating compositions
CN106536836B (zh) * 2014-05-29 2019-11-01 日新制钢株式会社 外装建材及其制造方法
WO2015181864A1 (ja) * 2014-05-29 2015-12-03 日新製鋼株式会社 塗装金属板、その製造方法および外装建材
JP2016005885A (ja) * 2014-05-29 2016-01-14 日新製鋼株式会社 塗装金属板および外装建材
JP2016005884A (ja) * 2014-05-29 2016-01-14 日新製鋼株式会社 塗装金属板および外装建材
WO2015181863A1 (ja) * 2014-05-29 2015-12-03 日新製鋼株式会社 塗装金属板、その製造方法および外装建材
US10378111B2 (en) 2014-05-29 2019-08-13 Nippon Steel Nisshin Co., Ltd. Coated metal sheet, method for manufacturing same, and exterior building material
US10174426B2 (en) 2014-05-29 2019-01-08 Nisshin Steel Co., Ltd. Coated metal sheet, method for manufacturing same, and exterior building material
TWI633998B (zh) * 2014-05-29 2018-09-01 日商日新製鋼股份有限公司 Method for manufacturing coated metal sheets and exterior building materials
CN106536836A (zh) * 2014-05-29 2017-03-22 日新制钢株式会社 涂装金属板及其制造方法、以及外装建材
CN106660320A (zh) * 2014-05-29 2017-05-10 日新制钢株式会社 涂装金属板及其制造方法、以及外装建材
RU2660877C2 (ru) * 2014-05-29 2018-07-10 Ниссин Стил Ко., Лтд. Покрытый металлический лист, способ производства, а также конструкционный материал для наружного использования
RU2660118C2 (ru) * 2014-05-29 2018-07-05 Ниссин Стил Ко., Лтд. Покрытый металлический лист, способ его производства, а также конструкционный материал для наружного использования
WO2016024305A1 (ja) * 2014-08-12 2016-02-18 日新製鋼株式会社 塗装金属板、その製造方法および外装建材
CN107073896A (zh) * 2014-08-12 2017-08-18 日新制钢株式会社 涂装金属板及其制造方法、以及外装建材
CN106715119A (zh) * 2014-08-12 2017-05-24 日新制钢株式会社 涂装金属板及其制造方法、以及外装建材
RU2665518C1 (ru) * 2014-08-12 2018-08-30 Ниссин Стил Ко., Лтд. Металлический лист с покрытием, способ его производства, а также наружный строительный материал
RU2666413C1 (ru) * 2014-08-12 2018-09-07 Ниссин Стил Ко., Лтд. Покрытый металлический лист, способ его производства, а также конструкционный материал для наружного использования
CN107073896B (zh) * 2014-08-12 2019-12-31 日新制钢株式会社 外装建材及其制造方法
US10370554B2 (en) 2014-08-12 2019-08-06 Nisshin Steel Co., Ltd. Coated metal sheet, method for producing same, and exterior building material
WO2016024306A1 (ja) * 2014-08-12 2016-02-18 日新製鋼株式会社 塗装金属板、その製造方法および外装建材
JP2016040118A (ja) * 2015-03-10 2016-03-24 日新製鋼株式会社 塗装金属板および外装建材
JP2016040117A (ja) * 2015-03-10 2016-03-24 日新製鋼株式会社 塗装金属板および外装建材
WO2018104293A1 (en) * 2016-12-07 2018-06-14 Evonik Röhm Gmbh Extruded matt foil with improved mechanical properties and a high weathering resistance
KR20190085155A (ko) * 2016-12-07 2019-07-17 에보니크 룀 게엠베하 개선된 기계적 특성 및 높은 내후성을 갖는 압출 무광 호일
US10611130B2 (en) 2016-12-07 2020-04-07 Röhm Gmbh Extruded matt foil with improved mechanical properties and a high weathering resistance
TWI691401B (zh) * 2018-04-16 2020-04-21 德商羅姆有限公司 具有經改良機械性能和高耐候性之擠製無光澤箔
KR20200025830A (ko) * 2018-08-31 2020-03-10 주식회사 포스코 Mg 함유 아연도금강판의 표면처리용 조성물 및 이를 이용하여 표면처리된 Mg 함유 아연도금강판

Also Published As

Publication number Publication date
JP3293870B2 (ja) 2002-06-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100832147B1 (ko) 고내식성 아연계 합금 도금 강재용 도료와 그 도료로 형성한 피막이 있는 강제 구조물
JPH0374908B2 (ja)
JP3293870B2 (ja) 傷部耐食性・加工性を兼ね備えた高耐久性塗装鋼板及びその製造方法
JP3950370B2 (ja) プレス成形性に優れるプレコート金属板及びその製造方法
JP4208050B2 (ja) 粉体塗料組成物、防錆塗膜を塗装する方法、自動車用鋼材
JPH0688371B2 (ja) 耐久性塗装金属板
JP4598703B2 (ja) クロムフリープレコート鋼板
JP3123380B2 (ja) 耐摩耗性に優れた塗料組成物および塗装金属板
JP2006263597A (ja) プレコート鋼板の切断端面防食方法
JP4246689B2 (ja) 耐食性に優れるプレコート金属板
JPH11156999A (ja) 耐塗膜かじり性に優れた艶消し塗装金属板
JPWO2005056883A1 (ja) 耐食性に優れた亜鉛系合金電気めっき皮膜およびこれを用いためっき金属材
JPH11129388A (ja) 耐傷付き性、加工性及び耐久性に優れたプレコート金属板及びその製造方法
JP4620949B2 (ja) 耐汚染性と耐溶剤性に優れるプレコート金属板
JP3757744B2 (ja) 意匠性と耐磨耗性とに優れた塗装金属板
JP3000619B2 (ja) 金属板用塗料
JPH0938569A (ja) 耐疵性および耐食性に優れた亜鉛・樹脂系表面処理鋼板
JPH04173876A (ja) 塗料組成物及び塗膜形成方法
JP2000017223A (ja) フッ素樹脂系塗料及び塗装金属板
JPH07171497A (ja) 耐食性に優れたプレコート鋼板
JP3230439B2 (ja) 加工性と耐摩耗性に優れた塗料組成物および塗装金属板
JPH0819756A (ja) 耐候性と加工性に優れた塗装金属材料
JP3319385B2 (ja) 加工性、耐傷つき性及び耐食性に優れた塗装亜鉛めっき鋼板及びその製造方法
JPH07233337A (ja) 塗料組成物
JPH07126826A (ja) 重量シャッター用プレコート塗装鋼板

Legal Events

Date Code Title Description
S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080405

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090405

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 8

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100405

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 8

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100405

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100405

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110405

Year of fee payment: 9

EXPY Cancellation because of completion of term